JPH09301825A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JPH09301825A
JPH09301825A JP14817096A JP14817096A JPH09301825A JP H09301825 A JPH09301825 A JP H09301825A JP 14817096 A JP14817096 A JP 14817096A JP 14817096 A JP14817096 A JP 14817096A JP H09301825 A JPH09301825 A JP H09301825A
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fine particle
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JP14817096A
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Akihiro Kuroda
章裕 黒田
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写防止効果、官能特性、化粧効果持続性に優
れたメイクアップ化粧料であって、かつ金皿に充填し、
収納できるコンパクト型容器等の商品形態であるメイク
アップ化粧料を提供する。 【解決手段】粉砕された状態のシリコーンエラストマ
ー、粘着性樹脂および微粒子粉体を配合することを特徴
とするメイクアップ化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写防止効果、化
粧効果持続性および感触に優れたメイクアップ化粧料に
関する。さらに詳しくは、粉砕された状態のシリコーン
エラストマー、粘着性樹脂および微粒子粉体を配合する
ことで、感触を犠牲にせずに転写防止効果および化粧効
果持続性に優れたメイクアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、特願平7−194201
号、特願平7−207469号、特願平7−20747
0号にて、シリコーンエラストマーを含む珪素含有樹脂
粉砕物を配合した化粧料が化粧持続性に優れることを見
いだし提案した。さらに、特願平6−292207号や
特願平6−211754号などで、微粒子粉体を用いた
メイクアップ化粧料が転写防止効果に優れていることも
見いだし提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリコーンエラストマ
ー粉砕物を用いた化粧料は、感触に優れて、しわ隠し効
果があるなどの機能を有する。そして、珪素含有樹脂粉
体と有機珪素系樹脂化合物の複合皮膜が肌上に形成され
た場合では、さらに転写防止効果が得られることが判っ
ている。しかしながら、複合皮膜を形成させるために
は、油剤または溶媒の量を多く必要とする。そのため、
製品の形態は液状になってしまうことが多く、ボトル型
容器の商品形態となる。
【0004】一方、最近の市場には金皿にメイクアップ
化粧料を充填してコンパクト型容器に収納したリクイド
タイプの商品が多く見られ、市場の一部を占めている。
消費者調査によれば、このような商品形態はパウダー商
品類の異なったタイプとして受け止められており、従来
のボトル型容器に収納したリクイドタイプと比べて簡便
さに優れる点が評価されている。
【0005】すなわち、本発明は転写防止型機能を有
し、かつメイクアップ化粧料を金皿に充填し、収納した
コンパクト型容器等の商品形態が可能であり、簡便さと
高い機能性を有した商品の提案を本発明の目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
に鑑み鋭意検討した結果、粉砕された状態のシリコーン
エラストマー、粘着性樹脂および微粒子粉体を配合する
ことにより、かつコンパクト型容器またはチューブ型容
器等の商品形態が得られ、また転写防止効果、化粧効果
持続性および感触に優れたメイクアップ化粧料が得られ
ることを見いだし、本発明の完成に至った。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。
【0008】本発明で用いるシリコーンエラストマーと
は、電子顕微鏡を用いた観察による一次粒子径が0.1
〜200μmの範囲にあるシリコーン系樹脂粉体であっ
て、特開平2−243612号公報や特開平8−125
24号公報に記載されたものが例示される。本発明で用
いるシリコーンエラストマーとしては、優れた感触が容
易に得られる点から、特に東レ・ダウコーニング・シリ
コーン社製のトレフィルEシリーズが好ましい。
【0009】本発明で言う粉砕された状態のシリコーン
エラストマーとは、上記のシリコーンエラストマーを溶
媒または油剤を用いて湿式粉砕したものを指し、その工
程は、前もってシリコーンエラストマーを溶媒または油
剤を用いて湿式粉砕するか、あるいは製品製造時に他の
成分と共に粉砕しても構わず、製品中に粉砕された状態
のシリコーンエラストマーが存在していれば構わない。
湿式粉砕の程度としては、シリコーンエラストマー粉砕
物目の開きが0.1mmの篩を通過する程度に粉砕され
ていれば構わず、また平均一次粒子径が粉砕によって変
化していてもいなくても構わない。但し、平均一次粒子
径は未処理粉体の平均一次粒子径に対して3割以上の大
きさであることが転写防止機能を維持する点から好まし
い。3割未満の場合、樹脂の配合量によっては転写防止
機能が不十分となる場合がある。
【0010】粉砕の装置としては、サンドミル、ビーズ
ミル、マイクロス(奈良機械製作所社製)などの湿式媒
体型粉砕機やディスパー、オングミル(ホソカワミクロ
ン社製)などが挙げられる。湿式粉砕する場合の溶媒と
しては、従来化粧品で使用される油剤や溶媒を用いるこ
とができる。この内、シリコーン油、特に環状4量体〜
6量体の揮発性シリコーンや揮発性直鎖状シリコーンが
好ましい。また、粉砕して得られた粉砕溶液はそのまま
使用しても、また溶媒を減圧や加熱などで除去すること
で、粉砕した粉体として用いても構わない。溶媒を除去
する場合には、溶媒としてトルエンやヘキサンなどの溶
媒を使用することもできる。湿式媒体型粉砕機を用いる
場合の粉砕媒体としては、例えばジルコニアなどのセラ
ミックス、ガラス、ステンレス、ポリアセタール樹脂等
が挙げられるがいずれを用いても構わない。
【0011】本発明で用いる粘着性樹脂としては、溶媒
の無い状態で、25℃において固形もしくはペースト状
の化合物であって、水不溶性または水難溶性の樹脂であ
り、常温において微量水分の存在下に粘着性を示すもの
が挙げられる。具体的には、トリメチルシロキシケイ酸
等のシリコーン樹脂化合物、フッ素化シリコーン樹脂、
アクリル化シリコーングラフト共重合体や有機系紫外線
吸収剤で変性されたシリコーン樹脂、トリメチルシリル
化有機粘剤、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリ
ビニルピロリドン系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂やそれらの複合化樹脂など、従来公知の樹脂化合
物を用いることができるが、中でも各種変性シリコーン
樹脂化合物やシラン処理粘剤などがシリコーンエラスト
マーとの相性に優れることから好ましく、さらに好まし
くはトリメチルシロキシケイ酸、フッ素化シリコーン樹
脂(特願平7−192530号に記載されている、フッ
素化アルキル鎖を有するシリコーン樹脂化合物が化粧効
果持続性に富むことから特に好ましい)が挙げられる。
【0012】そして、これらの樹脂は、従来化粧品に使
用されている油剤や溶剤、例えば前述の揮発性シリコー
ンや軽質流動イソパラフィン、アルコール、低重合度パ
ーフルオロポリエーテル、フルオロカーボンなどの揮発
性溶媒、スクワラン、エステル油、シリコーン油などの
油剤を用いて溶解または膨潤させて用いることが好まし
い。この内、シリコーンエラストマーとの相性に優れる
シリコーン系溶媒、油剤が好ましい。
【0013】本発明で用いる微粒子粉体としては、電子
顕微鏡観察による平均一次粒子径として、5〜100n
mの範囲に入る粉体が該当し、その形状としては、球
状、板状、不定形状、針状、棒状、紡錘状等が挙げられ
るが特に限定されない。微粒子粉体の材質としては、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化ジルコ
ニウム、無水珪酸、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸
化セリウム、黄色酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、低次酸
化チタン、カーボンブラック、金、銀等が挙げられる
が、紫外線防御機能を有する二酸化チタン、酸化亜鉛が
好ましい。
【0014】本発明で用いる微粒子粉体は、従来公知の
表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、
ペンダント処理、アルキルシラン処理、シランカップリ
ング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N
−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸
処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、
メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されてい
てもいなくても構わない。
【0015】本発明のメイクアップ化粧料で用いる、粉
砕された状態のシリコーンエラストマー、粘着性樹脂お
よび微粒子粉体の配合量としては、メイクアップ化粧料
100重量部中に、それぞれの重量比(固形分換算)が
1〜40:1〜40:0.5〜80の範囲にあることが
好ましい。また、粉砕された状態のシリコーンエラスト
マーおよび粘着性樹脂の合計重量に対して、粘着性樹脂
の重量比は0.3〜0.7の範囲にあることが好まし
い。この範囲であれば、転写防止機能と良好な感触が最
もバランスよく発揮できる。
【0016】本発明のメイクアップ化粧料では、上記の
各成分以外に、通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔
料、色素、樹脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、
粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を
含む。UV−A、Bのいずれに対応していても構わな
い)、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止
剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤等の成分を本発明の
目的を損なわない範囲で同時に配合することができる。
【0017】油剤の例としては、セチルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサ
デシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アル
コール類、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイ
ン酸等の脂肪酸類、グリセリン、ソルビトール、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール等の多価アルコール類、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、
モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリ
ン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリ
ン、スクワラン等の炭化水素類、ラノリン、還元ラノリ
ン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ
油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリー
ブ油等の油脂類、エチレン・α−オレフィン・コオリゴ
マー等が挙げられる。
【0018】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエー
テル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・
ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、
アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガ
ノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサ
ン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキ
サン、シリコーンゲル、シリコーンRTVゴム等のシリ
コーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素
化合物が挙げられる。
【0019】粉体の例としては、赤色104号、赤色2
01号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、
黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレー
キ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタン
パウダー、テフロンパウダー、セルロースパウダー、ポ
リメチルシルセスキオキサン等の高分子、黄酸化鉄、赤
色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、群青、紺青等の有色
顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔
料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔
料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸
マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉
体、ベントナイト、スメクタイト等が挙げられる。これ
らの粉体の形状、大きさに特に制限はない。さらに、こ
れらの粉体は前記同様に各種の表面処理が行われていて
もいなくても構わない。
【0020】界面活性剤としては、例えばアニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両
性界面活性剤を用いることができる。
【0021】有機系紫外線吸収剤としては、例えばパラ
メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルア
ミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイド
ロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸
(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロピ
ルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメン
チル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘ
キシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレー
ト、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダ
ゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、
3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ
−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロ
ピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイ
ルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレ
ン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオ
ン酸−2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0022】本発明で用いる溶媒としては、環状シリコ
ーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アル
コール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−
メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状
シリコーン等が挙げられる。
【0023】本発明のメイクアップ化粧料としては、フ
ァンデーション、フェイスカラー、口紅、アイシャド
ウ、アイライナー、チーク、コンシーラー、リップコー
ト等が挙げられる。
【0024】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明する。
【0025】また、実施例および比較例で用いた化粧料
の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0026】(1)転写防止性 洗顔後、ローションのみを使用し、試験品を塗布し、5
分後にティッシュペーパーにて額部を擦り、ティッシュ
ペーパーへの転写性を表1の基準に従って評価した。
【0027】
【表1】
【0028】(2)官能特性試験 塗布時の感触、塗布後の仕上がりを専門検査員10名に
よって調べ、感触が優れる、仕上がりが自然であると回
答したパネラーの人数によって、表2の基準に従って評
価した。
【0029】(3)化粧効果持続性 上記化粧料の評価後、2時間経過した時点での化粧効果
を観察した。化粧効果の持続性に優れると回答したパネ
ラーの数により、表2に示す基準に従って評価した。
【0030】
【表2】
【0031】実施例1(ファンデーション) シリコーンエラストマー粉砕溶液の作製 シリコーンエラストマーの一種である東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン社製のトレフィルE−505C(以下
トレフィルと呼ぶ)を用い、トレフィル12.5重量部
に環状5量体シリコーンであるデカメチルシクロペンタ
シロキサン(以下、D5と呼ぶ)75重量部を混合し、
奈良機械製作所社製マイクロスを用い900rpmにて
5分間粉砕した後、さらにトレフィルを12.5重量部
追加し、900rpmにて10分間粉砕を行った。得ら
れた溶液を目の開きが0.1mmの篩を通過させ、粉砕
溶液とした。
【0032】粘着性樹脂溶解液の作製 粘着性樹脂溶解液の一種であるフッ素化アルキル鎖を有
するシリコーン樹脂化合物(特願平7−192530号
の製造例1の化合物)45重量部を環状シリコーン(D
5)55重量部にペイントシェーカーを用いて溶解さ
せ、溶解液を得た。
【0033】この、粉砕溶液、粘着性樹脂溶解液を
用いて、表3に示す処方にてファンデーションを作製し
た。なお、単位は重量%で示してある(以下同様)。
【0034】
【表3】
【0035】(製造法)成分Aをミキサーで混合した
後、アトマイザーを用いて粉砕を行った。次いで、成分
Bをミキサーを用いて混合した後、成分Aと成分Bをエ
クストルーダー(2軸連続混練機)を用いて混合して、
ペースト状とし、金型を用いて金皿に直接充填した。金
皿をコンパクト型の容器に設置して製品とした。
【0036】比較例1 実施例1の粘着性樹脂溶解液の代わりにジメチルポリ
シロキサン(1000cSt)45重量部を環状シリコ
ーン(D5)55重量部に溶解した溶液を用いた他は全
て実施例1と同様にして製品を得た。
【0037】比較例2(未粉砕のシリコーンエラストマ
ーを用いた例) 実施例1のシリコーンエラストマー粉砕溶液の代わり
に、シリコーンエラストマー(トレフィルE−505
C)を用い、かつエクストルーダーによる混練りを用い
ずに表4の処方に従って混合し製品を得た(未粉砕のシ
リコーンエラストマーを用いた例)。
【0038】
【表4】
【0039】(製造法)成分Aをミキサーで混合した
後、アトマイザーを用いて粉砕を行った。次いで、成分
Bを加え、成分Cをミキサーを用いて混合した後、成分
A、B、Cをミキサーを用いて混合し、ヘラを用いて金
皿に充填し、金皿をコンパクト型の容器に設置して製品
とした。
【0040】比較例3(微粒子粉体を用いない例) 実施例1で用いたシリコーンエラストマー粉砕溶液、
粘着性樹脂溶解液を用い、表5の処方に従って製品を
得た(微粒子粉体を用いない例)。
【0041】
【表5】
【0042】(製造法)成分Aをミキサーで混合した
後、アトマイザーを用いて粉砕を行った。次いで、成分
Bをミキサーを用いて混合した後、成分Aと成分Bをエ
クストルーダーを用いて混合し、金型を用いて金皿に直
接充填した。金皿をコンパクト型の容器に設置して製品
とした。
【0043】実施例1および比較例1〜3の評価結果を
表6に示す。
【0044】
【表6】
【0045】表6の結果より、実施例は比較例と比べて
転写防止効果、官能特性、化粧効果持続性のいずれも優
れていることが判る。
【0046】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、転写防止効
果、官能特性、化粧効果持続性に優れたメイクアップ化
粧料を提供することは明かである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕された状態のシリコーンエラストマ
    ー、粘着性樹脂および微粒子粉体を配合することを特徴
    とするメイクアップ化粧料。
  2. 【請求項2】 粘着性樹脂がシリコーン系樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のメイクアップ化粧料。
JP14817096A 1996-05-16 1996-05-16 メイクアップ化粧料 Pending JPH09301825A (ja)

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