JPH09311841A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JPH09311841A
JPH09311841A JP8129667A JP12966796A JPH09311841A JP H09311841 A JPH09311841 A JP H09311841A JP 8129667 A JP8129667 A JP 8129667A JP 12966796 A JP12966796 A JP 12966796A JP H09311841 A JPH09311841 A JP H09311841A
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JP
Japan
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processor
slave
local
bus
master processor
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JP8129667A
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Masako Takagi
政子 高木
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム全体の停止を防止することができる
マルチプロセッサシステムの提供。 【解決手段】 故障状態にあるスレーブプロセッサ20
−1が接続されているリセット回路40−1に、障害情
報を格納させる。この障害情報が格納されている間だ
け、リセット回路40−1は、接続されている全てのス
レーブプロセッサをシステムバスから電気的に切断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチプロセッサシ
ステムに関し、特にスレーブプロセッサが故障した場合
にシステム全体の停止を防止するマルチプロセッサシス
テムに関する。
【0001】
【従来の技術】従来この種のマルチプロセッサでは、シ
ステム全体の停止を防ぐため、スレーブプロセッサが故
障した場合には、この故障したスレーブプロセッサに対
してのみマスタプロセッサからのアクセスを抑止してシ
ステムの再立ち上げを行っていた。
【0002】たとえば、特開平3−269759号公報
には、マスタプロセッサが立ち上げ診断時に故障のあっ
たスレーブプロセッサに対してエラー詳細通知またはエ
ラー詳細クリアの通知を要求し、これらのうちのいずれ
かの通知がない場合には、再立ち上げ時にマスタプロセ
ッサからこの故障したスレーブプロセッサに対するアク
セスを抑止させる構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のマルチプ
ロセッサシステムでは、故障したスレーブプロセッサの
接続されているバス上に、故障の要因が残っている場合
があり、そのような場合にはシステム全体が停止してし
まうという問題がある。例えば、正常動作中のスレーブ
プロセッサがバスを介してメモリとデータ転送を行って
いるときに、故障したスレーブプロセッサはバスに不正
なデータを送出してしまうという問題がある。この問題
は、故障したスレーブプロセッサが、他のスレーブプロ
セッサによるバス使用権の掌握を正しく認識できない場
合があるために発生する。
【0004】また、マスタプロセッサは、スレーブプロ
セッサからの通知がないことから、このスレーブプロセ
ッサを故障状態にあるものとして認識する。しかし、こ
の場合、バス自身の故障によっても同様の認識をしてし
まうため、スレーブプロセッサが正常でも故障状態と認
識してしまうという問題がある。
【0005】本発明の目的は上述の欠点を除去し、シス
テム全体の停止を防止できるマルチプロセッサシステム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のマルチプロセッサシステムは、マスタプロセ
ッサと、このマスタプロセッサが接続されるシステムバ
スと、複数のスレーブプロセッサと、それぞれ前記複数
のスレーブプロセッサの少なくとも1つが接続されると
ともにそれぞれ前記システムバスと接続される複数のロ
ーカルバスと、前記システムバスと前記複数のローカル
バスとの間の電気的接続を行うとともに、前記複数のロ
ーカルバスに接続された前記複数のスレーブプロセッサ
の中に障害状態にあるものが少なくとも1つ含まれる場
合には当該障害スレーブプロセッサが接続された当該障
害ローカルバスと前記システムバスとの間の電気的接続
を切断する接続手段とを含む。
【0007】また、本発明の他のマルチプロセッサシス
テムは、前記接続手段は、前記障害スレーブプロセッサ
から送出される障害情報を格納する障害情報格納手段を
含み、前記障害情報格納手段に前記障害情報が格納され
ている間だけ、前記障害スレーブプロセッサが接続され
た前記障害ローカルバスと前記システムバスとを電気的
に切断することを特徴とする。
【0008】また、本発明の他のマルチプロセッサシス
テムは、システムバスと、このシステムバスと電気的に
接続された複数のローカルバスと、この複数のローカル
バスの1つに接続されたマスタプロセッサと、前記複数
のローカルバスに接続された複数のスレーブプロセッサ
と、前記複数のローカルバスのうち、障害状態にある障
害スレーブプロセッサを接続している障害ローカルバス
を前記システムバスから電気的に切断する切断手段と、
この切断手段により前記マスタプロセッサが前記システ
ムバスから電気的に切断される場合には前記複数のスレ
ーブプロセッサのうちの正常なものから新たにマスタプ
ロセッサを選定する選定手段とを含む。
【0009】また、本発明の他のマルチプロセッサシス
テムは、前記障害スレーブプロセッサが接続されている
前記障害ローカルバスを求めるローカルバス取得手段を
さらに含み、前記選定手段は、前記ローカルバス取得手
段により求められた前記障害スレーブプロセッサが接続
されている前記障害ローカルバスにマスタプロセッサが
接続されているか否かを判別する判別手段を含み、この
判別手段の判別結果に基づいて前記マスタプロセッサの
選定を行うことを特徴とする。
【0010】また、本発明の他のマルチプロセッサシス
テムは、前記複数のスレーブプロセッサの各々は、自プ
ロセッサの障害を検出するとともに障害が検出された場
合に障害情報を送出する障害処理手段を含み、前記切断
手段は、前記複数のローカルバス毎に設けられるととも
に前記障害情報を受信した場合に接続されている全ての
プロセッサを電気的に切断することを特徴とする。
【0011】また、本発明の他のマルチプロセッサシス
テムは、前記複数のスレーブプロセッサは識別子を有
し、前記選定手段は、前記識別子に基づいて前記複数の
スレーブプロセッサのうちから新たなマスタプロセッサ
を選定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0013】図1を参照すると、本発明の第一の実施例
であるマルチプロセッサシステムは、マスタプロセッサ
10と、スレーブプロセッサ20−1、・・・および2
0−4と、リセット回路40−1および40−2と、主
記憶装置30とから構成される。マスタプロセッサ10
および主記憶装置30は、システムバス50および60
に接続されている。
【0014】スレーブプロセッサ20−1および20−
2はローカルバス70−1および80−1に接続され、
ローカルバス70−1および80−1はリセット回路4
0−1を介してシステムバス50および60に接続され
ている。
【0015】さらに、スレーブプロセッサ20−3およ
び20−4はローカルバス70−2および80−2に接
続され、ローカルバス70−2および80−2はリセッ
ト回路40−2を介してシステムバス50および60に
接続されている。
【0016】バス50はマスタプロセッサ10、スレー
ブプロセッサ20−1、・・・、20−4および主記憶
装置に接続されこれらの間でのデータ伝送路に用いられ
る。
【0017】リセット回路40−1は、それに接続され
ているスレーブプロセッサ20−1および20−2に故
障が発生した場合に故障情報が格納される故障情報保持
回路401−1を含む。この障害情報はスレーブプロセ
ッサ20−1および20−2からマスタプロセッサ10
に送付された後、マスタプロセッサ10からリセット回
路40−1に送出される。障害情報には、障害の種別や
故障が検出された箇所等の情報が含まれる。障害情報が
格納されると、リセット回路40−1は、それに接続さ
れているスレーブプロセッサ20−1および20−2を
システムバス50から切断するためにスレーブプロセッ
サ20−1および20−2にリセット信号を送出する。
【0018】リセット回路40−2は、それに接続され
ているスレーブプロセッサ20−3および20−4に故
障が発生した場合に障害情報が格納される故障情報保持
回路401−2を含む。障害情報はスレーブプロセッサ
20−3および20−4からマスタプロセッサ10に送
付された後、マスタプロセッサ10からリセット回路4
0−2に送出される。障害情報には、障害の種別やどの
箇所を診断した際に検出した故障であるのか等の情報が
含まれる。障害情報が格納されると、リセット回路40
−2は、それに接続されているスレーブプロセッサ20
−3および20−4をシステムバス50から切断するた
めにスレーブプロセッサ20−3および20−4にリセ
ット信号を送出する。
【0019】スレーブプロセッサ20−1、・・・、2
0−4は、それぞれ診断回路201−1、・・・、およ
び201−4を有する。
【0020】リセット回路40−1および40−2は、
通常動作時には、システムバス50とローカルバス70
−1および70−2との接続回路として動作する。
【0021】システムバス60は、リセット回路40−
1および40−2から主記憶装置5へのリセット信号の
送出に用いられる伝送路である。
【0022】ローカルバス70−1は、これに接続され
たスレーブプロセッサ20−1および20−2のいずれ
か一方と、マスタプロセッサ10および主記憶装置30
のいずれか一方との間のデータ送信に用いられる。ま
た、ローカルバス70−1はスレーブプロセッサ20−
1と20−2との間のデータ送信にも用いられる。ロー
カルバス70−2は、これに接続されたスレーブプロセ
ッサ20−3および20−4のいずれか一方と、マスタ
プロセッサ10および主記憶装置30のいずれか一方と
の間のデータ送信に用いられる。また、ローカルバス7
0−2はスレーブプロセッサ20−3と20−4との間
のデータ送信にも用いられる。
【0023】ローカルバス80−1は、リセット回路4
0−1からスレーブプロセッサ20−1および20−2
に対して送出されるリセット信号を伝送する。ローカル
バス80−2は、リセット回路40−2からスレーブプ
ロセッサ20−3および20−4に対して送出されるリ
セット信号を伝送する。
【0024】次に本実施例の動作について説明する。
【0025】図1および図2を参照すると、システムの
立ち上げ時に、マスタプロセッサ10はスレーブプロセ
ッサ20−1、・・・、および20−4に立ち上げ診断
の実行を指示する(図2のステップ21)。この指示を
受け取ったスレーブプロセッサ20−1、・・・および
20−4のそれぞれは、以下に示す立ち上げ時の処理を
実行するが、ここではスレーブプロセッサ20−1のみ
について説明し、他のスレーブプロセッサについては説
明を省略する。
【0026】図1および図3を参照すると、スレーブプ
ロセッサ20−1は、マスタプロセッサ10から立ち上
げ診断の実行指示を受け取ると、立ち上げ診断を実行す
る(図3のステップ31)。この立ち上げ診断は、スレ
ーブプロセッサ20−1の診断回路201−1により行
われる。この診断回路201−1による立ち上げ診断実
行中に故障が検出されたか否かが判定される(図3のス
テップ32)。故障が検出された場合には、マスタプロ
セッサ10に対して故障情報を通知する(図3のステッ
プ33)。故障情報の通知には、プロセッサ間通信が用
いられる。ステップ32において、故障が検出されない
ときには、マスタプロセッサ10に対し正常である旨の
通知を送出する(図3のステップ37)。正常である旨
の通知を送出後、立ち上げ時の処理を終了し通常の処理
に移行する。
【0027】図1および図2を参照すると、マスタプロ
セッサ10は、ステップ22において、スレーブプロセ
ッサ20−1からの通知があったか否かを判定する。通
知があった場合には、この通知が通知元のスレーブプロ
セッサにおいて故障が検出された旨を示しているか否か
を判定する(図2のステップ23)。この判定は、通知
元のスレーブプロセッサからの通知に故障情報が含まれ
ているか否かを判定することにより行う。故障情報が含
まれる場合には、この故障情報の内容に基づき本実施例
ではスレーブプロセッサ20−1に対して故障のクリア
を指示する(図2のステップ24)。この後、マスタプ
ロセッサ10は、スレーブプロセッサ20−1からのク
リア終了通知を所定の期間だけ待ち続ける待ち状態に入
る。この待ち状態中においては、所定の期間内であるか
否かを判定し(図2のステップ25)、所定期間内であ
る場合にはスレーブプロセッサ20−1からのクリア終
了通知があるか否かを判定する(図2のステップ2
6)。
【0028】図1および図3を参照すると、スレーブプ
ロセッサ20−1は、ステップ34において、マスタプ
ロセッサ10からのクリア指示があるか否かを判定す
る。クリア指示があった場合には、故障要因のクリアを
実行する(図3のステップ35)。故障要因がクリアで
きた場合には、マスタプロセッサ10に対しクリア終了
を通知する(図3のステップ36)。この後、立ち上げ
時の処理を終了し、通常動作に移行する。
【0029】図1および図2を参照すると、ステップ2
6において、マスタプロセッサ10は、スレーブプロセ
ッサ20−1からクリア終了通知を受け取った場合に
は、故障のあったスレーブプロセッサ20−1を縮退
し、再立ち上げ動作を実行する(図2のステップ2
7)。これに対し、ステップ25において、所定時間内
にスレーブプロセッサ20−1からクリア終了通知を受
け取っていない場合には、故障情報をリセット回路40
−1に送出して立ち上げ時の処理を終了する(図2のス
テップ28)。
【0030】マスタプロセッサ10は、ステップ22に
おいて、スレーブプロセッサ20−1からの通知が無い
場合には、ステップ28の動作を行う。
【0031】図1を参照すると、故障情報は、故障が検
出されたスレーブプロセッサと接続されているリセット
回路に対して送出される。リセット回路40−1は、故
障情報を格納し、接続されている全てのスレーブプロセ
ッサをリセットする。リセット回路40−1は、故障情
報が格納されている間は、接続されている全てのスレー
ブプロセッサを常にリセット状態に維持する。
【0032】再立ち上げ動作実行時において、電源が投
入されると、リセット回路40−1には障害情報が保持
され続けているため、このリセット回路40−1にロー
カルバス70−1および80−1を介して接続された全
てのスレーブプロセッサ20−1および20−2にリセ
ット信号が送出され続ける。これにより、スレーブプロ
セッサ20−1および20−2はマルチプロセッサシス
テムから切り離された状態のままに保たれる。
【0033】スレーブプロセッサ20−1および20−
2が切り離されているため、マスタプロセッサ10と、
スレーブプロセッサ20−3および20−4とによりマ
ルチプロセッサシステムが構成される。
【0034】スレーブプロセッサ20−1の故障が回復
したときには、リセット回路40−1の障害情報を消去
することにより、リセット回路40−1にローカルバス
70−1および80−1を介して接続された全てのスレ
ーブプロセッサ20−1および20−2を再びシステム
に組み込む。
【0035】このように、本実施例では、故障状態にあ
るスレーブプロセッサ20−1が接続されているリセッ
ト回路40−1に障害情報を格納し、これにより、リセ
ット回路40−1に接続されたローカルバス70−1お
よび80−1と、このローカルバス70−1および80
−1に接続された全てのスレーブプロセッサ20−1お
よび20−2をシステムバス50および60から電気的
に切断させることができる。したがって、故障したスレ
ーブプロセッサをマルチプロセッサシステムから切り離
し、システム全体の停止を防止することができる。さら
に、故障したスレーブプロセッサによりローカルバス7
0−1上に送出された可能性のある異常データのマルチ
プロセッサシステム全体への波及を防ぐことができる。
さらに、バスが故障している場合に、マルチプロセッサ
システムへの影響を排除できる。
【0036】次に本発明のマルチプロセッサシステムの
第二の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
この第二の実施例は、マスタプロセッサがローカルバス
に接続されている点が第1の実施例とは異なる。その他
の構成は、第一の実施例のものと同様である。
【0037】本発明の第二の実施例を示す図4を参照す
ると、マスタプロセッサ10は、ローカルバス70−2
および80−2に接続されている。
【0038】本実施例のマルチプロセッサシステムの動
作は、マスタプロセッサ10の指示により故障したスレ
ーブプロセッサの故障要因のクリアを行わせるところま
では第一の実施例と同様である。このクリア動作によ
り、障害スレーブプロセッサの故障要因をクリアできな
い場合において、故障したスレーブプロセッサがマスタ
プロセッサ10が接続されているローカルバス70−2
および80−2に接続されているか、または、故障した
スレーブプロセッサがマスタプロセッサが接続されてい
るローカルバス70−2および80−2とは別のローカ
ルバスに接続されているかによりこれ以降の動作が異な
る。すなわち、故障したスレーブプロセッサとマスタプ
ロセッサ10とが同一のローカルバスに接続されている
か、または、異なるローカルバスに接続されているかに
よりクリア処理後の動作が異なる。
【0039】故障したスレーブプロセッサとマスタプロ
セッサ10とが同一のローカルバスに接続されている場
合には、以下の処理が行われる。マスタプロセッサ10
は、リセット回路40−2に障害情報を送出する。これ
により、リセット回路40−2にローカルバス70−2
および80−2を介して接続された故障したスレーブプ
ロセッサ20−3およびマスタプロセッサ10がマルチ
プロセッサシステムから電気的に切断される。この処理
により、マスタプロセッサ10がマルチプロセッサシス
テムから切り離されるため、正常動作中のスレーブプロ
セッサから新たなマスタプロセッサが選定される。この
選定は、図示しないサービスプロセッサにより行われ
る。新たに選定されたマスタプロセッサのもとで、マル
チプロセッサシステムが動作する。
【0040】故障したスレーブプロセッサとマスタプロ
セッサ10とが異なるローカルバスに接続されている場
合、すなわち、スレーブプロセッサ20−1が故障した
場合には、以下の処理が行われる。マスタプロセッサ1
0は、スレーブプロセッサ20−1が接続されているリ
セット回路40−1に障害情報を送出する。これによ
り、リセット回路40−1にローカルバス70−1およ
び80−1を介して接続されている故障したスレーブプ
ロセッサ20−1およびスレーブプロセッサ20−2
が、マルチプロセッサシステムから電気的に切断され
る。
【0041】このように、本実施例によれば、マスタプ
ロセッサ10がローカルバスに接続されているマルチプ
ロセッサシステムにおいて、故障したスレーブプロセッ
サとマスタプロセッサ10とが同一のローカルバスに接
続されている場合には、このローカルバスをシステムか
ら切り離すように構成される。また、故障したスレーブ
プロセッサとマスタプロセッサ10とが異なるローカル
バスに接続されている場合には、故障したスレーブプロ
セッサが接続されているローカルバスをシステムから切
り離すように構成されている。このため、マスタプロセ
ッサが固定されていないマルチプロセッサシステムにお
けるスレーブプロセッサの故障によるシステム全体の停
止を抑止することができる。
【0042】なお、上述の第二の実施例においては、新
たなマスタプロセッサ選定手段としてサービスプロセッ
サを用いたが、この選定手段としてはこれに限定されず
種々の手段が適用できる。例えば、特願平8−0266
79号に記載された手法が適用できる。これは、あるス
レーブプロセッサにおいて実行される所定のアルゴリズ
ムにより、正常なスレーブプロセッサの中から1つのス
レーブプロセッサを選定する手法である。所定のアルゴ
リズムとしては、複数のスレーブプロセッサの各々に番
号を付与しておき、正常なスレーブプロセッサのうち最
小の番号を有するものを選定するものなどがある。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明で
は、故障したスレーブプロセッサの接続されたローカル
バスをマルチプロセッサから切り離すように構成してあ
るため、故障したスレーブプロセッサによりローカルバ
スに送出される可能性のある誤ったデータの影響を排除
できるため、システム全体の停止を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチプロセッサシステムの第一実施
例を示すブロック図である。
【図2】本発明のマスタプロセッサ10の動作を示す流
れ図である。
【図3】本発明のスレーブプロセッサ20−1、・・・
および20−4の動作を示す流れ図である。
【図4】本発明のマルチプロセッサシステムの第二の実
施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 マスタプロセッサ 20−1、・・・および20−4 スレーブプロセッサ 30 主記憶装置 40−1、40−2 リセット回路 50 システムバス 60 システムバス 70−1、70−2 ローカルバス 80−1、80−2 ローカルバス 401−1、401−2 故障情報保持回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタプロセッサと、 このマスタプロセッサが接続されるシステムバスと、 複数のスレーブプロセッサと、 それぞれ前記複数のスレーブプロセッサの少なくとも1
    つが接続されるとともにそれぞれ前記システムバスと接
    続される複数のローカルバスと、 前記システムバスと前記複数のローカルバスとの間の電
    気的接続を行うとともに、前記複数のローカルバスに接
    続された前記複数のスレーブプロセッサの中に障害状態
    にあるものが少なくとも1つ含まれる場合には当該障害
    スレーブプロセッサが接続された当該障害ローカルバス
    と前記システムバスとの間の電気的接続を切断する接続
    手段とを含むことを特徴とするマルチプロセッサシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記接続手段は、前記障害スレーブプロ
    セッサから送出される障害情報を格納する障害情報格納
    手段を含み、前記障害情報格納手段に前記障害情報が格
    納されている間だけ、前記障害スレーブプロセッサが接
    続された前記障害ローカルバスと前記システムバスとを
    電気的に切断することを特徴とする請求項1記載のマル
    チプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】 システムバスと、 このシステムバスと電気的に接続された複数のローカル
    バスと、 この複数のローカルバスの1つに接続されたマスタプロ
    セッサと、 前記複数のローカルバスに接続された複数のスレーブプ
    ロセッサと、 前記複数のローカルバスのうち、障害状態にある障害ス
    レーブプロセッサを接続している障害ローカルバスを前
    記システムバスから電気的に切断する切断手段と、 この切断手段により前記マスタプロセッサが前記システ
    ムバスから電気的に切断される場合には前記複数のスレ
    ーブプロセッサのうちの正常なものから新たにマスタプ
    ロセッサを選定する選定手段とを含むことを特徴とする
    マルチプロセッサシステム。
  4. 【請求項4】 前記障害スレーブプロセッサが接続され
    ている前記障害ローカルバスを求めるローカルバス取得
    手段をさらに含み、 前記選定手段は、前記ローカルバス取得手段により求め
    られた前記障害スレーブプロセッサが接続されている前
    記障害ローカルバスにマスタプロセッサが接続されてい
    るか否かを判別する判別手段を含み、この判別手段の判
    別結果に基づいて前記マスタプロセッサの選定を行うこ
    とを特徴とするマルチプロセッサシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数のスレーブプロセッサの各々
    は、自プロセッサの障害を検出するとともに障害が検出
    された場合に障害情報を送出する障害処理手段を含み、 前記切断手段は、前記複数のローカルバス毎に設けられ
    るとともに前記障害情報を受信した場合に接続されてい
    る全てのプロセッサを電気的に切断することを特徴とす
    る請求項3記載のマルチプロセッサシステム。
  6. 【請求項6】 前記複数のスレーブプロセッサは識別子
    を有し、 前記選定手段は、前記識別子に基づいて前記複数のスレ
    ーブプロセッサのうちから新たなマスタプロセッサを選
    定することを特徴とする請求項3記載のマルチプロセッ
    サシステム。
JP8129667A 1996-05-24 1996-05-24 マルチプロセッサシステム Pending JPH09311841A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001044967A1 (en) * 1999-12-14 2001-06-21 Fujitsu Limited Multiprocessor system
KR100363523B1 (ko) * 1999-12-23 2002-12-05 주식회사 아라기술 클러스터링 서버에서의 분산 처리 제어 방법

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