JPH04176958A - 粒子表飾法と同法に用いる表飾マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は壁面又は舗装面等におけるコンクリート、アス
ファルト躯体等の粒子表飾法と同法に用いる表飾マット
に関する。

従来技術 舗装面等を粒子で表飾する方法として一般には粒子を未
固化舗装面に散布し、ローラで押し付ける方法が採られ
ているが、粒子の散布に手間がかかり、重労度であるば
かりか、散布が不均一となり仕上がりが均買でない問題
点を有している。

又上記散布が行なえない垂直な躯体表面に粒子を埋付け
る場合には殆んど手作業となり、更に手間を要する。

発明が解決しようとする問題点 本発明は上記粒子散布法における問題点を解決し、更に
垂直壁面の粒子表飾も容易にし、更には成形躯体の成形
時における粒子表飾にも有効に通用できる粒子表飾法と
同法に用いる表飾マットを提供する。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決する手段として、可撓性を有
するシートの表面に無数の粒子を付着させた装飾マット
を準備し、該装飾マットを粒子付着面が内表面となるよ
うにアスファルト又はコンクリート等の未固化躯体の表
面に押し付けることにより粒子を同躯体表面に植埋し、
固化後上記シートを除去するようにした、舗装路面（水
平面）又は垂直な躯体表面等への粒子による植埋表飾に
適した装飾法を提供する。

又他の発明として、上記装飾マットを型枠内面に粒子付
着面が外表面となるように配置し、該型枠内にコンクリ
ート等の流動材を流し込み、該流動材の固化後説型じて
上記シートを除去するようにした、成形躯体の成形時に
おける粒子の植埋表飾に通した装飾法を提供する。

又上記各発明に用いるため、シートの表面に無数の粒子
を付着させ、該シートが粒子の一部を包み込むように撓
曲し密着している装飾マットを提供する。

作用 本発明によればシート表面に上記粒子を担持させた装飾
マットを粒子装飾を施さんとする未固化躯体表面に押し
付け、固化後シートを除去するのみで、粒子の一部が躯
体表面に植埋され、且つ一部が躯体表面に露出された粒
子装飾が容易に且つ美麗に施工できる。躯体は例えばア
スファルト又はコンクリート舗装路面又は垂直な表面を
有する壁材等であり、又は成形型枠内で未固化状態にあ
るブロック、パネル類であり、何れも粒子装飾作業の省
力化、工費削減並びに高品位仕上がりに寄与する。

又パネルやブロックの成形時に上記装飾マットを型枠内
面に干しめ設置し、然る後コンクリート等の流動材を流
し込み固化後説型じてシートを除去する方法により、上
記粒子を部分植埋し且つ部分露出した粒子装飾が成形時
において容易に施工できる。

前記各装飾法に供する装飾マットにおいて、シートが粒
子の一部を包み込むように密着していることにより、該
粒子包着部が露出装飾を確実に保証し、所期の表面装飾
が適正に遂行できる。

実施例 粒子装飾に供するため、纂１図に示すようにシート２の
表面に無数の粒子３を付着させた装飾マット１を準備す
る。

上記シート２は可撓性を有する、例えば第１図に示すよ
うに通気性に欠ける合成樹脂フィルム４ａ又は第２図に
示すように通気性を有する網状物４ｂ即ち通気性シート
であり、何れも接着剤５を介して粒子３と結合され、シ
ート２は粒子３の一部を包み込むように密着している。

第３図はこの包着部６を示している。この時シート２の
端縁は側方へ張り出し引剥ししろ２ａとする。又この引
剥ししろ２ａは躯体表面への張り付けしろとして機能さ
せることができる。

上記シート２は合成樹脂フィルムや網状物の他、紙、織
布、不織布等が通用され、又金属箔を使用することがで
きる。

上記の如ぎ装飾マット１は例えば第４図Ｂに示すように
、粒子３をベース７の表面に形成した無数の凹所７ａ内
に保有させ、該凹所内から突出した粒子部分をシート２
で覆い、ベース７側から粒子突出部表面に真空吸着せし
めるか、又は圧空にて粒子突出部表面に密着せしめ接着
剤５を介して一体結合する。

斯くしてシート２は粒子３の一部を包み込むように密着
した装飾マット１が形成される。

ベース７は通気体とすることができる。又第５図に示す
ように通気性を有する通気性シート、例えば網状物４ｂ
を粒子担体として用いる場合は網状物４ｂの外表面を通
気性に欠ける可撓性シート体８で覆い、通気性シートに
よる真空吸着又は圧空密着が適正に行なえるようにする
。

ＨＳ図Ａに示すように、上記の如くして準備された装飾
マット１で躯体９の表面を覆い、即ち粒子付着面を未固
化状態にある躯体９の表面側に向けて同表面をシート２
で覆い、然る後同図Ｂに示すように、ローラ等の加圧手
段によりシート外表面側から押圧して粒子３を躯体表面
に押し付は埋め付けする、この時、粒子３は略シート２
による包着部６以外の部分が躯体表面に埋め込み状態と
なり、略包着部６が躯体表面から露出し、包着部６が粒
子３の埋め込みと露出とを保証する。

同図Ｃに示すように、上記未固化躯体９の固化後、上記
シート２を除去することによって躯体表面の粒子による
植埋表部が得られる。上記粒子３群はシート２によりて
一括して植埋され、配置は均一であり、又埋め込みと露
出に大きなバラツキを生じない。

第６図Ａ、Ｂ、Ｃに示すように上記躯体９は略水平状の
コンクリート又はアスファルト等による舗装路面等であ
り、又は垂直な表面を有する構築物である。又は他側と
して型枠に打ち込まれたコンクリート製等のブロック、
パネル等である。

上記未固化とは粒子３の接着性を有する完全固化に至ら
ない半固化状態を含む。例えばコンクリート（モルタル
も含む）等が表面に固化被膜を形成している時に上記粒
子押し付けを行なうと被膜を破って粒子の一部が埋め込
まれて接着し、被膜は流動物が粒子の露出面側へ過度に
演出してこれを隠蔽するか、露出量を少なくする不具合
を有効に防止する。

又上記シート２は引剥ししろ２ａを以って文字通り引剥
しするか、又は薬剤又は水等又は熱によって溶出又は消
去する。

又他側として第７図Ａに示すように、上記表部マット１
を粒子付着面が外表面となるように、型枠１０の内面に
設置し、然る上で同図Ｂに示すように、コンクリート（
モルタル）等の時硬性の流動材１１を流し込み、該流動
材１１の固化後同図Ｃに示すように脱型し、上記シート
２を前記方法により除去する。この方法はパネル又はブ
ロック又は構築物の壁を成形する際に、予じめ表部マッ
トを型枠内面に設置しておくことにより、前記粒子表部
が容易に施工される。

例えば第７図Ａに示すように、コンクリート建築物の側
壁や天井壁を成形する配筋した型枠１０内面に上記表部
マット１を設置し、同図已に示すように、コンクリート
を流し込み、同図Ｃに示すように、固化後型枠１０の除
去によフて前記側壁内外面や天井内面、即ち躯体表面に
粒子植埋表部を容易に再現できる。

向上配粒子３は微細粒子から粗大粒子まで実施で鮫、粒
子３は自然石、ガラス粒、セラミック等を含む。

発明の詳細 な説明した通り、本発明によれば水平状態や垂直状態に
ある躯体表面への均−且つ美麗なる粒子植埋表部が容易
に施工でき、粒子植埋表部の作業を大幅に軽減乃至短縮
でき、工費の削減も可能である。

上記工法に従えば垂直状の躯体表面に対しても水平状の
場合と同じ条件で粒子植埋表部が施工でき、総じて省力
化、及び工期、工費の削減に寄与する。

又上記工法に用いる表部マットはシートが粒子の一部を
包着していることにより粒子を未固化躯体に押し付けた
際の、又は型枠に流動材を流し込んだ際の埋め込み量と
露出量が確実に保証され、均一な植埋が得られる。又シ
ートからの粒子脱落も有効に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は表部マットの一例を示す断面図、第２図は同他
側を示す断面図、第３図は同表部マットにおけるシート
による粒子の包着部の拡大断面図、第４図、第５図は粒
子をシートに付着させる手段を夫々例示する断面図、第
６図Ａ、Ｂ、Ｃは上記表部マットを用いて躯体表面に粒
子植埋表部を行なう工程を示す断面図、″ｉ％７図Ａ、
Ｂ、Ｃは型枠内面に上記表部マットを設置して上記粒子
植埋表篩を行なう工程を示す断面図である。 １・・・表部マット、２・・・シート、３・・・粒子、
９・・・躯体、１０・・・型枠、１１・・・流動材。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）シートの表面に無数の粒子を付着させた表飾マッ
   トを形成し、該表飾マットの粒子付着面をアスファルト
   又はコンクリート等の未固化躯体の表面に押し付けて粒
   子を同未固化躯体の表面に植埋し、固化後上記シートを
   除去することを特徴とする粒子表飾法。
2. （２）シートの表面に無数の粒子を付着させた表飾マッ
   トを形成し、該表飾マットを型枠内面に粒子付着面が外
   表面となるように配置し、該型枠内にコンクート等の流
   動材を流し込み、該流動材の固化後説型じて上記シート
   を除去することを特徴とする粒子表飾法。
3. （３）シートの表面に無数の粒子を付着し、該シートが
   粒子の一部を包み込むように撓曲し密着していることを
   特徴とする表飾マット。