JP2005008215A - 充填包装装置 - Google Patents

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Hisanori Miyata
久典 宮田
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Abstract

【課題】充填物以外の異物が袋体内部に侵入するのを防止でき、充填物の品質が損なわれず、高い信頼性が得られる充填包装装置を提供する。
【解決手段】供給装置10が供給するフィルム原反fを第1シール位置aの交差シール装置20及び第2シール位置bの分離シール装置30でシールして一つの袋体Fに分離する。分離済み袋体Fの口部Faを略扁平状態に閉塞したまま受渡し装置40で引き出して第1受渡し位置cの移動装置50に供給する。袋体Fの底部側を箱体B内部に挿入して第2受渡し位置dの開口装置60に供給し、充填開始直前に、袋体Fの口部Faを開口装置60で開口して充填位置eの充填装置70に供給し、所定量の充填物を袋体F内部に充填した後、充填済み袋体Fの口部Faを封鎖装置80で巻回封鎖する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば粉体や粒体、液体、半固形物、部品、食品等の充填物を容器内部に収容された袋体に充填する作業に用いられる充填包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述の袋体を封鎖する装置としては、例えばダンボールケースの開口側周縁部(フラップ)に被覆された袋体の開口部を、直立保持機構を構成する各引っ掛け体で捲上げ及び起立して、第1保持体及び第2保持体、折曲げ体で保持した後、袋体内の空気を空気吸引パイプで吸い出し、袋体の両側面を一対の脱気板により押圧して、袋体内の空気を脱気する。且つ、脱気済み袋体の開口部を一対の把持ロッドで挟持した後、一対の把持ロッドを降下させながら回転して、袋体の開口部を巻回閉止する特許文献1の袋開口部封止装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開昭55−134002号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の袋開口部封止装置は、ダンボールケースの開口側周縁部に被覆された袋体の開口部を捲上げて巻回封止するものであるが、袋体の開口部を開口したまま、袋体内部に充填物を充填する充填工程から、その袋体の開口部を巻回封止する封止工程に供給するので、供給途中において、例えば水分や塵埃、ゴミ、病害虫等の異物が袋体内部に侵入しやすく、袋体に充填された金属製の部品及び物品に錆が発生するか、食品や原料が変質(腐敗を含む)する等して、充填物の品質及び鮮度が損なわれることがある。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、容器内部に収容される袋体の口部を略扁平状態に閉塞したまま移動供給して、充填手段から供給される充填物を袋体内部に充填する直前に開口することにより、充填物以外の異物が袋体内部に侵入するのを防止でき、充填物の品質が損なわれず、高い信頼性が得られる充填包装装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、所定量の充填物を容器内部に収容された袋体に充填して包装する充填包装装置であって、上記容器内部に収容される大きさに形成した袋体の口部を略扁平状態に閉塞したまま保持して供給する受渡し手段と、上記受渡し手段から供給される袋体の口部を閉塞状態に保持し、該袋体の底部側を上記容器内部に収容して一緒に移動供給する移動手段と、上記移動手段から供給される袋体の口部を保持して上記充填物を充填する直前に開口する開口手段と、上記開口手段が開口保持する袋体内部に所定量の充填物を充填する充填手段と、上記充填物が所定量充填された袋体の口部を封鎖する封鎖手段とを備えた充填包装装置であることを特徴とする。
【0007】
上述の袋体は、例えばガゼット折り状態や平折り状態等の扁平状態に折り畳まれた合成樹脂フィルム製(ビニール製)の袋、合成樹脂で被覆された紙製の袋等で構成される。また、容器は、例えば段ボール紙や厚紙、プラスチック、金属、木等の何れか一つ又は複合した材質で形成した箱体やケース、コンテナで構成される。また、受渡し手段は、例えば受渡し装置及びロール状に巻回するか、蛇行する状態に折り畳まれたフィルム原反及び袋体の口部を閉塞状態に保持して供給するチャックやアーム、吸着子、粘着体等で構成される。
【0008】
また、移動手段は、例えば移動装置及び袋体の口部を閉塞状態に保持して供給するチャックやアーム、吸着子、粘着体等で構成される。また、開口手段は、例えば開口装置及び袋体の口部の四隅縁部を保持して開口するチャックやアーム、吸着子、粘着体等で構成される。また、充填手段は、例えば充填装置及び袋体の口部に挿入される充填口等で構成される。且つ、充填口は、例えば粉体や粒体、液体、半固形物、部品、食品等の充填物を供給する供給装置(図示省略)に接続されている。また、封鎖手段は、例えば封鎖装置及び袋体の口部の両側縁部を保持して巻回するチャックやアーム、吸着子、粘着体等で構成される。
【0009】
つまり、容器内部に収容される大きさに形成された袋体の口部を受渡し手段で略扁平状態に閉塞したまま保持して、移動手段に受渡し供給する。受渡し手段から受渡し供給される袋体の口部を閉塞したまま移動手段で保持すると共に、袋体の底部側を容器内部に収容して開口装置に一緒に移動供給する。且つ、移動手段から受渡し供給される袋体の口部を閉塞したまま開口手段で保持して、充填開始直前に、袋体の口部を充填手段による充填が許容される大きさに開口保持した後、充填手段から供給される充填物(例えば粉体や粒体、液体、半固形物、部品、食品等)を袋体内部に所定量充填する。充填手段を袋体の口部から引き抜いた後、所定量の充填物が充填された袋体の口部を封鎖手段で閉塞(例えば巻回閉塞や重合閉塞等)して、次工程(例えば封函工程や出荷工程等)に供給する。なお、袋体の口部を閉鎖するとき、例えば袋体内部の空気を強制的に抜気及び脱気することもできる。
【0010】
実施の形態として、上記受渡し手段前段に、扁平状態に折り畳まれた略筒状の包装体を長さ方向に連続して供給すると共に、該包装体を容器内部に敷設するのに適した一つの袋体に分離して上記受渡し手段に供給する分離供給手段を備えることができる。また、包装体は、例えばガゼット折り状態や平折り状態等の扁平状態に折り畳んだままロール状に巻回するか、蛇行する状態に折り畳まれた略筒状を有する合成樹脂製のフィルム原反で構成される。また、分離供給手段は、例えばフィルム原反を長さ方向に連続して供給する供給装置と、フィルム原反を幅方向に熱シールするか、接着剤で接着する交差シール装置及び分離シール装置と、フィルム原反を幅方向に切断する切断刃(カッタを含む)や回転刃、超音波裁断機、レーザ裁断機、ジェット裁断機等で構成される。且つ、フィルム原反を切断する代わりに、例えばミシン目や切れ目等を袋体の間に形成するか、テープや薄い部分、狭い部分、テープ等で袋体の間を分離可能に連結してもよい。
【0011】
また、上記袋体及び容器を一緒に移動供給する移動手段の搬送路上に、上記開口手段及び充填手段を複数配設することができる。つまり、一方の開口手段及び充填手段による動作時間を利用して、次の袋体及び容器を他の開口手段及び充填手段に振分け供給する。また、上記袋体を、ガゼット折り状態に折り畳まれた袋体で構成することができる。且つ、袋体は、容器内部に収容及び敷設するのに適したサイズに形成されている。
【0012】
【作用及び効果】
この発明によれば、容器内部に収容される袋体の口部を略扁平状態に閉塞したまま移動供給して、袋体の口部を、充填手段から供給される充填物を袋体内部に充填する直前に開口するので、移動途中において、例えば塵埃やゴミ、病害虫等の異物が袋体内部に侵入するのを防止でき、充填物の品質が損なわれず、高い信頼性が得られる。且つ、開口手段及び充填手段を移動手段の搬送路上に複数配設して、一方の開口手段及び充填手段による動作時間を利用して、次の袋体及び容器を他の開口手段及び充填装置手段に振分け供給するので、作業の能率アップ及び処理能力の向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
【0014】
図面は、容器の一例である箱体内部に挿入された袋体に充填物を充填する作業に用いられる充填包装装置を示し、図1、図2、図4、図5に於いて、この充填包装装置1は、ロール状に巻回されたフィルム原反fを供給する供給装置10と、第1シール位置aに供給されるフィルム原反fを熱シールする交差シール装置20と、第2シール位置bに供給されるフィルム原反fを一つの袋体Fに分離及び熱シールする分離シール装置30と、一つに分離された袋体Fを第1受渡し位置に供給する受渡し装置40と、袋体Fを箱体Bに挿入して第2受渡し位置d,dに供給する移動装置50と、充填位置eに供給される袋体Fの口部Faを開口する開口装置60と、充填物を箱体Bに挿入された袋体Fに充填する充填装置70と、充填済み袋体Fの口部Faを巻回封鎖する封鎖装置80で構成される。
【0015】
上述の供給装置10は、略筒状に形成された合成樹脂製のフィルム原反fを、扁平状態(例えばガゼット折り状態又は平折り状態)に折り畳んだままロール状に巻回して搬送路始端に配設した装填部11に装填(又は蛇行状態に折り畳んで装填)し、その装填部11から引き出されるフィルム原反fを、一対の送りロール12及びダンサーロール13、ガイドロール14を介して、搬送路上の第1シール位置aに設けた交差シール装置20及び第2シール位置bに設けた分離シール装置30に長さ方向に連続して供給する。また、フィルム原反fを、例えば合成樹脂及び紙を複合したフィルムで構成してもよい。或いは、フィルム原反fを一つの袋体Fに分離する代わりに、例えば複数枚積層された所定サイズの袋体F…を1枚ずつ供給してもよい。
【0016】
前述の交差シール装置20は、第1シール位置aに供給されるフィルム原反fの上下面と対向して配設した上下一対の加熱ヘッド21を、上下に配設した上下一対の押圧シリンダ22によりフィルム原反fに対して押圧される方向に上下移動させ、フィルム原反fのシール部分(袋体F底部に相当する部分)を略クロス状態に熱シールする。
【0017】
前述の分離シール装置30は、図3にも示すように、後述する受渡し装置40により第2シール位置bに引き出されるフィルム原反fの前後面と対向して配設した前後一対の押圧体31を、前後に配設した前後一対の押圧シリンダ32によりフィルム原反fに対して押圧される方向に上下移動させ、受渡し装置40により保持されたフィルム原反fが容器B内部に敷設するのに適したサイズの袋体Fに分離可能な長さ引き出されたとき、フィルム原反fの下端部(袋体F底部に相当する部分)を押圧保持する。且つ、受渡し装置40により引き出されるフィルム原反fを、前後一対の押圧体31,31間に供給される方向にガイドするガイドロール33を第2シール位置b下部に軸支している。
【0018】
且つ、第2シール位置bに引き出されるフィルム原反fの右側面と対向して配設した切断刃34(又は回転刃)及び押え部材35を、同側に配設した進退シリンダ34aによりフィルム原反fに押圧される方向に前後移動させ、その進退シリンダ34aのロッド端部に水平架設したロッドレス型の往復シリンダ34bにより、押え部材35前面に突出した切断刃34を幅方向に水平移動させ、押え部材35,39で押圧保持されたフィルム原反fのシール部分下位を幅方向に切断して、容器B内部に敷設するのに適したサイズの袋体Fに分離する。また、フィルム原反fの横幅と略対応する長尺の切断刃(図示省略)で切断してもよい。
【0019】
且つ、第2シール位置bに引き出されるフィルム原反fの左側面と対向して配設した加熱ヘッド38及び押え部材39を、同側に配設した進退シリンダ38aによりフィルム原反fのシール部分に押圧される方向に前後移動させ、押え部材35,39で押圧保持されたフィルム原反fのシール部分(袋体F底部に相当する部分)を幅方向に熱シールする。
【0020】
前述の受渡し装置40は、上述の押圧体31,31により保持されたフィルム原反fの四隅縁部を略扁平状態に閉塞したまま挟持する左右一対の受渡しユニット41,41を昇降枠42の遊端側両側部に取り付け、昇降枠42の基端側を、第2シール位置b上方と第1受渡し位置c上方との間に斜設したレール43に上下移動可能に取り付け、レール43に沿って略平行に張架したチェーン44を昇降枠42に連結している。つまり、チェーン44を、減速機付きモータ45の駆動力により正逆回転して、受渡しユニット41,41を、押圧体31,31で保持されたフィルム原反fの四隅縁部を挟持する降下位置と、そのフィルム原反fの四隅縁部を後述する移動装置50の左右一対の移動ユニット51,51に受渡し供給する上昇位置とに往復移動する。
【0021】
上述の受渡しユニット41…は、前述の押圧体31,31が保持する部分よりも上位側であって、フィルム原反f及び袋体Fの四隅縁部を挟持する四組のチャック41a,41aを、フィルム原反fの角隅縁部を挾持する閉角度と、その挾持が解除される開角度とに開閉回動可能に設けると共に、フィルム原反fの角隅縁部を挾持する前進位置と、その角隅縁部との接触が回避される後退位置とに前後移動可能に設けている。
【0022】
且つ、受渡しユニット41,41から後述する移動ユニット51,51に受け渡された袋体Fが挿入許容されるサイズの箱体Bを載置する昇降台46を、第1受渡し位置c下部に配設し、昇降台46の後端側を、同側に立設したレール47及びロッドレス型の昇降シリンダ48に上下動可能に取り付けている。つまり、降下位置(又は上昇位置)に配設した箱搬入コンベア49から供給される製函済み箱体Bを昇降台46に載置した後、昇降台46を、昇降シリンダ48により、移動ユニット51,51が略垂直に保持する袋体Fの底部と箱体BのフラップBa…との接触が回避される降下位置と、移動ユニット51,51が保持する袋体Fの底部又は袋体Fの略全体が箱体B内部に挿入される上昇位置とに、袋体F及び箱体Bのサイズに応じて上下動する。
【0023】
前述の移動装置50は、図4、図6にも示すように、上述の受渡しユニット41,41が第1受渡し位置cに引き出された袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する左右一対の移動ユニット51,51を可動枠52の遊端側両側部に取り付け、可動枠52の基端側を、第1受渡し位置c上方と第2受渡し位置dとの間に架設したレール53に水平移動可能に取り付け、レール53に沿って略平行に張架したチェーン54を可動枠52に連結している。つまり、チェーン54を、減速機付きモータ55の駆動力により正逆回転して、移動ユニット51,51を、前述の受渡しユニット41,41が引き出した袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する第1受渡し位置cと、その袋体Fの四隅縁部を後述する開口装置60の左右一対の開口ユニット61,61に受渡しする第2受渡し位置dとに往復移動する。
【0024】
上述の移動ユニット51…は、前述の受渡しユニット41,41が保持する部分よりも下位側であって、袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する四組のチャック51a,51aを、袋体Fの口部Faの角隅縁部を挾持する閉角度と、その挾持が解除される開角度とに開閉回動可能に設けると共に、袋体Fの口部Faの角隅縁部を挾持する前進位置と、その角隅縁部との接触が回避される後退位置とに前後移動可能に設けている。
【0025】
且つ、前述の昇降台46から供給される箱体が載置される箱移動コンベア56を、第1受渡し位置cと第2受渡し位置dとの間に配設し、左右一対の移動ユニット51,51で保持する袋体Fが挿入された箱体Bを、その袋体Fを保持する左右一対の移動ユニット51,51と略同期して第2受渡し位置d,dに交互に振分け搬送する。
【0026】
前述の開口装置60は、図5にも示すように、袋体F及び箱体Bを一緒に搬送する箱移動コンベア56上に設定した第2受渡し位置d,dに複数配設され、上述の移動ユニット51,51により第2受渡し位置dに移動された袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する左右一対の開口ユニット61,61を可動枠62の下面側両縁部に取り付け、可動枠62の上面側両縁部を、第2受渡し位置d上方と充填位置e上方との間に架設したレール63…に水平移動可能に取り付け、レール63…に沿って略平行に張架したチェーン64…を可動枠62に連結している。つまり、チェーン64…を、減速機付きモータ65の駆動力により正逆回転して、開口ユニット61,61を、移動ユニット51,51が移動する袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する第2受渡し位置dと、その袋体Fの口部Faを後述する充填装置70の充填口71が挿入される大きさに開口する充填位置eとに往復移動する。
【0027】
上述の開口ユニット61…は、前述の移動ユニット51,51が保持する部分よりも上位側であって、袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する四組のチャック61a,61aを、袋体Fの口部Faの角隅縁部を挾持する閉角度と、その挾持が解除される開角度とに開閉回動可能に設けると共に、袋体Fの口部Faの四隅縁部を挟持する前進位置と、その袋体Fの口部Faを、後述する充填装置70の充填口71が挿入される大きさに開口する後退位置とに移動手段で往復移動可能に設けている。
【0028】
且つ、左右一対の開口ユニット61,61で保持した袋体Fを挿入したまま、箱送りコンベア56から供給される箱体Bが載置される搬送機能付き計量台67を、充填位置e下部に配設し、袋体F内部に充填される充填物の充填量(重量)を計量する計量器68(例えばロードセル)を、その充填物の充填量に応じて、袋体Fが挿入された箱体Bを徐々に又は段階的に昇降動作する計量台67下部に配設している。
【0029】
前述の充填装置70は、上述の開口装置60,60と対応して第2受渡し位置d,dに複数配設され、図7にも示すように、例えば粉体や粒体、液体、半固形物、部品、食品等の充填物を供給する供給装置(図示省略)に接続された充填口71を、左右一対の開口ユニット61,61で開口される袋体Fの口部Faと対向して充填位置e上部に配設すると共に、開口ユニット61,61で開口保持した袋体Fの口部Faに挿入される降下位置と、開口ユニット61,61による開口動作が許容される上昇位置とに上下移動可能に設けている。
【0030】
前述の封鎖装置80は、上述の開口ユニット61,61が保持する袋体Fの口部Faの両側縁部を挟持する左右一対の封鎖ユニット81,81を、開口ユニット61,61が保持する袋体Fの口部Faの両側縁部と対向して充填位置e上部に配設すると共に、開口ユニット61,61が開口保持する袋体Fの両側縁部を挟持する上限位置と、その袋体Fの口部Faを巻回する下限位置とに往復移動可能に設けている。且つ、袋体Fの口部Faが巻回される方向に回転可能(例えば略1回転及び略1回転以上)に設けている。なお、封鎖装置80を、例えば充填装置70後段に独立して配設してもよい。
【0031】
上述の封鎖ユニット81,81は、前述の開口ユニット61,61が保持する部分よりも上位側であって、袋体Fの口部Faの両側縁部を挟持する一対のチャック81a,81aを、袋体Fの両側縁部を挾持する閉角度と、その挾持が解除される開角度とに開閉回動可能に設けると共に、袋体Fの口部Faの角隅縁部を挾持する前進位置と、その角隅縁部との接触が回避される後退位置とに前後移動可能に設けている。
【0032】
且つ、袋体Fの口部Faを略扁平状態に緊張する左右一対の緊張棒81b,81bを、前述の開口ユニット61,61が開口する袋体Fの口部Faと対向して充填位置e上部に配設すると共に、例えば吸気ブロワや真空ポンプ等の脱気装置(図示省略)に接続している。且つ、箱体BのフラップBa,Ba間に挿入される降下位置と、フラップBa,Baとの当接が回避及びフラップBa,Ba間から引き抜かれる上昇位置とに上下移動可能に設け、袋体Fの口部Fa及び箱体BのフラップBa,Ba間に挿入される閉角度と、そのフラップBa,Baを外側に向けて略90度に折曲げる開角度とに前後回動可能に設けている。
【0033】
且つ、所定量の充填物を箱体B内部に挿入された袋体Fに充填する作業が完了した後、計量台67から供給される充填済みの箱体Bを次工程(例えば封函工程、出荷工程等)に搬送する箱搬出コンベア86を、充填位置e側部の搬出側に配設している。
【0034】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、充填包装装置1による充填動作を説明する。
【0035】
予め、図1、図2、図3にも示すように、分離シール装置30の前後一対の押圧体31,31が保持するフィルム原反fの引出し側端部を略扁平状態に閉塞したまま、受渡し装置40の左右一対の受渡しユニット41,41で保持した後、押圧体31,31を初期位置に復帰させて保持解除する。且つ、受渡しユニット41,41で保持したフィルム原反fを、容器B内部に敷設するのに適したサイズの袋体Fに分離可能な長さ引き出して、前後一対の押圧体31,31及び押え部材35,39で押圧保持する。一方、フィルム原反fのシール部分(袋体F底部に相当する部分)を、交差シール装置20の上下一対の加熱ヘッド21で略クロス状態に熱シールする。
【0036】
次に、受渡しユニット41,41が保持するフィルム原反fを、第1受渡し位置cに引き出す途中又は引き出した後、押え部材35,39が押圧保持するフィルム原反fを切断刃34で幅方向に切断し、加熱ヘッド38で幅方向に熱シールして、容器B内部に敷設するのに適したサイズの袋体Fに分離すると共に、袋体Fの口部Faを略扁平状態に閉塞したまま受渡しユニット41,41で保持して第1受渡し位置cに供給する。この後、切断刃34及び加熱ヘッド38、押え部材35,39を初期位置に復帰する。
【0037】
且つ、図4、図6にも示すように、受渡しユニット41,41が保持する袋体Fの口部Faを閉塞したまま、第1受渡し位置cに待機する移動装置50の左右一対の移動ユニット51,51に受け渡し、箱搬入コンベア49から供給される箱体Bを昇降台46に載置して上昇させ、移動ユニット51,51が略垂直に保持する袋体Fを、箱体B内部に挿入(例えば袋体Fの底部が箱体B内部の底面に近接又は接触する状態)する。上述と同様にして、受渡しユニット41,41を第1受渡し位置cと第2シール位置bとに往復移動させ、フィルム原反fの引出し作業を継続する。
【0038】
且つ、図5、図7にも示すように、左右一対の移動ユニット51,51が保持する袋体Fの口部Faを閉塞したまま、箱移動コンベア56に載置された箱体Bに挿入したまま第2受渡し位置dに搬送し、開口装置60の左右一対の開口ユニット61,61に受け渡して充填位置eに移動すると共に、その袋体Fの口部Faを、充填開始直前及び充填口71の挿入直前において、充填装置70の充填口71が挿入許容される大きさに開口する。上述と同様にして、移動ユニット51,51を、第1受渡し位置cと第2受渡し位置d,dとに往復移動させ、一方の開口装置60及び充填装置70による動作時間を利用して、袋体Fを箱体Bに挿入したまま他方の開口装置60及び充填装置70に振分け供給する。
【0039】
次に、充填装置70の充填口71を、開口ユニット61,61が開口保持する袋体Fの口部Faに挿入して充填物を充填すると共に、計量器68が計量する充填物の充填量に応じて、袋体Fが挿入された箱体Bを徐々に又は段階的に降下させる。且つ、所定の充填量に達する直前に、充填口71から吐出される充填物の量を減少させ、充填量を微調整して所定量充填する。
【0040】
次に、図8、図9にも示すように、封鎖装置80の左右一対の緊張棒81b,81bを、開口ユニット61,61が開口する袋体Fの口部Faに挿入して略扁平状態に緊張し、開口ユニット61,61による挟持を解除して初期位置に復帰させ、充填装置70の充填口71を、袋体Fの口部Faから抜き取った後、袋体F内部の空気を略中空断面形状の緊張棒81b,81bから強制的に抜気する。
【0041】
続いて、左右一対の封鎖ユニット81,81で袋体Fの口部Faの両側縁部を挟持し、緊張棒81b,81bを袋体Fの口部Faから抜き取った後、封鎖ユニット81,81を降下動作させながら回転して、袋体Fの口部Faを巻回封鎖する。この後、封鎖ユニット81,81による挟持を解除して初期位置に復帰させる。上述と同様にして、充填物を、袋体Fに充填する作業を継続して行う。且つ、所定量の充填物を袋体Fに充填した後、図1に示すように、計量台67から供給される充填済みの箱体Bを箱搬出コンベア86で次工程(例えば封函工程、出荷工程等)に搬送する。
【0042】
以上のように、箱体B内部に収容及び敷設される大きさに分離された袋体Fの口部Faを略扁平状態に閉塞したまま受渡し手段40と、移動手段50と、開口装置60とに受渡し供給し、袋体Fの口部Faを、充填装置70から供給される充填物を袋体F内部に充填する直前に開口するので、移動途中において、例えば塵埃やゴミ、病害虫等の異物が袋体F内部に侵入するのを防止でき、充填物の品質が損なわれず、高い信頼性が得られる。
【0043】
且つ、移動装置50の移動ユニット51,51を、第1受渡し位置cと第2受渡し位置d,dとに往復移動させ、一方の開口装置60及び充填装置70による動作時間を利用して、次の袋体F及び箱体Bを他方の開口装置60及び充填装置70に振分け供給するので、作業の能率アップ及び処理能力の向上を図ることができる。
【0044】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の包装体は、実施例のフィルム原反fに対応し、
以下同様に、
容器は、箱体Bに対応し、
受渡し手段は、受渡し装置40に対応し、
移動手段は、移動装置50に対応し、
開口手段は、開口装置60に対応し、
充填手段は、充填装置70に対応し、
封鎖手段は、封鎖装置80に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0045】
実施例の各シリンダは、例えば空気圧式又は油圧式のシリンダで構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填包装装置の全体構成を示す平面図。
【図2】袋体の引出し動作及び箱体に挿入する動作を示す側面図。
【図3】フィルム原反の分離動作を示す側面図。
【図4】袋体を箱体に挿入したまま移動する動作を示す正面図。
【図5】袋体の開口動作及び充填口の挿入動作を示す側面図。
【図6】袋体を箱体に挿入する動作を示す斜視図。
【図7】袋体の開口動作及び充填口の挿入動作を示す斜視図。
【図8】封鎖装置による袋体の口部緊張状態を示す側面図。
【図9】袋体の口部緊張状態を示す斜視図。
【符号の説明】
B…箱体
f…フィルム原反
F…袋体
Fa…口部
1…充填包装装置
10…供給装置
20…交差シール装置
30…分離シール装置
40…受渡し装置
41…受渡しユニット
50…移動装置
51…移動ユニット
56…箱移動コンベア
60…開口装置
61…開口ユニット
70…充填装置
80…封鎖装置
81…封鎖ユニット

Claims (4)

  1. 所定量の充填物を容器内部に収容された袋体に充填して包装する充填包装装置であって、
    上記容器内部に収容される大きさに形成した袋体の口部を略扁平状態に閉塞したまま保持して供給する受渡し手段と、
    上記受渡し手段から供給される袋体の口部を閉塞状態に保持し、該袋体の底部側を上記容器内部に収容して一緒に移動供給する移動手段と、
    上記移動手段から供給される袋体の口部を保持して上記充填物を充填する直前に開口する開口手段と、
    上記開口手段が開口保持する袋体内部に所定量の充填物を充填する充填手段と、上記充填物が所定量充填された袋体の口部を封鎖する封鎖手段とを備えた
    充填包装装置。
  2. 上記受渡し手段前段に、扁平状態に折り畳まれた略筒状の包装体を長さ方向に連続して供給すると共に、該包装体を容器内部に敷設するのに適した一つの袋体に分離して上記受渡し手段に供給する分離供給手段を備えた
    請求項1記載の充填包装装置。
  3. 上記袋体及び容器を一緒に移動供給する移動手段の搬送路上に、上記開口手段及び充填手段を複数配設した
    請求項1記載の充填包装装置。
  4. 上記袋体を、ガゼット折り状態に折り畳まれた袋体で構成した
    請求項1,2又は3記載の充填包装装置。
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