JPH09321038A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH09321038A
JPH09321038A JP8138593A JP13859396A JPH09321038A JP H09321038 A JPH09321038 A JP H09321038A JP 8138593 A JP8138593 A JP 8138593A JP 13859396 A JP13859396 A JP 13859396A JP H09321038 A JPH09321038 A JP H09321038A
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敏郎 竹田
Toshio Banba
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Takashi Hirano
孝 平野
Naoji Takeda
直滋 竹田
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 封止樹脂との密着性に優れるポジ型感光性樹
脂を用いて半導体素子上に高残膜率のポリベンゾオキサ
ゾール樹脂のパターンを形成する半導体装置を提供する
こと。 【解決手段】 半導体素子上に厚さ0.1〜20μmの
下記の一般式(I)で示されるポリベンゾオキサゾール
樹脂が形成されていることを特徴とする半導体装置。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックモー
ルドによる封止時の樹脂の成形作業による衝撃並びに成
形後の各種熱履歴の際に発生する応力を緩和する被膜を
備えた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の表面保護膜、層間絶
縁膜には、耐熱性が優れ、又卓越した電気特性、機械的
特性等を有するポリイミド樹脂が用いられているが、近
年半導体素子の高集積化、大型化、封止樹脂パッケージ
の薄型化、小型化、半田リフローによる表面実装への移
行等により耐熱サイクル性、耐熱ショック性等の著しい
向上の要求があり、更に高性能のポリイミド樹脂が必要
とされるようになってきた。一方、ポリイミド樹脂自身
に感光性を付与する技術が最近注目を集めてきており、
例えば感光性ポリイミド樹脂として、下記式(VII)等
がある。
【化9】
【0003】これを用いるとパターン作成工程の一部が
簡略化でき、工程短縮の効果はあるが、現像の際にN−
メチル−2−ピロリドン等の溶剤が必要となるため、安
全、取扱いにおいて問題がある。そこで最近では、アル
カリ水溶液で現像できるポジ型の感光性樹脂が開発され
ている。例えば、特公平1−46862号公報において
はポリベンゾオキサゾール樹脂とジアゾキノン化合物よ
り構成されるポジ型感光性樹脂が開示されている。これ
は高い耐熱性、優れた電気特性、微細加工性を有し、ウ
ェハーコート用のみならず層間絶縁用樹脂としての可能
性も有している。このポジ型の感光性樹脂の現像メカニ
ズムは、未露光部におけるジアゾキノン化合物はアルカ
リ性水溶液に不溶であるが、露光することによりジアゾ
キノン化合物が化学変化を起こし、アルカリ性水溶液に
可溶となる。この露光部と未露光部での溶解性の差を利
用し、未露光部のみの塗膜パターンの作成が可能とな
る。これら感光性樹脂を実際に使用する場合、特に問題
となるのは感光性樹脂の感度である。低感度であると、
ウェハー1枚当たりの露光時間が長くなり、スループッ
トが低下する。そこで感光性樹脂の感度を向上させよう
として、例えばベース樹脂のポリアミド樹脂の分子量を
小さくすると、未露光部の現像時の膜減りが大きくな
り、パターン形状が悪くなるといった問題が生じる。又
感光性樹脂と封止樹脂との密着性が悪く、その界面で剥
離が発生し、これを素子表面に塗布した半導体装置の信
頼性が低下し、実用性に問題があり、より封止樹脂との
密着性に優れた感光性樹脂を使用することが強く求めら
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、封止樹脂と
の密着性に優れるポジ型感光性樹脂を用いて半導体素子
上に高残膜率のポリベンゾオキサゾール樹脂のパターン
が形成された高信頼性の半導体装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体素子上
に厚さ0.1〜20μmの下記の一般式(I)で示され
るポリベンゾオキサゾール樹脂が形成されていることを
特徴とする半導体装置であり、該一般式(I)で示され
るポリベンゾオキサゾール樹脂は、下記の一般式(II)
で示されるポリアミド(A)100重量部と感光性ジア
ゾキノン化合物 (B)1〜100重量部と下記の一般式(III)で表わ
されるフェノール化合物 (C)1〜50重量部からなるポジ型感光性樹脂組成物
を半導体素子上に塗布した後、プリベーク、露光、現像
してパターニングされた後加熱硬化されて得られること
を特徴とする半導体装置である。
【0006】
【化10】
【0007】
【化11】
【0008】
【化12】
【0009】式(II)のポリアミドは、Xの構造を有す
るビスアミノフェノールとYの構造を有するジカルボン
酸からなり、このポリアミドを約300〜400℃で加
熱すると閉環し、ポリベンゾオキサゾールという耐熱性
樹脂に変化する。本発明の式(II)のポリアミドのX
は、例えば、
【化13】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0010】この中で特に高感度であるものとしては、
【化14】 より選ばれるものである。
【0011】又式(II)のYは、例えば、
【化15】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0012】これらの中で特に好ましいものとしては
【化16】 より選ばれるものである。
【0013】更に、式(II)のZは、例えば
【化17】 等であるがこれらに限定されるものではない。
【0014】式(II)のZは、例えば、シリコンウェハ
ーのような基板に対して、特に密着性が必要な場合に用
いるが、その使用割合bについては最大40.0モル%
まで使用することができる。40.0モル%を越えると
樹脂の溶解性が極めて低下し、スカムが発生し、パター
ン加工ができない。なお、これらX、Y、Zの使用にあ
たっては、それぞれ1種類であっても2種類以上の混合
物であっても構わない。
【0015】本発明の半導体装置は、半導体素子上に一
般式(I)で示されるポリベンゾオキサゾール樹脂が厚
さ0.1〜20μm形成されているものである。厚さが
0.1μm未満では熱ストレス緩和効果に乏しく、20
μmを越えると感光性のパターン加工が困難になるので
実用上好ましくない。
【0016】本発明で用いる感光性ジアゾキノン化合物
は、1,2−ベンゾキノンジアジドあるいは1,2−ナ
フトキノンジアジド構造を有する化合物であり、米国特
許明細書第2,772,972号、第2,797,21
3号、第3,669,658号により公知の物質であ
る。例えば、下記のものが挙げられる。
【化18】
【0017】
【化19】
【0018】これらの中で特に高残膜率の点から好まし
いものとしては下記のものがある。
【化20】
【0019】感光性ジアジドキノン化合物(B)のポリ
アミド(A)への配合量は、ポリアミド100重量部に
対し、1〜100重量部で、配合量が1重量部未満だと
樹脂のパターニング性が不良であり、逆に100重量部
を越えるとフィルムの引張り伸び率が著しく低下する。
引張り伸び率がの小さい被膜が素子表面に塗布されてい
る半導体装置では、熱ストレス等の応力によって信頼性
が低下するので好ましくない。
【0020】本発明に用いられるポジ型感光性樹脂組成
物には、必要により感光特性を高めるためにジヒドロキ
シピリジン誘導体を加えることができる。ジヒドロキシ
ピリジン誘導体としては、例えば2,6−ジメチル−
3,5−ジアセチル−4−(2′−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジン、4−(2′−ニトロフェニ
ル)−2,6−ジメチル−3,5−ジカルボエトキシ−
1,4−ジヒドロピリジン、4−(2′,4′−ジニト
ロフェニル)−2,6−ジメチル−3,5−カルボメト
キシ−1,4−ジヒドロピリジン等を挙げることができ
る。
【0021】本発明のポジ型感光性樹脂組成物において
は、更に一般式(III)で表わされるフェノール化合物
を含有させることが重要である。
【化21】
【0022】フェノール化合物をポジ型レジスト組成物
に添加する技術としては、例えば、特開平3−2002
51号公報、特開平3−200252号公報、特開平3
−200253号公報、特開平3−200254号公
報、特開平4−1650号公報、特開平4−1651号
公報、特開平4−11260号公報、特開平4−123
56号公報、特開平4−12357号公報に示されてい
る。しかし、これらに示されているようなフェノール化
合物は、本発明におけるポリアミドをベース樹脂とした
ポジ型感光性樹脂に用いても感度向上の効果は小さい。
しかし、本発明における一般式(III)で表わされるフ
ェノール化合物を用いた場合、露光部における溶解速度
が増し、感度が向上する。又分子量を小さくし感度を上
げた場合に見られるような未露光部の膜減りも非常に小
さく良好である。又本発明においては、一般式(III)
で表わされるフェノール化合物を添加することによる新
たな特性として、封止樹脂との密着性が向上したポジ型
感光性樹脂組成物が得られ、これを素子表面に塗布した
半導体装置の信頼性が向上することが判明した。
【0023】一般式(III)に示される化合物としては
下記のもの等を挙げることができるがこれらに限定され
ない。
【化22】
【0024】
【化23】
【0025】
【化24】
【0026】
【化25】
【0027】これらの中で特に、感度及び残膜率の点で
好ましいものとしては、
【化26】 であり、一般式(V)又は(VI)で表わされる化合物は
単独、又は混合物の形で全フェノール化合物(C)中に
50重量%以上含まれるものである。フェノール化合物
(C)の添加量としては、ポリアミド(A)100重量
部に対して1〜50重量部が好ましい。添加量が1重量
部未満だと感度向上の効果が得られず、又添加量が50
重量部を越えると残膜率の低下が大きくなったり、又冷
凍保存中において析出が起こり実用性に欠ける。
【0028】本発明におけるポジ型感光性樹脂組成物に
は、必要によりレベリング剤、シランカップリング剤等
の添加剤を添加することができる。本発明においてはこ
れらの成分を溶剤に溶解し、ワニス状にして使用する。
溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチ
ロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチル
スルホキシド、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、メ
チル−1,3−ブチレングリコールアセテート、1,3
−ブチレングリコール−3−モノメチルエーテル、ピル
ビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メチル−3−メトキ
シプロピオネート等を単独でも混合して用いてもよい。
【0029】本発明において用いられるポジ型感光性樹
脂組成物の使用方法は、まず該組成物を半導体ウェハー
に塗布する。塗布方法としては、スピンナーを用いた回
転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印
刷、ロールコーティング等を行うスピンナー回転数等の
塗布条件を種々変更することで、容易に膜厚をコントロ
ールすることができ、最終ベーク後の厚さが0.1〜2
0μmとなるようにする。次に、60〜120℃でプリ
ベークして塗膜を乾燥後、所望のパターン形状に化学線
を照射する。化学線としては、X線、電子線、紫外線、
可視光線等が使用できるが、200〜500nmの波長
のものが好ましい。次に照射部を現像液で溶解除去する
ことによりレリーフパターンを得る。現像液としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア
水等の無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルア
ミン等の第1アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−プロ
ピルアミン等の第2アミン類、トリエチルアミン、メチ
ルジエチルアミン等の第3アミン類、ジメチルエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン
類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド等の第4級アンモニウム
塩等のアルカリ類の水溶液、及びこれにメタノール、エ
タノールのごときアルコール類等の水溶性有機溶媒や界
面活性剤を適当量添加した水溶液を好適に使用すること
ができる。現像方法としては、スプレー、パドル、浸
漬、超音波等の方式が可能である。次に、現像によって
形成したレリーフパターンをリンスする。リンス液とし
ては、蒸留水を使用する。次に加熱処理を行い、オキサ
ゾール環を形成し、耐熱性に富む最終パターンを得る。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 《実施例1》 *ポリアミドの合成 2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
ヘキサフルオロプロパン36.6重量部(0.100モ
ル)をN,N−ジメチルアセトアミド150重量部及び
ピリジン33.2(0.420モル)重量部に溶解し
た。次にシクロヘキサノン100重量部に溶解したテレ
フタル酸クロリド17.0重量部(0.084モル)と
イソフタル酸クロリド4.3重量部(0.021モル)
を−10〜−15℃で30分かけて滴下し、その後室温
で4時間撹拌し反応を終了した。反応混合物を濾過した
後、溶液を水中に投入し目的の一般式(I)で示され、
Xが下記式X−1、Yが下記式Y−1及びY−2の混合
で、a=100、b=0からなるポリアミド(A1)を
沈殿させた。沈殿物を濾集し水で充分洗浄した後、真空
下80℃で1昼夜乾燥させた。
【0031】*ポジ型感光性樹脂組成物の作製 合成したポリアミド(A1)100重量部、下記式の構
造を有するジアゾキノン(Q1)25重量部、下記式の
構造を有するフェノール化合物(P−1)15重量部を
N−メチル−2−ピロリドン200重量部に溶解した
後、0.2μmのテフロンフィルターで濾過し感光性樹
脂組成物を得た。
【0032】*特性評価 このポジ型感光性樹脂組成物をシリコンウェハー上にス
ピンコーターを用いて塗布した後、オーブン中70℃で
1時間乾燥し、膜厚約5μmの塗膜を得た。この塗膜に
g線ステッパー露光機NSR−1505G3A(ニコン
(株)製)によりレチクルを通して50mJ/cmから
20mJ/cmづつ増やして540mJ/cmまで
露光を行った。次に0.79%のテトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド水溶液に30秒浸漬することによって
露光部を溶解除去した後、純水で30秒間リンスした。
その結果、露光量200mJ/cmの照射した部分よ
りパターンが成形されていることが確認できた。(感度
は200mJ/cm)。この時の残膜率(現像後の膜
厚/現像前の膜厚)は91.3%と非常に高い値を示し
た。又、別にポジ型感光性樹脂組成物を同様にシリコン
ウエハー上に塗布し、プリベークした後、オーブン中3
0分/150℃、30分/250℃、30分/350℃
の順で加熱、樹脂を硬化させた。更に硬化膜の上に半導
体封止用エポキシ樹脂組成物(住友ベークライト(株)
製、EME−6300H)を2×2×2mm(横×縦×
高さ)の大きさに成形した。テンシロンを用いて、ポリ
ベンゾオキサゾール樹脂硬化膜上に成形した封止用エポ
キシ樹脂組成物を引き剥がし、剪断強度を測定した結
果、3.8kg/mmであった。
【0033】表面にAl回路を備えた模擬素子ウェハー
を用いて上記ポジ型感光性樹脂組成物を最終5μmとな
るよう塗布した後、パターン加工を施して最終ベークし
た。その後チップサイズ毎に分割して16 Pin DIP(Du
al Inline Package)用のリードフレームに導電性ペー
ストを用いてマウントした後、半導体封止用エポキシ樹
脂(住友ベークライト(株)製、EME−6300H)で
成形して、16 Pin DIPを得た。これらのパッケージを
85℃/85%湿度の条件で168時間処理した後、2
60℃半田浴槽に10秒間浸漬し、ついで高温、高湿の
プレッシャークッカー処理(125℃、2.3atm、
100%RH)を施してAl回路のオープン不良をチェ
ックした。その結果を表1に示す。
【0034】《実施例2》実施例1におけるフェノール
化合物を下記式P−2に替えて評価を行った。 《実施例3》実施例1におけるフェノール化合物を下記
式P−3に替えて評価を行った。 《実施例4》実施例1におけるフェノール化合物(P−
1)の添加量を5重量部して評価を行った。 《実施例5》実施例1におけるポリアミドの合成におい
て、テレフタル酸クロリド、イソフタル酸クロリドの替
わりにジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸ク
ロリドに替え、一般式(II)で示され、Xが下記式X−
1、Yが下記式Y−3で、a=100、b=0からなる
ポリアミド(A2)を合成し、その他は実施例1と同様
の評価を行った。
【0035】《実施例6》実施例1におけるポリアミド
の合成において、テレフタル酸クロリド、イソフタル酸
クロリドの替わりに、ジフェニルエーテル−4,4′−
ジカルボン酸クロリドを用い、また、2,2−ビス(3
−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプ
ロパンの替わりに、3,3′−ジアミノ−4,4′−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホンを用いて、一般式(II)
で示され、Xが下記式X−2、Yが下記式Y−3で、a
=100、b=0からなるポリアミド(A3)の合成を
し、その他は実施例1と同様の評価を行った。 《実施例7》実施例1におけるポリアミドの合成におい
て、テレフタル酸クロリド、イソフタル酸クロリドの替
わりに、3,3′−ジアミノ−4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルエーテルを用いて、一般式(II)で示され、
Xが下記式X−3、Yが下記式Y−3で、a=100、
b=0からなるポリアミド(A4)の合成をし、更にジ
アゾキノンとして下記式構造のジアゾキノン(Q2)を
使用し、感光性樹脂組成物を得、その他は実施例1と同
様の評価を行った。 《実施例8》実施例1におけるポリアミドの合成におい
て2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパンを31.9重量部(0.0
95モル)に減らし、替わりに1,3−ビス(3−アミ
ノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン1.24重量部(0.005モル)を加え、一般式
(II)で示され、Xが下記式X−1、Yが下記式Y−1
及びY−2の混合、Zが下記式Z−1で、a=95、b
=5からなるポリアミド(A5)を合成し、その他は実
施例1と同様の評価を行った。
【0036】《比較例1》実施例1の半導体装置の信頼
性評価において、ポリベンゾオキサゾール樹脂を素子表
面に塗布しないで実施した。 《比較例2》実施例1の樹脂特性評価において、膜厚3
0μmでパターン加工を実施した結果、1000mJ/
cm2 露光しても現像後露光部に樹脂が溶け残りパター
ニングできなかった。 《比較例3》実施例1においてフェノール化合物を添加
しないで評価を行った。 《比較例4》実施例5においてフェノール化合物を添加
しないで評価を行った。 《比較例5》実施例6においてフェノール化合物を添加
しないで評価を行った。 《比較例6》実施例1におけるフェノール化合物の添加
量を0.5重量部に減らして評価を行った。 《比較例7》実施例1におけるフェノール化合物の添加
量を60重量部に増して評価を行った。 《比較例8》実施例1におけるフェノール化合物をP−
4に替えて評価を行った。 《比較例9》実施例1におけるフェノール化合物をP−
5に替えて評価を行った。 《比較例10》実施例1におけるフェノール化合物をP
−6に替えて評価を行った。以上実施例1〜8、比較例
1〜8の評価結果を表1に示す。
【0037】
【化27】
【0038】
【化28】
【0039】
【化29】
【0040】
【化30】
【0041】
【化31】
【0042】
【化32】
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、高感度で高残膜率なパ
ターンが得れ、封止樹脂との密着性に優れるポジ型感光
性樹脂組成物を得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 竹田 直滋 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子上に厚さ0.1〜20μmの
    一般式(I)で示されるポリベンゾオキサゾール樹脂が
    形成されていることを特徴とする半導体装置。 【化1】
  2. 【請求項2】 ポリベンゾオキサゾール樹脂が、一般式
    (II)で示されるポリアミド(A)100重量部と感光
    性ジアゾキノン化合物(B)1〜100重量部と一般式
    (III)で表わされるフェノール化合物(C)1〜50
    重量部からなるポジ型感光性樹脂組成物を半導体素子上
    に塗布した後、プリベーク、露光、現像をしてパターニ
    ングされた後加熱硬化されて得られる請求項1記載の半
    導体装置。 【化2】 【化3】
  3. 【請求項3】 フェノール化合物(C)が、一般式(I
    V)で表わされるフェノール化合物である請求項2記載
    の半導体装置。 【化4】
  4. 【請求項4】 フェノール化合物が、一般式(V)又は
    (VI)で表わされる化合物であり、単独又は混合物の形
    で、フェノール化合物(C)全体の50重量%以上含む
    請求項2又は3記載の半導体装置。 【化5】
  5. 【請求項5】 一般式(II)のポリアミドにおけるX
    が、下記より選ばれてなる請求項2、3又は4記載の半
    導体装置。 【化6】
  6. 【請求項6】 一般式(II)のポリアミドにおけるY
    が、下記より選ばれてなる請求項2、3、4又は5記載
    の半導体装置。 【化7】
  7. 【請求項7】 感光性ジアゾキノン化合物(B)が、下
    記より選ばれてなる請求項2、3、4、5又は6記載の
    半導体装置。 【化8】
JP13859396A 1996-05-13 1996-05-31 半導体装置 Expired - Lifetime JP3346981B2 (ja)

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