JPH09315932A - 可溶化剤及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

可溶化剤及びそれを含有する化粧料

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JPH09315932A
JPH09315932A JP16533496A JP16533496A JPH09315932A JP H09315932 A JPH09315932 A JP H09315932A JP 16533496 A JP16533496 A JP 16533496A JP 16533496 A JP16533496 A JP 16533496A JP H09315932 A JPH09315932 A JP H09315932A
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polymerization
branched aliphatic
solubilizing agent
group
average degree
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JP16533496A
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Mikiko Kaminuma
三紀子 上沼
Hideo Nakajima
英夫 中島
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた安全性、安定性、使用性及び可溶化能
を発揮し、良好な使用感を有する新規な可溶化剤及びそ
れを含有する化粧料を提供する。 【解決手段】 本発明の可溶化剤は、化1で表される分
岐脂肪族ポリグリコシドを含有し、且つ、分岐脂肪族ポ
リグリコシドの平均重合度が2.1以上であることを特
徴とする。 【化1】Gn−O−R

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可溶化剤、特に分
岐脂肪族ポリグリコシドを含有する可溶化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品や化粧品等の分野において可溶化
剤は広く用いられている。代表的な可溶化剤は非イオン
性界面活性剤であり、例えば、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油誘導体、マンニトールヒドロキシ脂肪酸エステル等が
挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような可溶化剤を
医薬品や化粧品に利用する場合、良好な可溶化能を有す
ることはもちろん、これらは人体に使用するために高い
安全性を要求され、また、安定性においても優れたもの
であることが望ましい。しかしながら、最近になって非
イオン性界面活性剤の安全性や安定性に問題点が指摘さ
れている。
【0004】例えば、エステル部を有する化合物につい
ては加水分解が起きやすく、安定性に問題があり、ま
た、ポリオキシエチレン鎖を親水基に持つものは経時で
酸化劣化を受けやすく、低分子量のアルデヒドや有機酸
を発生し、変臭や刺激性の原因となるなど、やはり安定
性や安全性に問題がある。そして、グリセリンの誘導体
は安定性、安全性は良好であるものの、合成上グリセリ
ンの重合度がなかなか上がらず、親水性に乏しいという
問題点があった。
【0005】また、可溶化量は可溶化剤の量に依存する
ことは当然であるが、界面活性剤の場合にはそのHLB
により可溶化量は著しく変化し、さらに、例えば油分を
可溶化するような場合にはその油分の構造によっても大
きく変化する。すなわち、最適な可溶化状態を得るため
には、可溶化される油分と、可溶化剤のHLBやその構
造がマッチすることが必要であり、従って、新規の可溶
化剤の開発は可溶化の可能性を広げることにつながる。
【0006】また、マルチトール脂肪酸ヒドロキシエー
テルのように安全性、安定性に優れたものもあるが、皮
膚外用剤において、使用時に泡が立ちやすいものは好ま
しくなかった。以上のことから、安全性、安定性、使用
性及び可溶化能のいずれも満足することができるような
新規の可溶化剤の開発が望まれていた。本発明はこのよ
うな従来技術の課題に鑑み成されたものであり、その目
的は、安全性、安定性、使用性及び可溶化能のいずれも
満足することができるような新規の可溶化剤及びこれを
配合した化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するため鋭意検討を行った結果、これまで安全性、
安定性の高い増粘ゲル化剤として知られていた分岐脂肪
族ポリグリコシドが、特定の平均重合度を有する場合に
は可溶化剤として機能することを見出し本発明を完成し
た。すなわち、本発明は一般式化2で表される分岐脂肪
族ポリグリコシドを含有し、且つ、前記分岐脂肪族ポリ
グリコシドの平均重合度が2.1以上であることを特徴
とする可溶化剤及びこれを配合した化粧料に関するもの
である。
【0008】
【化2】Gn−O−R (式中、Gnは単糖Gが重合度nで脱水縮合したものか
らグリコシド性水酸基を除いた残基を意味する。なお、
nは1以上の整数である。また、RはGnとグリコシド
結合し、且つ全炭素数が8〜32である分岐脂肪鎖を意
味する。)
【0009】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
いて詳述する。前記一般式化2において、Gnは単糖G
が重合度nで脱水縮合したものからグリコシド性水酸基
を除いた残基を表す。単糖Gの具体例としては、グルコ
ース、ガラクトース、キシロース、フルクトース、アル
トロース、タロース、マンノース、アラビノース、イド
ース、リキソース、リボース、アロース等の単糖類及び
その混合物が挙げられる。なお、重合度nは1以上の整
数であり、nが1の場合には単糖は脱水縮合しておら
ず、一つの単糖がRとグリコシド結合しているのみであ
る。
【0010】次に、Rは前記Gnとグリコシド結合によ
って結合している分岐脂肪鎖で、総炭素数8〜32であ
る。分岐鎖の具体例としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ヘプタデシル基、ヘキサデシル基、ヘ
プタデシル基、更にはそれ以上の高級脂肪鎖が挙げられ
る。このような分岐鎖の位置ならびに数は特に限定され
ない。Rの具体例としては、2−デシルテトラデシル
基、2−テトラデシルオクタデシル基、イソステアリル
基、2,7−ジメチルヘキサデシル基、テトラヒドラゲ
ラニル基、2,7−ジメチルオクタデシル基等が挙げら
れる。Rは疎水基であり、そのバランスと工業性より炭
素数の合計が8〜32であることが好ましい。
【0011】本発明に係る分岐脂肪族ポリグリコシド
は、分岐脂肪族アルコールと糖の脱水縮合反応で得るこ
とができる他、特開昭63−84637の糖類変性用酸
触媒を用いる方法や、一般にグリコシル化に用いられる
反応(ケーニッヒ−クノール反応、ヘルフエライヒ法
や、それ以外のエーテル交換法等)で合成することがで
きる。
【0012】これらの合成反応の工程中に原料として用
いられる糖同士が重合し、このため得られる分岐脂肪族
ポリグリコシドは大抵糖の重合度や糖同士の結合位置が
異なる混合物として得られる。本発明においてはこのよ
うな混合物であっても、分岐脂肪族ポリグリコシドの平
均重合度が2.1以上である場合にはそのまま用いるこ
とができる。もちろん、本発明の特徴である分岐脂肪族
ポリグリコシドの平均重合度を有するのであれば、混合
物を適宜精製してより純度の高い分岐脂肪族ポリグリコ
シドとして用いても良いし、これらを調合し直して用い
てもよい。
【0013】本発明の可溶化剤を構成する分岐脂肪族ポ
リグリコシドは物質としては公知であり、これまでに安
定性、安全性に優れ、ゲル化能を有することや、乳化安
定剤としての機能を有することが知られていた(特開平
4−76082号公報、特開平4−89494号公
報)。しかしながら、このような分岐脂肪族ポリグリコ
シドがその平均重合度によっては可溶化剤としての機能
を発揮することはこれまで知られておらず、本発明によ
って今回初めて明らかにされたものである。
【0014】本発明の可溶化剤は前記化2の分岐脂肪族
ポリグリコシドを含有し、且つその平均重合度が2.1
以上であることが必要である。平均重合度が2.1未満
の場合には可溶化剤としての機能が十分に発揮されな
い。本発明の可溶化剤は常温で油状又は固体であり、水
に溶解すると透明溶液となり、既存の非イオン型界面活
性剤に比べ泡立ちが低い。平均重合度が2.1未満の分
岐脂肪族ポリグリコシドの場合には水に溶解すると増粘
ゲル化能が発揮されて系が増粘し、分岐脂肪族ポリグリ
コシドの濃度に依存して粘度が上昇するのとは対照的で
ある。また、本発明の可溶化剤は、皮膚や毛髪に適用し
た場合には使用感が良好で、しっとりとした使用感が得
られる。
【0015】以上のような性質から、本発明の可溶化剤
は皮膚化粧料の他、シャンプー、リンス、トリートメン
ト、整髪料、染毛料、カラーリンス等各種頭髪化粧料に
配合することができる。また、医薬品への応用も可能で
あり、その他可溶化剤を必要とする様々な産業分野にお
いての利用が期待される。
【0016】本発明の化粧料において配合される、本発
明に係る可溶化剤の配合量は本発明の効果が得られる範
囲であれば別段限定されず、可溶化したい成分やその量
などによって配合量を適宜調整して用いることができる
が、一般的には0.5〜60重量%である。また、本発
明の化粧料においては可溶化剤として上記分岐脂肪族ポ
リグリコシドの他に、本発明の効果を損なわない限り通
常化粧料に用いられる他の成分も適宜配合することがで
きる。
【0017】例えば、流動パラフィン、スクワラン、ワ
セリン、セチルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、2−エチルヘキシルアルコール、2−エチルヘキサ
ン酸セチル−2−オクチルドデシルアルコール、トリイ
ソステアリン酸グリセリン、マカデミアンナッツ油、ラ
ノリン等の各種炭化水素、油脂類、ロウ類等の油性成
分、シリコーン類、他の界面活性剤、増粘剤、中和剤、
防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、粉体成分、色素、香料、
紫外線吸収剤、薬効剤、金属封鎖剤、pH調製剤等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0018】また、通常染毛剤に用いられる公知の成
分、例えば、酸化染料、酸性染料、各種アルコール類、
有機溶剤、pH調整剤、無機酸、保湿剤、油性成分、金
属イオン封鎖剤、防腐剤、カチオン性高分子類、pH調
整剤、香料、薬剤、水、他の両親媒性物質や界面活性
剤、増粘剤、蛋白質加水分解物及びこれらの四塩化塩、
酸化防止剤、安定化剤、アルカリ剤、酸化剤等も配合す
ることができる。以下に本発明の実施の形態について、
前記化2においてRがイソステアリル基、Gがグルコー
スであるイソステアリルポリグルコシドの場合を例とし
てさらに詳述する。
【0019】まず、イソステアリルポリグルコシドの製
造方法について説明する。製造例1 イソステアリルポリグルコシド イソステアリルアルコール10.05g(378mmol)
にグルコース40.5g(225mmol)及びパラトルエ
ンスルホン酸0.19g(1mmol)を加え、攪拌しなが
ら、窒素導入下、減圧で16時間反応した。反応物を室
温まで冷却し、反応系に精製水、酢酸エチル、メタノー
ルを加え分配した。水層を濃縮し、得られたシロップを
アセトンで洗浄してイソステアリルポリグルコシドを得
た。得られたイソステアリルポリグルコシドのグルコー
スの平均重合度は、イソステアリルポリグルコシド25
mgにトリメチルクロロシラン0.5ml、N,O−(ビス
トリメチルシリル)アセタミド0.5ml、N−トリメチ
ルシリルイミダゾール0.5mlを加え、80℃の湯浴上
30分間TMS化し、キャピラリーガスクロマトグラフ
法(カードレックス アルミニウムスーパーキャップド
カラム(メチルシリコーン 1μm×10m) スプリ
ット比1/20、昇温速度100〜420℃、10℃/
min、キャリアガス:ヘリウム、50ml/min、
検出器:FID)によってピークの面積強度より求めた
ところ、グルコースの平均重合度は2.4であった。
【0020】製造例2 イソステアリルモノグルコシド
の製造 イソステアリルアルコール10.05g(378mmo
l)、ペンタアセチルグルコース2g、リンモリブデン
酸10mgにトルエン20mlを加え90℃まで昇温し
た後、20mmHgの減圧下にて加熱撹拌を30分間行
った。空冷後、トルエンで抽出し、濾過後、飽和食塩
水、精製水で1回づつ洗浄し、乾燥後減圧濃縮した。得
られたシロップをシリカゲルクロマトグラム法(ワコー
ゲルC−200、ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し
て、イソステアリルモノグルコシドのアセチル化物を得
た。得られたアセチル化物をメタノールに溶解し、ナト
リウムメチラートを加え、室温にて30分間撹拌し、脱
アセチル化した。反応後、樹脂(アンバーライト120
B)にて中和し、樹脂を濾去した後、得られた濾液を濃
縮して目的のイソステアリルモノグルコシドを得た。
【0021】試験例1 可溶化能 種々の平均重合度を有するイソステアリルポリグルコシ
ドを調製し、その可溶化能を調べた。方法は、イソステ
アリルポリグルコシド2%水溶液を調製し、この水溶液
に撹拌しながらリモネン0.5gを滴下し、7日間撹拌
した溶液について、性状及び外観の観察ならびに粘度の
測定を行った。なお、イソステアリルポリグルコシドの
平均重合度の調整は、製造例1で調製した平均重合度
2.4のイソステアリルポリグルコシドに製造例2で得
られたイソステアリルモノグルコシドを加えることによ
って行った。また、粘度の測定は、E型粘度計(トキメ
ック社製、VISCONIC ED形)を用いて、温度
25℃、コーンローター 0.5rpmの条件下で測定
した。
【0022】性状及び油相の分離の有無を表1に、ま
た、粘度の測定結果を図1に示す。
【表1】 ──────────────────────────────────── イソステアリルホ゜リク゛ルコシト゛の 性状 油相分離 平均重合度 ──────────────────────────────────── 1.9 白濁ゲル状 あり 2.0 白濁ゲル状 あり 2.1 透明な僅かに粘稠な溶液 なし 2.15 透明液状 なし 2.2 透明液状 なし 2.3 透明液状 なし ────────────────────────────────────
【0023】表1から判るように、平均重合度が2.1
未満の場合にはイソステアリルポリグルコシドの増粘ゲ
ル化能が発揮され、系はゲル状となり、また、油相が分
離して油分を可溶化することができなかった。これに対
して、イソステアリルポリグルコシドの平均重合度が
2.1以上の場合には可溶化能が発揮され、油分は可溶
化されて均一で透明な1液相を呈し、また、溶液は低粘
度の液状で粘度の増加は認められなかった。
【0024】図1はイソステアリルポリグルコシドの平
均重合度による粘度変化を示した図であるが、平均重合
度2.1未満で増粘ゲル化能が発揮されて系の粘度が高
くなっているが、平均重合度2.1以上の場合には増粘
ゲル化能が全く発揮されていないことがわかる。以上の
ことから、本発明の可溶化剤において、分岐脂肪族ポリ
グリコシドの平均重合度は2.1以上であることが必要
であることが理解される。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る可溶化剤である分岐脂肪
族ポリグリコシドの製造例及びそれを配合した化粧料の
配合例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。製造例3 イソミリスチルポリグルコシド イソミリスチルアルコール7.97g(378mmol)に
グルコース40.5g(225mmol)及びパラトルエン
スルホン酸0.19g(1mmol)を加え、攪拌しなが
ら、窒素導入下、減圧で16時間反応した。反応物を室
温まで冷却し、反応系に精製水、酢酸エチル、メタノー
ルを加え分配した。水層を濃縮し、得られたシロップを
アセトン洗浄してイソミリスチルポリグルコシドを得
た。得られたイソミリスチルポリグルコシドのグルコー
スの平均重合度を製造例1と同様にして調べたところ、
平均重合度は2.6であった。
【0026】配合例1 化粧水 (1)エタノール 20.0wt% (2)ヒアルロン酸 5.0 (3)カルボキシビニルポリマー 0.3 (4)エチルパラベン 0.1 (5)イソステアリルポリグルコシド 5.0 (平均重合度2.5) (6)精製水 残 余 (7)香料 適 宜
【0027】(1)〜(6)をよく混合して溶解し、化
粧水を得た。この化粧水は透明な外観を呈し、しっとり
した良好な使用感であった。また、0℃、25℃、50
℃に保存したところ、いずれも安定で分離等は起こらな
かった。なお、比較例として、イソステアリルポリグル
コシドの代わりに非イオン界面活性剤であるPOE(1
5)オレイルエーテルを5.0wt%用いて同様に化粧水
を調製したところ、油滴が分離し、油性成分に対して可
溶化能が低かった。このことから、本発明の可溶化剤は
従来の非イオン性界面活性剤よりも可溶化能が優れてい
ることが示唆された。
【0028】配合例2 化粧水 水相部; (1)ラクトース 1.0wt% (2)カルボキシビニルポリマー 1.0 (3)イソステアリルポリグルコシド(平均重合度2.5) 6.0 (4)1,3−ブチレングリコール 4.0 (5)精製水 残 余 アルコール部; (1)エタノール 2.0 (2)精製レシチン 0.2 (3)POE(60)硬化ヒマシ油 0.1 (4)香料 2.0 (5)メチルパラベン 0.3
【0029】油相部及びアルコール部をそれぞれ均一に
溶解し、アルコール部を水相部に加えて可溶化し、化粧
水を得た。この化粧水は透明な外観を呈し、しっとりし
た良好な使用感であった。また、0℃、25℃、50℃
に保存したところ、いずれも安定で分離等は起こらなか
った。
【0030】配合例3 水性エッセンス A部; (1)1,3−ブチレングリコール 2.0wt% (2)D−ガラクトサミン 1.0 (3)アルギニン 0.5 (4)コラーゲン 2.0 (5)カルボキシメチルポリマー 1.5 (6)イソステアリルポリグルコシド(平均重合度2.6) 5.0 (7)ジプロピレングリコール 適 宜 B部; (1)エタノール 適 宜 (2)POE(60)硬化ヒマシ油 2.0 (3)ビタミンEアセテート 5.0 (4)香料 7.0 (5)オレイルアルコール 適 宜 (6)メチルパラベン 残 余 C部; (1)水酸化カリウム 0.1
【0031】A部及びB部をそれぞれ均一に溶解し、A
部にB部を加えて混合可溶化し、さらにC部を加えてエ
ッセンスを得た。このエッセンスは透明な外観を呈し、
しっとりした良好な使用感であった。また、0℃、25
℃、50℃に保存したところ、いずれも安定で分離等は
起こらなかった。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可溶化剤
は分岐脂肪族ポリグリコシドを含有し、且つ、前記分岐
脂肪族ポリグリコシドの平均重合度が2.1以上である
という特徴を有し、これにより、優れた安全性、安定性
及び可溶化能が発揮され、皮膚に塗布した際には良好な
使用感を有するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるイソステアリルポリグ
ルコシド溶液の平均重合度による粘度変化を示す図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1で表される分岐脂肪族ポ
    リグリコシドを含有し、且つ、前記分岐脂肪族ポリグリ
    コシドの平均重合度が2.1以上であることを特徴とす
    る可溶化剤。 【化1】Gn−O−R (式中、Gnは単糖Gが重合度nで脱水縮合したものか
    らグリコシド性水酸基を除いた残基を意味する。なお、
    nは1以上の整数である。また、RはGnとグリコシド
    結合している、且つ全炭素数が8〜32である分岐脂肪
    鎖を意味する。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可溶化剤を含有する化粧
    料。
JP16533496A 1996-03-27 1996-06-04 可溶化剤及びそれを含有する化粧料 Withdrawn JPH09315932A (ja)

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