JPH0940841A - 摺動性樹脂組成物 - Google Patents

摺動性樹脂組成物

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JPH0940841A
JPH0940841A JP21113195A JP21113195A JPH0940841A JP H0940841 A JPH0940841 A JP H0940841A JP 21113195 A JP21113195 A JP 21113195A JP 21113195 A JP21113195 A JP 21113195A JP H0940841 A JPH0940841 A JP H0940841A
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JP
Japan
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weight
rubber
styrene
aromatic vinyl
polymer
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JP21113195A
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English (en)
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Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
Koichi Saka
弘一 阪
Hajime Sakano
元 阪野
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SUMIKA A B S LATEX KK
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SUMIKA A B S LATEX KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ゴム強化スチレン系樹脂(a)100重量部
に、芳香族ビニル化合物、または芳香族ビニル化合物と
それと共重合可能な他のエチレン系不飽和化合物からな
る重合体100重量部当りシリコンガム0.1〜30重
量部をグラフト重合したシリコンガムグラフト重合体
(b)0.2〜50重量部を配合してなる摺動性樹脂組
成物。 【効果】 本発明の組成物は、機械的強度、加工性など
の一般物性はもちろんのこと、表面外観ならびに摺動性
に優れ、かつ塩化ビニル製などの他部品と接触した場合
のきしみを発生しないことより、自動車内装部品材料や
事務機内部部品材料として極めて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動性樹脂組成物に関
する。さらに詳しくは、ゴム強化スチレン系樹脂に特定
のグラフト重合体を配合してなる表面外観に優れ、か
つ、接触による軋み音の少ない摺動性樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ABS樹脂、AES樹脂及びAAS樹脂
に代表されるゴム強化スチレン系樹脂は、耐衝撃性、剛
性等の機械的性質や加工性と共に、表面光沢等、成形品
の表面外観に優れており、車両、弱電、事務機器等広範
な用途に使用されている。しかしながら、耐磨耗性が要
求される機構的な箇所での使用や他の樹脂部品との接触
で発生する軋み音が問題となる箇所への応用にあたって
は、ゴム強化スチレン系樹脂が摺動性に劣ることから殆
ど採用されていないのが現状である。
【0003】摺動性付与のため、一般にポリオルガノシ
ロキサンを添加する方法(特公昭60−217254、
特公平6−23291等)が提案されているが、添加さ
れるポリオルガノシロキサンが25℃で液状、かつ、添
加量も珪素分に換算して少量しか含有されておらず、摺
動性の効果発現としては不充分である。また、ポリオル
ガノシロキサンの少量添加は、樹脂部品同士の接触で発
生する軋み音の対策には何の効果も発揮しない。一方、
ポリオルガノシロキサンの添加量を多くすると、フロー
マーク、シルバー、更には層剥離といった致命的な問題
が発生し、樹脂製品としての使用は難しい。また、ゴム
強化スチレン系樹脂にポリオルガノシロキサンを添加
し、耐衝撃性や加工性等を改良する方法(特公平6−2
3294等)も提案されているが、いずれも摺動性を目
的としたものではなく、かかる効果が期待できるもので
もない。以上のごとく、依然としてゴム強化スチレン系
樹脂本来の特長を生かし、摺動性を向上してなる材料は
開発されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明者は、表面外
観に優れ、かつ、軋み音の少ない摺動性ゴム強化スチレ
ン系樹脂について鋭意研究した結果、シリコンガムを芳
香族ビニル化合物系重合体にグラフト重合してなるシリ
コンガムグラフト重合体をゴム強化スチレン系樹脂に特
定量配合することによって、表面外観に優れ、かつ、軋
み音の少ない摺動性樹脂組成物が得られることを見出
し、本発明に到達した。
【0005】
【問題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ゴ
ム強化スチレン系樹脂(a)100重量部に、芳香族ビ
ニル化合物、または芳香族ビニル化合物とそれと共重合
可能な他のエチレン系不飽和化合物からなる重合体10
0重量部当りシリコンガム0.1〜30重量部をグラフ
ト重合したシリコンガムグラフト重合体(b)0.2〜
50重量部を配合してなる表面外観に優れ、軋み音の少
ない摺動性樹脂組成物を提供するものである。以下、本
発明の摺動性樹脂組成物につき詳細に説明する。
【0006】本発明におけるゴム強化スチレン系樹脂と
は、ゴムの存在下に芳香族ビニル化合物、または芳香族
ビニル化合物とこれと共重合可能な他のエチレン系不飽
和化合物を重合して得られるグラフト重合体、又は該グ
ラフト重合体と芳香族ビニル化合物または芳香族ビニル
化合物と共重合可能な他のエチレン系不飽和化合物を共
重合して得られる芳香族ビニル系重合体との混合物であ
る。
【0007】ゴムとしては、ポリブタジエン、ブタジエ
ン−スチレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル
共重合体等のブタジエン系ゴム(1)、エチレンとプロ
ピレン又はブテンからなる二元共重合体(EPR)、エ
チレン、プロピレンまたはブテンおよび非共役ジエン
(エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエンな
ど)からなる三元共重合体(EPDM)などのエチレン
−αオレフィン系ゴム(2)、アルキル基の炭素数が1
〜16のアルキルアクリレート(メチルアクリレート、
エチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ブチルアクリレートなど)の一種又は二種以上、さ
らには必要に応じて他の共重合可能な単量体の一種又は
二種以上を共重合して得られるアクリル系ゴム(3)、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(4)、塩素化ポリエチ
レン(5)等が挙げられ、一種又は二種以上用いること
ができる。
【0008】芳香族ビニル化合物としては、スチレン、
α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、
α−メチルビニルトルエン、ジメチルスチレン、クロル
スチレン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ジブロ
ムスチレン、ビニルナフタレン等が挙げられ、一種又は
二種以上用いることができる。特にスチレン、α−メチ
ルスチレンが好ましい。
【0009】芳香族ビニル化合物と共に用いることので
きる他の共重合可能なエチレン系不飽和化合物として
は、アクリロニリル、メタクリロニトリル、エタクリロ
ニトリル、フマロニトリル等のシアン化ビニル化合物
(1)、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
メチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物
(2)、マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−メ
チルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマ
レイミド化合物(3)、アクリルアミド、メタクリルア
ミド等の不飽和アミド化合物(4)が挙げられ、一種又
は二種以上用いることができる。特にアクリロニトリ
ル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、N−
フェニルマレイミドが好ましい。
【0010】ゴム強化スチレン系樹脂としては具体的に
以下の樹脂が挙げられる。ただし以下の樹脂に限定され
るものではない。ブタジエン系ゴム強化アクリロニトリ
ル−スチレン重合体(ABS)、ブタジエン系ゴム強化
メチルメタクリレート−スチレン重合体(MBS)、エ
チレン−プロピレン系ゴム強化アクリロニトリル−スチ
レン重合体(AEA)、アクリル系ゴム強化アクリロニ
トリル−スチレン重合体(ASA)、塩素化ポリエチレ
ン強化アクリロニトリル−スチレン重合体(ACS)、
ならびにそれらの重合体の一種以上と、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、α−メチルスチレン−アクリロ
ニトリル共重合体、α−メチルスチレン−アクリロニト
リル−メチルメタクリレート共重合体、無水マレイン酸
−スチレン共重合体、N−フェニルマレイミド−スチレ
ン共重合体、α−メチルスチレン−N−フェニルマレイ
ミド−アクリロニトリル共重合体、N−フェニルマレイ
ミド−メチルメタクリレート共重合体又はN−フェニル
マレイミド−メチルメタクリレート−スチレン共重合体
との混合物である。
【0011】上述の各種重合体ならびに共重合体の製造
方法としては、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、
塊状重合法又はこれらを組み合わせた方法が挙げられ
る。
【0012】次に、本発明で用いられるシリコンガムグ
ラフト重合体とは、芳香族ビニル化合物、または芳香族
ビニル化合物とそれと共重合可能な他のエチレン系不飽
和化合物からなる芳香族ビニル系重合体100重量部当
りシリコンガム0.1〜30重量部をグラフト重合した
グラフト重合体である。
【0013】芳香族ビニル系重合体を構成する芳香族ビ
ニル化合物および共重合可能な他のエチレン系不飽和化
合物としては、上述のゴム強化スチレン系樹脂の欄で例
示されたものが挙げられる。芳香族ビニル化合物として
は、スチレンが好ましく、又、共重合可能な他のエチレ
ン系不飽和化合物としては、アクリロニトリル、メタア
クリレート、メチルメタアクリレート、グリシジルメタ
クリレートなどが好ましい。具体的には、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、α−メチル
スチレン−アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチ
レン−アクリロニトリル−メチルメタクリレート共重合
体、グリシジルメタクリレート−アクリロニトリル−ス
チレン共重合体、グリシジルメタクリレート−N−フェ
ニルマレイミド−スチレン共重合体、無水マレイン酸−
スチレン共重合体、N−フェニルマレイミド−スチレン
共重合体、α−メチルスチレン−N−フェニルマレイミ
ド−アクリロニトリル共重合体、N−フェニルマレイミ
ド−メチルメタクリレート共重合体又はN−フェニルマ
レイミド−メチルメタクリレート−スチレン共重合体お
よびそれらの混合物である。
【0014】芳香族ビニル系重合体の組成、構成および
その製法には特に制限はないが、芳香族ビニル化合物3
0〜100重量%、共重合可能な他のエチレン系不飽和
化合物0〜70重量%、特に芳香族ビニル化合物50〜
70重量%、共重合可能な他のエチレン系不飽和化合物
30〜50重量%が好ましい。また、芳香族ビニル系重
合体の固有粘度(ジメチルホルムアミド、30℃)にも
特に制限はないが、0.35〜1.3であることが好ま
しい。0.35未満では衝撃強度等の機械的性質が劣る
傾向にあり、一方1.3を超すと、組成物の加工性が劣
り、良好な表面外観を得ることが困難になる。
【0015】シリコンガムとしては、1)ジメチルポリ
シロキサンの高分子量体、2)ジメチルポリシロキサン
の高分子量体の側鎖にアミノ基、エポキシ基等の官能基
を有するゲル状のもの、または3)末端基に同じくアミ
ノ基、エポキシ基等の官能基を有するもの、更には、
4)水酸基を有するシラノール(R−Si−OH)ある
いは、5)酸素と結びついたシロキサン(R−Si−
O)等が挙げられる。
【0016】シリコンガムは、ジメチルシラノール等を
加熱により脱水し、縮合融合によって線状ポリマーを得
る方法、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタ
エチルシクロテトラシロキサンなどを過酸化物の存在下
に重合する方法、ジメチルシリコン、メチルフェニルシ
リコン或いはメチルビニルシリコン等を重合し、高粘性
体を得る方法などにより製造することができる。
【0017】シリコンガムは、ゴム状の超高粘性体であ
る。シリコン油として用いられる様な5000〜100
00センチストークスの低粘度、即ち低重合度のポリマ
ーではない。シリコンガムの粘度には特に限定はない
が、好ましくは、23℃で50万センチストークス以
上、特に好ましくは100万以上である。50万センチ
ストークス未満では摺動性向上やきしみ音低減効果に劣
り、また。芳香族ビニル系重合体へのグラフト率が不十
分で、物性、外観の面で良好な組成物を得ることができ
ない。さらに、シリコンゴムの様な架橋構造を含み、か
つゴム弾性が著しいポリマーあるいは溶融が困難な超高
分子量のポリマーでは、芳香族ビニル系重合体へのグラ
フト率が不十分で、得られたグラフトポリマーとゴム強
化スチレン系樹脂の相溶性が悪く、物性、外観の面で良
好な組成物を得ることができない。
【0018】本発明においては、シリコンガムが芳香族
ビニル系重合体にグラフト重合していることが重要であ
る。シリコンガムをグラフト重合せず、単体でゴム強化
スチレン系樹脂に混合しても、分散が悪く、筋状のスト
リークが成形品に見られ、良好な表面外観を得ることは
できない。重合に際しては、上述の側鎖、又は末端にあ
る官能基が有効に働き、芳香族ビニル化合物系重合体に
確実にグラフト重合される。シリコンガムを芳香族ビニ
ル系重合体にグラフト重合する方法としては、例えば、
芳香族ビニル系重合体を押出機のホッパーに投入し、溶
融状態下で、途中から重合開始剤と共にシリコンガムを
投入することによってシリコンガムグラフト重合体を得
ることが出来る。
【0019】シリコンガムグラフト重合体中のシリコン
ガム量は、芳香族ビニル系重合体100重量部当り、
0.3〜50重量部、好ましくは1.0〜30重量部で
ある。シリコンガム量が0.3重量部未満では摺動性向
上の効果が発揮されず、又50重量部を超すとゴム強化
スチレン系樹脂との混合が難しく、得られた製品の摺動
性は良好であるが表面外観が著しく劣り、フローマーク
や層剥離が発生し、実用に耐える製品を得ることができ
ない。
【0020】シリコンガムグラフト重合体の添加量は、
ゴム強化スチレン系樹脂100重量部に対して0.2〜
50重量部、好ましくは1.0〜40重量部である。シ
リコンガムグラフト体の添加量が0.2重量部未満で
は、摺動性向上や軋み音低減に関して全く効果が無く、
又50重量部を超すとゴム強化スチレン系樹脂と混合す
ることが難しく、得られた混合物も成形するとシルバー
やフローマークが発生し、良好な外観を有する製品を得
ることは出来ない。
【0021】ゴム強化スチレン系樹脂とシリコンガムグ
ラフト体との混合は、バンバリーミキサー、ニーダー或
いは一軸もしくは二軸押出機の溶融混練機にて混合し、
均一な組成物を得ることができる。
【0022】なお、本発明の組成物に対し、必要に応じ
て酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、帯
電防止剤、無機および有機系着色剤、発泡剤、無機およ
び有機系着色剤、発泡剤、無機および有機系充填剤など
を添加することができる。
【0023】以下に実施例によって本発明の組成物をよ
り詳細に説明するが、本発明はそれらによって何ら制限
されるものではない。
【0024】〔参考例1〕シリコンガム(23℃の粘度
が100万センチストークスポリジメチルシロキサン)
とグリシジルメタクリレート−アクリロニトリル−スチ
レン共重合体(グリシジルメタクリレート5重量%、ス
チレン65重量%、アクリロニトリル30重量%を乳化
重合法で重合した固有粘度0.55)とを二軸押出機を
用いて反応混練させた。 シリコンガムと共重合体の配
合比率を変え、組成比の異なるシリコンガムグラフト重
合体3種を得た。 グラフトA:共重合体100重量部、ポリジメチルシロ
キサン30重量部 グラフトY:共重合体100重量部、ポリジメチルシロ
キサン60重量部 グラフトZ:共重合体100重量部、ポリジメチルシロ
キサン0.1重量部
【0025】〔参考例2〕シリコンガム(23℃の粘度
が100万センチストークス以上のメチルビニルシリコ
ンの生ゴム)とアクリロニトリル−スチレン共重合体
(スチレン70重量%、アクリロニトリル30重量%を
塊状重合法で重合した固有粘度0.58)および少量の
過酸化物とを二軸押出機を用いて反応混練させ、共重合
体100重量部当りシリコンガム35重量部がグラフト
してなるシリコンガムグラフト重合体(グラフトB)を
得た。
【0026】実施例および比較例 参考例1および2で得られたシリコンガムグラフト重合
体(A、Y、X、B)、参考例1、2で用いられたシリ
コンガムまたはシリコン油(23℃、6000センチス
トークス)をABS樹脂(ポリブタジエン40重量%、
スチレン45重量%、アクリロニトリル15重量%から
なるグラフト重合体40重量%とスチレン73重量%、
アクリロニトリル27重量%からなる共重合体60重量
%との混合物)と溶融混練して各種組成物を得た。配合
組成ならびに得られた組成物の性能を表1および表2に
示す。評価方法は以下のとおり。
【0027】耐衝撃性:ASTM D−256に準拠。
23℃、4/1インチ厚、ノッチ付アイゾット衝撃強
度。「Kg/cm/cm」
【0028】加工性:ASTM D−1238に準拠。
220℃、10Kg。「g/10分」
【0029】摺動性:組成物より90X90X3mmの
試験片を成形。成形品中心部より41mmの地点に直径
11mmの鋼球を載せ、荷重200gにて磨耗テスト
(72回転/分、70分間)を実施。磨耗テスト終了後
の磨耗量「mg」、きずの深さ「μ」、幅「μ」を測
定。
【0030】きしみ音:組成物より150X120X3
mmの試験片を成形し、軟質塩化ビニル成形品の側面
(30X50mm)とを手で擦り合わせ、その時に生じ
る軋み音の有無を評価。「有/無」
【0031】外観:組成物より150X120の三段厚
み(3、2、1mm)試験片を成形し、成形品表面を肉
眼で観察、フローマークの有無を評価。「無−良好/有
−不良」
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明の組成物は、機械的強度、加工性
などの一般物性はもちろんのこと、表面外観ならびに摺
動性に優れ、かつ塩化ビニル製などの他部品と接触した
場合のきしみを発生しないことより、自動車内装部品材
料や事務機内部部品材料として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム強化スチレン系樹脂(a)100重量
    部に、芳香族ビニル化合物、または芳香族ビニル化合物
    とそれと共重合可能な他のエチレン系不飽和化合物から
    なる重合体100重量部当りシリコンガム0.3〜50
    重量部をグラフト重合したシリコンガムグラフト重合体
    (b)0.2〜50重量部を配合したことを特徴とする
    摺動性樹脂組成物。
JP21113195A 1995-07-26 1995-07-26 摺動性樹脂組成物 Pending JPH0940841A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077275A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Techno Polymer Co Ltd 軋み音を低減した熱可塑性樹脂組成物製接触用部品
JP2014098173A (ja) * 2014-03-07 2014-05-29 Techno Polymer Co Ltd 軋み音を低減した熱可塑性樹脂組成物製接触用部品
JP2015110810A (ja) * 2015-03-24 2015-06-18 テクノポリマー株式会社 熱可塑性樹脂組成物及び成形品
JP2015120937A (ja) * 2015-04-01 2015-07-02 テクノポリマー株式会社 熱可塑性樹脂組成物及び成形品
JP2015157950A (ja) * 2015-04-01 2015-09-03 テクノポリマー株式会社 熱可塑性樹脂組成物及び成形品

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