JPH0936755A - 復号装置及びその方法 - Google Patents

復号装置及びその方法

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JPH0936755A
JPH0936755A JP7185448A JP18544895A JPH0936755A JP H0936755 A JPH0936755 A JP H0936755A JP 7185448 A JP7185448 A JP 7185448A JP 18544895 A JP18544895 A JP 18544895A JP H0936755 A JPH0936755 A JP H0936755A
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Japan
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polynomial
calculation
arithmetic
syndrome
decoding
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JP7185448A
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Keiichi Iwamura
恵市 岩村
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/03Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
    • H03M13/05Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/15Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes
    • H03M13/151Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes using error location or error correction polynomials

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶量及び計算量が少なく、高速な復号を実
現する。 【構成】 シンドローム多項式及び消失位置多項式と、
誤りの位置と大きさを表す多項式とを用いて符号語を生
成する復号装置に、シンドローム多項式と消失位置多項
式との積を初期値とする誤り位置多項式Pk (x)と、
誤り数値を求めるための多項式Qk (x)と、補助多項
式Uk (x),Wk (x)とを記憶する記憶部110
と、記憶部110に記憶された複数の多項式を入力とし
て所定の複数の演算を実行し、複数の多項式を出力する
演算部100と、演算部100の出力により記憶部11
0に記憶された多項式を更新し、多項式Qk (x),W
k (x)のd−2次の係数dk ,bk に基づいて、演算
部110の入出力関係を決定する制御部120とを具え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信系及び
ディジタル記憶系において通信路または記憶媒体で受け
た誤りを、受信側で自動的に訂正する誤り訂正符号に関
する。特に、伝送符号語の通信路情報を用いて近似的に
最尤復号を行う復号装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誤り訂正符号の復号法は硬判定復号法と
軟判定復号法に分類することができる。硬判定復号法
は、受信信号を“0”か“1”に判定したディジタル系
列における誤りを訂正する方法であり、復号装置の構成
が容易なことから、CD(Compact Disk)
をはじめ広く用いられている。
【0003】一方、軟判定復号法は、受信信号を“0”
か“1”に判定したディジタル系列の他に、その確から
しさを示すアナログ重みを求め、これを利用して状況に
応じた誤り訂正を行う方法である。そのために復号処理
は複雑になるが誤り訂正符号のもつ能力を十分に引き出
すことができ、硬判定復号法に対しSN比を2〜3dB
改善することができる。
【0004】次に示すGMD(Genaralized
Minimum Distance)復号法は軟判定
復号法の1つであり、そのアナログ重みを用いて近似的
に最尤復号を行うことができる復号法として知られてい
る。
【0005】〔GMD復号法〕符号長nの受信系列R=
(R0 ,R1 ,…,Rn-1 )の各シンボルに対して、そ
の確からしさを示すアナログ重みをθ=(θ0 ,θ1
…,θn-1 )とする。ただし、0≦θi ≦1とし、θi
>θj であれば受信系列RのシンボルRi は、Rj より
信頼度が高いものとする。
【0006】また、関数χ(a,b)を χ(a,b)=1 if a=b χ(a,b)=−1 if a≠b (1) と定義し、受信系列R=(R0 ,R1 ,…,Rn-1 )と
符号語C=(c0 ,c1,…,cn-1 )との内積R・C
を次のように定義する。
【0007】
【外1】
【0008】このとき、最小距離をdとして、次の不等
式(3)を満足する受信系列Rは正しく訂正できること
が、G.D.Forney.Jr.:“Concate
nated Codes”,MIT Research
Monograph No.37.MIT Pres
s(1966)とR.E.Blahut:“Theor
y and Practice of Error C
ontrol Codes”,Addison−Wes
ley Publishing Company.In
c.(1983)で証明されている。
【0009】R・C>n−d (3)
【0010】従って、次の4つのステップからなる処理
を有限回繰り返し行えば、式(3)を満足する受信系列
Rを見つけ出すことができ、正しく復号できることがい
える。
【0011】ステップ1:受信系列Rのなかでアナログ
重みの小さい方からj個(初期値は0)のシンボルを消
失とし、それ以外のシンボルを硬判定したテスト系列
R′を生成する。
【0012】ステップ2:テスト系列R′に対し硬判定
復号を行った符号語C′を得る。訂正できない場合はス
テップ4に行く。
【0013】ステップ3:受信系列Rと符号語C′との
内積R・C′が式(3)の不等式を満足するか否かを判
定する。不等式が成立するときは符号語C′を出力し、
不成立の時はステップ4へ行く。
【0014】ステップ4:j=j+2としてステップ1
へ行く。ただし、j≧dとなるときは誤り訂正能力を越
す誤りが発生した場合であり、誤り検出する。
【0015】これによってGMD復号は最大d−1個の
誤りを訂正することができ、硬判定復号による訂正能力
の約2倍の誤り訂正を実現することができる。しかし、
このForneyによるGMD復号は、最大(d−1)
/2回の硬判定復号を必要とするために、1回の復号で
よい硬判定復号法に比べて、長い処理時間または回路規
模の大きな復号装置を必要とし実用的にはあまり用いら
れなかった。
【0016】そこで、E.R.Berlekampは受
信系列を符号の生成多項式で除した剰余多項式を用いて
行う剰余復号法を提案し、この剰余復号法をGMD復号
として適用すれば、その復号に要する計算量を大幅に減
少しうる可能性があることを、E.R.Berleka
mp:“Faster bounded distan
ce decoding”,presented at
San DiegoISIT′90(1990)にお
いて示した。
【0017】更に、剰余復号を効率的に実行するWel
ch−Berlekamp(WB)アルゴリズムをL.
R.Welch and E.R.Berlekam
p:“Error correction for a
lgebraic blockcodes”(米国特許
4,633,470号)で提案している。これによっ
て、上記のように硬判定復号を最大(d−1)/2回繰
り返さなくても、1度のWBアルゴリズムによってGM
D復号を効率的に実現できる。
【0018】しかし、この剰余復号法を用いるGMD復
号法は、シンドローム多項式として次式(4)で定義さ
れる一般化シンドローム多項式S(x)を用いているた
めに、従来知られた式(5)で定義されるシンドローム
多項式S(x)に比べて、シンドローム多項式を求める
過程が複雑になるという欠点があった。
【0019】
【外2】
【0020】これに対して、式(5)で定義される従来
のシンドローム多項式を用いてGMD復号を行う復号法
が大河原,岩村,今井によって提案された(大河原,岩
村,今井:“従来のシンドロームを用いたGMD復号に
ついて”,第16回情報理論とその応用シンポジウム,
W22−1,1993.)。
【0021】しかし、これはシンドローム多項式の計算
は容易であるが、WBアルゴリズムに比べて複雑なアル
ゴリズムを必要とした。その後、神谷は式(5)で定義
される従来のシンドローム多項式を用い、かつ、WBア
ルゴリズムと同程度の計算量で済む次のアルゴリズムを
提案した。(神谷:“Reed−Solomon符号の
GMD復号と多重系列を生成するシフトレジスタの合成
についで,信学技報,IT93−113,PP.43−
48,1994/3)従来のGMD復号の中では、この
神谷のGMD復号が最も計算量が少なく効率的である。
【0022】〔神谷によるGMD復号法〕 ステップ1:受信系列Ri (i=0,…,n−1)に関
して、その信頼度を表す重みθi (i=0,…,n−
1)を与え、信頼度が低い順にそのシンボル位置をh
o ,…,hd-2とおき、Xj =αhjとする。
【0023】ステップ2:通常のシンドローム多項式を
計算しSd-2 (x)とおく。さらに次のシンドローム多
項式Sk-1 (x)(k=d−2,…,0)を計算・保持
する。
【0024】
【外3】
【0025】ステップ3: 1)k=0,P0 (x)=1,U0 (x)=0,L0
0,V0 (x)=0,T0 (x)=S-1(x),(ただ
しLk =0ならbk =−1)
【0026】
【外4】 3)if(dk =0)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Tk+1 (x)=Tk (x)/(x−xk ) Vk+1 (x)=Vk (x) 4)if(dk ≠0)then if(bk ≠0and2・Lk ≧k+1)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x)−(dk /bk )・Uk
(x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Tk+1 (x)=(Tk (x)−(dk /bk )・Vk
(x))/(x−xk ) Vk+1 (x)=Vk (x) else Lk+1 =Lk+1 Pk+1 (x)=(x−xk )・Pk (x) Uk+1 (x)=Uk (x)−(dx /bk )・Pk
(x) Tk+1 (x)=Tk (x) Vk+1 (x)=(Vk (x)−(dk /bk )・Tk
(x))/(x−xk ) 5)k=k+1;if(k<d−1)then got
o 2) 6)for(k=0…d−2)do if(degPk (x)≦k/2)then Nk (x)=Pk (x)・λk-1 (x) for(i=0…n−1)do if(Nk (x)(αi )=0)then ck,i =Ri +Tk (x)(αi )/(αi(d-1)
k′(αi ))
【0027】ステップ4:受信系列Rと符号語CK
〔ck,0,…,ck,n-1 〕(k=0,…,d−2)との内
積R・Ck が式(3)の不等式を満足するか否かを判定
する。不等式が成立するときは符号語Ck を出力し、全
て不成立の時は誤り訂正能力を越す誤りが発生した場合
であるので、誤り検出を実行する。
【0028】(終了)ただし、ステップ2のSd-2
(x)は式(5)においてb±j=d−2−jとしたも
のである。また、Pk (x)は誤り位置多項式、Tk
(x)は誤り数値多項式に相当し、Uk (x)及びVk
(x)はそれらの補助多項式である。また、各多項式間
は以下の関係をもつ。 Tk (x)=Pk (x)・Sk-1 (x)mod xd-1 (7) VK (x)=Uk (x)・Sk-1 (x)mod xd-1 (8)
【0029】また、λk (x)は消失位置多項式であ
り、次式で定義される。
【0030】
【外5】
【0031】また、pk,j ,uk,j ,Sk,j は各々Pk
(x),Uk (x),Sk (x)のj次の係数を表す。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
アルゴリズムは、ステップ3の2)において用いるd個
のシンドローム多項式Sd-2 (x)〜S-1(x)を予め
ステップ2において計算し、保持しておかなければなら
ず、他のGMD復号に比べて多くのメモリを必要とする
という問題があった。
【0033】また、神谷のGMD復号では、Pk+1
(x),Uk+1 (x)を計算するためにdk ,bk が必
要であり、dk ,bk を計算するためにPk (x),U
k (x)の全ての係数pk,j (j=0,…,Lk )が必
要である。従って、図9に示すようにdk ,bk はPk
(x),Uk (x)の計算が終わった後で得られる値な
ので、Pk+1 (x),Uk+1 (x)の計算はPk
(x),Uk (x)の計算が終わった後でしか始まらな
い。よって、たとえ、Pk (x),Uk (x)やdk
k の計算を図10に示すように1クロックで実行して
も互いの結果を用いるために2・(d−1)程度のクロ
ックが必要である。従って、Pk+1 (x),U
k+1(x)とPk (x),Uk (x)は並列に計算でき
ない。Tk+1 (x),Vk+1(x)とTk (x),Vk
(x)についても同様である。
【0034】そこで、本発明は上述の欠点を除去し、通
常のシンドローム多項式を用い、かつ、予め多数のシン
ドローム多項式を計算・保持しておく必要がなく、か
つ、計算量が上述した神谷のGMD復号よりも小さいG
MD復号方法とその装置を提供することを目的とする。
【0035】また、本発明は、従来のGMD復号では困
難な並列処理を容易に実現し、並列処理による高速化が
可能なGMD復号方法とその装置を提供することを目的
とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の復号装置は、受信系列からシンドローム多
項式を生成するシンドローム多項式生成手段と、前記受
信系列の各シンボルの信頼度に基づいて消失位置多項式
を生成する消失位置多項式生成手段と、前記シンドロー
ム多項式生成手段により生成されたシンドローム多項式
と、前記消失位置多項式生成手段により生成された消失
位置多項式とを乗じる多項式乗算手段と、前記多項式乗
算手段の乗算結果を初期値とする多項式を含む複数の多
項式を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された1
または複数の多項式を入力として所定の複数の演算を実
行し、演算結果として複数の多項式を出力する演算手段
と、該演算手段の出力により前記記憶手段に記憶された
多項式を更新する更新手段と、前記記憶手段に記憶され
た多項式の中の特定の多項式の所定の次数の係数に基づ
いて、前記演算手段の入出力関係を決定する制御手段
と、前記受信系列と、前記演算手段により順次出力され
る多項式と、前記消失位置多項式生成手段により生成さ
れた消失位置多項式とを用いて符号語を順次生成する符
号語生成手段と、該生成手段により生成された符号語と
前記受信系列とが、所定の条件を満足するかを判定し、
満足すると判定した符号語を復号結果として出力する判
定手段とを具える。
【0037】また、本発明の他の態様によれば、復号方
法に、受信系列からシンドローム多項式を生成するシン
ドローム多項式生成工程と、前記受信系列の各シンボル
の信頼度に基づいて消失位置多項式を生成する消失位置
多項式生成工程と、前記シンドローム多項式生成工程に
より生成されたシンドローム多項式と、前記消失位置多
項式生成工程により生成された消失位置多項式とを乗じ
る多項式乗算工程と、前記多項式乗算工程の乗算結果を
初期値とする多項式を含む複数の多項式をメモリに記憶
する記憶工程と、前記メモリに記憶された1または複数
の多項式を入力として所定の複数の演算を実行し、演算
結果として複数の多項式を出力する演算工程と、該演算
工程の出力により前記記憶工程に記憶された多項式を更
新する更新工程と、前記メモリに記憶された多項式の中
の特定の多項式の所定の次数の係数に基づいて、前記演
算工程における入出力関係を決定する制御工程と、前記
受信系列と、前記演算工程により順次出力される多項式
と、前記消失位置多項式生成工程により生成された消失
位置多項式とを用いて符号語を順次生成する符号語生成
工程と、該生成工程により生成された符号語と前記受信
系列とが所定の条件を満足するかを判定し、満足すると
判定した符号語を復号結果として出力する判定工程とを
具える。
【0038】
【実施例】まず、本実施例で利用する定理を以下に示
す。
【0039】定理1:
【0040】
【外6】 の積多項式をQk (x)=Sk (x)・Pk (x)mo
d xd-1 とする。このときQk (x)のxd-2 の係数
【0041】
【外7】 である。
【0042】証明:
【0043】
【外8】 k (x)のxd-2 の係数qk,d-2 はi+j=d−2、
即ちi=d−2−jより、
【0044】
【外9】 よってqk,d-2 =dk である。
【0045】(証明終) 定理2: Pk+1 (x)=a0 ・Pk (x)−a1 ・Uk (x)な
らば、Qk+1 (x)=(a0 ・Qk (x)−a1 ・Wk
(x))/(x−xk+1 )である。ただし、Wk(x)
=Uk (x)・Sk (x)mod xd-1 とする。
【0046】証明:式(6)より Sk+1 (x)=Sk (x)/(x−xk+1 ) よって、 Qk+1 (x)=Pk+1 (x)・Sk+1 (x)mod xd-1 =(a0 ・Pk (x)−a1 ・Uk (x))・Sk (x) /(x−xk+1 ) =(a0 ・Qk (x)−a1 ・Wk (x))/(x−xk+1
【0047】(証明終)定理1からSk (x)とUk
(x)の積多項式Wk (x)のd−2次の係数がbk
あることは同様に明らかである。従って、dk ,bk
k (x),Wk(x)のd−2次の係数である。
【0048】また、定理2から(a0 ,a1 )=(x−
k ,0),(a0 ,a1 )=(1,dk /bk )と考
えれば、Pk+1 (x),Uk+1 (x)の計算に合わせ
て、Qk+1 (x),Wk+1 (x)もQk (x),Wk
(x)を用いて計算していくことができることがいえ
る。
【0049】また、式(6)〜(8)から次の関係も明
らかである。 Tk (x)=Qk (x)・(x−xk ) (10) Vk (x)=Wk (x)・(x−xk ) (11)
【0050】従って、Tk (x),Vk (x)の代わり
にQk (x),Wk (x)を計算し、Qk (x),Wk
(x)のd−2次の係数としてdk ,bk を求めること
により、ステップ3の2)の計算は行う必要がなくな
る。(Tk (x),Vk (x)は式(10),(11)
によってQk (x),Wk (x)から簡単に求められ
る)。ステップ2のd個のシンドローム多項式Sk
(x)(k=−1,…,d−2)の各係数は、ステップ
3の2)において用いているだけなので、ステップ3の
2)の計算が省略できれば、ステップ2ではステップ3
の1)で初期値となるシンドローム多項式を1つ計算す
るだけでよく、その他のシンドローム多項式は計算・保
持しておく必要がなくなる。
【0051】従って、以下に示す手順によってGMD復
号を実行できる。
【0052】〔実施例1〕まず、1つのシンドローム多
項式S0 (x)からPk (x)とQk (x)を導出する
アルゴリズムを以下に示す。
【0053】1)k=0,P0 (x)=1,U0 (x)
=0,L0 =0,W0 (x)=0,Q0 =S0 (x),
(ただしLk =0ならbk =−1) 2)Qk (x)とWk (x)のd−2次の係数をdk
k とする。
【0054】3)if(dk =0)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Qk+1 (x)=Qk (x)/(x−xk+1 ) Wk+1 (x)=Wk (x) 4)if(dk ≠0)then if(bk ≠0and2・Lk ≧k+1)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x)−(dk /bk )・Uk
(x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Qk+1 (x)=Qk (x)−(dk /bk )・Wk
(x))/(x−xk+1 ) Wk+1 (x)=Wk (x) else Lk+1 =Lk +1 Pk+1 (x)=(x−xk )・Pk (x) Uk+1 (x)=Uk (x)−(dk /bk )・Pk
(x) Qk+1 (x)=Qk (x) Wk+1 (x)=(Wk (x)−(dk /bk )・Qk
(x))/(x−xk+1 ) 5)k=k+1;if(k<d−1)then got
o2)
【0055】(終了)このアルゴリズムは、図9のよう
な構成によりソフトウェアによって実現できることは明
らかである。
【0056】図9において、91は、処理対象のデータ
の入力や、パラメータの初期値の設定のための入力部、
92はプログラムを実行するCPU、93は処理結果を
出力するための出力部、94は上述のアルゴリズムを含
む各種プログラムを記憶するプログラムメモリ、95は
データ等を一時的に記憶するためのワークメモリ、96
は、各部を接続するバスである。
【0057】また、このアルゴリズムをハードウェア的
に実現する回路についての一例を以下に示す。上記のア
ルゴリズムでは次の式(12)〜(14)の3種類の演
算が行われている。 Ak+1 (x)=(x−xk )・Ak (x) (12) Ak+1 (x)=Ak (x)−(dk /bk )・Bk (x) (13) Ak+1 (x)=(Ak (x)−(dk /bk )・Bk (x))/(x−xk+1 ) (14) ただし、上記のアルゴリズムの3)におけるQk+1
(x)=Qk (x)/(x−xk+1 )の計算は式(1
4)の処理においてAk (x)=Qk (x),Bk
(x)=0とした場合に相当する。また、Ak (x)=
k (x)は何も処理する必要はないが、例えば、式
(13)においてBk (x)=0とした場合としてもよ
い。
【0058】さらに、上記のアルゴリズムでは各場合に
おいて式(12)〜(14)の処理が重複しない。従っ
て、上記のアルゴリズムは例えば図1のようなブロック
構成の装置によって構成できる。100は式(12)〜
(14)の演算を実行する演算部、110は各多項式を
一時記憶しておく記憶部、120は記憶部110からd
k ,bk を取り込み、Lk とkを計算・判定することに
よって記憶部110からの出力を、演算部100の入力
として、上記アルゴリズムのif文に従って振り分ける
制御部である。ただし、上記のようにBk (x)=0と
する場合も、この制御部120が演算部100に入力と
して振り分ける。ここで、上記アルゴリズムの1)に示
される各多項式及び値の初期値は、制御部120に予め
与えられていてもよいし、記憶部110に入力されてい
てもよいし、演算部100の初期状態であってもよし、
外部から与えられてもよい。
【0059】また、後述するように、上記のアルゴリズ
ムは並列処理が可能であるので、図2に示すように、演
算部100は1つとは限らず、同一の演算部100を複
数持っていてもよい。
【0060】図1の回路の動作は、例えば次のように行
うことができる。各多項式の初期値は前もって記憶部1
10に与えられ、kとLk の初期値として0が制御部1
20に与えられているとする。まず記憶部110は各多
項式を出力する。その出力値のQk (x),Wk (x)
のd−2次の係数dk ,bk を制御部120が取り込ん
で判定する。例えばこのとき、dk ≠0かつbk ≠0か
つ2・Lk ≧k+1ならば記憶手段からの出力Pk
(x)が式(13)、Uk (x)が式(13)と式(1
2)、Qk (x),Wk (x)が式(14)を処理する
手段に入力されるように制御する。演算部100は各処
理が終了しだい記憶部110にその結果を出力する。記
憶部110は演算手段の前の処理が終了しだい各多項式
を再び出力する。そのとき、制御部120はkをインク
リメントする。(ただし、この場合Lk+1 =Lk である
ので制御部120はLk をインクリメントしないが、L
k+1 =Lk +1ならばLk をインクリメントして、L
k+1 とする)以下、同様の処理をk=d−1まで繰り返
す。
【0061】また、図2では、例えば1つの演算部10
0からQk (x),Wk (x)のdk ,bk に当たる係
数が計算され出力され次第、制御部120は空いている
他の演算部100によってQk+1 (x),Wk+1
(x),Pk+1 (x),Uk+1 (x)の演算をするとい
う動作を行い、それをk(及び必要に応じてLk も)イ
ンクリメントしながら繰り返す。これは後述する図5の
動作を実現するものである。
【0062】以上では、説明を簡単にするために、演算
部100は直接式(12)〜(14)を計算するものと
しているが、この演算部100は最終的に式(12)〜
(14)が計算できればどのように構成されていてもよ
く、この例に限定されるものではない。また、記憶部1
10は各多項式を同時に入出力するようにしているが、
多項式毎に順番に行われてもよい。この場合、演算部1
00は1つの処理部で式(12)〜(14)を計算でき
る汎用的なもので構成していてもよい。
【0063】上述したアルゴリズムを利用して、受信系
列Ri (i=0,…,n−1)に対してGMD復号を行
うための新しい復号法を以下に示す。
【0064】ステップ1:受信系列Ri (i=0,…,
n−1)に関して、その信頼度を表す重みθi (i=
0,…,n−1)を与え、信頼度が低い順にそのシンボ
ル位置h0 ,…,hd-2 とおき、xk =αhkとする。
【0065】ステップ2:次のシンドローム多項式S
(x)を計算し、さらにλ0 (x)を乗じてS0 (x)
とする。
【0066】
【外10】 0 (x)=λ0 (x)・S(x)
【0067】ステップ3: 1)k=0,P0 (x)=1,U0 (x)=0,L0
0,W0 (x)=0,Q0 (x)=S0 (x),(ただ
しLk =0ならbk =−1) 2)Qk (x)とWk (x)のd−2次の係数をdk
k とする。
【0068】3)if(dk =0)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Qk+1 (x)=Qk (x)/(x−xk+1 ) Wk+1 (x)=Wk (x) 4)if(dk ≠0)then if(bk ≠0and2・Lk ≧k+1)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x)−(dk /bk )・Uk
(x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Qk+1 (x)=(Qk (x)−(dk /bk )・Wk
(x)/(x−xk+1 ) Wk+1 (x)=Wk (x) else Lk+1 =Lk +1 Pk+1 (x)=(x−xk )・Pk (x) Uk+1 (x)=Uk (x)−(dk /bk )・Pk
(x) Qk+1 (x)=Qk (x) Wk+1 (x)=(Wk (x)−(dk /bk )・Qk
(x))/(x−xk+1 ) 5)k=k+1;if(k<d−1)then got
o2) 6)for(k=0…d−2)do if(degPk (x)≦k/2)then Nk (x)=Pk (x)・λk−1(x) for(i=0…n−1)do if(Nk (x)(αi )=0)then ck,i =Ri +(αi −αhk)・Qk (x)(αi )/
(αi(d-1)・Nk ′(αi ))
【0069】ステップ4:受信系列Rと符号語Ck
〔ck,0,…,ck,n-1 〕(k=0,…,d−2)との内
積R・Ck が式(3)の不等式を満足するか否かを判定
する。不等式が成立するときは符号語Ck を出力し、全
て不成立の時は誤り訂正能力を越す誤りが発生した場合
として、誤り検出を行う。
【0070】(終了)この復号法は神谷の復号法に比べ
てステップ3の2)の計算を省略できるので各シンドロ
ーム多項式を記憶しておく必要がなく記憶量が少ない。
さらにその計算も省略できるので計算量も少ないことは
明らかである。
【0071】この復号法はソフトウェアによって実現で
きることは明らかである。
【0072】また、この復号法を回路的に実現する復号
装置の1例を以下に示す。ここで、上記の復号法のステ
ップ1における受信系列Ri (i=0,…,n−1)及
びその信頼度に応じたxk (k=0,…,d−2)はこ
の復号を行う前に与えられているとする。さらに、ステ
ップ2のシンドローム多項式S(x)や誤り位置多項式
λ0 (x)、それらをかけ合わせたシンドローム多項式
0 (x)の生成回路31,32,33は通常の消失訂
正において実行される処理であるので、公知の手段によ
って実現できる。また、ステップ3の6)の誤り及び消
失の位置と大きさを求める回路35も通常の消失訂正と
同様であるので公知の手段によって実現できる(ただ
し、神谷のGMD復号とck,i を求める部分が式(1
0)の関係で少し異なるが、これは簡単なスカラ量の乗
算によって実現できる)。また、ステップ4の判定回路
37も従来のGMD復号と同様である。そして、ステッ
プ3の1)〜5)の処理は図1に示した多項式生成回路
34によって実現される。よって、この復号法は図3の
ようなブロック図をもつ回路によって構成される。ただ
し、図3の遅延回路36は受信系列を訂正のために一時
遅延させるために用いられ、FIFOやアドレス制御さ
れたRAM等の公知の手段によって実現される。
【0073】〔実施例2〕S(x)は式(5)で定義さ
れるどの場合も含むので、本発明は実施例1,2に示し
た例に限定されない。例えば、式(5)においてb±j
=jとすればシンドローム多項式は次のように表され
る。
【0074】
【外11】
【0075】また、式(9)のλk (x)を以下のよう
に定義する場合もある。
【0076】
【外12】 この場合、Sk (x)=S(x)・λk (x)は実施例
1で示したSk (x)の係数Sk,j を用いて次のように
表せる。
【0077】
【外13】 また、Pk (x)は以下のように定義することもでき
る。
【0078】
【外14】
【0079】従って、Qk (x)=Sk (x)・Pk
(x)mod xd-1 =ΣΣpk,j ・sk,d-2-i ・x
d-2-k+1+Lk-jよりdk はQk (x)のd−2−k+Lk
の次の係数となる。このことは、定理1においてSk
(x)とPk (x)の定義を変えると、dk は、Qk
(x)のd−2次の係数とは限定されないが、sk
(x)とPk (x)の積多項式Qk (x)のある所定の
次数の係数となることを意味している。bkについても
同様である。よって、本発明はSk (x)とPk (x)
の定義に係わらず、Qk (x)=Sk (x)・Pk
(x)mod xd-1 ,Wk (x)=Sk (x)・Uk
(x)mod xd-1 となるQk (x),Wk(x)の
ある係数によって各多項式を計算する場合は全て含む。
ただし、定理2は変わらない。
【0080】式(15)〜(18)で定義された場合の
GMD復号のアルゴリズムを以下に示す。
【0081】ステップ1:受信系列Ri (i=0,…,
n−1)に関して、その信頼度を表す重みθi (i=
0,…,n−1)を与え、信頼度が低い順にそのシンボ
ル位置h0 ,…,hd-2 とおき、xk =αhkとする。
【0082】ステップ2:次のシンドローム多項式を計
算し、さらにλ0 (x)を乗じる。
【0083】
【外15】 0 (x)=λ0 (x)・S(x)
【0084】ステップ3: 1)k=0,P0 (x)=1,U0 (x)=0,L0
0,W0 (x)=0,Q0 (x)=S0 (X),(ただ
しLk =0ならbk =−1) 2)Qk (x)とWk (x)のd−2−k+Lk 次の係
数をdk ,bk とする。
【0085】3)if(dk =0)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Qk+1 (x)=Qk (x)/(x−xk+1 ) Wk+1 (x)=Wk (x) 4)if(dk ≠0)then if(bk ≠0and2・Lk ≧k+1)then Lk+1 =Lkk+1 (x)=Pk (x)−(dk /bk )・Uk
(x) Uk+1 (x)=(x−xk )・Uk (x) Qk+1 (x)=(Qk (x)−(dk /bk )・Wk
(x))/(x−xk+1 ) Wk+1 (x)=Wk (x) else Lk+1 =Lk +1 Pk+1 (x)=(x−xk )・Pk (x) Uk+1 (x)=Uk (x)−(dk /bk )・Pk
(x) Qk+1 (x)=Qk (x) Wk+1 (x)=(Wk (x)−(dk /bk )・Qk
(x))/(x−xk+1 ) 5)k=k+1;if(k<d−1)then got
o2) 6)for(k=0,…,d−2)do if(degPk (x)≦k/2)then Nk (x)=Pk (x)・λk-1 (x) for(i=0…n−1)do if(Nk (x)(α-i)=0)then ck,i =Ri +(1−αhk-i)・Qk (x)(α-i)/
k ′(α-i
【0086】ステップ4:受信系列Rと符号語CK
〔ck,0 ,…,ck,n-1 〕(k=0,…,d−2)との
内積R・Ck が式(3)の不等式を満足するか否かを判
定する。不等式が成立するときは符号語Ck を出力し、
全て不正立の時は誤り訂正能力を越す誤りが発生した場
合であり、誤り検出する。
【0087】(終了)この復号法も神谷の復号法に比べ
てステップ3の2)の計算を省略できるので各シンドロ
ーム多項式を記憶しておく必要がなく記憶量が少ない。
さらにその計算も省略でき、6)の計算が単純化される
ので計算量はさらに少なくなる。
【0088】この復号法は実施例1,2の復号法に対し
てステップ2のシンドローム計算と、ステップ3の2)
の係数選択と、6)のck,i の計算が異なるが、このこ
のシンドローム多項式も通常のシンドローム多項式(と
消失位置多項式)に含まれるので6)と同様に公知の手
段によって実現できる。また、ステップ3の2)の係数
選択は制御部の係数取り込み動作の制御を変えるだけで
あるので、多項式の定義を変えても実施例1と同様に図
9または図2と同様の構成の回路によって実現できるこ
とは明らかである。
【0089】また、上述したGMD復号方法は、以下の
ように並列処理が容易である。
【0090】例えば、図2において、dk ,bk はQk
(x),Wk (x)のある次数の係数である。よって例
えば、図5に示すようにQk (x),Wk (x)の計算
を次数順に行っていけば、Qk+1 (x),Wk+1 (x)
の計算は、Qk (x),Wk(x)のdk ,bk の係数
が計算された時点からQk (x),Wk (x)と並列に
行うことができる。また、Qk (x),Wk (x)の計
算を1クロックで実行した場合、図6に示すようにd−
1程度のクロックでよく、神谷のGMD復号に比べて少
なくとも2倍の高速化が可能である。Pk (x),Uk
(x)についても同様に並列処理できることは明らかで
ある。
【0091】〔実施例3〕実施例1,2に示す復号法の
ための復号器は図4に示すように、四則演算を組み合わ
せた演算部41と、判断し、手順を制御する制御部42
と、一時記憶を含む記憶部43とからなる構成によって
一般的に実現できることは明らかである。
【0092】〔実施例4〕実施例1〜3に示したGMD
復号器は各種ディジタルシステムの信頼性向上のために
用いられる。図7は、実施例1〜3のGMD復号器71
をディジタル通信システムに用いた場合の実施例を示し
ている。ディジタル通信システムの例としては衛星通
信,SS(Spread Spectrum)通信やL
AN(Local Area Network)等が考
えられる。この場合、図7に示す通信路73は空間やフ
ァイバ等となり、送受信機72は各通信端末やコンピュ
ータ等になる。また、この例では両方の送受信機72に
GMD復号器71が含まれているが、これは、符号化は
誤り訂正符号の検査記号の位置を消失位置とすれば復号
処理によって実現できることが知られているので、送信
側では、GMD復号器71を符号器として用いているた
めである。ただし、符号器は構成が容易であるので、上
述のGMD復号器71の他に符号器をもったり、送受信
機が送信機または受信機に特定できる場合は、送信機は
符号器を、受信機はGMD復号器を夫々持つようにして
もよい。
【0093】〔実施例5〕図8は、上述したGMD復号
器をディジタル記憶システムに用いた場合を示してい
る。ディジタル記憶システムとしては光ディスク装置や
光磁気ディスク装置等が考えられる。ここで、アクセス
装置82は、GMD復号器81を介して、記憶媒体83
にデータの読み/書きを行う。
【0094】以上説明したように、上記実施例に示した
GMD復号は以下の利点をもつ。
【0095】1)従来のGMD復号の中で最も計算量の
少ない神谷の復号法に対して、本実施例の復号法はd
k ,bk の計算を行わない。ただし、ck,i の演算でス
カラ量の乗算が増えるが、dk ,bk の計算に比べれば
十分簡単である。従って、本実施例の復号法は従来のい
ずれのGMD復号よりも計算量が少ない。
【0096】2)神谷のGMD復号において最も問題で
あった多数のシンドローム多項式を記憶しておく必要が
ない。
【0097】3)神谷のGMD復号では困難な並列処理
が可能であるので、高速化が容易である。
【0098】4)シンドロームとして、通常のシンドロ
ームを利用することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来よりも、処理に必要な記憶量及び計算量が少なく、
高速な復号が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の復号装置における多項式演算回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】実施例の多項式演算回路の他の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】実施例の復号装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図4】実施例の復号装置の他の構成を示すブロック図
である。
【図5】実施例の復号装置の多項式の演算順序を示す図
である。
【図6】実施例の復号装置の多項式の演算順序を示す図
である。
【図7】ディジタル通信システムの構成を示すブロック
図である。
【図8】ディジタル記憶システムの構成を示すブロック
図である。
【図9】実施例の復号方法をソフトウェア的に実行する
装置の構成を示すブロック図である。
【図10】従来例の復号装置の多項式の演算順序を示す
図である。
【図11】従来例の復号装置の多項式の演算順序を示す
図である。
【符号の説明】
31、33 シンドローム多項式生成回路 32 消失位置多項式生成回路 34 多項式生成回路 35 誤り及び消失の位置と大きさを求める回路 36 遅延回路 37 判定回路 41、100 演算部 43、110 記憶部 42、120 制御部 71、81 GMD復号器 72 送受信機 73 通信路 82 アクセス装置 83 記憶媒体 91 入力部 92 CPU 93 出力部 94 プログラムメモリ 95 ワークメモリ 96 バス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信系列からシンドローム多項式を生成
    するシンドローム多項式生成手段と、 前記受信系列の各シンボルの信頼度に基づいて消失位置
    多項式を生成する消失位置多項式生成手段と、 前記シンドローム多項式生成手段により生成されたシン
    ドローム多項式と、前記消失位置多項式生成手段により
    生成された消失位置多項式とを乗じる多項式乗算手段
    と、 前記多項式乗算手段の乗算結果を初期値とする多項式を
    含む複数の多項式を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された1または複数の多項式を入力と
    して所定の複数の演算を実行し、演算結果として複数の
    多項式を出力する演算手段と、 該演算手段の出力により前記記憶手段に記憶された多項
    式を更新する更新手段と、 前記記憶手段に記憶された多項式の中の特定の多項式の
    所定の次数の係数に基づいて、前記演算手段の入出力関
    係を決定する制御手段と、 前記受信系列と、前記演算手段により順次出力される多
    項式と、前記消失位置多項式生成手段により生成された
    消失位置多項式とを用いて符号語を順次生成する符号語
    生成手段と、 該生成手段により生成された符号語と前記受信系列と
    が、所定の条件を満足するかを判定し、満足すると判定
    した符号語を復号結果として出力する判定手段とを具え
    たことを特徴とする復号装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の複数の演算を実行可能な演算
    手段を複数具え、該演算手段の各々では、出力すべき各
    多項式の係数を次数順に演算し、前記制御手段は、1つ
    の演算手段で前記特定の多項式の前記所定の次数の係数
    が演算されると、他の1つの演算手段により、順次演算
    されるべき次の多項式の演算を開始するように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、変数を記憶する変数記
    憶手段と、該変数記憶手段に記憶された変数を演算毎に
    更新する変数更新手段とを具え、前記所定の次数の係数
    に加えて、当該変数の値にも基づいて、前記演算手段の
    入出力関係を決定することを特徴とする請求項1記載の
    復号装置。
  4. 【請求項4】 前記変数更新手段は、前記変数の一部
    を、前記所定の次数の係数に基づいて更新することを特
    徴とする請求項3記載の復号装置。
  5. 【請求項5】 受信系列からシンドローム多項式を生成
    するシンドローム多項式工程と、 前記受信系列の各シンボルの信頼度に基づいて消失位置
    多項式を生成する消失位置多項式生成工程と、 前記シンドローム多項式生成工程により生成されたシン
    ドローム多項式と、前記消失位置多項式生成工程により
    生成された消失位置多項式とを乗じる多項式乗算工程
    と、 前記多項式乗算工程の乗算結果を初期値とする多項式を
    含む複数の多項式をメモリに記憶する記憶工程と、 前記メモリに記憶された1または複数の多項式を入力と
    して所定の複数の演算を実行し、演算結果として複数の
    多項式を出力する演算工程と、 該演算工程の出力により前記記憶工程に記憶された多項
    式を更新する更新工程と、 前記メモリに記憶された多項式の中の特定の多項式の所
    定の次数の係数に基づいて、前記演算工程における入出
    力関係を決定する制御工程と、 前記受信系列と、前記演算工程により順次出力される多
    項式と、前記消失位置多項式生成工程により生成された
    消失位置多項式とを用いて符号語を順次生成する符号語
    生成工程と、 該生成工程により生成された符号語と前記受信系列と
    が、所定の条件を満足するかを判定し、満足すると判定
    した符号語を復号結果として出力する判定工程とを具え
    たことを特徴とする復号方法。
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