JPH0935279A - 光学式記録再生装置 - Google Patents
光学式記録再生装置Info
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- JPH0935279A JPH0935279A JP17982495A JP17982495A JPH0935279A JP H0935279 A JPH0935279 A JP H0935279A JP 17982495 A JP17982495 A JP 17982495A JP 17982495 A JP17982495 A JP 17982495A JP H0935279 A JPH0935279 A JP H0935279A
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- optical
- optical pickup
- opening
- flexible substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立時にフレキシブル基板のつっぱりにより
光デッキシャーシが押し上げられることなく、また回路
基板面積を確保でき、安価で作業性の良い小型の光学式
記録再生装置を提供する。 【構成】 光ピックアップ１を内蔵した光デッキシャー
シ１１の側面壁１１ｃとカバー部１１ａとで形成される
稜線の一部に開口部１２を設け、この開口部１２の下側
で側面壁にガイド用凸部１３を形成し開口部１２から引
き出されたフレキシブル基板４はガイド用凸部１３によ
り下方に付勢されるように構成する。
光デッキシャーシが押し上げられることなく、また回路
基板面積を確保でき、安価で作業性の良い小型の光学式
記録再生装置を提供する。 【構成】 光ピックアップ１を内蔵した光デッキシャー
シ１１の側面壁１１ｃとカバー部１１ａとで形成される
稜線の一部に開口部１２を設け、この開口部１２の下側
で側面壁にガイド用凸部１３を形成し開口部１２から引
き出されたフレキシブル基板４はガイド用凸部１３によ
り下方に付勢されるように構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクにレーザー
光を照射して光ディスクの記録、再生または記録再生を
行う光学式記録再生装置に関する。
光を照射して光ディスクの記録、再生または記録再生を
行う光学式記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、光学式記録再生装置はＣＤ−ＲＯ
Ｍに代表されるように光ディスクを記録媒体として情報
機器の記憶装置にも用いられ、アクセスの高速化と高い
信頼性を求められており、また小型化も必要条件の一つ
となっている。以下図面を参照しながら従来例の光学式
記録再生装置について説明する。図５は従来例の光学式
記録再生装置の光ピックアップの構成を示す斜視図であ
る。図において光ピックアップ２１は光学ブロック２３
の上に載置された対物レンズ駆動装置２２、光学ブロッ
ク２３の端子部２３ａに一端を電気的に接続され、かつ
機械的に固定されたフレキシブル基板２４からなってお
り、フレキシブル基板２４は、端子部２３ａから引き出
された後、円弧部２４ａにて下方に折り曲げられて反転
し、光学ブロック２３の下側を通り光ディスクの半径方
向に沿在するとともに他端の接続部２４ｂに向けて方向
を略直角に変えるように構成している。
Ｍに代表されるように光ディスクを記録媒体として情報
機器の記憶装置にも用いられ、アクセスの高速化と高い
信頼性を求められており、また小型化も必要条件の一つ
となっている。以下図面を参照しながら従来例の光学式
記録再生装置について説明する。図５は従来例の光学式
記録再生装置の光ピックアップの構成を示す斜視図であ
る。図において光ピックアップ２１は光学ブロック２３
の上に載置された対物レンズ駆動装置２２、光学ブロッ
ク２３の端子部２３ａに一端を電気的に接続され、かつ
機械的に固定されたフレキシブル基板２４からなってお
り、フレキシブル基板２４は、端子部２３ａから引き出
された後、円弧部２４ａにて下方に折り曲げられて反転
し、光学ブロック２３の下側を通り光ディスクの半径方
向に沿在するとともに他端の接続部２４ｂに向けて方向
を略直角に変えるように構成している。
【０００３】図６は従来例の光学式記録再生装置の光デ
ッキの構成を示す斜視図である。図６において、光デッ
キシャーシ３１上に配設されたターンテーブル２７は光
ディスク１０を固定保持して直結したスピンドルモータ
２７ｂによって回転させる。また光デッキシャーシ３１
上には光ピックアップ２１を図示しない移送手段によっ
て光ディスク１０の半径方向に移動自在に配設してお
り、光デッキシャーシ３１にはカバー部３１ａを形成し
ている。これらは公知の技術であるから、その他の細部
についての説明は省略する。
ッキの構成を示す斜視図である。図６において、光デッ
キシャーシ３１上に配設されたターンテーブル２７は光
ディスク１０を固定保持して直結したスピンドルモータ
２７ｂによって回転させる。また光デッキシャーシ３１
上には光ピックアップ２１を図示しない移送手段によっ
て光ディスク１０の半径方向に移動自在に配設してお
り、光デッキシャーシ３１にはカバー部３１ａを形成し
ている。これらは公知の技術であるから、その他の細部
についての説明は省略する。
【０００４】図７は従来例の光学式記録再生装置の光ピ
ックアップのフレキシブル基板の配置を示す側断面図で
ある。光学式記録再生装置の底キャビネット３７の上方
に光デッキシャーシ３１の側面壁３１ｂがあり、その下
端から光ピックアップのフレキシブル基板２４が引き出
されている。光デッキシャーシ３１の側面壁３１ｂから
水平距離３８だけ離れた所に回路基板３６の端面があ
り、この回路基板３６にはコネクタ３４が取り付けら
れ、このコネクタ３４にはフレキシブル基板２４の他端
の接続部２４ｂが挿入接続されている。光デッキシャー
シ３１の上部にはカバー部３１ａが形成されている。
ックアップのフレキシブル基板の配置を示す側断面図で
ある。光学式記録再生装置の底キャビネット３７の上方
に光デッキシャーシ３１の側面壁３１ｂがあり、その下
端から光ピックアップのフレキシブル基板２４が引き出
されている。光デッキシャーシ３１の側面壁３１ｂから
水平距離３８だけ離れた所に回路基板３６の端面があ
り、この回路基板３６にはコネクタ３４が取り付けら
れ、このコネクタ３４にはフレキシブル基板２４の他端
の接続部２４ｂが挿入接続されている。光デッキシャー
シ３１の上部にはカバー部３１ａが形成されている。
【０００５】図８は、他の従来例の光学式記録再生装置
の光ピックアップのフレキシブル基板の配置を示す側断
面図である。図７と同一の構成部品には同一符号を付け
て説明を省略する。図７と異なる点はコネクタ３４に代
えて斜めコネクタ３５を備えた点である。
の光ピックアップのフレキシブル基板の配置を示す側断
面図である。図７と同一の構成部品には同一符号を付け
て説明を省略する。図７と異なる点はコネクタ３４に代
えて斜めコネクタ３５を備えた点である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例の
光学式記録再生装置においては、光ピックアップのフレ
キシブル基板を光学ブロックの下側に回り込むように配
置しているため、薄型化された光学式記録再生装置で
は、図７に示すように、フレキシブル基板２４が光デッ
キシャーシ３１の下端に当たり、光デッキシャーシ３１
を押し上げるので、組立作業時に光デッキシャーシ３１
の位置が定まりにくいという問題点があった。またこの
フレキシブル基板２４が光デッキシャーシ３１を押し上
げようとする力を軽減するためには、光デッキシャーシ
３１から基板３６端面までの距離３８を大きくとればよ
いが、そうすると基板面積が小さくなるという問題点を
有していた。
光学式記録再生装置においては、光ピックアップのフレ
キシブル基板を光学ブロックの下側に回り込むように配
置しているため、薄型化された光学式記録再生装置で
は、図７に示すように、フレキシブル基板２４が光デッ
キシャーシ３１の下端に当たり、光デッキシャーシ３１
を押し上げるので、組立作業時に光デッキシャーシ３１
の位置が定まりにくいという問題点があった。またこの
フレキシブル基板２４が光デッキシャーシ３１を押し上
げようとする力を軽減するためには、光デッキシャーシ
３１から基板３６端面までの距離３８を大きくとればよ
いが、そうすると基板面積が小さくなるという問題点を
有していた。
【０００７】一方、図８の他の従来例においては、光デ
ッキシャーシ３１と基板３６端面との距離３８を小さく
するために斜めコネクタ３５を使用している例を示して
いるが、斜めコネクタは特殊な構造であるためコストが
高くなることや、フレキシブル基板２４の接続部２４ｂ
のコネクタ３５への挿入性が悪くなるという問題点を有
している。さらに、図８よりわかるように構成上コネク
タ３５と基板３６の端部までとの距離を大きくとれない
ので基板上での配線が限定されるという問題点もある。
ッキシャーシ３１と基板３６端面との距離３８を小さく
するために斜めコネクタ３５を使用している例を示して
いるが、斜めコネクタは特殊な構造であるためコストが
高くなることや、フレキシブル基板２４の接続部２４ｂ
のコネクタ３５への挿入性が悪くなるという問題点を有
している。さらに、図８よりわかるように構成上コネク
タ３５と基板３６の端部までとの距離を大きくとれない
ので基板上での配線が限定されるという問題点もある。
【０００８】本発明は上記各従来例の問題点を改善する
ためのもので、装置を小型化してもフレキシブル基板の
つっぱりによって光デッキシャーシが押し上げられるこ
となく作業性が良く、基板面積を確保でき、安価で小型
の光学式記録再生装置を提供することを目的としてなさ
れたものである。
ためのもので、装置を小型化してもフレキシブル基板の
つっぱりによって光デッキシャーシが押し上げられるこ
となく作業性が良く、基板面積を確保でき、安価で小型
の光学式記録再生装置を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光学式記録再生装置は、基本的な構成とし
て、光ディスクを記録媒体として光学的に信号の記録再
生を行う光ピックアップと、前記光ピックアップに一端
を固定して外部から電気的通電を行うフレキシブル基板
と、前記光ディスクを保持してモータで回転させるター
ンテーブルと、前記光ピックアップを前記光ディスクの
半径方向に移動させる移送手段と、前記光ピックアッ
プ，ターンテーブルおよび移送手段を取り付けると共
に、前記光ディスクの下面に対向して前記光ピックアッ
プ及び移送手段を覆うように形成されたカバー部及びこ
のカバー部に連続する側面壁とを形成した光デッキシャ
ーシとを備え、前記カバー部と光デッキシャーシの側面
壁とで形成される稜線の一部に開口部を設け、この開口
部の下側で前記側面壁にフレキシブル基板のガイド用凸
部を形成し、この開口部から引き出された前記フレキシ
ブル基板は前記ガイド用凸部により下方に付勢されるよ
うに構成したものである。
に本発明の光学式記録再生装置は、基本的な構成とし
て、光ディスクを記録媒体として光学的に信号の記録再
生を行う光ピックアップと、前記光ピックアップに一端
を固定して外部から電気的通電を行うフレキシブル基板
と、前記光ディスクを保持してモータで回転させるター
ンテーブルと、前記光ピックアップを前記光ディスクの
半径方向に移動させる移送手段と、前記光ピックアッ
プ，ターンテーブルおよび移送手段を取り付けると共
に、前記光ディスクの下面に対向して前記光ピックアッ
プ及び移送手段を覆うように形成されたカバー部及びこ
のカバー部に連続する側面壁とを形成した光デッキシャ
ーシとを備え、前記カバー部と光デッキシャーシの側面
壁とで形成される稜線の一部に開口部を設け、この開口
部の下側で前記側面壁にフレキシブル基板のガイド用凸
部を形成し、この開口部から引き出された前記フレキシ
ブル基板は前記ガイド用凸部により下方に付勢されるよ
うに構成したものである。
【００１０】
【作用】本発明は上記した構成によって、開口部から引
き出されたフレキシブル基板はガイド用凸部により下方
に付勢され、フレキシブル基板の先端は接続する回路基
板側のコネクタにスムーズに到達するので、装置をでき
る限り小型化しても、組立時にフレキシブル基板のつっ
ぱりによって光デッキシャーシが押し上げられることな
く、またフレキシブル基板は回路基板の位置を下から上
へ横切らないので回路基板側のコネクタの位置は限定さ
れることなく回路基板面積を広く確保できるように作用
する。
き出されたフレキシブル基板はガイド用凸部により下方
に付勢され、フレキシブル基板の先端は接続する回路基
板側のコネクタにスムーズに到達するので、装置をでき
る限り小型化しても、組立時にフレキシブル基板のつっ
ぱりによって光デッキシャーシが押し上げられることな
く、またフレキシブル基板は回路基板の位置を下から上
へ横切らないので回路基板側のコネクタの位置は限定さ
れることなく回路基板面積を広く確保できるように作用
する。
【００１１】
【実施例】以下本発明の光学式記録再生装置の一実施例
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図１は
本発明の一実施例の光学式記録再生装置の光ピックアッ
プ周辺の構成を示す斜視図である。図１において光ピッ
クアップ１は光学ブロック３上に載置された対物レンズ
駆動装置２、光学ブロック３の端子部３ａに一端を電気
的に接続され、かつ機械的に固定されたフレキシブル基
板４からなっており、フレキシブル基板４は端子部３ａ
から引き出された後、図の矢印Ａ方向に向かい円弧部４
ａにて上方に折り曲げられて矢印Ｂ方向に向けて反転
し、光学ブロック３の上側を通り光ディスクの半径方向
に沿在するように配置している。
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図１は
本発明の一実施例の光学式記録再生装置の光ピックアッ
プ周辺の構成を示す斜視図である。図１において光ピッ
クアップ１は光学ブロック３上に載置された対物レンズ
駆動装置２、光学ブロック３の端子部３ａに一端を電気
的に接続され、かつ機械的に固定されたフレキシブル基
板４からなっており、フレキシブル基板４は端子部３ａ
から引き出された後、図の矢印Ａ方向に向かい円弧部４
ａにて上方に折り曲げられて矢印Ｂ方向に向けて反転
し、光学ブロック３の上側を通り光ディスクの半径方向
に沿在するように配置している。
【００１２】移送手段について説明すると光学ブロック
３の一端に設けられたガイド孔３ｂには軸９ａを、他端
のガイド部３ｃには軸９ｂをそれぞれ挿嵌し、光ディス
クの半径方向である矢印Ａ−Ｂ方向に自在に摺動できる
ように支持している。そして光ピックアップ１の光学ブ
ロック３の端部に固定されたナット板８の溝は、送りモ
ーター５に直結した送りねじ６の溝に嵌合しており、送
りモーター５の回転に伴って光ピックアップ１を光ディ
スクの半径方向の矢印Ａ−Ｂ方向に移動させる。ターン
テーブル７は光ディスクを固定保持して直結したスピン
ドルモータ７ｂで回転させる。
３の一端に設けられたガイド孔３ｂには軸９ａを、他端
のガイド部３ｃには軸９ｂをそれぞれ挿嵌し、光ディス
クの半径方向である矢印Ａ−Ｂ方向に自在に摺動できる
ように支持している。そして光ピックアップ１の光学ブ
ロック３の端部に固定されたナット板８の溝は、送りモ
ーター５に直結した送りねじ６の溝に嵌合しており、送
りモーター５の回転に伴って光ピックアップ１を光ディ
スクの半径方向の矢印Ａ−Ｂ方向に移動させる。ターン
テーブル７は光ディスクを固定保持して直結したスピン
ドルモータ７ｂで回転させる。
【００１３】図２は、本発明の一実施例の光学式記録再
生装置の光デッキの構成を示す斜視図である。光デッキ
シャーシ１１には図１に示した構成部品を取り付けたう
え、この光デッキシャーシ１１にカバー部１１ａを形成
してごみなどの侵入を防いでいる。カバー部１１ａに
は、光ディスク１０の直径より外側に第１の開口部１１
ｂを設けていて、光ピックアップ１のレーザ光が光ディ
スク１０の外周部に照射する位置にきたとき、そのフレ
キシブル基板４の円弧部４ａおよびその近辺がこの第１
の開口部１１ｂより突出するように構成されている。光
デッキシャーシ１１のカバー部１１ａと側面壁１１ｃに
よって形成される稜線の一部に第２の開口部１２を設
け、側面壁１１ｃの第２の開口部１２の近傍にはガイド
用凸部１３を１組設け、第２の開口部１２より引き出さ
れたフレキシブル基板４を下方に付勢している。
生装置の光デッキの構成を示す斜視図である。光デッキ
シャーシ１１には図１に示した構成部品を取り付けたう
え、この光デッキシャーシ１１にカバー部１１ａを形成
してごみなどの侵入を防いでいる。カバー部１１ａに
は、光ディスク１０の直径より外側に第１の開口部１１
ｂを設けていて、光ピックアップ１のレーザ光が光ディ
スク１０の外周部に照射する位置にきたとき、そのフレ
キシブル基板４の円弧部４ａおよびその近辺がこの第１
の開口部１１ｂより突出するように構成されている。光
デッキシャーシ１１のカバー部１１ａと側面壁１１ｃに
よって形成される稜線の一部に第２の開口部１２を設
け、側面壁１１ｃの第２の開口部１２の近傍にはガイド
用凸部１３を１組設け、第２の開口部１２より引き出さ
れたフレキシブル基板４を下方に付勢している。
【００１４】図３は、本発明の一実施例の光学式記録再
生装置のフレキシブル基板の配置を示す側断面図であ
る。光学式記録再生装置の底キャビネット１７の上方に
光デッキシャーシ１１の側面壁１１ｃがあり、側面壁１
１ｃには光デッキシャーシ１１に形成したカバー部１１
ａが続いている。フレキシブル基板４は光デッキシャー
シ１１の内部から第２の開口部１２を通って外に出たと
ころでガイド用凸部１３で下方に付勢され、他端の接続
部４ｂが回路基板１６上のコネクタ１４に挿入接続され
ている。光デッキシャーシの側面壁１１ｂから距離１８
を隔てた所に回路基板１６の端面を配設している。
生装置のフレキシブル基板の配置を示す側断面図であ
る。光学式記録再生装置の底キャビネット１７の上方に
光デッキシャーシ１１の側面壁１１ｃがあり、側面壁１
１ｃには光デッキシャーシ１１に形成したカバー部１１
ａが続いている。フレキシブル基板４は光デッキシャー
シ１１の内部から第２の開口部１２を通って外に出たと
ころでガイド用凸部１３で下方に付勢され、他端の接続
部４ｂが回路基板１６上のコネクタ１４に挿入接続され
ている。光デッキシャーシの側面壁１１ｂから距離１８
を隔てた所に回路基板１６の端面を配設している。
【００１５】図４は、本発明の一実施例の光学式記録再
生装置、たとえばポータブル用ＣＤ−ＲＯＭ再生装置の
外観を示す斜視図である。図４において装置本体の筐体
は、中間キャビネット１９、底キャビネット１７および
蓋２０からなっており中間キャビネット１９の開口部か
らカバー部１１ａ、光ピックアップ１およびターンテー
ブル７が見えている。
生装置、たとえばポータブル用ＣＤ−ＲＯＭ再生装置の
外観を示す斜視図である。図４において装置本体の筐体
は、中間キャビネット１９、底キャビネット１７および
蓋２０からなっており中間キャビネット１９の開口部か
らカバー部１１ａ、光ピックアップ１およびターンテー
ブル７が見えている。
【００１６】以上のように構成された本実施例の光学式
記録再生装置について以下その動作を説明する。底キャ
ビネット１７に光デッキシャーシ１１を取り付ける際に
は第２の開口部１２から出たフレキシブル基板４がガイ
ド用凸部１３によって下方に付勢されてコネクタ１４に
無理なく挿入される位置にきているので、底キャビネッ
ト１７に光デッキシャーシ１１を取り付けた後、コネク
タ１４にフレキシブル基板４を接続する。このとき従来
例のように光デッキシャーシ１１を持ち上げようとする
力が働かないので取り付けの際の位置決めもしやすく、
デッキ位置が安定し組立も容易である。また図３に見ら
れるように光デッキシャーシ１１の側面壁１１ｃと回路
基板１６との間の距離１８は、従来例のようにフレキシ
ブル基板が介在せず十分に小さくできるので基板面積を
大きくとれ、この部分にプリント配線を行い得て配線引
き回しの自由度が高く回路基板を有効に用いることがで
きる。
記録再生装置について以下その動作を説明する。底キャ
ビネット１７に光デッキシャーシ１１を取り付ける際に
は第２の開口部１２から出たフレキシブル基板４がガイ
ド用凸部１３によって下方に付勢されてコネクタ１４に
無理なく挿入される位置にきているので、底キャビネッ
ト１７に光デッキシャーシ１１を取り付けた後、コネク
タ１４にフレキシブル基板４を接続する。このとき従来
例のように光デッキシャーシ１１を持ち上げようとする
力が働かないので取り付けの際の位置決めもしやすく、
デッキ位置が安定し組立も容易である。また図３に見ら
れるように光デッキシャーシ１１の側面壁１１ｃと回路
基板１６との間の距離１８は、従来例のようにフレキシ
ブル基板が介在せず十分に小さくできるので基板面積を
大きくとれ、この部分にプリント配線を行い得て配線引
き回しの自由度が高く回路基板を有効に用いることがで
きる。
【００１７】ターンテーブル７は記録媒体である光ディ
スク１０を固定保持して直結したスピンドルモータ７ｂ
で回転させる。光ピックアップ１がディスク１０の目的
の位置にアクセスしようとするとき、送りモーター５を
回転させると送りねじ６も回転し、その回転方向によっ
て送りねじ６に嵌合するナット板８は図の矢印Ａまたは
Ｂ方向に移動し、したがって光学ブロック３は軸９ａ，
９ｂにガイドされて図の矢印Ａ−Ｂ方向へ移動する。こ
の光学ブロック３の移動に伴って、その端子部３ａに一
端を固定したフレキシブル基板４も移動し、移動に伴っ
て円弧部４ａもフレキシブル基板４上で移動する。光ピ
ックアップ１が矢印Ａ方向に向かい、そのレーザ光が光
ディスク１０の外周部を照射する位置近辺に移動したと
きに、フレキシブル基板４の円弧部４ａおよびその前後
の部分が光デッキシャーシ１１に当接することなく開口
部１１ｂより突出するが、開口部１１ｂが光ディスク１
０の最外周よりも外側にあるためフレキシブル基板４、
およびその円弧部４ａは、いずれも光ディスク１０の下
面に当接する恐れはない。光ピックアップ１が矢印Ｂ方
向に向かい、そのレーザ光が光ディスク１０の内周部を
照射する位置近辺に移動したときには円弧部４ａも図の
矢印Ｂ方向に移動し、開口部１１ｂより突出せず、カバ
ー部１１ａ、光デッキシャーシ１１および底キャビネッ
ト１７に囲まれた空間内に収納される。
スク１０を固定保持して直結したスピンドルモータ７ｂ
で回転させる。光ピックアップ１がディスク１０の目的
の位置にアクセスしようとするとき、送りモーター５を
回転させると送りねじ６も回転し、その回転方向によっ
て送りねじ６に嵌合するナット板８は図の矢印Ａまたは
Ｂ方向に移動し、したがって光学ブロック３は軸９ａ，
９ｂにガイドされて図の矢印Ａ−Ｂ方向へ移動する。こ
の光学ブロック３の移動に伴って、その端子部３ａに一
端を固定したフレキシブル基板４も移動し、移動に伴っ
て円弧部４ａもフレキシブル基板４上で移動する。光ピ
ックアップ１が矢印Ａ方向に向かい、そのレーザ光が光
ディスク１０の外周部を照射する位置近辺に移動したと
きに、フレキシブル基板４の円弧部４ａおよびその前後
の部分が光デッキシャーシ１１に当接することなく開口
部１１ｂより突出するが、開口部１１ｂが光ディスク１
０の最外周よりも外側にあるためフレキシブル基板４、
およびその円弧部４ａは、いずれも光ディスク１０の下
面に当接する恐れはない。光ピックアップ１が矢印Ｂ方
向に向かい、そのレーザ光が光ディスク１０の内周部を
照射する位置近辺に移動したときには円弧部４ａも図の
矢印Ｂ方向に移動し、開口部１１ｂより突出せず、カバ
ー部１１ａ、光デッキシャーシ１１および底キャビネッ
ト１７に囲まれた空間内に収納される。
【００１８】このように本実施例によれば、開口部から
引き出されたフレキシブル基板はガイド用凸部により下
方に付勢され、フレキシブル基板の先端は接続する回路
基板側のコネクタにスムーズに到達するので、装置をで
きる限り小型化しても、組立時にフレキシブル基板のつ
っぱりによって光デッキシャーシが押し上げられること
なく、またフレキシブル基板は回路基板の位置を下から
上へ横切らないので回路基板側のコネクタの位置は限定
されることなく回路基板面積を広く確保できる。
引き出されたフレキシブル基板はガイド用凸部により下
方に付勢され、フレキシブル基板の先端は接続する回路
基板側のコネクタにスムーズに到達するので、装置をで
きる限り小型化しても、組立時にフレキシブル基板のつ
っぱりによって光デッキシャーシが押し上げられること
なく、またフレキシブル基板は回路基板の位置を下から
上へ横切らないので回路基板側のコネクタの位置は限定
されることなく回路基板面積を広く確保できる。
【００１９】なお本実施例は再生用のみまたは記録用の
みの機器にも用いられることは当然であり、また本実施
例は基本的な構成を示したものであり、特許請求の範囲
内での構成部品の多少の変更変形は差し支えない。たと
えば例示ではフレキシブル基板の外形はＬ字形である
が、第２の開口部の位置を変えればＩ字形にでき、材料
を有効に用いることができる。
みの機器にも用いられることは当然であり、また本実施
例は基本的な構成を示したものであり、特許請求の範囲
内での構成部品の多少の変更変形は差し支えない。たと
えば例示ではフレキシブル基板の外形はＬ字形である
が、第２の開口部の位置を変えればＩ字形にでき、材料
を有効に用いることができる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基本的な
構成として、光ディスクを記録媒体として光学的に信号
の記録再生を行う光ピックアップと、光ピックアップに
一端を固定して外部から電気的通電を行うフレキシブル
基板と、光ディスクを保持してモータで回転させるター
ンテーブルと、光ピックアップを光ディスクの半径方向
に移動させる移送手段と、光ピックアップ、ターンテー
ブルおよび移送手段を取り付けると共に、前記光ディス
クの下面に対向して前記光ピックアップ及び移送手段を
覆うように形成されたカバー部及びこのカバー部に連続
する側面壁とを形成した光デッキシャーシとを備え、カ
バー部と光デッキシャーシの側面壁とで形成される稜線
の一部に開口部を設け、この開口部の下側で側面壁にフ
レキシブル基板のガイド用凸部を形成し、この開口部か
ら引き出されたフレキシブル基板はガイド用凸部により
下方に付勢されるように構成したことにより、装置を極
力小型化しても、組立作業時にフレキシブル基板のつっ
ぱりによって光デッキシャーシが押し上げられることな
く、またフレキシブル基板は回路基板の位置を下から上
へ横切らないので回路基板側のコネクタの位置は限定さ
れることなく回路基板面積を広く確保でき、安価で作業
性の良い小型の光学式記録再生装置を提供できる。
構成として、光ディスクを記録媒体として光学的に信号
の記録再生を行う光ピックアップと、光ピックアップに
一端を固定して外部から電気的通電を行うフレキシブル
基板と、光ディスクを保持してモータで回転させるター
ンテーブルと、光ピックアップを光ディスクの半径方向
に移動させる移送手段と、光ピックアップ、ターンテー
ブルおよび移送手段を取り付けると共に、前記光ディス
クの下面に対向して前記光ピックアップ及び移送手段を
覆うように形成されたカバー部及びこのカバー部に連続
する側面壁とを形成した光デッキシャーシとを備え、カ
バー部と光デッキシャーシの側面壁とで形成される稜線
の一部に開口部を設け、この開口部の下側で側面壁にフ
レキシブル基板のガイド用凸部を形成し、この開口部か
ら引き出されたフレキシブル基板はガイド用凸部により
下方に付勢されるように構成したことにより、装置を極
力小型化しても、組立作業時にフレキシブル基板のつっ
ぱりによって光デッキシャーシが押し上げられることな
く、またフレキシブル基板は回路基板の位置を下から上
へ横切らないので回路基板側のコネクタの位置は限定さ
れることなく回路基板面積を広く確保でき、安価で作業
性の良い小型の光学式記録再生装置を提供できる。
【図１】本発明の一実施例の光学式記録再生装置の構成
を示す斜視図
を示す斜視図
【図２】同じくその光学式記録再生装置の光デッキの構
成を示す斜視図
成を示す斜視図
【図３】同じくその光学式記録再生装置の光ピックアッ
プのフレキシブル基板の配置を示す側断面図
プのフレキシブル基板の配置を示す側断面図
【図４】同じくその光学式記録再生装置の外観を示す斜
視図
視図
【図５】従来例の光学式記録再生装置の光ピックアップ
の構成を示す斜視図
の構成を示す斜視図
【図６】同じくその光デッキの構成を示す斜視図
【図７】同じくその光ピックアップのフレキシブル基板
の配置を示す側断面図
の配置を示す側断面図
【図８】他の従来例の光学式記録再生装置の光ピックア
ップのフレキシブル基板の配置を示す側断面図
ップのフレキシブル基板の配置を示す側断面図
１ 光ピックアップ ２ 対物レンズ駆動装置 ３ 光学ブロック ３ａ 端子部 ３ｂ ガイド孔 ３ｃ ガイド部 ４ フレキシブル基板 ４ａ 円弧部 ５ 送りモーター ６ 送りネジ ７ ターンテーブル ８ ナット板 ９ａ，９ｂ 軸 １０ 光ディスク １１ 光デッキシャーシ １１ａ カバー部 １１ｂ 第１の開口部 １２ 第２の開口部 １３ ガイド用凸部 １４ コネクタ １６ 回路基板 １７ 底キャビネット １８ 光デッキシャーシの側面壁から基板端面までの距
離
離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糸井 俊樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 光ディスクを記録媒体として光学的に信
号の記録再生を行う光ピックアップと、 前記光ピックアップに一端を固定して外部から電気的通
電を行うフレキシブル基板と、 前記光ディスクを保持してモータで回転させるターンテ
ーブルと、 前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動
させる移送手段と、 前記光ピックアップ，ターンテーブルおよび移送手段を
取り付けると共に、前記光ディスクの下面に対向して前
記光ピックアップ及び移送手段を覆うように形成された
カバー部と、このカバー部に連続する側面壁とを形成し
た光デッキシャーシとを備え、 前記光デッキシャーシのカバー部と側面壁とで形成され
る稜線の一部に開口部を設け、この開口部の下側で前記
側面壁にフレキシブル基板のガイド用凸部を形成し、こ
の開口部から引き出された前記フレキシブル基板は前記
ガイド用凸部により下方に付勢されるように構成したこ
とを特徴とする光学式記録再生装置。 - 【請求項２】 光ディスクを記録媒体として光学的に信
号の記録再生を行う光ピックアップと、 前記光ピックアップに一端を固定して外部から電気的通
電を行うフレキシブル基板と、 前記光ディスクを保持してモータで回転させるターンテ
ーブルと、 前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動
させる移送手段と、 前記光ピックアップ、ターンテーブルおよび移送手段を
取り付けると共に、前記光ディスクの下面に対向して前
記光ピックアップ及び移送手段を覆うように形成された
カバー部と、このカバー部に連続する側面壁とを形成し
た光デッキシャーシとを備え、 前記光デッキシャーシは、前記フレキシブル基板の一部
を突出できるように前記光ディスクの外周より外方位置
に設けた第１の開口部と、前記カバー部と光デッキシャ
ーシの側面壁とで形成される稜線の一部に設けた第２の
開口部と、この第２の開口部の下側の前記側面壁に設け
たフレキシブル基板のガイド用凸部とを形成し、 前記フレキシブル基板は、前記光ピックアップから前記
光ディスクの半径方向に外周方向へ沿在し円弧部におい
て前記光ピックアップから離れる方向に反転してカバー
部の内面において光ディスクの半径方向に内周方向へ沿
在し、前記光ピックアップのレーザ光が光ディスクの外
周部を照射する位置近辺において前記フレキシブル基板
の前記円弧部およびその近辺が前記第１の開口部より突
出するように配置するとともに、前記第２の開口部より
引き出されたフレキシブル基板は前記ガイド用凸部によ
り下方に付勢されるように構成したことを特徴とする光
学式記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17982495A JPH0935279A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 光学式記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17982495A JPH0935279A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 光学式記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935279A true JPH0935279A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16072539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17982495A Pending JPH0935279A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 光学式記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0935279A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1914754A3 (en) * | 2006-10-14 | 2009-06-17 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup |
| JP2012164395A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Funai Electric Co Ltd | 光ディスク装置のドライブ装置 |
| CN103911667A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-09 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种基于缩颈型坩埚的无坩埚壁接触式单晶生长方法 |
-
1995
- 1995-07-17 JP JP17982495A patent/JPH0935279A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1914754A3 (en) * | 2006-10-14 | 2009-06-17 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup |
| JP2012164395A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Funai Electric Co Ltd | 光ディスク装置のドライブ装置 |
| CN103911667A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-09 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种基于缩颈型坩埚的无坩埚壁接触式单晶生长方法 |
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