JPH09301674A - コンテナクレーン - Google Patents

コンテナクレーン

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JPH09301674A
JPH09301674A JP11724496A JP11724496A JPH09301674A JP H09301674 A JPH09301674 A JP H09301674A JP 11724496 A JP11724496 A JP 11724496A JP 11724496 A JP11724496 A JP 11724496A JP H09301674 A JPH09301674 A JP H09301674A
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container
trolley
traverser
crane
moved
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JP11724496A
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Akira Kawase
晃 川瀬
Hiroo Kondo
弘雄 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ中継台を有するコンテナクレーンの
荷役作業の最適化を図る。 【解決手段】 クレーンガーダ上を移動するトロリに吊
り下げられたスプレッダによりコンテナを吊り上げ吊り
降ろしを行うコンテナクレーンであって、前記クレーン
ガーダ上に移動可能にトラバーサを設け、かつ、クレー
ンガーダ上のトラバーサよりも海側に、コンテナ船とト
ラバーサとの間でコンテナの受け渡しを行う移動可能な
第1トロリを設けるとともに前記クレーンガーダ上のト
ラバーサよりも陸側に、トラバーサと地上設備との間で
コンテナの受け渡しを行う移動可能な第2トロリを設
け、前記トラバーサは、先端にコンテナ受け部材を有し
て対峙する一対の平行リンク装置からなり、コンテナ受
け部材の間隔をコンテナの長さに応じて拡大・縮小可能
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナクレーン
に係るもので、特にコンテナ埠頭等の岸壁に設置されコ
ンテナ船にコンテナを積込みまたは積卸しを行うコンテ
ナクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナ埠頭等の岸壁に設置され、接岸
したコンテナ船との間でコンテナの積込みまたは積卸し
を行う荷役装置として、従来からコンテナクレーンが使
用されている。このコンテナクレーンは、近年、荷役能
率を高めるために、サイクルタイム(1つのコンテナの
積込みまたは積卸しに必要な時間)を短くしてコンテナ
の荷役個数を増やすためセカンドトロリ式コンテナクレ
ーンが使用されている。
【0003】図6は従来のセカンドトロリ式コンテナク
レーンの正面図である。aはセカンドトロリ式コンテナ
クレーンで、岸壁bに沿って敷設された走行レールc上
を走行する。dはコンテナクレーンの後脚であり、eは
前脚である。fはこの後脚dおよび前脚eの上部に前記
走行レールcと直行するように水平に設けられた主ガー
ダである。gはこの主ガーダfの海側に張り出すように
設けられたブームで、上下方向に回動可能に連接されて
いる。主ガーダfおよびブームgでクレーンガーダtを
構成する。そして、ブームgはコンテナ船sが接岸する
ときは、その接岸に障害とならないように上方に起立
し、荷役作業を行うときは、コンテナ船s上に張り出す
ようにして水平に保持される。iはこれら主ガーダfお
よびブームg上を移動可能に設けられた主トロリであ
る。jはコンテナの吊り具であるスプレッダで、この主
トロリiにロープrにより吊り下げられ、図示しない巻
上装置により昇降可能に設けられている。kは運転室
で、主トロリiと一体に設けられ、主トロリiの移動と
ともに移動する。hは後脚dおよび前脚eの略中間に主
ガーダfと平行に設けられた補助ガーダである。mはこ
の補助ガーダh上を移動可能に設けられた補助トロリで
ある。nはこの補助トロリmにロープr1により吊り下
げられ、図示しない巻上装置により昇降可能に設けられ
たスプレッダである。oは補助ガーダhの下側の前脚e
に水平に設けられたコンテナ中継台である。pは岸壁b
に設けられた高架軌条であり、uはこの高架軌条p上に
移動可能に載置された無人台車である。sはコンテナ船
である。
【0004】次に、前記コンテナクレーンaを使用して
の荷役作業について、荷卸しの場合を例にして説明す
る。前記ブームgが水平に保持された状態で、主トロリ
iをクレーンガーダtに沿ってコンテナ船sの上方に移
動して停止し、スプレッダjを降ろしてコンテナqを把
持する。次に、スプレッダjを巻き上げて主トロリiを
移動し、コンテナ中継台o上方で停止し、スプレッダj
を降ろしてコンテナqをコンテナ中継台o上に載置す
る。主トロリiは、コンテナqをコンテナ中継台o上に
載置すると、引き続き、次のコンテナqを搬送するため
にコンテナ船sの上方に移動する。
【0005】一方、補助トロリmは補助ガーダhに沿っ
てコンテナ中継台oの上方に移動して停止し、スプレッ
ダnを降ろしてコンテナqを把持する。次に、スプレッ
ダnを巻き上げて補助トロリmを移動し、高架軌条p上
の無人台車uに載置して所望のコンテナヤードに搬送さ
れる。
【0006】このようにしてコンテナ船sからの積み卸
し作業は繰り返して行われ、反対にコンテナヤードから
コンテナ船sへ積み込む場合は、この積み卸しとは反対
の動作により行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
コンテナ船がますます大型化して、従来のパナマックス
船形よりも、はるかに大きな船幅を有するスーパーパナ
マックスと呼ばれる船形のコンテナ船が使用されるよう
になってきたが、それに対応するため、ブームを長くし
なければならない。したがって、ブームが長くなるとそ
の分トロリの移動距離が長くなるが、コンテナ中継台が
固定されているため、コンテナ船とコンテナ中継台との
間の移動距離とコンテナ中継台と無人台車またはトレー
ラなどの地上設備との移動距離とが不均等となり、コン
テナ中継台と地上設備との間の荷役時間が短縮されても
コンテナ船とコンテナ中継台との間の荷役時間が追いつ
かず、特に、大きなコンテナ船においては作業効率を十
分に向上させられないという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、コンテナ船とコンテナ中継台
(トラバーサ)との間の第1トロリの移動距離と、コン
テナ中継台(トラバーサ)と地上側との間の第2トロリ
の移動距離とを均等にもたせ、かつ、トラバーサがコン
テナ船上まで張り出して移動したとき荷役の邪魔になら
ないようにしたコンテナクレーンを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、クレー
ンガーダ上を移動するトロリを有し、該トロリに吊り下
げられたスプレッダによりコンテナを吊り上げ吊り降ろ
しをしてコンテナ船に積み込みまたは積み卸しを行うコ
ンテナクレーンであって、前記クレーンガーダ上に移動
可能にトラバーサを設け、かつ、クレーンガーダ上のト
ラバーサよりも海側に、コンテナ船とトラバーサとの間
でコンテナの受け渡しを行う移動可能な第1トロリを設
けるとともに前記クレーンガーダ上のトラバーサよりも
陸側に、トラバーサと地上設備との間でコンテナの受け
渡しを行う移動可能な第2トロリを設け、前記トラバー
サは、下端にコンテナ受け部材を有して対峙する一対の
平行リンク装置からなり、コンテナ受け部材の間隔をコ
ンテナの長さに応じて拡大・縮小可能にしたことを特徴
とするコンテナクレーンが提供される。
【0010】上述のように構成されたコンテナクレーン
によれば、トラバーサを移動可能に設けて、コンテナ船
上のコンテナの位置と地上設備の位置とを考慮し、トラ
バーサの最適位置を決めてコンテナ船とトラバーサとの
間の第1トロリの走行距離と、トラバーサと岸壁の地上
設備との間の第2トロリの走行距離とを均等にもたせる
ようにしたので、荷役のサイクルタイムを最短にしてコ
ンテナの荷役効率をより高めることができる。また、前
記トラバーサには先端にコンテナ受け部材を有して対峙
する一対の平行リンク装置を設けてたのでコンテナの長
さに応じてコンテナ受け部材の間隔を拡大・縮小可能に
し、短いコンテナを荷役するときに、トラバーサがコン
テナ船上まで移動してもブリッジ等が邪魔にならないよ
うにしている。
【0011】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の
形態について図面を参照して説明する。図1ないし図5
は本発明の一実施形態を示すもので、図1はコンテナク
レーンの正面図、図2はトラバーサの正面図、図3は図
1のA−A矢視図、図4は図3の部分拡大図,図5はコ
ンテナ船の側面図である。
【0012】図において、1はコンテナクレーンで、岸
壁2に沿って敷設された走行レール3上を走行する。4
はコンテナクレーンの後脚であり、5は前脚である。6
はこの後脚4および前脚5の上部に前記走行レール3と
直交するように水平に設けられた主ガーダである。7は
この主ガーダ6に海側に張り出すように設けられたブー
ムで、上下方向に回動可能に連接されている。主ガーダ
6とブーム7とでクレーンガーダ8を構成する。このク
レーンガーダ8上を第1トロリ9および第2トロリ12
が移動する。また、この第1トロリ9と第2トロリ12
との間にはトラバーサ16が移動可能に設けられてい
る。第1トロリ9にはスプレッダ10がロープ11によ
り吊り下げられていてトラバーサ16の海側で、コンテ
ナ船22とトラバーサ16との間でコンテナ21の受け
渡しを行う。また、第2トロリ12にはスプレッダ13
がロープ14により吊り下げられていてトラバーサ16
よりも陸側で、トラバーサ16と地上設備との間でコン
テナ21の受け渡しを行う。なお、15は第1トロリ9
に設けられた運転室で、第1トロリ9の移動とともに移
動する。
【0013】第1トロリ9は、図3に示すように、主桁
6aの内側に、主桁6aに沿って設けられたガイドフレ
ーム6c上に敷設したレール9b上を移動可能に設けら
れており、荷役作業中は主にブーム7上を往復移動して
作業を行う。9aは第1トロリ9の上端に突出するよう
に配設された吊り部材であり、9cはこの吊り部材9a
にピン9dにより支持されたトロリ走行用縦ローラであ
る。10はコンテナ21の吊り具であるスプレッダで、
第1トロリ9上のロープシーブ24およびスプレッダ1
0のシーブブロック23上のロープシーブ24aに巻着
されたロープ11により吊り下げられ、図示しない巻上
装置により昇降可能に設けられている。また、このスプ
レッダ10は、コンテナ21の長さ(例えば、20フィ
ートまたは40フィート)に応じて伸縮可能になってい
る。図3に実線で示す21aは40フィートのコンテナ
であり、仮想線で示す21bは20フィートのコンテナ
である。9eは第1トロリ9の4隅に下方に向かって突
出するように設けられたシーブブロック23のガイドで
あり、23bはシーブブロック23の4隅に上方に向か
って突出するように設けられたガイドで、スプレッダ1
0がロープ11により巻き上げられて上昇したとき、ガ
イド9eに係合してガイドされるとともにスプレッダ1
0の横揺れを防止するようになっている。
【0014】12は第2トロリ(図1)で、第1トロリ
9と略同じ構造をしており、第1トロリ9と同様に、主
桁6aの内側に、主桁6aに沿って設けられたガイドフ
レーム6c上に敷設したレール9b上を移動可能に設け
られており、荷役作業中は主にブーム7上を往復移動し
て作業を行う。第2トロリ12にはスプレッダ13が吊
り下げられていてトラバーサ16の陸側で、トラバーサ
16と地上設備との間でコンテナ21の受け渡しを行
う。なお、14はスプレッダ13を吊り下げるロープで
ある。
【0015】トラバーサ16は、図2および図3に示す
ように、クレーンガーダ8の主桁6a上の外側に、主桁
6aに沿って設けられたガイドフレーム6c上に敷設し
たレール16d上を移動可能に設けられている。16a
はトラバーサ16の主フレームで、クレーンガーダ8に
沿って一定の間隔を持って配設されており、この主フレ
ーム16a間を横フレーム16bおよびその上下に配設
された連結部材16jで連結している。16eは横フレ
ーム16bにピン16fにより支持されたトラバーサ走
行用縦ローラ(図3)である。16gは主フレーム6a
の上端にピン16fにより支持され、主桁6aの上面の
長さ方向に一定の間隔を持って外方に突出するように設
けられた複数個の張出部材6bの外端に主桁6aに沿う
ように設けられたガイドフレーム6cに沿って回転する
上部水平ローラである。16iは主フレーム16aに固
着したトラバーサ牽引用ロープ29の係止部材である。
このトラバーサ牽引用ロープ29は、図示しない巻取装
置に巻き取られてトラバーサ16を走行させる。30は
主桁6a上の外側に一定の間隔を持って設けられたトラ
バーサ牽引用ロープ29のガイドである。
【0016】17はトラバーサ16に取り付けられた一
対の平行リンク装置である。この平行リンク装置17
は、上端をトラバーサ16の主フレーム16aの上端に
ピン17eにより枢支された上部リンク17aと、上端
をトラバーサ16の主フレーム16aの下端の連結部材
16jに設けられたブラケット17hにピン17eによ
り枢支された下部リンク17bと、これら上部リンク1
7aと下部リンク17bの下端に軸17dおよびピン1
7eにより枢支された連結リンク17cと、主フレーム
16aとにより平行四辺形を形成し、シリンダ基部が連
結部材16jに設けられたブラケット17hにピン17
eにより枢支され、ピストンロッド17gの先端が軸1
7dに軸支された油圧シリンダ17fのピストンロッド
17gの伸縮により展張可能になっている。連結リンク
17cの下端には、図4に示すように、図示しない駆動
装置により水平回動可能にコンテナ受け部材27が設け
られている。また、26はコンテナ横押え部材で、コン
テナ受け部材27と同様に連結リンク17cの下端に図
示しない駆動装置により横方向に回動可能に設けられて
いる。28は連結リンク17cおよびコンテナ横押え部
材26に装着したヒンジである。なお、コンテナ受け部
材27の上面には、コンテナ21の下面の4隅に設けら
れている凹部に嵌合する上方に突出する突起27aが設
けられている。なお、31は連結リンク17cの下端に
設けたコンテナガイドである。
【0017】そして、このトラバーサ16の平行リンク
装置17は、クレーンガーダ8の主桁6aを挟んで対峙
した一対になっており、これら各一対の平行リンク装置
17の下端に設けられたコンテナ受け部材27により、
コンテナ21の4隅を支持する構成になっており、コン
テナ21の長さに応じて油圧シリンダ17fの伸縮によ
り幅間隔が拡大・縮小可能になっている。
【0018】図1に示すように、18は後脚4に設けら
れたコンテナガイドで、主ガーダ6の下方部に位置する
ように設けられている。19はこのコンテナガイド18
の下方部の岸壁2上に設けられた地上側設備の高架軌条
で、その上面には無人台車25が移動可能に載置されて
いる。20は前脚4と後脚5の略中間を結ぶ連結ビーム
である。
【0019】図5はコンテナ船22の側面図で、22a
はコンテナ船22のブリッジである。L1およびL2は
コンテナ21の長さを示している。コンテナクレーン1
は、図1に示すように、このコンテナ船22と直交する
ようにして岸壁2に設置されており、第1トロリ9のス
プレッダ10は、このコンテナ21の長さに応じて伸縮
してコンテナ21を吊り上げてトラバーサ16に移載す
る。このときコンテナ船22が大きい場合には、トラバ
ーサ16はコンテナ船22の上まで張り出す必要があ
る。図のように短いコンテナ21がブリッジ22aに隣
り合って積まれている場合に、トラバーサ16の幅間隔
を狭くしてやれば、トラバーサ16がブリッジ22aに
当たることがない。
【0020】次に本実施形態の作用について述べる。前
記コンテナクレーン1を使用しての荷役作業について、
荷卸しの場合を例にして説明する。コンテナ船22が接
岸すると、起立していたブーム7を回動して水平に保持
する。次に、トラバーサ16を第1トロリ9の移動距離
が第2トロリ12の移動距離と略均等になる最適の位置
まで移動して停止するとともに、コンテナ21の長さに
応じて平行リンク装置17により幅間隔を調節する。そ
の状態で、第1トロリ9をクレーンガーダ8に沿ってコ
ンテナ船22の荷役するコンテナ21の上方に移動して
停止し、コンテナ21の長さに応じてスプレッダ10の
長さを調節し、スプレッダ10を降ろしてコンテナ21
を把持する。次に、スプレッダ10を巻き上げて第1ト
ロリ9を移動してトラバーサ16の上方で停止し、スプ
レッダ10を降ろしてコンテナ21をコンテナ受け部材
27の上に載置する。なお、コンテナ21をコンテナ受
け部材27の上に載置する際、第2トロリ12側のコン
テナ横押え部材26を閉じておき反対側のコンテナ横押
え部材26を開いておけば、第1トロリ9で横からコン
テナ21を載置するときストッパとすることができる。
また、第1トロリ9が移動してトラバーサ16の上方で
停止した後、第1トロリ9側のコンテナ横押え部材26
を閉じておけば、これらのコンテナ横押え部材26によ
りコンテナ21を降ろすときのガイドとすることができ
る。その後、第1トロリ9は、コンテナ21をコンテナ
受け部材27の上に載置すると、引き続き、次のコンテ
ナ21を搬送するためにコンテナ船22の次に荷役する
コンテナ21の上方に移動する。
【0021】一方、第2トロリ12は主ガーダ6に沿っ
てトラバーサ16の上方に移動して停止し、コンテナ2
1の長さに応じてスプレッダ13の長さを調節し、スプ
レッダ13を降ろしてコンテナ21を把持する。次に、
スプレッダ13を巻き上げ、第2トロリ12を移動して
コンテナガイド18の上方で停止し、スプレッダ13を
降ろしてコンテナガイド18に案内させながらコンテナ
21を高架軌条19上の無人台車25上に載置し、無人
台車25により所望のコンテナヤードに搬送される。
【0022】このようにしてコンテナ船22からの積み
卸し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤー
ドからコンテナ船22へ積み込む場合は、この積み卸し
とは反対の動作により行われる。
【0023】なお、前記実施形態の作用では、トラバー
サ16を第1トロリ9の移動距離が第2トロリ12の移
動距離と略均等になる位置に停止させ、第1トロリ9お
よび第2トロリ12を移動させて荷役作業を行う例につ
いて説明したが、トラバーサ16は、一定の位置に停止
させず、トラバーサ16を第1トロリ9と第2トロリ1
2との間で移動させ、第1トロリ9は、専らコンテナ船
22上方の次に荷役するコンテナ21の上部位置に停止
していて、スプレッダ10の巻き上げ、巻き下げのみを
行って、コンテナ船22のコンテナ21の積み込み積み
卸しを行い、また、第2トロリ12は、コンテナガイド
18の上方に停止していて、スプレッダ13の巻き上
げ、巻き下げのみを行い、高架軌条19上の無人台車2
5との積み込み積み卸しを行ってもよい。この場合、ト
ラバーサ16の停止位置によっては、スプレッダ13は
トラバーサ16と同じ位置でコンテナ21の巻き上げを
行うことがあるが、このようなときは、水平リンク装置
17の下端に設けられたコンテナ受け部材27を外方に
向けて開いてコンテナ21の上昇に障害とならないよう
にしておく。
【0024】さらに、前記2つの実施形態の作用とは別
に、トラバーサ16,第1トロリ9および第2トロリ1
2を、コンテナ21の船上位置に応じてコンテナ21の
上下方向移動時間と水平方向移動時間の合計荷役時間が
最小になるように、それぞれ各別に移動させてコンテナ
21の積み込み積み卸しを行ってもよい。
【0025】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
し得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテナクレーンのクレーンガーダ上に、下端にコンテ
ナ受け部材を設けた平行リンク装置を有するトラバーサ
を移動可能に設けるとともに、同じクレーンガーダ上
に、第1トロリおよび第2トロリも各別に移動可能に設
けてコンテナの荷役作業を行うようにしたので、第1ト
ロリと第2トロリおよびトラバーサの作業時間を略均等
にできる。また、トラバーサの幅間隔を可変にしたの
で、トラバーサをコンテナ船上まで張り出し最適の位置
にしておくことができる。したがって、コンテナ荷役の
作業時間を短縮して作業効率を高めることができるなど
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナクレーンの正面図である。
【図2】トラバーサの正面図である。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】図3の部分拡大斜視図である。
【図5】コンテナ船の側面図である。
【図6】従来のコンテナクレーンの正面図である。
【符号の説明】
1 コンテナクレーン 2 岸壁 3 レール 4 後脚 5 前脚 6 主ガーダ 6a 主桁 6b 張出部材 6c ガイドフレーム 6d 横繋ぎ部材 7 ブーム 8 クレーンガーダ 9 第1トロリ 9a 吊り部材 9b レール 9c トロリ走行用縦ローラ 9d ピン 9e シーブブロックガイド 10,13 スプレッダ 11,14 ロープ 12 第2トロリ 15 運転室 16 トラバーサ 16a トラバーサ主フレーム 16b トラバーサ縦フレーム 16c ガイドフレーム 16d レール 16e トラバーサ走行用縦ローラ 16f ピン 16g 上部水平ローラ 16h 下部水平ローラ 16i ロープ係止部材 16j 連結部材 17 平行リンク装置 17a 上部リンク 17b 下部リンク 17c 連結リンク 17d 軸 17e ピン 17f シリンダ 17g シリンダロッド 17h ブラケット 18 コンテナガイド 19 高架軌条 20 連結ビーム 21,21a,21b コンテナ 22 コンテナ船 22a ブリッジ 23 シーブブロック 23b 突起 24,24a シーブ 25 無人台車 26 コンテナ横押え部材 27 コンテナ受け部材 27a 突起 28 ヒンジ 29 トラバーサ牽引用ロープ 30 ロープガイド 31 コンテナガイド a コンテナクレーン b 岸壁 c レール d 後脚 e 前脚 f 主ガーダ g ブーム h 補助ガーダ i 主トロリ j スプレッタ k 運転室 m 補助トロリ n スプレッタ o コンテナ中継台 p 高架軌条 q コンテナ r ローブ s コンテナ船 t クレーンガーダ u 無人台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンガーダ上を移動するトロリを有
    し、該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテ
    ナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船に積み込みま
    たは積み卸しを行うコンテナクレーンであって、前記ク
    レーンガーダ上に移動可能にトラバーサを設け、かつ、
    クレーンガーダ上のトラバーサよりも海側に、コンテナ
    船とトラバーサとの間でコンテナの受け渡しを行う移動
    可能な第1トロリを設けるとともに前記クレーンガーダ
    上のトラバーサよりも陸側に、トラバーサと地上設備と
    の間でコンテナの受け渡しを行う移動可能な第2トロリ
    を設け、前記トラバーサは、下端にコンテナ受け部材を
    有して対峙する一対の平行リンク装置からなり、コンテ
    ナ受け部材の間隔をコンテナの長さに応じて拡大・縮小
    可能にしたことを特徴とするコンテナクレーン。
JP11724496A 1996-05-13 1996-05-13 コンテナクレーン Pending JPH09301674A (ja)

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JP11724496A JPH09301674A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 コンテナクレーン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100341771C (zh) * 2004-03-31 2007-10-10 上海振华港口机械(集团)股份有限公司 可吊双40英尺箱的双小车集装箱起重机
WO2022061509A1 (zh) * 2020-09-22 2022-03-31 青岛港国际股份有限公司 一种立体式自动化集装箱码头

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CN100341771C (zh) * 2004-03-31 2007-10-10 上海振华港口机械(集团)股份有限公司 可吊双40英尺箱的双小车集装箱起重机
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