JPH09321267A - 光電変換装置の駆動方法及び光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置の駆動方法及び光電変換装置

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JPH09321267A
JPH09321267A JP9028711A JP2871197A JPH09321267A JP H09321267 A JPH09321267 A JP H09321267A JP 9028711 A JP9028711 A JP 9028711A JP 2871197 A JP2871197 A JP 2871197A JP H09321267 A JPH09321267 A JP H09321267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配列した複数の光電変換素子のうち、部分的
な面積の光電変換素子の信号を読み出すトリミングのた
めに、不要な時間がかからないようにする。 【解決手段】 基板上に2次元的に配列された複数の光
電変換素子(S11〜S33)を、X方向の駆動線(g
1〜g3)を順次スキャンし、Y方向の信号線に信号電
荷を転送し、順次信号を読み出す光電変換装置におい
て、上記複数の光電変換素子(S11〜S33)の任意
の駆動線のみを順次スキャンし、残りの駆動線は、駆動
しないか前記任意の駆動線とは異なるタイミングで複数
線同時に駆動して信号電荷を転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換装置及び
その駆動方法に関し、例えばファクシミリ、デジタル複
写機あるいはX線撮像装置等の画像情報を読み取るため
に好適な二次元に読取画素が配置された光電変換装置及
びその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ、デジタル複写機あ
るいはX線撮像装置等の読み取り系としては縮小光学系
とCCD型センサを用いた読み取り系が用いられていた
が、近年、水素化アモルファスシリコン(以下、a−S
iと記す)に代表される光電変換半導体材料の開発によ
り、光電変換素子及び信号処理部を大面積の基板に形成
し、情報源と等倍の光学系で読み取るいわゆる密着型セ
ンサの開発がめざましい。特にa−Siは光電変換材料
としてだけでなく、薄膜電界効果型トランジスタ(以下
TFTと記す)としても用いることができるので光電変
換半導体層とTFTの半導体層とを同時に形成すること
ができる利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2次元
で多数画素を有する光電変換装置では、部分的な面積を
読み出したい場合は、全ライン(駆動線)を駆動即ち全
画素を駆動し、全画素の出力を読み取った後、必要とな
るある面積に対応する信号出力を抽出するという信号処
理が必要となる。その為、不必要な駆動線を駆動する時
間及び不必要な信号出力を読み取る時間がかかるという
不都合が生じる。
【0004】この問題は、特に光電変換装置がX線撮像
装置に用いる場合のように、大面積で高精細画素を有す
る場合、更に言うならば、X線撮像装置にX線を連続的
に照射しながら画像を見る場合のように、高精細で高画
素数の情報をいわゆる動画として得る場合の処理時間、
及びX線撮影では、撮像する場合に、照射X線量が増え
るということで問題になる。
【0005】(発明の目的)本発明は、複数の光電変換
素子を2次元に配列した光電変換装置において、信号読
取りを高速に行ない得る光電変換装置及びその駆動方法
を提供することを目的とする。
【0006】又、本発明の目的は、複数の光電変換素子
を配列した光電変換装置において、部分的な面積の光電
変換素子の信号を読み出したい場合(以下、トリミング
という)に、不必要な駆動線を駆動する時間及び不必要
な信号出力を読み取る時間がかからない光電変換装置を
実現することにある。
【0007】また、本発明はX線照射量の少ないX線撮
像装置、すなわち、より高感度読取りが可能な光電変換
装置及びその駆動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は基板上に2次元
的に配列された複数の光電変換素子を、X方向の駆動線
を順次スキャンし、Y方向の信号線に信号電荷を転送
し、順次信号を読み出す光電変換装置の駆動方法におい
て、上記複数の光電変換素子の任意の駆動線のみを順次
スキャンし、残りの駆動線は、信号電荷転送のための駆
動を行なわないか前記任意の駆動線とは異なるタイミン
グで複数線同時に駆動して信号電荷を転送する光電変換
装置の駆動方法を提供するものである。
【0009】また、本発明は上記残りの駆動線の上記光
電変換素子の両端の電位を同時に初期値に戻す光電変換
装置の駆動方法を提供するものである。
【0010】更に本発明の目的は前記残りの駆動線を一
括に駆動するか又は前記残りの駆動線を分割して駆動す
る駆動方法を提供するものである。
【0011】更に本発明は前記駆動線が前記任意の駆動
線に対応した光電変換素子によって光電変換された信号
電荷を転送した後、全光電変換素子に対応して初期化す
るための駆動が行なわれる駆動方法を提供するものであ
る。
【0012】又、本発明は、前記任意の駆動線を駆動し
て信号を読み出すモードと該任意の駆動線と異なる第2
の任意の駆動線を駆動して信号を読み出すモードを有す
る駆動方法を提供すること、更に前記2つのモードは交
互に行なわれるような駆動方法を提供するものである。
【0013】本発明は、前記任意の駆動線は複数選択さ
れ、該駆動線はその選択された駆動線の内側にあるもの
から順に外側に向って駆動される、及び/又は、前記任
意の駆動線は複数選択され、該駆動線から信号電荷を読
み出す前に該選択された駆動線の外側から順に内側に向
って初期化するための駆動が行なわれる駆動方法を提供
するものである。
【0014】更に本発明は受光要素を行列形式で配列し
た光検出器アレーから画像データを読み出す方法におい
て、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
して決定するステップ、 b)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
一方側から少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知
するステップ、 c)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
他方側から少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知
するステップ、 d)既に検知された行を除いて、前記関心領域の中心部
の行の受光要素の信号が検知されるまで、ステップb及
びステップcを交互に繰り返すステップ、を含む光電変
換装置の駆動方法を提供するものである。
【0015】また、本発明は受光要素を行列形式で配列
した光検出器アレーから画像データを読み出す方法にお
いて、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
して決定するステップ、 b)前記関心領域の中心部の少なくとも1つの行の受光
要素の信号を検知するステップ、 c)既に検知された行の両側のうちの一方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知するステッ
プ、 d)既に検知された行の両側のうちの他方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知するステッ
プ、 e)既に検知された行を除いて、前記関心領域の行方向
の1組の対向する辺の行の受光要素の信号が検知される
まで、ステップc及びステップdを交互に繰り返すステ
ップ、を含む光電変換装置の駆動方法を提供するもので
ある。
【0016】加えて本発明は受光要素を行列形式で配列
した光検出器アレーを有し、各列の受光要素の少なくと
も一部の信号をスイッチ素子を介して共通の列出力線か
ら取り出す様にした光電変換装置を駆動する方法におい
て、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
して決定するステップ、 b)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
一方側から少なくとも1つの行の受光要素に対応するス
イッチ素子を駆動して列出力線へと信号を取り出すステ
ップ、 c)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
他方側から少なくとも1つの行の受光要素に対応するス
イッチ素子を駆動して列出力線へと信号を取り出すステ
ップ、 d)既に検知された行を除いて、前記関心領域の中心部
の行の受光要素に対応するスイッチ素子が駆動されるま
で、ステップb及びステップcを交互に繰り返すステッ
プ、を含む光電変換装置の駆動方法を提供するものであ
る。
【0017】更に本発明は受光要素を行列形式で配列し
た光検出器アレーを有し、各列の受光要素の少なくとも
一部の信号をスイッチ素子を介して共通の列出力線から
取り出す様にした光電変換装置を駆動する方法におい
て、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
して決定するステップ、 b)前記関心領域の中心部の少なくとも1つの行の受光
要素に対応するスイッチ素子を駆動して列出力線へと信
号を取り出すステップ、 c)既に検知された行の両側のうちの一方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素に対応するスイッチ素子
を駆動して列出力線へと信号を取り出すステップ、 d)既に検知された行の両側のうちの他方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素に対応するスイッチ素子
を駆動して列出力線へと信号を取り出すステップ、 e)既に検知された行を除いて、前記関心領域の行方向
の1組の対向する辺の行の受光要素に対応するスイッチ
素子が駆動されるまで、ステップc及びステップdを交
互に繰り返すステップ、を含む光電変換装置の駆動方法
を提供するものである。
【0018】本発明は受光要素を行列形式で配列した光
検出器アレーであって各受光要素に対応して信号電荷蓄
積部と該信号電荷蓄積部からの信号取り出し経路中に介
在するスイッチ部とを有してなる光検出器アレーを備え
た光電変換装置において、光検出器アレー中の所望の行
範囲及び所望の列範囲の受光要素により形成される領域
を撮影者の関心領域として決定する関心領域決定手段
と、該関心領域決定手段の出力に基づいて前記光検出器
アレーの駆動信号を生成する駆動手段とを備えており、
該駆動手段は、前記光検出器アレーを前記関心領域の周
辺部の行から中心部の行に向かって順に前記スイッチ部
を駆動して前記信号電荷蓄積部の電荷をリセットし、露
光後に前記光検出器アレーを前記関心領域の中心部から
周辺部に向かって順に前記スイッチ部を駆動して前記信
号電荷蓄積部の信号電荷読出しを行うように、前記光検
出器アレーの駆動信号を生成する光電変換装置を提供す
るものである。
【0019】又、本発明は読取指令を検出する読取指令
検出手段と、該読取指令検出手段の出力に基づいて前記
駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は前
記読取指令検出手段の出力に基づき前記リセット、該リ
セット終了後の露光及び該露光後の前記信号電荷読出し
を行うように前記駆動手段を制御する光電変換装置を提
供すること、X線照射手段から照射されたX線を可視光
に変換する変換手段を有しており、該変換手段から発せ
られる可視光を前記光検出器アレーにより検出する様に
してなる光電変換装置を提供するものである。
【0020】加えて本発明は前記駆動手段が、前記光検
出器アレーを前記関心領域の周辺部の行から中心部の行
に向かって順に前記スイッチ部を駆動して前記信号電荷
蓄積部をリフレッシュするように、前記光検出器アレー
の駆動信号を生成する光電変換装置を提供するものであ
る。
【0021】更に本発明は基板上に2次元的に配列され
た複数の光電変換素子を、X方向の駆動線を順次スキャ
ンし、Y方向の信号線に信号電荷を転送し、順次信号を
読み出す光電変換装置において、上記複数の光電変換素
子の任意の駆動線のみを順次スキャンするための手段を
有する光電変換装置を提供するものである。
【0022】更に本発明においては、残りの上記駆動線
は前記任意の駆動線とは異なるタイミングで同時に駆動
して信号電荷を転送する手段を有する光電変換装置を提
供するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】先ず、本発明に適用可能な光セン
サ素子の一例について説明する。
【0024】図14(a)〜図14(c)は、夫々光セ
ンサの構成を示す図であり、図14(a)、図14
(b)は二種類の光センサの層構成を示し、図14
(c)は共通した代表的な駆動方法を示している。図1
4(a)及び図14(b)共にフォト・ダイオード型の
光センサであり、図14(a)は、PIN型、図14
(b)はショットキー型と称されている。図14(a)
及び図14(b)中、1は少なくとも表面が絶縁性の基
板、2は下部電極、3はp型半導体層(以下p層と記
す)、4は真性半導体層(以下、i層と記す)、5はn
型半導体層(以下n層と記す)、6は透明電極である。
図14(b)のショットキー型では下部電極2の材料を
適当に選び、下部電極2からi層4に電子が注入されな
いようショットキーバリア層が形成されている。図14
(c)において、10は上記光センサを記号化して表わ
した光センサを示し、11は電源、12は電流アンプ等
の検出部を示している。光センサ10中Cで示された方
向は図14(a)及び図14(b)中の透明電極6側、
Aで示された方向が下部電極2側であり、電極11はA
側に対しC側に正の電圧が加わる様に設定されている。
【0025】ここで動作を簡単に説明する。図14
(a)及び図14(b)に示されるように、矢印で示さ
れた方向から光が入射され、i層4に達すると、光は吸
収され電子とホールが発生する。i層4には電源11に
より電界が印加されているため電子はC側、つまりn層
5を通過して透明電極6に移動し、ホールはA側つまり
下部電極2に移動する。よって、光センサ10に光電流
が流れたことになる。また、光が入射しない場合、i層
4で電子もホールも発生せず、また、透明電極内6のホ
ールはn層5がホールの注入阻止層として働き、下部電
極2内の電子は図14(a)のPIN型ではp層3が、
図14(b)のショットキー型ではショットキーバリア
層が、電子の注入阻止層として働き、電子、ホール共に
移動できず、電流は流れない。したがって光の入射の有
無で電流が変化し、これを図14(c)の検出部12で
検出すれば光センサとして動作する。
【0026】しかしながら、上記構成の光センサで充分
SN比が高く、低コストの光電変換装置を実際に生産す
るのは簡単ではない。以下その理由について説明する。
【0027】第一の理由は、図14(a)のPIN型、
図14(b)のショットキー型共に2カ所に注入阻止層
が必要なところにある。図14(a)のPIN型におい
て注入阻止層であるn層5は電子を透明電極6に導くと
同時にホールがi層4に注入するのを阻止する特性が必
要である。どちらかの特性を逸すれば光電流が低下した
り、光が入射しない時の電流(以下「暗電流」と記す)
が発生、増加することになりSN比の低下の原因にな
る。この暗電流はそれ自身がノイズと考えられると同時
にショットノイズと呼ばれるゆらぎ、いわゆる量子ノイ
ズを含んでおりたとえ検出部12で暗電流を差し引く処
理をしても、暗電流に伴う量子ノイズを小さくすること
はできない。通常この特性を向上させるためi層4やn
層5の成膜の条件や、作成後のアニールの条件の最適化
を図る必要がある。しかし、もう一つの注入阻止層であ
るp層3についても電子、ホールが逆ではあるが同等の
特性が必要であり、同様に各条件の最適化が必要であ
る。通常、前者n層の最適化と後者p層の最適化の条件
は同一でなく、両者の条件を同時に満足させるのは簡単
ではない。つまり、同一光センサ内に二カ所の相対する
特性の注入阻止層が必要なことは高SN比の光センサの
形成を難しくする。これは図14(b)のショットキー
型においても同様である。また図14(b)のショット
キー型においては片方の注入阻止層にショットキーバリ
ア層を用いている。これは下部電極2とi層4の仕事関
数の差を利用するもので、下部電極2の材料が限定され
たり、界面の局在準位の影響が特性に大きく影響する。
従って、これら条件の全てを理想的に満足させるのは簡
単ではない。また、さらにショットキーバリア層の特性
を向上させるために、下部電極2とi層4の間に100
オングストローム前後の薄いシリコンや金属の酸化膜、
窒化膜を形成することも報告されている。これはトンネ
ル効果を利用し、ホールを下部電極2に導き、電子のi
層4への注入を阻止する効果を向上させるもので、やは
り仕事関数の差を利用している。このため下部電極2の
材料の限定は必要である。また電子の注入の阻止とトン
ネル効果によるホールの移動という逆の性質を利用する
ため酸化膜や窒化膜は100オングストローム前後と非
常に薄いところに限定され、かつ、厚さや膜質の制御は
難しく生産性を上げることは簡単ではない。
【0028】また、注入阻止層が2カ所必要なことは生
産性を低下させコストアップの要因となる。これは注入
阻止層が特性上重要な為2カ所中1所でもゴミ等で欠陥
が生じた場合、光センサとしての特性が得られないから
である。
【0029】第二の理由を図15を用いて説明する。図
15は薄膜の半導体膜で形成した電界効果型トランジス
タ(TFT)の層構成を示している。TFTは光電変換
装置を形成するうえで制御部の一部として利用すること
がある。図中図14と同一なものは同番号で示してあ
る。図15において、7はゲート絶縁膜であり、60は
上部電極である。形成法を順を追って説明する。絶縁基
板1上にゲート電極(G)として働く下部電極2、ゲー
ト絶縁膜7、i層4、n層5、ソース、ドレイン電極
(S、D)として働く上部電極60を順次成膜し、上部
電極60をエッチングしてソース、ドレイン電極を形成
し、その後n層5をエッチングしてチャネル部を構成し
ている。TFTの特性はゲート絶縁膜7とi層4の界面
の状態に敏感で通常その汚染を防ぐために同一真空内で
連続に堆積する。
【0030】光センサをこのTFTと同一基板上に形成
する場合、この層構成が問題となりコストアップや特性
の低下を招く。この理由は図14に示した光センサの構
成が、図14(a)のPIN型が基板側から順に電極/
p層/i層/n層/電極、図14(b)のショットキー
型が基板側から順に電極/i層/n層/電極という構成
であるのに対し、TFTは基板側から順に電極/絶縁膜
/i層/n層/電極という構成で両者が異なるからであ
る。これは各成膜を同一プロセス順で形成できないこと
を示す。つまり、プロセスの複雑化による歩留まりの低
下、コストアップを招く。また、i層/n層を共通の工
程で同時に形成するにはゲート絶縁膜7やp層3のエッ
チング工程が必要となる。これは、先に述べた光センサ
の重要な層である注入阻止層のp層3とi層4が同一真
空内で連続的に成膜できなかったり、TFTの重要なゲ
ート絶縁膜7とi層4の界面がゲート絶縁膜のパターン
ニングのためのエッチングにより汚染される可能性を意
味するとともに、特性の劣化やSN比の低下の原因とな
り得る。
【0031】また、前述した図14(b)のショットキ
ー型の特性を改善するため下部電極2とi層4の間に酸
化膜や窒化膜を形成する場合は膜構成の順を同一とする
ことができる。しかしながら先に述べたように酸化膜や
窒化膜は100オングストローム前後とする必要があり
ゲート絶縁膜と共用することはできない。図16にゲー
ト絶縁膜とTFTの歩留まりについて、我々が実験した
結果の一例を示す。ゲート絶縁膜厚が1000オングス
トローム以下で歩留まりは急激に低下し、800オング
ストロームで歩留まりは約30%、500オングストロ
ームで歩留まりは0%、250オングストロームではT
FTの動作すら確認できなかった。トンネル効果を利用
した光センサの酸化膜や窒化膜と、電子やホールを絶縁
しなければならないTFTのゲート絶縁膜を共用化する
ことが通常できないことはデータが示している。
【0032】またさらに、図示していないが電荷や電流
の積分値を得るのに必要となる素子である容量素子(以
下「コンデンサ」と記す)を光センサと同一の構成でリ
ークが少ない良好な特性のものを作るのは難しい。コン
デンサは2つの電極間に電荷を蓄積するのが目的なため
電極間の中間層には必ず電子とホールの移動を阻止する
層が必要であるのに対し、従来の光センサは電極間に半
導体層のみまたは、電子又はホールが移動可能な層を利
用しているため熱的にリークの少ない良好な特性の中間
層を得るのは難しいからである。
【0033】このように光電変換装置を構成するうえで
重要な素子であるTFTやコンデンサとプロセス的にま
たは特性的にマッチングがよくないことは複数の光セン
サを二次元に多数配置し、この光信号を順次検出するよ
うなシステム全体を構成するうえで工程が多くかつ複数
になるため歩留まりを上げることは簡単ではなく、低コ
ストで高性能多機能な装置を作るうえで問題になると考
えられる。
【0034】次に、上記問題点を解決する光センサの一
例を有する光電変換装置について説明する。
【0035】図17は光電変換装置の一例を示す全体回
路図、図18(a)は該光電変換装置の1画素に相当す
る各構成素子の一例を説明するための模式的平面図、図
18(b)は図18(a)のA−B線における模式的断
面図である。図17において、S11〜S33は光電変
換素子で下部電極側をG、上部電極側をDで示してい
る。C11〜C33は蓄積用コンデンサ、T11〜T3
3は転送用TFTである。Vsは読み出し用電源、Vg
はリフレッシュ用電源であり、それぞれスイッチSW
s、SWgを介して全光電変換素子S11〜S33のG
電極に接続されている。スイッチSWsはインバータを
介して、スイッチSWgは直接にリフレッシュ制御回路
RFに接続されており、リフレッシュ期間はスイッチS
Wgがonするよう制御されている。1画素は1個の光
電変換素子とコンデンサ、およびTFTで構成され、そ
の信号出力は信号配線SIGにより検出用集積回路IC
に接続されている。この光電変換装置は計9個の画素を
3つのブロックに分け1ブロックあたり3画素の出力を
同時に転送しこの信号配線SIGを通して検出用集積回
路ICによって順次出力に変換され出力される(Vou
t)。また1ブロック内の3画素を横方向に配置し、3
ブロックを順に縦に配置することにより各画素を二次元
的に配置している。
【0036】図中破線で囲んだ部分は大面積の同一絶縁
基板上に形成されているが、このうち第1画素に相当す
る部分の模式的平面図を図18(a)に示す。また図中
破線A−Bで示した部分の模式的断面図を図18(b)
に示す。S11は光電変換素子、T11はTFT、C1
1はコンデンサ、およびSIGは信号配線である。この
光電変換装置においてはコンデンサC11と光電変換素
子S11は特別に素子を分離しておらず、光電変換素子
S11の電極の面積を大きくすることによりコンデンサ
C11を形成している。これは光電変換素子とコンデン
サが同じ層構成であるから可能なことでこの光電変換装
置の特徴でもある。また、画素上部にはパッシベーショ
ン用窒化シリコン膜SiNとヨウ化セシウム等の蛍光体
CsIが形成されている。上方よりX線(X−ray)
が入射すると蛍光体CsIにより光(破線矢印)に変換
され、この光が光電変換素子に入射される。
【0037】次に図17と図19によって上述した光電
変換装置の動作について説明する。図19は図17の動
作の一例を示すタイミングチャートである。
【0038】はじめにシフトレジスタSR1およびSR
2により制御配線g1〜g3、s1〜s3にHiが印加
される。すると転送用TFT・T11〜T33とスイッ
チM1〜M3がonし導通し、全光電変換素子S11〜
S33のD電極はGND電位になる(積分検出器Amp
の入力端子はGND電位に設計されているため)。同時
にリフレッシュ制御回路RFがHiを出力しスイッチS
Wgがonし全光電変換素子S11〜S33のG電極は
リフレッシュ用電源Vgにより正電位になる。すると全
光電変換素子S11〜S33はリフレッシュモードにな
りリフレッシュされる。つぎにリフレッシュ制御回路R
FがLoを出力しスイッチSWsがonし全光電変換素
子S11〜S33のG電極は読み取り用電源Vsにより
負電位になる。すると全光電変換素子S11〜S33は
光電変換モードになり同時にコンデンサC11〜C33
は初期化される。この状態でシフトレジスタSR1およ
びSR2により制御配線g1〜g3、s1〜s3にLo
が印加される。すると転送用TFT・T11〜T33の
スイッチM1〜M3がoffし、全光電変換素子S11
〜S33のD電極はDC的にはオープンになるがコンデ
ンサC11〜C33によって電位は保持される。しかし
この時点ではX線は入射されていないため全光電変換素
子S11〜S33には光は入射されず光電流は流れな
い。この状態でX線がパルス的に出射され人体等を通過
し蛍光体CsIに入射すると光に変換され、その光がそ
れぞれの光電変換素子S11〜S33に入射する。この
光は人体等の内部構造の情報が含まれている。この光に
より流れた光電流は電荷としてそれぞれのコンデンサC
11〜C33に蓄積されX線の入射終了後も保持され
る。つぎにシフトレジスタSR1により制御配線g1に
Hiの制御パルスが印加され、シフトレジスタSR2の
制御配線s1〜s3への制御パルス印加によって転送用
TFT・T11〜T33のスイッチM1〜M3を通して
v1〜v3が順次出力される。同様にシフトレジスタS
R1、SR2の制御により他の光信号も順次出力され
る。これにより人体等の内部構造の二次元情報がv1〜
v9として得られる。静止画像を得る場合はここまでの
動作であるが動画像を得る場合はここまでの動作を繰り
返す。
【0039】上述した光電変換装置では光電変換素子の
G電極が共通に接続され、この共通の配線をスイッチS
WgとスイッチSWsを介してリフレッシュ用電源Vg
と読み取り用電源Vsの電位に制御している為、全光電
変換素子を同時にリフレッシュモードと光電変換モード
とに切り換えることができる。このため複雑な制御なく
して1画素あたり1個のTFTで光出力を得ることがで
きる。
【0040】また、上述した光電変換装置では9個の画
素を3×3に二次元配置し3画素ずつ同時に、3回に分
割して転送・出力したがこれに限らず、例えば縦横1m
mあたり5×5個の画素を2000×2000個の画素
として二次元的に配置すれば40cm×40cmのX線
検出器が得られる。これをX線フィルムの代わりにX線
発生器と組み合わせX線レントゲン装置を構成すれば胸
部レントゲン検診や乳ガン検診あるいは躯体の非破壊検
査に使用できる。するとフィルムと異なり瞬時にその出
力をCRTなどの画像出力機で映し出すことが可能で、
さらに出力をディジタルに変換しコンピュータで画像処
理して目的に合わせた出力に変換することも可能であ
る。また光磁気ディスクに保管もでき、過去の画像を瞬
時に検索することもできる。また感度もフィルムより良
く人体に影響の少ない微弱なX線で鮮明な画像を得るこ
とができる。
【0041】図20、図21に2000×2000個の
画素を持つ光電変換装置の実装の一例を示す模式的平面
図を示す。2000×2000個の検出器を構成する場
合、図17で示した破線内の素子を縦・横に数を増やせ
ばよいが、この場合、制御配線g1〜g2000と20
00本になり信号配線SIGもsig1〜sig200
0と2000本になる。またシフトレジスタSR1や検
出用集積回路ICも2000本の制御・処理をしなけれ
ばならず大規模となる。これをそれぞれ1チップの素子
で行うことは1チップが非常に大きくなり製造時の歩留
まりや価格等で不利である。そこで、シフトレジスタS
R1は例えば100段ごと1個のチップに形成し、20
個(SR1−1〜SR1−20)を使用すれば良い。ま
た検出用集積回路も100個の処理回路ごと1個のチッ
プに形成し、20個(IC1〜IC20)を使用する。
【0042】図20には左側(L)に20チップ(SR
1−1〜SR1−20)と下側(D)に20チップ実装
し、1チップあたり100本の制御配線、信号配線を各
々ワイヤーボンディングでチップと接線している。図2
0中破線部は図17の破線部に相当する。また外部への
接続は省略している。また、SWg、SWs、Vg、V
s、RF等も省略している。検出集積回路IC1〜IC
20からは20本の出力(Vout)があるが、これら
はスイッチ等を介して1本にまとめたり、20本をその
まま出力し並列処理すればよい。
【0043】図21には別の例を示す。左側(L)に1
0チップ(SR1−1〜SR1−10)と右側(R)に
10チップ(SR1−11〜SR1−20)と上側
(U)に10チップ(IC1〜10)、下側(D)に1
0チップ(IC11〜20)を実装している。この構成
は上・下・左・右側(U、D、L、R)にそれぞれ各配
線を1000本ずつに振り分けているため、各辺の配線
の密度が小さくなり、また各辺のワイヤーボンティング
の密度も小さく、歩留まりが向上する。配線の振り分け
は左側(L)にg1,g3,g5,…,g1999、右
側(R)にg2,g4,g6,…,g2000とし、つ
まり奇数番目の制御線を左側(L)、偶数番目の制御線
を右側(R)に振り分ける。こうすると各配線は等間隔
に引き出され配線されるので密度の集中なく歩留まりが
向上する。また、上側(U)下側(D)への配線も同様
に振り分ければよい。
【0044】また、図示していないが別の例として配線
の振り分けは左側(L)にg1〜g100,g201〜
g300,…,g1801〜g1900、右側(R)に
g101〜g200,g301〜g400,…,g19
01〜g2000を振り分け、つまり、1チップごと連
続な制御線を振り分け、これを左・右側(L・R)交互
に振り分ける。こうすると、1チップ内は連続に制御で
き、駆動タイミングが楽で回路を複雑にしなくてよく安
価なものが使用できる。上・下側(U・D)についても
同様で、連続な処理が可能で安価な回路が使用できる。
【0045】また図20、図21共に1枚の基板上に破
線部の回路を形成した後、その基板上にチップを実装し
てもよいし、別の大きな基板上に破線部の回路基板とチ
ップを実装してもよい。また、チップをフレキシブル基
板上に実装して破線部の回路基板に貼り付け接続しても
よい。
【0046】またこのような非常に多くの画素をもつ大
面積の光電変換装置は各素子を共通な膜で同時に形成す
ることで工程数が少なく、簡易的な工程ですむため高歩
留まりが可能で低コストで大面積・高性能の光電変換装
置の生産を可能としている。また、コンデンサ及びTF
Tと光電変換素子とが同じ画素内で構成でき、実質上素
子を半減することが可能でさらに歩留まりを向上でき
る。
【0047】以上説明したように、上記光電変換装置に
よれば、光電変換装置内の光電変換素子は、注入阻止層
が一カ所のみで光の入射量を検出することができ、プロ
セスの最適化が容易で、歩留まりの向上が図れ、製造コ
ストの低減が可能で、SN比の高い低コストの光電変換
装置を提供することができる効果がある。また、基板上
に第一の電極層/絶縁層/光電変換半導体装置をこの順
で有する構成においてトンネル効果や、ショットキーバ
リアを利用していないため、電極材料は自由に選択で
き、絶縁層の厚さやその他の制御も自由度が高い。
【0048】また同時に形成する薄膜電界効果トランジ
スタ(TFT)等のスイッチ素子または/および容量素
子とはマッチングが良く、同一膜構成のため共通な膜と
して同時に形成可能で、かつ光電変換素子、TFT共に
重要な膜構成は同一真空内で同時に形成可能であり、さ
らに光電変換装置を高SN化、低コスト化することがで
きる。またコンデンサも中間層に絶縁層を含んでおり良
好な特性で形成でき複数の光電変換素子で得られた光情
報の積分値を簡単な構成で出力できる高機能の光電変換
装置が提供できる。また低コストで大面積・高機能・高
特性のファクシミリやX線レントゲン装置を提供でき
る。
【0049】いずれにせよ、光センサー(光電変換素
子)を2次元に多数配置した光電変換装置においてはよ
り高速に必要な情報を得られることが重要である。
【0050】そのための一つの方法としては、基板上に
2次元的に配列された複数の光電変換素子をX方向の駆
動線を順次スキャンしY方向の信号線に信号電荷を転送
し、順次信号を読み出す光電変換装置において、上記複
数の光電変換素子の任意の上記駆動線のみを順次スキャ
ンし、残りの上記駆動線は、前記任意の駆動線とは異な
るタイミングで同時に駆動して信号電荷を転送すること
である。
【0051】また、上記複数の光電変換素子の任意の上
記駆動線のみを順次スキャンし、残りの上記駆動線は、
前記任意の駆動線とは異なるタイミングで同時に駆動し
て信号電荷を転送してもよい。
【0052】このように、不必要な駆動線は、順次駆動
せずに同時に駆動してしまうことで、駆動する時間及び
不必要な信号出力を読み取る時間を削除できる。結果的
に必要な部分の信号読み出しを高速で行うことが可能と
なる。この為、特に光電変換装置をX線撮像装置に用い
る場合、更に言うならば、X線撮像装置にX線を連続的
に照射しながら画像を見るいわゆる動画を撮像する場合
に、照射X線量を減らすことが可能となり医療的にもま
た環境的にも多大な効果をもたらすと考えられる。
【0053】又、不必要とする光電変換素子の両端の電
位を同時に短時間で初期値に戻すことにより、全ての光
電変換素子のセンサ特性を等しくすることが可能とな
り、その結果得られる情報の信頼性の高い光電変換装置
を得ることが可能となる。
【0054】また、別の方法としては、基板上に2次元
的に配列された複数の光電変換素子をX方向の駆動線を
順次スキャンしY方向の信号線に信号電荷を転送し、順
次信号を読み出す光電変換装置において、必要となる任
意の駆動線のみを順次スキャンし、残りの駆動線は信号
電荷を転送する為には駆動しないことである。
【0055】こうした場合も、不必要な駆動線を駆動す
る時間及び不必要な信号出力を読み取る時間を削除でき
る為、結果的に必要な部分の信号読み出しを高速で行う
ことが可能となるように作用する。したがって先述した
のと同様に、特に光電変換装置をX線撮像装置に用いる
場合、更に言うならば、X線撮像装置にX線を連続的に
照射しながら画像を見るいわゆる動画を撮像する場合
に、照射X線量を減らすことが可能となり医療的にも環
境的にも多大な効果をもたらすと考えられる。
【0056】ところでX線撮像装置では、前述したよう
に、X線源から医療患者のような被分析対象(被検体)
を通してX線ビームを投射する。X線ビームが被検体を
通過した後、通常イメージ増倍管によりX線像を可視光
像に変換し、ビデオカメラにより可視光像からアナログ
ビデオ信号を作成し、モニタに表示するという方法も知
られている。この場合、アナログビデオ信号を作成する
ので、自動輝度調節および画像強調のための画像処理が
アナログ領域で行われる。
【0057】そして上述したような高分解能の固体X線
検出器には一ラインに3000〜4000個の、フォト
ダイオードなどに代表される検出素子を用いた2次元ア
レー(以下、「検出素子アレー」または「検出器アレ
ー」ともいう)を有する。各素子は検出器に投射される
X線像の画素輝度に対応する電気信号を作成する。各検
出素子からの信号は個別に読出されてディジタル化さ
れ、その後で画像処理、記憶および表示される。
【0058】固体検出素子アレーは、検出素子にセット
されたバイアス電荷が、トランジスタ電流漏洩により、
また一般に「暗電流」として知られる機構により、部分
的に放電される場合がある。暗電流および電流漏洩の影
響による電荷空乏は、画像信号のオフセットを生じる。
これらの電流によって除去される電荷の量は一定でない
ので、信号オフセットが変動し、検出器出力に不確定要
素が加わることになる。
【0059】これらの電流によって検出素子から除去さ
れる電荷の量は、検出素子のバイアスリセットから検出
素子の電荷検知までの時間の長さの関数である。従っ
て、これらの電流の影響を最小限にするためには、検出
素子アレーの素子の読出しに必要な時間を最小限にする
ことが望ましい。一方、回路により検出器信号に加わる
電気雑音を小さくするために、画像信号処理回路の帯域
幅を小さくし、読出し期間を大きくすることも望まし
い。
【0060】ところで、行列形式の光検出器アレーで
は、行方向または列方向に相当する対向する2つの辺
(すなわち周辺部)のうちの一方から他方へと一様に単
調に検出素子の読出しがなされている。
【0061】しかし、多くの場合、撮影者あるいは観察
者の最も関心のある画像領域は撮像領域の中心部であ
り、この部分の画質を最も向上させることが望まれる。
さらに、高分解能光検出素子アレーの場合、特に上記関
心領域に対応する検出素子のみを用いての撮像を行い撮
像速度を向上させることも望まれる。
【0062】そこで、撮像者の最も関心のある画像部分
の画質の劣化を小さくする画像データ読出しを行なえる
ようにすることはより好ましいことである。
【0063】たとえば、受光要素を行列形式で配列した
光電変換装置から画像データを読出す時に、 a)光電変換装置中の所望の行範囲及び所望の列範囲の
受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域とし
て決定するステップ、 b)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
一方側から少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知
するステップ、 c)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
他方側から少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知
するステップ、 d)既に検知された行を除いて、前記関心領域の中心部
の行の受光要素の信号が検知されるまで、ステップb及
びステップcを交互に繰り返すステップ、 を有することで関心部の画質をより高画質に得ることが
できる。
【0064】あるいは、受光要素を行列形式で配列した
光電変換装置から画像データを読出す時に、 a)光電変換装置中の所望の行範囲及び所望の列範囲の
受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域とし
て決定するステップ、 b)前記関心領域の中心部の少なくとも1つの行の受光
要素の信号を検知するステップ、 c)既に検知された行の両側のうちの一方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知するステッ
プ、 d)既に検知された行の両側のうちの他方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知するステッ
プ、 e)既に検知された行を除いて、前記関心領域の行方向
の1組の対向する辺の行の受光要素の信号が検知される
まで、ステップc及びステップdを交互に繰り返すステ
ップ、を有することで関心部の画質をより高画質に得る
ことができる。
【0065】また、別の方法としては、受光要素を行列
形式で配列した光電変換装置であって各列の受光要素の
少なくとも一部の信号をスイッチ素子を介して共通の列
出力線から取り出す様にした光電変換装置を駆動する時
に、 a)光電変換装置中の所望の行範囲及び所望の列範囲の
受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域とし
て決定するステップ、 b)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
一方側から少なくとも1つの行の受光要素に対応するス
イッチ素子を駆動して列出力線へと信号を取り出すステ
ップ、 c)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
他方側から少なくとも1つの行の受光要素に対応するス
イッチ素子を駆動して列出力線へと信号を取り出すステ
ップ、 d)既に検知された行を除いて、前記関心領域の中心部
の行の受光要素に対応するスイッチ素子が駆動されるま
で、ステップb及びステップcを交互に繰り返すステッ
プ、を有することで関心部の画質を劣化されることなく
情報を得ることができる。
【0066】あるいはまた受光要素を行列形式で配列し
た光電変換装置であって各列の受光要素の少なくとも一
部の信号をスイッチ素子を介して共通の列出力線から取
り出す様にした光電変換装置を駆動する時に、 a)光電変換装置中の所望の行範囲及び所望の列範囲の
受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域とし
て決定するステップ、 b)前記関心領域の中心部の少なくとも1つの行の受光
要素に対応するスイッチ素子を駆動して列出力線へと信
号を取り出すステップ、 c)既に検知された行の両側のうちの一方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素に対応するスイッチ素子
を駆動して列出力線へと信号を取り出すステップ、 d)既に検知された行の両側のうちの他方側に隣接する
少なくとも1つの行の受光要素に対応するスイッチ素子
を駆動して列出力線へと信号を取り出すステップ、 e)既に検知された行を除いて、前記関心領域の行方向
の1組の対向する辺の行の受光要素に対応するスイッチ
素子が駆動されるまで、ステップc及びステップdを交
互に繰り返すステップ、を有することで関心部の画質を
劣化させることなく情報を得ることができる。
【0067】また、受光要素を行列形式で配列した光電
変換装置であって各受光要素に対応して信号電荷蓄積部
と該信号電荷蓄積部からの信号取り出し経路中に介在す
るスイッチ部とを有してなる光電変換装置において、光
電変換装置中の所望の行範囲及び所望の列範囲の受光要
素により形成される領域を撮影者の関心領域として決定
する関心領域決定手段と、該関心領域決定手段の出力に
基づいて前記光電変換装置の駆動信号を生成する駆動手
段とを備えており、該駆動手段は、前記光電変換装置を
前記関心領域の周辺部の行から中心部の行に向かって順
に前記スイッチ部を駆動して前記信号電荷蓄積部の電荷
をリセットし、露光後に前記光検出器アレーを前記関心
領域の中心部から周辺に向かって順に前記スイッチ部を
駆動して前記信号電荷蓄積部の信号電荷読出しを行うよ
うに、前記光検出器アレーの駆動信号を生成するように
した光電変換装置によって関心領域の良好な読取りを行
なうことができる。
【0068】なお、読取指令を検出する読取指令検出手
段と、該読取指令検出手段の出力に基づいて前記駆動手
段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は前記読取
指令検出手段の出力に基づき前記リセット、該リセット
終了後の露光及び該露光後の前記信号電荷読出しを行う
ように前記駆動手段を制御するようにしてもよい。
【0069】また、前述したようにたとえばX線照明手
段から照射されたX線を可視光に変換するような波長変
換手段を有しており、該変換手段から発せられる可視光
を前記光検出器アレーにより検出する様にしてもよい。
【0070】前記駆動手段は、前記光電変換装置を前記
関心領域の周辺部の行から中心部の行に向かって順に前
記スイッチ部を駆動して前記信号電荷蓄積部をリフレッ
シュするように、前記光検出器アレーの駆動信号を生成
するようにしても良い。
【0071】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて
詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は、本発明の第1の実施形態に
係る光電変換装置を説明するための概略的回路図であ
り、図2は、その動作の一例を示すタイミングチャート
である。
【0072】ここで、実施形態1の動作説明を、図1及
び図2を用いて行う。
【0073】はじめにシフトレジスタSR1およびSR
2により制御配線g1〜g3、s1〜s3にHiが印加
される。すると転送用TFT・T11〜T33とスイッ
チM1〜M3がonし導通し、全光電変換素子S11〜
S33のD電極はGND電位になる(積分検出器Amp
の入力端子はGND電位に設計されているため)。
【0074】同時に、リフレッシュ制御回路RFがHi
を出力しスイッチSWgがonし全光電変換素子S11
〜S33のG電極はリフレッシュ用電源Vgにより正電
位になる。すると全光電変換素子S11〜S33はリフ
レッシュモードになりリフレッシュされる。
【0075】つぎにリフレッシュ制御回路RFがLoを
出力しスイッチSWsがonし全光電変換素子S11〜
S33のG電極は読み取り用電源Vsにより負電位にな
る。すると全光電変換素子S11〜S33は光電変換モ
ードになり同時にコンデンサC11〜C33は初期化さ
れる。この状態でシフトレジスタSR1およびSR2に
より制御配線g1〜g3、s1〜s3にLoが印加され
る。すると転送用TFT・T11〜T33のスイッチM
1〜M3がoffし、全光電変換素子S11〜S33の
D電極はDC的にはオープンになるがコンデンサC11
〜C33によって電位は保持される。
【0076】しかし、この時点ではX線は入射されてい
ないため全光電変換素子S11〜S33には光は入射さ
れず光電流は流れない。この状態でX線がパルス的に出
射され人体等を通過し蛍光体CsIに入射すると光に変
換され、その光がそれぞれの光電変換素子S11〜S3
3に入射する。この光は人体等の内部構造の情報が含ま
れている。この光により流れた光電流は電荷としてそれ
ぞれのコンデンサC11〜C33に蓄積されX線の入射
終了後も保持される。
【0077】ここまでの動作は前述した動作と同じであ
る。しかしながら実施形態1においてはS11〜S33
までのすべての光電変換素子の出力信号を必要とせず、
部分的な光電変換素子の出力信号のみを必要とする場
合、すなわちトリミングを行う時の駆動方法ではこの後
の駆動方法が異なるのである。
【0078】実施形態1においては、一つの例として光
電変換素子S21、S22、S23の出力信号のみを読
み出す場合を以下に示す。
【0079】図1に示すように、シフトレジスタSR1
及びシフトレジスタSR2を制御する制御回路Aに所望
の素子に係わる制御配線、すなわち制御配線g2、及び
制御配線s1〜s3を入力することにより、シフトレジ
スタSR1により制御配線g2にHiの制御パルスが印
加され、シフトレジスタSR2の制御配線s1〜s3へ
の制御パルス印加によって転送用TFT・T21〜T2
3及びスイッチM1〜M3を通してv1〜v3が順次出
力される。
【0080】そしてこの場合、必要でない光電変換素子
S11〜S13及びS31〜S33の出力信号を転送す
るg1、g3へのHiの制御パルスは、g2パルスがH
iになった後に、同時に印加する。これにより、制御パ
ルスを順次印加して駆動する方法に対して短時間で不要
な信号電荷を転送して初期状態にすることができる。す
なわち、不必要とするS11〜S13及びS31〜S3
3の光電変換素子の両端の電位を同時に短時間で初期値
に戻すことによりS11〜S33全ての光電変換素子の
センサ特性を等しくすることが可能となる。その結果非
読取り画素の状態に左右されずに常に信頼性の高い光電
変換情報を得ることが可能となる。
【0081】その後、シフトレジスタSR2の制御配線
s1〜s3への制御パルスの印加によって、スイッチM
1〜M3を通してv4〜v6が順次出力されるがv4〜
v6の出力は特に必要とされない。
【0082】これにより、人体等の内部構造のこの場合
に必要とする二次元情報がv1〜v3として得られる。
静止画像を得る場合はここまでの動作であるが動画像を
得る場合はここまでの動作を繰り返す。
【0083】このような制御を可能とするため、本実施
形態では、図1に示すような、シフトレジスタSR1及
びSR2を制御できる制御回路Aを配置してある。この
制御回路Aは、具体的には、シフトレジスタSR1を指
定された任意のアドレスからスタートさせ、指定された
任意のアドレスでストップさせることが可能な信号を出
す。また、同様に、制御回路Aは、SR1を駆動したア
ドレスの数に応じて、SR2のアドレス及び繰り返し数
を決定するスタート及びストップ信号を出す。これによ
り、必要とする光電変換素子の出力信号を得ることが可
能となる。このような制御回路は、入力されるセンサの
ビット番号を認識し、判断することが可能な回路であ
り、論理回路により構成されるが、最近では、マイコン
を用いた回路で構成することができる。
【0084】本例の光電変換装置では9個の画素を3×
3に二次元配置し、その中の3画素のみを1度転送・出
力したが、トリミングの方法としては必要となる任意の
複数の駆動線をシフトレジスタによって順次駆動するこ
とができる。
【0085】ここでは、基板上に2次元的に配列された
複数の光電変換素子をX方向の駆動線を順次スキャンし
Y方向の信号線に信号電荷を転送し、順次信号を読み出
す光電変換装置において、必要となる任意の駆動線のみ
を順次スキャンし、残りの駆動線は信号電荷を転送する
為には駆動しない。このような光電変換装置は、不必要
な駆動線を駆動する時間及び不必要な信号出力を読み取
る時間を削除できる為、結果的に必要な部分の信号読み
出しを高速で行うことが可能となる。
【0086】この為、特に光電変換装置をX線撮像装置
に用いる場合、更に言うならば、X線撮像装置にX線を
連続的に照射しながら画像を見るいわゆる動画を撮像す
る場合は実質的にセンサ感度が上がったことと同じにな
るので(削減された時間を露光にあてられるため)、照
射X線量を減らすことも可能となり医療的にも環境的に
も多大な効果をもたらす。
【0087】又、不必要とする光電変換素子の両端の電
位を同時に短時間で初期値に戻すことにより、全ての光
電変換素子のセンサ特性を等しくすることが可能とな
り、その結果信頼性の高い光電変換装置を得ることが可
能となる。
【0088】なお、前記光電変換素子は、基板側から順
に、第一の電極層、第一の型のキャリア及び前記第一の
型のキャリアとは正負の異なる第二のキャリア双方のキ
ャリアの通過を阻止する第一の絶縁層、非単結晶の光電
変換半導体層、第二の電極層、及び前記第二の電極層と
前記光電変換半導体層の間にあって前記光電変換半導体
層に第一の型のキャリアの注入を阻止する注入阻止層を
有するものを使用した。
【0089】また、リフレッシュモードでは前記第一の
キャリアを前記光電変換半導体層から前記第二の電極層
に導く方向に前記光電変換素子の各層に電界を印加し、
光電変換モードでは前記光電変換半導体層に入射した光
により発生した前記第一の型のキャリアを前記光電変換
半導体層内に留まらせ前記第二の型のキャリアを前記第
二の電極層に導く方向に前記光電変換素子の各層に電界
を印加し、前記光電変換モードにより前記光電変換半導
体層に蓄積される前記第一の型のキャリアもしくは前記
第二の電極層に導かれた第二の型のキャリアを光信号と
して検出するように、スイッチ素子を制御する制御部、
電源部および検出部を設けた。
【0090】同様に、前記スイッチ素子は基板側から順
にゲート電極層、第二の絶縁層、非単結晶の半導体層、
前記半導体層のチャネル領域となる部分を隔てた一対の
第一および第二の主電極層、および前記主電極層と前記
半導体層との間にオーミックコンタクト層を有するもの
を使用した。
【0091】なお、前記光電変換半導体層および前記半
導体層の少なくとも一部は水素化アモルファスシリコン
とした。 [第2の実施形態]本例は、図1に示す光電変換装置の
等価回路において、図2のタイミングチャートでトリミ
ングを行う場合の駆動方法と図19に示す全画素で読み
取る場合の駆動方法を切り替えて駆動する例である。
【0092】このような光電変換装置においては、必要
に応じ全画素での読み取り又は部分的な読み取りを切り
替えて選択でき使い勝手が良い。
【0093】また、このような制御を可能とするため、
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、シフトレジ
スタSR1及びSR2を制御できる制御回路Aを配置す
る。制御回路Aに、トリミングを行なう場合の、必要と
する出力信号の名称の入力、及び全画素を読み取る場合
の必要とする全画素出力信号の名称の入力を行なうこと
により、必要に応じて部分的な読取り、又は全画素での
読取りを切り替えて選択することが可能となる。
【0094】もちろん、全画素読取りとトリミングを交
互に、あるいは必要に応じて切換えて行なうことで、ト
リミング部の周囲を読取りながら関心領域を高精細な動
画情報として得ることができる。
【0095】このことは、トリミング部の周囲の情報は
充分な動画とはならない場合があるが、必要部位である
関心領域を容易にかつ確実に行なうことができる。 [第3の実施形態]本例においては、一つの例として図
1に示される光電変換装置の光電変換素子S21、S2
2、S23の出力信号のみを読み出す場合の別の一例を
以下に示す。尚、光電変換されて電荷が蓄積されるまで
は実施形態1と同様に駆動される。また、光電変換装置
の構成も基本的に同じものを使用し得る。
【0096】蓄積された電荷はシフトレジスタSR1に
より制御配線g2にHiの制御パルスが印加され、シフ
トレジスタSR2の制御配線s1〜s3への制御パルス
印加によって転送用TFT・T21〜T23及びスイッ
チM1〜M3を通してv1〜v3として順次出力され
る。そしてこの場合、必要でない光電変換素子S11〜
S13及びS31〜S33の出力信号を転送するg1、
g3へのHiの制御パルスは印加されない。
【0097】このことを図3のタイミングチャートに示
す。図示されるように、制御配線g1〜g3は、X線照
射による露光後に全てが駆動されるわけでなく、読取り
たい領域に該当する制御配線g2のみが駆動される。他
の制御配線g1とg3は駆動されない。
【0098】図3では制御配線g1とg3も駆動される
部分がある。しかしながらこの駆動のタイミングには制
御配線g2も駆動されている。つまり、制御配線g1と
g3は初期化のために駆動される。これによって、常に
安定した特性で関心領域の情報を得ることができる。
【0099】このような制御を可能とするため、本実施
形態では、図1に示すような、シフトレジスタSR1及
びSR2を制御できる制御回路Aを配置してある。この
制御回路Aは、具体的には、シフトレジスタSR1を指
定された任意のアドレスからスタートさせ、指定された
任意のアドレスでストップさせることが可能な信号を出
す。また、同様に、制御回路Aは、SR1を駆動したア
ドレスの数に応じて、SR2のアドレス及び繰り返し数
を決定するスタート及びストップ信号を出す。これによ
り、必要とする光電変換素子の出力信号を得ることが可
能となる。このような制御回路は、入力されるセンサの
ビット番号を認識し、判断することが可能な回路であ
り、論理回路により構成されるが、最近では、マイコン
を用いた回路で構成することができる。
【0100】このように、制御回路Aによりシフトレジ
スタSR1及びSR2を制御し、駆動することにより、
人体等の内部構造のこの場合に必要とする二次元情報が
v1〜v3として得られる。静止画像を得る場合はここ
までの動作であるが動画像を得る場合はここまでの動作
を繰り返す。
【0101】本例では光電変換装置では9個の画素を3
×3に二次元配置し、その中の3画素のみを1度転送・
出力したが、トリミングの方法としては必要となる任意
の複数の駆動線をシフトレジスタによって順次駆動する
ことができる。
【0102】このように、本例では、基板上に2次元的
に配列された複数の光電変換素子をX方向の駆動線を順
次スキャンしY方向の信号線に信号電荷を転送し、順次
信号を読み出す光電変換装置において、必要となる任意
の駆動線のみを順次スキャンし、残りの駆動線は信号電
荷を転送する為には駆動しないようにしている。このよ
うにすることで、不必要な駆動線を駆動する時間及び不
必要な信号出力を読み取る時間を削除できる為、結果的
に必要な部分の信号読み出しを高速で行うことが可能と
なる。この為、特に光電変換装置をX線撮像装置に用い
る場合、更に言うならば、X線撮像装置にX線を連続的
に照射しながら画像を見るいわゆる動画を撮像する場合
には、単位時間あたりの撮影回数を同じにすれば露光時
間を長くすることができるので、実質的に高感度化が果
せたのと同じことにより、照射X線量を減らすことが可
能となり医療的にも環境的にも多大な効果をもたらす。 [第4の実施形態]本例では、実施形態3で説明した光
電変換装置を用いて、図3のタイミングチャートでトリ
ミングを行う場合の駆動方法と図19に示す全画素で読
み取る場合の駆動方法を切り替えて駆動した。
【0103】本例の場合も実施形態2と同様に、必要に
応じ全画素での読み取り又は部分的な読み取りを切り替
えて選択でき使い勝手が良いものであった。
【0104】このような制御を可能とするため、本実施
形態においても、第1の実施形態と同様に、シフトレジ
スタSR1及びシフトレジスタSR2を制御できる制御
回路Aを配置する。制御回路Aに、トリミングを行なう
場合の必要とする出力信号の名称の入力及び、全画素を
読み取る場合の必要とする全画素出力信号の名称の入力
を行なうことにより、必要に応じて部分的な読取り又は
全画素での読取りを切り替えて選択することが可能と成
る。
【0105】もちろん、本例においても実施形態2と同
様な交互読取りによる動画読取動作することで同様な効
果を得ることができる。 [第5の実施形態]図4を用いて、本例の画像信号読出
方法である光電変換装置の駆動方法及び該駆動を行ない
得る光電変換装置を利用したX線撮像システムの一例を
説明する。
【0106】もちろん、このシステムは前出の実施形態
にももちろん適用し得るものである。
【0107】図4において、101はX線室であり、1
02はX線制御室であり、103は診断室である。これ
により、X線撮像システムが構成される。尚、診断室1
03を除いてX線撮像システムを構成し、103を該X
線撮像システムに接続されたLANとすることもでき
る。
【0108】本X線撮像システムの全体的な動作はシス
テム制御部110によって支配される。システム制御部
110の機能は、主に以下に述べるものである。まず、
操作者インターフェース111を介して撮影操作者10
5からの指示を受ける。操作者インターフェース111
には、ディスプレイ上のタッチパネル、マウス、キーボ
ード、ジョイスティック、フットスイッチなどがある。
指示内容は、撮影条件(静止画、動画、X線管電圧、管
電流、X線照射時間など)および撮影タイミング、画像
処理条件、被検者ID、取込画像の処理方法などがあ
る。そして、システム制御部110はX線撮影シーケン
スを司る撮像制御部112に、撮影操作者105の指示
に基づいた撮影条件を指示し、データを取り込む。すな
わち、撮像制御部112は、システム制御部110の指
示に基づき、X線発生装置120、撮像用寝台(被検査
体配置台)130、X線検出器140を駆動して画像デ
ータを取り込み、画像処理部150に転送し、その後、
操作者指定の画像処理を施してディスプレイドライブ回
路151を介してディスプレイ160に表示し、同時に
基本画像処理データを外部記憶装置161に保存する。
さらに、システム制御部110は、撮影操作者105の
指示に基づいて、再画像処理や再生表示、ネットワーク
(LAN)上の装置への画像データの転送及び該画像デ
ータの保存、ディスプレイ表示、フィルムへの印刷など
を行う。
【0109】次に、信号の流れを追って順次説明を加え
る。
【0110】X線発生装置120はX線管球121とX
線絞り123とを有する。X線管球121は、撮像制御
部112により制御される高圧発生電源124によって
駆動され、X線ビーム125を放射する。X線絞り12
3は、撮像制御部112により駆動され、撮像領域の変
更に伴い不必要な領域へのX線照射を行わないようにX
線ビーム125を整形する。X線ビーム125はX線透
過性の撮影用寝台130の上に横たわった被検体(被検
査体)126に向けられる。撮影用寝台130は、撮像
制御部112の指示に基づいてX線ビーム125の照射
方向と直交する2次元方向に駆動される。X線ビーム1
25は、被検体126および撮影用寝台130を透過し
た後にX線検出器140に照射される。
【0111】X線検出器140は、グリッド141、シ
ンチレータ(蛍光体)142、光電変換素子アレー(光
検出アレー)143、X線露光量モニタ144および駆
動回路145を有する。グリッド141は、被検体12
6を透過することによって生じるX線散乱の影響を低減
する。グリッド141は、X線低吸収部材とX線高吸収
部材とから成り、例えば、AlとPbとのストライプ構
造をなしている。そして、光検出器アレー143とグリ
ッド141との格子比の関係によりモワレが生じないよ
うに、X線照射時には撮像制御部112の指示に基づい
てグリッド141を振動させる。シンチレータ142で
は、エネルギーの高いX線によって蛍光体の母体物質が
励起され(吸収)され、再結合する際の再結合エネルギ
ーにより可視領域の蛍光が得られる。その蛍光は、Ca
WO4 やCdWO4 などの母体自身によるものや、Cs
I:TlやZnS:Agなどの母体内に付活された発光
中心物質によるものがある。このシンチレータ142に
隣接して光検出器アレー143が配置されている。この
光検出器アレー143は、光子を電気信号に変換する。
X線露光量モニタ144はX線透過量を監視するための
ものである。X線露光量モニタ144は、結晶シリコン
の受光素子などを用いて直接X線を検出するものでもよ
いし、シンチレータ142からの光を検出するものでも
よい。一例として、光検出器アレー143を透過した可
視光(X線量に比例)を光検出器アレー143の基板上
に成膜されたアモルファスシリコン受光要素子で検知す
るものが挙げられる。X線露光量モニタ144での検知
信号は撮像制御部112に送られ、これに基づき撮像制
御部112は高圧発生電源124を駆動してX線を遮断
あるいは調節する。駆動回路145は、撮像制御部11
2の制御下で、光検出器アレー143を駆動し各検出素
子から信号を読出す。光検出器アレー143および駆動
回路145については後で詳述する。
【0112】X線検出部140からの画像信号(画像デ
ータ)は、X線室101からX線制御室102内の画像
処理部150へ転送される。この転送の際、X線室10
1内ではX線発生に伴ってノイズが発生しやすく、画像
データがノイズのために正確に転送されない場合が有る
ため、転送路の耐雑音性を高くするのが好ましい。誤り
訂正機能を持たせた伝送系を用いたり、その他、例えば
差動ドライバによるシールド付き対より線や光ファイバ
による転送路を用いたりすることが望ましい。画像処理
部150では、画像データの補正、空間フィルタリン
グ、リカーシブ処理などをリアルタイムで行う。その
他、階調処理、散乱線補正、DR圧縮処理などを行うこ
とも可能である。処理された画像はディスプレイ160
に表示される。またリアルタイム画像処理と同時に、デ
ータの補正のみ行われた基本画像は高速記憶装置161
に保存される。高速記憶装置161としては、大容量、
高速かつ高信頼性を満たすデータ保存装置が望ましく、
例えば、RAID等のハードディスクアレー等が望まし
い。
【0113】また、操作者105の指示に基づいて、高
速記憶装置161に蓄えられた画像データは外部記憶装
置に保存される。その際、画像データは所定の規格(例
えば、IS&C)を満たすように再構成された後に、外
部記憶装置に保存される。外部記憶装置は、例えば、光
磁気ディスク162、LAN上のファイルサーバ170
内のハードディスクなどである。本X線撮像システム
は、LANボード163を介して、LAN103に接続
することも可能であり、HISとのデータの互換性を持
つ構造を有している。LANには、複数のX線撮像シス
テムを接続することは勿論のこと、画像を動画・静止画
表示するモニタ174、画像データをファイリングする
ファイルサーバ170、画像をフィルムに出力するイメ
ージプリンタ172、複雑な画像処理や診断支援を行う
画像処理用端末173などが接続される。本X線撮像シ
ステムは、所定のプロトコル(例えば、DICOM)に
従って、画像データを出力する。その他、LANに接続
されたモニタを用いて、X線撮影時に医師によるリアル
タイム遠隔診断が可能である。
【0114】図5は光検出器アレー143の一例として
4つの検出素子の部分(4画素分)を示す模式的平面図
であり、図6はそのA−B断面図である。
【0115】各検出素子は光電変換素子401とスイッ
チング素子402とを有する。図5中のハッチング部は
シンチレータ141からの蛍光を受光する光電変換素子
401の受光面である。光電変換素子401での光電変
換により得られた信号電荷はスイッチング素子402を
介して処理回路側へ転送される。708はスイッチング
素子402を制御するコントロール線であり、709は
処理回路へ結線される信号線である。710は光電変換
素子にバイアスを与える電源ラインである。また、72
0は光電変換素子401とスイッチング素子402を接
続するためのコンタクトホールである。
【0116】次に、光電変換素子及びスイッチング素子
を含む検出素子の形成方法の一例を説明する。
【0117】まず、絶縁基板400上にスパッタ法や抵
抗加熱法によりクロム(Cr)を蒸着して第1の金属薄
膜層721を約500オングストローム厚に形成し、フ
ォトリソグラフィーによりパターニングして必要なエリ
アをエッチングする。この第1の金属薄膜層721は、
光電変換素子401の下部電極及びスイッチング素子4
02のゲート電極となる。次に、CVD法により、同一
真空内でa−SiNx(725)、a−Si:H(72
6)、n+ 層(727)をそれぞれ2000、500
0、500オングストロームづつ順次堆積させる。これ
らの各層は、それぞれ光電変換素子401の絶縁層/光
電変換半導体層/ホール注入阻止層となり、そして、そ
れぞれスイッチング素子(TFT)402のゲート絶縁
層/半導体層/オーミックコンタクト層となる。また、
第1の金属薄膜層721と第2の金属薄膜層722のク
ロス部(図5の730)との絶縁層としても利用され
る。各層の膜厚は、上記厚さに限らず検出素子として使
用する電圧、電荷、シンチレータからの入射蛍光量等に
より最適に設計される。少なくとも、a−SiNx層7
25は、エレクトロンとホールとが通過できず、また、
TFT402のゲート絶縁膜として十分機能できる様
に、500オングストローム以上が望ましい。
【0118】以上の各層を堆積した後、コンタクトホー
ル(図5の720)となるエリアをRIEまたはCDE
などでドライエッチングし、その後、第2の金属薄膜層
722としてアルミニウム(Al)をスパッタ法や抵抗
加熱法で約10000オングストローム堆積させる。さ
らに、フォトリソグラフィーによりパターニングし不必
要なエリアをエッチングする。この第2の金属薄膜層7
22は、光電変換素子401の上部電極、スイッチング
TFT402のソース・ドレイン電極、その他の配線等
となる。また、第2の金属薄膜層722の成膜と同時
に、コンタクトホール部で上下の金属薄膜層(第1及び
第2の金属薄膜層721,722)が接続される。更
に、TFT402のチャンネル部を形成するために、ソ
ース電極・ドレイン電極間の一部をRIE法でエッチン
グし、その後、不必要なa−SiNx層、a−Si:H
層、n+ 層をRIE法でエッチングすることにより、各
素子が分離される。これにより、光電変換素子401、
スイッチングTFT402、他の配線類(708,70
9,710)、コンタクトホール部720が形成され
る。
【0119】図6の断面図においては、2画素分のみし
か図示されていないが、多数の画素分が同時に絶縁基板
400上に形成されることは言うまでもない。最後に耐
湿性向上の目的として、各素子、配線類をたとえばSi
Nx(シリコン原子と窒素原子を有する非晶質材料)の
パッシベーション膜(保護膜)410で被覆する。
【0120】以上説明した通り、光電変換素子401、
スイッチングTFT402及び配線類が、同時に堆積さ
れた共通の第1の金属薄膜層、a−SiNx層、a−S
i:H層(シリコン原子を母体とし水素原子を有する非
晶質材料の層)、n+ 層(たとえばシリコン原子を母体
とし、水素原子と、燐原子またはヒ素原子を有する非晶
質材料の層)及び第2の金属薄膜層を適宜エッチングす
るのみで形成される。また、光電変換素子内には注入阻
止層が1ケ所しかなく、かつ、他の層と同一真空槽内で
形成される。
【0121】次に、光電変換素子401単体のデバイス
動作について説明する。
【0122】図7は、光電変換素子401のエネルギバ
ンド図であり、図6の各層の厚さ方向の状態を表してい
る。図7(a)及び図7(b)は、それぞれリフレッシ
ュモードおよび光電変換モードの動作状態を表してい
る。721はCrで形成された下部電極(以下「G電
極」と記す)である。725は電子及びホールの通過を
阻止するSiNxで形成された絶縁層であり、その厚さ
はトンネル効果によっても電子及びホールが移動できな
いほどの厚さである500オングストローム以上に設定
される。726は水素化アモルファスシリコンa−S
i:Hの真性半導体i層で形成された光電変換半導体層
であり、727は光電変換半導体層726へのホールの
注入を阻止するa−Siのn層の注入阻止層であり、7
22はAlで形成された上部電極(以下「D電極」と記
す)である。D電極はn層を完全には覆っていないがD
電極とn層との間では電子の移動が自由に行われるた
め、D電極とn層との電位は常に同電位であり、以下の
説明ではそれを前提としている。光電変換素子にはD電
極及びG電極への電圧の印加の仕方により、リフレッシ
ュモードと光電変換モードという2種類の動作状態があ
る。
【0123】リフレッシュモードでは、図7(a)に示
されている様に、D電極にG電極に対して負の電位が与
えられており、i層726中の黒丸で示されたホールは
電界によりD電極に導かれる。同時に白丸で示された電
子はi層726に注入される。このとき、一部のホール
と電子とはn層727及びi層726において再結合し
て消滅する。十分に長い時間この状態が続けば、i層7
26内のホールは該i層726から掃き出される。
【0124】このリフレッシュモード状態から光電変換
モード状態にするには、図7(b)に示されている様
に、D電極にG電極に対して正の電位を与える。する
と、i層726中の電子は瞬時にD電極に導かれる。し
かし、ホールはn層726が注入阻止層として働くため
該i層726に導かれることはない。この状態で、i層
726に光が入射すると、光は吸収され電子・ホール対
が発生する。この電子は電界によりD電極に導かれ、ホ
ールはi層726内を移動しi層726と絶縁層725
との界面に達する。しかし、ホールは絶縁層725内へ
は移動できないため、i層726内の絶縁層725との
界面に集中する。このため、素子内の電気的中性を保つ
様に、G電極から電流が流れ出る。この電流は、光によ
り発生した電子・ホールに対応しているため、入射した
光に比例する。ある期間、図7(b)の光電変換モード
状態を保った後、再び図7(a)のリフレッシュモード
状態にすると、i層726に溜っていたホールは前述の
ようにD電極に導かれ、同時にこのホールに対応した電
流が流れる。このホールの量は光電変換モード期間に入
射した光の総量に対応する。この時、i層726内に注
入される電子の量に対応した電流も流れるが、この量は
およそ一定であるため、差し引いて検出すればよい。つ
まり、光電変換素子は、リアルタイムに入射する光の量
を出力すると同時に、ある期間に入射した光の総量を出
力することもできる。
【0125】ところで、何等かの理由により光電変換モ
ードの期間が長くなったり、入射する光の照度が強い場
合、光の入射があるにもかかわらず電流が流れないこと
がある。これは、図7(c)に示されている様に、i層
726内にホールが多数留まり、このホールのためi層
726内のホールと発生した電子とが再結合してしまう
からである。この状態で、光の入射状態が変化すると、
電流が不安定に流れることもあるが、再びリフレッシュ
モードすればi層726内のホールは掃き出され、次の
光電変換モードでは再び光に比例した電流が流れる。
【0126】また、前述の説明において、リフレッシュ
モードでi層726内のホールを掃き出す場合、全ての
ホールを掃き出すのが理想であるが、一部のホールを引
き出すだけでも効果は有り、前述と等しい電流が得ら
れ、問題はない。つまり、次の光電変換モードでの検出
機会において、図7(c)の状態になっていなければよ
く、その様にリフレッシュモードでのD電極のG電極に
対する電位、リフレッシュモードの期間および注入阻止
n層727の特性を決めればよい。また、更にリフレッ
シュモードにおいてi層726への電子の注入は必要条
件ではなく、D電極のG電極に対する電位は負に限定さ
れるものではない。ホールが多数i層726に留まって
いる場合には、たとえD電極のG電極に対する電位が正
であっても、i層726内の電界はホールをD電極へと
導く方向に加わるからである。注入阻止n層727の特
性も同様に電子をi層726に注入できることが必要条
件ではない。なお、この光電変換素子の説明は基本的に
前出の実施態様に適用される。
【0127】次に、図8及び図9を用いて、X線撮像装
置における1画素分の検出素子の動作について説明す
る。
【0128】図8は、1画素分の光電変換素子401お
よびスイッチングTFT402を含んだ等価回路であ
り、図9はその動作を表すタイミングチャートである。
前述のとおり、本検出素子には2つのモード(リフレッ
シュモード/光電変換モード)がある。リフレッシュモ
ードとは光電変換素子401を初期化するためのモード
であり、光電変換モードとは主に受光した光を電荷とし
て蓄積するモードである。
【0129】さて、電源投入直後に、光電変換素子40
1を初期化するためにリフレッシュモードへ移行する。
701はバイアス電源であり、モード(リフレッシュモ
ード/光電変換モード)に対応した電圧を印加する。リ
フレッシュモードでは、このバイアス電源701をリフ
レッシュモード用のある電圧値Vrに設定した状態で、
スイッチングTFT402のゲート730にVghを印
加し、TFT402をONする。同時にリセット用スイ
ッチング素子705をONする。これにより光電変換素
子401のD電極がVrに、G電極がリセット用電源7
07のバイアスVBTにセットされる(Vr<VB
T)。
【0130】所定時間経過後、リフレッシュモードから
光電変換モードへ移行する。その際には、バイアス用電
源701を光電変換モード用の電圧値Vsに設定し、ス
イッチングTFT402をOFFする。この時、リセッ
ト用スイッチング素子705も同時にOFFする。この
直後から401内のC1及びC2に電荷蓄積が開始され
る。
【0131】リフレッシュモードから光電変換モードへ
移行した直後には、光電変換部の暗電流Idが大きい。
この暗電流の影響を抑えるため、光電変換モードへ移行
後所定時間経過時に光電変換素子401内のG電極を再
びVBTにセットする。すなわち、バイアス電源701
電圧をVsに維持したまま、リセット用スイッチング素
子705をONして、容量素子713をVBT電位と
し、その後リセット用スイッチング素子705をOFF
する。次に、バイアス電源701電圧をVsに維持した
まま、スイッチングTFT402をONすることによ
り、光電変換素子401内のC1をリセットする。所定
時間の後に、スイッチングTFT402をOFFした時
から光電変換素子401内C1に信号電荷の蓄積が開始
される。
【0132】この後、X線発生装置120からX線12
5が照射(曝射)され、被検体126とグリッド141
を透過したX線はシンチレータ142により光電変換素
子401の感度域(例えば、波長λ=550nm)にエ
ネルギー変換され、さらに光電変換素子401により光
電変換される。光電変換素子401を構成するa−Si
Nx絶縁層725及びa−Si:H光半導体層726は
誘電性を有するため、光電変換素子401は容量素子と
して機能し、信号電荷を光電変換素子401内C1に蓄
積する。
【0133】X線照射後、TFT402をONさせ、光
電変換素子401内C1から蓄積電荷信号を容量素子7
13に転送する。実際には、容量素子713からC1に
電子が流入することになる。容量素子713は、特に図
5上に素子として形成されているわけではなく、TFT
402の上下電極間の容量や信号線709とゲート線7
08のクロス部730等で必然的に形成されている。も
ちろん、素子として設計し、別途作り込んでもよい。
【0134】以上の動作が、電源供給やTFT402の
制御を除いて、絶縁基板上に形成されたアモルファスイ
デバイス(素子)にて行われる。
【0135】その後、容量性素子713の信号電位信号
は前置増幅器721により10〜100倍に増幅され、
後段のサンプルホールド部750に、図9に示されるタ
イミングでホールドされる。増幅器の倍率は測定中は固
定で、操作者の撮影目的に応じてシステム制御部110
の指示に基づき切り替えられる。この前置増幅器721
とサンプルホールド部750の部分は電流電圧変換回路
を用いても良い。上述のようにサンプルホールド部75
0を設け、サンプルホールド部以降に信号を出力しつ
つ、光電変換素子401では、信号電荷蓄積、容量素子
713に電荷転送を同時に行う。このようにパイプライ
ン処理を行うことにより、1素子あたりの駆動速度を向
上させている。サンプルホールド部750の出力はアナ
ログマルチプレクサ751を介して増幅器752(75
2−1、752−2、752−3)に接続されている
(アナログマルチプレクサ751の駆動などについては
2次元駆動を説明する際に述べる)。増幅器752は3
系統(−1、−2、−3)あり増幅率はそれぞれ×1、
×2、×4である。この増幅器752−1、752−
2、752−3は、それぞれA/D変換器760(76
0−1、760−2、760−3)に接続されている。
A/D変換器760は、アナログマルチプレクサ751
の信号が確定されている間にA/D変換を完了させ、A
/D変換器760への入力信号のオーバーフロー信号を
元に有効なA/D変換出力を−1、−2、−3の中から
選択し、A/D変換器760のオーバーフロー信号と併
せて、A/D変換出力を後段の画像処理部150に出力
する。このA/D変換器の構成によって、3つのA/D
変換器は1つの自動レンジ変換機能をもったA/D変換
器として機能する。
【0136】さて、再び光電変換素子401内C1の信
号電荷(前回TFTゲート730をOFFしてから蓄積
された信号電荷)を読み出すには、ゲート730をOF
Fした状態でリセット用スイッチング素子705をON
して容量性素子713をVBTにリセットする。この状
態にした後、リセット用スイッチング素子705をOF
Fし、さらにTFT402のゲート730をONする。
これにより、前回TFT402がOFFされてから、今
回ONされるまでの間に照射されたX線量に応じた信号
電荷が容量素子713に出力される。以後は、前述の容
量性素子713からの信号の読みだし操作を繰り返すこ
とにより、続けて信号を読出すことができる。
【0137】信号読出しを続けると光電変換素子401
内C2が飽和状態になるので、所定間隔で光電変換モー
ドからリフレッシュモードへ移行し、光電変換素子40
1内C2の蓄積電荷(正孔)を掃き出してリフレッシュ
する必要がある。以上の動作を繰り返すことによって、
信号の読出しを行う。
【0138】さらに、より高S/Nで電荷信号を取り込
むために、暗電流によるオフセット誤差の補正を行って
も良い。この光電変換素子401の暗電流は時間の関数
として指数的に減少することが分かっており、これによ
り、前述の信号読出しを行った直後にもう一度、所定時
間後にX線照射を行わないで信号の読出し操作を行う。
これによって得られた信号は暗電流によるオフセットに
対応しており、この値と電荷蓄積時間、リフレッシュ動
作からの経過時間とから、直前に読出したX線照射量信
号を含む読出し値の暗電流オフセット補正を行うことが
可能である。1回の静止画を撮像する場合は、画像デー
タを画像処理部150内のRAMなどに取り込んだ後に
ソフト処理によりデータ補正をすることが可能である。
動画の場合は、例えば、所定の蓄積時間毎にX線照射信
号を含む読出しと暗電流値の読出しとを繰り返し、それ
ぞれをRAMに記憶させたのち、ハード的にディジタル
減算を行ってオフセット補正を行う等の方法がある。
【0139】次に、図8で示された検出素子を具体的に
2次元に拡張して構成した場合における光電変換動作に
ついて述べる。図10は光電変換素子を2次元に配列し
た光検出器を表した等価回路図であり、図11はその動
作を示すタイミングチャードである。
【0140】光検出器アレー143は、2000×20
00〜5000×5000程度の検出素子(画素)含ん
で構成され、アレー面積は200mm×200mm〜5
00mm×500mm程度である。図10において、光
検出器アレー143は4096×4096の画素から構
成され、アレー面積は430mm×430mmである。
よって、1画素のサイズは105μmである。1ブロッ
ク内の4096画素を横方向にライン状に配置し、40
96ラインを順に縦に配置することにより、各画素を2
次元的に配置している。
【0141】上記の例では4096×4096画素の光
検出器アレーを1枚の基板上に形成しているが、409
6×4096画素の光検出器アレーを2048×204
8個の画素を持つ4枚の光検出器アレーで構成すること
もできる。この様に分割して製作することにより、歩留
まりが向上するなどの利点がある。
【0142】前述の通り、1画素は1個の光電変換素子
401とスイッチングTFT402とで構成される。4
01−(1,1)〜401−(4096,4096)は
前述の光電変換素子401に対応するものであり、下部
電極をG、上部電極をDで示している。402−(1,
1)〜402−(4096,4096)はスイッチング
TFT402に対応するものである。2次元光検出器ア
レーの各列の光電変換素子401−(m,n)のG電極
は、対応するスイッチングTFT402−(m,n)の
ソース・ドレイン導電路により、その列に対する共通の
列信号線(Lc1〜4096)に接続されている。例え
ば、列1の光電変換素子401−(1,1)〜(1,4
096)は第1の列信号配線Lc1に接続されている。
【0143】各行の光電変換素子401のD電極は共通
にバイアス配線Lbを通して前述のモードを操作するバ
イアス電源701に接続されている。各行のTFT40
2のゲート電極は行選択配線(Lr1〜4096)に接
続されている。例えば、行1のTFT402−(1,
1)〜(4096,1)は行選択配線Lr1に接続され
る。行選択配線Lrはラインセレクタ部810を通して
撮像制御部112に接続されている。ラインセレクタ部
810は例えばアドレスデコーダ811と4096個の
スイッチ素子812とから構成される。この構成により
任意のラインLrnを読出すことが可能である。ライン
セレクタ部810は、最も簡単には単にシフトレジスタ
によって構成することも可能である。
【0144】列信号配線Lcは撮像制御部112により
制御される信号読出し部820に接続されている。信号
読出し部820の例は、1画素単位について上記図8に
関し既に述べたものと同様である。
【0145】撮像装置では、4096×4096個の画
素を4096個のライン(Lrに対応:図10中の横方
向の行)に分け、1行分の4096画素の出力を同時に
転送し、列信号配線Lcを通し、前置増幅器721−1
〜4096、サンプルホールド部750−1〜4096
を通して、アナログマルチプレクサ751によって順次
A/D変換器760へと出力される。図10では、あた
かもA/D変換器760が1つで構成されているように
表されているが、4〜32の系統で同時にA/D変換を
行うこともできる。これによれば、アナログ信号帯域や
A/D変換レートを不必要に大きくすることなく、画像
信号の読取り時間を短くすることができる。蓄積時間と
A/D変換時間とは密接な関係にあり、電荷転送中にX
線を照射すると正常な画像が得られないので、蓄積時間
よりも全ての画素のA/D変換に要する時間は必ず長く
なる。蓄積時間が長くなると、暗電流による蓄積電荷の
ノイズ等が増加する。しかし、高速にA/D変換を行う
とアナログ回路の帯域が広くなり所望のS/Nを達成す
ることが難しくなる。従って、A/D変換速度を不必要
に速くすることなく、画像信号の読取り時間を短くする
ことが要求される。そのためには、多くのA/D変換器
760を用いてA/D変換を行えばよいが、A/D変換
器760の数が多くなりすぎるとコスト高となる。よっ
て、上述の点を考慮して適当な値を選択するのが好まし
い。
【0146】X線の照射時間はおよそ10〜500ms
ecであるので、1画面の取込み時間あるいは電荷蓄積
時間を100msecのオーダーあるいはやや短めにす
ることが好ましい。例えば、100msecで画像を取
込むために、アナログ信号帯域を50MHz程度にし、
例えば10MHzのサンプリングレートでA/D変換を
行うと、最低でも4系統のA/D変換器760が必要に
なる。本撮像装置では16系統で同時にA/D変換を行
う様にするのが好ましい。
【0147】図11において、電源投入直後、あるいは
光電変換素子401内C2の蓄積電荷が飽和する前に、
光電変換素子401を初期化するためにリフレッシュモ
ードへ移行する。光電変換素子1画素の動作について述
べたと同様に、撮像制御部112はバイアス配線Lbを
リフレッシュモード時のバイアス値Vrにし、まず、第
1行の転送用スイッチングTFT402−(1,1)〜
−(4096,1)及びリセット用スイッチング素子7
05をONすることにより、第1行の光電変換素子40
1−(1,1)〜−(4096,1)のG電極はVBT
に、D電極はVrにリフレッシュされる。その後、撮像
制御部112はバイアス配線Lbを光電変換時のバイア
ス値Vsにし、第1列〜第4096列の列信号配線Lc
1〜4096をリセット用電源707から開放にし、転
送用スイッチングTFT402−(1,1)〜−(40
96,1)をOFFする。次に、同様に第2行以下の光
電変換素子401をリフレッシュする。第4096行ま
での全ての光電変換素子401−(1,4096)〜−
(4096,4096)をリフレッシュし終えた時点
で、光検出器の2次元に拡張した場合のリフレッシュモ
ードを終了し、光電変換モードへと移行する。なお、前
述の例では、光電変換素子401を第1行から第409
6行へリフレッシュしたが、撮像制御部112の指示に
より任意の順番でリフレッシュを行うことが可能であ
る。また、全てのTFT402を同時にONして、全て
の光電変換素子401(1,1)〜−(4096,40
96)をリフレッシュすることも可能である。
【0148】さて、リフレッシュ動作直後には、光検出
素子402内ノイズ電荷が大きいので、これを基準電位
にリセットする。光電変換素子1画素の動作について述
べたと同様に、バイアス配線を光電変換モードのバイア
ス値Vsのままにし、転送用スイッチングTFT402
−(1,1)〜−(1,4096)をONし、第1列の
光電変換素子のG電極をVBTにリセットし、TFT4
02−(1,1)〜−(1,4096)をOFFする。
次に、第2列以下、この動作を順次繰り返し、全ての画
素のリセットを行う。以上の動作はアモルファス素子8
00にとっては信号電荷の読出し操作と同じであり、信
号電荷を取込んでA/D変換を行うのか或いはこれらを
行わないのかの差しかない。この各TFT402を選択
するがA/D変換を行わないリセット操作を以後「空読
み」と呼ぶ。この空読み動作中で、全てのTFT402
−(1,1)〜−(4096,4096)を同時にON
にすることは可能であるが、この場合には読出し準備完
了的に信号配線電位がリセット電圧VBTから大きくず
れることとなり、高S/Nの信号を得ることが難しい。
また、前述の例では、行選択配線Lrを1から4096
へリセットしたが、撮像制御部112の指示により任意
の順番でリセットを行うことが可能である。また、それ
ぞれの光電変換素子401ではTFT402をOFFし
た時刻から電荷蓄積が開始されるので、光電変換素子4
02毎に電荷蓄積開始時刻が異なる。
【0149】図11において730′に示したパルス列
は1つのパルスが1列のTFTをONにしていることを
模擬的に表している。この1つの列パルスに対応するア
ナログマルチプレクサ751の出力(図10のB点)を
模擬的に図11中でBに表している。Bに示されている
通り、1つの列パルスに対してアナログ出力が4096
のパルス列として出力される。実際には、1つの列出力
あたり16系統による読出しであるので、16パルス信
号が同時に出力され、256のパルス列をA/D変換す
ることになる。
【0150】さて、全光電変換素子401の空読み終了
後、撮影者105からの撮影開始の指示があるまで所定
時間間隔でこの空読み動作を繰返し、さらに長い所定時
間間隔でリフレッシュ動作を繰返す。撮影者105から
の撮影開始の指示を受けると、撮影制御部112は空読
み動作の終了を待ってX線を被検体126に曝射する。
被検体126を透過したX線ビーム125は、シンチレ
ータ142により可視光に変換され、光電変換素子40
1に吸収されると同時に、光検出器アレー143を透過
した可視光は光量モニタ144によって検出される。そ
の検出された信号を元に撮影制御部112は適正X線曝
射量に達する時点でX線曝射を終了する。
【0151】X線曝射終了後、光電変換素子401内の
信号電荷を読出す。まず、空読みと同様に光電変換素子
アレーのある行のTFT402(例えばTFT402−
(1,1)〜−(4096,1))をONし、蓄積電荷
信号を信号配線Lc1〜4096に出力する。列信号配
線Lc1〜4096から1列づつ4096画素分の信号
を同時に読み出す。信号配線Lcのリセット動作を行っ
た後、次に、異なる行のTFT402(例えばTFT4
02−(1,2)〜−(4096,2))をONし、蓄
積電荷信号を信号配線Lc1〜4096に出力する。列
信号配線Lc1〜4096から1行の4096画素分の
信号を同時に読み出す。この動作を全ての行について順
次繰り返すことにより、すべての画像情報を読出す。
【0152】さて、X線曝射による信号電荷を読出した
後に、その際の信号電荷に含まれる暗電流などの影響を
補正するために、X線曝射を行わずに信号電荷を読込
む。この値を利用して、X線曝射時の画像信号を補正す
ることが可能である。これは次の様にして行うことがで
きる。
【0153】すなわち、上記動作中、各センサの電荷蓄
積時間はリセット動作が完了した時、即ち空読み時のT
FT402をOFFしてから、次に電荷読み出しが行わ
れるためにTFT402がONするまでの間である。よ
って、各行選択配線Lr毎に蓄積時間・時刻が異なる。
通常の動作時は、蓄積時間が異なると補正が複雑になる
ため、X線曝射画像取込みと補正用画像取り込みとの蓄
積時間が等しくなるように撮像制御部112は光検出器
アレー143を駆動する。例えば、行1の蓄積時間はT
1であり、行4096の蓄積時間はT2である。蓄積の
時刻は異なるが、T1とT2とは同一となるように駆動
される。
【0154】勿論、高分解能の画像情報が必要でない場
合や、画像データ取込み速度を速くしたい場合には、す
べての画像情報を常に取込む必要はなく、操作者の撮影
方法の選択により、撮像制御部112は、間引き、画素
平均、領域抽出を行う。
【0155】間引きを行うには、まず、行選択配線Lr
1を選択し、列信号配線Lcから信号を出力する際に、
例えばLc(2n−1)(n:自然数)をn=1から1
ずつ増加させるように1列おきに選択して1行の画像信
号を画像処理部150に転送する。次に、行を選択する
際、行選択配線Lr(2m+1)(m:自然数)のmを
1から1つづつ増加させて、1行おきに行の信号を読出
す。この例では画素数を1/4に間引いたことになる
が、撮像制御部112の指示に従い、1/9、1/16
などに画素数を間引くことができる。
【0156】また、画素平均を行う場合には、上述の動
作中、行選択配線Lr(2m−1)とLr(2m)とに
同時にVghを印加することにより、TFT402−
(2n,2m−1)とTFT402−(2n,2m)と
が同時にターンオンし、列方向の2画素のアナログ加算
を行うことが可能である。この画素加算は2画素に限ら
れることはなく、列信号配線Lr方向の3以上の画素の
アナログ加算を容易に行うことができる。更に、行方向
の加算は、A/D変換出力後に隣り合う列(Lc(2
n)とLc(2n+1))の信号をディジタル加算する
ことにより実現できる。これにより、上述のアナログ加
算と合わせて、2×2の正方形画素の加算値を得ること
ができる。これにより、照射されたX線を無駄にするこ
となく、高速にデータを読出すことが可能である。当
然、2×2以外のマトリックスで加算平均することも可
能であり、撮像制御部112の指示に基づき、3×3、
4×4などのマトリックスで画像を高速に取込む様にす
ることもできる。
【0157】領域抽出は、読出しを行う総画素数を減ら
して高速化を目指す方法であり、画像の取込領域を制限
することにより実現される。これは、撮影者105が必
要な領域を操作者インターフェース111から入力し、
それに基づいて撮像制御部112は、データ取込範囲を
変更して二次元検出器アレー143を駆動する。
【0158】上述の駆動の例として、高速取込モードで
は1024×1024の画素を30F/Sで取り込む。
この場合、2次元検出器アレー143の全領域に亘って
撮像する場合では4×4画素の加算処理を行うことによ
り画素数を1/16に間引き、最も小さい範囲で撮像す
る場合では1024×1024の領域で間引きなしで撮
像する。このように撮像することで、ディジタルズーム
画像が得られる。
【0159】次に関心領域について説明する。まず、図
12を用いて本X線撮像装置の撮像領域の設定法につい
て述べる。
【0160】図12中、901は動画表示用ディスプレ
イ、902はそのディスプレイドライブ回路、同様に9
05は静止画表示用ディスプレイ、906はそのディス
プレイドライブ回路である。
【0161】撮像領域やX線照射を撮像者が指示するた
めのインターフェース111として、撮像位置操作レバ
ー911、撮像サイズ選択スイッチ912、撮像ズーム
・ワイドレバー913、手動X線絞りレバー914、透
視開始スイッチ915、透視像拡大スイッチ916、高
精細画像撮影スイッチ917などがある。
【0162】撮像位置操作レバー911は撮像領域の中
心位置を操作するためのものである。システム制御部1
10は、このレバー911の指示が光検出器アレー14
3の範囲内であれば、撮像寝台130を移動させずにX
線絞り123のみを移動してX線照射位置を変化させ
る。指示が光検出器アレー143外かつ撮影寝台130
を動かして対応できる場合には、撮影寝台130を移動
させる。この際、X線絞り123も同時に移動させて、
検出器アレー143の中心とX線照射の中心とを合わせ
る。
【0163】撮像サイズ選択スイッチ912は撮像領域
の大きさを選択するためのものであり、たとえば以下の 縦 × 横 1. 1 × 1 (43cm ×43cm) 2. 3/4 × 3/4 (32cm ×32cm) 3. 1/2 × 1/2 (21cm ×21cm) の3つの撮像可能サイズのうちから選択可能である。こ
のうちの1つを撮像者105が選択すると、システム制
御部110の指示に基づいて、まず、撮像寝台130を
移動させて、検出器アレー143の中心とX線照射の中
心とを合わせる。その後に、X線絞り123を作動させ
てX線の照射領域を設定通りの撮影サイズになるように
調節する。同時に、システム制御部110は光検出器ア
レー143の駆動回路145が設定領域の画像を取込む
ように指示を出す。
【0164】撮像ズーム・ワイドレバー913は、撮影
者105の操作に従い、撮像領域をほぼ任意に変更可能
である。先に説明した撮像サイズ選択スイッチ912に
よる設定は一時的なものであり、この撮像ズーム・ワイ
ドレバー913の設定により画像取込領域を任意に設定
する。画像取込領域の変更の際、撮像サイズ選択スイッ
チ912で設定可能な領域を跨いで領域が変化する場合
には、その跨ぐ部分で光検出器アレー143上の透視撮
影時の空間分解能が自動的に変化する。すなわち、以下
に示すように分解能を自動的に変化させる: 縦 × 横 分解能 1. 1 × 1 (43cm ×43cm) 以下 1/4 2. 3/4 × 3/4 (32cm ×32cm) 以下 1/3 3. 1/2 × 1/2 (21cm ×21cm) 以下 1/2 これは、駆動回路145の駆動方法を変化させることに
より、分解能1/4の際には4×4の画素を、分解能1
/3の際には3×3の画素を、分解能1/2の際には2
×2の画素を、それぞれ加算平均することによって行わ
れる。当然、多くの画素を加算平均することにより、分
解能が低下する代わりに、表示1画素あたりの感度は向
上する。
【0165】手動X線絞りレバー914は、撮像サイズ
選択スイッチ912または撮像ズーム・ワイドレバー9
13によって設定された領域外の不要な部分へのX線照
射を抑えるため、あるいは、フレアなどの強い光が光検
出器アレーに入らないようにするために、撮影者105
が操作する。この手動X線絞りレバー914により、撮
影者105はX線絞り123を直接操作することが可能
である。ただし、撮像サイズ選択スイッチ912または
撮像ズーム・ワイドレバー913で設定された領域より
も広い範囲を照射することにはならないようにシステム
制御部110によってX線絞り123の調節範囲は制限
されている。
【0166】透視開始スイッチ915は、透視X線照射
を撮影者105が指示するためのものであり、フットス
イッチを用いることができる。透視開始スイッチ915
により透視撮影の開始が指示されると、撮像制御部11
2はX線露光量モニタ144からの出力を元に自動的に
X線発生条件を調整し、透視撮影を行う。
【0167】透視像拡大スイッチ916は、透視観察中
に、撮像エリアの中心部の解像度を高めて観察したい時
に選択することにより、中心部の分解能を向上させた拡
大像を表示するためのものである。透視時には高速に撮
像するために空間分解能を落としているが、この透視像
拡大スイッチ916の選択時には、システム制御部11
0の指示に基づき、空間分解能を最良の状態にしつつ撮
像エリアを小さくして、あたかも拡大された像を動画用
ディスプレイ901に表示すると同時に、X線絞り12
3も撮像エリアに合わせた大きさに設定される。この選
択が解除されると、撮像領域およびX線絞り123は元
の設定に戻り、そのまま透視を続ける。
【0168】高精細画像撮影スイッチSW917は、透
視撮影中に所望のタイミングで高精細画像を取込む際に
選択する。このスイッチは、通常、撮像位置操作レバー
911上に配置されている。高精細画像撮影スイッチ9
17により静止画の取込が指示されると、予め設定して
おいた静止画撮影用のX線発生条件でX線が被検体12
6めがけて照射され、高精細な静止画像が取込まれ、画
像処理部150で処理がなされた後に静止画用ディスプ
レイ905に表示される。静止画の取込動作中の間、動
画表示用ディスプレイ901には、高精細画像撮影スイ
ッチ917が押される直前の透視画像がフリーズされて
いる。
【0169】以上のような構成を用いて画像取込領域が
決定される訳であるが、所望の行範囲及び所望の列範囲
を関心領域の最も簡単な設定は、画像取込領域と関心領
域とを同一と定義づけることである。この場合は、撮像
サイズ選択スイッチ912または撮像ズーム・ワイドレ
バー913により関心領域が決定される。撮像領域は、
システム制御部110が把握している光検出器アレー1
43の中心座標および撮像領域の座標を基準に画像の取
込を行う。また、X線照射領域を関心領域と定義づける
ことも可能である。この場合は、X線絞り123の位置
をシステム制御部110が把握しているので、X線照射
領域の中心座標および照射領域は簡単な計算により求め
られる。システム制御部110は、駆動回路145に指
示して、その座標を基準として画像取込みを行う。画像
の取込手順の具体例は後述する。その他、動画表示用デ
ィスプレイ901上でマウス等のポインタを用いて、撮
影者105が直接関心領域の中心を指示するような構成
にしてもよいし、撮影者105によってマーキングされ
た領域の特徴を抽出してマーキングされた部位が常に透
視画像の中心に来るように自動的にX線絞り123や撮
影寝台130を制御して、関心領域の中心を常に撮像領
域の中心として駆動回路145を駆動することも可能で
ある。
【0170】図13を用いて、実際の画像取込手順の一
例について説明する。
【0171】光検出器アレー143において、TFT4
02の行選択配線Lr方向をX軸、列信号配線Lc方向
をY軸として画素の座標を(x,y)で表す。図13で
は、光検出器アレー143の上部にA/D変換器760
などの信号読み出し部820、右にラインセレクタ部8
10が配置されており、X線は紙面の表面から裏面方向
に照射されているものとする。この時に、図に示すよう
右上を(1、1)とし、左下を(4096、4096)
とする。
【0172】撮像位置操作レバー911により撮像可能
領域200の中心が(1750、2250)に設定さ
れ、撮像ズーム・ワイドレバー913により撮像可能領
域200が(500、1000)〜(3000、350
0)に設定されている。さらに、手動X線絞りレバー9
14によりX線照射領域210が(500、2000)
〜(3000、3500)に設定されている。今、撮影
者105の関心領域はX線照射領域210に一致してい
ると定義付けする。この時、関心領域210の中心は
(1750、2750)、そして、関心領域は4096
×4096の領域の3/4×3/4以下で1/2×1/
2以上なので、前述の通り透視撮影時には3×3の画素
を加算平均する。よって、図13の透視撮影時の読出し
行の読込み手順は以下に示すようになる。併せて、選択
領域のY軸が(m+1)行〜(m+n)行に亘る場合
[但し、nは6の倍数]の透視画像取込みの駆動例も併
記する: <読出し順序>読出し順序Aと選択される行(2001〜35
00行の場合)B及び選択される行[(m+1)〜(m+n)行の
場合]Cとの関係は次のとおり 読出し順序 選択される行 選択される行 (2001〜3500行の場合) [(m+1)〜(m+n)行の場合] 1 2001,2002,2003 m+1,m+2,m+3 2 3500,3499,3498 m+n,m+n-1,m+n-2 3 2004,2005,2006 m+4,m+5,m+6 4 3497,3496,3495 m+n-3,m+n-4,m+n-5 5 2007,2008,2009 m+7,m+8,m+9 6 3494,3493,3492 m+n-6,m+n-7,m+n-8 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 499=(n/3-1) 2748,2749,2750 m+n/2-2,m+n/2-1,m+n/2 500=(n/3) 2753,2752,2751 m+n/2+3,m+n/2+2,m+n/2+1 501=(n/3+1) 2001,2002,2003 m+1,m+2,m+3 502=(n/3+2) 3500,3499,3498 m+n,m+n-1,m+n-2 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 以下繰り返し 以下繰り返し 以下繰り返し。
【0173】さて、透視撮影中に高精細画像撮影スイッ
チ917により高精細画像の取込みが指示されると、透
視画像取込みを中断するとともに、動画表示用ディスプ
レイ901の画像をフリーズする。そして、X線照射領
域210の高精細画像取込みの駆動ルーチンに移る。ま
ず、光検出器アレー143をリフレッシュモードに移行
してリフレッシュを行う。次に、X線照射領域210の
周辺部から中心部に向かう駆動方向で光検出器アレー1
43を初期化する。これは、前出の空読み動作である。
その駆動例を、以下に示す: 読出し順序 選択される行 選択される行 (2001〜3500行の場合) [(m+1)〜(m+n)行の場合] 1 2001 m+1 2 3500 m+n 3 2002 m+2 4 3499 m+n-1 5 2003 m+3 6 3498 m+n-2 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1499=(n-1) 2750 m+n/2 1500=n 2751 m+n/2+1 空読み動作を複数回(2〜3回)行った後に、静止画取
込み用の設定でX線を曝射する。X線曝射終了後、X線
照射領域210の中心部から周辺部へと向かう駆動方向
の駆動順序で画像信号を読出す。その具体例を、以下に
示す: 読出し順序 選択される行 選択される行 (2001〜3500行の場合) [(m+1)〜(m+n)行の場合] 1 2750 m+n/2 2 2751 m+n/2+1 3 2749 m+n/2-1 4 2752 m+n/2+2 5 2748 m+n/2-2 6 2753 m+n/2+3 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1499=(n-1) 2001 m+1 1500=n 3500 m+n この読込み動作完了後、直ちに透視画撮影モードに移行
する。
【0174】上述のように読出しの駆動を行うことによ
り、高精細画像の関心領域の中心部の信号電荷蓄積時間
を最小にすることができ、暗電流によるノイズの影響を
抑えることができる。
【0175】もちろん、本例の関心領域外については実
施態様例1及び3で説明したように、同時に一括読出し
してもよいし、読出しを行なわないで初期化してもよ
い。
【0176】また、一括読出しは非読取り領域を全て同
時に行なう以外にいくつかに分割して読み出してもよ
く、あるいは、読み取り領域を読出した後、読み取られ
た領域を含めてあらためて全画素を一括して読み出すよ
うにしても良い。
【0177】
【発明の効果】上記説明したように、本発明によれば、
複数の光電変換素子を2次元に配列した光電変換装置に
おいても信号読み取りを高速に行なうことが可能にな
る。
【0178】また、本発明によれば、不必要な駆動線を
順次駆動する時間及び不必要な信号を出力を読み取る時
間を削除でき、結果的に必要な部分の信号読み出しを高
速で行うことが可能となる。
【0179】また、本発明によれば不必要とする光電変
換素子の両端の電位を同時に短時間で初期値に戻すこと
により、全ての光電変換素子のセンサ特性を等しくする
ことが可能となり、より信頼性の高い光電変換情報を得
ることが可能となる。
【0180】又、発明によれば、トリミングを行う場合
の駆動方法と全画素で読み取る場合の駆動方法を切り替
えて駆動することにより、必要に応じ全画素での読み取
り又は部分的な読み取りが選択でき、使い勝手が良い装
置を提供できる。
【0181】加えて、本発明によれば、光検出器アレー
を用いた画像読取装置の駆動(画像データ読出)におい
て、まず、関心領域を設定し、そして、その関心領域に
対して光検出器アレーの駆動を適切に選択することがで
きる。
【0182】また、本発明によれば、特に、高精細画像
データの読出において、関心領域の周辺部から中心部に
向かって順次光電変換素子をリセットし、中心部から周
辺部に向かって画像情報を取出す様にしたことにより、
中心部の信号電荷蓄積時間を周辺部の信号電荷蓄積時間
より短くすることができる。また、これにより、蓄積時
間とともに増加するノイズの影響を抑え、関心領域の中
心部のS/Nの向上を図ることができる。
【0183】更に本発明によれば特に光電変換装置をX
線撮像装置に用いる場合、更に言うならば、X線撮像装
置にX線を連続的に照射しながら画像を見るいわゆる動
画を撮像する場合に、照射X線量を減らすことが可能と
なる。従ってX線などの放射線が照射される被検体や装
置の操作者及び環境に対して影響を少なくすることがで
きる。
【0184】以上の実施形態はX線撮像に関するもので
あるが、本発明はこれに限定されるものではなく、XY
アドレス駆動方式の光検出器アレーを用いたものであれ
ば、同様に適用することができる。特に、本発明は受光
部に対応する光電変換素子が信号電荷蓄積部と信号取り
出し経路中のスイッチ部とを有するものであって、電荷
蓄積時間と共にS/N低下などの光電変換特性劣化を生
ずることがある光検出器アレーを用いたものに適用した
場合に、その光電変換特性の向上に大きな効果を発揮す
る。
【0185】また、本発明は、上述した実施形態及び説
明に限定されるわけではなく、本発明の主旨の範囲内に
おいて適宜変形及び組合せが可能であるのはいうまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】光電変換装置の一例を説明するための概略的等
価回路図である。
【図2】図1に示される光電変換装置の駆動の一例を説
明するためのタイミング図である。
【図3】図1に示される光電変換装置の駆動の一例を説
明するためのタイミング図である。
【図4】2次元の光電変換装置を有するX線撮像システ
ムの一例を説明するための概略的システム構成図であ
る。
【図5】光電変換素子の画素構造の一例を説明するため
の模式的平面図である。
【図6】光電変換素子の画素構造の一例を説明するため
の模式的断面図である。
【図7】(a)乃至(c)は光電変換素子の動作の一例
を説明するため模式的エネルギーバンド図である。
【図8】1つの光電変換素子の駆動の一例を説明するた
めの概略的等価回路図である。
【図9】光電変換装置の駆動の一例を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図10】光電変換素子の一例を説明するための概略的
等価回路図である。
【図11】光電変換装置の駆動の一例を説明するための
タイミングチャートである。
【図12】関心領域を選択する一例を説明するための概
略的システム構成図である。
【図13】関心領域を説明するための概念図である。
【図14】(a)及び(b)は夫々光電変換素子の一例
を説明するための模式的断面図、(c)は(a)又は
(b)の光電変換素子の概略的駆動回路を説明するため
の等価回路図である。
【図15】TFT(薄膜トランジスタ)の一例を説明す
るための模式的断面図である。
【図16】TFTのゲート絶縁膜の厚さと歩留りとの関
係の一例を説明するためのグラフである。
【図17】2次元に配された光電変換素子を有する光電
変換装置の概略的等価回路図である。
【図18】(a)は光電変換装置の一画素の一例を説明
するための模式的平面図、(b)は(a)に示される画
素を切断した場合の模式的切断面である。
【図19】図17に示される光電変換装置の駆動の一例
を説明するためのタイミングチャートである。
【図20】夫々読取り領域と、駆動ICの配置の一例を
説明するための模式的平面図である。
【図21】夫々読取り領域と、駆動ICの配置の一例を
説明するための模式的平面図である。
【符号の説明】
S11〜S33 光電変換素子 T11〜T33 転送用TFT C11〜C33 コンデンサ M1〜M3 スイッチ RF リフレッシュ制御回路 SR1,SR2 シフトレジスタ SWg スイッチ SWs スイッチ Vg リフレッシュ用電源 Vs 読み取り用電源 g1〜g3 制御配線 s1〜s3 制御配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 106 H04N 5/335 E 5/335 H01L 31/10 G (72)発明者 遠藤 豊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野中 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小倉 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田村 敏和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に2次元的に配列された複数の光
    電変換素子を、X方向の駆動線を順次スキャンし、Y方
    向の信号線に信号電荷を転送し、順次信号を読み出す光
    電変換装置の駆動方法において、 上記複数の光電変換素子の任意の駆動線のみを順次スキ
    ャンし、残りの駆動線は、信号電荷転送のための駆動を
    行なわないか前記任意の駆動線とは異なるタイミングで
    複数線同時に駆動して信号電荷を転送する光電変換装置
    の駆動方法。
  2. 【請求項2】 上記残りの駆動線の上記光電変換素子の
    両端の電位を同時に初期値に戻す請求項1記載の光電変
    換装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記残りの駆動線は一括に駆動される光電変
    換装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記残りの駆動線は分割されて駆動される光
    電変換装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記駆動線は前記任意の駆動線に対応した光
    電変換素子によって光電変換された信号電荷を転送した
    後、全光電変換素子に対応して初期化するための駆動が
    行なわれる光電変換装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記任意の駆動線を駆動して信号を読み出す
    モードと該任意の駆動線と異なる第2の任意の駆動線を
    駆動して信号を読み出すモードを有する光電変換装置の
    駆動方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記2つのモードは交互に行なわれる光電変
    換装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記任意の駆動線は複数選択され、該駆動線
    はその選択された駆動線の内側にあるものから順に外側
    に向って駆動される光電変換装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の光電変換装置の駆動方法
    において、前記任意の駆動線は複数選択され、該駆動線
    から信号電荷を読み出す前に該選択された駆動線の外側
    から順に内側に向って初期化するための駆動が行なわれ
    る光電変換装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の光電変換装置の駆動方
    法において、前記任意の駆動線は複数選択され、該駆動
    線から信号電荷を読み出す前に該選択された駆動線の外
    側から順に内側に向って初期化するための駆動が行なわ
    れる光電変換装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 受光要素を行列形式で配列した光検出
    器アレーから画像データを読み出す方法において、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
    の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
    して決定するステップ、 b)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
    一方側から少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知
    するステップ、 c)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
    他方側から少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知
    するステップ、 d)既に検知された行を除いて、前記関心領域の中心部
    の行の受光要素の信号が検知されるまで、ステップb及
    びステップcを交互に繰り返すステップ、を含む光電変
    換装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 受光要素を行列形式で配列した光検出
    器アレーから画像データを読み出す方法において、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
    の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
    して決定するステップ、 b)前記関心領域の中心部の少なくとも1つの行の受光
    要素の信号を検知するステップ、 c)既に検知された行の両側のうちの一方側に隣接する
    少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知するステッ
    プ、 d)既に検知された行の両側のうちの他方側に隣接する
    少なくとも1つの行の受光要素の信号を検知するステッ
    プ、 e)既に検知された行を除いて、前記関心領域の行方向
    の1組の対向する辺の行の受光要素の信号が検知される
    まで、ステップc及びステップdを交互に繰り返すステ
    ップ、を含む光電変換装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 受光要素を行列形式で配列した光検出
    器アレーを有し、各列の受光要素の少なくとも一部の信
    号をスイッチ素子を介して共通の列出力線から取り出す
    様にした光電変換装置の駆動方法において、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
    の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
    して決定するステップ、 b)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
    一方側から少なくとも1つの行の受光要素に対応するス
    イッチ素子を駆動して列出力線へと信号を取り出すステ
    ップ、 c)前記関心領域の行方向の1組の対向する辺のうちの
    他方側から少なくとも1つの行の受光要素に対応するス
    イッチ素子を駆動して列出力線へと信号を取り出すステ
    ップ、 d)既に検知された行を除いて、前記関心領域の中心部
    の行の受光要素に対応するスイッチ素子が駆動されるま
    で、ステップb及びステップcを交互に繰り返すステッ
    プ、を含む光電変換装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 受光要素を行列形式で配列した光検出
    器アレーを有し、各列の受光要素の少なくとも一部の信
    号をスイッチ素子を介して共通の列出力線から取り出す
    様にした光電変換装置の駆動方法において、 a)光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲
    の受光要素により形成される領域を撮影者の関心領域と
    して決定するステップ、 b)前記関心領域の中心部の少なくとも1つの行の受光
    要素に対応するスイッチ素子を駆動して列出力線へと信
    号を取り出すステップ、 c)既に検知された行の両側のうちの一方側に隣接する
    少なくとも1つの行の受光要素に対応するスイッチ素子
    を駆動して列出力線へと信号を取り出すステップ、 d)既に検知された行の両側のうちの他方側に隣接する
    少なくとも1つの行の受光要素に対応するスイッチ素子
    を駆動して列出力線へと信号を取り出すステップ、 e)既に検知された行を除いて、前記関心領域の行方向
    の1組の対向する辺の行の受光要素に対応するスイッチ
    素子が駆動されるまで、ステップc及びステップdを交
    互に繰り返すステップ、を含む光電変換装置の駆動方
    法。
  15. 【請求項15】 受光要素を行列形式で配列した光検出
    器アレーであって各受光要素に対応して信号電荷蓄積部
    と該信号電荷蓄積部からの信号取り出し経路中に介在す
    るスイッチ部とを有してなる光検出器アレーを備えた画
    像読取装置において、 光検出器アレー中の所望の行範囲及び所望の列範囲の受
    光要素により形成される領域を撮影者の関心領域として
    決定する関心領域決定手段と、該関心領域決定手段の出
    力に基づいて前記光検出器アレーの駆動信号を生成する
    駆動手段とを備えており、 該駆動手段は、前記光検出器アレーを前記関心領域の周
    辺部の行から中心部の行に向かって順に前記スイッチ部
    を駆動して前記信号電荷蓄積部の電荷をリセットし、露
    光後に前記光検出器アレーを前記関心領域の中心部から
    周辺部に向かって順に前記スイッチ部を駆動して前記信
    号電荷蓄積部の信号電荷読出しを行うように、前記光検
    出器アレーの駆動信号を生成する光電変換装置。
  16. 【請求項16】 読取指令を検出する読取指令検出手段
    と、該読取指令検出手段の出力に基づいて前記駆動手段
    を制御する制御手段とを備え、該制御手段は前記読取指
    令検出手段の出力に基づき前記リセット、該リセット終
    了後の露光及び該露光後の前記信号電荷読出しを行うよ
    うに前記駆動手段を制御する請求項15に記載の光電変
    換装置。
  17. 【請求項17】 X線照射手段から照射されたX線を可
    視光に変換する変換手段を有しており、該変換手段から
    発せられる可視光を前記光検出器アレーにより検出する
    様にしてなる請求項15記載の光電変換装置。
  18. 【請求項18】 前記駆動手段は、前記光検出器アレー
    を前記関心領域の周辺部の行から中心部の行に向かって
    順に前記スイッチ部を駆動して前記信号電荷蓄積部をリ
    フレッシュするように、前記光検出器アレーの駆動信号
    を生成する請求項15に記載の光電変換装置。
  19. 【請求項19】 基板上に2次元的に配列された複数の
    光電変換素子を、X方向の駆動線を順次スキャンし、Y
    方向の信号線に信号電荷を転送し、順次信号を読み出す
    光電変換装置において、 上記複数の光電変換素子の任意の駆動線のみを順次スキ
    ャンするための手段を有する光電変換装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の光電変換装置におい
    て、残りの上記駆動線は前記任意の駆動線とは異なるタ
    イミングで同時に駆動して信号電荷を転送する手段を有
    する光電変換装置。
  21. 【請求項21】 前記光電変換素子は、 第一の電極層、 第一の型のキャリア及び前記第一の型のキャリアとは正
    負の異なる第二のキャリア双方のキャリアの通過を阻止
    する第一の絶縁層、 非単結晶の光電変換半導体層、 第二の電極層、 及び前記第二の電極層と前記光電変換半導体層の間にあ
    って前記光電変換半導体層に第一の型のキャリアの注入
    を阻止する注入阻止層、を順に有する請求項19記載の
    光電変換装置。
  22. 【請求項22】 前記光電変換素子において、 リフレッシュモードでは前記第一のキャリアを前記光電
    変換半導体層から前記第二の電極層に導く方向に前記光
    電変換素子の各層に電界を印加し、 光電変換モードでは前記光電変換半導体層に入射した光
    により発生した前記第一の型のキャリアを前記光電変換
    半導体層内に留まらせ前記第二の型のキャリアを前記第
    二の電極層に導く方向に前記光電変換素子の各層に電界
    を印加し、 前記光電変換モードにより前記光電変換半導体層に蓄積
    される前記第一の型のキャリアもしくは前記第二の電極
    層に導かれた第二の型のキャリアを光信号として検出す
    るように、スイッチ素子を制御する制御部、電源部およ
    び検出部を有する請求項19に記載の光電変換装置。
  23. 【請求項23】 前記スイッチ素子は、ゲート電極層、
    第二の絶縁層、非単結晶の半導体層、前記半導体層のチ
    ャネル領域となる部分を隔てた一対の第一および第二の
    主電極層、および前記主電極層と前記半導体層との間に
    オーミックコンタクト層を有する請求項22記載の光電
    変換装置。
  24. 【請求項24】 前記光電変換素子と前記スイッチ素子
    の前記第一の電極層と前記ゲート電極層、 前記第一の絶縁層と前記第二の絶縁層、 前記光電変換半導体層と前記半導体層、 前記第二の電極層と前記主電極層、 および前記注入阻止層と前記オーミックコンタクト層
    が、 それぞれ共通の膜で構成された請求項23記載の光電変
    換装置。
  25. 【請求項25】 前記光電変換半導体層および前記半導
    体層の少なくとも一部が水素化アモルファスシリコンで
    ある請求項19に記載の光電変換装置。
  26. 【請求項26】 上記複数の光電変換素子の全部の信号
    を得る状態と、上記任意の部分の信号を得る状態とを、
    切り替える手段を有する請求項19に記載の光電変換装
    置。
  27. 【請求項27】 上記光電変換素子上に蛍光体を配置し
    た請求項19に記載の光電変換装置。
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