JPH09325811A - 2重化冗長システムおよび診断方法 - Google Patents

2重化冗長システムおよび診断方法

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JPH09325811A
JPH09325811A JP14562296A JP14562296A JPH09325811A JP H09325811 A JPH09325811 A JP H09325811A JP 14562296 A JP14562296 A JP 14562296A JP 14562296 A JP14562296 A JP 14562296A JP H09325811 A JPH09325811 A JP H09325811A
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diagnostic
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Hiromoto Goto
浩基 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータス信号を伝送する伝送路の状態を的
確に診断でき、より高い信頼性が得られる2重化冗長シ
ステムおよび診断方法を提供する。 【解決手段】 制御装置1から伝送路3,4を診断する
場合には、自装置の動作状態および診断動作を示す信号
を伝送路3を介して制御装置2に出力し、これに応じて
制御装置2から伝送路4を介して返送された信号を受信
して、制御装置2の診断動作を確認することにより、伝
送路3,4を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2重化冗長システ
ムおよび診断方法に関し、特に動作側および待機側が互
いに相手側の動作状態を監視する2重化冗長システムお
よび診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、動作側および待機側の2つの制
御装置を並列運転することにより冗長化を実現する2重
化冗長システムでは、互いに相手側から出力される所定
のステータス信号(状態信号)により相手側の動作状態
を常時監視し、特に動作側に異常が生じた場合には、こ
れを待機側で検出して、待機側が新たな動作側として動
作するように切替動作を行うものとなっている。
【0003】従来、この種のステータス信号としては、
正常/異常を区別して通知するために、例えば正常な状
態を示す「Hレベル」と異常が生じたことを示す「Lレ
ベル」の2値を有し、自己の動作状態に応じてこれら2
値のうちいずれかを選択して相手側に送出するものとな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の2重化冗長システムでは、相手側に自己の動
作状態を通知するステータス信号として、2値のレベル
しか有していないため、ステータス信号を送信するため
の伝送路が断線した場合には、正常/異常いずれかに判
断されてしまうという問題点があった。特に屋外に配設
されるフィールド機器などでは、動作側および待機側が
物理的に離れた場所に配設される場合が多く、両者間で
ステータス信号をやり取りする伝送路の断線モードの故
障率が比較的高い傾向にあり、2重化冗長システムによ
る制御が乱れる要因となっていた。本発明はこのような
課題を解決するためのものであり、ステータス信号を伝
送する伝送路の状態を的確に診断でき、より高い信頼性
が得られる2重化冗長システムおよび診断方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による2重化冗長システムおよび診断
方法は、自装置の動作状態すなわち正常/異常を示すと
ともに診断の開始終了を示す信号を第1の伝送路を介し
て相手側装置に出力する信号送信部と、相手側装置から
第2の伝送路を介して受信した信号から相手側装置の動
作状態を検出するとともに診断動作の開始終了を検出す
る信号受信部と、第1および第2の伝送路を診断する場
合には、自装置の動作状態および診断動作を示す信号を
信号送信部から第1の伝送路に出力し、これに応じて相
手側装置から第2の伝送路を介して返送された信号を信
号受信部により受信して相手側装置の診断動作を確認す
ることにより、第1および第2の伝送路を診断する制御
部とを備えるものである。また、信号送信部は、自装置
の動作状態を示すステータス信号を出力するステータス
信号出力回路と、自装置が正常状態の場合に診断動作の
開始終了を示す診断信号を出力する正常時診断信号出力
回路と、自装置が異常状態の場合に診断信号を出力する
異常時診断信号出力回路とを有し、信号受信部は、相手
側装置の動作状態を示すステータス信号を検出するステ
ータス信号受信回路と、正常時の診断信号を受信する正
常時診断信号受信回路と、異常時の診断信号を受信する
異常時診断信号受信回路とを有するものである。したが
って、自装置の動作状態および診断動作を示す信号が第
1の伝送路を介して相手側装置に出力され、これに応じ
て相手側装置から第2の伝送路を介して返送された信号
が受信されて相手側装置の診断動作が確認され、第1お
よび第2の伝送路が診断される。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である2重
化冗長システムのブロック図であり、同図において、1
(2)は上位装置からの指示に応じて所定の制御信号を
プロセス機器などの各機器に出力する制御装置、3は制
御装置1の動作状態を示すステータス信号を制御装置2
に伝送するための伝送路(第1の伝送路)、4は制御装
置2の動作状態を示すステータス信号を制御装置1に伝
送するための伝送路(第2の伝送路)である。制御装置
1,2はそれぞれ同一構成を有し、動作側および待機側
として並列運転される。
【0007】制御装置1(2)において、11(21)
はトランジスタTS1(TS2)と負荷抵抗RS1(R
S2)とを有し、動作状態を示すSTTSD1(STT
SD2)信号に応じて所定のステータス信号を伝送路3
(4)に出力するステータス信号出力回路である。12
(22)はトランジスタTL1(TL2)とANDゲー
トAND12を有し、STTSD1(STTSD2)信
号と診断開始終了を示すDIAG1(DIAG2)信号
に応じて、自己の動作状態が「正常」である場合に所定
の診断信号を伝送路3(4)に出力する正常時診断信号
出力回路である。
【0008】13(23)はトランジスタTH1(TH
2)、ANDゲートAND13(AND23)、および
負荷抵抗RH1とを有し、STTSD1(STTSD
2)信号の反転論理と診断開始終了を示すDIAG1
(DIAG2)信号に応じて、動作状態が「異常」であ
る場合に所定の診断信号を伝送路3(4)に出力する異
常時診断信号出力回路である。これら、ステータス信号
出力回路11(21)、正常時診断信号出力回路12
(22)、および異常時診断出力回路13(23)によ
り、信号送信部が構成されている。
【0009】また、14(24)は比較器CMP14
(CMP24)を有し、基準電圧VS1(VS2)に基
づいて伝送路4(3)からステータス信号を受信し、制
御回路2(1)の動作状態を示すステータス信号として
STTSR1(STTSR2)信号を出力するステータ
ス信号受信回路である。15(25)は比較器CMP1
5(CMP25)を有し、基準電圧VL1(VL2)に
基づいて伝送路4(3)から異常時診断信号を受信し、
その診断結果を示すLOK1(LOK2)信号を出力す
る異常時診断信号受信回路である。
【0010】16(26)は比較器CMP16(CMP
26)を有し、基準電圧VH1(VH2)に基づいて伝
送路4(3)から正常時診断信号を受信し、その診断結
果を示すHOK1(HOK2)信号を出力する正常時診
断信号受信回路である。これら、ステータス信号受信回
路14、異常時診断信号受信回路15、および正常時診
断信号受信回路16により、信号受信部が構成されてい
る。
【0011】RL1(RL2)は伝送路4(3)を介し
て制御装置2(1)側に対して電源電圧Vccから所定
の電流を供給するための抵抗である。10(20)は上
位装置(図示せず)からの指示に応じて所定の制御信号
を各機器に出力するとともに、必要に応じてSTTSD
1(STTSD2)信号を信号送信部の各部に出力する
ことにより所定のステータス信号および診断信号の送信
を指示し、信号受信部の各部からのSTTSR1(ST
TSR2)信号、LOK1(LOK2)信号、およびH
OK1(HOK2)信号に応じて、制御装置2(1)側
の動作状態および伝送路3、4の状態を診断し、その結
果に基づいて動作側/待機側の切替制御を行う制御部で
ある。
【0012】なお、ステート信号受信回路14(24)
の基準電圧VS1(VS2)は所定値、例えば電源電圧
Vccの1/2に設定されており、また異常時診断信号
受信回路15(25)および正常時診断信号受信回路1
6(26)の基準電圧VL1(VL2)およびVH1
(VH2)は、それぞれ基準電圧VS1(VS2)と電
源電圧Vccとの間の所定電圧、および基準電圧VS1
(VS2)と接地電位との間の所定電圧に設定されてい
る。
【0013】したがって、制御装置1(2)が正常状態
にある場合(ステート1)にはトランジスタTS1(T
S2)のみが「ON」してVT2(VT1)信号が基準
電圧VS2(VS1)と基準電圧VH2(VH1)の間
の電圧となり、この正常状態で診断動作を行った場合
(ステート2)には、さらにトランジスタTL1が「O
N」してVT2(VT1)信号が基準電圧VH2と接地
電位との間の電圧まで低下するように、抵抗RL2(R
L1)、RS1(RS2)が設定されている。
【0014】また、制御装置1(2)が異常状態にある
場合(ステート3)にはすべてのトランジスタTS1,
TL1,TH1(TS2,2L2,TH2)が「OF
F」してVT2(VT1)信号が基準電圧VS2より高
く基準電圧VS2(VS1)と電源電圧Vccとの間の
電圧となり、この異常状態で診断動作を行った場合(ス
テート4)には、トランジスタTH1が「ON」してV
T2(VT1)信号が基準電圧VL2(VL1)と基準
電圧VS2(VS1)との間の電圧まで低下するよう
に、RH1(RH2)が設定されている。
【0015】次に、図2および図3を参照して、本発明
の動作として、制御装置1が正常状態、制御装置2が異
常状態にある場合の診断処理動作を例に説明する。図2
は制御装置1から伝送路3,4を診断する場合における
各信号およびトランジスタの状態を示す説明図であり、
「Hレベル」は正常、「Lレベル」は異常を示してい
る。なお、制御装置2から伝送路3,4を診断する場合
については、図2に制御装置1,2が入れ替わったもの
となるので、ここでは省略する。図3は図1の各部信号
を示すタイミングチャートである。
【0016】図2において、ステート1は制御装置1
(送信側)が正常状態にある場合、ステート2は制御装
置1が正常状態にある場合の診断動作状態、ステート3
は制御装置1が異常状態にある場合、ステート4は制御
装置1が異常状態にある場合の診断動作状態を示してい
る。図3の時刻T1以前において、制御装置1の制御部
10は、自装置にて異常が検出されておらず正常動作し
ており、診断動作を行っていないことから、STTSD
1信号として「Hレベル」、またDIAG信号として
「Lレベル」を出力する。
【0017】これに応じて、ステート信号出力回路11
のトランジスタTS1が「ON」、トランジスタTL
1,TH1がともに「OFF」となり、制御装置1の動
作状態を示すステート信号として、制御装置2側の電源
Vccから、抵抗RL2、伝送路3、および抵抗RS1
を介して所定の電流が流れる。制御装置2では、この電
流により生じた電圧をVT2信号として検出し、各信号
受信回路24〜26にて受信する。
【0018】ステータス信号受信回路24は、例えば電
源電圧Vccのほぼ1/2の電圧値基準電圧VS2を有
しており、制御装置1がステート1の場合は図3時刻T
1以前に示すように、基準電圧VS2より低い電圧のV
T2信号が入力されることから、比較器CMP24から
「Hレベル」のSTTSR2信号が出力される。また、
正常時診断信号受信回路26は、基準電圧VS2と接地
電位との間に設けられた基準電圧VH2を有しており、
制御装置1がステート1の場合には基準電圧VH2より
高い電圧のVT2信号が入力されることから、比較器C
MP26から「Lレベル」のHOK2信号が出力され
る。
【0019】制御装置2の制御部20は、STTSR2
信号が「Hレベル」であることから、制御装置1の正常
状態を確認するとともに、HOK2信号が「Lレベル」
であることから、制御装置1が診断動作をしていないこ
とを確認する。また、制御装置2は自装置内の異常を検
出していることから、ステート3の状態として「Lレベ
ル」のSTTSD2信号を出力してトランジスタTS2
を「OFF」させるとともに、診断動作中ではないこと
から「Lレベル」のDIAG2信号を出力してトランジ
スタTL2,TH2を「OFF」させる。これにより、
伝送路4にはほとんど電流が流れず、制御装置1のVT
1信号は時刻T1以前においてほぼ電源電圧Vccとな
る。
【0020】ステータス信号受信回路14は、例えば電
源電圧Vccのほぼ1/2の電圧値基準電圧VS1を有
しており、制御装置2がステート3の場合には図3時刻
T1以前に示すように、基準電圧VS1より高い電圧の
VT1信号が入力されることから、比較器CMP14か
ら「Lレベル」のSTTSR1信号が出力される。ま
た、異常時診断信号受信回路15は、基準電圧VS1と
電源電圧との間に設けられた基準電圧VL1を有してお
り、制御装置2がステート3の場合には基準電圧VL1
より高い電圧のVT1信号が入力されることから、比較
器CMP15から「Lレベル」のLOK1信号が出力さ
れる。
【0021】制御装置1の制御部10は、STTSR1
信号が「Lレベル」であることから、制御装置2の異常
状態を確認するとともに、LOK1信号が「Lレベル」
であることから、制御装置2が診断動作をしていないこ
とを確認する。このような状態にある時刻T1におい
て、制御装置1の制御部10が自律的あるいは上位装置
からの指示に基づいて伝送路3,4の診断を行う場合、
まずDIAG1信号を「Hレベル」に変化させてトラン
ジスタTL1を「ON」させ、ステータス信号とともに
正常時の診断信号を出力する(ステート2)。
【0022】これに応じて、制御装置2のVT2信号の
電圧が基準電圧VH2より低下する。正常時診断信号受
信回路26の比較器CMP26は、このVT2信号の低
下を検出してHOK2信号を「Hレベル」に変化させ、
正常時の診断信号を受信出力する。これにより、制御部
20は制御装置1が診断動作を行っていることを確認
し、その応答としてDIAG2信号を「Hレベル」に変
化させ、トランジスタTH2を「ON」させる(ステー
ト4)。
【0023】したがって、制御装置1のVT1信号が基
準電圧VL1と基準電圧VS1の間の電圧まで低下す
る。異常時診断信号受信回路15の比較器CMP15
は、このVT1信号の低下を検出してLOK1信号を
「Hレベル」に変化させ、異常時の診断信号を受信出力
する。制御部10は、自装置の診断動作の開始、すなわ
ちDIAG1信号を「Hレベル」に変化させた時刻T1
から、LOK1信号が「Hレベル」となるまでの時間t
1を検出し、この時間t1が所定時間以内である場合に
は、自装置から出力した診断信号が制御装置2で正常に
受信されて返送されたと判断して、伝送路3,4が正常
であることを確認する。
【0024】また、診断信号の出力から所定時間以内に
「Hレベル」のLOK1信号が検出できなかった場合に
は、伝送路3,4のいずれかに異常があると判断し、上
位装置に対してアラームを送出して、伝送路3,4の異
常を通知する。続いて、制御装置1の制御部10は、時
刻T2にDIAG1信号を「Lレベル」に変化させるこ
とにより診断動作の終了を通知する(ステート1)。こ
れによりVT2信号が元の電圧に上昇してHOK2信号
が「Lレベル」となる。
【0025】これに応じて、制御部20は、DIAG2
信号を「Lレベル」とし(ステート3)、これによりV
T1信号が元の電圧に上昇してLOK1信号が「Lレベ
ル」となる。制御部10は、自装置の診断動作の終了、
すなわちDIAG1信号を「Lレベル」に変化させた時
刻T2から、LOK1信号が「Lレベル」となるまでの
時間t2を検出し、この時間t2が所定時間以内である
場合には、自装置から出力停止した診断信号が制御装置
2で正常に受信されて返送されたと判断して、伝送路
3,4が正常であることを確認する。
【0026】また、診断信号の停止から所定時間以内に
「Lレベル」のLOK1信号が検出できなかった場合に
は、伝送路3,4のいずれかに異常があると判断し、上
位装置に対してアラームを送出して、伝送路3,4の異
常を通知する。なお、以上の説明では、制御装置1が正
常状態(ステート1)にあり、制御装置2が異常状態
(ステート3)にある場合を例に説明したが、これに限
定されるものではなく、制御装置1,2がそれぞれ、正
常/正常、異常/正常、および異常/異常いずれの場合
でも、前述と同様にして、伝送路3,4の状態を診断す
ることができる。
【0027】このように、制御装置の動作状態すなわち
正常/異常を示すとともに診断の開始終了を示す信号を
出力する信号送信部と、受信した信号から相手側制御装
置の動作状態を検出するとともに診断動作の開始終了を
検出する信号受信部とを設けて、伝送路を診断する場合
には自装置の動作状態および診断動作を示す信号を伝送
路に出力し、それに応じて相手側制御装置から返送され
た信号を受信して相手側装置の診断動作を確認すること
により、伝送路の診断を行うようにしたので、従来のよ
うにステータス信号として2値のレベルしか有していな
い場合と比較して、自装置および相手側装置がいずれの
動作状態であっても伝送路の状態を的確に診断でき、よ
り高い信頼性が得られる。
【0028】また、信号送信部として、制御装置の動作
状態を示すステータス信号を出力するステータス信号出
力回路と、制御装置が正常状態の場合に診断動作の開始
終了を示す診断信号を出力する正常時診断信号出力回路
と、制御装置が異常状態の場合に診断信号を出力する異
常時診断信号出力回路とを設け、信号受信部として、制
御装置の動作状態を検出するステータス信号受信回路
と、正常状態の診断信号を受信する正常時診断信号受信
回路と、異常時の診断信号を受信する異常時診断信号受
信回路とを設けたので、自装置の状態がいずれの状態で
あっても確実に診断信号をやり取りすることが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、自装置
の動作状態すなわち正常/異常を示すとともに診断の開
始終了を示す信号を第1の伝送路を介して相手側装置に
出力する信号送信部と、相手側装置から第2の伝送路を
介して受信した信号から相手側装置の動作状態を検出す
るとともに診断動作の開始終了を検出する信号受信部と
を設けて、自装置の動作状態および診断動作を示す信号
を信号送信部から第1の伝送路に出力し、これに応じて
相手側装置から第2の伝送路を介して返送された信号を
信号受信部により受信して相手側装置の診断動作を確認
することにより、第1および第2の伝送路を診断するよ
うにしたので、従来のようにステータス信号として2値
のレベルしか有していない場合と比較して、自装置およ
び相手側装置がいずれの動作状態であっても伝送路の状
態を的確に診断でき、より高い信頼性が得られる。
【0030】また信号送信部として、自装置の動作状態
を示すステータス信号を出力するステータス信号出力回
路と、自装置が正常状態の場合に診断動作の開始終了を
示す診断信号を出力する正常時診断信号出力回路と、自
装置が異常状態の場合に診断信号を出力する異常時診断
信号出力回路とを設け、信号受信部として、相手側装置
の動作状態を示すステータス信号を検出するステータス
信号受信回路と、正常時の診断信号を受信する正常時診
断信号受信回路と、異常時の診断信号を受信する異常時
診断信号受信回路とを設けたので、自装置の状態がいず
れの動作状態であっても確実にステータス信号と診断信
号とをやり取りすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による2重化冗長シス
テムのブロック図である。
【図2】 制御装置から伝送路を診断する場合における
各信号およびトランジスタの状態を示す説明図である。
【図3】 図1の各部信号を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1,2…制御装置、10,20…制御部、11,21…
ステータス信号出力回路、12,22…正常時診断信号
出力回路、13,23…異常時診断出力回路、14,2
4…ステータス信号受信回路、15,25…正常時診断
信号受信回路、16,26…異常時診断信号受信回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作側および待機側の2つの制御装置を
    並列運転するとともに、互いに相手側の動作状態を監視
    する2重化冗長システムにおいて、 各制御装置は、 自装置の動作状態すなわち正常/異常を示すとともに診
    断の開始終了を示す信号を第1の伝送路を介して相手側
    装置に出力する信号送信部と、 相手側装置から第2の伝送路を介して受信した信号から
    相手側装置の動作状態を検出するとともに診断動作の開
    始終了を検出する信号受信部と、 第1および第2の伝送路を診断する場合には、自装置の
    動作状態および診断動作を示す信号を信号送信部から第
    1の伝送路に出力し、これに応じて相手側装置から第2
    の伝送路を介して返送された信号を信号受信部により受
    信して相手側装置の診断動作を確認することにより、第
    1および第2の伝送路を診断する制御部とを備えること
    を特徴とする2重化冗長システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2重化冗長システムにお
    いて、 信号送信部は、自装置の動作状態を示すステータス信号
    を出力するステータス信号出力回路と、自装置が正常状
    態の場合に診断動作の開始終了を示す診断信号を出力す
    る正常時診断信号出力回路と、自装置が異常状態の場合
    に診断信号を出力する異常時診断信号出力回路とを有
    し、 信号受信部は、相手側装置の動作状態を示すステータス
    信号を検出するステータス信号受信回路と、正常時の診
    断信号を受信する正常時診断信号受信回路と、異常時の
    診断信号を受信する異常時診断信号受信回路とを有する
    ことを特徴とする2重化冗長システム。
  3. 【請求項3】 動作側および待機側の2つの制御装置を
    並列運転するとともに、互いに第1および第2の伝送路
    を介して信号を送受信することにより相手側の動作状態
    を監視する2重化冗長システムにおいて、 自装置の動作状態および診断動作を示す信号を第1の伝
    送路を介して相手側装置に出力し、これに応じて相手側
    装置から第2の伝送路を介して返送された信号を受信し
    て相手側装置の診断動作を確認することにより、第1お
    よび第2の伝送路を診断するようにしたことを特徴とす
    る2重化冗長システムの診断方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2492764A3 (en) * 2011-01-25 2014-02-19 Yokogawa Electric Corporation Field communication apparatus and process control system
JP2017016960A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 バッテリ監視システム

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