JPH0912439A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0912439A
JPH0912439A JP18484095A JP18484095A JPH0912439A JP H0912439 A JPH0912439 A JP H0912439A JP 18484095 A JP18484095 A JP 18484095A JP 18484095 A JP18484095 A JP 18484095A JP H0912439 A JPH0912439 A JP H0912439A
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treatment
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cosmetic
examples
oxide
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JP18484095A
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Akihiro Kuroda
章裕 黒田
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】肌への砂等の付着性が少なく、耐水性・耐汗
性、紫外線防御効果に優れた化粧料を提供する。 【構成】化粧料100重量部に対して、 1)5〜100nmの平均一次粒子径を有する金属酸化
物および/または金属水酸化物 0.5〜30重量部
と、 2)R1 SiO3/2 単位 50〜99モル% R2 3SiO1/2 単位 1〜50モル% (但し、R1 、R2 は炭素数1〜10の置換または非置
換の1価炭化水素基を表す)からなるシリコーン樹脂
0.1〜20重量部を配合することを特徴とする化粧料

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂やほこり等の付着が
少なく、耐水性、耐汗性、紫外線防御効果に優れた化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
化粧品に配合するフッ素樹脂としてトリメチルシロキシ
ケイ酸(以後、MQレジンと呼ぶ)が知られており、そ
の分子内にシラノール基を有し、物理的特性としては、
高い撥水性と共に、強いタック性、接着性が長時間持続
することが挙げられる。また、特開平4−312511
号公報に、その分子内にシラノール基を有しないフッ素
樹脂を用いた化粧料が開示されている。
【0003】上記MQレジンは、接着性が持続すること
によって、化粧料中の粉体や樹脂を長時間肌に残してお
く効果が高いため、レジャー用のサンスクリーン剤など
の化粧料やラスティングタイプの口紅等に多用されてい
る。
【0004】しかしながら、MQレジンは大きな粉体で
も肌上に保持する能力が大きいが、接着力が強すぎるが
故に、砂やホコリをも肌に付着させてしまう問題があっ
た。
【0005】これに対して、シラノール基を有していな
いシリコーン樹脂(以後、MTレジンと呼ぶ)は、例え
ば環状シリコーンに溶解させた場合、環状シリコーンが
残っている段階では強い接着性を有するが、溶媒が揮発
した後では、接着力を示さない特徴を持つ。
【0006】そのため、MTレジンはMQレジンと比べ
て通常の大きさの粉体を肌上に保持する能力は減少し
て、耐水性、耐汗性が劣り、これを改善することが望ま
れていた。
【0007】そこで、MTレジンをサブミクロン以下の
大きさを有する微粒子粉体と共に化粧料に配合すること
を検討した結果、砂やほこり等の付着が少なく、耐水
性、耐汗性、紫外線防御効果に優れた化粧料が得られる
ことが判った。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、化
粧料100重量部に対して、 1)5〜100nmの平均一次粒子径を有する金属酸化
物および/または金属水酸化物 0.5〜30重量部
と、 2)R1 SiO3/2 単位 50〜99モル% R2 3SiO1/2 単位 1〜50モル% (但し、R1 、R2 は炭素数1〜10の置換または非置
換の1価炭化水素基を表す)からなるシリコーン樹脂
0.1〜20重量部を配合することを特徴とする化粧料
に関する。
【0009】本発明で用いる金属酸化物および金属水酸
化物は5〜100nmの平均一次粒子径を有する。5n
m未満では粒子の活性が強いため、化粧料の変質等の問
題が起こる場合があり好ましくなく、100nmを超え
ると紫外線防御効果が弱くなる問題があるため好ましく
ない。なお、平均一次粒子径の測定方法としては、透過
型電子顕微鏡もしくは走査型電子顕微鏡を用いて観察し
たものを使用することができる。
【0010】本発明で用いる金属酸化物および金属水酸
化物の金属の種類としては、チタン、アルミニウム、珪
素、ジルコニウム、鉄、セリウム、亜鉛の1種以上から
選ばれるものが用いられる。金属酸化物および金属水酸
化物の具体例としては、酸化チタン、低次酸化チタン、
酸化アルミニウム、酸化珪素(無水珪酸)、酸化ジルコ
ニウム、酸化鉄(ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄)、水
酸化鉄、酸化セリウム、酸化亜鉛等が挙げられる。さら
に、酸化チタンと酸化鉄複合体等の複合物や、酸化チタ
ン表面を酸化珪素と酸化アルミニウムにて被覆した無機
被覆酸化チタンなどの無機コーティング粉体も使用可能
である。
【0011】本発明の金属酸化物および金属水酸化物は
従来公知の表面処理が施されていてもいなくても構わな
い。表面処理の種類としては、例えばフッ素化合物処
理、シリコーン処理、ペンダント処理、アルキルアルコ
キシシラン処理、シランカップリング剤処理、チタンカ
ップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処
理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処
理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処
理等が挙げられる。
【0012】フッ素化合物処理の例としては、パーフル
オロアルキルリン酸エステルやその塩、パーフルオロア
ルキルシラン、テフロン、パーフルオロアルキルカルボ
ン酸を用いた表面処理や金属石鹸処理、プラズマによる
表面フッ素化処理、テフロンとのメカノケミカル複合化
処理等が挙げられる。
【0013】本発明で用いる金属酸化物および金属水酸
化物の配合量は、化粧料100重量部に対して0.5〜
30重量部であり、好ましくは1〜20重量部である。
0.5重量部未満では光に対する防御効果が充分ではな
く、また30重量部を超えると、感触が悪くなる等の問
題が発生する。
【0014】本発明で用いるシリコーン樹脂としては、 R1 SiO3/2 単位 50〜99モル% R2 3SiO1/2 単位 1〜50モル% (但し、R1 、R2 は炭素数1〜10の置換または非置
換の1価炭化水素基を表す)からなる樹脂が使用でき
る。このMTレジンは、特開平4−312511号公報
に準じて製造することができる。R1 SiO3/2 単位5
0〜99モル%に対し、R2 3SiO1/2 単位が1モル%
未満では耐水性、耐汗性の効果が十分得られず、また5
0モル%を超えると本発明のシリコーン樹脂の合成が困
難となるので、上記範囲内で適宜組み合わせる必要があ
る。
【0015】また、R1 、R2 はメチル基、トリフルオ
ロプロピル基から選ばれることが耐水性向上の面から好
ましい。
【0016】本発明で用いるMTレジンの配合量として
は、化粧料100重量部に対して0.1〜20重量部で
あり、0.5〜15重量部が好ましい。0.1重量部未
満では効果が充分でなく、また、20重量部を超えると
肌につっぱり感が出る場合がある。
【0017】本発明のMTレジンは樹脂の形態をとって
いるため、そのままでは配合が難しい問題がある。そこ
で、環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン、スクワ
ラン等の油剤に溶解して使用することが好ましい。
【0018】本発明の化粧料では、上記の各成分以外
に、通常化粧料に用いられる粉体類、油剤、樹脂、界面
活性剤、紫外線吸収剤、香料、防腐剤、殺菌剤、保湿
剤、粘剤、生理活性成分、溶剤、塩類、ポリマー類、水
等を同時に配合することができる。
【0019】粉体の例としては、赤色104号、赤色2
01号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、
黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレー
キ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタン
パウダー、テフロンパウダー、シリコーンパウダー、セ
ルロースパウダー等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、
黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青
等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等
の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等
の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニ
ウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ
等の無機粉体、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微
粒子酸化鉄、アルミナ処理微粒子酸化チタン、シリカ処
理微粒子酸化チタン、ベントナイト、スメクタイト等が
挙げられる。これらの粉体の形状に特に制限はない。
【0020】これらの粉体は、従来公知の表面処理、例
えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、ペンダント処
理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤
処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリ
ル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処
理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前
に表面処理されていてもいなくても構わない。
【0021】フッ素化合物処理の例としては、パーフル
オロアルキルリン酸エステルやその塩、パーフルオロア
ルキルシラン、テフロン、パーフルオロアルキルカルボ
ン酸を用いた表面処理や金属石鹸処理、プラズマによる
表面フッ素化処理、テフロンとのメカノケミカル複合化
処理等が挙げられる。
【0022】油剤の例としては、例えばステアリルアル
コール、セチルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オ
クチルドデカノール等の高級アルコール、グリセリン、
ポリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、プ
ロピレングリコール、マルビトール等の多価アルコー
ル、イソステアリン酸、ステアリン酸、ウンデシレン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、
ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ジメチルオ
クタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリ
ン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリ
コール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、
流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、
ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミン
ク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ
油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、エチレン・α−オ
レフィン・コオリゴマー、流動イソパラフィン、パラフ
ィン等が挙げられる。
【0023】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエー
テル変性オルガノポリシロキサン、パーフルオロアルキ
ル・ポリオキシアルキレン共変性シリコーン、アルキル
変性オルガノポリシロキサン、変性オルガノポリシロキ
サン(但し、置換基の位置は側鎖でも末端でも構わな
い)、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチ
コーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコー
ンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ
酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン化合物、パー
フルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、フルオロカーボ
ン、フルオロアルコール等のフッ素化合物が挙げられ
る。
【0024】界面活性剤としては、例えばアニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、ベ
タイン型界面活性剤を用いることができる。
【0025】有機系紫外線吸収剤としては、例えばパラ
メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルア
ミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイド
ロケイ皮酸 ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香
酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロ
ピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメ
ンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチル
ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレー
ト、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮酸オク
チル、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミ
ダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミ
ン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4
−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロ
キシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソ
プロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベン
ゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチ
レン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピ
オン酸 2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0026】粘剤としては、カチオン化、アニオン化、
ノニオン系の化合物が使用でき、例えば、ポリカルボン
酸、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、寒天、ジ
ェランガム、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガ
ム、キサンタンガム、タマリンドガム、グアーガム、ア
ルギン酸、カルボキシビニルポリマー等が挙げられる。
【0027】生理活性成分の例としては、抗炎症剤、チ
ロシナーゼ活性阻害剤、植物抽出エキス、ビタミン類、
硫黄、尿素等が挙げられる。
【0028】溶剤の例としては、エタノール、メタノー
ル、イソプロピルアルコール、LPG、エーテル、ヘキ
サン、N−メチルピロリドン、イソプレングリコール等
が挙げられる。
【0029】塩類の例としては、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、塩化アル
ミニウム等が挙げられる。
【0030】本発明の化粧料の例としては、例えばサン
スクリーン剤、ファンデーション類、アンダーカバー、
口紅、リップコート、アイシャドウ、アイライナー、ネ
イルカラー、化粧下地、乳液、ローション、クリーム、
ハンドローション、セット剤、香水、デオドラント剤等
が挙げられる。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳
細に説明する。
【0032】また、実施例及び比較例で用いた化粧料の
評価は、24〜33歳の男女計10名のパネラーに対し
て、実施例及び比較例で作製した化粧料を使用してもら
い、その結果をアンケート方式で解答してもらう方法で
行った。評価は、各パネラーごとに効果があると回答し
た場合を+10点、効果が無いと回答した場合を−10
点、どちらとも言えないと回答した場合を0点とし、各
パネラーの点数の合計点を以て評価結果とした。したが
って、点数が高いほど、評価が高かったことを示す。
【0033】評価項目としては、砂等の付着性、耐水性
・耐汗性、紫外線防御効果の計3項目を実施した。
【0034】実施例1 サンスクリーン剤 表1の処方にてサンスクリーン剤を製造した。尚、MT
レジンは下記構造を有し、事前に環状シリコーンに溶解
させたものを使用した。
【0035】R1 SiO3/2 単位 75モル%、R2 3
iO1/2 単位 25モル%(但し、R1 、R2 はCH3
基である。)
【0036】
【表1】
【0037】微粒子粉体と環状シリコーンをペイントシ
ェーカーを用いて強粉砕した後、他の成分を加え、撹
拌、乳化した後、ボトルに充填して製品とした。
【0038】実施例2 サンスクリーン剤 実施例1の処方を用いてサンスクリーン剤を製造した。
但し、MTレジンとしは下記構造を有し、事前に環状シ
リコーンに溶解させたものを使用した。
【0039】R1 SiO3/2 単位 70モル%、R2
iO3/2 単位 10モル%、R3 3SiO1/2 単位 20
モル%(但し、R1 はCH3 基、R2 はCF3 2 4
基、R3 はCH3 基である。)
【0040】比較例1 サンスクリーン剤 実施例1のMTレジンの代わりにMQレジンを使用した
他は全て同様にしてサンスクリーン剤を得た。尚、MQ
レジンは事前に環状シリコーンに溶解させたものを使用
した。
【0041】比較例2 サンスクリーン剤 表2の処方にて、サンスクリーン剤を作製した。尚、M
Tレジンとしては、実施例1と同じものを使用した。
【0042】
【表2】
【0043】酸化亜鉛と環状シリコーンをペイントシェ
ーカーを用いて強粉砕した後、他の成分を加え、撹拌、
乳化した後、ボトルに充填して製品とした。
【0044】比較例3 サンスクリーン剤 比較例2のMTレジンの代わりにMQレジンを用いた他
は全て比較例2と同様にしてサンスクリーン剤を作製し
た。
【0045】比較例4 比較例2の酸化亜鉛の代わりに環状シリコーンを使用し
た他は全て比較例2と同様にして比較例を作製した。
【0046】比較例5 実施例1のMTレジンの代わりに精製水を使用した他は
全て実施例1と同様にして比較例を作製した。
【0047】実施例および比較例を用いて肌への砂等の
付着性、耐水性・耐汗性、紫外線防御効果に関する評価
を行った結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】実施例と比較例の比較から、実施例は比較
例に比べて肌への砂等の付着性が低く、耐水性・耐汗
性、紫外線防御効果が高く、各性能を両立して有してい
ることが判る。
【0050】比較例1はMQレジンを使用した例である
が、砂が皮膚に付着する現象が認められた。比較例2は
微粒子粉体の代わりに粒径の大きな酸化亜鉛とMTレジ
ンを使用した例であるが、付着性は少なかったものの紫
外線防御効果が劣っていた。比較例3は比較例2のMT
レジンをMQレジンに変更した例であるが、付着性が強
くなったことが判る。比較例4はMTレジンのみを配合
した例であるが、紫外線防御効果が失われただけでな
く、耐水性・耐汗性も実感が無いという結果が得られ
た。比較例5は実施例1よりMTレジンを除外した例で
あるが、実施例1と比べて化粧料の経時での耐久性が悪
くなり、各評価項目ともに中途半端な結果となった。
【0051】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、肌への砂等
の付着性が少なく、耐水性・耐汗性、紫外線防御効果に
優れた化粧料を提供することは明かである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
特開平4−312511号公報に、本発明と同様のフッ
素樹脂を用いた化粧料が開示されている。この化合物
は、フルオロアルキル鎖を有している以外に、従来知ら
れているシリコーン樹脂の一種であるトリメチルシロキ
シケイ酸(以後、MQレジンと呼ぶ)と比べて、その表
面にシラノール基を有していないことが特徴である。M
Qレジンの特徴としては、高い撥水性と共に、強いタッ
ク性、接着性が長時間持続することが挙げられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料100重量部に対して、 1)5〜100nmの平均一次粒子径を有する金属酸化
    物および/または金属水酸化物 0.5〜30重量部
    と、 2)R1 SiO3/2 単位 50〜99モル% R2 3SiO1/2 単位 1〜50モル% (但し、R1 、R2 は炭素数1〜10の置換または非置
    換の1価炭化水素基を表す)からなるシリコーン樹脂
    0.1〜20重量部を配合することを特徴とする化粧
    料。
JP18484095A 1995-06-27 1995-06-27 化粧料 Pending JPH0912439A (ja)

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