JPH09301305A - 箱詰め装置 - Google Patents

箱詰め装置

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JPH09301305A
JPH09301305A JP13947496A JP13947496A JPH09301305A JP H09301305 A JPH09301305 A JP H09301305A JP 13947496 A JP13947496 A JP 13947496A JP 13947496 A JP13947496 A JP 13947496A JP H09301305 A JPH09301305 A JP H09301305A
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JP
Japan
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conveyor
product
transfer
discharged
transport
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Application number
JP13947496A
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English (en)
Inventor
Kazumi Kitagawa
一三 北川
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69720094T priority patent/DE69720094T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装済み商品を搬送中に所定個数づつ整列さ
せるように構成された箱詰め装置の該整列作業の高速化
を図ることを課題とする。 【解決手段】 第1搬送コンベア51から第2搬送コン
ベア52上に商品Xを落下して排出し、商品Xを一つ排
出する毎に、第2搬送コンベア52及び第3搬送コンベ
ア53を間欠的に所定距離前方移動させて、落下させた
商品Xを先の商品Xと所定の重ねしろmで整列させる。
商品Xを所定個数落下させた時点で第2搬送コンベア5
2及び第3搬送コンベア53を連続搬送に切り換えて該
商品X…Xを下流側の第4搬送コンベアに送り込むと共
に、このとき該商品X…Xの後端部が、第2搬送コンベ
ア52から排出された時点でこの第2搬送コンベア52
を連続搬送から間欠搬送に切り換えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は箱詰め装置、特に包
装済み商品を段ボール箱等の所定の容器に順次箱詰めす
る箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポテトチップス等のスナック菓子のよう
に、例えば製袋包装機で所定重量に袋詰めされた商品
は、段ボール箱等の所定の容器に複数個が箱詰めされて
市場に出荷される。その場合に、例えば特開平6−26
3106号公報に開示されているように、製袋包装機か
ら供給された包装済み商品を、該商品の搬送経路を形成
する搬送コンベアで順次搬送して箱詰め作業部に送り込
み、該作業部に備えられた箱詰め機構で上記商品を段ボ
ール箱等の所定の容器に自動的に箱詰めする箱詰め装置
が知られている。
【0003】このとき、上記箱詰め機構としては、例え
ば、上記搬送コンベアで箱詰め作業部に搬入される包装
済み商品の該搬入位置の上方と、別途当該箱詰め作業部
に設置される所定の容器の該設置位置の上方との間で移
動自在、かつ昇降自在に設けられた支持部材を有し、こ
の支持部材の下端部に、商品の捕獲又は解除を行なう吸
引式のパッドが備えられて、上記支持部材を商品搬入位
置と容器設置位置との両位置間の上方で往復移動させる
と共に各位置において昇降させることにより、搬送コン
ベアで搬入された包装済み商品を吸引パッドで上方から
吸着して捕獲し、これを容器内に下降させて収納、箱詰
めするもの等が用いられている。
【0004】ところで、この種の箱詰め装置では、箱詰
め商品の流通コストを抑える等のために、容器内で隣り
合う商品同士をその側縁部を重ね合わせて、できるだけ
高密度に箱詰めすることが図られる場合があり、このと
き箱詰め装置は従来より一般に次のように構成される。
【0005】すなわち、図9に示すように、例えば製袋
包装機から供給された包装済み商品X…Xを順次下流側
に搬送する第1の搬送コンベアsと、この第1搬送コン
ベアsから排出された商品X…Xをさらに下流側の箱詰
め作業部に搬送する第2の搬送コンベアtとを備え、こ
の第2搬送コンベアtの始端部を第1搬送コンベアsの
終端部の下方に位置させて、該第1搬送コンベアsから
商品X…Xが落下してこの第2搬送コンベアt上に排出
されるようにする。
【0006】そして、第2搬送コンベアt上に商品Xが
一つ排出される度に、この第2搬送コンベアtを、商品
Xの袋長さより所定の長さmだけ短い距離nだけ間欠的
に前方移動させて、上記第1搬送コンベアsから排出さ
れた商品X…Xの搬送方向aにおける前後の側縁部が所
定長さ(重ねしろ)mだけ重なり合うようにし、このよ
うな間欠駆動を複数回行なって所定個数(図例では4
個)の商品X…Xを第2搬送コンベアt上で順に重ね合
わせた状態に整列させる。
【0007】その後、この第2搬送コンベアtを連続駆
動に切り換えて、これらの商品X…Xを下流側の箱詰め
作業部に設けられた第3の搬送コンベアuに一気に送り
込み、該商品X…Xがこの重なり合った状態のままで箱
詰め機構の吸引パッドによって捕獲されるようにしてい
るのである。
【0008】その場合に、第2搬送コンベアtは、整列
させた所定個数の商品X…Xの後端部が該第2搬送コン
ベアtから排出されて箱詰め作業部の第3搬送コンベア
uに乗り移ったときに、再び間欠駆動に切り換えられ
て、第1搬送コンベアsから次に排出される商品X…X
の重ね合わせ作業に移行することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この場合、
第2搬送コンベアtに商品Xを排出する第1搬送コンベ
アsにおいては、上記第2搬送コンベアtの連続駆動の
開始時点から、この連続駆動により前の組の商品X…X
の後端部が図9中Lで示す距離だけ移動して第3搬送コ
ンベアuに乗り移るまでは、第1搬送コンベアsから次
の商品Xが排出されないようにその搬送動作を一時停止
させなければならない。つまり、第2搬送コンベアtの
連続駆動中に次の商品Xを排出すると、その商品Xが袋
長さ以上に前方移動して、その次の商品Xと重なり合わ
なくなるからである。
【0010】その結果、この第1搬送コンベアsの搬送
動作はもとより、その上流側に配置された製袋包装機等
の各作業までもが一時停止されて待機することになり、
当該箱詰め作業の全体が遅延することになる。
【0011】そこで、本発明は、このような上流側装置
の一時停止期間を短縮して、この種の箱詰め装置の処理
スピードを高速化することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のように特定される。
【0013】すなわち、本発明のうち請求項1に記載の
発明(以下「第1発明」という。)は、包装済み商品を
順次下流側に搬送する第1の搬送コンベアと、該第1搬
送コンベアから排出された商品をさらに下流側に搬送す
る第2の搬送コンベアと、該第2搬送コンベアから排出
された上記商品を所定の容器に箱詰めする箱詰め機構と
を有する箱詰め装置であって、上記第2搬送コンベア
が、商品の搬送方向に縦列配置された複数のコンベアか
らなると共に、これらのコンベアを制御する制御手段が
備えられて、該制御手段が、第1搬送コンベアから商品
が排出される度に第2搬送コンベアを間欠駆動させて該
第2搬送コンベア上に商品を順に整列させた後、該第2
搬送コンベアを連続駆動させることにより、これらの整
列させた商品を下流側の箱詰め機構に向けて搬送し、こ
の搬送中に、該商品が上記第2搬送コンベアの上流側コ
ンベアから排出されたときには、該上流側コンベアから
順次間欠駆動に切り換えることを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載の発明(以下「第2
発明」という。)は、同じく第1搬送コンベアと第2搬
送コンベアと箱詰め機構とを有する箱詰め装置であっ
て、上記第2搬送コンベアが、商品の搬送方向に縦列配
置された複数のコンベアからなると共に、これらのコン
ベアを制御する制御手段が備えられて、該制御手段が、
第1搬送コンベアから商品が排出される度に第2搬送コ
ンベアの上流側コンベアを間欠駆動させて該上流側コン
ベア上に商品を順に整列させた後、該第2搬送コンベア
を連続駆動させることにより、これらの整列させた商品
を下流側の箱詰め機構に向けて搬送し、この搬送中に、
該商品が上記第2搬送コンベアの上流側コンベアから排
出されたときには、該上流側コンベアを間欠駆動に切り
換えることを特徴とする。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明(以下「第
3発明」という。)は、上記第1発明又は第2発明にお
いて、上記制御手段は、第1搬送コンベアの搬送動作も
制御して、上流側コンベアの連続駆動の開始時点から該
第1搬送コンベアの搬送動作を一時停止させると共に、
上流側コンベアを間欠駆動に切り換える前において該上
流側コンベア上に搬送中の商品の後端部が一回の間欠駆
動距離に相当する長さだけ残っている時点で、この上流
側コンベアに次の商品が上記第1搬送コンベアから排出
されるように該第1搬送コンベアの搬送動作を再開させ
ることを特徴とする。
【0016】これらの第1、第2、第3発明によれば、
第1搬送コンベアから排出された包装済み商品を順に整
列させた後、下流側の箱詰め機構に向けて搬送する第2
搬送コンベアが、商品の搬送方向に縦列配置された複数
のコンベアからなると共に、これらのコンベアが制御手
段で間欠駆動と連続駆動とに切り換えられることによ
り、従来と同様に、商品を重ね合わせた状態に整列させ
たり、また箱詰め作業部に向けて搬送したりすることに
なる。
【0017】そして、該第2搬送コンベアを構成するこ
れらのコンベアの連続駆動による商品の搬送中に、該商
品が上流側コンベアから排出されて下流側コンベアに乗
り移ったときには、その時点で上流側コンベアが連続駆
動から間欠駆動に切り換えられるので、この第2搬送コ
ンベアに商品を排出する第1搬送コンベアは、該第2搬
送コンベア全体から商品が排出されるまで、つまり下流
側コンベアから商品が排出されるまで、その搬送動作を
停止させる必要がなく、上流側コンベアから商品が排出
されて、この上流側コンベアが間欠駆動に切り換えられ
た時点で、早期に搬入動作を再開することができること
になる。したがって、この第1搬送コンベアや製袋包装
機等を含む上流側装置の作業待機時間を短縮化すること
ができ、結果として、この種の箱詰め装置の処理スピー
ドの高速化が図られることになる。
【0018】その場合に、特に第3発明によれば、上流
側コンベアから搬送中の商品が排出されて、この上流側
コンベアが間欠駆動に切り換えられる前において、該上
流側コンベア上に搬送中の商品の後端部が一回の間欠駆
動距離に相当する長さだけ残っている時点で、この上流
側コンベアに次の商品が排出されるように第1搬送コン
ベアの搬送動作が再開される。
【0019】すなわち、上流側コンベアから搬送中の商
品が完全に排出されるのを待たずとも、次の商品を、そ
の排出後に間欠駆動で前方移動させる距離だけ、該上流
側コンベアの連続駆動中に先乗りさせるのである。これ
により、上流側装置の一時停止期間ないし作業待機時間
がさらに短縮化することになる。
【0020】次に、請求項4に記載の発明(以下「第4
発明」という。)は、上記第1発明ないし第3発明のい
ずれかにおいて、第1搬送コンベア及び第2搬送コンベ
アの複数のコンベアは、それぞれサーボ機構によって駆
動されると共に、該サーボ機構を介して制御手段により
搬送動作が制御されることを特徴とする。
【0021】この第4発明によれば、駆動量等を精度よ
くコントロールすることのできるサーボ機構の制御によ
って、第1搬送コンベアの一時停止のタイミングや再開
始のタイミング、あるいは、第2搬送コンベアの上流側
及び下流側の複数のコンベアの駆動モードの切換えのタ
イミング等が良好に制御されることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0023】図1に示すように、この実施の形態に係る
箱詰め装置1は、例えば製袋包装機により所定重量に袋
詰めされたポテトチップス等のスナック菓子のような包
装済み商品を順次段ボール箱等の所定の容器内に自動的
に箱詰めするように構成され、特にその場合に該箱詰め
作業の高速処理及び商品の高密度充填が図られたもので
あって、上記製袋包装機(図示せず)側より供給部アに
落下供給される包装済み商品Xを搬送方向である矢印a
方向に搬送すると共に該商品Xの重量を計量する計量搬
送機構2と、この計量搬送機構2により搬送された商品
Xを上昇させながらさらに下流側に搬送すると共に該商
品Xの包装袋のシール不良及び商品Xの長さを検査する
袋検査搬送機構3と、この袋検査搬送機構3により搬送
された商品Xを上記の計量結果及び検査結果に基づいて
不良品であれば当該箱詰め装置1の外部に排出すると共
に正常品であれば引き続き下流側に搬送する振分搬送機
構4と、この振分搬送機構4により引き続き搬送された
商品Xを所定個数づつその搬送方向aにおける前後の側
縁部を重ね合わせて整列させると共にその状態で箱詰め
作業部イに搬送する整列搬送機構5と、この整列搬送機
構5により箱詰め作業部イに搬送された所定個数の商品
X…Xを上方から吸着保持して上記箱詰め作業部イに別
途用意された段ボール箱Y内にその上部開口部より重ね
合わせた状態で高速高密度に箱詰めする箱詰め機構6と
を有し、上記各搬送機構2〜5によって包装済み商品X
…Xを供給部アから箱詰め作業部イまで搬送方向aに搬
送する商品搬送経路が形成されている。
【0024】以下、各部の構成を説明する。
【0025】上記計量搬送機構2は、図2に拡大して示
すように、製袋包装機から落下排出された商品Xをシュ
ート21hで受け止めて搬送方向aに搬送する第1搬送
コンベア21と、該第1搬送コンベア21の下流側に配
置され、商品Xをその搬送方向aに向けて僅かに上昇さ
せながら搬送する第2搬送コンベア22とを備え、各搬
送コンベア21,22共に、支持フレーム21a,22
aに回転自在に支持された一対のローラ21b,21
c;22b,22cと、該ローラ21b,21c;22
b,22c間に無端状に張設されたタイミングベルト等
でなる搬送ベルト21d,22dと、上記支持フレーム
21a,22aに取り付けられて、終端部側のローラ2
1c,22cをベルト伝動機構21e,22eを介して
回転駆動させる駆動モータ21f,22fとで構成され
ている。
【0026】そして、第1搬送コンベア21において
は、その支持フレーム21aが当該計量搬送機構2内に
据え付けられた基台23に立設されたブラケット21g
に終端部側ローラ21cの支軸21c’を介して揺動自
在に取り付けられ、これにより、この第1搬送コンベア
21が上記支軸21c’回りに揺動し、その始端部側
(供給部ア)の高さ位置を包装機の仕様に応じて変更で
きるようになっている。
【0027】また、第2搬送コンベア22においては、
その支持フレーム22aが上記基台23に脚部材22g
を介して取り付けられていると共に、該支持フレーム2
2a内には、図示しないが、ロードセル等で構成される
計量器24が備えられ(図8参照)、その搬送ベルト2
2d上を搬送される商品Xの重量を計量できるようにな
っている。
【0028】一方、袋検査搬送機構3においても、同じ
く図2に拡大して示すように、支持フレーム31aに回
転自在に支持された一対のローラ31b,31cと、該
ローラ31b,31c間に無端状に張設されたタイミン
グベルト等でなる搬送ベルト31dと、上記支持フレー
ム31aに取り付けられて、終端部側のローラ31cを
ベルト伝動機構31eを介して回転駆動させる駆動モー
タ31fとで構成された第3搬送コンベア31が備えら
れ、上記支持フレーム31aが、当該袋検査搬送機構3
内に架設されたブラケット32,33に取り付けられて
いる。
【0029】また、この袋検査搬送機構3には、上記第
3搬送コンベア31で搬送される商品Xの膨らみ高さを
均一にならす均し機構34と、該均し機構34で高さが
ならされた商品Xの包装袋のシール不良を検出するシー
ルチェッカ35とが搬送経路に沿って順に設けられてい
る。
【0030】これらの均し機構34及びシールチェッカ
35共に略同様の構成とされ、上記フレーム31aに支
軸34a’…34a’,35a’…35a’回りに揺動
自在に支持されたイ字形状のリンク部材34a…34
a,35a…35aと、該リンク部材34a…34a,
35a…35aの上端部に回動自在に支持され、搬送ベ
ルト31dの上方に配置された押圧板34b,35b
と、上記フレーム31aに支軸34d’,35d’回り
に揺動自在に取り付けられ、ピストンロッド34c,3
5cが所定の一のリンク部材34a,35aの下端部に
回動自在に連結されたシリンダ装置34d,35dとを
有し、上記押圧板34b,35bの上下動に伴ってリン
ク部材34a…34a,35a…35aが支軸34a’
…34a’,35a’…35a’回りに揺動し、これに
より、ピストンロッド34c,35cが進退移動するよ
うになっている。
【0031】そして、上記押圧板34b,35bはシリ
ンダ装置34d,35dによって常時所定の圧力で下方
に付勢され、均し機構34においては、第3搬送コンベ
ア31で搬送中の商品Xがその押圧板34bによって均
一にならされると共に、シールチェッカ35において
は、そのシリンダ装置35dにピストンロッド35cの
進退移動偏位を検出するリニアエンコーダ35eが備え
られて、この進退移動偏位から搬送中の商品Xのシール
不良が検出されるようになっている。
【0032】また、上記計量搬送機構2における第2搬
送コンベア22の側方、及び袋検査搬送機構3における
第3搬送コンベア31の側方には、上昇搬送中の商品X
…Xの脱落防止を図る保護プレート25,36が設けら
れていると共に、袋検査搬送機構3の保護プレート36
においてシールチェッカ35の入口部付近には、商品X
の通過を検出する第1の商品検出センサ(商品長さセン
サ)37が配置されて、その通過時間から搬送中の商品
Xの袋長さが計測されるようになっている。
【0033】次に、上記袋検査搬送機構3の下流側に配
置された振分搬送機構4について説明すると、図3ない
し図5に示すように、この振分搬送機構4は、上面が開
口した矩形状フレーム41を有し、該フレーム41が図
1に示すように当該箱詰め装置1の本体基台1a上に設
置されている。そして、このフレーム41の上部に多数
のローラ42…42が回転自在に設けられ、これらのロ
ーラ42…42がフレーム41の上部開口41aから僅
かに突出して商品Xの搬送面を形成している。
【0034】また、上記搬送ローラ42…42の下方に
は、該ローラ42…42と直交する方向に配置されたシ
ャフト43が回転自在にフレーム41に軸支されている
と共に、該フレーム41の内部には、駆動モータ44が
ブラケット44aを介して備えられ、上記シャフト43
に設けられたプーリ43aと駆動モータ44の出力軸4
4bに設けられたプーリ44cとの間にタイミングベル
ト44dが無端状に張設されている。そして、各搬送ロ
ーラ42…42に形成された周溝42a…42aと、上
記シャフト43との間に動力伝達用のロープ42b…4
2bが巻き掛けられて、上記駆動モータ44の出力軸4
4bの回転が、タイミングベルト44d及び動力伝達用
ロープ42b…42bを介して各ローラ42…42に伝
達され、これにより搬送ローラ42…42が回転して、
袋検査搬送機構3から該ローラ42…42上に排出され
た商品Xが搬送方向aに搬送されるようになっている。
なお、その場合に商品Xは袋検査搬送機構3からこの振
分搬送機構4に対して図3の図面上左上の位置に排出さ
れるようになっている。
【0035】さらに、上記搬送ローラ42…42の直下
方で、搬送方向aに向って左寄りの位置には、該ローラ
42…42と直交する方向、すなわち搬送方向aと同方
向に配置された三本のシャフト45…45が回転自在に
フレーム41に軸支されていると共に、該フレーム41
における当該振分搬送機構4の搬送終端部側の壁面41
bの内部には駆動モータ46が取り付けられている。そ
して、上記シャフト45…45の後端部及びモータ46
の出力軸46aの先端部が上記フレーム41の後壁面4
1bから突出し、これらの突出端部にそれぞれ設けられ
たプーリ45a…45a,46bと、上記後壁面41b
に備えられたテンションプーリ47との間にタイミング
ベルト48が無端状に張設されて、上記駆動モータ46
の駆動により各シャフト45…45が回転するようにな
っている。
【0036】また、上記各シャフト45…45における
当該振分搬送機構4の搬送始端部側、すなわち、袋検査
搬送機構3からこの振分搬送機構4への商品Xの排出位
置付近には、半円形よりやや長い周長を有する円弧状の
振分部材49が複数枚(図例では五枚)取り付けられて
いる。その場合に、各振分部材49…49は、その円弧
中心とシャフト45…45の軸心とが一致するように取
り付けられて、シャフト45…45の回転により、その
直線辺49a…49aが上向きとされた退避姿勢のとき
には、上記搬送ローラ42…42で形成される商品搬送
面から突出せず、一方、この退避姿勢から図3及び図4
に矢印bで示すように、商品Xの搬送方向aに向って左
横方向に上記シャフト45…45を中心として回動され
るに伴って、その円弧辺49b…49bが上記搬送面か
ら突出するようになっている。
【0037】これにより、振分部材49…49が退避姿
勢のときは、搬送ローラ42…42上を搬送される商品
Xは、そのまま搬送方向aに直進し、一方、振分部材4
9…49が左横方向bに回動したときには、搬送面から
突出する円弧辺49b…49bによって搬送ローラ42
…42から持ち上げられてその回動方向bに横移動され
ることになる。そして、この振分部材49…49の左回
動bによって、搬送面上の商品Xは、上記搬送ローラ4
2…42ないし当該振分搬送機構4から、つまり商品搬
送経路から横方向に排出されることになる。
【0038】次に、上記振分搬送機構4の下流側に配置
された整列搬送機構5について説明すると、図1及び図
6に示すように、この整列搬送機構5は、商品Xの搬送
方向aに沿って上流側から順に第1、第2、第3の計三
つの支持フレーム51a,52a,53aが本体基台1
a上に配列され、これらのうち第1フレーム51aに
は、商品搬送方向aに向けて僅かに上昇傾斜して配置さ
れた第1搬送コンベア51が、第2フレーム52aに
は、同じく商品搬送方向aに向けて僅かに上昇傾斜する
と共に、縦列に連続配置された比較的短寸法の第2搬送
コンベア52及び第3搬送コンベア53の二つのコンベ
アが、そして第3フレーム53aには、箱詰め機構6内
に延びる水平配置された第4搬送コンベア54がそれぞ
れ備えられている。
【0039】これらの各搬送コンベア51〜54共に前
述の計量搬送機構2の第1、第2の搬送コンベア21,
22、又は袋検査搬送機構3の第3搬送コンベア31と
略同様の構成とされ、第2フレーム52aに備えられた
第2搬送コンベア52及び第3搬送コンベア53を例に
とり説明すると、図6に示すように、支持フレーム52
aに回転自在に支持された一対のローラ52b,52
c;53b,53cと、該ローラ52b,52c;53
b,53c間に無端状に張設されたタイミングベルト等
でなる搬送ベルト52d,53dと、上記支持フレーム
52aに取り付けられて、終端部側のローラ52c,5
3cをベルト伝動機構52e,53eを介して回転駆動
させる駆動モータ52f,53fとで構成されている。
【0040】そして、上記第2搬送コンベア52の始端
部が第1搬送コンベア51の終端部の下方に配置され、
これにより、該第1搬送コンベア51で搬送された商品
Xが第2搬送コンベア52上に落下して排出されると共
に、その後、第3搬送コンベア53及び第4搬送コンベ
ア54に引き継がれて箱詰め作業部イに搬入されるよう
になっている。
【0041】また、上記第1搬送コンベア51の終端部
付近にも、前述の袋検査搬送機構3に備えられた第1商
品検出センサ37と同様の第2の商品検出センサ(排出
タイミングセンサ)55が配置されて、商品Xの後端部
の通過を検出することにより、この第1搬送コンベア5
1から商品Xが落下排出されるタイミングが計測される
ようになっている。
【0042】なお、以上説明した各搬送機構2〜5にお
ける駆動モータ中、振分搬送機構4の振分部材回動モー
タ46、及び整列搬送機構5の第1〜第4の各搬送コン
ベア駆動モータ51f,52f,53f,54fには、
それぞれ例えば出力パルス数により回転駆動量等が制御
されるサーボモータが用いられている。
【0043】次に、上記各搬送機構2〜5で形成される
商品搬送経路の下流側に配置され、該搬送経路に沿って
箱詰め作業部イに搬入された商品X…Xを順次箱詰めす
る箱詰め機構6について説明すると、図7に示すよう
に、この箱詰め機構6は、上記整列搬送機構5の第4搬
送コンベア54と該第4搬送コンベア54と並走するよ
うに別途設けられた容器搬入用のコンベア56とを上壁
61aと一対の側壁61b,61cとで囲うように設け
られた箱詰め機構本体61と、該本体61の上部に固定
されて180度ずつ間欠的に往復回転する旋回用サーボ
モータ62と、このモータ62の駆動軸62aに固定さ
れ、該モータ62により、上記第4搬送コンベア54で
箱詰め作業部イに搬入された商品X…Xの上方と容器搬
入用コンベア56で同じく箱詰め作業部イに搬入された
段ボール箱Yの上方との間で往復旋回されるアーム部材
63と、上記アーム部材63の両先端部に昇降自在に支
持された支持部材64,64と、これら各支持部材6
4,64の下端部に取付けられ、上記商品X…Xを吸引
作用で捕獲し又は解除する吸引パッド65,65と、上
記側壁61b,61cに設けられ、サーボモータ62な
いしアーム部材63で旋回された各支持部材64,64
と係合してこれを昇降させる第1昇降機構66及び第2
昇降機構67とを有する。
【0044】一方、上記整列搬送機構5の第4搬送コン
ベア54の下方にはブロワ68が備えられ、このブロワ
68から配設されたフレキシブルパイプでなる配管68
a,68aがそれぞれ上記支持部材64,64に延び
て、その先端部が各支持部材64,64の吸引パッド6
5,65に各々接続されている。
【0045】そして、上記アーム部材63の旋回往復動
及び支持部材64,64の上下動、並びに配管68a,
68aを介してのブロワ68による吸引パッド65,6
5の吸引作用によって、箱詰め作業部イに搬入された商
品X…Xが上記吸引パッド65,65で上方から吸着保
持され、段ボール箱Y内に順次箱詰めされるようになっ
ている。
【0046】その場合に、往復旋回されるアーム部材6
3の両先端部に支持部材64,64が設けられ、各支持
部材64,64にそれぞれ吸引パッド65,65が備え
られているから、この箱詰め機構6においては、アーム
部材63が反回転する毎に商品X…Xの捕獲と箱詰めと
が同時並行的に行なわれて、これにより、箱詰め作業の
高速化が図られることになる。
【0047】そして、以上説明した構成に加えて、この
箱詰め装置1には、図8に示すように、商品Xの供給部
アから箱詰め作業部イまでの搬送動作を制御するコント
ロールユニット7が備えられている。
【0048】このコントロールユニット7は、計量搬送
機構2に備えられた計量器24からの計量信号、袋検査
搬送機構3に備えられたシールチェッカ35からのシー
ル検査信号、商品長さセンサ37からの商品長さ信号、
及び整列搬送機構5に備えられた排出タイミングセンサ
55からの排出タイミング信号等を入力すると共に、こ
れらの各信号に基づいて、計量搬送機構2における第
1、第2の各搬送コンベア駆動モータ21f,22f、
袋検査搬送機構3における第3搬送コンベア駆動モータ
31f、振分搬送機構4における搬送ローラ駆動モータ
44、振分部材回動サーボモータ46、及び整列搬送機
構5における第1〜第4の各搬送コンベア駆動サーボモ
ータ51f〜54fにそれぞれ回転駆動信号を出力し
て、不良品を搬送経路外に排出し、正常品のみを所定個
数づつ前後側縁部を重ね合わせて整列させた後、箱詰め
作業部イに搬入するようになっている。
【0049】次に、この箱詰め装置1による商品Xの搬
送動作をコントロールユニット7が行なう制御動作と合
わせて説明する。
【0050】まず供給部アに供給された包装済み商品X
は、計量搬送機構2における第1搬送コンベア21によ
り下流側の第2搬送コンベア22に移送された後、該第
2搬送コンベア22内に備えられた計量器24の配置位
置上で一旦停止され、ここで重量が計量されてから再び
第2搬送コンベア22が駆動して袋検査搬送機構3に排
出される。
【0051】このとき、上記の計量器24配置位置に
は、例えば袋検査搬送機構3や整列搬送機構5に備えら
れた商品検出センサ37,55等と同様の第3の商品検
出センサが設けられて、該センサで商品Xが検知された
ときにコントロールユニット7が第2搬送コンベア駆動
モータ22fを停止させ、そして計量器24からの計量
値が安定したときに再駆動させるようになっている。
【0052】袋検査搬送機構3に搬送された商品Xは、
第3搬送コンベア31によって該機構3を通過し、次の
振分搬送機構4に移送されるが、その間に、搬送経路上
に設けられた均し機構34の押圧板34bによって包装
袋の膨らみ形状が一定に均された後、続くシールチェッ
カ35及び商品長さセンサ37によってその包装袋のシ
ール検査及び長さ検査が行なわれる。
【0053】すなわち、コントロールユニット7は、商
品長さセンサ37により商品Xの先端部が検出されてか
ら後端部が検出されるまでの通過時間に基づいて該商品
Xの袋長さを計測する。
【0054】その場合に、この商品長さセンサ37は前
述したようにシールチェッカ35の入口部付近に配置さ
れているが、このとき、袋長さが正常な商品Xであれ
ば、その後端部が検出される時点においては、その先端
部が未だこの袋検査搬送機構3の第3搬送コンベア31
上にあって次の振分搬送機構4の振分部材49…49上
に差し掛からないようになっている。これにより、袋長
さが正常か不良かの判定が確定した後に、当該商品Xが
この袋検査搬送機構3から振分搬送機構4に排出される
ことになって、該商品Xに対する振分部材49…49の
振分動作が応答遅れなく行なわれることになる。
【0055】また、コントロールユニット7は、商品長
さセンサ37により商品Xの先端部が検出されて該商品
Xがシールチェッカ35に侵入を開始してから、略この
商品X全体がシールチェッカ35に侵入するのに要する
所定時間が経過するまで、エンコーダ35eによるピス
トンロッド35cの進退移動偏位を観測すると共に、該
移動偏位が所定値未満であるか否かを判定する。そし
て、この移動偏位が所定値未満の場合は包装袋に漏れが
ないとして正常品と判定し、一方、所定値以上のときは
包装袋に漏れがあるとしてシール不良品と判定する。な
お、上記所定時間は、商品Xの先端部が次の振分搬送機
構4の振分部材49…49上に差し掛かるまでの時間と
することが好ましい。重量や袋長さが正常であって、こ
の検査でシール不良品と判定された商品Xに対する振分
動作の応答遅れを回避するためである。
【0056】次に、この袋検査搬送機構3から振分搬送
機構4に排出された商品Xは、該機構4の搬送ローラ4
2…42によってさらに下流側に向けて搬送されること
になるが、その場合にこの振分搬送機構4への排出時
に、上記の各検査結果に基づいて正常品と判定された商
品Xは上記搬送ローラ42…42上を直進し、また不良
品と判定された商品Xは搬送経路から排出される。
【0057】まずコントロールユニット7は、搬送ロー
ラ駆動モータ44を駆動して、商品Xが搬送方向aに向
けて搬送されるように搬送ローラ42…42を回転させ
ると共に、振分部材回動用のサーボモータ46を制御し
て、振分部材49…49をその基本姿勢である直線辺4
9a…49aが上向きとなって上記搬送ローラ42…4
2の搬送面から突出しない退避姿勢とする。
【0058】そして、コントロールユニット7は、上記
計量器24で重量不良が認められたか、シールチェッカ
35で包装袋に漏れが検出されたか、又は商品長さセン
サ37で袋長さに異常が検出されたかのいずれか一に該
当する不良品が袋検査搬送機構3から振分搬送機構4に
排出されたときには、振分部材回動サーボモータ46を
制御して、振分部材49…49をその退避姿勢から左横
方向bに回動させ、これにより、当該不良品Xをその回
動方向bに左横移動させて商品搬送経路から排出する。
【0059】これに対して、重量、シール精度及び袋長
さのいずれもが良好な正常品に対しては、コントロール
ユニット7は、上記サーボモータ46を制御して、振分
部材49…49を退避姿勢のまま維持させる。その結
果、該正常品Xは、搬送ローラ42…42によって搬送
経路上をそのまま直進し、次の整列搬送機構5に受け渡
されることになる。
【0060】なお、この振分部材49…49の回動動作
は、商品Xの上記商品長さセンサ37の通過時点に基づ
き算出される該商品Xの振分搬送機構4への排出時に開
始されるようになっている。
【0061】また、このときコントロールユニット7
は、袋長さ不良品Xの該袋長さに応じて回動サーボモー
タ46の駆動量を変更するようになっている。これによ
り、包装袋が短い場合には振分部材49…49の回動回
数が少なくなり、また包装袋が長い場合には振分部材4
9…49の回動回数が多くなって、適切な排出動作が行
なえることになる。特に、例えば製袋包装機による製袋
寸法のエラーや袋カットの不良等の原因で、包装袋の長
大な不良品がこの振分搬送機構4に搬送されてきた場合
においても、振分部材49…49が繰り返し左横方向b
に回動することになって、該不良品を確実に搬送経路外
に排出することが可能となる。なお、この回動サーボモ
ータ46の駆動量、つまり振分部材49…49の回動回
数は、上記商品長さセンサ37で計測された袋長さに基
づいて算出設定される。
【0062】次に、この振分搬送機構4からさらに下流
の整列搬送機構5に搬送された正常品Xは、該整列搬送
機構5で所定個数づつその前後側縁部が順に重ね合わさ
れた後、その整列状態で箱詰め機構6に向けて送り込ま
れる。
【0063】まず、コントロールユニット7は、この整
列搬送機構5における第1搬送コンベア51で商品Xを
順次搬送して、これを第2搬送コンベア52上に落下排
出させ、所定個数の商品X…Xの搬送及び落下排出が終
了した時点で、該搬送コンベア51の駆動サーボモータ
51fを停止させる。このとき、排出個数のカウントは
排出タイミングセンサ55による商品Xの通過検出によ
って行なわれ、また、最後の商品Xが該センサ55を通
過してから所定時間経過後に上記サーボモータ51fが
停止される。また、この第1搬送コンベア51の駆動停
止と共に、上流側の各搬送用駆動モータも停止させて、
商品X…Xが搬送経路上で折り重ならないようにする。
【0064】一方、コントロールユニット7は、第2搬
送コンベア52及び第3搬送コンベア53に対しては協
動して間欠搬送動作を繰り返すようにこれらの駆動サー
ボモータ52f,53fを制御する。すなわち、上記第
1搬送コンベア51から商品Xが落下排出される度に、
これら二つの搬送コンベア52,53を所定距離づつ間
欠的に前方移動させるのである。そして、この間欠移動
距離は、図6に示すように商品Xの袋長さより所定の長
さmだけ短い距離とされる。これにより、後続する商品
Xの前の側縁部が、先行する商品Xの後の側縁部に所定
長さ(重ねしろ)mだけ重なり合うことになり、このよ
うな間欠搬送動作を繰り返す行なうことによって、所定
個数の商品X…Xが第2、第3搬送コンベア52,53
上で前後の側縁部同士を順に重ね合わせた状態に整列さ
れることになる。
【0065】そして、コントロールユニット7は、第1
搬送コンベア51から最後の商品Xが落下排出されて整
列状態となった時点で、上記第2、第3の二つの搬送コ
ンベア52,53を間欠搬送動作から連続搬送動作に切
り換えて、上記所定個数の整列商品X…Xを一気に第4
搬送コンベア54に送り込むと共に、該搬送コンベア5
4の駆動サーボモータ54fの駆動量を制御して、これ
らの商品X…Xを箱詰め作業部イまで搬入する。そし
て、該商品X…Xが重なり合った整列状態のままで箱詰
め機構6により段ボール箱Yに高密度に箱詰めされるこ
とになる。
【0066】その場合に、コントロールユニット7は、
整列商品X…Xの第4搬送コンベア54への連続搬送中
において、該整列商品X…Xの後端部が第2搬送コンベ
ア52から排出されて第3搬送コンベア53に乗り移っ
た時点で、この第2搬送コンベア52を連続搬送動作か
ら間欠搬送動作に切り換えるようになっている。つま
り、連続搬送中の整列商品X…Xの後端部が下流側の第
3搬送コンベア53から第4搬送コンベア54に排出さ
れるのを待つことなく、第1搬送コンベア51から商品
Xが落下排出される上流側の第2搬送コンベア52だけ
を先に連続搬送動作から間欠搬送動作に切り換えるので
ある。これにより、前の組の商品X…Xが下流側の第3
搬送コンベア53のみの連続搬送動作によって未だ第4
搬送コンベア54に向けて搬送されている間に、第1搬
送コンベア51の商品排出動作を再開させて、いち早く
次の組の商品X…Xの整列作業を開始することができる
ことになる。
【0067】この結果、第1搬送コンベア51の搬送作
業の停止時間が短縮化されると共に、上流側の各機構
2,3,4の作業停止の待機時間も短くなって、当該箱
詰め装置1の作業全体の遅延が抑制され、箱詰め作業の
高速処理が図られることになる。
【0068】なお、このとき、コントロールユニット7
は、第2搬送コンベア52を連続搬送動作から間欠搬送
動作に切り換えると同時に、第1搬送コンベア51の搬
送作業を再開始させるのが一般的であるが、これ以外
に、第2搬送コンベア52を連続搬送動作から間欠搬送
動作に切り換える前において、連続搬送中の商品X…X
の後端部がこの第2搬送コンベア52上に、一回の間欠
移動距離に相当する長さだけ残っている時点で、次の組
の最初の商品Xが該第2搬送コンベア52上に落下排出
されるように第1搬送コンベア51の搬送動作を再開始
させてもよい。このようにすると、その最初の商品Xの
落下後の前方移動が先乗りで行なわれることになり、当
該箱詰め装置1の処理スピードを一層高速化できること
になる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1搬送コンベアから排出された包装済み商品を順に整
列させた後、下流側の箱詰め機構に向けて搬送する第2
搬送コンベアが、商品の搬送方向に縦列配置された複数
のコンベアからなると共に、これらのコンベアが制御手
段で間欠駆動と連続駆動とに切り換えられることによ
り、商品を重ね合わせた状態に整列させたり、また箱詰
め作業部に向けて搬送したりすることになる。
【0070】そして、該第2搬送コンベアを構成するこ
れらのコンベアの連続駆動による商品の搬送中に、該商
品が上流側コンベアから排出されて下流側コンベアに乗
り移ったときには、その時点で上流側コンベアが連続駆
動から間欠駆動に切り換えられるので、この第2搬送コ
ンベアに商品を排出する第1搬送コンベアは、該第2搬
送コンベア全体から商品が排出されるまで、つまり下流
側コンベアから商品が排出されるまで、その搬送動作を
停止させる必要がなく、上流側コンベアから商品が排出
されて、この上流側コンベアが間欠駆動に切り換えられ
た時点で、早期に搬入動作を再開することができること
になる。したがって、この第1搬送コンベアや製袋包装
機等を含む上流側装置の作業待機時間を短縮化すること
ができ、結果として、この種の箱詰め装置の処理スピー
ドの高速化が図られることになる。
【0071】その場合に、特に第3発明によれば、上流
側コンベアから搬送中の商品が排出されて、この上流側
コンベアが間欠駆動に切り換えられる前において、該上
流側コンベア上に搬送中の商品の後端部が一回の間欠駆
動距離に相当する長さだけ残っている時点で、この上流
側コンベアに次の商品が排出されるように第1搬送コン
ベアの搬送動作が再開されるので、上流側コンベアから
搬送中の商品が完全に排出されるのを待たずとも、次の
商品を、その排出後に間欠駆動で前方移動させる距離だ
け、該上流側コンベアの連続駆動中に先乗りさせること
により、上流側装置の一時停止期間ないし作業待機時間
がさらに短縮化することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る箱詰め装置の全体
構成を示す概略正面図である。
【図2】 同箱詰め装置の最上流部側の構成を示す拡大
部分断面図である。
【図3】 同箱詰め装置の振分搬送機構の構成を示す部
分断面平面図である。
【図4】 図3のB−B線における縦断面図である。
【図5】 同振分搬送機構の後方側面図である。
【図6】 同箱詰め装置の整列搬送機構の構成を示す拡
大正面図である。
【図7】 同箱詰め装置の箱詰め機構の構成を示す図1
のA−A線からの矢視図である。
【図8】 同箱詰め装置の制御システム図である。
【図9】 従来の箱詰め装置における問題点の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 箱詰め装置 2 計量搬送機構 3 袋検査搬送機構 4 振分搬送機構 5 整列搬送機構 6 箱詰め機構 7 コントロールユニット 51 第1搬送コンベア 52 第2搬送コンベア 53 第3搬送コンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装済み商品を順次下流側に搬送する第
    1の搬送コンベアと、該第1搬送コンベアから排出され
    た商品をさらに下流側に搬送する第2の搬送コンベア
    と、該第2搬送コンベアから排出された上記商品を所定
    の容器に箱詰めする箱詰め機構とを有する箱詰め装置で
    あって、上記第2搬送コンベアが、商品の搬送方向に縦
    列配置された複数のコンベアからなると共に、これらの
    コンベアを制御する制御手段が備えられて、該制御手段
    が、第1搬送コンベアから商品が排出される度に第2搬
    送コンベアを間欠駆動させて該第2搬送コンベア上に商
    品を順に整列させた後、該第2搬送コンベアを連続駆動
    させることにより、これらの整列させた商品を下流側の
    箱詰め機構に向けて搬送し、この搬送中に、該商品が上
    記第2搬送コンベアの上流側コンベアから排出されたと
    きには、該上流側コンベアから順次間欠駆動に切り換え
    ることを特徴とする箱詰め装置。
  2. 【請求項2】 包装済み商品を順次下流側に搬送する第
    1の搬送コンベアと、該第1搬送コンベアから排出され
    た商品をさらに下流側に搬送する第2の搬送コンベア
    と、該第2搬送コンベアから排出された上記商品を所定
    の容器に箱詰めする箱詰め機構とを有する箱詰め装置で
    あって、上記第2搬送コンベアが、商品の搬送方向に縦
    列配置された複数のコンベアからなると共に、これらの
    コンベアを制御する制御手段が備えられて、該制御手段
    が、第1搬送コンベアから商品が排出される度に第2搬
    送コンベアの上流側コンベアを間欠駆動させて該上流側
    コンベア上に商品を順に整列させた後、該第2搬送コン
    ベアを連続駆動させることにより、これらの整列させた
    商品を下流側の箱詰め機構に向けて搬送し、この搬送中
    に、該商品が上記第2搬送コンベアの上流側コンベアか
    ら排出されたときには、該上流側コンベアを間欠駆動に
    切り換えることを特徴とする箱詰め装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、第1搬送コンベアの搬
    送動作も制御して、上流側コンベアの連続駆動の開始時
    点から該第1搬送コンベアの搬送動作を一時停止させる
    と共に、上流側コンベアを間欠駆動に切り換える前にお
    いて該上流側コンベア上に搬送中の商品の後端部が一回
    の間欠駆動距離に相当する長さだけ残っている時点で、
    この上流側コンベアに次の商品が上記第1搬送コンベア
    から排出されるように該第1搬送コンベアの搬送動作を
    再開させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の箱詰め装置。
  4. 【請求項4】 第1搬送コンベア及び第2搬送コンベア
    の複数のコンベアは、それぞれサーボ機構によって駆動
    されると共に、該サーボ機構を介して制御手段により搬
    送動作が制御されることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の箱詰め装置。
JP13947496A 1996-05-08 1996-05-08 箱詰め装置 Pending JPH09301305A (ja)

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JP13947496A JPH09301305A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 箱詰め装置
US08/847,001 US5881532A (en) 1996-05-08 1997-05-01 Case packer
EP97107383A EP0806343B1 (en) 1996-05-08 1997-05-05 Supplying mechanism for transporting products sequentially to a product aligning mechanism
DE69720094T DE69720094T2 (de) 1996-05-08 1997-05-05 Zuführvorrichtung zum aufeinanderfolgenden Fördern von Gegenständen zu einem Ausrichtmechanismus

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104586A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Tokyo Autom Mach Works Ltd レトルトパックの集積箱詰め機
JP2010189015A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Ishida Co Ltd 箱詰め装置
JP2011225243A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Kawashima Packaging Mach Ltd 製品集合装置
WO2015173952A1 (ja) * 2014-05-16 2015-11-19 オリオン機械工業株式会社 製品搬送装置
NL2016446A (en) * 2015-03-18 2016-10-10 Ishida Seisakusho Boxing apparatus.

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