JPH09324402A - 装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法 - Google Patents
装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法Info
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- JPH09324402A JPH09324402A JP8144017A JP14401796A JPH09324402A JP H09324402 A JPH09324402 A JP H09324402A JP 8144017 A JP8144017 A JP 8144017A JP 14401796 A JP14401796 A JP 14401796A JP H09324402 A JPH09324402 A JP H09324402A
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- Y10S264/31—Processes of making tile and tile-like surfaces
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- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】天然石、セラミックス、ガラス、プラスチック
ス等からなる広範囲の装飾骨材を搭載した新規な装飾骨
材露出仕上げ用マットを工業的に製造する方法を提案
し、装飾骨材露出コンクリート等に適用できる装飾骨材
露出仕上げ用マットを提供する。 【解決手段】網目寸法が装飾骨材の粒径よりも小さく、
網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載用網
の一面に、ホットメルト接着剤フィルムを置き、このフ
ィルム上に装飾骨材を載せて、全体をホットメルト接着
剤の溶融温度以上に加熱して強固に接着結合した装飾骨
材露出仕上げ用マットとする。また、補強用に保形用網
を接着結合する。
ス等からなる広範囲の装飾骨材を搭載した新規な装飾骨
材露出仕上げ用マットを工業的に製造する方法を提案
し、装飾骨材露出コンクリート等に適用できる装飾骨材
露出仕上げ用マットを提供する。 【解決手段】網目寸法が装飾骨材の粒径よりも小さく、
網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載用網
の一面に、ホットメルト接着剤フィルムを置き、このフ
ィルム上に装飾骨材を載せて、全体をホットメルト接着
剤の溶融温度以上に加熱して強固に接着結合した装飾骨
材露出仕上げ用マットとする。また、補強用に保形用網
を接着結合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は天然石、セラミックス、
ガラス、プラスチックス等の装飾骨材で表面を装飾した
景観装飾コンクリートを作るための装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法に関する。
ガラス、プラスチックス等の装飾骨材で表面を装飾した
景観装飾コンクリートを作るための装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】骨材露出仕上げとは、各種の自然石や人
工石(骨材と言う)をコンクリート表面に露出させる工法
で、現場打ちによる工法と、工場であらかじめ骨材を露
出させて形成した製品を現場で施工する２通りの工法が
ある。上記の現場打ち工法は、既設のコンクリート上に
モルタルを均一に打設し、骨材を一つ一つ埋め込む工法
と、モルタルに骨材を練り込んだコンクリートを既設の
コンクリート上に均一に打設し、このコンクリートが硬
化する前に、表面層のモルタルを洗い流す等の方法で、
骨材をコンクリート表面に露出させる工法である。上記
現場打ちによる骨材露出仕上げ方法を、簡単、かつ均一
に行うために、網に骨材を接着剤で固定した骨材露出仕
上げ用マットの使用が提案されている(特開昭64-33354
号公報)。このマットを利用すると、従来の骨材を一つ
一つ埋め込む方法や、モルタルに骨材を練り込んだコン
クリートの表面を洗い流す方法等に比較して、簡単に骨
材露出仕上げを行うことができる。
工石(骨材と言う)をコンクリート表面に露出させる工法
で、現場打ちによる工法と、工場であらかじめ骨材を露
出させて形成した製品を現場で施工する２通りの工法が
ある。上記の現場打ち工法は、既設のコンクリート上に
モルタルを均一に打設し、骨材を一つ一つ埋め込む工法
と、モルタルに骨材を練り込んだコンクリートを既設の
コンクリート上に均一に打設し、このコンクリートが硬
化する前に、表面層のモルタルを洗い流す等の方法で、
骨材をコンクリート表面に露出させる工法である。上記
現場打ちによる骨材露出仕上げ方法を、簡単、かつ均一
に行うために、網に骨材を接着剤で固定した骨材露出仕
上げ用マットの使用が提案されている(特開昭64-33354
号公報)。このマットを利用すると、従来の骨材を一つ
一つ埋め込む方法や、モルタルに骨材を練り込んだコン
クリートの表面を洗い流す方法等に比較して、簡単に骨
材露出仕上げを行うことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の骨材露
出仕上げ用マットは、骨材と網が脱落しないように接着
剤で結合することにより作製される。また、従来技術に
おいて骨材露出仕上げ用マットの構成については提案さ
れているが、製品として市販されたものはなく、また、
実用性のある製造方法も提案されておらず、工業的に生
産可能な骨材露出仕上げ用マットの製造方法の開発が望
まれている。
出仕上げ用マットは、骨材と網が脱落しないように接着
剤で結合することにより作製される。また、従来技術に
おいて骨材露出仕上げ用マットの構成については提案さ
れているが、製品として市販されたものはなく、また、
実用性のある製造方法も提案されておらず、工業的に生
産可能な骨材露出仕上げ用マットの製造方法の開発が望
まれている。
【０００４】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消し、天然石、セラミックス、ガラス、プラス
チックス等からなる広範囲の装飾骨材を搭載した新規な
装飾骨材露出仕上げ用マットを工業的に製造する方法を
提供することにある。
題点を解消し、天然石、セラミックス、ガラス、プラス
チックス等からなる広範囲の装飾骨材を搭載した新規な
装飾骨材露出仕上げ用マットを工業的に製造する方法を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項１に記
載のように、網目寸法が装飾骨材の粒径よりも小さく、
かつ網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載
用網の一面に、ホットメルト接着剤フィルムを置き、該
ホットメルト接着剤フィルム上に装飾骨材を載せて、全
体を上記ホットメルト接着剤の溶融温度以上に加熱する
ことによって、装飾骨材と上記搭載用網とを強固に接着
結合した装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法とする
ものである。また、請求項２に記載のように、装飾骨材
搭載用網の網目寸法が、装飾骨材の粒径よりも小さく、
かつ網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載
用網を、網目寸法が２ｍｍよりも大きい保形用網の上に
置き、上記装飾骨材搭載用網の上面に、ホットメルト接
着剤フィルムを置き、該ホットメルト接着剤フィルム上
に装飾骨材を載せて、全体を上記ホットメルト接着剤の
溶融温度以上に加熱することによって、装飾骨材と装飾
骨材搭載用網および保形用網とを同時に、かつ強固に接
着結合した装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法とす
るものである。また、請求項３に記載のように、請求項
１または請求項２に記載の装飾骨材露出仕上げ用マット
の製造方法において、装飾骨材搭載用網もしくは保形用
網は、耐アルカリ性のガラス繊維、カーボン繊維、アラ
ミド繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、ナイロン
繊維、ポリプロピレン繊維のうちより選択される少なく
とも１種の繊維からなる網を用いた装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法とするものである。
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項１に記
載のように、網目寸法が装飾骨材の粒径よりも小さく、
かつ網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載
用網の一面に、ホットメルト接着剤フィルムを置き、該
ホットメルト接着剤フィルム上に装飾骨材を載せて、全
体を上記ホットメルト接着剤の溶融温度以上に加熱する
ことによって、装飾骨材と上記搭載用網とを強固に接着
結合した装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法とする
ものである。また、請求項２に記載のように、装飾骨材
搭載用網の網目寸法が、装飾骨材の粒径よりも小さく、
かつ網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載
用網を、網目寸法が２ｍｍよりも大きい保形用網の上に
置き、上記装飾骨材搭載用網の上面に、ホットメルト接
着剤フィルムを置き、該ホットメルト接着剤フィルム上
に装飾骨材を載せて、全体を上記ホットメルト接着剤の
溶融温度以上に加熱することによって、装飾骨材と装飾
骨材搭載用網および保形用網とを同時に、かつ強固に接
着結合した装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法とす
るものである。また、請求項３に記載のように、請求項
１または請求項２に記載の装飾骨材露出仕上げ用マット
の製造方法において、装飾骨材搭載用網もしくは保形用
網は、耐アルカリ性のガラス繊維、カーボン繊維、アラ
ミド繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、ナイロン
繊維、ポリプロピレン繊維のうちより選択される少なく
とも１種の繊維からなる網を用いた装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法とするものである。
【０００６】装飾骨材搭載用網と装飾骨材とを接着剤で
結合するには、上記網に接着剤(粘着剤を含む)を塗工し
て、それが液状で接着性を有するうちに装飾骨材を押し
付けて接着剤を固化させるか、または装飾骨材に接着剤
を付けて網に押しつけた後接着剤を固化させるか、ある
いは装飾骨材にホットメルト接着剤を付着しておき、そ
れを網の上に置いて加熱接着するか、あるいはホットメ
ルト接着剤を網に付着させておいて、その上に装飾骨材
を置いて加熱接着する等の方法がある。これらの接着方
法の中で、液状の接着剤で装飾骨材を網に接着させる方
法は、接着作業がやりにくいという欠点がある。また、
ホットメルト接着剤をあらかじめ装飾骨材や網に付けて
おく方法は、接着操作は比較的簡単であるが、凹凸の多
い装飾骨材を十分強固に網に接着結合するために、多量
の接着剤をあらかじめ骨材表面や網に付着させておくこ
とは容易ではない。本発明の装飾骨材露出仕上げ用マッ
トの製造方法においては、簡単で、しかも十分に強固に
装飾骨材を網に接着結合させるために、ホットメルト接
着剤フィルムを使用するところに特徴がある。装飾骨材
搭載用網と装飾骨材の間に、ホットメルト接着剤フィル
ムを置き、該フィルムを溶融温度以上に加熱することに
より、ホットメルト接着剤フィルムは溶融して、装飾骨
材搭載用網と装飾骨材の間に完全に浸入するので、全体
を冷却することにより両者は確実に接着結合することが
できる。この際、ホットメルト接着剤フィルムの厚さを
適正に設定すると、このホットメルト接着剤フィルムが
溶融したときに、装飾骨材搭載用網の繊維および装飾骨
材上に溶融物が集まり、網目を閉ざすことはない。網目
を開けておくことは、マットを装飾骨材露出仕上げに適
用したときに、モルタルを網目を通過させるための必須
の要件である。また、ホットメルト接着剤フィルムを多
孔質状または多数の空泡を含む状態に加工しておくと、
上記網目の開口が、より容易に実現でき確実なものとな
る。
結合するには、上記網に接着剤(粘着剤を含む)を塗工し
て、それが液状で接着性を有するうちに装飾骨材を押し
付けて接着剤を固化させるか、または装飾骨材に接着剤
を付けて網に押しつけた後接着剤を固化させるか、ある
いは装飾骨材にホットメルト接着剤を付着しておき、そ
れを網の上に置いて加熱接着するか、あるいはホットメ
ルト接着剤を網に付着させておいて、その上に装飾骨材
を置いて加熱接着する等の方法がある。これらの接着方
法の中で、液状の接着剤で装飾骨材を網に接着させる方
法は、接着作業がやりにくいという欠点がある。また、
ホットメルト接着剤をあらかじめ装飾骨材や網に付けて
おく方法は、接着操作は比較的簡単であるが、凹凸の多
い装飾骨材を十分強固に網に接着結合するために、多量
の接着剤をあらかじめ骨材表面や網に付着させておくこ
とは容易ではない。本発明の装飾骨材露出仕上げ用マッ
トの製造方法においては、簡単で、しかも十分に強固に
装飾骨材を網に接着結合させるために、ホットメルト接
着剤フィルムを使用するところに特徴がある。装飾骨材
搭載用網と装飾骨材の間に、ホットメルト接着剤フィル
ムを置き、該フィルムを溶融温度以上に加熱することに
より、ホットメルト接着剤フィルムは溶融して、装飾骨
材搭載用網と装飾骨材の間に完全に浸入するので、全体
を冷却することにより両者は確実に接着結合することが
できる。この際、ホットメルト接着剤フィルムの厚さを
適正に設定すると、このホットメルト接着剤フィルムが
溶融したときに、装飾骨材搭載用網の繊維および装飾骨
材上に溶融物が集まり、網目を閉ざすことはない。網目
を開けておくことは、マットを装飾骨材露出仕上げに適
用したときに、モルタルを網目を通過させるための必須
の要件である。また、ホットメルト接着剤フィルムを多
孔質状または多数の空泡を含む状態に加工しておくと、
上記網目の開口が、より容易に実現でき確実なものとな
る。
【０００７】また、装飾骨材露出仕上げ用マットが小型
のときは、装飾骨材搭載用網のみを用いてマットを作製
すればよいが、大型になると取り扱い中に骨材の重量で
マットが変形するなどの問題が生じることがある。これ
に対処するためには、装飾骨材搭載用網に保形用網を裏
打ちすると良い。装飾骨材搭載用網を保形用網の上に置
いて、上記のホットメルト接着フィルムによる溶融接着
を行ったときには、溶融したフィルムが上記装飾骨材搭
載用網と保形用網との間に廻り込み、一回の接着工程
で、装飾骨材と装飾骨材搭載用網、および保形用網と装
飾骨材搭載用網を接着結合することが可能となる。本発
明の装飾骨材露出仕上げ用マットは、例えば、既設コン
クリート上に均一に塗られたモルタル上に装飾骨材を外
側に向けて載せ、圧力あるいは振動等を与えて網と装飾
骨材の一部分をモルタル中に埋め込む工法や、上記マッ
ト上にモルタルを流してから、装飾骨材を洗い出しによ
り表面に露出させる工法等で用いられるので、装飾骨材
搭載用網の網目寸法は、網目を通してモルタルが容易に
移動しなければならないので、通常、網目寸法は２ｍｍ
よりも大きいことが望ましい。また、網目寸法の上限は
装飾骨材が強固に保持されるように、装飾骨材の粒径よ
りも小さくする必要がある。また、保形用網の網目寸法
も、モルタル通過に影響を与えないように２ｍｍ以上で
あることが望ましい。
のときは、装飾骨材搭載用網のみを用いてマットを作製
すればよいが、大型になると取り扱い中に骨材の重量で
マットが変形するなどの問題が生じることがある。これ
に対処するためには、装飾骨材搭載用網に保形用網を裏
打ちすると良い。装飾骨材搭載用網を保形用網の上に置
いて、上記のホットメルト接着フィルムによる溶融接着
を行ったときには、溶融したフィルムが上記装飾骨材搭
載用網と保形用網との間に廻り込み、一回の接着工程
で、装飾骨材と装飾骨材搭載用網、および保形用網と装
飾骨材搭載用網を接着結合することが可能となる。本発
明の装飾骨材露出仕上げ用マットは、例えば、既設コン
クリート上に均一に塗られたモルタル上に装飾骨材を外
側に向けて載せ、圧力あるいは振動等を与えて網と装飾
骨材の一部分をモルタル中に埋め込む工法や、上記マッ
ト上にモルタルを流してから、装飾骨材を洗い出しによ
り表面に露出させる工法等で用いられるので、装飾骨材
搭載用網の網目寸法は、網目を通してモルタルが容易に
移動しなければならないので、通常、網目寸法は２ｍｍ
よりも大きいことが望ましい。また、網目寸法の上限は
装飾骨材が強固に保持されるように、装飾骨材の粒径よ
りも小さくする必要がある。また、保形用網の網目寸法
も、モルタル通過に影響を与えないように２ｍｍ以上で
あることが望ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１および図２に、装飾骨材露出
仕上げ用マットの一実施の形態を模式的に示した。図１
は平面図、図２は、図１の断面構成図である。図におい
て、１は天然小石等の装飾骨材、２は装飾骨材搭載用
網、４は接着剤を示す。また、図３（ａ）、（ｂ）に、
図１および図２に例示する本発明の装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法を模式的に示した。すなわち、装飾
骨材搭載用網２の上に、ホットメルト接着剤フィルム４
を載せ、その上に装飾骨材１を載せる〔図３（ａ）〕。
ついで、全体をホットメルト接着剤フィルム４の溶融温
度以上に加熱すると、該フィルム４は溶融して装飾骨材
搭載用網２と装飾骨材１を接着結合する。５は、上記接
着結合に関与している接着剤を示す。この際、装飾骨材
搭載用網２の全面を覆っていたホットメルト接着剤フィ
ルム４は溶融して網の繊維および装飾骨材１に集まり、
網目は開口する。図４（ａ）、（ｂ）に、本発明の装飾
骨材露出仕上げ用マットの他の製造方法を模式的に示し
た。図４（ａ）においては、装飾骨材搭載用網２の下
に、保形用網３が置いてある。上記図３（ａ）、（ｂ）
と同様にして加熱すると、ホットメルト接着剤フィルム
４は溶融し、装飾骨材搭載用網２と装飾骨材１が接着結
合すると共に、装飾骨材搭載用網２と保形用網３も接着
結合する。６は、この接着結合に関与している接着剤を
示す。
仕上げ用マットの一実施の形態を模式的に示した。図１
は平面図、図２は、図１の断面構成図である。図におい
て、１は天然小石等の装飾骨材、２は装飾骨材搭載用
網、４は接着剤を示す。また、図３（ａ）、（ｂ）に、
図１および図２に例示する本発明の装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法を模式的に示した。すなわち、装飾
骨材搭載用網２の上に、ホットメルト接着剤フィルム４
を載せ、その上に装飾骨材１を載せる〔図３（ａ）〕。
ついで、全体をホットメルト接着剤フィルム４の溶融温
度以上に加熱すると、該フィルム４は溶融して装飾骨材
搭載用網２と装飾骨材１を接着結合する。５は、上記接
着結合に関与している接着剤を示す。この際、装飾骨材
搭載用網２の全面を覆っていたホットメルト接着剤フィ
ルム４は溶融して網の繊維および装飾骨材１に集まり、
網目は開口する。図４（ａ）、（ｂ）に、本発明の装飾
骨材露出仕上げ用マットの他の製造方法を模式的に示し
た。図４（ａ）においては、装飾骨材搭載用網２の下
に、保形用網３が置いてある。上記図３（ａ）、（ｂ）
と同様にして加熱すると、ホットメルト接着剤フィルム
４は溶融し、装飾骨材搭載用網２と装飾骨材１が接着結
合すると共に、装飾骨材搭載用網２と保形用網３も接着
結合する。６は、この接着結合に関与している接着剤を
示す。
【０００９】〈実施の形態１〉以下に本発明の実施の形
態について、さらに具体的に説明する。耐アルカリ性ガ
ラス繊維よりなる網目寸法５ｍｍの網の上に、スチレン
・ブタジエン・スチレンブロック共重合体をエラストマ
ーとする。軟化点約５０℃、厚さ約５０μｍのホットメ
ルト接着剤フィルムを置き、その上に、粒径約１２ｍｍ
の天然石を一様に載せて、１００℃、２０分加熱した。
この操作によりガラス網と天然石は強固に接着結合する
ことができた。これを冷却して、天然石露出仕上げ用マ
ットを得た。
態について、さらに具体的に説明する。耐アルカリ性ガ
ラス繊維よりなる網目寸法５ｍｍの網の上に、スチレン
・ブタジエン・スチレンブロック共重合体をエラストマ
ーとする。軟化点約５０℃、厚さ約５０μｍのホットメ
ルト接着剤フィルムを置き、その上に、粒径約１２ｍｍ
の天然石を一様に載せて、１００℃、２０分加熱した。
この操作によりガラス網と天然石は強固に接着結合する
ことができた。これを冷却して、天然石露出仕上げ用マ
ットを得た。
【００１０】〈実施の形態２〉耐アルカリ性ガラス繊維
よりなる網目寸法が約５ｍｍの網を網目寸法が約１０ｍ
ｍのポリエステル網の上に置いてから、ガラス網の上に
スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体をエ
ラストマーとする。軟化点約５０℃、厚さ約５０μｍの
ホットメルト接着剤フィルムを置き、その上に粒径約１
２ｍｍの天然石を一様に載せて、１００℃で２０分加熱
した。この操作により、ガラス網と天然石、およびガラ
ス網とポリエステル網はそれぞれ強固に接着させること
ができた。これを冷却して、天然石露出仕上げ用マット
を得た。上記実施の形態１および実施の形態２で製造し
たマットを、それぞれ既設コンクリート上に約３ｍｍの
厚さに打設したモルタル上に載せ、上から圧着しながら
振動を与えて、天然石をモルタル中に沈め、モルタルが
未硬化のうちに表面を洗い流して、天然石がほぼ粒径の
２／３露出したコンクリートを得た。
よりなる網目寸法が約５ｍｍの網を網目寸法が約１０ｍ
ｍのポリエステル網の上に置いてから、ガラス網の上に
スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体をエ
ラストマーとする。軟化点約５０℃、厚さ約５０μｍの
ホットメルト接着剤フィルムを置き、その上に粒径約１
２ｍｍの天然石を一様に載せて、１００℃で２０分加熱
した。この操作により、ガラス網と天然石、およびガラ
ス網とポリエステル網はそれぞれ強固に接着させること
ができた。これを冷却して、天然石露出仕上げ用マット
を得た。上記実施の形態１および実施の形態２で製造し
たマットを、それぞれ既設コンクリート上に約３ｍｍの
厚さに打設したモルタル上に載せ、上から圧着しながら
振動を与えて、天然石をモルタル中に沈め、モルタルが
未硬化のうちに表面を洗い流して、天然石がほぼ粒径の
２／３露出したコンクリートを得た。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ホットメルト接着剤フ
ィルムを用いて、装飾骨材を、装飾骨材搭載用網の一面
に強固に接着結合した実用的な装飾骨材露出仕上げ用マ
ットを工業的に生産することができ、装飾骨材露出コン
クリート等に有効に利用することができる。
ィルムを用いて、装飾骨材を、装飾骨材搭載用網の一面
に強固に接着結合した実用的な装飾骨材露出仕上げ用マ
ットを工業的に生産することができ、装飾骨材露出コン
クリート等に有効に利用することができる。
【図１】本発明の実施の形態で例示した装飾骨材露出仕
上げ用マットの平面構成を示す模式図。
上げ用マットの平面構成を示す模式図。
【図２】本発明の実施の形態で例示した装飾骨材露出仕
上げ用マットの断面構成を示す模式図。
上げ用マットの断面構成を示す模式図。
【図３】本発明の実施の形態で例示した装飾骨材露出仕
上げ用マットの作製過程を示す工程図。
上げ用マットの作製過程を示す工程図。
【図４】本発明の実施の形態で例示した他の装飾骨材露
出仕上げ用マットの作製過程を示す工程図。
出仕上げ用マットの作製過程を示す工程図。
１…天然小石（装飾骨材） ２…装飾骨材搭載用網 ３…保形用網 ４…ホットメルト接着剤フィルム ５…接着剤 ６…接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 佳和 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 浜口 哲夫 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 小河 洋征 東京都府中市寿町１−４−３ セルテック 株式会社内 (72)発明者 石垣 和久 東京都府中市寿町１−４−３ セルテック 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】網目寸法が装飾骨材の粒径よりも小さく、
かつ網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載
用網の一面に、ホットメルト接着剤フィルムを置き、該
ホットメルト接着剤フィルム上に装飾骨材を載せて、全
体を上記ホットメルト接着剤の溶融温度以上に加熱する
ことによって、上記装飾骨材と上記搭載用網とを接着結
合する工程を含むことを特徴とする装飾骨材露出仕上げ
用マットの製造方法。 - 【請求項２】網目寸法が装飾骨材の粒径よりも小さく、
かつ網目寸法が２ｍｍよりも大きい柔軟な装飾骨材搭載
用網を、網目寸法が２ｍｍよりも大きい保形用網の上に
置き、上記装飾骨材搭載用網の上面にホットメルト接着
剤フィルムを置き、該ホットメルト接着剤フィルム上に
装飾骨材を載せて、全体を上記ホットメルト接着剤の溶
融温度以上に加熱することによって、装飾骨材と装飾骨
材搭載用網および保形用網とを接着結合する工程を含む
ことを特徴とする装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方
法。 - 【請求項３】請求項１または請求項２において、装飾骨
材搭載用網もしくは保形用網は、耐アルカリ性のガラス
繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊
維、ビニロン繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維
のうちより選択される少なくとも１種の繊維によって構
成されることを特徴とする装飾骨材露出仕上げ用マット
の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8144017A JPH09324402A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法 |
| US08/870,421 US5846372A (en) | 1996-06-06 | 1997-06-05 | Method of manufacturing a mat for decorative aggregate exposed finishes |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8144017A JPH09324402A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09324402A true JPH09324402A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15352394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8144017A Pending JPH09324402A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 装飾骨材露出仕上げ用マットの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5846372A (ja) |
| JP (1) | JPH09324402A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006065153A1 (en) * | 2004-12-15 | 2006-06-22 | Watersedge Stoneweavers Limited | Product for erosion control and apparatus for its manufacture |
| BE1017689A3 (nl) * | 2005-06-05 | 2009-04-07 | Paepe Freddy De | Beschermfolie tegen alkalische zouten/vocht/strukturele zettingen van gebouwen door deze in te werken in bezetwerk. |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2818485A1 (de) * | 1978-04-27 | 1979-10-31 | Dynamit Nobel Ag | Daemmplatte zum decken von daechern |
| DE2904688C2 (de) * | 1979-02-08 | 1985-12-05 | Chemie-Werk Weinsheim Gmbh, 6520 Worms | Verfahren zum Aufbringen eines mehrschichtigen Belags auf ein Karosserieblech |
| DE3147316A1 (de) * | 1981-11-28 | 1983-06-01 | Rheinhold & Mahla Gmbh, 6800 Mannheim | Kaschierte mineralfasermatte und verfahren zu ihrer herstellung |
| US4435469A (en) * | 1982-04-28 | 1984-03-06 | Manville Service Corporation | Hot melt adhesive for bonding paper to glass fiber |
| DE3902255A1 (de) * | 1989-01-26 | 1990-08-02 | Nokia Unterhaltungselektronik | Verfahren und vorrichtung zum herstellen einer fluessigkristallzelle |
| US5380552A (en) * | 1992-08-24 | 1995-01-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method of improving adhesion between roofing granules and asphalt-based roofing materials |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP8144017A patent/JPH09324402A/ja active Pending
-
1997
- 1997-06-05 US US08/870,421 patent/US5846372A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5846372A (en) | 1998-12-08 |
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