JP5497314B2 - 油性化粧料 - Google Patents
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Description
(a)下記一般式(1)に示すダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物
R3OCO−R1−(−COO−R2−OCO−R1−)n−COOR3・・(1)
(式中、R1はダイマー酸残基を、R2はダイマージオール残基を、R3はイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。)
(b)揮発性シリコーン油
(c)有機シリコーン樹脂
(d)下記一般式(2)にて示されるトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランを表面処理してなる粉体。
F3C−(CF2)5−(CH2)2−Si−(OCH2CH3)3・・(2)
を配合する油性化粧料を提供するものである。
R3OCO−R1−(−COO−R2−OCO−R1−)n−COOR3・・(1)
(式中、R1はダイマー酸残基を、R2はダイマージオール残基を、R3はイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。)
出発物質である、ダイマー酸は、不飽和脂肪酸の分子間重合反応によって得られるが、炭素数が11〜22の不飽和脂肪酸を2量化して得られ、炭素数36程度の二塩基酸が主成分である。CAS番号で、61788−89−4が該当する。また、ダイマー化反応において、二重結合を水素化した、水素添加ダイマー酸が好ましい。市販品としては、例えばPRIPOL1006、同1009、同1015、同1025等(ユニケマ社製)が挙げられる。
ダイマージオールは、前記ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルを触媒存在下で水素添加して、ダイマー酸のカルボン酸部分をアルコールとした炭素数36程度のジオールを主成分としたものである。市販品としては、例えばPRIPOL2033等(ユニケマ社製)が挙げられる。
イソステアリルアルコールは、ダイマー酸の副産物から得られた脂肪酸を還元して得られるものや、ガーベット法により得られるもの、アルドール縮合法により得られるもの等が挙げられるが、特に限定されずいずれのものを使用することもできる。市販品としては、例えばSpeziol C18 ISOC(コグニス社製)等が挙げられる。
成分(a)の製造において、中間体としてオリゴマーエステルを得る場合、中間体であるダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルは、それぞれの仕込み比を変えることにより、得られるエステルの平均エステル化度や平均分子量を調整することができる。その仕込み比の範囲は、ダイマー酸1モル当量に対してダイマージオールを0.4〜0.9モル当量であることが好ましい。更に、イソステアリルアルコールでエステル化する場合、残存するカルボキシル基に対し0.8〜1.5モルであることが好ましい。
F3C−(CF2)5−(CH2)2−Si−(OCH2CH3)3・・(2)
また、INCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)では、パーフルオロオクチルトリエトキシシランとして収載されている。
本発明において、下記一般式(2)にて示されるトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランの市販品としては、例えばDYNASYLAN
F8261(テグサ社製)が挙げられる。
また、前記一般式(2)にて示されるトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランの粉体への表面処理方法としては、次の方法が挙げられる。すなわち、前記一般式(2)にて示されるトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランをミキサー内で滴下または添加することにより粉体と混合した後、熱処理を行い、必要に応じて解砕することにより、目的とする表面処理された粉体を得ることができる。また、他の方法として、前記トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランを溶解もしくは分散させた有機溶剤液と粉体とを混合した後、有機溶剤を除去し、乾燥後解砕することにより、目的とする表面処理された粉体を得ることもできる。
「ダイマー酸ダイマージオールオリゴマーエステルイソステアリルアルコールエステル化合物」
水素添加ダイマー酸(PRIPOL1006:ユニケマ社製)200g(0.348モル)及びダイマージオール(PRIPOL2033:ユニケマ社製)132g(0.243モル)を反応器に仕込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去し
ながら5時間エステル化反応を行い、中間体であるダイマー酸ダイマージオールオリゴマーエステル(ダイマー酸:ダイマージオール=1:0.7)323gを得た。さらに、当該オリゴマーエステル307gとイソステアリルアルコール(Speziol C18 ISOC:コグニス社製)59g(0.217モル)を反応器に仕込み、窒素気流中210〜220℃に加熱し、生成する水を留去しながら10時間エステル化反応を行い、目的のエステル化合物351gを得た。得られたエステル化合物は、色相ガードナー2、酸価5.2、ケン化価111、粘度15,000mPa・s、屈折率1.48であった。
表1及び表2に示す処方及び下記に示す製法により、スティック状口紅を製造した。得られた各スティック状口紅について、ツヤ(ヘ)は光沢計で測定した測定値により評価した。また、官能評価により、乾燥感のなさ(使用感)(ロ)、密着感のある軽いのび(ハ)を評価し、膜の均一性(イ)や塗布後のツヤ感(ニ)も評価した。さらに、塗布後3時間後において、クレンジングシートを用い、化粧膜の落としやすさ(ホ)の評価をした。表1及び表2には判定結果と(ヘ)は( )内に光沢度の測定値、(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)には( )内に評点の平均値を記載した。
尚、評価項目としてはあげていないが、化粧崩れ防止効果である化粧もち効果と色移り防止効果については、各試料を唇に塗布し、一時間後の化粧持ちを評価したのち、ティッシュペーパーを唇にあて、ティッシュペーパーへの転写のなさの程度を評価した。
使用したトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン処理粉体は、イソプロピルアルコールに粉体を添加分散し、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランを添加する。そして、加熱混合することで表面処理し、次に、乾燥して溶剤を揮発させ、最後に粉砕処理を行って得たものである。
注2:PLANDOOL−S(日本精化社製)
注3:KF−994(信越化学工業社製)
注4:KF−995(信越化学工業社製)
注5:KF−7312J(50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(信越化学工業社製)
注6:X−21−5250(50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(信越化学工業社製)
注7:KP−545(30%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(信越化学工業社製)
注8:トレフィルE−505C(東レ・ダウ・コーニング社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(16)を均一に110℃にて均一溶解する。
B.Aに成分(17)〜(21)を加えて均一混合し、脱泡後、成分(22)を添加し均一混合する。
C.再度加熱溶解し、口紅容器に充填して、冷却固化してスティック状口紅を得る。
1.(ヘ)ツヤ
各スティック状口紅を三本ローラーで2回処理を行いペースト状にし、ガラス板上に膜厚10μmのアプリケーターで皮膜を形成させ、測定サンプルとする。これを光沢計VG−1D(日本電色工業社製)にて、光沢度を測定した。その測定値を下記の基準により判断し、◎〜××の5段階にて判定した。
(光沢度) :(判定)
45.0以上 :非常に良好:◎
40.0以上45.0未満:良好 :○
35.0以上40.0未満:やや良好 :△
30.0以上35.0未満:不良 :×
30.0未満 :非常に不良:××
(イ)の膜の均一性、(ロ)の乾燥感のなさ(使用感)、(ハ)の密着感のある軽いのび、(ニ)の塗布後のツヤ感、(ホ)の化粧膜の落としやすさについては、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し下記判断基準より判定した。
なお、(ロ)の乾燥感のなさ(使用感)については各試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、3時間後の乾燥感のなさ(使用感)について評価し、(ニ)の塗布後のツヤ感については塗布直後のものを評価し、(ホ)の化粧膜の落としやすさについては、各試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、3時間後にクレンジングシートを用いて除去のし易さを評価した。
(絶対評価)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定基準)
(評点平均値) (判定)
5点を超える :非常に良好:◎
3点を超えて5点以下 :良好 :○
1点を超えて3点以下 :やや不良 :△
1点以下 :不良 :×
なお、評価に使用したクレンジングシートは以下の成分からなるメイクアップ除去料を不織布に含浸させたものである。
(クレンジング)
(成分) (%)
1.精製水 残量
2.エタノール 10
3.1,3−ブチレングリコール 5
4.リン酸二水素ナトリウム 0.02
5.リン酸一水素ナトリウム 0.1
6.エデト酸二ナトリウム 0.05
7.ショ糖脂肪酸エステル溶液 1
8.ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.1
9.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.5
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
これに対して成分(a)が配合されていない比較例1では、化粧膜の粘度がなくなることで化粧膜の厚みを保持することができなくなり、特に密着感のある軽いのび、塗布後のツヤ感、乾燥感のなさの点で良いものが得られなかった。成分(a)の替わりに、ツヤの向上が期待できるポリブテンを配合した比較例2では、化粧膜に粘度を付与し化粧膜の厚みは得られるものの付着力が強すぎ、さらに顔料の分散性が低下することで、特に密着感のある軽いのびと化粧膜の均一性の点で良いものが得られず、ダイマー酸ジリノールを配合した比較例3では、付着力が強すぎさらに化粧膜の透明性を損なうことから、特に密着感のある軽いのび、ツヤ、塗布後のツヤ感といった点で満足いくものが得られなかった。成分(c)の替わりに色移り防止効果が期待されるオルガノポリシロキサンエラストマーを配合した比較例4では、使用時のほぐれを損なうことで、密着感のある軽いのびといった点で満足いくものが得られなかった。成分(d)の替わりにジメチコン処理粉体やパーフルオロアルキルリン酸処理粉体を配合した比較例5や比較例6では、粉体の分散が良好でないため、化粧膜が不均一となり、ツヤを損ない、満足のいくものが得られなかった。さらに容易に化粧膜の除去を行なえるといった点においても、クレンジング料が化粧膜に均一に馴染まず、化粧膜の除去に時間を必要とし、満足のいくものが得られなかった。
以下に実施例11〜16をあげ、実施例1〜10の評価方法と同様の方法で評価した結果をあわせて記載した。使用したトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン処理粉体は、実施例1〜10と同様の処理を行って得たものを使用した。
(成分) (%)
1.デキストリン脂肪酸エステル(注9) 6
2.合成例1記載のエステル化合物 30
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
4.ポリイソブチレン 10
5.流動パラフィン 5
6.重質流動イソパラフィン 10
7.揮発性シリコーン油(注4) 10
8.有機シリコーン樹脂(注5) 10
9.煙霧状シリカ(注10) 3
10.赤色202号 0.1
11.黄色4号 0.6
12.酸化チタン 0.5
13.黒酸化鉄 0.1
14.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
2%処理酸化チタン被覆ガラス末 1
15.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 0.5
16.ビタミンE 0.5
17.香料 適量
注9:レオパールKL(千葉製粉社製)
注10:AEROSIL 380S(日本エアロジル社製)
A.成分(1)〜(8)を90℃にて均一溶解する。
B.Aに成分(9)〜(17)を加え均一に分散する。
C.アプリケータ付き容器に充填して油性ゲル状口紅を得た。
実施例11は、化粧膜の均一性に優れるため塗布時のツヤ感にも優れ、乾燥感がなく、密着感があって軽くのばすことができ、使用感に優れるものであった。また色移り防止効果も損なわれることなく、クレンジング時には容易に化粧膜を容易に除去できる、優れた油性ゲル状口紅であった。
(成分) (%)
1.セレシンワックス 6
2.ポリエチレンワックス 2
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
4.ポリイソブチレン 5
5.流動パラフィン 10
6.合成例1記載のエステル化合物 10
7.揮発性シリコーン油(注3) 10
8.有機シリコーン樹脂(注6) 10
9.煙霧状シリカ(注11) 2
10.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理雲母チタン 5
11.赤色202号 0.3
12.黄色4号 1.0
13.酸化チタン 2
14.黒酸化鉄 0.2
15.赤色104号アルミニウムレーキ 1.5
16.ビタミンE 0.5
17.香料 適量
注11:AEROSIL R976S(日本エアロジル社製)
A.成分(1)〜(8)を100℃にて均一溶解する。
B.Aに成分(9)〜(17)を加え均一に分散する。
C.Bを再度加熱溶解し、金皿に流し込み、冷却固化して固形状口紅を得た。
実施例12は、化粧膜の均一性に優れるため塗布時のツヤ感にも優れ、乾燥感がなく、密着感があって軽くのばすことができ、使用感に優れるものであった。また色移り防止効果も損なわれることなく、クレンジング時には容易に化粧膜を容易に除去できる、優れた固形状口紅であった。
(成分) (%)
1.有機シリコーン樹脂(注6) 20
2.揮発性シリコーン油(注3) 50
3.合成例1記載のエステル化合物 10
4.ジメチルポリシロキサン(注12) 残量
5.煙霧状シリカ(注13) 6
6.無水ケイ酸 10
7.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
2%処理ベンガラ・酸化チタン被覆ガラス末 1
8.パラメトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル 0.5
注12:KF−96(20−cs)(信越化学工業社製)
注13:AEROSIL R972(日本エアロジル社製)
A.成分(1)〜(4)を90℃にて均一溶解する。
B.Aに成分(5)〜(8)を加え均一に分散する。
C.Bを容器に充填して口紅トップコートを得た。
実施例13は、使用性がよく市販の口紅の上に塗布することにより、化粧膜の均一性に優れるため塗布時のツヤ感にも優れ、乾燥感がなく、密着感があって軽くのばすことができ、使用感に優れるものであった。また色移り防止効果も損なわれることなくクレンジング時には容易に化粧膜を容易に除去できる、優れた口紅トップコートであった。
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス(注14) 3
2.セレシン 3
3.キャンデリラワックス(注15) 5
4.トリイソステアリン酸グリセリル 1
5.ジメチルポリシロキサン(注12) 3
6.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン 残量
7.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・
ベヘニル・オクチルドデシル) 5
8.ポリオキシアルキル変性オルガノポリシロキサン(注16) 3
9.有機シリコーン樹脂(注6) 8
10.合成例1記載のエステル化合物 8
11.揮発性シリコーン油(注4) 30
12.微粒子酸化チタン 1
13.微粒子酸化亜鉛 1
14.酸化チタン 8
15.硫酸バリウム 2
16.セリサイト 10
17.ベンガラ 1
18.黄酸化鉄 2
19.黒酸化鉄 0.5
20.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン
2%処理ケイ酸・チタン処理マイカ 2
21.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理雲母チタン 5
22.油溶性ローズマリーエキス 0.1
23.メトキシケイヒ酸オクチル 0.5
24.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
25.香料 0.1
注14:PERFORMALENE 655(ニューフューズテクノロジー社製)
注15:脱臭精製キャンデリラワックス(セラリカ野田社製)
注16:シリコンKF−6017(信越化学工業社製)
A.成分(1)〜(7)を100℃で均一溶解する。
B.成分(8)〜(11)を均一に溶解する。
C.AにBを加えて均一混合する。
D.Cに成分(12)〜(21)を加えて混合する。
E.Dに成分(22)〜(25)を加え均一に混合した後、脱泡し、容器に充填する。
実施例14は、化粧膜の均一性に優れ、乾燥感がなく、密着感があって軽くのばすことができ、使用感に優れるものであった。また色移り防止効果も損なわれることなく、クレンジング時には容易に化粧膜を容易に除去できる、優れた油性ファンデーションであった。
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス(注17) 3
2.カルナウバワックス 3
3.炭酸ジアルキル(14,15)(注18) 15
4.セスキオレイン酸ソルビタン 1
5.有機シリコーン樹脂(注6) 6
6.合成例1記載のエステル化合物 10
7.揮発性シリコーン油(注4) 45
8.2−エチルヘキサン酸セチル 残量
9.赤色202号 3
10.群青 2
11.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理雲母チタン 5
12.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理タルク 5
13.精製オリーブ油 0.1
14.メトキシケイヒ酸オクチル 0.5
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
16.香料 0.1
注17:PERFORMALENE 500(ニューフューズテクノロジー社製)
注18:LIALCARB SR−1000/R(ミテックス社製)
A.成分(1)〜(8)を90℃で均一溶解する。
B.Aに成分(9)〜(12)を加えて均一混合する。
C.Bに成分(13)〜(16)を加えて混合した後、脱泡し、所定の容器に充填する。
実施例15は、化粧膜の均一性に優れ、乾燥感がなく、密着感があって軽くのばすことができ、使用感に優れるものであった。また色移り防止効果も損なわれることなく、クレンジング時には容易に化粧膜を容易に除去できる、優れたアイカラーであった。
(成分) (%)
1.ショ糖脂肪酸エステル(注19) 5
2.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(注20) 3
3.ワセリン 15
4.合成例1記載のエステル化合物 30
5.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・
ベヘニル・2−オクチルドデシル)(注21) 15
6.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
7.有機シリコーン樹脂(注6) 5
8.揮発性シリコーン油(注3) 15
9.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理タルク 3
10.流動パラフィン 残量
11.ビタミンE 0.5
12.香料 適量
注19:シュガーワックスS−10E(第一工業製薬社製)
注20:KF−6028(信越化学工業社製)
注21:エルデュウPS−304(味の素社製)
A.成分(1)〜(8)を90℃にて均一溶解する。
B.Aに成分(9)〜(12)を加え、均一に混合分散する。
C.Bを冷却後、チューブに充填し、ハンドクリームを得た。
実施例16は、化粧膜の均一性に優れ、乾燥感がなく、密着感があって軽くのばすことができ、使用感に優れるものであった。また、化粧持ちにも優れたハンドクリームであった。
Claims (3)
- 次の成分(a)〜(d);を配合する油性化粧料。
(a)下記一般式(1)に示すダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物
R3OCO−R1−(−COO−R2−OCO−R1−)n−COOR3・・(1)
〔式中、R1はダイマー酸残基を、R2はダイマージオール残基を、R3はイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。〕
(b)揮発性シリコーン油:1〜50質量%
(c)有機シリコーン樹脂:0.1〜20質量%
(d)下記一般式(2)にて示されるトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランを表面処理してなる粉体:0.1〜10質量%
F3C−(CF2)5−(CH2)2−Si−(OCH2CH3)3・・(2) - 成分(c)の有機シリコーン樹脂が、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル−シリコーングラフト共重合体、長鎖アルキル変性アクリル−シリコーングラフト共重合体、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサンから選ばれる一種又は二種以上である請求項1記載の油性化粧料。
- 油性***化粧料である請求項1または2記載の油性化粧料。
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