JPH0938595A - 洗浄方法及びその装置 - Google Patents

洗浄方法及びその装置

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JPH0938595A
JPH0938595A JP8148606A JP14860696A JPH0938595A JP H0938595 A JPH0938595 A JP H0938595A JP 8148606 A JP8148606 A JP 8148606A JP 14860696 A JP14860696 A JP 14860696A JP H0938595 A JPH0938595 A JP H0938595A
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Kinya Ueno
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Tokyo Electron Kyushu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハの表面に対して例えばフッ酸処
理を行った後純水で洗浄(リンス)するにあたり、水、
空気中の酸素、シリコンの反応による反応物の析出を抑
え、パーティクルの発生を低減すること。 【構成】 ウエハWを回転載置部3に保持して80rp
mで回転させ、先ずノズル6からフッ酸溶液60をウエ
ハW表面に供給し、次いでノズル7からウエハW表面に
純水70を供給して洗浄し、純水70の供給停止の直前
からイソプロピルアルコール(IPA)80を供給す
る。IPA80は純水70に溶解して、純水70がIP
A80により、マランゴニ−効果と回転による遠心力に
よって押し出されて完全に置換され、これにより純水7
0が除去される。この後回転数を300rpmで1秒
間、次いで2000rpmで4秒間、最後に4000r
pmで15秒間回転させてスピン乾燥を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板を洗浄
する洗浄方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体ウエハ(以下「ウエハ」と
いう)や液晶ディスプレイ(LCD)基板の製造工程で
は、被処理基板の表面に付着したパーティクルや、大気
との接触により形成された自然酸化膜を除去するために
洗浄工程が行われる。被処理基板を洗浄する装置として
は、バッチ式のものと枚葉式のものとがあり、枚葉式の
洗浄装置としては、一般にスピン型の装置が知られてい
る。
【0003】このスピン型の洗浄装置では、被処理基板
をスピンチャックに保持して回転させながら、例えば被
処理基板の表面に薬液を供給し、次いで純水を供給した
後スピン乾燥させるようにしている。そして被処理基板
を乾燥させる工程では、スピンにより純水を弾き飛ばす
ことに加え不活性ガスやクリーンエアーを被処理基板の
表面に吹き付けて乾燥を促進することも行なわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところで被処理基
板の乾燥性能の指標として、通常ウオータマークと呼ば
れる乾燥不良による「水跡」がどれだけ発生しているか
ということが挙げられるが、従来の洗浄方法ではウオー
タマークの発生が避けられなかった。図15は、例えば
ウエハW表面をフッ酸で処理するにあたり、ウエハW表
面にウオータマークが形成される様子を模式的に示した
図である。先ずウエハWをチャック11に保持して回転
させながら図15(a)に示すようにノズル12からフ
ッ酸溶液をウエハW表面に供給し、次いで同図(b)に
示すようにノズル13から純水を供給して表面をリンス
し、遠心力により純水を弾き飛ばす。このとき純水の一
部が同図(c)に示すようにウエハ表面に残存し、同図
(d)に示すようにウオータマーク14として残る。
【0005】このようにウオータマークが発生する要因
としては次のように考えられる。即ち水が乾燥していく
と最後には球状になりこれが表面張力でウエハ表面上に
残り、水と空気中の酸素とウエハ表面のシリコンとが下
記(1)式のように反応してH2 SiO3 が生成し、こ
の反応生成物が析出して、あるいは純水中に含まれる極
く微量のシリカ(SiO2 )が析出してパーティクルに
なる。 Si+H2 O+O2 →H2 SiO3 …(1)
【0006】特にフッ酸処理の場合にはウエハ表面のS
iO2 が除去されてSiが露出するので上記(1)式の
反応が起こりやすい。また図16(a)、及び(b)に
示すようにウエハW表面がポリシリコンなどの疎水性膜
で凹部がある場合には水が球状になって残りやすく、水
が飛びにくくなり、ウオータマークとして一層残りやす
くなる。
【0007】しかしながら半導体デバイスの線幅が微細
化してくるとパーティクル汚染の許容度が非常に厳しく
なってくるため、被処理基板の表面にウオータマークが
残っていると歩留まりが低下するという問題がある。
【0008】本発明は、このような事情の下になされた
ものであり、その目的は、被処理基板の表面を洗浄した
後清浄度の高い状態にすることができ、これによりウオ
ータマークの発生を抑制することのできる洗浄方法及び
その装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は回転載置部に被
処理基板を載置して回転させながら、被処理基板の表面
に洗浄液を供給して洗浄する工程と、続いて前記被処理
基板を回転させながら被処理基板の表面に置換媒体液を
供給して前記洗浄液を当該置換媒体液で置換する工程
と、その後前記被処理基板を回転させながら被処理基板
の表面の置換媒体液を回転による遠心力で除去する工程
と、を含み、前記置換媒体液は、前記洗浄液と混合性が
ありかつ前記洗浄液より表面張力が小さいことを特徴と
する。ここで被処理基板の表面に洗浄液を供給して洗浄
する工程に先立って、回転載置部に被処理基板を載置し
て回転させながら、被処理基板の表面に薬液を供給して
薬液処理する工程を実施するようにしてもよい。
【0010】また被処理基板の表面に置換媒体液を供給
する工程は、洗浄液の供給停止後に途切れることなくあ
るいは洗浄液を供給している途中から行うことが望まし
く、置換媒体液は毎秒80cm以下の速度で供給するこ
とが望ましい。さらに被処理基板の表面の置換媒体液を
除去する工程は、第1の回転数で被処理基板を回転さ
せ、続いて第1の回転数よりも高い例えば2000rp
m以上の第2の回転数で被処理基板を回転させながら行
うことが望ましく、さらにまた減圧した行なうようにし
てもよい。
【0011】本発明は、被処理基板の表面に置換媒体蒸
気を供給し、洗浄液にこの置換媒体蒸気を凝縮あるいは
吸着させて置換媒体蒸気を結露させ液体状とし、洗浄液
をこの置換媒体液で置換するようにしてもよい。この際
置換媒体蒸気は洗浄液の温度以上の温度であることが望
ましい。
【0012】また本発明は、回転載置部に被処理基板を
載置して回転させながら、被処理基板の表面に洗浄液を
供給して洗浄する装置において、前記洗浄液を被処理基
板の表面に供給するための洗浄液供給部と、前記洗浄液
と混合性がありかつ前記洗浄液より表面張力が小さい置
換媒体流体を被処理基板の表面に供給するための置換媒
体流体供給部と、前記被処理基板の表面に対する洗浄液
の供給から置換媒体流体の供給へ切り替えるための制御
部と、を備えた洗浄装置で実施される。
【0013】ここで回転載置部は、前記被処理基板の側
部と係合して当該基板を保持するための第1のクランプ
部と第2のクランプ部とを備え、前記被処理基板に置換
媒体流体を供給するときには前記第1のクランプ部によ
り前記被処理基板を保持し、置換媒体流体供給後は前記
第2のクランプ部により被処理基板を保持するようにし
てもよい。また置換媒体流体供給部は、置換媒体液を供
給するためのものであり、吐出部が被処理基板の中心部
と対向し、当該吐出部の口径が4mm以上のノズルであ
り、置換媒体液を被処理基板の表面に供給するときの置
換媒体流体供給部の吐出部と被処理基板表面との距離は
2cm以下であることが望ましい。
【0014】本発明では、洗浄液例えば純水を被処理基
板の表面に供給した後、続いて置換媒体を溶液としてあ
るいは蒸気として被処理基板の表面に供給すると、純水
は有機溶剤に溶解し、被処理基板上の純水は完全に置換
媒体に置換されてしまう。このため被処理基板の表面か
ら純水が球状になって残存することなく速やかに除去さ
れるので例えば純水中のシリカの析出や、反応生成物の
析出が実質起こらなくなるのでパーティクルの発生を低
減できる。
【0015】
【実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形態に係
る洗浄装置を含む洗浄ステーション全体を示す概略平面
図である。この洗浄ステーションは、ウエハWを例えば
25枚収納したカセットCが外部から載置されるウエハ
の搬入出ポート21と、X、Y、θ方向に移動自在な受
け渡しアーム22と、X、Y、θ、Z(高さ)方向に移
動自在なメインアーム23とを備え、メインアーム23
の搬送路24に沿って、裏面洗浄部25、洗浄乾燥部2
6、APM処理部27、HPM処理部28及び本発明の
第1の実施の形態の洗浄装置であるフッ酸処理部29が
配置されている。
【0016】前記洗浄ステーションでは、搬入出ポート
21に搬入されたカセットC内のウエハWは、受け渡し
アーム22を介してメインアーム23に受け渡され、各
処理部に順次搬送される。即ちウエハWは、先ず裏面洗
浄部25にてウエハWの裏面が例えば純水で洗浄され、
次いでAPM処理部27にてAPM溶液(アンモニア+
過酸化水素水+純水)によりパーティクルの除去が行わ
れる。APM処理されたウエハWは、続いてHPM処理
部28でHPM溶液(塩酸+過酸化水素水+純水)によ
り金属汚染の清浄が行われ、しかる後フッ酸処理部29
でフッ酸溶液により自然酸化膜の除去が行われると共に
粗水洗され、最後に洗浄乾燥部にて純水で最終水洗され
乾燥される。なお前記APM処理部27及びHPM処理
部28においても、水洗され乾燥される。
【0017】次に上述の洗浄ステーションの中に設けら
れている、本発明の第1の実施の形態の洗浄装置に相当
するフッ酸処理部29について詳述する。図2及び図3
は洗浄装置(フッ酸処理部)の要部を示す縦断側面図及
び平面図である。この洗浄装置は、減圧雰囲気に設定可
能な気密な処理チャンバ30内に、ウエハWを保持して
水平面上を回転する回転載置部3を備えており、この回
転載置部3は、モータなどを含む回転機構31により鉛
直な軸のまわりを回転する回転軸32の上部に設けられ
た回転板33と、この回転板33の周縁部にて周設さ
れ、ウエハWが回転板33から浮いた状態でウエハWの
周縁部を保持するメカニカルチャック保持部34とから
構成されている。このメカニカルチャック保持部34
は、図3(a)に示すように、前記メインアーム23と
の間でウエハWの受け渡しができるように周方向の一部
が切欠されている。
【0018】また前記メカニカルチャック保持部34は
例えば周方向の6か所に切欠部34aが形成されてお
り、これら切欠部34aには第1のクランプ部であるク
ランプ指38aと第2のクランプ部であるクランプ指3
8bとが設けられている。これらクランプ指38a,3
8bは、ウエハWの側面に接触してウエハWを保持する
ものであり、この固定位置と、メカニカルチャック保持
部34の支持レベルより下の退避位置との間を移動可能
に構成されている。また3つのクランプ指38aが1グ
ル−プを形成して協動してウエハWを保持し、他の3つ
のクランプ指38bが1グル−プを形成して協動してウ
エハWを保持するように構成されており、これらの夫々
のグル−プに属するクランプ指38a、38bは回転板
33に支持された駆動機構39a、39bにより夫々駆
動され、これらは後述するように、ウエハWのスピン乾
燥時に切り替え使用される。
【0019】前記回転載置部3の周囲には、これを囲む
よう、内カップ4及び外カップ5よりなる二重カップが
設けられており、この二重カップは昇降部35により昇
降できるように構成されている。内カップ4及び外カッ
プ5は、ウエハWが回転して飛び散った液を受けて排出
するものであり、外カップ5の受け口51は内カップ4
の受け口41の上方に位置するように形成されている。
【0020】また内カップ4及び外カップ5は、下部側
にて共通の排気路36によりカップ内雰囲気が排気され
るように構成されると共に、内カップ4及び外カップ5
の底部には、夫々ドレン管42、52が設けられてい
る。更に内カップ4の内側即ち回転載置部3の下方領域
を囲むように受けカップ37が設けられており、この受
けカップ37の内部に溜った液は、前記ドレン管42を
通じて排出されるようになっている。このようにカップ
を内、外に二重化したのは、薬液と洗浄液とを別々に回
収するためである。
【0021】そして上述の洗浄装置は、ウエハW表面に
薬液例えば0.5%フッ酸溶液を供給するための薬液供
給部である薬液ノズル6、洗浄液例えば純水を供給する
ための洗浄液供給部である純水ノズル7及び置換媒体例
えばイソプロピルアルコール(以下「IPA」という)
等の有機溶剤を供給するための置換媒体流体供給部であ
る置換媒体ノズル8を備えている。前記置換媒体は、リ
ンス液との混合性があり、リンス液より表面張力が小さ
く、揮発性であること例えば20℃で10mmHg〜2
00mmHgの蒸気圧を有するものであることが望まし
い。例えばリンス液が純水若しくは純水と性質が近いも
のである場合には、IPAやアセトン、メタノ−ル等の
親水性の物質を置換媒体として使用することができる。
【0022】前記各ノズル6、7、8は、前記二重カッ
プの外に周方向に間隔を置いて鉛直に設けられた3本の
回転軸61、71、81内に夫々挿通されると共に、回
転軸61、71、81の上端から延び出して先端部がウ
エハWの中心部付近と対向するように屈曲されている。
またノズル6、7、8の先端部付近は、夫々回転軸6
1、71、81より水平に伸びるアーム62、72、8
2により夫々固定されている。
【0023】回転軸61、71、81は夫々回転機構6
3、73、83により鉛直軸まわりに回転し、ノズル
6、7、8を、先端部がウエハWに対向する供給位置と
外カップよりも外側の退避位置との間で回動させるため
のものである。なお洗浄液ノズル7の先端部はウエハW
中心部から若干離れた個所に位置し、そこからウエハW
中心部に向けて純水を供給するように斜めに伸びてお
り、また置換媒体ノズル8の先端部は、ウエハWの表面
に対してほぼ垂直になるようにウエハWの中心部に対向
している(図4参照)。
【0024】前記各ノズル6、7、8の基端部側は図4
に示すように夫々バルブ64、74、84を介して図示
しないフッ酸溶液供給源、純水供給源及びIPA供給源
に接続されている。またこの洗浄装置は図4に示すよう
に制御部9を備えており、この制御部9は、予めメモリ
部に格納された所定のプログラムに従って、回転機構6
3、73、83及びバルブ64、74、84を制御する
機能を有する。
【0025】次に上述の洗浄装置を用いて行われる洗浄
方法の実施の形態について述べる。先ずウエハWが図1
に示すメインアーム23により洗浄装置(フッ酸処理
部)29内の回転載置部3、詳しくはメカニカルチャッ
ク保持部34の上に載置された後、クランプ指38aに
よりウエハWが保持される。次いで回転機構31により
回転載置部3が例えば300rpmの回転数で回転する
と共に、ノズル6が待機位置から供給位置(先端部がウ
エハW中心部と対向する位置)まで回転し、バルブ64
が開かれて図5(a)に示すようにノズル6より例えば
0.5%のフッ酸溶液60が毎分1000ミリリットル
の流量でウエハW表面の中心部付近に1分間供給され、
こうしてウエハW表面の自然酸化膜が除去される。
【0026】このとき二重カップは、内カップ4の受け
口41がウエハWの周縁部と対向する位置となるように
置かれ(図2に示す位置)、図示しない排気手段により
排気路36内が排気されているため、ウエハW表面から
弾き飛ばされたフッ酸溶液は、受け口41より内カップ
4内に吸引されて、ドレン管42を介して回収される。
しかる後薬液ノズル6が退避位置に退避すると共に純水
ノズル7及び置換媒体ノズル8が供給位置(先端部がウ
エハW中心部に対向する位置)まで回転し、バルブ74
が開かれて図5(b)に示すようにノズル7からウエハ
W表面の中心部付近に純水70が例えば毎分1000ミ
リリットルの流量で1分間供給され、ウエハW表面がリ
ンスされる。このとき二重カップは昇降部35により下
降して外カップ5の受け口51がウエハW周縁部と対向
する位置となるように置かれ、ウエハW表面から弾き飛
ばされた純水は受け口51より外カップ5内に吸引さ
れ、ドレン管52を介して排出される。
【0027】ここで純水70の供給を停止するつまりバ
ルブ74を閉じる例えば2〜3秒前にバルブ84を開
き、図5(c)に示すようにノズル8よりウエハW表面
の中心部付近に置換媒体液例えばIPA液80を例えば
毎分500ミリリットルの流量で10秒間供給する。ウ
エハWはフッ酸溶液の供給からIPA液の供給に至るま
では300rpmの回転数で回転し、IPA液の供給を
停止した後は例えば1秒間その回転数で回転し、その後
4秒間3000rpmで、更にその後5秒間は5000
rpmで回転して図5(d)に示すようにIPA液の除
去処理が行われる。このような一連の処理は制御部9内
のプログラムに基づいて行なわれる。
【0028】この際前記3000〜5000rpmの高
速回転時には、図3(b)に示すように、今までウエハ
Wを保持していたクランプ指38aからクランプ指38
bに切替えて、ウエハWをクランプ指38bにより保持
することが望ましい。このようにウエハWを保持するク
ランプ指のグル−プを38aから38bに切り替える
と、クランプ指38aとクランプ指38bとではウエハ
Wの保持部位が異なるため、クランプ指38aとウエハ
Wの接触部分が、ウエハWをクランプ指38bで保持す
ることにより露出して、この部分に残存するIPA液が
除去され、これによりこの部分にウオータマークが形成
されにくくなるからである。
【0029】また純水70をIPA液80で置換した
後、処理チャンバ2内を所定の蒸気圧例えば置換媒体の
蒸気圧(IPAでは30℃で60mmHg)まで減圧す
るようにしてもよいし、スピン乾燥時にN2 ガス等の不
活性ガスをウエハW表面に吹き付けるようにしてもよ
い。これらの補助操作を行なうと、置換媒体の除去をよ
り短時間で行なうことができ、洗浄時間を短縮すること
ができる。
【0030】上述の実施の形態によれば、ウエハW表面
に純水を供給した後IPA液を供給しているため、ウエ
ハW表面上の純水にIPA液が溶解する。そしてIPA
液は表面張力が純水より小さくてかつ純水との混合性が
よく、しかも下地との濡れ性がよいので、供給されたI
PA液は純水と完全に置換される。このようにして置換
されたIPA液は遠心力により除去され、これにより純
水がウエハW表面上から速やかに除去される。この結
果、水、空気中の酸素及びシリコンの反応物の析出や水
に含まれるシリカの析出などによるいわゆるウオータマ
ークの発生が防止されて、パーティクルの発生が低減さ
れ、またIPA液には不純物が含まれていないことか
ら、結局歩留まりが向上する。なおIPA液は実質的に
不純物を含まないものであるが、もし仮に微量な不純物
を含むとしても、IPA液は遠心力により除去されるた
めウオータマークの発生するおそれは低い。
【0031】この場合純水の供給を停止した後IPA液
の供給開始までに空白時間があると水の粒ができてウオ
ータマークが発生してしまうので、上述実施例のように
純水の供給とIPA液の供給とをオーバラップさせて行
うことが好ましいが、純水の供給停止後に途切れること
なくIPA液を供給するようにしてもよい。また純水を
供給するノズルとIPA液を供給するノズルとは共用し
てもよく、例えば洗浄液供給部でもあり有機溶剤供給部
でもある1本の共用ノズルを用いた場合、純水供給路の
バルブを閉じる前にIPA液供給路のバルブを開くよう
にすれば、空白時間がなくなるので好ましい。更にIP
A液の供給あるいは回転乾燥と並行してドライエアやN
2 ガスなどをウエハ表面に吹き付けてウオータマークの
発生を抑制すると共にIPA液の除去を促進させるよう
にしてもよい。
【0032】ここで上述の実施の形態で述べた方法によ
りフッ酸処理を行い、続いて純水、IPA液を順次供給
して洗浄を行い、その後スピン乾燥を行ったところ(各
液の流量や供給時間及びウエハの回転数などは既述した
値の通りである)、図6(a)に示すようにウエハ表面
にはウオータマークは見られなかった。なおウオータマ
ークの発生の評価については、6インチウエハの表面に
おいて1cm×1cmの四角のエリアを図のように定め
て、各エリアを150倍の倍率の顕微鏡で目視観察し、
ウオータマークの数を数えることによって行った。
【0033】そして比較例として、上述の方法の中でI
PA液の供給を行わなかった場合について同様の評価を
行い、またIPA液の供給に代えてN2 ガスをウエハ表
面に吹き付けて純水の除去を促進させた場合について同
様の評価を行った。結果は夫々図6(b)及び(c)に
示す通りである。図6(b)、(c)を見るとN2 ガス
を吹き付けた場合(図6(c))には吹き付けない場合
(図6(b))よりウオータマークの数は減っている
が、やはりウオータマークは多小存在する。これに対し
て実施例の方法によれば、ウオータマークは目視されな
いため、実施例の方法が非常に有効であることが理解さ
れる。
【0034】続いてIPA液による純水の置換及び除去
における条件とウオータマークの発生との関係を確認す
るために、置換媒体ノズル8の吐出部とウエハW表面と
の距離(高さ(cm))と、ノズル8の内径(mm)
と、IPA液の供給速度(cm/sec)と、スピン乾
燥の乾燥条件とを夫々変えて、IPA液供給とスピン乾
燥とを行なったところ図7に示す結果が得られた。この
ときIPA液供給は置換媒体ノズル8の吐出部をウエハ
Wの中心部付近に対向して位置させ、ウエハWを80r
pmで回転させながら行なった。またスピン乾燥は、I
PA液の供給後ウエハWを第1の回転数である300r
pmで1秒間回転させ、この後第2の回転数3000r
pmで19秒間回転させて行なった(乾燥条件1)。
【0035】図7では、ウオータマークの発生数をウオ
ータマーク平均値(WM平均値)で示し、その評価を記
号で示した。ウオータマーク平均値は、図8に示すよう
なウオータマーク分布(WM分布)の各エリア内に存在
するウオータマーク数を合計してエリア数で割ったもの
であり、評価として、◎はウオータマークが0、○は
2.5以下、△は5以下、×は5以上を夫々示してい
る。
【0036】図7により、ノズル8の内径が4mmの場
合は、3mmの場合に比較してウオータマーク平均値が
低いことから、ノズル8の内径は4mm以上に設定する
ことが望ましいことが認められた。またノズル8の高さ
が4.0cm、2.0cm、1.0cmと低くなるにつ
れてウオータマーク平均値も低くなっていき、2.0c
mの場合は、4.0cmの場合に比較してノズル8の内
径が同じ場合のウオータマーク平均値がかなり低くなる
ことから、ノズル8の高さは2.0cm以下に設定する
ことが望ましいことが認められた。
【0037】特に、ノズル8の高さが2cm以下であっ
て、内径が4mm、供給流速が117cm/secの場
合にはウオータマーク平均値が1.3であり、他の条件
は同じで供給流速が78cm/secの場合にはウオー
タマーク平均値が0であったことから、ノズル8の高さ
を2.0cm以下、内径を4mm以上、供給流速を80
cm/sec以下に設定することが望ましいことが確認
された。
【0038】このように、ノズル8の高さを2.0cm
以下、内径を4mmとした場合にウオータマークの発生
が抑えられるのは以下の理由によるものと推察される。
IPA液は、IPA液の前に供給されウエハW上に存在
する純水上に供給されることになるが(図9(a)参
照)、純水とIPA液とは表面張力が異なるため、純水
上にIPA液が供給されると、マランゴニ−効果という
現象が生じると考えられる。
【0039】このマランゴニ−効果とは表面張力の小さ
い側の液が大きい側の液に引き寄せられる現象をいう
が、本実施の形態の場合には、IPA液が純水上に供給
されると、例えば図9(b)に示すように、表面張力の
小さいIPA液が表面張力の大きい純水に引き寄せられ
る。そして図9(c)に示すように、IPA液がウエハ
W上を同心円状に流れていくに合わせて、引き寄せられ
た部分も同心円状に拡がっていく。このようにIPA液
が引き寄せられると、IPA液がウエハWのパタ−ンの
隙間に入り込んだ純水や既に形成されたウオータマーク
成分とも接触できるため、これらの純水にIPA液が溶
解しやすくなると推察される。
【0040】そしてノズル8の高さが2.0cm以下と
低く、また内径が4mm以上と大きいと、IPA液をウ
エハWの中心部付近に供給した場合、IPA液が同心円
状に拡がりながら流れやすいため、上述のマランゴニ−
効果が大きくなり、これによりウオータマークの発生が
抑えられると推察される。仮にノズル8の高さが高く、
内径が小さいと、IPA液が同心円状に均一に拡がりに
くいため、IPA液が純水に引き寄せられる力が弱くな
ってしまう。このため、IPA液と純水とが混ざった状
態で流れたり、或いは純水上にIPA液が載る格好で流
れてしまうので、マランゴニ−効果が小さくなってしま
うと考えられる。
【0041】なおノズル8の高さを低くした場合の効果
については明確ではないが、一つの理由としてノズル8
の吐出口からウエハW上面に至るまでにIPA液が雰囲
気と接触する距離が短くなるため、ノズル8の高さが高
い場合に比べてIPA液が雰囲気中の酸素や水分と接触
する時間が短縮され、IPA液に含有される酸素や水分
が少なくなり、ウオータマークの発生原因となる酸素や
水分の量が低減することが考えられる。
【0042】次にスピン乾燥の乾燥条件とウオータマー
クの発生との関係を確認するために、置換媒体ノズル8
の高さを1.0cm、ノズル8の内径を4mm、供給流
速を44cm/secとして、ウエハWを80rpmで
回転させながらIPA液供給を行った後、乾燥条件を変
えてスピン乾燥を行なったところ図10に示す結果が得
られた。
【0043】このとき乾燥条件1は上述の条件とし、乾
燥条件2はIPA液供給後ウエハWを第1の回転数であ
る300rpmで1秒間回転させ、次いで3000rp
mで4秒間、最後に5000rpmで15秒間回転させ
る場合(ここで3000rpm及び5000rpmを第
2の回転数とする)とし、乾燥条件3はIPA液供給後
ウエハWを第1の回転数である300rpmで1秒間回
転させ、この後2000rpmで4秒間、最後に400
0rpmで15秒間回転させる場合(ここで2000r
pm及び4000rpmを第2の回転数とする)とし、
乾燥条件4はIPA液供給後ウエハWを第1の回転数で
ある300rpmで1秒間回転させ、この後1000r
pmで4秒間、最後に3000rpmで15秒間回転さ
せる場合(ここで1000rpm及び3000rpmを
第2の回転数とする)とした。
【0044】図10に示すように、上述の乾燥条件によ
りスピン乾燥を行なった場合、第2の回転数が2000
rpm以上の場合にはウオータマークの発生が見られな
いことが確認された。この結果IPA液供給後に第1の
回転数でウエハWを回転させ、次いで第1の回転数より
高い第2の回転数でウエハWを回転させてスピン乾燥を
行なうことはウオータマークの発生抑制に効果があり、
特に第2の回転数は2000rpm以上であることが望
ましいことが認められた。
【0045】このようにスピン乾燥時にウエハWの回転
数を高めた場合にウオータマークの発生が抑えられるの
は、IPA液の小さな粒が弾き飛ばされやすくなって、
IPA液の遠心力による除去が促進されると共に、乾燥
時間が短くなるため、IPA液中の微量の水分によるウ
オータマークの生成反応が起こりにくく、ウエハW表面
のIPA液と雰囲気中の水分とが接触する時間が減少
し、IPA液への雰囲気中の水分の取り込みが抑制され
るからであると推察される。
【0046】ここでIPA液の供給後のIPA液の除去
工程の初期段階において回転数が高すぎると、IPA液
の大きな粒が弾き飛ばされて、その衝撃力により飛散し
たIPAが戻ってきてしまい、パーティクル付着が増加
する現象が観察された。このため、先ず第1の回転数で
IPA液の大きな粒を弾き飛ばし、次いで回転数を第2
の回転数に高めて、IPA液の小さな粒を弾き飛ばすこ
とが望ましい。
【0047】またこのようにウエハWを第2の回転数に
より高速で回転させることは、ウエハWのメカニカルチ
ャックにおいて、クランプ指38aと接触するウエハW
の部分の乾燥にも効果があり、これによりこの部分にウ
オータマークが形成されることを防ぐことができる。こ
の際、ウエハWの高速回転時に、ウエハWを保持するク
ランプ指38aをクランプ指38bに切り替えるように
してもよい。
【0048】続いてIPA液によるリンス時間とウオー
タマークの発生との関係を確認するために、置換媒体ノ
ズル8の高さを1.0cm、ノズル8の内径を4mm、
供給流速を44cm/secとして、ウエハWを80r
pmで回転させながらIPA液を供給時間を変えて供給
した後、乾燥条件1によりスピン乾燥を行なったところ
図11に示す結果が得られた。
【0049】この図により、IPA液のリンス時間が3
秒以上であればウオータマークは発生しないが、2秒以
下の場合には発生することが認められ、これからノズル
8の高さが1.0cm、内径が4mm以上である場合に
は,リンス時間は3秒以上であることが望ましいことが
確認された。この理由は、リンス時間が短すぎると、I
PA液が同心円状に拡がり切れず、マランゴニ−効果に
よる純水のIPA液への置換を十分に得ることができな
いためであると推察される。
【0050】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。本実施の形態は、例えば図12に示すように、
第1の実施の形態の置換媒体ノズル8を置換媒体供給管
85に代えた装置で実施される。例えばこの実施の形態
では、IPA供給時には、例えばウエハWを30rpm
で回転させながら、置換媒体供給管85からIPA蒸気
を例えば毎分1000ミリリットルの流量で10秒間供
給する。この際、例えば図12(a)、(b)に示すよ
うに、有機溶剤供給管85を、例えばウエハWの中心部
から外側へ向けて半径方向にスキャンして、IPA蒸気
を供給する。
【0051】次いで第1の実施の形態と同様に、所定の
乾燥条件例えばIPA蒸気の供給を停止した後第1の回
転数である300rpmで1秒間回転させ、次いで30
00rpmで4秒間回転させ、その後5000rpmで
5秒間回転(3000rpm及び5000rpmを第2
の回転数とする)させてスピン乾燥を行ない、例えば回
転数を第2の回転数に切替える時に、処理チャンバ30
内を所定の圧力例えばウエハWの温度における置換媒体
の蒸気圧(IPAでは30℃で60mmHg)まで減圧
する。
【0052】ここでIPA蒸気は、IPA蒸気の前にウ
エハW上に供給される純水の温度の関係において、その
供給時に室温≦純水温度≦IPA蒸気温度の温度条件を
満たすものであることが望ましい。例えば室温が25℃
であれば、純水は約30℃、IPA蒸気は80℃に夫々
調整して供給する。このようなIPA蒸気としては、I
PA液を加熱して飽和させて得たIPAの沸点程度の温
度のIPA蒸気の他、このようなIPA蒸気をN2 ガス
等により希釈した、IPAの沸点より低い温度の混合ガ
スを用いることができる。
【0053】このようにIPA蒸気をウエハW上に供給
すると、このIPA蒸気はウエハW表面と純水表面の温
度が充分低い時には、ウエハW表面及び純水表面と接触
して冷却され、飽和蒸気量を超えたIPA蒸気が凝縮す
る。またウエハW表面と純水表面の温度が充分高いとき
例えばIPAの沸点以上の温度の時には、ウエハW表面
と純水表面に吸着する。ウエハW表面の温度は、IPA
蒸気を供給する前に供給される純水の温度により実質的
に決定され、このように温度条件を設定することによ
り、ウエハW表面上におけるIPA蒸気の凝縮や吸着を
制御することが可能となる。
【0054】上述のいずれの場合においても、IPA蒸
気と純水の温度を上記の条件に設定すると、IPA蒸気
はウエハW上において、ウエハW上の純水により結露し
て液体状態で外方に押し出され、マランゴニ−効果を発
生させる。これにより純水がIPA蒸気に置換され、ウ
エハW表面から除去される。ここで純水の温度が低すぎ
ると、ウエハWの中央にIPAが液体状で残ってしまう
おそれがあるため、純水の温度は室温よりも高く設定す
ることが望ましい。
【0055】またスピン乾燥の際、処理チャンバ30内
をIPAの蒸気圧程度まで減圧すると、IPAの蒸発速
度が高められて、マランゴニ−効果によって置換したI
PAの蒸発が促進されるので、IPAの除去を短時間で
行なうことができる。但し減圧する場合には、初期の段
階では排気速度を遅くすることが望ましい。初期の段階
から排気速度を速めると、IPAの大きな粒が弾き出さ
れて、その衝撃力により飛散したIPAが戻ってきてし
まい、パーティクルが付着してしまうからである。
【0056】ここでIPA蒸気は、IPA液を気化して
得ているので、この気化によりIPA液に含まれている
パ−ティクル、高沸点成分、金属等の不純物が除去さ
れ、IPA液に比べて純度が高くなる。従ってIPA液
を供給する場合に比べて、IPAによりウエハW表面に
持ち込まれる水分や不純物の量が少なくなるため、より
ウオータマークの発生を抑えることができる。またIP
A蒸気は、置換媒体供給管86をスキャンさせながら供
給しているので、ウエハW上面全体に満遍なく行き渡
り、ウエハW表面に存在する純水を十分に除去すること
ができる。
【0057】以上において、メカニカルチャック保持部
34におけるウオータマークの発生を抑制するために、
スピン乾燥時に回転数を第2の回転数に切替える際、或
いは第2の回転数による回転時に、ウエハWを保持する
クランプ指38aをクランプ指38bに切替えることが
望ましい。またスピン乾燥時、回転数を上昇するに合わ
せて排気量を増やすようにしてもよいし、スピン乾燥時
にN2 ガス等の不活性ガスをウエハW表面に吹付けるよ
うにしてもよい。
【0058】また本実施の形態では、例えば図13に示
すように、置換媒体供給管85の回転軸81と純水ノズ
ル7の回転軸71とを、ウエハWの左右両側に配置し
て、純水ノズル7と置換媒体供給管85とを、純水ノズ
ル7が外側になるようにウエハWの上方に位置させて、
これらを例えばウエハWの中心部から外側へ向けて純水
ノズル7が先行するようにスキャンして、純水供給とI
PA蒸気の供給とを同時に行なうようにしてもよい。こ
のようにすると、ウエハWの表面に供給された純水は、
同時に供給されるIPA蒸気により即座に除去され、ウ
オータマークの発生を有効に抑制できる。
【0059】さらに本実施の形態では、例えば図14に
示すように、置換媒体供給管85の先端部に、ウエハW
と概ね同じ径を有する円板状の整流板86を、ウエハW
と約5mmの間隔を形成して対向するように設けてもよ
い。この実施の形態では、IPA蒸気は置換媒体供給管
85をスキャンさせずに供給され、この供給されたIP
A蒸気は整流板86に沿って流れて、整流板86とウエ
ハWの間の間隔内を拡散するようになるため、IPA蒸
気がウエハWの周縁部まで行き渡りやすくなる。またこ
のIPA蒸気の供給中に、ウエハWを回転させるとウエ
ハW上にIPA蒸気がより均一に広がるようになる。
【0060】本実施の形態では、置換媒体供給管85を
スキャンさせ、ウエハWを回転させずにIPA蒸気の供
給を行なうようにしてもよい。またIPA蒸気の供給後
は、スピン乾燥の際第2の回転数への回転数の上昇と、
処理チャンバ内の減圧とを両方行わずに、いずれか一方
のみを行ってもよく、このようにいずれか一方のみを行
っても、IPAはウエハW上に残存せずに除去されるこ
とが確認されている。
【0061】以上において本発明はフッ酸処理部のみな
らずAPM処理部、HPM処理部においても適用され
る。なお本発明では被処理基板としてLCD基板を用い
てもよいし、薬液としてはフッ酸以外のものでもよく、
更にはまた置換媒体の代りに揮発性の界面活性剤を用い
ても同様の作用効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗浄液を
被処理基板から速やかに除去することができるので、洗
浄液が要因になる析出物の発生を抑えることができ、パ
ーティクルの発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る洗浄装置を含む洗浄
ステーションを示す概略平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る洗浄装置の要
部を示す縦断側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る洗浄装置の要
部を示す平面図である。
【図4】各ノズル及び制御部を示す説明図である。
【図5】本発明方法の第1の実施の形態を示す工程図で
ある。
【図6】実施例及び比較例について洗浄の評価の結果を
示す説明図である。
【図7】IPA供給条件を変えた場合の洗浄の評価の結
果を示す説明図である。
【図8】ウオータマーク分布を示す説明図である。
【図9】マランゴニ−効果を説明するための説明図であ
る。
【図10】スピン乾燥の乾燥条件を変えた場合の洗浄の
評価の結果を示す説明図である。
【図11】IPAのリンス時間を変えた場合の洗浄の評
価の結果を示す説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の作用を示す説明
図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の他の例の作用を
示す説明図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態のさらに他の例の
作用を示す説明図である。
【図15】従来の洗浄方法を示す工程図である。
【図16】洗浄されるウエハの表面構造の例を示す説明
図である。
【符号の説明】
3 回転載置部 31 回転機構 4 内カップ 41 受け口 5 外カップ 51 受け口 6 薬液ノズル 60 フッ酸溶液 7 純水ノズル 70 純水 8 置換媒体ノズル 80 イソプロピルアルコール 85 置換媒体供給管 86 整流板

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転載置部に被処理基板を載置して回転
    させながら、被処理基板の表面に洗浄液を供給して洗浄
    する工程と、 続いて前記被処理基板を回転させながら被処理基板の表
    面に置換媒体液を供給して前記洗浄液を当該置換媒体液
    で置換する工程と、 その後前記被処理基板を回転させながら被処理基板の表
    面の置換媒体液を回転による遠心力で除去する工程と、
    を含み、 前記置換媒体液は、前記洗浄液と混合性がありかつ前記
    洗浄液より表面張力が小さいことを特徴とする洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】 被処理基板の表面に洗浄液を供給して洗
    浄する工程に先立って、回転載置部に被処理基板を載置
    して回転させながら、被処理基板の表面に薬液を供給し
    て薬液処理する工程を含むことを特徴とする請求項1記
    載の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 被処理基板の表面に置換媒体液を供給す
    る工程は、洗浄液の供給停止後に途切れることなくある
    いは洗浄液を供給している途中から行うことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 被処理基板の表面に置換媒体液を供給す
    る工程は、置換媒体液を毎秒80cm以下の速度で供給
    して行なうことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    洗浄方法。
  5. 【請求項5】 回転載置部に被処理基板を載置して回転
    させながら、被処理基板の表面に洗浄液を供給して洗浄
    する工程と、 続いて前記被処理基板の表面に置換媒体蒸気を供給し、
    当該置換媒体蒸気が結露した置換媒体液で前記洗浄液を
    置換する工程と、 その後前記被処理基板を回転させながら被処理基板の表
    面の置換媒体液を回転による遠心力で除去する工程と、
    を含み、 前記置換媒体蒸気は、前記洗浄液と混合性がありかつ前
    記洗浄液より表面張力が小さいことを特徴とする洗浄方
    法。
  6. 【請求項6】 被処理基板の表面に洗浄液を供給して洗
    浄する工程に先立って、回転載置部に被処理基板を載置
    して回転させながら、被処理基板の表面に薬液を供給し
    て薬液処理する工程を含むことを特徴とする請求項5記
    載の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 被処理基板の表面に置換媒体蒸気を供給
    する工程は、被処理基板を回転させながら行うことを特
    徴とする請求項5又は6記載の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 被処理基板の表面に置換媒体蒸気を供給
    する工程は、洗浄液の供給停止後に途切れることなくあ
    るいは洗浄液を供給している途中から行うことを特徴と
    する請求項5、6又は7記載の洗浄方法。
  9. 【請求項9】 被処理基板の表面に供給される置換媒体
    蒸気は、置換媒体蒸気の前に供給される洗浄液の温度以
    上の温度であることを特徴とする請求項5、6、7又は
    8記載の洗浄方法。
  10. 【請求項10】 被処理基板の表面の置換媒体液を除去
    する工程は、第1の回転数で被処理基板を回転させ、続
    いて第1の回転数よりも高い第2の回転数で被処理基板
    を回転させながら行なうことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8又は9記載の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 第2の回転数は2000rpm以上で
    あることを特徴とする請求項10記載の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 被処理基板の表面の置換媒体液を除去
    する工程は、減圧して行なうことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記
    載の洗浄方法。
  13. 【請求項13】 回転載置部に被処理基板を載置して回
    転させながら、被処理基板の表面に洗浄液を供給して洗
    浄する装置において、 前記洗浄液を被処理基板の表面に供給するための洗浄液
    供給部と、 前記洗浄液と混合性がありかつ前記洗浄液より表面張力
    が小さい置換媒体流体を被処理基板の表面に供給するた
    めの置換媒体流体供給部と、 前記被処理基板の表面に対する洗浄液の供給から置換媒
    体流体の供給へ切り替えるための制御部と、を備えてい
    ることを特徴とする洗浄装置。
  14. 【請求項14】 回転載置部は、前記被処理基板の側部
    と係合して当該基板を保持するためのクランプ部を備え
    ていることを特徴とする請求項13記載の洗浄装置。
  15. 【請求項15】 回転載置部は、前記被処理板の側部と
    係合して当該基板を保持するための第1のクランプ部と
    第2のクランプ部とを備え、前記被処理基板に置換媒体
    流体を供給するときには前記第1のクランプ部により前
    記被処理基板を保持し、置換媒体流体供給後は前記第2
    のクランプ部により被処理基板を保持することを特徴と
    する請求項13記載洗浄装置。
  16. 【請求項16】 置換媒体流体供給部は、置換媒体液を
    供給するためのものであり、吐出部が被処理基板の中心
    部と対向し、当該吐出部の口径が4mm以上のノズルで
    あることを特徴とする請求項13記載の洗浄装置。
  17. 【請求項17】 置換媒体流体供給部は、置換媒体液を
    供給するためのものであり、吐出部が被処理基板の中心
    部と対向し、置換媒体液を被処理基板の表面に供給する
    ときの置換媒体流体供給部の吐出部と被処理基板表面と
    の距離は2cm以下であることを特徴とする請求項13
    又は16記載の洗浄装置。
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