JPH0636661A - リレー診断装置 - Google Patents

リレー診断装置

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JPH0636661A
JPH0636661A JP18504892A JP18504892A JPH0636661A JP H0636661 A JPH0636661 A JP H0636661A JP 18504892 A JP18504892 A JP 18504892A JP 18504892 A JP18504892 A JP 18504892A JP H0636661 A JPH0636661 A JP H0636661A
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JP
Japan
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relay
diagnosis
signal
control register
self
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Withdrawn
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JP18504892A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakurai
博 櫻井
Shigeru Hashimoto
繁 橋本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リレーの不良によるシステムダウンを未然に
防止して信頼性を高めることのできるリレー診断装置を
提供することにある。 【構成】 本発明のリレー診断装置は、上記目的を達成
するため、リレー1を周辺回路から電気的に切り離す切
離手段2と、該切離手段2により切り離された前記リレ
ー1に所定の信号を付与する付与手段4と、該付与手段
4により所定信号が付与された前記リレー1の出力を測
定する測定手段3と、該測定手段3の測定結果に基づ
き、前記リレー1の良否を診断する診断手段6により構
成される。また、同様の目的で、前記リレー1の動作回
数をカウントする計数手段5と、該計数手段5のカウン
ト値と所定値からリレー1の良否を診断する診断手段6
と、該診断手段6の診断結果を報知する報知手段7とに
より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号線をリレーで切り替
える装置において、該装置のリレーを常に正常な状態に
維持できるようにリレーの診断を行うリレー診断装置に
関する。
【0002】近年コンピュータシステムの大規模化、広
域化に伴い、システムの高信頼性が要求されている。
【0003】かかる要求に応えるべく、例えば通信回線
においては予備回線を備え、回線に障害が発生した場合
には予備の回線に切替えて業務を継続することにより信
頼性を向上させたシステムが実用に供されている。
【0004】このような回線の切替えは、通常、リレー
を用いてなされるが、リレー自体の信頼性に対する配慮
は乏しかった。
【0005】そこでシステムを構成する全要素の信頼性
を向上させ、全体としての信頼性を高めることのできる
システムが望まれている。
【0006】
【従来の技術】コンピュータシステムにおける回線の切
替えは、通常、マルチプレクサ(MPX)によって行われて
いるが、電話回線を利用して接続する等、特定の場合に
は、MPXが使えないため従来のリレーで切り替えるリ
レー切替え装置が使用されている。
【0007】また、コンピュータシステムに接続される
複数の入出力装置を切り替えて使用する構成でも、リレ
ーが用いられる場合が多い。
【0008】しかしながら、信号線をリレーで切り替え
る装置では、リレーの不良、例えばリレーの接点不良や
絶縁不良等の異常により、動作中の信号のレベルが不安
定となり、誤動作やシスムダウンの原因となっていた。
【0009】しかるに、従来のリレーを使用した装置
は、特にリレーを診断する機能は持っておらず、異常が
発生してから処置を行っているのが現状であり、故障を
未然に防止し、事前に対処する手段が無かった。
【0010】また、リレーの予防交換も、リレーの保証
動作回数を動作時間より逆算して行っており、正確な交
換時期を知ることができないという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、その目的は、電源投入時や、システ
ム再起動時に、自動的にリレーの機能を診断して報知す
るので、リレーの不良に早期に対処できるとともに、リ
レーが正常な場合は、リレーの動作回数を正確にカウン
トし、交換する時期を判定して通知することにより、リ
レーの不良によるシステムダウンを未然に防止して、シ
ステムの信頼性を高めることのできるリレー診断装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明にかかるリ
レー診断装置の原理説明図である。
【0013】請求項1記載の発明は、上記目的を達成す
るため、リレー1を周辺回路から電気的に切り離す切離
手段2と、該切離手段2により切り離された前記リレー
1に所定の信号を付与する付与手段4と、該付与手段4
により所定信号が付与された前記リレー1の出力を測定
する測定手段3と、該測定手段3の測定結果に基づき、
前記リレー1の良否を診断する診断手段6により構成さ
れる。
【0014】また、同様の目的で、請求項2記載の発明
は、前記リレー1の動作回数をカウントする計数手段5
と、該計数手段5の計数値と所定値からリレー1の良否
を診断する診断手段6と、該診断手段6の診断結果を報
知する報知手段7とにより構成される。
【0015】
【作用】本発明のリレー診断装置は、電源の投入時、ま
たは、リセット時に自動的に切離手段2によりリレー1
に接続されている信号線PORTinを切り離し、リレー1の
診断のための回路を形成し、付与手段4によりテスト信
号を付与し、測定手段3によりリレー1のオン/オフ状
態における電圧を測定し、診断手段6によりリレーの接
点不良や絶縁不良を診断する。そして、診断の結果は報
知手段7により表示し、異常のある場合は警報を発す
る。
【0016】これにより、初動の電源投入時はもちろ
ん、リセット時も軽易に自己診断ができるので、早期に
対処でき、常にリレー1を正常な状態に維持でき、シス
テムの信頼性を高めることができる。
【0017】また、請求項2の発明は、リレー1が正常
な場合は、計数手段5によりリレー1の動作回数を正確
にカウントしながら運転を継続し、計数手段5が所定
値、例えば動作保証回数を超過した際には、診断手段6
によりこれを認識し、その旨を報知するようにしたもの
である。
【0018】これにより、確実なリレー1の交換時期を
知ることができ、リレー1の不良を未然に防止できる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。なお、図1と同一または相当部分には
同一符号を付して説明する。
【0020】図2は、本発明の一実施例の概略構成を示
すブロック図であり、A,B(点線内)が本発明の特徴
に関連する部分である。
【0021】Aの部分がCPU31と相俟って切離手段
2、測定手段3、診断手段6、を構成している。また、
Bの部分が計数手段5を構成している。このBの部分
は、例えばバッテリー等でバックアップされた無停電電
源(VCSTB) により動作するようになっている。
【0022】先ず、本構成における自己診断のための主
要機能について図2を参照しながら説明する。
【0023】RV21a 、21b はレシーバ(以下総称
する場合は「レシーバ21」という)である。RV21
a は、外部からの信号線PORTinを受信するものである。
【0024】このRV21a は、レシーバ制御レジスタ
(以下「RV制御レジスタ」という)25からの信号*
G1によりアクティブまたはインアクティブにされる。
自己診断の際は、該RV21a がインアクティブにさ
れ、外部からの信号PORTinは遮断される。
【0025】RV21b は本発明に直接かかかわる自己
診断のための回路を形成するものである。
【0026】RV21b はRV制御レジスタ25からの
信号*G2によりアクティブまたはインアクティブにさ
れる。また、RV21b はRV制御レジスタ25からの
テスト信号TESTをリレー1a 、1b 、1c (以下総称す
る場合は「リレー1」という)に与える回路を形成する
ものである。
【0027】各レシーバRV21a 、21b の出力端子
はいづれもリレー1に接続され、ゲート信号が与えられ
る制御端子はRV制御レジスタ25に接続されている。
【0028】各リレー1a 、1b 、1c は出力ポートを
切り替えるものであり、その一方は上述したようにレシ
ーバ21a 、21b に接続され、他方は出力ポートPORT
ou t 、PORT2out 、PORT3out となっている。
【0029】マルチプレクサ(以下「MPX」という)
22はマルチプレクス制御レジスタ(以下「MPX制御
レジスタ」という)24から与えられる選択信号により
リレー1a 、1b 、1c の出力又は自電源(VCC) を選択
するものであり、その出力はA/Dコンバータ23に供
給されるようになっている。
【0030】A/Dコンバータ23はMPX22が出力
するアナログ信号をデジタル信号に変換する周知のもの
である。
【0031】MPX制御レジスタ24はCPU31から
所定のデータがセットされるものであり、このMPX制
御レジスタ24にセットされた内容が、選択信号として
MPX22に与えられる。
【0032】RV制御レジスタ25は、CPU31から
所定のデータがセットされるものであり、このRV制御
レジスタ25にセットされた内容により、各レシーバR
V21a 、21b のアクティブ又はインアクティブが制
御され、また、テスト信号の送出が行われる。
【0033】リレー制御レジスタ28は、リレードライ
バ27a 、27b 、27c を介して、各リレー1a 、1
b 、1c のソレノイドRL26a 、26b 、26c (以
下総称する場合は「ソレノイド26」という)に接続さ
れており、CPU31から所定のデータがセットされる
ことにより、所望のリレー1a 、1b 、1c を選択して
接断するための信号を送出するものである。
【0034】リレー制御レジスタ28とソレノイドRL
26a 、26b 、26c との間には上述したリレードラ
イバ27a 、27b 、27c が挿入されており、リレー
制御レジスタ28からの信号を反転させてソレノイドR
L26a 、26b 、26c を駆動する。
【0035】RL26a 、26b 、26c はソレノイド
であり、それぞれリレー1a 、1b、1c に対応してお
り、リレー制御レジスタ28からの信号によりリレー1
の接点を開閉せしめるものである。
【0036】カウンタ5a 、5b 、5c はリレーの動作
回数を計数するものであり、CPU31からの信号によ
り、リレー制御レジスタ28が各ソレノイドRL2
a 、26b 、26c を動作させる度に、当該ソレノイ
ド26に対応するカウンタ5a 、5b 、5c にも信号が
送られ、リレーの動作回数が計数される。
【0037】該カウンタ5a 、5b 、5c は、バッテリ
又は無停電電源装置(VCSTB) によりバックアップされて
おり、電源が投入されているときだけカウントするため
に、そのイネーブル(EN)端子には自電源(VCC) が直接供
給されるようになっている。
【0038】29a 、29b 、29c はANDゲート
(以下総称する場合は「ANDゲート29」という)で
あり、各リレー1を交換した際にカウンタ5a 、5b
c をクリアするリセット信号を生成するためのもので
ある。
【0039】該ANDゲート29a 、29b 、29c
一方の入力端子はインバータ30を介して自電源(VCC)
に接続されており、インバータ30から自電源(VCC) の
反転信号が供給されるようになっている。
【0040】このため、自電源(VCC) がオンの状態で
は、ANDゲート29の一方の入力端子は常に「0」で
ある。従って、ANDゲート29の出力端子は、AND
ゲート29の他方の入力端子の状態に関係なく常に
「0」であり、カウンタ5がクリアされることはない。
【0041】なお、自電源(VCC) がオンの状態では、カ
ウンタ5のイネーブル端子は「1」であるから、カウン
タは何時でも動作可能である。従って、リレー制御レジ
スタ28が各リレードライバ27を駆動する度にクロッ
クCKが該当するカウンタ5に入力され、リレーの作動
回数の積算を行う。
【0042】一方、ANDゲート29の他方の入力端子
は、それぞれドライバ27、プルアップ抵抗R1、R
2、R3及び各ソレノイドRL26a 、26b 、26c
に接続されている。
【0043】このため、自電源(VCC) をオフにすると、
ANDゲート29a 、29b 、29 c の一方の端子は、
インバータ30により信号が反転されるため常に「1」
となる。従ってANDゲートの他方の端子の状態によっ
てカウンタ5のクリア機能が稼働するか否かが決定され
る。
【0044】なお、D1、D2、D3はソレノイド逆起
電力防止用のダイオードであり、Cはソレノイド起電力
ノイズ消去用のコンデンサである。
【0045】また、警報・警告灯7a は、異常が発見さ
れた場合にランプ又はブザーで警報を発するもので、画
面・キーボード制御7b はCRT7C やキーボード7d
からの入出力を制御するものである。CRT7c は診断
結果を表示するものであり、キーボード7d は診断に関
する指示を入力するもので、いずれも周知のものであ
る。
【0046】次に上記構成における本発明の一実施例の
動作につき図3、図4に示したフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0047】電源投入時、又はリセット時、CPU31
から診断の開始が指示されることにより自己診断用のプ
ログラムが起動される(ステップS1)。この際、各種
レジスタを初期化するために、初期設定が行われる。
【0048】自己診断では、先ず、自電源電圧(VCC) の
測定を行う(ステップS2)。これは自己診断を確実に
するため、リレーの絶縁不良や接点不良等の診断に先立
ち、電源の正常性を確認するものである。
【0049】自電源電圧の測定では、CPU31はリレ
ー制御レジスタ28の全ビットに「0」をセットするこ
とにより、各ソレノイドRL26a 、26b 、26c
の電流の供給を停止し、リレー1a 、1b 、1c を全て
ブレイク(開放)にする。
【0050】また、CPU31は、RV制御レジスタ2
5に所定値をセットすることによりレシーバRV2
a 、21b へのゲート信号*G1、*G2をHレベル
にし、RV21a 、21b をハイインピーダンスにして
入力ポートPORT1inからの信号入力及び自己診断のため
の回路をオフにする。
【0051】また、CPU31は、MPX制御レジスタ
24に所定値をセットする。これにより、MPX22は
MPX制御レジスタ24からの信号に応じて自電源電圧
(VCC) を選択する。
【0052】これにより、自電源電圧測定のための回路
が形成され、A/Dコンバータ23にはMPX22から
の信号(自電源電圧VCC)が供給され、デジタル信号に変
換される。CPU31は、このA/Dコンバータ23か
らの信号を読み取り、自電源電圧値とする。
【0053】自電源電圧の測定の際、ソレノイドRL2
a 、26b 、26c の駆動を停止してリレー1を全て
ブレイクにするのは、リレー1のメイクに伴う電流が流
れるのを防止して、自電源電圧の効果を抑止し、正確な
自電源電圧を測定するためである。
【0054】次いで、測定された自電源電圧値が規定値
の範囲内か否が調べられる(ステップS3)。自電源(V
CC) の規定電圧値は予めROM又はRAM32上に登録
されており、当該規定値と測定値を比較して自電源(VC
C) の正常性を判定する。
【0055】上記ステップS3において電圧値が正常で
あることが判断されると、自電源電圧値が規定値の範囲
内で正常終了した旨、及び、該測定結果の電圧値を画面
cに表示する。(ステップS4)。
【0056】次いで、各リレー1経由のRV21の電圧
を測定する(ステップS5)。即ち、各リレー1a 、1
b 、1c を全てブレイクにした状態で、各リレー1a
b、1c の電圧を測定して、絶縁の状態を確認する。
【0057】このため、CPU31はRV制御レジスタ
25に所定値をセットし、RV21 a へのゲート信号*
G1を「1」(ハイインピーダンス)として外部からの
信号線PORTinを遮断するとともに、RV21b へのゲー
ト信号*G2を「0」として自己診断のための回路を形
成する。
【0058】そして、CPU31は、リレー制御レジス
タ28に、ソレノイド26を全てオフにする信号を与え
る。
【0059】リレー制御レジスタ28から各ソレノイド
RL26a 、26b 、26c に与える信号「0」はドラ
イバ27a 、27b 、27c で反転され「1」となるた
め、自電源(VCC) から各ソレノイドRL26a 、2
b 、26c を経由する電流は遮断され、リレー1a
b 、1c はオフとなる。
【0060】かかる状態で、CPU31は、例えばMP
X制御レジスタ24にPORT1out を選択するための所定
値をセットする。これにより、MPX22はMPX制御
レジスタ24からの信号に応じてPORT1out を選択す
る。
【0061】そして、RV制御レジスタ25よりテスト
信号TESTとして「1」を与えると、A/Dコンバー
タ23はMPX22から信号を受け、デジタル信号に変
換する。
【0062】CPU31は、このA/Dコンバータ23
からの信号を受け、レシーバ電圧値を読み取る。同様に
してリレー1b 、1c についても測定する。
【0063】この様にして、各リレー1a 、1b 、1c
の絶縁抵抗が測定できる。
【0064】次いで、各リレー1a 、1b 、1c 経由の
レシーバRV21b の電圧を測定し、各リレー1a 、1
b 、1c の接点抵抗を確認する。
【0065】このため、CPU31は、リレー制御レジ
スタ28に、例えばソレノイド26 a を選択する信号を
送る。リレー制御レジスタ28のソレノイド26a に対
応する信号「1」はドライバ27aで反転され「0」に
なるため、ソレノイド26aに自電源(VCC) からの電流
が供給され、リレー1をオンにする。
【0066】さらに、CPU31は、MPX制御レジス
タ24にPORT1 out を選択するための所定値をセットす
る。これにより、MPX22はMPX制御レジスタ24
からの信号に応じて、PORT1 out を選択する。
【0067】これにより、リレー1a を経由したレシー
バ電圧値を測定する回路が形成される。従って、RV制
御レジスタ25よりテスト信号TESTとして「1」を
与えると、A/Dコンバータ23はMPX22からリレ
ー1a 経由の信号を受け、デジタル信号に変換する。
【0068】CPU31は、このA/Dコンバータ23
からの信号を受け、レシーバ電圧値を読み取る。
【0069】次いで、同様にして順次リレー1b 、1c
を経由したレシーバRV21b の電圧値を測定し、さら
に、ゲート信号*G2が「0」、TESTが「0」の状
態も測定する。
【0070】この様にして、各リレー1a 、1b 、1c
の接点抵抗が測定できる。
【0071】上記ステップS5で測定したレシーバRV
21b の電圧値が規定内かを判断する(ステップS
7)。ここではリレー1a 、1b 、1c を経由したRV
21b の電圧値が、全てRV21b の規定電圧値の範囲
内かどうかが判断される。
【0072】この際、リレー1a 、1b 、1c を経由し
たレシーバRV21b の電圧値が1つでも規定外であれ
ばステップS14へ分岐する。
【0073】RV21b の電圧値の測定結果が全て正常
であると判断されると、当該読み取り電圧値とリレー接
点抵抗値及び、絶縁抵抗値が正常であることを画面7c
に表示する(ステップS8)。
【0074】このようにして、各リレーの接断時のRV
21b の電圧値を測定し、予め記憶された規定値と比較
することにより、レシーバの状態、及びリレーの接点抵
抗の不良や絶縁不良が診断される。
【0075】次いでリレーの保証動作回数と動作回数を
読み取る(ステップS9)。即ち、CPU31はカウン
タ5a 、5b 、5c の値と、ROM/RAM32上に記
憶されている当該カウンタ5に対応する保証動作回数を
読み取る。
【0076】続いて各リレー1a 、1b 、1c の保証動
作回数が動作回数より大きいかが調べられる(ステップ
S10)。即ち、予めROM/RAM32上に記憶され
ている各リレーの保証動作回数と現在までの当該リレー
の動作回数を比較する。
【0077】例えばリレー1a の保証動作回数が動作回
数より大きいと判断されると、リレー1a はまだ継続使
用可能なので、リレーの動作回数、保証動作回数、及び
診断結果が正常であったことを画面7c に表示する。
【0078】同様にして、全てのリレーについての診断
結果が正常であれば、先に形成した自己診断回路を断に
し、自己診断を終了する。(ステップ11)。即ち、レ
シーバRV21a のゲート値*G1を「0」、RV21
b のゲート値*G2を「1」として外部信号線PORTinを
接続し、自己診断回路をオフにして自己診断を終了す
る。
【0079】続いて、通常運転の態勢に入る。
【0080】なお、前記ステップS3において自電源電
圧値に異常のある場合は、電源電圧値が異常の旨のメッ
セージと、測定電圧値を画面7c に表示し、警報・警告
灯7 a を鳴動又は点灯後システムを停止する(ステップ
S6)。
【0081】オペレータは自電源(VCC) をオフにして不
良箇所を確認・修理し(ステップS16)、ステップS
1(電源投入)へ戻る。
【0082】また、上記ステップS10においてリレー
の動作回数が保証回数を超過していると判断されると、
リレー動作回数と保証回数を画面7c に表示し、警報・
警告灯7a を鳴動又は点灯する(ステップS13)。
【0083】さらに、前記ステップS7でRV21b
電圧値が一つでも規定外であると判断されると、引き続
き各リレー1a 、1b 、1c を経由したRV21b の電
圧が全て規定外かを調べる(ステップS14)。これは
レシーバRV21b の状態を確認するためであり、各経
路を経由した電圧値が全て異常の場合は、RV21b
異常が推測されるためである。
【0084】各リレー経由のレシーバ電圧値が全て規定
外と判断されると、レシーバRV21b の異常の可能性
が高い旨を画面7c に表示し、警報・警告灯7a を鳴動
又は点灯後システムを止める(ステップS15)。
【0085】オペレータは前記警報に基づき異常箇所を
確認し、障害箇所を修復してから電源を再投入する(ス
テップS16)。
【0086】また、前記ステップS14で一部のルート
に異常があると判断されると、異常のあるルート及び当
該リレー1の交換要求を画面7c に表示し、警報を発
し、システムを停止する(ステップS17)。即ち、リ
レー1a 、1b 、1c を経由したレシーバRV21b
電圧値のうち、規定電圧値の範囲外と判断されたルート
と、ルート中のリレー1の接点抵抗又は、絶縁抵抗の異
常の可能性が高い旨と、リレー1の交換要求メッセージ
等を画面7c に表示し、警報・警告灯7a を鳴動又は点
灯し、シテムを停止する。
【0087】次いで、オペレータは自電源(VCC) をオフ
にして該当するリレー1を引き抜き、新しいリレー1と
交換し(ステップS18)、ステップS1(電源投入)
へ戻る。
【0088】この際、リレー1を抜くと該当するカウン
タ5がリセットされ、動作積算カウンタ5が初期化され
て新しいリレー1のカウントの準備が行われる。その動
作は次の通りである。
【0089】自電源(VCC) がオフにされると、自電源(V
CC) はグランドレベルになる。この場合、ソレノイドR
L26が挿入されていると、ANDゲート29の他方の
端子はD1、D2、D3のダイオードを介してアースさ
れるため、「0」となり、当該ANDゲート29の出力
も「0」となる。従って、カウンタ5のイネーブル端子
(EN)は「0」でカウンタ5は停止状態にあるが、その内
容がクリアされることはない。
【0090】リレー交換のため、例えばリレー1a を外
すと、リレー1とソレノイドRL26とD1、D2、D
3のダイオードが一体となっているので、ソレノイドR
L26a も外される。従って、ソレノイドRL26a
両端は開放となり、プルアップ抵抗R1を介して無停電
電源電流(VCSTB) に接続されているANDゲート29 a
の他方の入力端子は「1」となる。
【0091】このため、ANDゲート29a の出力端子
も「1」となり、ソレノイドRL26a を外されたカウ
ンタ5a はクリアされる。
【0092】即ち、リレーを抜いた状態でのみANDゲ
ート29a 、29b 、29c の出力端子は「1」にな
り、カウンタ5がリセットされるので、新たにリレー1
a を挿入した時点から新規にカウントが開始される。
【0093】これにより、リレー1の交換操作が簡単・
確実になり、交換時の安全性も向上する。
【0094】上記の実施例は、レシーバ21の不良やリ
レー1の不良の診断と、リレー1の使用頻度の診断と交
換時期の判定等を総合的に行う場合について説明した
が、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、必
要に応じ個々の機能を別々に具備してもよい。
【0095】また、本実施例はリレーが3個の場合につ
いて説明したが、リレーの数は3個に限定されるもので
はない。
【0096】なお、自己診断が終了し、通常運転態勢に
入った場合に、所望のPORTOUT を選択し、レシーバ電圧
値の監視を開始し、動作状況に従いリレー1a 、1b
cを選択後、選択されたリレー1に対応する出力ポー
トPORTX (X=1 〜3)をMPX22で選択し、当該PORT
OUT の信号電圧値を監視しながら通常運転を続けるよう
に構成することもできる。
【0097】この監視結果、レシーバ電圧値が正常の場
合は運転を続行するが、レシーバ電圧値に異常が発生し
た場合は、信号電圧値と規定電圧値を表示し、レシーバ
の規定電圧値が逸脱している旨を画面7c に表示し、警
報・警告灯7a を鳴動又は点灯させる。
【0098】オペレータは前記警報・警告灯7a の警告
に基づき必要に応じてポートを切り替えて運転を続行す
る。かかる構成により、より信頼性の高いシステムを構
築することができる。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源の投入時、又はリセット時、常に自動的に電源やリレ
ーの自己診断、又は、リレーの使用頻度による交換時期
の判定ができ、信頼性の高いリレー診断装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリレー診断装置の原理説明図である。
【図2】本発明のリレー診断装置の実施例の構成図であ
る。
【図3】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 リレー 2 切離手段 3 測定手段 4 付与手段 5 計数手段(カウンタ) 6 診断手段 7 報知手段(警報、画面)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線の接断をリレー(1) で行う装置に
    おいて、 前記リレー(1) を周辺回路から電気的に切り離す切離手
    段(2) と、 該切離手段(2) により切り離された前記リレー(1) に所
    定の信号を付与する付与手段(4) と、 該付与手段(4) により前記所定信号が付与された前記リ
    レー(1) の出力を測定する測定手段(3) と、 該測定手段(3) の測定結果に基づき、前記リレー(1) の
    良否を診断する診断手段(6) とを具備することを特徴と
    するリレー診断装置。
  2. 【請求項2】 信号線の接断をリレー(1) で行う装置に
    おいて、 前記リレー(1) の動作回数を計数する計数手段(5) と、 該計数手段(5) の計数値と所定値から、リレー(1) を診
    断する診断手段(6) と、 該診断手段(6) の診断結果を報知する報知手段(7) とを
    具備することを特徴とするリレー診断装置。
JP18504892A 1992-07-13 1992-07-13 リレー診断装置 Withdrawn JPH0636661A (ja)

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