JPH09329986A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09329986A
JPH09329986A JP8149049A JP14904996A JPH09329986A JP H09329986 A JPH09329986 A JP H09329986A JP 8149049 A JP8149049 A JP 8149049A JP 14904996 A JP14904996 A JP 14904996A JP H09329986 A JPH09329986 A JP H09329986A
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JP
Japan
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sheet
belt
fixing
roller
transfer
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Application number
JP8149049A
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English (en)
Inventor
Takashi Kondo
尊司 近藤
Michio Izumi
倫生 泉
Masahiko Matsuura
昌彦 松浦
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート及びこれに転写された現像剤を冷やす
ことなく定着装置に搬送することで熱効率良く定着処理
を行うようにした。 【解決手段】 転写部34で像担持体16からシート7
0に現像剤を転写した後、定着部36で現像剤をシート
に定着する画像形成装置10に、無端状のベルト28
と、ベルトの内側に配置されて転写部でベルトを像担持
体に押し付ける第1のローラ30と、転写部で現像剤を
加熱してこれをシートに固定する第1の加熱手段20、
30と、ベルトの内側に配置されて第1のローラととも
にベルトを支持する第2のローラ32と、定着部36で
現像剤を加熱溶融してこれをシートに定着する第2の加
熱手段32と、ベルトを回転移動して転写部から定着部
にシートを搬送する駆動手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどの画像形成装置において、現像剤を
シートに転写し定着する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、像担
持体上に保持されている現像剤をシートに転写する方法
として、現像剤とシートとの静電吸着力に基づいて現像
剤をシートに吸着させる静電転写方式、像担持体上の現
像剤を加熱してシートに仮固定する熱転写方式、像担持
体上の現像剤を加熱し溶融してシートに永久的に定着す
る転写同時定着方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、静電転写方
式は現像剤の転写効率が必ずしも高くなく、多くの現像
剤が像担持体上に残留することから、この残留現像剤を
除去する機構も必要になる。また、熱転写方式は転写効
率が良いという利点があるものの、仮に固定されている
現像剤を次に定着装置に搬送して溶融定着しなければな
らず、搬送中に冷えた現像剤とシートを再び加熱しなけ
ればならず、熱効率が悪いという問題がある。さらに、
転写で要求される温度と定着で要求される温度は異なる
ので、転写同時定着方式では満足できる程度に転写と定
着を同時行うことが困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
3つの転写方式のうち熱転写方式を採用するとともに、
シート及びこれに転写された現像剤を冷やすことなく定
着装置に搬送することで熱効率良く定着処理を行うよう
にしたもので、転写部で像担持体からシートに現像剤を
転写した後、定着部で上記現像剤をシートに定着する画
像形成装置であって、無端状のベルトと、上記ベルトの
内側に配置されて上記転写部でベルトを像担持体に押し
付ける第1のローラと、上記転写部で現像剤を加熱して
これをシートに固定する第1の加熱手段と、上記ベルト
の内側に配置されて第1のローラと共にベルトを支持す
る第2のローラと、上記定着部で現像剤を加熱してこれ
をシートに定着する第2の加熱手段と、上記ベルトを回
転移動して上記転写部から定着部にシートを搬送する駆
動手段と、を設けたものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】上記画像形成装置では、転写部
において第1の加熱手段から与えられる熱と第1のロー
ラと像担持体との接触力により、像担持体上の現像剤が
シートに転写される。この時点で現像剤は溶融していな
いが、シートに固定されている。また、転写部ではベル
トに熱が付与されており、その熱により現像剤とシート
を高温状態に保ちながらベルトはシートを定着部に搬送
する。次に、定着部では、第2の加熱手段により再び現
像剤とシートに熱が加えられ、これにより現像剤が溶融
しシートに定着される。ここで、定着部に搬送された現
像剤とシートは高温状態に保たれているので、第2の加
熱手段から現像剤とシートに多くの熱を与える必要がな
い。したがって、第2の加熱手段として低能力の熱源を
使用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。図1は本発明に
係る画像形成装置の第1実施例を示す。この画像形成装
置10において、静電潜像担持体である円筒状の感光体
12の周囲には、図示しない帯電装置、露光装置、現像
装置等が配置されている。
【0007】中間転写装置14は無端状の像担持体すな
わち転写ベルト16を備えている。この転写ベルト16
としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテ
ルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテ
ルケトンなどの樹脂からなる耐熱樹脂層とカーボンを含
む導電層とを重ねた半導電性の基層と、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂などの離型性を有する被覆層とからなる
積層フィルムが好適に用いられる。ここで、半導電性と
は抵抗率107〜1010Ω・mをいい、絶縁性とは抵抗
率1011Ω・m以上をいう。この転写ベルト16は3つ
のローラ、すなわち駆動ローラ18、ヒータを有する第
1加熱ローラ20、テンションローラ22に支持され、
駆動ローラ18からテンションローラ22に伸びるベル
ト部分が一次転写領域24において感光体12と接触し
ている。
【0008】定着装置26は、転写ベルト16上のトナ
ーをシートに転写する転写機能、トナーが転写されたシ
ートを搬送する搬送機能、及び転写されたトナーをシー
トに永久的に固定する定着機能を有し、これら3つの機
能は無端状の搬送ベルト28を用いて連続的に行われ
る。この搬送ベルト28は、耐熱性、離型性、耐久性に
優れた厚さ100μm以下のベルトで、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルス
ルホン、ポリエーテルエーテルケトン、シリコン樹脂、
フッ素樹脂などの単層フィルム、又はこれらの材料から
なるフィルム基層の外周面にフッ素樹脂からなる数十μ
mの被覆層を設けた積層フィルムが好適に用いられる。
また、搬送ベルト28は、絶縁性であってもよいし、カ
ーボンを分散させて半導電性としてもよいが、本実施例
ではシートを確実に静電吸着して搬送する目的から絶縁
性のベルトを使用している。
【0009】上記搬送ベルト28は、ヒータを有する2
つの加熱ローラ、すなわち第2加熱ローラ30と第3加
熱ローラ32で支持されており、テンションローラ33
により所定の張力が与えられている。そして、第2加熱
ローラ30に支持されている搬送ベルト部分が、二次転
写領域34において、第1加熱ローラ20に支持されて
いる転写ベルト16と接触している。また、第3加熱ロ
ーラ32に支持されている搬送ベルト部分が、定着領域
36において、ヒータを有する第4加熱ローラ38と接
触している。
【0010】二次転写領域34のシート進入側にシート
の裏面にトナーの帯電極性と同極性の電荷を付与するシ
ート帯電器40、二次転写領域34に進入する搬送ベル
ト28の外周面(すなわちシート接触面)にトナー帯電
極性と逆極性の電荷を付与するベルト帯電器42、これ
らの帯電器40、42にそれぞれ所定の電流を印加する
直流電源44、46を備えている。
【0011】上述のように、本実施例の定着装置26で
は、シートを静電吸着する目的から絶縁性の搬送ベルト
28を使用しているが、絶縁性のシートには電荷が過剰
に蓄積されるおそれがある。そこで、定着領域36を通
過した搬送ベルト28から電荷を消去するために、搬送
ベルト28の内側と外側には帯電器48、50が設けて
あり、これら帯電器48、50がそれぞれ交流電源52
に接続してある。また、搬送ベルト28に静電吸着した
シートを確実に分離するために、定着領域36を通過し
たシートを搬送ベルト28から分離する分離爪54が設
けてある。
【0012】その外に、定着装置26には、定着領域3
6を通過した搬送ベルト28の外周面を清掃するクリー
ナ56が設けてある。また、クリーナ56は加熱ローラ
32上にあるので、トナーをこれが溶融した状態で掻き
取ることができ、クリーニング性がよい。
【0013】なお、二次転写領域34における2つの加
熱ローラ20と30との圧接力はそれらの両端支持部で
約20〜100kgfとなるように、定着領域36にお
ける2つの加熱ローラ32と38との圧接力はそれらの
両端支持部で約20kgfとなるように設定するのが好
ましい。また、加熱ローラ30、32、38には、径5
8〜59mmの金属ローラ外周面に1〜2mmのゴム層
を設けた外径約60mmのローラを使用するのが好まし
い。
【0014】さらに、以上のように加熱ローラ30、3
2、38、及び搬送ベルト28を含む定着装置26はユ
ニット化されて一体的に交換できるようにしてある。
【0015】以上の構成を有する画像形成装置では、周
知の電子写真方式による画像形成プロセスに基づき、矢
印58方向に回転する感光体12の周囲にトナー像が形
成される。中間転写装置14では、駆動ローラ18の回
転に基づいて転写ベルト16が矢印60方向に回転移動
し、一次転写領域24で転写ベルト16の外周面にトナ
ー像が転写される。なお、ここでの転写は静電転写方式
を採用するのが好ましい。
【0016】また、画像形成装置でフルカラー画像を形
成する場合、転写ベルト16上にはイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ねられ、そ
の後一括してシートに転写される。そのため、4色のト
ナー像を重ねる間は加熱ローラ20と30は離間してい
る必要があり、例えば加熱ローラ30は下方に移動可能
としてある。
【0017】一方、定着装置26では、転写ベルト16
との摩擦により搬送ベルト28が矢印62方向に回転移
動し、これにより第2〜4加熱ローラ30、32、38
とテンションローラ33がそれぞれ矢印62、64、6
6、68方向に回転する。また、第2〜4加熱ローラ3
0、32、38が第1加熱ローラ20と共に加熱され、
これら加熱ローラと接する搬送ベルト28が加熱され
る。さらに、ベルト帯電器42の対向部を通過した搬送
ベルト28の外周面にはトナー帯電極性と逆極性の電荷
が付与される。
【0018】図示しないシート供給部から送り出された
シートは、まずシート帯電器40によりその裏面にトナ
ー帯電極性と同極性の電荷が付与される。そして、二次
転写領域34に供給されたシート70には転写ベルト1
6からトナー像が転写されて固着される。二次転写領域
34を通過したシート70は、その裏面に付与されたト
ナー帯電極性の電荷と搬送ベルト28の表面に付与され
たトナー帯電極性と逆極性の電荷との吸着作用により、
搬送ベルト28に密着する。なお、転写後のシートを定
着部へ搬送する際、シートがトナーと同極に帯電されて
いると、搬送中にトナーの帯電電荷とシートに付与され
た電荷との反発作用によりトナーが飛び散って画像に乱
れを生じることがあるが、本実施例では、トナーは転写
領域34でシート70に固着されているので、そのよう
なことはない。さらに、本実施例では、転写前のシート
がトナーと同極のため、転写直前でのトナーの飛び散り
が防止できる。つまり、シート帯電器40は、シート7
0を搬送ベルト28に吸着するチャージャと、転写前の
トナーの飛び散りを防止するチャージャとを兼用してい
る。
【0019】トナー像が転写されたシート70は、搬送
ベルト28に吸着保持されつつ、また搬送ベルト28の
熱により温度を保持しながら定着領域36に向かって搬
送される。次に、定着領域36では、トナー像とシート
70は第3、4加熱ローラ32、38により再び加熱さ
れ、この熱によりトナー像が溶融する。また、第3加熱
ローラ32と第4加熱ローラ38との接触力に基づいて
溶融したトナー像がシートに定着される。
【0020】そして、定着領域36を通過したシート7
0は分離爪54により搬送ベルト28から分離される。
一方、定着領域36を通過した搬送ベルト28は、クリ
ーナ56により清掃された後、帯電器48、50により
電荷が消去される。なお、クリーナ56は加熱ローラ3
2に対向させてあるので効率良く搬送ベルト28に付着
した異物(例えばトナー)を除去できる。
【0021】上記二次転写領域34における加熱温度
(転写温度)と定着領域36における加熱温度(定着温
度)は、例えばミノルタ製CF70用トナーを使用する
場合、それぞれ120〜150℃、140〜160℃に
設定する。他のトナーを使用した場合、転写温度は10
0〜150℃、定着温度は130〜180℃でも可能で
あるが、トナーの選択にかなり制約がある。
【0022】なお、テンションローラ22はその一端部
を前後又は搬送ベルト28の外側に移動して傾けること
ができるようにしておくことで蛇行補正手段としても利
用することができる。この場合、搬送ベルト28の蛇行
とテンションローラ22の傾きを機械的に連動させても
よいし、蛇行量をセンサで検出してモータ等の駆動手段
によりローラを傾けるようにしてもよい。
【0023】また、シート70のトナー像と接する面に
対向する加熱ローラ20、38の外周面はゴムなどの弾
性材料で被覆することにより、トナー像の潰れを防止す
るのが好ましい。同様に、シート70の裏面と対向する
加熱ローラ30、32の外周面もゴムなどの弾性材料で
被覆してもよい。このような構成は、中間転写体上に重
ねたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のト
ナーを一括してシートに転写する画像形成装置に適して
いる。その理由は、重ね合わされたトナー像は盛り上が
っており、このトナー像に一様に十分な熱を与えるため
には、以上のように弾性材料で被覆することが有効だか
らである。
【0024】さらに、上記実施例では、転写ベルト16
との摩擦接触に基づいて搬送ベルト28を回転移動させ
るものとしたが、第2又は第3若しくは第4の加熱ロー
ラをモータに駆動連結することにより搬送ベルト28を
独自に駆動できるようにしてもよい。
【0025】さらにまた、上記実施例では、搬送ベルト
28は絶縁性としたが、半導電性としてもよい。この場
合、帯電器48、50、交流電源52、分離爪54は不
要である。ただし、半導電性搬送ベルトに対するシート
の吸着力は絶縁性搬送ベルトよりも低下する。
【0026】以下、本発明に係る画像形成装置の他の実
施例について説明する。なお、第1実施例の画像形成装
置と共通する部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。図2は第1実施例を変形した画像形成装置の第2実
施例を示す。この画像形成装置では、第4加熱ローラ3
8に代えて、一対のローラ72、74とこれらに支持さ
れた定着ベルト76を使用し、ローラ72、74間に支
持された定着ベルト部分が搬送ベルト28と接触してい
る。なお、ローラ72、74の少なくともいずれか一方
はヒータを有する加熱ローラとするのが好ましい。ま
た、定着ベルト76としては、搬送ベルト28と同様の
耐熱フィルムを使用するのが好ましい。この実施例で
は、定着ベルト76と搬送ベルト28とが接触する領域
が長いため、シート70とトナー像を十分加熱できるの
で、画像形成装置の高速化に有効である。
【0027】図3は第1実施例を変形した画像形成装置
の第3実施例を示す。この画像形成装置では、第4加熱
ローラ38に代えて、一対のローラ78、80と加熱装
置82に支持された定着ベルト84を使用し、加熱装置
82に支持されている定着ベルト部分が搬送ベルト28
に接触している。なお、定着ベルト84は、ローラ7
8、80の少なくともいずれか一方をモータに駆動連結
して回転移動させるようにしてもよいし、搬送ベルト2
8との摩擦接触に基づいて回転移動させるようにしても
よい。また、定着ベルトとしては、搬送ベルト28と同
様の耐熱フィルムを使用するのが好ましい。さらに、加
熱装置82としては、定着ベルト84に近接するヒータ
を備えた局部加熱方式のものを採用するのが好ましく、
これによれば短時間の内に定着ベルト84を必要な温度
まで昇温できるし、定着領域36の直前に設けた温度検
出手段の検出結果に基づいてヒータのオン/オフを調節
できるという利点がある。
【0028】図4は第4実施例の画像形成装置を示す。
この画像形成装置はいわゆるタンデム方式のフルカラー
画像作成用の装置で、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4色に対応して、4台の感光体86と、2つの
ローラにベルトを巻回した4台のベルト式中間転写装置
88を備えており、各中間転写装置88のベルトがそれ
ぞれ一次転写領域90で各感光体86に接触している。
また、搬送ベルト92の内側にはそれぞれの中間転写装
置88に対応して4つの加熱ローラ94が設けてあり、
これら加熱ローラ94に支持されている搬送ベルト92
の部分がそれぞれ二次転写領域96で中間転写装置88
のベルトに接触している。さらに、テンションローラ3
3は搬送ベルト92を外側から内側に向かって押し当て
てある。このように構成された画像形成装置では、周知
の電子写真方式により感光体86上に作成されたそれぞ
れの色のトナー像は一次転写領域90でそれぞれ中間転
写装置88のベルトに転写される。次に、これらのトナ
ー像は、加熱ローラ94の熱に基づいて、二次転写領域
96で搬送ベルト92上に保持され、図中矢印方向に搬
送されるシート(図示せず)に順次熱転写されて重ね合
わされ、フルカラートナー像が作成される。このフルカ
ラートナー像はシートと共に搬送ベルト92の移動によ
り定着領域36に搬送され、ここで加熱ローラ32、3
8の熱により溶融してシートに定着される。したがっ
て、第1実施例に比べて、さらに画像形成装置の高速化
が可能である。また、トナー像は中間転写装置88に転
写後にシートに転写されるので、上記実施例と同様に、
感光体86に熱が加わることがない。
【0029】図5は第5実施例の画像形成装置を示す。
この画像形成装置もタンデム方式のフルカラー画像作成
用の装置で、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
4色に対応して、4台の感光体100を備えている。中
間転写装置102は、2つのローラ104、106と、
これらに巻回された転写ベルト108を備えており、4
つの一次転写領域110でそれぞれ4台の感光体100
と接している。そして、各感光体100上に形成された
各色のトナー像は一次転写領域110で転写ベルト10
8に転写されて重ねられ、二次転写領域112で搬送ベ
ルト28に転写される。この画像形成装置によれば、中
間転写装置の構成がさらに簡単になる。また、転写ベル
ト108が一回転する間に4色のトナーが重ねられるの
で、画像形成装置をさらに高速化することができる。
【0030】なお、従来のタンデム方式の画像形成装置
では、各色毎に感光体を設けて並行処理することによ
り、定着までの工程は高速で処理することが可能であっ
たが、定着速度が遅いために結局システム速度を遅くせ
ざるを得なかった。上記第4実施例と第5実施例では共
に転写部での加熱による熱を維持したまま定着部にシー
トが搬送されるため、熱効率がよいので高速の定着が可
能であり、このため上記の並行処理による高速化の効果
を十分に生かすことができる。
【0031】図6は第6実施例の画像形成装置で、二次
転写領域34を通過した搬送ベルト28に対向して複数
の加熱ランプ114が設けてある。この画像形成装置で
は、二次転写領域34でシート70に転写されたトナー
像は加熱ランプ114により加熱されて溶融し、シート
70に定着される。なお、図示するように、搬送ベルト
28に対向する部分を除いて、加熱ランプ114の周囲
には反射板116を設け、これにより加熱ランプ114
の熱を搬送ベルト28に向けて集光するのが望ましい。
また、図示しないが、第3加熱ローラ32に対向して加
圧ローラを設け、これにより溶融したトナー像を確実に
シート70に定着してもよい。
【0032】以上で説明した画像形成装置では、非画像
形成時には駆動は停止している。しかし、加熱ローラは
転写や定着に必要な温度まで上昇するのに所定の時間を
要する。そこで、非駆動時でも加熱ローラは所定温度以
上に保つ必要がある。ところが、非駆動状態で加熱ロー
ラを加熱すると、非駆動時の温度むらがそのまま駆動時
まで維持されることがあるので、図7に示すように、プ
リント開始の信号が入力されると、まず搬送ベルトを予
備回転して温度むらを消去し、またテンションローラを
動作してベルトの蛇行を補正し、搬送ベルトの温度が安
定した時点から画像形成動作に入るようにするのが好ま
しい。また、第1、2実施例のように4色のトナー像を
重ねる時間が長い場合、中間転写装置に各色のトナー像
を転写する動作中に、搬送ベルトの予備加熱を実行して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の第1実施例を示
す概略断面図である。
【図2】 本発明に係る画像形成装置の第2実施例を示
す概略断面図である。
【図3】 本発明に係る画像形成装置の第3実施例を示
す概略断面図である。
【図4】 本発明に係る画像形成装置の第4実施例を示
す概略断面図である。
【図5】 本発明に係る画像形成装置の第5実施例を示
す概略断面図である。
【図6】 本発明に係る画像形成装置の第6実施例を示
す概略断面図である。
【図7】 予備加熱動作を含む画像形成処理のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10…画像形成装置、12…感光体、14…中間転写装
置、16…転写ベルト、20…第1加熱ローラ、26…
定着装置、28…搬送ベルト、30…第2加熱ローラ、
32…第3加熱ローラ、34…二次転写領域、36…定
着領域、38…第4加熱ローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写部で像担持体からシートに現像剤を
    転写した後、定着部で上記現像剤をシートに定着する画
    像形成装置であって、(a) 無端状のベルトと、
    (b) 上記ベルトの内側に配置されて上記転写部でベ
    ルトを像担持体に押し付ける第1のローラと、(c)
    上記転写部で現像剤を加熱してこれをシートに固定する
    第1の加熱手段と、(d) 上記ベルトの内側に配置さ
    れて第1のローラと共にベルトを支持する第2のローラ
    と、(e) 上記定着部で現像剤を加熱してこれをシー
    トに定着する第2の加熱手段と、(f) 上記ベルトを
    回転移動して上記転写部から定着部にシートを搬送する
    駆動手段と、を設けた画像形成装置。
JP8149049A 1996-06-11 1996-06-11 画像形成装置 Pending JPH09329986A (ja)

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