JPH09328101A - 内容物充填方法およびその装置 - Google Patents

内容物充填方法およびその装置

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JPH09328101A
JPH09328101A JP16841496A JP16841496A JPH09328101A JP H09328101 A JPH09328101 A JP H09328101A JP 16841496 A JP16841496 A JP 16841496A JP 16841496 A JP16841496 A JP 16841496A JP H09328101 A JPH09328101 A JP H09328101A
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侯朗 岡部
Hisanori Miyata
久典 宮田
Makoto Aoki
誠 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋への内容物充填時に充填手段の袋内への挿入
を許容する開口のみを形成し、袋内へ挿入された充填手
段から袋内へ内容物(粉粒体、粘性流動物その他)を充
填することで、袋内に内容物以外の不純物、夾雑物(ゴ
ミ、切粉、紙屑その他)が混入するのを防止することが
でき、またケース内に挿入された袋に対して内容物を充
填することで、移し替え処理が不要で装置の小型コンパ
クト化を図ることができる内容物充填方法の提供を目的
とする。 【解決手段】ケース1内に挿入された袋5に対して内容
物を充填する内容物充填方法であって、上記袋5への内
容物充填時に充填手段29の袋5内への挿入を許容する
開口5cのみを形成し、袋5内へ挿入された充填手段2
9から袋5内へ内容物を充填することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばケースの
内部に挿入された袋に対して粉状充填物、粒状充填物、
粘性流動物その他の内容物を充填するような内容物充填
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の内容物充填方法およびそ
の装置としては、例えば、特開平8−26202号公報
に記載のものがある。すなわち、紙以外の材料により有
底角筒状に形成された治具を設け、この治具の内部に袋
を挿入して、この袋の上端開口を広く開放して供給ノズ
ルから内容物を袋内に充填し、次に袋の開口部を閉じ
て、袋により内容物を密封した後、治具および袋を所定
落下位置まで搬送し、この所定落下位置にて待機する段
ボール箱等の箱体と、上述の治具および袋を上下方向に
対向させ、治具の底部を開放して袋に包まれた内容物を
上述の箱体の内部へ落下させるものである。
【0003】しかし、この従来手段にあっては袋に対し
て供給ノズルを配置して内容物を袋内へ充填処理する
時、袋の上端全面が広く開口処理されているので、内容
物充填エリアの外部雰囲気によっては上述の袋内に内容
物以外の不純物、夾雑物(ゴミ、切粉、紙屑、ビスその
他)が混入する問題点があった。加えて、一旦治具で整
形されたもの(袋および内容物)を段ボール箱等の箱体
へ移し替えるので、装置が大型化するだけではなく、本
来不必要な上述の治具を必要不可欠とする問題点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、袋への内容物充填時に充填手段の袋内への
挿入を許容する開口のみを形成し、袋内へ挿入された充
填手段から袋内へ内容物(粉粒体、粘性流動物その他)
を充填することで、袋内に内容物以外の不純物、夾雑物
(ゴミ、切粉、紙屑その他)が混入するのを防止するこ
とができ、またケース内に挿入された袋に対して内容物
を充填することで、移し替え処理が不要で装置の小型コ
ンパクト化を図ることができる内容物充填方法の提供を
目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の充填手段を袋
上部の略中間位置から袋内へ挿入することで、内容物を
袋内へ順次均等に充填処理することができる内容物充填
方法の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、内容物
を袋内へ充填するところの充填手段が袋内へ挿入される
時、開口手段にてこの充填手段が袋内へ挿入許容される
程度に袋の一部を開口することで、内容物の袋内への充
填時に、袋内に内容物以外の不純物、夾雑物が混入する
のを防止することができ、またケース内に挿入された袋
に対して内容物を充填することで、移し替え処理の省略
と装置の小型コンパクト化とを図ることができる内容物
充填装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、上述の開口手段で袋
上部を吸着開口することで、充填手段の挿入に必要なス
ペースのみを良好かつ確実に吸着開口させることができ
る内容物充填装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、ケース内に挿入された袋に対して内容物を充
填する内容物充填方法であって、上記袋への内容物充填
時に充填手段の袋内への挿入を許容する開口のみを形成
し、袋内へ挿入された充填手段から袋内へ内容物を充填
する内容物充填方法であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記充填手段は袋上
部の略中間位置から袋内へ挿入される内容物充填方法で
あることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、ケース
内に挿入された袋に対して内容物を充填する内容物充填
装置であって、内容物を袋内へ充填する充填手段と、上
記充填手段が袋内へ挿入許容される程度に袋の一部を開
口する開口手段とを備えた内容物充填装置であることを
特徴とする。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記開口手段で袋上
部を吸着開口する内容物充填装置であることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、袋への内容物の充填時に充填手段が袋内へ挿
入できる程度の開口を形成し、この開口から袋内へ挿入
された充填手段にて袋内へ内容物が充填される。この結
果、袋内に内容物以外の不純物、夾雑物が混入するのを
防止することができる効果がある。加えて、ケース内に
挿入された袋に対して内容物を充填するので、従来手段
の如き移し替え処理が不要となり、装置の小型コンパク
ト化を図ることができる効果がある。
【0013】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の充填手
段は袋上部の略中間位置から袋内へ挿入されるので、内
容物を袋内へ順次均等に充填処理することができる効果
がある。
【0014】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上述の開口手段は充填手段が袋内へ挿入許容される程度
に袋の一部を開口し、上述の充填手段はその開口部から
袋内へ挿入されて内容物を充填する。このため、袋内に
内容物以外の不純物、夾雑物が混入するのを防止するこ
とができる効果がある。加えて、ケース内に挿入された
袋に対して内容物を充填するので、従来手段の如き移し
替え処理が不要となり、装置の小型コンパクト化を図る
ことができる効果がある。
【0015】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の開口手段
で袋上部を吸着開口するので、充填手段の挿入に必要な
スペースのみを良好かつ確実に吸着開口させることがで
き、また袋上部の開口するので充填手段の円滑な挿入動
作が確保できる効果がある。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は本発明の内容物充填装置を備えた製袋充
填包装システムを示し、平面図で示す図1において、こ
の製袋充填包装システムはケースとしての段ボール箱1
を搬入処理する搬入手段としてのローラコンベアタイプ
の搬入コンベア2と、段ボール箱1を第1ステーション
ST1から第2ステーションST2へ位置決め搬送処理
する搬送手段としてのローラコンベアタイプかつ昇降可
能な搬送コンベア3と、内容物充填処理済みのダンボー
ル箱1を次工程へ搬出処理する搬出手段としてのローラ
コンベアタイプの搬出コンベア4と、予め筒状偏平に形
成されたフィルム原反から袋5を製造する製袋装置6
と、袋5の前後両端の挟持、搬送、巻付け、挟持解除等
の各処理を実行する処理ユニット7を備え、上述の搬入
コンベア2、搬送コンベア3、搬出コンベア4を平面か
ら見て一直線状に配設している。
【0017】図2は搬送コンベア3と製袋装置6との関
連構造を示し、図2において、左右のフレーム8,8間
に多数のローラ9を横架して段ボール箱1を水平方向に
搬送する上述の搬送コンベア3を構成する一方、背面側
のフィルム装填部10には2枚重合タイプの袋状の包装
用フィルム5aを巻回したフィルム原反11を設け、こ
のフィルム原反11から繰出される上述のフィルム5a
を複数のガイドローラ12,13,14を介して送り装
置15の一対の送りローラ16,17間に導びくように
構成している。
【0018】上述の送り装置17と上方部に位置するガ
イドローラ14との間の中途部には2枚重合タイプのフ
ィルム5aを熱シールしてシール部b(図5参照)を形
成して袋状となすフィルム溶着装置18を配設してい
る。このフィルム溶着装置18はピストンロッド下端に
加熱ヘッド19を有する押えシリンダ20と、受けヘッ
ド21を有する受けシリンダ(図示せず)とを備え、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂製で透明もし
くは半透明のフィルム5aをその全幅にわたって熱溶着
する。
【0019】一方、上述の一対の送りローラ16,17
の下方部には熱シールされて袋状となったフィルム5a
を切断して袋5と成す切断カッタ22と受けヘッド23
とを対向配設すると共に、これら各要素22,23のさ
らに下方部には切断カッタ22による切断部直下の袋5
を切断前時点に保持して図2に実線で示す受取り位置α
から段ボール箱1内と上下方向へ対向する挿入位置βへ
給袋する移動装置24が配設されている。
【0020】この移動装置24は袋5の前後上端部を挟
持して受取り位置αから挿入位置βへ移動すべく図2の
左右両側に配置したシリンダ25,25(但し図におい
ては右側のシリンダのみを示す)と、これら各シリンダ
25,25のピストンロッド先端に取付けた保持ヘッド
26,26とを備えている。
【0021】ところで、図2において上述の搬送コンベ
ア3は昇降台27上に構成され、この昇降台27を介し
て搬送コンベア3および段ボール箱1を上昇、下降操作
する昇降手段(リフト手段)としての昇降シリンダ28
を設けている。なお28aはそのピストンロッドであ
る。一方、挿入位置βにおける袋5の上端よりもさらに
上方部には、袋5内に内容物を充填するための充填手段
としての充填ノズル29を昇降可能に配設している。
【0022】次に図3を参照して処理ユニット7の構成
について説明する。この処理ユニット7は第1ステーシ
ョンST1から第2ステーションST2にわたって横架
された水平なフレーム30を設け、このフレーム30の
長手方向に沿ってロッドレスシリンダ31を取付けてい
る。
【0023】このロッドレスシリンダ31の可動部32
両側にはブレーキ付きシリンダ33,33を取付けると
共に、これら各ブレーキ付きシリンダ33,33のピス
トンロッド34,34によりLMガイド35に沿って前
後方向(図3上の左右方向)接離動作されるスライドベ
ース36,36を配設している。上述の各スライドベー
ス36,36にはLMガイド37を介して上下方向に移
動可能なスライダ38,38を設け、これら各スライダ
38,38にはボックス39,39、回転軸40,4
0、回転板41,41を介して2枚板構成のチャック4
2,42を取付けている。
【0024】上述のチャック42は図2からも明らかな
ように前述の保持ヘッド26による保持位置よりも上部
における袋5の前後上端を挟持するもので、該チャック
42の2枚板相互間はミニチュア・アクチュエータによ
り拡縮可能に構成されている。また上述のチャック42
は内容物充填後の袋5の巻付け処理も行なうが、上述の
回転軸40を駆動するための要素(原動スプロケット、
チェーン、従動スプロケット)の径および歯数等により
袋チャック時には該チャック42の2枚板間の隙間が袋
5と対応して上下方向に指向し、巻付け完了後のチャッ
クエスケープ時(図14参照)には上述の隙間が水平方
向に指向するように予め設定されている。
【0025】さらに上述のロッドレスシリンダ31の可
動部32と同期して段ボール箱1を押圧するプッシャ4
3を設けている。このフッシャ43は図示しないシリン
ダにより段ボール箱1の移送経路に対して出退可能に構
成されている。また上述の処理ユニット7の全体をLM
ガイドおよびシリンダにより上記移送経路に対して出退
可能に構成してもよい。
【0026】しかも、図3、図5に示す挿入位置βの袋
5の上部中央部位と対向するように袋5を隔てた両サイ
ドには開口手段としての負圧吸着タイプの開口パッド4
4,44を接離可能に配設している。これら一対の開口
パッド44,44は充填ノズル29が袋5内へ挿入許容
される程度に袋5の一部分のみを必要量だけ吸着開口す
るための開口手段である。なお、上述の開口パッド44
は例えば可撓パイプ等を介して真空ポンプに連通される
と共に、アクチュエータにより接離駆動される。
【0027】次に製袋充填包装システム全体の作用の説
明に先立って、図12、図13、図14を参照して脱気
装置、内フラップ開放装置、肩押しプレス装置の構成に
ついて説明する。第2ステーションST2に設けられた
脱気装置45(図12参照)は袋5内に内容物Gを充填
した後に、袋5内の空気を脱気するための装置で、この
脱気装置45は段ボール箱1に対して左右対称に構成さ
れている。
【0028】すなわち昇降シリンダ46のピストンロッ
ド47下端にLMガイド等のガイド手段に沿って昇降す
る昇降ベース48を設け、この昇降ベース48には脱気
用のシリンダ49を取付けると共に、この脱気用のシリ
ンダ49のピストンロッド50先端に連結フレーム51
を介してローラホルダ52を垂設し、このローラホルダ
49のピストンロッド52の下端部に脱気ローラ53を
可回動に取付けている。
【0029】而して、この脱気装置45は図12に仮想
線Cで示すし上方待機位置(ノーマル位置)から昇降シ
リンダ46の操作により同図に実線で示すように昇降ベ
ース48を下降させて、脱気ローラ53を内容物G充填
後の袋5上面外方部に当接させ、次に脱気用のシリンダ
49を操作してガイド手段54で案内しつつ各要素5
0,51,52を介して脱気ローラ53を内容物Gが充
填された袋5の上面に沿って扱くように矢印d方向へ前
進させ、同図の仮想線e位置において袋5内の脱気を完
了する。
【0030】なお、脱気完了後においては逆動作により
ノーマル位置に復帰(エスケープ)するが、上述のロー
ラホルダ52,52の所定部に加熱ヘッドと受けヘッド
とを配設して、脱気終了後の袋5の所定部を熱シールす
べく構成してもよい。また左右対称の上述の脱気装置4
5はその全体が段ボール箱1の移送経路に対して出退動
すべく構成されている。
【0031】図13に示す内フラップ開放装置55は第
2ステーションST2に設けられている。この内フラッ
プ開放装置55は前述のチャック42による袋5の余剰
部巻付け処理前に進行方向の前後に位置する内フラップ
1a,1aを略水平状に開放処理する。
【0032】すなわち、この内フラップ開放装置55は
段ボール箱1の進行方向(矢印f参照)の前後両部に内
フラップ開放手段としてのシリンダ56,56をスラン
ト配置し、これら対称構造のシリンダ56,56のピス
トンロッド57,57先端にフック部材58,58を取
付けている。また段ボール箱1の第1ステーションST
1から第2ステーションST2への搬入時に装置55全
体を移送経路から後退させるために、シリンダ56には
ブラケット59を介して出退用ロッド60を連結してい
る。
【0033】而して内容物G充填後の段ボール箱1が第
1ステーションST1から第2ステーションST2の定
位置へ搬送され、位置決め停止された時、移送経路から
後退した位置にある内フラップ開放装置55が出退用ロ
ッド60の操作により移送経路の内フラップ開放操作位
置(図13参照)に前進し、次にシリンダ56の操作に
よりそのピストンロッド57を伸長させてピストンロッ
ド57先端のフック部材58で各内フラップ1a,1a
を同図に仮想線で示す如く係止した後に、ピストンロッ
ド57の復動により同図に実線で示す如く両内フラップ
1a,1aを水平状に折り曲げ開放して、袋5の余剰部
巻付け時における内フラップ1a,1aとチャック4
2,42との相互干渉を回避するものである。
【0034】図14に示す肩押しプレス装置61はチャ
ック42により袋5の余剰部の巻付け終了して巻付け部
5bが形成された後において、内容物G充填後の袋5上
面を肩押しプレスして整形するための装置で、第2ステ
ーションST2に配設されたこの肩押しプレス装置61
は次のように構成している。すなわち、昇降ロッド62
の下端にベース部材63を取付け、このベース部材63
の下方部にはスプリング64力に抗して上方へ移動可能
なプレス部材65を配設している。
【0035】而して、巻付け部5bの形成後、まずチャ
ック42を外し、しかる後に昇降ロッド62の操作によ
りプレス部材65を内容物G充填後の袋5上面に押圧し
て、肩押しプレスすることで、袋5を整形すべく構成し
たものである。なお、この実施例においては巻付け部5
b以外の袋5上面を肩押しプレスすべく構成したが、上
述のプレス部材65の断面形状を略凸状と成して、袋5
上面および巻付け部5bを同時に肩押しプレスするよう
に構成してもよいことは勿論である。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下内容物充填方法を含む製袋充填包装システム全
体の作用について詳述する。図2に示すフィルム原反1
1からフィルム5aを繰出し、このフィルム5aを各ガ
イドローラ12,13,14を介してフィルム溶着装置
18の配設部位に送り、この部位にて同フィルム溶着装
置18でフィルム5aを全幅にわたって熱溶着してシー
ル部bを形成する。なお、搬送中のフィルム5aは図示
しないテンショナにより所定テンションが付勢される。
【0037】シール部bが形成された袋状のフィルム5
aは一対の送りローラ16,17で挟持搬送され、この
フィルム5aが送りローラ16,17から所定長さ下方
に向けて挟持搬送された時点において搬送を一時停止す
る。搬送停止後、まずシリンダ25先端の合計4個の保
持ヘッド26(図3参照)でフィルム5a上端両サイド
を挟持し、その後、切断カッタ22でフィルム5aを切
断して袋5と成す。この時、図5にも示す如く下端にシ
ール部bが位置し、上端は開放が可能な状態に保持ヘッ
ド26にて挟持されている。
【0038】次に図2に実線で示す受取り位置αの袋5
を各シリンダ25の同期駆動にて図2に仮想線で示す段
ボール箱1への挿入位置βまで水平移動させる。この
時、搬入コンベア2から第1ステーションST1内の搬
送コンベア3に搬送された段ボール箱1はその箱本体か
ら内外両フラップを起立させた状態で挿入位置βの袋5
直下に位置決め停止されている。
【0039】袋5が受取り位置αから上述の挿入位置β
に給袋(供給)されると、処理ユニット7のブレーキ付
きシリンダ33が図3の状態から図4の状態にそのピス
トンロッド34を所定ストローク収縮させ、前後のチャ
ック42,42により保持ヘッド26より若干上方(図
5参照)において袋5の前後両端部を挟持する。この一
対のチャック42,42による袋5の挟持後において、
保持ヘッド26は元位置に復帰する。
【0040】次に図6、図7に示すようにチャック4
2,42でその両端部が挟持された袋5の中央上部両側
に対して開口パッド44,44を当接させると共に、こ
の開口パッド44,44に作用する負圧吸引力により充
填ノズル29の挿入が許容される程度に袋5を開口す
る。この時、処理ユニット7のブレーキ付きシリンダ3
3の作用により前後一対のチャック42,42は若干相
接近する方向へストロークする。
【0041】次に図6、図7に示すように上方待機位置
から充填ノズル29を下降させて、この充填ノズル29
を必要最小限に開口された袋上端中央の開口部5c(図
6参照)から袋5内へ挿入する。次に昇降シリンダ28
のピストンロッド28aの操作により搬送コンベア3と
共に段ボール箱1を下方位置(図5参照)から図7に示
す上方位置へ上昇させて、段ボール1内へ袋5を相対的
に挿入する。
【0042】次に図8に示す如く上述の充填ノズル29
から内容物Gを袋5へ充填し、内容物Gの充填完了後に
充填ノズル29を袋5から上方へ離反させて、元位置へ
復帰させる。上述の充填ノズル29が上方待機位置へ復
帰すると、図9、図10に示すように左右一対の開口パ
ッド44,44を接近対設させて袋5の開口部5cを閉
じる。開口部5cを閉成した左右一対の開口パッド4
4,44は同パッドに負圧吸引力を作用させることなく
段ボール箱1の搬送と干渉しない後退位置へ退避する。
【0043】次に図9に示す状態から図11に示すよう
にロッドレスシリンダ31の可動部32と、プッシャ4
3とを同期駆動して、袋5内に内容物Gが充填されてな
る第ボール箱1を、その底部を搬送コンベア3で支持し
つつ、第1ステーションST1から第2ステーションS
T2の定位置へ搬送して、位置決め停止させる。この
時、前後一対のチャック42,42で挟持された袋5と
プッシャ43により押圧される段ボール箱1とが同期搬
送されるので、円滑な搬送を行なうことができる。
【0044】次に図12に示すように第2ステーション
ST2の脱気装置45を駆動して、その脱気ローラ53
で袋5内の空気を脱気する。この空気は袋5の微少クリ
アランスを介して外部にエスケープする。脱気処理後に
あっては上述の脱気ローラ53を含む脱気装置45はノ
ーマル位置に復帰する。次に図13に示すように第2ス
テーションST2の内フラップ開放装置55を駆動し
て、段ボール箱進行方向の前後に位置する内フラップ1
a,1aを略水平状に折曲げ開放し、この状態を次に述
べる巻付け完了まで維持する。
【0045】次に一対のチャック42,42を回転させ
ながらLMガイド37に沿ってボックス39を下降させ
ることで、図13に示す状態から図14に示すように袋
5の余剰部を巻付けて巻付け部5bを形成する。巻付け
部5bの形成後、各チャック42,42はそのミニチュ
ア・アクチュエータにより2枚板相互間が若干拡げら
れ、巻付け部5bから引き抜き操作されると共に、ノー
マル位置へ復帰する。
【0046】次に図14に示す肩押しプレス装置61を
駆動して、内容物G充填済みの袋5を肩押しプレスす
る。次に昇降シリンダ28のピストンロッド28aを可
動させて、上方に位置する段ボール箱1を下方に下降さ
せると共に、搬送コンベア3の搬送面を搬入コンベア2
および搬出コンベア3の各搬送面と一致させる。その後
段ボール箱1は内フラップ1a,1aの折曲げ角度が修
正されつつ搬出コンベア3から次工程へ向けて搬出され
る。
【0047】このように上記実施例の内容物充填方法、
袋5への内容物Gの充填時に充填手段(充填ノズル29
参照)が袋5内へ挿入できる程度の開口(開口部5c参
照)を形成し、この開口から袋5内へ挿入された充填手
段(充填ノズル29参照)にて袋5内へ内容物Gが充填
される。この結果、袋5内に内容物G以外の不純物、夾
雑物が混入するのを防止することができる効果がある。
加えて、ケース(段ボール箱1参照)内に挿入された袋
5に対して内容物Gを充填するので、従来手段の如き移
し替え処理が不要となり、装置全体の小型コンパクト化
を図ることができる効果がある。
【0048】また、上述の充填手段(充填ノズル29参
照)は袋5上部の略中間位置から袋5内へ挿入されるの
で、内容物Gを袋5内へ順次均等に充填処理することが
できる効果があり、かつチャック42による挟持代を確
保することができる。
【0049】さらに上記実施例の内容物充填装置によれ
ば、上述の開口手段(開口パッド44参照)は充填手段
(充填ノズル29参照)が袋5内へ挿入許容される程度
に袋5の一部を開口(開口部5c参照)し、上述の充填
手段(充填ノズル29参照)はその開口部5cから袋5
内へ挿入されて内容物Gを充填する。このため、袋5内
に内容物G以外の不純物、夾雑物が混入するのを防止す
ることができる効果がある。加えて、ケース(段ボール
箱1参照)内に挿入された袋5に対して内容物Gを充填
するので、従来手段の如き移し替え処理が不要となり、
装置全体の小型コンパクト化を図ることができる効果が
ある。
【0050】また、上述の開口手段(開口パッド44参
照)で袋5の上部を吸着開口するので、充填手段(充填
ノズル29参照)の挿入に必要なスペースのみを良好か
つ確実に吸着開口させることができ、また袋5の上部を
開口するので充填手段(充填ノズル29参照)の円滑な
挿入動作が確保できる効果がある。
【0051】なお、袋5の上端両サイドをチャックする
手段と、内容物充填後において袋5の余剰部を巻付ける
手段とはそれぞれ別々と成してもよいが、上記実施例の
如く一対のチャック42,42により袋5の上端両サイ
ドの挟持、搬送、巻付け、巻付け後の挟持解除の各操作
を行なうように構成すると、部品点数の低減を図ること
ができるのは勿論、これら各操作の操作性向上、制御性
向上を図ることができる。
【0052】また袋5の余剰部を巻付ける場合には2枚
板構造の上記チャック42に代えて、比較的長尺の2本
の丸棒を用いてもよいが、上記実施例の如く2枚板構造
の一対のチャック42,42を用いると、巻付け部5b
からの引き抜き性能の向上を図ることができる。
【0053】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のケースは、実施例の段ボール箱1
に対応し、以下同様に、充填手段は、充填ノズル29に
対応し、開口手段は、開口パッド44に対応し、開口
は、開口部5cに対応するも、この発明は、上述の実施
例の構成のみに限定されるものではない。
【0054】例えば、上述のケースは段ボール箱1に代
えて紙箱、木箱、プラスチック製のコンテナ等の他のケ
ースであってもよい。また上述の充填手段は、その断面
が円形の充填ノズル29に代えて、断面が長円状、楕円
形状、角形状、多角形状の充填パイプを用いてもよく、
袋5に対する充填手段の挿入本数は1本に限定されるも
のではない。
【0055】さらに上記実施例にあっては図8に示すよ
うに充填ノズル29の袋5への挿入後において開口部5
cを一定に保って内容物Gを充填すべく構成したが、充
填ノズル29の袋5への挿入後において開口パッド4
4,44を袋を介して充填ノズル29に当接もしくは圧
接して内容物Gを充填してもよく、可撓性の開口パッド
44と補助部材とを併用して内容物G充填時に上記開口
部5cをなくした後に、充填してもよく、この場合には
内容物G以外の不純物、夾雑物の混入をさらに良好に防
止することができる。
【0056】さらにまた、上記実施例においてはケース
としての段ボール箱1を搬送コンベア3と共に上昇、移
送、下降すべく構成したが、リフト搬送装置によりダン
ボール箱1を単独で上昇、移送、下降すべく構成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の内容物充填装置を備えた製袋充填包
装システム全体の平面図。
【図2】 図1のA−A線矢視に沿う第1ステーション
の説明図。
【図3】 図1の要部拡大図。
【図4】 チャックによる袋挟持の説明図。
【図5】 図4のB−B線矢視図。
【図6】 充填ノズル挿入時の説明図。
【図7】 図6のC−C線矢視図。
【図8】 内容物充填時の説明図。
【図9】 内容物充填後のノズル復帰を示す平面図。
【図10】 図9のD−D線矢視図。
【図11】 処理ユニットの第2ステーションの移動を
示す平面図。
【図12】 図11のE−E線に沿う脱気装置の説明
図。
【図13】 図11のF−F線に沿う内フラップの開放
装置の説明図。
【図14】 肩押しプレス装置の説明図。
【符号の説明】
1…段ボール箱(ケース) 5…袋 5c…開口部 29…充填ノズル(充填手段) 44…開口パッド(開口手段) G…内容物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 誠 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に挿入された袋に対して内容物を
    充填する内容物充填方法であって、上記袋への内容物充
    填時に充填手段の袋内への挿入を許容する開口のみを形
    成し、袋内へ挿入された充填手段から袋内へ内容物を充
    填する内容物充填方法。
  2. 【請求項2】上記充填手段は袋上部の略中間位置から袋
    内へ挿入される請求項1記載の内容物充填方法。
  3. 【請求項3】ケース内に挿入された袋に対して内容物を
    充填する内容物充填装置であって、内容物を袋内へ充填
    する充填手段と、上記充填手段が袋内へ挿入許容される
    程度に袋の一部を開口する開口手段とを備えた内容物充
    填装置。
  4. 【請求項4】上記開口手段で袋上部を吸着開口する請求
    項3記載の内容物充填装置。
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