JPH09308020A - 電動車両の制御装置 - Google Patents

電動車両の制御装置

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JPH09308020A
JPH09308020A JP8112755A JP11275596A JPH09308020A JP H09308020 A JPH09308020 A JP H09308020A JP 8112755 A JP8112755 A JP 8112755A JP 11275596 A JP11275596 A JP 11275596A JP H09308020 A JPH09308020 A JP H09308020A
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Toshihiro Ito
寿弘 伊藤
Tomoyuki Ito
智之 伊藤
Shinji Yoshikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動車両において、アクセルペダルの踏み込
み時における振動の発生を回避しながら加速性能の低下
を防止する。 【解決手段】 車両の減速が検出されてから第1判定値
1 の時間が経過する前に加速が検出されたとき、モー
タトルクの立ち上がりを緩やかにするトルク増加制限制
御を行う。減速に続く加速によりアクセル開度θAPが閾
値θREF 以上になった場合には、前記第1判定値T1
りも短い第2判定値T2 の時間が経過するまで、モータ
トルクの立ち上がりを緩やかにするトルク増加制限制御
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともアクセ
ル開度に基づいてモータの駆動/回生トルクを決定し、
決定された駆動/回生トルクに応じてモータを制御する
電動車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動車両に搭載されたモータのアクセル
ペダルの開閉に対する応答性は内燃機関の回転数の応答
性に比べて高いものであり、そのためにアクセルペダル
を急激に踏み込んだときにモータが受ける反力により車
体に振動が発生して乗り心地を損ねる問題があった。特
に、アクセルペダルの踏み込みと戻しとを短い時間間隔
で繰り返し行った場合に、モータと駆動輪間の動力伝達
系に存在するバックラッシュが消滅する際のショックが
車体の固有振動数と共振し、乗り心地を低下させる振動
が発生し易い問題があった。
【0003】そこで従来の電動車両では、アクセルペダ
ルを急激に踏み込んだときにモータトルクの立ち上がり
に遅れを持たせることにより、前記振動の発生を防止し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにアクセルペダルを急激に踏み込んだときにモータ
トルクの立ち上がりに遅れを持たせると、ドライバーが
急加速を要求しているときにもモータトルクの立ち上が
りが遅れてしまうため、車両の加速性能が低下してしま
う問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、車両の加速性能の低下を回避しながら前記振動の発
生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、少なくともアクセル
開度に基づいてモータの駆動/回生トルクを決定し、決
定された駆動/回生トルクに応じてモータを制御する電
動車両の制御装置において、アクセル開度の変化に基づ
いて車両の加速/減速を検出する加速/減速検出手段
と、車両の減速が検出された後の所定時間内に車両の加
速が検出されたときにモータの駆動トルクの増加を制限
するトルク増加制限手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記トルク増加制限手段は、車両の
加速時におけるアクセル開度に応じてモータの駆動トル
クの増加を制限する時間を変更することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は電動車両の全体構成を示す図、図2は制御系
のブロック図、図3は電子制御ユニットの回路構成を示
すブロック図、図4は作用を説明するフローチャート、
図5は作用を説明するタイムチャート、図6はモータト
ルクを制限する手法の説明図である。
【0010】図1及び図2に示すように、四輪の電動車
両Vは、三相交流モータ1のトルクがトランスミッショ
ン2を介して伝達される駆動輪としての左右一対の前輪
Wf,Wfと、従動輪としての左右一対の後輪Wr,W
rとを有する。電動車両Vの後部に搭載された例えば2
88ボルトのメインバッテリ3は、コンタクタ4、ジョ
イントボックス5、コンタクタ4及びパワードライブユ
ニットを構成するインバータ6を介してモータ1に接続
される。例えば12ボルトのサブバッテリ7にメインス
イッチ8及びヒューズ9を介して接続された電子制御ユ
ニット10は、モータ1の駆動トルク及び回生トルクを
制御すべくインバータ6に接続される。サブバッテリ7
をメインバッテリ3の電力で充電すべく、バッテリチャ
ージャ11及びDC/DCコンバータ12が設けられ
る。
【0011】メインバッテリ3とインバータ6とを接続
する高圧回路、即ちインバータ6の直流部には、その電
流IPDU を検出する電流センサS1 と、電圧VPDU を検
出する電圧センサS2 とが設けられており、電流センサ
1 で検出したインバータ6の直流部の電流IPDU 及び
電圧センサS2 で検出したインバータ6の直流部の電圧
PDU は電子制御ユニット10に入力される。また、モ
ータ回転数センサS3で検出したモータ回転数Nmと、
アクセル開度センサS4 で検出したアクセル開度θ
APと、シフトポジションセンサS5 で検出したシフトポ
ジションPとが電子制御ユニット10に入力される。
【0012】インバータ6は複数のスイッチング素子を
備えおり、電子制御ユニット10から各スイッチィング
素子にスイッチング信号を入力することにより、モータ
1の駆動時にはメインバッテリ3の直流電力を三相交流
電力に変換して該モータ1に供給し、モータ1の被駆動
時(回生時)には該モータ1が発電した三相交流電力を
直流電力に変換してメインバッテリ3に供給する。
【0013】電子制御ユニット10からインバータ6の
スイッチング素子に入力されるスイッチング信号は、P
WM(パルス幅変調)により制御される。また、モータ
1の高回転領域でPWM制御のデューティ率が100%
に達した後に、弱め界磁制御が行われる。弱め界磁制御
とは、モータ1の永久磁石が発生している界磁と逆方向
の界磁が発生するように、モータ1に供給する一次電流
に界磁電流成分を持たせるもので、全体の界磁を弱めて
モータ1の回転数を高回転数側に延ばすものである。
【0014】次に、図3に基づいて電子制御ユニット1
0の回路構成及び作用の概略を説明する。
【0015】電子制御ユニット10は、トルク指令値算
出手段21、目標電力算出手段22、実電力算出手段2
3、比較手段24、トルク制御手段25、加速/減速検
出手段28及びトルク増加制限手段29を備えており、
比較手段24及びトルク制御手段25はフィードバック
制御手段27を構成する。
【0016】トルク指令値算出手段21は、モータ回転
数センサS3 で検出したモータ回転数Nmと、アクセル
開度センサS4 で検出したアクセル開度θAPと、シフト
ポジションセンサS5 で検出したシフトポジションPと
に基づいて、ドライバーがモータ1に発生させようとし
ているトルク指令値を、例えばマップ検索によって算出
する。加速/減速検出手段28はアクセル開度θAPの変
化に基づいて車両が加速状態にあるか減速状態にあるか
を検出し、トルク増加制限手段29は前記加速/減速検
出手段28が車両の減速を検出した後の所定時間内に車
両の加速を検出したときに、モータ1のトルク指令値の
立ち上がりを制限すべく前記トルク指令値算出手段21
に信号を出力する。
【0017】目標電力算出手段22は、トルク指令値算
出手段21で算出したトルク指令値とモータ回転数セン
サS3 で検出したモータ回転数Nmとを乗算し、これを
変換効率で除算することにより、モータ1に供給すべ
き、或いは回生によりモータ1から取り出すべき目標電
力を算出する。目標電力は正値の場合と負値の場合とが
あり、正の目標電力はモータ1が駆動トルクを発生する
場合に対応し、負の目標電力はモータ1が回生トルクを
発生する場合に対応する。
【0018】一方、実電力算出手段23は、電流センサ
1 で検出したインバータ6の直流部の電流IPDU と、
電圧センサS2 で検出したインバータ6の直流部の電圧
PD U とを乗算することにより、インバータ6に入力さ
れる実電力を算出する。目標電力と同様に、実電力にも
正値の場合と負値の場合とがあり、正の実電力はモータ
1が駆動トルクを発生する場合に対応し、負の実電力は
モータ1が回生トルクを発生する場合に対応する。
【0019】目標電力算出手段22で算出した目標電力
と実電力算出手段23で算出した実電力とはフィードバ
ック制御手段27の比較手段24に入力され、そこで算
出された目標電力と実電力との偏差に基づいてトルク制
御手段25がインバータ6に入力するスイッチング信号
のパルス幅を制御する。その結果、実電力を目標電力に
一致させるべくモータ1の運転状態がフィードバック制
御される。
【0020】次に、図4のフローチャートを参照しなが
ら本発明の実施例の作用について説明する。
【0021】先ず、ステップS1でアクセル開度センサ
4 で検出したアクセル開度θAPを読み込み、続くステ
ップS2でアクセル開度θAPの時間当たりの変化量、即
ちアクセル開度の今回値(θAPN から前回値(θAP
N-1 を減算したアクセル開度変化量ΔθAP=(θAPN
−(θAPN-1 を算出する。その結果、ステップS3で
アクセル開度変化量ΔθAPがΔθAP<0であれば、即ち
アクセル開度θAPが減少して車両が減速状態にあれば、
ステップS4で後述するトルク増加制限フラグFが
「1」にセットされるとともに、ステップS5で後述す
るタイマーがクリアされる。
【0022】前記ステップS3でアクセル開度変化量Δ
θAPがΔθAP<0でなくなってステップS6に移行した
とき、アクセル開度変化量ΔθAPがΔθAP=0に保持さ
れていればステップS7に移行し、そこで第1判定値T
1 がセットされる。或いは、ステップS6でアクセル開
度変化量ΔθAPがΔθAP>0であり、且つステップS8
でそのときのアクセル開度θAPが閾値θREF 未満であれ
ば、やはりステップS7に移行して第1判定値T1 が再
セットされる。一方、ステップS8でそのときのアクセ
ル開度θAPが閾値θREF 以上であれば、ステップS8に
移行して第2判定値T2 がセットされる。
【0023】第1判定値T1 及び第2判定値T2 は何れ
もモータ1のトルク増加制限の実行が許可される時間を
規定するもので、その長さは第2判定値T2 が第1判定
値T 1 よりも短く設定されている。
【0024】而して、車両が減速状態から加速状態に移
行したときにはステップS10で既にトルク増加制限フ
ラグFが「1」がセットされているため(ステップS4
参照)、ステップS11でトルク増加制限制御が実行さ
れる。図6(A)に示すように、車両の通常の加速時
(減速終了から所定時間内に開始される加速ではなく、
車両の発進時の加速や、減速終了から所定時間経過後に
開始される加速)には、実線で示す如く僅かなディレイ
タイムを以てモータトルクTRQが速やかに増加する
が、トルク増加制限制御が実行されているときには、破
線で示す如く比較的に大きなディレイタイムを以てモー
タトルクTRQが緩やかに増加する。
【0025】このトルク増加制限制御は、ステップS1
2で現在カウント中のタイマーをインクリメントし、所
定時間の経過後にステップS13でタイマーのカウント
値が現在セットされている第1判定値T1 又は第2判定
値T2 を越えるまで継続する。そしてタイマーのカウン
ト値が第1判定値T1 又は第2判定値T2 を越えると、
ステップS14でトルク増加制限フラグFが「0」がリ
セットされてトルク増加制限制御が終了する。
【0026】尚、前記ステップS6でアクセル開度変化
量ΔθAPがΔθAP=0であるためにステップS7で第1
判定値T1 がセットされたとき、つまり車両が減速状態
から定速状態に移行した場合には、そもそも車両が加速
することがないため、ステップS11では実質的にトル
ク増加制限制御は実行されない。そしてステップS13
でタイマーのカウント値が第1判定値T1 を越えれば
ステップS14でそのままトルク増加制限制御は終了す
る。但し、前記定速状態にある車両がステップS6で加
速状態に移行すれば、そのときのアクセル開度θAPと閾
値θREF との大小関係に応じて第1判定値T1 或いは第
2判定値T2 が新たにセットされてトルク増加制限制御
が実行される。
【0027】上記作用を纏めると、車両の減速状態が終
了すると比較的に時間の長い第1判定値T1 がセットさ
れる(ステップS7)。タイマーのカウント値が第1判
定値T1 を越える前に車両が閾値θREF 未満のアクセル
開度θAPで加速状態に移行すると(ステップS8)、前
記第1判定値T1 が再セットされ(ステップS7)、モ
ータトルクTRQの増加速度を遅らせるトルク増加制限
制御が実行される(ステップS11)。このトルク増加
制限制御は、タイマーのカウント値が比較的に時間の長
い第1判定値を越えるまで継続する(ステップS13,
S14)。
【0028】また、タイマーのカウント値が第1判定値
1 を越える前に車両が閾値θREF以上のアクセル開度
θAPで加速状態に移行すると(ステップS8)、第2判
定値T2 が新たにセットされ(ステップS9)、モータ
トルクTRQの増加速度を遅らせるトルク増加制限制御
が実行される(ステップS11)。このトルク増加制限
制御は、タイマーのカウント値が比較的に時間の短い第
2判定値T2 を越えるまで継続する(ステップS13,
S14)。
【0029】更に、車両の減速状態が終了した後に定速
状態を保持し、タイマーのカウント値が第1判定値T1
を越えるまで加速状態に移行しなかった場合には、トル
ク増加制限制御は実質的に実行されない。
【0030】而して、アクセルペダルの踏み込み及び戻
しを第1判定値T1 よりも短い時間間隔で繰り返した場
合、アクセルペダルの踏み込み時のモータトルクTRQ
の増加速度が第1判定値T1 又は第2判定値T2 が経過
するまで制限される。これにより、減速時に拡大したモ
ータ1と駆動輪Wf,Wf間の動力伝達系に存在するバ
ックラッシュが加速時に急激に消滅してショックが発生
することが防止され、車体振動による乗り心地の低下が
回避される。
【0031】しかも、前記動力伝達系に存在するバック
ラッシュに起因するショックが発生する虞がない場合、
つまり車両の発進に伴う加速時、或いは減速の終了から
第1判定値T1 よりも長い時間が経過した後の加速時に
は、トルク増加制限制御が実行されないために車両の加
速性能が損なわれることがない。また加速時のアクセル
開度θAPが閾値θREF 以上であってドライバーが急加速
を要求している場合には、比較的に短い第2判定値T2
の間だけしかトルク増加制限制御が実行されないため、
車両の加速性能の低下を最小限に抑えることができる。
【0032】図5はアクセル開度θAPをステップ状に増
減させた場合の作用を示すタイムチャートである。時刻
1 においてアクセル開度θAPが減少すると、モータト
ルクTRQが通常の僅かなディレイタイムを以て目標ト
ルクまで速やかに減少し、これと同時にトルク増加制限
フラグFが「1」にセットされて時間の長い第1判定値
1 がセットされる。第1判定値T1 が経過する前に、
時刻t2 においてアクセル開度θAPが閾値θREF 未満の
値まで増加すると第1判定値T1 が再セットされ、これ
と同時にトルクTRQ増加制限制御が開始されてモータ
トルクTRQが通常よりも大きなディレイタイムを以て
緩やかに増加する。そして時刻t3 において第1判定値
1 が経過すると、トルク増加制限フラグFが「0」に
リセットされてトルク増加制限制御が終了する。尚、第
1判定値T1 が経過した後にアクセル開度θAPが増加し
た場合には、前記トルク増加制限制御は実行されない。
【0033】更に、時刻t4 において再びアクセル開度
θAPが減少すると、モータトルクTRQが通常の僅かな
ディレイタイムを以て目標トルクまで速やかに減少し、
これと同時にトルク増加制限フラグFが「1」にセット
されて第1判定値T1 がセットされる。第1判定値T1
が経過する以前の時刻t5 においてアクセル開度θAP
閾値θREF 以上の値まで増加すると、時間の短い第2判
定値T2 がセットされると同時に、トルク増加制限制御
が開始されてモータトルクTRQが通常よりも大きなデ
ィレイタイムを以て緩やかに増加する。そして時刻t6
において第2判定値T2 が経過すると、トルク増加制限
フラグFが「0」にリセットされるとともに、トルク増
加制限制御が終了してモータトルクTRQが通常の僅か
なディレイタイムを以て目標トルクまで速やかに増加す
る。この場合も、第1判定値T1が経過した後にアクセ
ル開度θAPが増加した場合には、前記トルク増加制限制
御は実行されない。
【0034】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0035】例えば、実施例では、図6(A)に示す如
くモータトルクTRQの増加速度の大きさを変化させる
ことによりトルク増加制限制御を行っているが、図6
(B)に示す如く一時遅れ処理の時定数を変化させるこ
とによりトルク増加制限制御を行っても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、アクセル開度の変化に基づいて車両の加速
/減速を検出し、車両の減速が検出された後の所定時間
内に車両の加速が検出されたときにモータの駆動トルク
の増加を制限するので、アクセルペダルの踏み込み及び
戻しを短い時間間隔で繰り返した場合、アクセルペダル
の踏み込み時にモータからの動力伝達系に存在するバッ
クラッシュが急激に消滅してショックが発生することが
防止され、乗り心地が向上する。しかも、前記動力伝達
系に存在するバックラッシュに起因するショックが発生
する虞がない場合、つまり車両の発進に伴う加速時、減
速の終了から前記所定時間以上の時間が経過した後の加
速時にはトルク増加制限制御が実行されないため、車両
の加速性能が損なわれることがない。
【0037】また請求項2に記載された発明によれば、
車両の加速時におけるアクセル開度に応じてモータの駆
動トルクの増加を制限する時間を変更するので、ドライ
バーの加速要求が大きいときにモータの駆動トルクの増
加を制限する時間を短くして加速性能を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動車両の全体構成を示す図
【図2】制御系のブロック図
【図3】電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図
【図4】作用を説明するフローチャート
【図5】作用を説明するタイムチャート
【図6】モータトルクを制限する手法の説明図
【符号の説明】
1 モータ 28 加速/減速検出手段 29 トルク増加制限手段 θAP アクセル開度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともアクセル開度(θAP)に基づ
    いてモータ(1)の駆動/回生トルクを決定し、決定さ
    れた駆動/回生トルクに応じてモータ(1)を制御する
    電動車両の制御装置において、 アクセル開度(θAP)の変化に基づいて車両の加速/減
    速を検出する加速/減速検出手段(28)と、 車両の減速が検出された後の所定時間内に車両の加速が
    検出されたときにモータ(1)の駆動トルクの増加を制
    限するトルク増加制限手段(29)と、を備えたことを
    特徴とする電動車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク増加制限手段(29)は、車
    両の加速時におけるアクセル開度(θAP)に応じてモー
    タ(1)の駆動トルクの増加を制限する時間を変更する
    ことを特徴とする、請求項1記載の電動車両の制御装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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