JPH09320296A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09320296A
JPH09320296A JP8132069A JP13206996A JPH09320296A JP H09320296 A JPH09320296 A JP H09320296A JP 8132069 A JP8132069 A JP 8132069A JP 13206996 A JP13206996 A JP 13206996A JP H09320296 A JPH09320296 A JP H09320296A
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Japan
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voltage
word line
signal
output
circuit
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JP8132069A
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Inventor
Yoichi Hida
洋一 飛田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーインモードにおいて、複数のワード線に
確実に電圧ストレスを印加することで、テスト時間を短
縮することができる半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 テストモードにおいて、テスト指示信号
TESTを受けて、Vpp発生回路107の出力であるワ
ード線駆動電圧Vppに外部電源電圧VCCQ が印加され
る。ワード線駆動信号発生回路505は、テスト指示信
号TESTとバーイン信号TCを受けて、駆動する複数
のワード線を選択するとともに、上記ワード線駆動電圧
ppを受けて、選択したワード線を駆動するワード線駆
動信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、半導体記憶装置のバーンインテストなどの
加速テストを確実に行なうための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置などの半導体装置に対し
ては、製品の信頼性を確保するために、出荷前に、半導
体装置の潜在的な不良を顕在化させて欠陥(不良)装置
を除去するスクリーニングが行なわれる。このスクリー
ニングを行なう方法としては、電界加速および温度加速
両者を同時に実現できる「バーンイン」が多用される。
このバーンインにおいては、動作電圧および動作温度を
実使用時の値よりも高くして半導体装置を動作させる。
実使用条件下での初期故障期間以上のストレスを短期間
で半導体装置に与え、これにより初期動作不良を起こす
可能性のある半導体装置を出荷前に予め選別してスクリ
ーニングする。または微細な欠陥に起因する潜在的な不
良に起因する初期動作不良を生じさせる可能性のある半
導体装置を出荷前に取除くことにより、半導体装置の製
品の信頼性を高くすることができる。
【0003】具体的にダイナミック型ランダムアクセス
メモリ(以下、DRAMと略記する)の例で説明する
と、実使用では電源電圧は3.3V、周囲温度が70℃
のところを、バーンインにおいては、電源電圧を4.9
5V、周囲温度を125℃に設定するのが一般的であ
る。
【0004】上述のような、実使用条件よりも厳しい条
件を設定して半導体装置を動作させることにより、短期
間で欠陥のある半導体装置をスクリーニングすることが
行なわれているが、半導体装置、特に半導体記憶装置に
おいてその高集積化および大容量化に伴ってスクリーニ
ングが容易でなくなり、またスクリーニングに要する時
間が著しく増大する傾向にある。
【0005】たとえば、半導体記憶装置においては、メ
モリセルは行列状に配置され、各行に対応してワード線
が配置され、また各行に対応してビット線対が配置され
る。ワード線およびビット線対を選択することにより、
ビット線とワード線の交差部に対応して配置されたメモ
リセルが選択され、この選択されたメモリセルに対しデ
ータの書込または読込が行なわれる。メモリセル選択時
においては、複数のワード線のうち1本のワード線が選
択され、この選択ワード線上に、このワード線を選択状
態とするための駆動電圧が伝達される。
【0006】バーンイン試験時においては、これら複数
のワード線に、所定の順序で繰返し通常動作時よりも高
くされた駆動電圧を印加することにより、結果としてワ
ード線の周囲の絶縁膜に電圧ストレスが長時間加えられ
る。この結果、ワード線の周囲の絶縁膜に耐圧の低い箇
所が存在する場合には、その部分が破壊し、潜在的な不
良装置をスクリーニングすることができる。このような
潜在的な不良としては、このほかに、層間絶縁膜、また
はMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタ)のゲート絶縁膜の絶縁破壊、ワード線および他の
信号配線のエレクトロマイグレーションに起因する断線
などがある。
【0007】半導体記憶装置の場合、記憶容量が増加す
ればそれに応じてワード線の数も増加する。バーンイン
試験の時間が一定であれば、1本のワード線が選択状態
とされる回数が、そのワード線の数の増加に比例して減
少する。選択回数は、N/Tで表わされる。ここでNは
ワード線の数であり、Tはバーンイン時間である。ただ
し、バーンイン時間は、半導体装置が加速条件下で動作
する時間を示す。
【0008】この結果、印加される電圧ストレスが減少
するため、従来顕在化させることができた潜在的な不良
を顕在化させることができず、不良検出を行なうことが
できなくなるという問題が生じる。同じ電圧ストレスを
印加すれば、この問題を解消することができるが、この
ためにはバーンイン時間を長くする必要があり、スクリ
ーニングに要する時間が長くなり、効果的にスクリーニ
ングテストを行なうことができなくなるという問題が生
じる。バーンイン時に印加される電圧を高くすることも
考えられるが、この場合、正常な部分の絶縁膜が破壊さ
れる場合が生じ、正常な半導体装置を不良品としてしま
う問題が生じる。
【0009】そこで、バーンイン時間を長くすることな
く所望の電圧ストレスを印加する方法として、バーンイ
ン時に複数のワード線を同時に選択することが行われ
る。すなわち、半導体記憶装置内部に、バーンイン時に
は複数のワード線を同時に選択する回路を設け、複数の
ワード線を同時に選択することができる状態に設定す
る。このバーンイン試験時において、複数のワード線を
同時に選択する動作モードは、「バーンインモード」と
一般に呼ばれ、たとえば特開平4−258880号に開
示されているように既に公知となっている。
【0010】図10は、従来のDRAMの全体の構成を
概略的に示すブロック図である。図10において、従来
のDRAM100は、行および列からなるマトリックス
状に配列されたメモリセルを有するメモリセルアレイ1
01と、外部からのアドレス信号X0 〜XN を受けて内
部行アドレス信号A0 〜AN を発生するアドレスバッフ
ァ102と、アドレスバッファ102からの内部行アド
レス信号をデコードし、メモリセル101の対応の行を
選択する行デコーダ103と、行デコーダ103の出力
であるデコード信号に応答して選択された行に配置され
たワード線の電位を立上げるワードドライバ104とを
含む。
【0011】メモリセルアレイ101においては、複数
のワード線が設けられ、それぞれのワード線は、対応す
る行のメモリセルと接続される。図10においては、2
本のワード線WL1およびWL2が代表的に示される。
【0012】DRAM100は、さらに外部から与えら
れた電源電圧Vccを、内部回路のために所定の電圧レベ
ルにする内部電源電圧回路106を含む。
【0013】内部電源電圧回路106は、より具体的に
は、外部電源電圧Vccを所定の電圧レベルに昇圧するV
pp発生回路107を含む。
【0014】このVpp発生回路107の出力であるワー
ド線駆動電圧Vppは、ワード線駆動信号発生回路105
およびワードドライバ104に供給される。
【0015】DRAM100はさらに、外部から各種の
タイミング信号を受取って内部制御信号を発生する制御
信号発生回路108と、制御信号発生回路108より出
力された内部制御信号/RASと、アドレスバッファ1
02から入力した所定の内部行アドレス信号とに応答し
て、ワード線駆動信号を出力するワード線駆動信号発生
回路105とを含む。ワードドライバ104は、このワ
ード線駆動信号を、行デコーダ103が選択した行に対
応するワード線に伝達する。
【0016】DRAM100はさらに、アドレスバッフ
ァ102からの内部列アドレス信号をデコードし、メモ
リセルアレイ101の対応の列を選択する列アドレスデ
コーダ109と、メモリセルアレイ101の選択された
1行のメモリセルのデータを検知し増幅するセンスアン
プと、列アドレスデコーダ109により選択された列を
出力回路110へ接続するIOゲートとを備える。図1
0においてはセンスアンプとIOゲートとは1つのブロ
ック111で示す。
【0017】出力回路110は、上述の電源電圧Vcc
は異なる外部電源電圧VCCQ を電源として、ブロック1
11から読みされた内部読出データに従って、外部読出
データD/Qを生成する。
【0018】図11は、図10に示すワード線駆動電圧
ppを発生するVpp発生回路107の回路構成の一例を
示す図である。図11において、Vpp発生回路107
は、図示しないリングオシレータ等から構成されるクロ
ック信号源から入力端子3を介して入力したクロック信
号φに応答して、電源電圧Vccを所定の電圧レベルに昇
圧するチャージポンプ回路120と、後述するワード線
駆動原信号φW に同期した図示しないクロック信号源か
ら入力端子7を介して供給されるクロック信号φ R に応
答して、電源電圧Vccを所定の電圧レベルに昇圧するチ
ャージポンプ回路121と、チャージポンプ回路12
0、121の出力に応答して、Vpp発生回路107の出
力を所定の電位に抑える電圧制御回路122と、Vpp
生回路の出力電圧であるワード線駆動電圧Vppを電荷の
形で蓄積する安定化容量C0 とを備える。
【0019】チャージポンプ回路120は、コンデンサ
C1とNチャネルMOSトランジスタNT1、NT2と
を含む。NチャネルMOSトランジスタNT1は、電源
電圧Vccを供給するVcc電源ノード1と、コンデンサC
1の出力ノード2との間に接続され、Vcc電源ノード1
の電位をそのゲートに受ける。NチャネルMOSトラン
ジスタNT2は、コンデンサC1の出力ノード2とVpp
発生回路の出力ノードに当たるVpp電源ノード4との間
に接続され、コンデンサC1の出力ノード2の電位をそ
のゲートに受ける。
【0020】チャージポンプ回路120においては、ク
ロック信号φがノード3に入力されていない状態では、
NチャネルMOSトランジスタNT1が導通状態にある
ので、出力ノード2の電圧レベルは、(Vcc−VTN)と
なる。ここでVTNは、NチャネルMOSトランジスタN
T1、NT2のしきい電圧である。この状態において、
ノード3にクロック信号φが入力されると、コンデンサ
C1の電荷が出力ノード2に注入され、出力ノード2の
電圧レベルが昇圧される。この結果、NチャネルMOS
トランジスタNT2は、導通状態となり、Vpp電源ノー
ド4の電圧レベルが、コンデンサC1によって充電され
た電圧に対応して上昇する。
【0021】クロック信号φが繰返し加わると、最終的
に出力ノード2の電圧レベルは(2Vcc−VTN)とな
り、Vpp電源ノード4の電圧レベルは(2Vcc−2
TN)となる。
【0022】チャージポンプ回路121の動作は、基本
的にチャージポンプ回路120の動作と同じである。チ
ャージポンプ回路121は、Vpp電源ノード4の電圧レ
ベルによりワード線を駆動した場合に、ワード線に供給
する電荷を補充して、ワード線へ供給される電圧の低下
を防止する。
【0023】電圧制御回路122は、NチャネルMOS
トランジスタNT5、NT6とを含み、Vcc電源ノード
1とVpp電源ノード4との間に直列に接続される。Nチ
ャネルMOSトランジスタNT6のゲートは、Vpp電源
ノード4と接続され、NチャネルMOSトランジスタN
T5のゲートは、NチャネルMOSトランジスタNT5
とNT6との接続点に接続される。
【0024】電圧制御回路122においては、Vpp電源
ノード4の電圧レベルが(Vcc+2VTN)以上に上昇す
ると、NチャネルMOSトランジスタNT6、NT5が
導通状態となり、Vpp電源ノード4の電圧レベルを(V
cc+2VTN)に抑制する。
【0025】安定化容量C0 は、(Vcc+2VTN)の電
圧レベルに相当する電荷を蓄積する。Vpp電源ノード4
の出力電圧にあたるワード線駆動電圧Vppは、この安定
化容量C0 の働きで、(Vcc+2VTN)に保持される。
【0026】図12は、図10に示すワード線駆動信号
発生回路105の構成の一例を示すブロック図である。
図12においては、ワード線駆動信号発生回路105
は、制御信号発生回路108からの内部制御信号/RA
Sを入力して、ワード線駆動原信号φW を発生するφW
発生回路125と、アドレスバッファ102から入力し
た内部行アドレス信号をワード線駆動原信号φW に応答
して解読するプリデコーダ126と、Vpp発生回路10
6の出力電圧Vppを受けて、このプリデコーダ126か
ら発生したデコード信号を昇圧する信号昇圧回路127
とを備える。
【0027】図13は、図12のプリデコーダ126と
信号昇圧回路127との回路構成の一例を示す図であ
る。図13においては、プリデコーダ126は、φW
生回路125からのワード線駆動原信号φW と、アドレ
スバッファ102からの内部行アドレス信号A0 、A1
と図示しないインバータにより、A0 、A1 をそれぞれ
反転した/A0 、/A1 とを受けて、4つのデコード信
号を出力する。
【0028】信号昇圧回路127は、同じ構成の4つの
レベルシフタ128を含み、そのうちの1つについての
み内部構成を示し、残りについては図示省略した。プリ
デコーダ126の出力である4つのデコード信号の各々
に1つの対応するレベルシフタ128が接続する。各レ
ベルシフタ128は、Vpp発生回路107のVpp電源ノ
ード4からワード線駆動電圧Vppを共通に受ける。
【0029】プリデコーダ126は、内部行アドレス信
号の入力の組合せに従い、A0 とA 1 とを入力アドレス
信号とするNAND回路40aと、/A0 とA1 とを入
力アドレス信号とするNAND回路40bと、A0 と/
1 とを入力アドレス信号とするNAND回路40c
と、/A0 と/A1 とを入力アドレス信号とするNAN
D回路40dとを含む。各NAND回路には、ワード線
駆動原信号φW がさらに入力される。
【0030】プリデコーダ126では、ワード線駆動原
信号φW がHレベルに立上がると、与えられた入力アド
レス信号がともにHレベルであるNAND回路の出力は
Lレベルとなり、それ以外のNAND回路の出力はHレ
ベルとなる。したがって、4つのデコード信号のうち1
のデコード信号がLレベルとなる。
【0031】各レベルシフタ128は、NチャネルMO
SトランジスタNT10、NT11と、PチャネルMO
SトランジスタPT1、PT2と、インバータ10aと
を含む。
【0032】NチャネルMOSトランジスタNT10
は、PチャネルMOSトランジスタPT1と接地ノード
との間に接続され、プリデコーダ126の出力である4
つのデコード信号のうち対応する1のデコード信号をイ
ンバータ10aにより反転した信号をそのゲートに受け
る。NチャネルMOSトランジスタNT11は、Pチャ
ネルMOSトランジスタPT2と接地ノードとの間に接
続され、プリデコーダ126の出力である4つのデコー
ド信号のうち対応する1のデコード信号をそのゲートに
受ける。PチャネルMOSトランジスタPT1は、Vpp
発生回路107のVpp電源ノード4とNチャネルMOS
トランジスタNT10との間に接続され、そのゲート
は、PチャネルMOSトランジスタPT2とNチャネル
MOSトランジスタNT11との接続点にあたる出力ノ
ード11と接続される。PチャネルMOSトランジスタ
PT2は、Vpp発生回路107のVpp電源ノード4とN
チャネルMOSトランジスタNT11との間に接続さ
れ、そのゲートは、PチャネルMOSトランジスタPT
1とNチャネルMOSトランジスタNT10との接続点
に接続される。
【0033】各レベルシフタ128は、入力信号がLレ
ベルの場合、NチャネルMOSトランジスタNT10が
導通(NT11は非導通)して、PチャネルMOSトラ
ンジスタPT2を導通させることで、出力ノード11か
らVppの電圧振幅を持つ信号を出力する。一方、入力信
号がHレベルの場合、NチャネルMOSトランジスタN
T11が導通して、出力ノード11の電位は接地レベル
となる。
【0034】すなわちプリデコーダ126の出力である
4つのデコード信号のうちLレベルにある1つのデコー
ド信号が入力したレベルシフタ128は、活性化され、
これによりワード線駆動電圧Vpp(=Vcc+2VTN)の
電圧レベルの信号を出力する。一方、他のHレベルにあ
る3つのデコード信号については、非活性化状態とな
る。したがって、各レベルシフタ128の出力であるワ
ード線駆動信号φW1〜φ W4のいずれか1つの信号が、活
性化状態でワードドライバ104に伝達される。
【0035】図14は、図10に示す行デコーダ103
とワードドライバ104とワード線の構成の一例を示す
ブロック図である。ワードドライバ104は行デコーダ
103の出力信号である複数のデコード信号のそれぞれ
に対応した複数の駆動回路129を備える。駆動回路1
29の各々は4本のワード線と接続される。
【0036】図15は、図14に示す駆動回路129の
一例を示す図である。図15においては、4本のワード
線WL1、WL2、WL3、WL4に対応する駆動回路
129が代表的に示される。
【0037】NチャネルMOSトランジスタNT22、
NT25、NT28、NT31は、行デコーダ103か
ら入力するデコード信号がLレベルの場合、インバータ
51aを介して反転されたHレベルの信号により導通状
態となり、ワード線WL1、WL2、WL3、WL4に
つながるノード20、ノード21、ノード22、ノード
23の電圧レベルを接地レベルとする。
【0038】NチャネルMOSトランジスタNT21、
NT24、NT27、NT30は、それぞれ、ワード線
WL1、WL2、WL3、WL4を駆動する。各Nチャ
ネルMOSトランジスタNT21、NT24、NT2
7、NT30は、それぞれ、図13に示されるワード線
駆動信号発生回路105における信号昇圧回路127の
出力信号φW1、φW2、φW3、φW4を入力する。
【0039】NチャネルMOSトランジスタNT20、
NT23、NT26、NT29は、行デコーダ103の
出力するデコード信号を入力する入力ノード25とNチ
ャネルMOSトランジスタNT21、NT24、NT2
7、NT30のゲートとの間にそれぞれ接続される。各
NチャネルMOSトランジスタNT20、NT23、N
T26、NT29は、NチャネルMOSトランジスタN
T21、NT24、NT27、NT30のゲート容量を
介して充電した電荷をすべてNチャネルMOSトランジ
スタNT21、NT24、NT27、NT30のゲート
に集めることで、各NチャネルMOSトランジスタNT
21、NT24、NT27、NT30のゲート電圧を高
める。
【0040】行デコーダ103から入力したデコード信
号がHレベルの場合、NチャネルMOSトランジスタN
T20、NT23、NT26、NT29は導通状態とな
り、NチャネルMOSトランジスタNT21、NT2
4、NT27、NT30はすべて導通する。一方、Nチ
ャネルMOSトランジスタNT22、NT25、NT2
8、NT31は、インバータ51aを介したLレベルの
信号により非導通状態となる。
【0041】ここで、信号昇圧回路127の出力信号φ
W1〜φW4のうち、たとえばφW1が活性化状態(電圧振幅
がVpp=Vcc+2VTN)にある場合、NチャネルMOS
トランジスタNT21を介してノード20の電圧レベル
は、Vpp=Vcc+2VTNとなり、ワード線WL1は活性
化(選択)される。一方、非活性化状態にあるφW2、φ
W3、φW4が入力するNチャネルMOSトランジスタNT
24、NT27、NT30とそれぞれ接続するワード線
WL2、WL3、WL4は確実に非選択状態となる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】したがって通常動作モ
ード時(バーンインモードなどの加速テストが行なわれ
る動作モード以外のモード)においては、選択した1本
のワード線にかかる駆動電圧は、図11に示すVpp発生
回路107の出力電圧で決まる。この状態においては、
通常は選択した1本のワード線電圧レベルは、Vpp発生
回路の出力電圧であるワード線駆動電圧Vpp(=Vcc
2VTN)と同じである。
【0043】一方、バーンインモードにおいては、図1
1に示すVpp発生回路107を用いて、複数のワード線
が駆動される。この場合、選択した複数のワード線の持
つ寄生容量のために、選択したワード線の電圧レベルが
変動する。したがって、バーンインモードにおいて、十
分な高電圧の負荷をワード線にかけられない場合が生
じ、正確にバーンイン試験を行なうことができないとい
う問題が生じる。
【0044】したがって、バーンインモードにおいて、
従来のVpp発生回路107を用いては、十分な電圧レベ
ルが得られないためVpp発生回路107の出力電圧レベ
ルを上げる手段が考えられる。
【0045】しかしVpp発生回路107の出力電圧レベ
ルを挙げるには、ワード線駆動電圧Vppを電荷の形で蓄
積する安定化容量C0 の容量を大きくさせなければなら
ず、チップサイズの増大に伴なうチップコストの増大を
招く。
【0046】通常、4MのDRAMでは、ワード線1本
当りの寄生容量は、約3.5PFである。全ワード線20
48本中、1本おきにワード線を選択する場合におい
て、1024本のワード線の全体の寄生容量をCX とす
ると、 CX =3.5PF×1024=3584PF となる。ワード線の電圧レベルの低下を使用するために
は、Vpp発生回路106において少なくともCX の10
倍の安定化容量C0 が必要となる。
【0047】実際、4MのDRAMで使用される酸化膜
厚120ÅのMOS型容量を安定化容量C0 として使用
した場合、上述の安定化容量C0 の条件を満たすために
は、MOS型容量の寸法は12.1mm2 となる。この
値は4MのDRAMの一般的なチップサイズである50
mm2 の24%にあたる。したがって、安定化容量C 0
を大きくすることで、チップ面積が増大しチップコスト
が増大するという問題がある。
【0048】それゆえ、この発明の目的は、テストモー
ドにおいて、複数のワード線を選択するとともに、ワー
ド線の電圧レベルの低下を防いで、十分な電圧条件を課
すことのできる半導体装置を提供することである。
【0049】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、複数の行および列からなるマトリックス状に
配列した複数のメモリセルと、前記メモリセルの前記複
数の行にそれぞれ接続された複数のワード線と、前記複
数のワード線の各々に駆動電圧を供給する内部電源電圧
回路と、前記メモリセルのデータを出力する出力回路用
の電圧を供給する外部電源と、通常モードの指定時に、
前記内部電源電圧回路の出力を選択して供給する第1の
状態と、テストモードの指定時に、前記内部電源電圧回
路の出力に前記外部電源の供給電圧を印加した電圧を選
択して供給する第2の状態とを切換える電圧切換手段
と、テストモードの指定時に、前記複数のワード線のう
ち複数のものを同時に選択して、前記電圧切換手段の出
力により駆動するワード線選択駆動手段とを備える。
【0050】請求項2に係る半導体記憶装置において
は、この電圧切換手段が、前記テストモードを指定する
ためのテスト指示信号に応答して、前記第1の状態と前
記第2の状態とを判別する第1のスイッチング手段と、
前記第1のスイッチング手段の前記第2の状態を判別す
る出力に応答して、前記内部電源電圧回路の出力に、前
記出力回路用の外部電源の供給電圧を印加する第2のス
イッチング手段とを含む。
【0051】請求項3に係る半導体記憶装置において
は、この電圧切換手段が、前記テストモードを指定する
ためのテスト指示信号に応答して、所定の電圧を発生す
る電圧発生手段と、前記電圧発生手段の出力により制御
されて、前記内部電源電圧回路の出力に前記出力回路用
の外部電源の供給電圧を印加する第3のスイッチング手
段とを含む。
【0052】請求項4に係る半導体記憶装置において
は、電圧発生手段が、前記テスト指示信号とクロック信
号との論理演算を行ない、判別信号を出力する論理演算
手段と、前記判別信号に応じて電荷を蓄積して前記所定
の電圧を発生するチャージポンプ回路とを含む。
【0053】請求項5に係る半導体記憶装置において
は、このワード線選択駆動手段が、テストモードを指定
するためのテスト指示信号とワード線の選択の態様を指
定する信号とを受けて選択するワード線を指定する選択
信号を生成する選択制御手段と、テスト指示信号と前記
選択信号に基づき、選択すべきワード線の内部行アドレ
ス信号を解読するプリデコード手段と、前記プリデコー
ド手段の出力に基づいて、駆動すべきワード線に与えら
れるワード線駆動原信号を前記電圧切換手段の出力によ
り昇圧する昇圧手段とを含む。
【0054】請求項6に係る半導体記憶装置において
は、このワード線選択駆動手段が、テストモードを指定
するためのテスト指示信号とワード線の選択の態様を指
定する信号を受けて、選択するワード線を指定する選択
信号を生成する選択制御手段と、前記テスト指示信号と
前記選択信号に基づき、選択すべきワード線の内部行ア
ドレス信号を解読するプリデコード手段と、前記プリデ
コード手段の出力を受けて、駆動すべきワード線に前記
電圧切換手段の出力により電圧を供給する駆動手段とを
含む。
【0055】請求項7に係る半導体記憶装置において
は、ワード線選択駆動手段が前記複数のワード線を1本
おきに選択する手段を含む。
【0056】
【作用】上述した手段によれば、複数のワード線を同時
に選択して安定した高電圧の条件下におくことにより、
バーンインテスト等の大幅な時間が短縮されるととも
に、所望の電圧ストレスを選択したワード線に印加する
ことができる。
【0057】さらに電圧切換手段は、テストモードに応
じて、ワード線駆動電圧Vppに外部からの電源電圧を印
加するため、通常動作モード時には、ワード線に高電圧
が印加されることがなくワード線の損失を免れる。
【0058】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1によ
るDRAMの全体構成を示す概略ブロック図であり、図
10の従来例と共通する構成要素は同一の参照番号およ
び参照符号で示し、その説明を省略する。
【0059】図1の実施の形態が図10の従来例と異な
るのは以下の点である。すなわち、図10の内部電源電
圧回路106に代えて、ワード線駆動電圧を発生するた
めの内部電源電圧回路501が設けられている。この場
合内部電源電圧回路501は、図10に示したVpp発生
回路107に加えて、外部から印加されるテストモード
を指定するテスト指示信号TESTに応じて外部電源電
圧VCCQ をワード線駆動電圧Vppに印加する電圧切換回
路502を含んでいる。
【0060】図2は、図1のDRAMに用いられるワー
ド線駆動電圧を発生する内部電源電圧回路501の構成
を具体的に示す図である。
【0061】図2において、内部電源電圧回路501
は、前述のように、図11に示す従来のVpp発生回路1
07と、外部から入力したテストモードを指定するテス
ト指示信号TESTを受けてVpp発生回路107の出力
であるワード線駆動電圧Vppに外部電源から供給される
外部電源電圧VCCQ を選択的に印加する電圧切換回路5
02とを備える。
【0062】電圧切換回路502は、VCCQ 電源ノード
5とVpp発生回路107のVpp電源ノード4との間に接
続されたPチャネルMOSトランジスタPT50と、P
チャネルMOSトランジスタPT50のゲートと接地ノ
ードとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ
NT50と、PチャネルMOSトランジスタPT50の
ゲートとVpp発生回路107のVpp電源ノード4との間
に接続された高抵抗素子R50とを備えている。Nチャ
ネルMOSトランジスタNT50は、テスト指示信号T
ESTに応じてワード線駆動電圧Vppを保持するか、ワ
ード線駆動電圧Vppに外部電源電圧VCCQ を印加するか
を選択する。
【0063】PチャネルMOSトランジスタPT50と
高抵抗素子R50とは、テスト指示信号TESTがHレ
ベルとなってNチャネルMOSトランジスタNT50が
導通状態となったことに応じて、VCCQ 電源ノード5か
ら電圧をワード線駆動電圧V ppに印加する。
【0064】すなわち、テスト指示信号TESTがHレ
ベル(テストモード)のとき、NチャネルMOSトラン
ジスタNT50が導通して、PチャネルMOSトランジ
スタPT50のゲートとNチャネルMOSトランジスタ
NT50との接続点であるノード50の電位が接地レベ
ルとなる。その結果、PチャネルMOSトランジスタP
T50が導通して、Vpp電源ノード4にVCCQ 電源ノー
ド5から所定の電圧が供給され、ワード線での駆動電圧
の低下を防止する。
【0065】通常、電源電圧Vccが3.3Vの場合、バ
ーンインモード時には、Vccは約1.5倍の4.95V
に設定される。Vpp発生回路107におけるNチャネル
MOSトランジスタのしきい値VTNを0.7Vとする
と、Vpp発生回路107の出力であるワード線駆動電圧
は、前述の式(Vcc+2VTN)より、4.95+2×
0.7=6.35Vになる。したがって、出力回路用の
電源電圧(図示せず)から6.35Vの外部電源電圧V
CCQ が供給され、テスト時にワード線駆動電圧Vppに印
加されれば、Vpp発生回路107の出力Vppのみで駆動
する場合に比べて、安定してワード線を駆動できる。
【0066】なお、上述のようなテスト時の電圧印加の
ために、半導体記憶装置の空いている端子(たとえばテ
スト時の複数ワード線選択によりテスト時に不要となる
アドレス端子)を用いることも考えられるが、上述のよ
うに別の外部電源電圧VCCQの端子を用いたのは以下の
理由による。
【0067】すなわち、本発明によると、Vppへの電圧
印加のために寸法の大きな(すなわち寄生容量の大き
な)スイッチング素子(たとえば図2のPチャネルMO
SトランジスタPT50)が必要であり、印加する電圧
の供給のためにアドレス端子等を利用すると、スイッチ
ング素子の大きな寄生容量がアドレス端子に結合される
ことになる。したがって、テストモード以外の通常動作
においてはこの寄生容量により、アドレス信号の伝播速
度が遅くなってしまうことになる。しかしながら、本発
明では、空いているアドレス端子ではなく、外部電源端
子を用いているのでこのような問題は生じない。
【0068】なお、外部電源電圧VCCQ が印加される出
力回路においては、動作電源電圧マージンが大きいので
外部電源電圧VCCQ を大きく取っても動作上の問題はな
い。
【0069】[実施の形態2]図3は、図1の電圧切換
回路502の他の実施の形態を示す図である。図3にお
いて電圧切換回路502は、テスト指示信号TESTに
応じて所定の電圧を発生する電圧発生回路503と、電
圧発生回路503の出力に応じてワード線駆動電圧Vpp
に外部電源電圧VCCQ の電圧を印加するNチャネルMO
SトランジスタNT51とを備える。
【0070】電圧発生回路503は、所定の電圧を発生
するチャージポンプ回路504と、チャージポンプ回路
504の動作を制御する2入力のNAND回路50a
と、高抵抗素子R51とを含む。
【0071】NAND回路50aには、テスト指示信号
TESTと図示しないクロック信号源から供給されるク
ロック信号が入力する。
【0072】テスト指示信号TESTがHレベル(テス
トモード)である場合、クロック信号φによりNAND
回路50aを介してチャージポンプ回路504が動作す
ることにより、チャージポンプ回路504は、その出力
ノード51から昇圧した信号を出力する。その結果、出
力ノード51とそのゲートが接続されたNチャネルMO
SトランジスタNT51は、導通状態となり、Vpp電源
ノード4にVCCQ 電源ノード5から所定の電圧が印加さ
れる。
【0073】一方、テスト指示信号TESTがLレベル
(通常動作モード時)である場合においては、チャージ
ポンプ回路504が動作しないので、出力ノード51は
R51により、VCCQ 電源ノード5と同じ電圧レベルと
なる。したがって、NチャネルMOSトランジスタNT
51は非導通状態であり、VCCQ 電源ノード5からV pp
電源ノード4への電圧の印加はない。
【0074】[実施の形態3]図4は、この発明の実施
の形態3によるDRAMの全体構成を示す概略ブロック
図であり、図1ないし図3の実施の形態1および2のD
RAMと異なるのは以下の点である。すなわち、図1の
ワード線駆動信号発生回路105に代えて、外部からテ
スト指示信号TESTおよびバーイン信号TCを受けて
ワード線駆動信号を発生するワード線駆動信号発生回路
505が設けられている。
【0075】図5は、図4のDRAMに用いられるワー
ド線駆動信号発生回路505の構成を概略的に示す図で
ある。
【0076】図5において、ワード線駆動信号発生回路
505は、図12の従来例と同じφ W 発生回路125
と、外部からテスト指示信号TESTと選択するワード
線を指定するバーイン信号TCとを受けて、選択信号を
出力する選択制御回路506と、この選択信号とテスト
指示信号TESTと内部行アドレス信号とを受けて選択
すべきワード線の内部行アドレス信号を解読するプリデ
コーダ507と、前記プリデコーダ507の出力信号と
φW 発生回路125の出力したワード線駆動原信号φW
に基づいて、駆動すべきワード線のワード線駆動原信号
φW を昇圧する昇圧回路508とを含んでいる。
【0077】図6は、図4に示すワード線駆動信号発生
回路505における選択制御回路506の回路構成の一
例を示す図である。選択制御回路506は、2つの2入
力NAND回路51a、51bとインバータ60a、6
0bとを含む。
【0078】NAND回路51aは、テスト指示信号T
ESTを反転した信号とバーイン信号TCとを入力とす
る。NAND回路51bは、テスト指示信号TESTを
反転した信号とバーイン信号TCを反転した信号とを入
力とする。
【0079】テスト指示信号TESTがHレベル(テス
トモード)である場合、バーイン信号TCをLレベルと
すると、NAND回路51aの出力信号AはHレベル、
NAND回路51bの出力信号BはLレベルとなる。一
方で、バーイン信号TCをHレベルとすると、NAND
回路51aの出力信号AはLレベル、NAND回路51
Bの出力信号BはHレベルとなる。すなわち、出力信号
AとBは、異なる状態を示す。
【0080】図7は、ワード線駆動信号発生回路505
におけるプリデコーダ507と昇圧回路508との具体
的な構成を示す図である。
【0081】プリデコーダ507は、4つの3入力NA
ND回路52a、52b、52c、52dと4つの2入
力NAND回路53a、53b、53c、53dとを含
む。NAND回路52aは、内部行アドレス信号A0
1 とを入力に受ける。NAND回路52bは、内部行
アドレス信号/A0 とA1 とを入力に受ける。NAND
回路52cは、内部行アドレス信号A0 と/A1 とを入
力に受ける。NAND回路52dは、内部行アドレス信
号/A0 と/A1 とを入力に受ける。さらに、各NAN
D回路52a、52b、52c、52dには、テスト指
示信号TESTを図5に示すインバータ70aで反転し
た信号/TESTが入力される。
【0082】NAND回路53aは、NAND回路52
aの出力と選択制御回路506の出力信号Aを入力に受
ける。NAND回路53bは、NAND回路52bの出
力と選択制御回路506の出力信号Bを入力に受ける。
NAND回路53cは、NAND回路52cの出力と選
択制御回路506の出力信号Aを入力に受ける。NAN
D回路53dは、NAND回路52dの出力と選択制御
回路506の出力信号Bを入力に受ける。
【0083】テスト指示信号TESTがHレベル(テス
トモード)の場合、プリデコーダ507における前段の
NAND回路52a、52b、52c、52dは、イン
バータ70aにより反転されたLレベルの信号/TES
Tにより、アドレスバッファ102からの内部行アドレ
ス信号にかかわらず、一旦すべてHレベルの信号を出力
する。
【0084】ここで、バーイン信号TCが、Hレベルで
あるならば、前述のように選択制御回路506の出力信
号A、Bは互いに異なる論理レベルとなるので、選択制
御回路506の出力信号Aを入力とするNAND回路5
3a、53cの出力するデコード信号T1 、T3 はLレ
ベルとなり、選択制御回路506の出力信号Bを入力と
するNAND回路53b、53dの出力するデコード信
号T2 、T4 はHレベルとなる。
【0085】すなわち、偶数番目のワード線に対応する
デコード信号と奇数番目のワード線に対応するデコード
信号とが、選択制御回路506の出力信号A,Bによっ
て異なる値に強制的に設定される。
【0086】昇圧回路508は、4つの2入力NAND
回路54a、54b、54c、54dと、図12に示す
従来例と同じレベルシフタ128とを備える。
【0087】NAND回路54aは、プリデコーダ50
7におけるNAND回路53aの出力T1 を入力に受け
る。NAND回路54bは、プリデコーダ507におけ
るNAND回路53bの出力T2 を入力に受ける。NA
ND回路54cは、プリデコーダ507におけるNAN
D回路53cの出力T3 を入力に受ける。NAND回路
54dは、プリデコーダ507におけるNAND回路5
3dの出力T4 を入力に受ける。さらに各NAND回路
54a、54b、54c、54dには、φW 発生回路1
25の出力したワード線駆動原信号φW が入力される。
【0088】各NAND回路54a、54b、54c、
54dの出力に対応して1つのレベルシフタ128が接
続する。
【0089】プリデコーダ507の出力であるデコード
信号T1 、T2 、T3 、T4 のうちLレベルのものにつ
いては、NAND回路54a、54b、54c、54d
のうち対応するものを介してレベルシフタ128で活性
化されワード線駆動電圧Vppの電圧レベルの信号とな
る。この場合、テストモードが指定されているので、図
1ないし図3の実施の形態1および2に関連して既に説
明したように、ワード線駆動電圧Vppには外部電源電圧
CCQ が印加されている。一方、プリデコーダ507の
出力であるデコード信号T1 、T2 、T3 、T4 のうち
Hレベルのものについては、対応するレベルシフタ12
8の出力信号は非活性化状態にある。したがって、この
実施の形態3では、選択制御回路506の制御により、
1本おきのワード線がバーインされる。
【0090】昇圧回路508の出力信号φW1、φW2、φ
W3、φW4はワードドライバ104に伝達される。
【0091】[実施の形態4]図8は、図4のワード線
駆動信号発生回路505およびワードドライバ104の
変形例を示すブロック図である。図8においては、ワー
ド線駆動信号発生回路509は、図5の選択制御回路5
06とプリデコーダ507とを備える。
【0092】ワード線駆動信号発生回路509の出力信
号は、図7におけるNAND回路53a、53b、53
c、53dの出力するデコード信号T1 、T2 、T3
4であり、これらの信号は図9にその具体的構成が示
されるワードドライバ510に入力する。
【0093】図9におけるワードドライバ510は、内
部電源電圧回路501からワード線駆動電圧Vppが、電
源として供給される。図9において、ワード線WL1
は、NチャネルMOSトランジスタNT52とPチャネ
ルMOSトランジスタPT52との接続点であるノード
30と接続される。PチャネルMOSトランジスタPT
52はVpp電源ノード4とノード30との間に接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタNT52は、ノード
30と接地ノードとの間に接続される。PチャネルMO
SトランジスタPT52とNチャネルMOSトランジス
タNT52のゲートは、NチャネルMOSトランジスタ
NT53との接続点であるノード31で接続される。P
チャネルMOSトランジスタPT53,PT54は、V
pp電源ノード4とノード31との間に並列に接続され
る。PチャネルMOSトランジスタPT53のゲートは
ノード30と接続される。PチャネルMOSトランジス
タPT54のゲートには、プリチャージ電圧をかける。
NチャネルMOSトランジスタNT53は行デコーダ1
03の出力したデコード信号を入力し、そのゲートには
図7に示すプリデコーダ507の出力信号T1 を受け
る。
【0094】ワード線WL1、WL2、WL3、WL4
のうち、デコード信号T1 、T2 、T3 、T4 でHレベ
ルのものについて対応するワード線が内部電源電圧回路
501からのワード線駆動電圧Vppにより活性化され
る。
【0095】この実施の形態4においても、選択制御回
路506の制御により、1本おきのワード線がバーイン
される。
【0096】以上のように本発明では、DRAMの例で
説明したが、スタティックRAM、ROM等昇圧ワード
線を有するすべてのメモリに適用できる。また上記実施
例は、ワード線を1本おきに選択駆動したが、ワード線
を4本に1本おき、8本に1本おきに駆動することも可
能である。ただし、この場合は効果が劣ることとなる。
【0097】さらに、本発明では、バーンイン試験の効
果について述べたが、動作時におけるメモリ保持特性試
験(いわゆるディスターブ試験)においても、複数のワ
ード線を同時に選択することは有効であり、本発明をこ
の目的で適用できる。
【0098】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る半導体記
憶装置は、テストモードの指定時に、内部電源電圧回路
の出力に外部電源の供給電圧を印加した電圧を供給する
電圧切換手段と、同じくテストモードの指定時に、ワー
ド線を複数同時に選択し、電圧切換手段の出力により選
択したワード線を駆動するワード線選択駆動手段とを備
えるように構成している。よって、バーンイン試験等に
おいて、同時に選択した複数のワード線に安定した高電
圧ストレスを印加することができるので、テスト時間を
大幅に短縮することおよび所望の電圧ストレスを選択し
たワード線に印加することができる。
【0099】請求項2に係る発明に従えば、電圧切換手
段は、テストモードを指定するテスト指示信号を受けて
テストモードであるか通常動作モードであるかを判別
し、その結果に応じて、内部電源電圧回路の出力に外部
電源の供給電圧を選択的に印加するように構成している
ため、確実に、通常動作モードの指定時には、内部電源
電圧回路の出力をそのまま供給し、かつテストモードの
指定時には、通常動作モード時よりも高い電圧を供給す
ることができる。
【0100】請求項3に係る発明に従えば、電圧切換手
段は、テスト指示信号に応じて、所定の電圧を発生する
電圧発生手段と、この電圧の制御を受けて、内部電源電
圧回路の出力に外部電源の供給電圧を選択的に印加する
手段とを含むように構成しているため、確実に、通常動
作モードの指定時には、内部電源電圧回路の出力を供給
し、かつテストモードの指定時には、通常動作モード時
よりも高い電圧を供給することができる。
【0101】請求項4に係る発明に従えば、電圧発生手
段は、テスト指示信号とクロック信号とを用いて、テス
トモードの指定時に、電荷を蓄積して、所定の電圧を発
生するように構成しているため、外部から容易にテスト
モード状態に入ったことを判別することができる。
【0102】請求項5に係る発明に従えば、ワード線選
択駆動手段は、テスト指示信号とワード線の選択の態様
を指定する信号とを受けて、選択するワード線を指定す
る選択信号を発生し、その選択信号に基づき、選択する
ワード線の内部行アドレス信号を解読し、その解読結果
を受けて、選択したワード線に対応するワード線駆動原
信号を電圧切換手段の出力で昇圧して駆動すべきワード
線のワード線駆動信号を生成するように構成している。
よって、テストモードの指定時に、容易に外部から駆動
する複数のワード線を選択することができ、かつ確実
に、選択したワード線を通常動作モードの指定時よりも
高電圧の条件下におくことができる。
【0103】請求項6に係る発明に従えば、ワード線選
択駆動手段は、テスト指示信号とワード線の選択の態様
を指定する信号とを受けて、選択するワード線を指定す
る選択信号を発生し、その選択信号に基づき、選択する
ワード線の内部行アドレス信号を解読し、その解読結果
を受けて、駆動すべきワード線に電圧切換手段の出力に
より電圧を供給するように構成している。よって、テス
トモードの指定時に、容易に外部から駆動する複数のワ
ード線を選択することができ、かつ確実に、選択したワ
ード線を通常動作モードの指定時よりも高電圧の条件下
におくことができる。
【0104】請求項7に係る発明に従えば、ワード線を
1本おきに選択することができるため、バーンイン試験
等の試験時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるDRAMの全
体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のDRAMにおけるワ
ード線駆動電圧を発生する内部電源電圧回路の構成を具
体的に示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2のDRAMにおけるワ
ード線駆動電圧を発生する内部電源電圧回路の構成を具
体的に示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態3によるDRAMの全体
構成を示す概略ブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態3のDRAMにおけるワ
ード線駆動信号発生回路の構成を概略的に示す図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態3の選択制御回路の回路
構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態3のプリデコーダと昇圧
回路との具体的な構成を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態4のDRAMにおけるワ
ード線駆動信号発生回路とワードドライバの構成を示す
ブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態4のワードドライバの回
路構成を示す図である。
【図10】 従来のDRAMの構成を示すブロック図で
ある。
【図11】 従来の内部電源電圧回路の構成を示す回路
図である。
【図12】 従来のワード線駆動信号発生回路の構成を
示すブロック図である。
【図13】 従来のワード線駆動信号発生回路の構成を
示す回路図である。
【図14】 従来の行デコーダとワードドライバとの構
成を示すブロック図である。
【図15】 従来のワードドライバの構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 VCC電源ノード、4 Vpp電源ノード、5 VCCQ
電源ノード、102アドレスバッファ、103 行デコ
ーダ、104,510 ワードドライバ、105,50
5,509 ワード線駆動信号発生回路、106,50
1 内部電源電圧回路、107 Vpp発生回路、125
φW 発生回路、502 電圧切換回路、503 電圧
発生回路、506 選択制御回路、507 プリデコー
ダ、508 昇圧回路、NT1,NT2,NT5,NT
6,NT10,NT11,NT20〜NT31,NT5
0,NT51,NT52,NT53 NチャンルMOS
トランジスタ、PT1,PT2,PT50,PT52,
PT53,PT54 PチャネルMOSトランジスタ、
40a〜40d,50a,51a,51b,52a〜5
2d,53a〜53d,54a〜54d NAND回
路、R50,R51高抵抗素子、C1 コンデンサ、C0
安定化容量、10a,51a,60a,60b,70
a インバータ、120,121,504 チャージポ
ンプ回路、128 レベルシフタ、122 電圧制御回
路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の行および列からなるマトリックス
    状に配列した複数のメモリセルと、 前記メモリセルの前記複数の行にそれぞれ接続された複
    数のワード線と、 前記複数のワード線の各々に駆動電圧を供給する内部電
    源電圧回路と、 前記メモリセルのデータを出力する出力回路用の電圧を
    供給する外部電源と、 通常モードの指定時に、前記内部電源電圧回路の出力を
    選択して供給する第1の状態と、テストモードの指定時
    に、前記内部電源電圧回路の出力に前記外部電源の供給
    電圧を印加した電圧を選択して供給する第2の状態とを
    切換える電圧切換手段と、 テストモードの指定時に、前記複数のワード線のうち複
    数のものを同時に選択して前記電圧切換手段の出力によ
    り駆動するワード線選択駆動手段とを備えた、半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧切換手段は、 前記テストモードを指定するためのテスト指示信号に応
    答して、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別する
    第1のスイッチング手段と、 前記第1のスイッチング手段の前記第2の状態を判別す
    る出力に応答して、前記内部電源電圧回路の出力に、前
    記出力回路用の外部電源の供給電圧を印加する第2のス
    イッチング手段とを含む、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電圧切換手段は、 前記テストモードを指定するためのテスト指示信号に応
    答して、所定の電圧を発生する電圧発生手段と、 前記電圧発生手段の出力により制御されて、前記内部電
    源電圧回路の出力に前記出力回路用の外部電源の供給電
    圧を印加する第3のスイッチング手段とを含む、請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧発生手段は、 前記テスト指示信号とクロック信号との論理演算を行な
    い、判別信号を出力する論理演算手段と、 前記判別信号に応じて、電荷を蓄積して、前記所定の電
    圧を発生するチャージポンプ回路とを含む、請求項3記
    載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ワード線選択駆動手段は、 テストモードを指定するためのテスト指示信号とワード
    線の選択の態様を指定する信号とを受けて、選択するワ
    ード線を指定する選択信号を生成する選択制御手段と、 前記テスト指示信号と前記選択信号に基づき、選択すべ
    きワード線の内部行アドレス信号を解読するプリデコー
    ド手段と、 前記プリデコード手段の出力に基づいて、駆動すべきワ
    ード線に与えられるワード線駆動原信号を前記電圧切換
    手段の出力により昇圧する昇圧手段とを含む、請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ワード線選択駆動手段は、 テストモードを指定するためのテスト指示信号とワード
    線の選択の態様を指定する信号を受けて、選択するワー
    ド線を指定する選択信号を生成する選択制御手段と、 前記テスト指示信号と前記選択信号に基づき、選択すべ
    きワード線の内部行アドレス信号を解読するプリデコー
    ド手段と、 前記プリデコード手段の出力を受けて、駆動すべきワー
    ド線に前記電圧切換手段の出力により電圧を供給する駆
    動手段とを含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ワード線選択駆動手段は、前記複数
    のワード線を1本おきに選択することを特徴とする、請
    求項1記載の半導体記憶装置。
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