JPH066094Y2 - 物品貯留装置 - Google Patents

物品貯留装置

Info

Publication number
JPH066094Y2
JPH066094Y2 JP15014888U JP15014888U JPH066094Y2 JP H066094 Y2 JPH066094 Y2 JP H066094Y2 JP 15014888 U JP15014888 U JP 15014888U JP 15014888 U JP15014888 U JP 15014888U JP H066094 Y2 JPH066094 Y2 JP H066094Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
conveyor
log
group
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15014888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0269607U (ja
Inventor
宜秀 石川
智之 篠原
Original Assignee
株式会社石津製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社石津製作所 filed Critical 株式会社石津製作所
Priority to JP15014888U priority Critical patent/JPH066094Y2/ja
Publication of JPH0269607U publication Critical patent/JPH0269607U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH066094Y2 publication Critical patent/JPH066094Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Relays Between Conveyors (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば袋詰めロールペーパーを製造する際な
どの、物品製造機(例えばログ切断機)と包装機とが連
続している製造ライン中において、物品製造機で順次製
造される物品を包装機側に供給する前に一時的に貯留し
ておく目的などのために使用される物品貯留装置に関す
るものである。
(従来技術) 近年、ロールペーパーを製造する業界においては、原紙
ロールから最終製品となる袋詰め製品を製造するまでの
全工程を自動化した一連の製造ラインが普及している。
例えば、第9図に示すように、ログ巻取機Pにおいて原
紙ロールから小径の長尺ログWを製造し、その長尺ログ
WをコンベアPaに乗せて長尺ログ貯留装置Qに供給し
てそこで一時的に貯留した後、該長尺ログ貯留装置Qか
ら長尺ログWを順次ログ切断機Rに供給してそこで長尺
ログWを製品寸法づつ切断し、そのログXをコンベアT
aに乗せて包装機T側に搬送し、該包装機Tにおいて袋
詰めされて最終製品とされる。ログ巻取機Pとログ切断
機Rとの間に介設されている長尺ログ貯留装置Qは、第
10図に示すように、ログ巻取機側から供給される長尺
ログWを、ジグザグ状に循環走行せしめられる無端チエ
ンQaに取付けられた多数の物品受け部材Qbに順次1
本づつ投入して一時的に貯留しておき、その物品受け部
材Qbに保持されている長尺ログWを、ログ切断機Rの
作動に連動して順次ログ切断機R側に供給するようにな
っている。このように、ログ巻取機Pとログ切断機Rと
の間に長尺ログ貯留装置Qを介設した製造ラインでは、
例えばログ巻取機P側において原紙ロールの掛け替えや
紙詰まりなどによる巻取り作業の中断があっても、長尺
ログ貯留装置Qにストックされている長尺ログWが順次
ログ切断機R側に供給されるため、該長尺ログ貯留装置
Qにストックされている長尺ログWがなくなるまでは該
ログ切断機Rを停止させることなくそのまま運転を続行
させることができ、又、逆にログ切断機R側において刃
物取替えなどによる切断作業の中断があっても、長尺ロ
グ貯留装置Q内に長尺ログWが満杯になるまではログ巻
取機Pの巻取り作業を中断することなく該ログ巻取機を
連続運転させることができるようになっている。
ところが、従来の袋詰めロールペーパーを製造するため
の製造ラインでは、第9図に示すようにログ切断機Rと
包装機Tとの間には製品ログXを貯留するための製品ロ
グ貯留装置は設置されておらず、該ログ切断機Rと包装
機Tとは直に接続されている。従って例えばログ切断機
R側においてログ切断作業が中断すると包装機T側への
物品供給が停止されて必然的に包装機T側での袋詰め作
業が停止され、又逆に包装機T側にトラブルが発生して
包装作業が停止したときにはログ切断機Rの運転を中断
させて物品(製品ログ)の供給を停止させなければなら
ず、時間のロスが発生するという問題があった。尚、第
9図に示す製造ラインにおいて、ログ巻取機Pとログ切
断機Rとの間に設置されている長尺ログ貯留装置Qは、
その取扱い対象が長尺のログWであるため、該長尺ログ
Wを貯留装置Q側に投入したりあるいは該貯留装置Qか
ら排出させたりする際に1本の長尺ログW全体を投入又
は排出させればよくその取扱いが容易であることから比
較的簡単な機構で構成することができるが、ログ切断機
Rと包装機Tとの間に製品ログ貯留装置を設置する際に
は、その取扱い物品が短尺の製品ログXであるために、
該製品ログXを1個づつ物品受け部材に投入又は排出さ
せるのでは効率が悪く、又複数個の製品ログX,X・・
(例えば長尺ログ1本当りの製品ログ取り個数:7〜8
個)を同時に物品受け部材に投入又は排出させようとす
ると物品投入時にはそのうちのいくつかが物品受け部材
に保持されずに脱落したり又物品排出時には各製品ログ
がバラバラに排出されるというトラブルの発生が予想さ
れ、現在ではログ切断機と包装機の間に製品ログ貯留装
置を設置した製造ラインは存在しない。又、ログ切断機
Rと包装機Tの間に第9図及び第10図に示すような長
尺ログ貯留装置Qを代用して製品ログを貯留させるよう
にすることも考えられるが、その場合、製品ログ貯留装
置の各物品受け部材上に保持されている各製品ログは相
互に一列直線状に接触しており、製品ログ排出位置にお
いて物品受け部材側から包装機側へ通じるコンベア上に
排出されるときに、各製品ログが時間差をもって落下し
たとき(例えばコンベア走行方向下手側に位置する製品
ログより該コンベア走行方向上手側に位置する製品ログ
が早く落下したとき)、あるいは落下した製品ログがコ
ンベア上でバウンドしたりしたときなどには、該コンベ
ア上で製品ログ同士が上下に重なることが考えられ、そ
のように製品ログ同士が相互に重なった状態で包装機側
に搬送されると包装機において包装不能となるという問
題が生じる。
(考案の目的) 本考案は、上記した従来の問題点に鑑み、物品製造機と
包装機との間に1単位の数の物品を1列に並べた状態で
その物品群を多数組同時に貯留し得るようにした物品貯
留装置を設置することを可能にするとともに、そのよう
な物品貯留装置において、物品排出位置から包装機側へ
通じるコンベア上に排出される1単位の数の物品が該コ
ンベア上で相互に重なり合うことがないようにすること
を目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、水平方向に所定間隔をもって配置された一対
の無端チエン間に複数個の物品を一列に並べた状態で保
持できる長さをもつ物品受け部材を無端チエン長さ方向
に所定等間隔をもって多数個介設し、前記無端チエンを
物品受入側駆動装置及び物品排出側駆動装置により駆動
して前記各物品受け部材を、物品製造機から連続して供
給される所定個数の物品を1単位とする物品群を該物品
受け部材内に投入する物品投入位置と該物品受け部材内
に保持されている物品群を物品受け部材から排出する物
品排出位置との間で循環せしめ、さらに前記無端チエン
における物品投入位置から無端チエン走行方向下手側を
巡って物品排出位置に至る長さ範囲を物品貯留部とし且
つ該無端チエンにおける物品排出位置から無端チエン走
行方向下手側を巡って物品投入位置に至る長さ範囲を物
品空部としてしかも前記物品貯留部と前記物品空部との
長さを長さ調節機構によって相対変化可能なる如くする
一方、物品供給装置によって前記物品投入位置まで供給
された物品群を物品投入装置によって順次空の物品受け
部材内に投入して、前記物品貯留部に位置する各物品受
け部材内にそれぞれ物品群を保持させ、又該各物品受け
部材内に保持された物品群を物品排出位置において物品
排出装置により包装機側へ通じるコンベア上に順次排出
し得るようにした物品貯留装置において、前記物品排出
位置の直下に、前記物品受け部材から排出される物品群
を前記コンベアの走行方向と平行状態で該コンベア上に
案内するための物品案内通路と、該物品案内通路を1個
の物品の長さ範囲づつ分割して個別に開閉する複数個の
シャッター部材と該各シャッター部材を個別に操作する
複数個の操作装置を有し該シャッター部材の閉塞時に前
記物品受け部材から排出された1単位の数の物品をそれ
ぞれ各シャッター部材で支持し且つシャッター部材の開
放時に該シャッター部材上で支持されていた物品を前記
コンベア上に落下せしめ得る如くした複数個の開閉装置
と、該各開閉装置を前記コンベアの走行方向下手側に位
置するものから時間差をもって順次開放せしめる如くし
た制御装置とを備えた物品仮受け装置を設置しているこ
とを特徴としている。
(作用) 本考案の物品貯留装置は、物品製造機と包装機の間に介
設されていて、該物品製造機側からコンベア上を搬送さ
れてくる物品が所定個数づつ物品投入位置に供給され、
該物品投入位置まで供給された所定個数の物品を一単位
とする物品群が物品投入装置により物品投入位置に待機
中の物品受け部材内に投入される。物品投入位置に待機
中の物品受け部材内に物品群が投入されると次に物品受
入側駆動装置が作動され、物品空部側の無端チエンが隣
接する2つの物品受け部材間の間隔だけ走行して物品空
部側の各物品受け部材を1ピッチだけ移動させるととも
に、次の物品群が物品投入位置のコンベア上に搬送さ
れ、順次同様に物品貯留部側の各物品受け部材内にそれ
ぞれ物品群が保持されて該物品貯留部側に多数の物品群
が貯留されるようになる。他方、物品排出位置側におい
ては物品排出側駆動装置が作動されると該物品貯留部側
の無端チエンが走行せしめられ、そのとき物品排出装置
によって物品排出位置において物品受け部材内に保持さ
れている物品群が該物品受け部材から排出される。物品
排出位置の直下には物品仮受け装置が設けられていて、
物品排出位置にある物品受け部材から一列状態で排出さ
れた各物品はそれぞれ一個づつ物品仮受け装置の各シャ
ッター部材上に支持される。そして、物品仮受け装置の
各シャッター部材上に1単位の数の物品が仮保持される
と、制御装置からの指令により各シャッター部材を個別
に開閉操作する各開閉装置が、物品排出通路の直下を走
行するコンベアの走行方向下手側に位置するものから順
次所定時間差(例えば0.4〜0.5秒差)をもってシャッタ
ー部材開放操作方向に操作せしめられる。すると、各シ
ャッター部材上に保持されていた各物品が、コンベア走
行方向下手側に位置するものから順次時間差をもってコ
ンベア上に落下するようになり、そのときコンベアは包
装機側に向って走行しているので、先にコンベア上に落
下した物品は、それに続く物品がコンベア上に落下する
ときには既にコンベア走行方向の下手側に所定距離だけ
進行しており、従ってコンベア上に後から落下する物品
が先に落下した物品上に重なることがない。そして物品
排出位置においてコンベア上に排出された物品群は該コ
ンベアに乗って包装機側に移送される。又、物品受入側
駆動装置側のチエン引っぱり速度が物品排出側駆動装置
側のチエン引っぱり速度より速い場合には、長さ調節機
構により物品貯留部側のチエンの長さが長くなって物品
貯留部側に貯留される物品群の数量が増加し、逆に物品
受入側駆動装置側のチエン引っぱり速度より物品排出側
駆動装置側のチエン引っぱり速度が速い場合には、物品
貯留部側のチエンの長さが短くなって該物品貯留部側に
貯留される物品群の数量が減少するようになり、この物
品貯留装置の前工程にある物品製造機又は後工程にある
包装機の各装置の処理スピードに応じて物品貯留部への
物品群投入スピードあるいは物品貯留部からの物品群排
出スピードを調節し得るという作用がある。
(実施例) 第1図ないし第8図に示す本考案実施例の物品貯留装置
について説明すると、この実施例の物品貯留装置は、第
1図に示すように袋詰めロールペーパーの製造ラインに
おけるログ切断機Rと包装機Tの間に介設して使用され
るもので、取扱い物品として長尺ログから既に製品寸法
づつ切断された製品ログXが対象されている。
第1図に示す袋詰めロールペーパーの製造ラインにおい
て、符号Pは大径の原紙ロールから小径の長尺ログWを
製造するためのログ巻取機、Qはログ巻取機Pで製造さ
れた長尺ログWを一時的に貯留しておくための長尺ログ
貯留装置、Rは長尺ログ貯留装置Qから供給される長尺
ログWを製品寸法づつ切断するためのログ切断機、Sは
本願適用の物品貯留装置となる製品ログ貯留装置、Tは
製品ログ貯留装置Sから供給される製品ログXを所定個
数づつ袋詰めするための包装機を示している。
製品ログ貯留装置Sは、第2図及び第3図に示すよう
に、型鋼などの型材を縦形箱状に組付けてなる枠組9内
に、水平方向に所定間隔をもって配置された一対の無端
チエン13,13間に樋状の物品受け部材14,14・
・を無端チエン長さ方向に所定等間隔をもって多数個介
設しさらに該無端チエン13,13を物品受入側駆動装
置11及び物品排出側駆動装置12により駆動して各物
品受け部材14,14・・を物品投入位置Aと物品排出
位置Bとの間で循環せしめ得るようにした受け部材循環
装置1と、物品投入位置Aにおいて物品受け部材14内
に所定個数の製品ログX,X・・を1単位とする物品群
Yを1列に並べた状態で投入させるための物品投入装置
3と、物品排出位置Bにおいて物品受け部材14内に保
持されている物品群Yを排出させるための物品排出装置
4とを有しているとともに、ログ切断機R(第1図)に
おいて連続して製造される製品ログX,X・・を順次受
け部材循環装置1の物品投入位置Aまで搬送するための
物品供給装置2を備えて構成されている。
枠組9は、高さが6m程度とかなり大型に形成されてお
り、この枠組9の上半部(中間フレーム9aより上側)
に受け部材循環装置1の無端チエンの大部分の長さ範囲
が張設され、又該枠組9の下半部(中間フレーム9aよ
り下側)に物品供給装置2と物品投入装置3と物品排出
装置4とが設けられている。
受け部材循環装置1の一対の無端チエン13,13は、
枠組9内の前後方向(矢印K−L方向)各端寄り位置に
おいてそれぞれ上下方向にジグザグ状に張設されてい
る。又、この無端チエン13,13は、その大部分の長
さ範囲が枠組9内の上半部に集中して張設されており、
わずかに物品群を投入するための物品群投入部分(符号
A部分)と物品群を排出するための物品群排出部分(符
号B部分)とが枠組9の下半部側で折返して張設されて
いる。無端チエン13,13における物品群投入部分
(符号A部分)は枠組9の下半部側の左右方向(第3図
の矢印M−N方向)中間部において下向きに張設されて
おり、又物品群排出部分(符号B部分)は枠組9の下半
部側の右寄り(矢印N側)位置において横向きに張設さ
れている。
枠組9の上半部分には、無端チエン走行方向に物品投入
位置Aから物品排出位置Bに至る無端チエン長さ範囲
(物品貯留部Cとなる)と、同じく無端チエン走行方向
に物品排出位置Bから物品投入位置Aに至る無端チエン
長さ範囲(物品空部Dとなる)とを相対的に調節するた
めの長さ調節機構5が設けられている。この長さ調節機
構5は、枠組9の上半部における前後方向(矢印K−L
方向)両端部分において水平左右方向(矢印M−N方
向)に向けて且つ上下方向同高さ位置において昇降可能
なる如くして一対の横長板状の昇降部材51,51を設
け、該各昇降部材51,51の上部寄り位置に並設した
複数個(合計7個)のスプロケット52A,52A・・
と枠組9のトップフレーム9b,9bに並設した複数個
(合計8個)のスプロケット53A,53A・・間に無
端チエン13,13を上下方向にジグザグ状に張設し、
又該各昇降部材51,51の下部寄り位置に並設した複
数個(合計7個)のスプロケット52B,52B・・と
枠組9の中間フレーム9a,9aに並設した複数個(合
計6個)のスプロケット53B,53B・・間にも共通
の無端チエン13,13を上下方向ジグザグ状に張設す
るとともに、前記物品受入側駆動装置(間欠駆動モー
タ)11と物品排出側駆動装置(同じく間欠駆動モー
タ)12によるチエン引っぱり速度差によって昇降部材
51,51を上下動せしめて物品貯留部C側の無端チエ
ン長さと物品空部D側の無端チエン長さとを相対的に変
化せしめ得るように構成されている。即ち、物品受入側
駆動装置11によるチエン引っぱり速度を物品排出側駆
動装置12によるチエン引っぱり速度より速くすると昇
降部材51,51が下動して物品貯留部C側のチエンの
長さが長くなり(相対的に物品空部D側のチエンの長さ
が短くなる)、逆に物品受入側駆動装置11によるチエ
ン引っぱり速度を物品排出側駆動装置12によるチエン
引っぱり速度より遅くすると該昇降部材51,51が上
動して物品貯留部C側のチエンの長さが短くなる(相対
的に物品空部D側のチエンの長さが長くなる)ようにな
っている。尚、この実施例では、無端チエン13,13
は第3図において矢印方向に走行せしめられるようにな
っているため、物品投入位置Aと物品排出位置B間にお
ける昇降部材51より上側部分が物品貯留部Cとなり該
昇降部材51より下側部分が物品空部Dなっているが、
無端チエン走行方向を逆向きにすると物品貯留部Cと物
品空部Dは相互に逆転する。
一対の無端チエン13,13間には、樋状の物品受け部
材14,14・・が水平前後方向(矢印K−L方向)に
向け且つチエン長さ方向に所定等間隔(例えば20〜3
0cm間隔)を以って多数個架設されているが、これらの
各物品受け部材14,14・・の前後両端は第4図ない
し第7図に示すように揺動片15を介して該揺動片15
の上端部を枢支(枢支部16)することにより両無端チ
エン13,13に対して左右方向(矢印M−N方向)に
揺動自在で且つ自然状態においては無端チエンのどの位
置においても自重により受け皿部17が常に下方に吊持
された姿勢となるように取付けられている。この各物品
受け部材14,14・・の受け皿部17の長さは、該受
け皿部17の上部に所定個数(この実施例では合計8
個)の製品ログX,X・・を一列に整列させた状態で載
置し得る長さを有している(例えばロールタオルペーパ
ーでは製品ログ1本当りの規格長さが228mmで、合計
8個の製品ログを載置する場合には受け皿部17の長さ
を1900〜2000mm程度に設計する)。
この受け部材循環装置1においては、物品受入側駆動装
置11は1回の駆動につき無端チエン13,13を隣接
する2つの物品受け部材14,14間の間隔(1ピッ
チ)づつ間欠的に走行させるように間欠駆動して、物品
空部D側の空の物品受け部材14を順次正確に物品投入
位置Aに位置させるようにしており、又物品排出側駆動
装置12も1回の駆動につき上記同様に無端チエン1
3,13を隣接する2つの物品受け部材14,14間の
間隔づつ間欠的に走行させるように間欠駆動するように
なっている。尚、この実施例では、後述するように物品
排出位置Bにおいて2つの物品群Y,Yを同時に排出す
るようにしているので、物品排出側駆動装置12は1回
の駆動につき無端チエンを2ピッチづつ走行させるよう
にしてもよい。
この物品貯留装置S側には、ログ切断機Rで製作された
製品ログX,X・・が物品供給装置2によって供給され
るようになっている。この物品供給装置2は、製品ログ
X,X・・をログ切断機Rの出口から物品貯留装置Sの
物品投入位置Aまで搬送するコンベア21と、該コンベ
ア21上の物品通路を開閉して物品投入位置Aに製品ロ
グを所定個数づつ間欠的に供給するための通路開閉装置
22と、物品投入位置Aの所定位置に所定個数の製品ロ
グからなる物品群Yを停止せしめるためのストッパー部
材23とを備えている。
コンベア21は、この実施例ではログ切断機Rの出口か
ら製品ログ貯留装置Sの入口直前位置まで張設された基
側コンベア21aと該基側コンベア21aの終端から製
品ログ貯留装置S内の物品投入位置Aまで張設された先
側コンベア21bとに2分割されている。
通路開閉装置22は、第2図に示すように物品投入位置
Aの直前(基側コンベア21aの終端寄り)において1
単位の個数(合計8個)の物品群Yの長さだけ離間(間
隔E)させた2位置にそれぞれシリンダ押圧式の第1開
閉部材24と第2開閉部材25を設置しており、物品投
入位置Aの入口直前において製品ログXの通行を停止さ
せるときには第1開閉部材24を閉じ(第2開閉部材2
5は開く)、物品投入位置A側(先側コンベア21b
側)に所定個数(8個)の製品ログX,X・・(物品群
Y)を供給するときには第2開閉部材25を閉じた後に
第1開閉部材24を開けば両開閉部材24,25間にス
トックされていた合計8個の製品ログX,X・・が一列
状態のまま物品投入位置Aまで搬送されるようになって
いる。又、この通路開閉装置22は、コントローラから
の指令により、物品投入装置3が1回作動するごとに1
単位の物品群Yを1回づつ物品投入位置A側に供給する
ようになっている。物品投入位置A側に搬送された1単
位の個数の物品群Yは、その先頭の製品ログXがストッ
パー部材23に衝合することによって先側コンベア21
bの終端部(物品投入位置A)において停止せしめら
れ、該物品投入位置Aで一時的に待機せしめられる。
又、先側コンベア21bの終端部近傍には、物品群Yの
先頭がストッパー部材23まで達したことを検知する光
電管29(第4図)が設置されており、該光電管29か
らの信号を受けてコントローラにより後述する物品投入
装置3の回転駆動装置33を作動せしめるようになって
いる。尚、コンベア21における物品投入位置A(ガー
ド兼押し出し部材31の設置部分)以外の部分には製品
ログXがコンベア21上から転落するのを防止するため
の固定ガード部材26,26(第2図、第4図)が設け
られているが、該コンベア21の物品投入位置A部分に
は、次に説明する物品投入装置3の押し出し部材31が
回転する際の障害となるために固定ガード部材は設けら
れていない。
物品投入装置3は、物品投入位置Aにおいてコンベア2
1上に一列状態で搬送されてくる物品群Yの左右両側部
の外側をそれぞれガードするとともにコンベア21上に
ガードしていた物品群Yを物品投入位置Aに待機してい
る物品受け部材14内に押し出すことのできるガード兼
押し出し部材31と、物品群投入時にガード兼押し出し
部材31を回転させるための回転駆動装置33を備えて
いる。ガード兼押し出し部材31は、この実施例では、
第4図及び第5図に示すように1単位の物品群Yの全長
よりやや長い長さをもつ回転軸34の両端部に角度90
°間隔をもって放射状に延出する4つの腕36,36・
・を有する一対の側板35,35を取付ける一方、該両
側板35,35の相互に対向する各腕36,36間にそ
れぞれ棒状ローラ製のガード部材32,32・・(合計
4本)を介設して構成されている。各ガード部材32,
32・・は、1単位の物品群Yの全長とほぼ同じかそれ
よりやや長い長さを有している。又、相互に隣接する2
本のガード部材32,32間の間隔は、製品ログXの直
径よりやや大きい程度の間隔とされていて、該両ガード
部材32,32間の隙間F〜Fを物品群Yが自由に
挿通し得るようになっている。このガード兼押し出し部
材31は、先側コンベア21bの終端部(物品投入位置
A)の直上方において該先側コンベア21bと平行に向
け、しかも該先側コンベア21b上を搬送されてくる物
品群Yが2つのガード部材32,32でガードされつつ
該両ガード部材32,32間の隙間(F〜F)内を
通行し得るようにして、回転軸34の両端部をそれぞれ
支持部材37,37に回転自在に軸支して取付けられて
いる。回転駆動装置33は、回転軸34の一端部に固定
した4つの爪38a,38a・・つきのラチェット板3
8と該ラチェット板38を操作するエアシリンダ39と
を有している。この回転駆動装置33は、コントローラ
からの信号を受けてエアシリンダ39が伸長するとその
先端に取付けている操作部材40がラチェット板36の
1つの爪38aを押圧して該ラチェット板36を介して
ガード兼押し出し部材31を角度90°だけ回転(第5
図において左回転方向)せしめるようになっている。
又、ガード兼押し出し部材31は、その静止状態におい
ては2つのガード部材32,32間の隙間(F
)部分が先側コンベア21bの直上方に正確に対応
するように位置決めされており、しかも各ガード部材3
2,32外面と先側コンベア21bの縁部との間の間隔
が製品ログXの直径より小さくなるように設計されてい
て、上記固定ガード部材26,26とガード兼押し出し
部材31側の2本のガード部材32,32とが小間隔
(製品ログXの1本当りの長さより短かい間隔)をもつ
連続するようにされている。従って通路開閉装置22部
分からコンベア終端側に搬送されてくる物品群Yは、固
ガード部材26,26によるガードが解除された直後に
ガード兼押し出し部材31側のガード部材32,32に
よってガードされるようになり、該物品群Y中の個別物
品Xが先側コンベア21b上から脱落することがなくな
り、しかも物品群Yの先端がストッパー部材23(第4
図)に衝合して該物品群Y全体が先側コンベア21bの
終端部において停止されている状態でも安定した姿勢に
保持される。
前記光電管29が、物品群Yの先頭がストッパー部材2
3に達したことを検知すれば、その信号がコントローラ
に伝達されて該コントローラからの信号により回転駆動
装置33のエアシリンダ39を操作し、それによってガ
ード兼押し出し部材31が第5図において角度90°だ
け左回転方向に回転せしめられる。そのとき、コンベア
上の物品投入位置Aに待機されていた物品群Yが、該物
品群Yをガードしていた2本のガード部材32,32の
うちの回転方向後行側のガード部材32により、案内板
30上を経て物品投入位置Aに待機している物品受け部
材14側に押し出されて該物品受け部材14の受け皿部
17内に投入されるようになっている。このとき、物品
群Yを押し出すガード部材32は、該物品群Yの全製品
ログX,X・・に接触してそれぞれ同時に押圧するよう
になり、該全製品ログX,X・・を確実に物品受け部材
14内に投入させることができるようになる。
このように、この物品投入装置3によれば、物品投入位
置Aにおいて物品群Yのガード作用と該物品群Yの押し
出し作用とを単一のガード兼押し出し部材31で兼用し
て行わせることができ、又該ガード兼押し出し部材31
を回転式に操作するようにしているので、物品群Yの押
し出し操作時には物品群Yをガードしていた2つのガー
ド部材32,32のうちの一方のガード部材32で物品
群Yを押圧するとともに他方のガード部材32は物品群
Yの移動の邪魔にならない位置に退避するようになり、
1つの回転操作でガード退避動作と物品押し出し動作を
同時に達成させることができる。尚、符号18は邪魔板
で、該邪魔板18は物品投入位置Aにある物品群Yを物
品受け部材14側に押し出したときに、物品X,X・・
が該物品受け部材14を飛び越えて向う側に脱落するの
を防止するためのものである。
物品排出位置Bは、第3図に示すように枠組9の下半部
の右側寄り位置において無端チエン13,13が横向き
に走行する部分に形成されており、該物品排出位置Bに
は、物品受け部材14に保持されている物品群Yを該物
品受け部材14から排出させるための物品排出装置4が
設けられている。この物品排出装置4は、第6図及び第
7図に示すように、物品排出側駆動装置12の休止時に
おいて物品排出位置Bにある物品受け部材14の揺動片
15に衝合可能な衝合部材42をエアシリンダ41で押
し引き操作することにより、該物品排出位置Bにある物
品群入り物品受け部材14全体を傾動させてその物品受
け部材14に保持されている物品群Yを排出させるよう
に構成されている。この実施例の物品排出装置4では、
後工程の包装機T側に製品ログXを2列状態で搬送する
ようにするために、物品排出位置Bにある2つの物品受
け部材14,14を同時に操作するようにしており、1
つのエアシリンダ41で2つの衝合部材42,42を操
作するようにしている。各衝合部材42,42は、平面
三角形状のものが採用されており、該各衝合部材42,
42のそれぞれ第1の角部を、エアシリンダ41によっ
て進退せしめられる移動プレート47に、隣接する2つ
の物品受け部材14,14間の間隔と等間隔をもって回
動自在に枢着(枢支部43)されている。又、この各衝
合部材42,42は、エアシリンダ41の伸張動作にと
もなって該衝合部材42の第2の角部に設けたローラ4
5がカムフロア48のカム面49,49を摺動して該衝
合部材42の揺動片押圧部となる第3の角部44が無端
チエン走行時に揺動片15の通行帯G(第6図)の内外
に出没し得るようにしている。即ち、第6図に示すよう
にエアシリンダ41の縮小時には、スプリング46,4
6に付勢されて各衝合部材42,42のローラ45,4
5がカム面49,49の底面49aに接していて、各衝
合部材42,42の押圧部44,44が揺動片通行帯G
より外側に没入しており、エアシリンダ41が伸長せし
められると、ローラ45,45がカム面49,49の傾
斜面49bを昇って頂面49cに接し(衝合部材42,
42が符号42′の位置)、そのとき押圧部44,44
が各揺動片15,15の手前側において揺動片通行帯G
より内側に突出し、その状態でエアシリンダ41がさら
に伸長する(衝合部材42,42が符号42″の位置ま
で移動する)と各押圧部44,44がそれぞれ揺動片1
5,15を押圧して該各揺動片15,15を第7図にお
いて符号15′で示すように傾動させ(受け皿部も符号
17′の位置まで弧回動される)、受け皿部17,17
上に保持していた各物品群Y,Yをそれぞれその下方に
設けた物品仮受け装置6,6(後述する)上に転出させ
るようにしている。尚、エアシリンダ41は伸長した
後、直ちに縮小動作し、そのとき各衝合部材42,42
はスプリング46,46に付勢されて各押圧部44,4
4が揺動片通行帯Gより外側に没入する位置まで回転さ
れる。この物品排出装置4では、上記のように停止して
いる物品受け部材14を衝合部材42で押圧傾動させ
て、受け皿部17上に保持されている物品群Yを転出さ
せるようにしているので、物品受け部材14がその場
(定位置)で傾動されるようになり、受け皿部17上の
物品群Yを常に定位置に落下させることができるように
なる。尚、受け皿部上の物品群を排出させる際に、これ
とは逆に、物品受け部材側を連続移動させてその揺動片
を固定された衝合部材に衝合させることによって該物品
受け部材を傾動させるようにして行う場合には、各物品
受け部材ごとに物品群が転出する時期にずれが生じるこ
とがあり、物品受け部材が連続移動されていることによ
り物品群の落下位置が定まらなくなったり、又このよう
に複数個の製品ログからなる物品群を排出する場合には
各製品ログごとに転出時期が異なることがあって各製品
ログごとに落下位置がずれることがあるという問題が生
じる。このように物品群ごとの落下位置あるいは各製品
ログごとの落下位置にずれが生じると、それを受ける物
品受け口の幅を大きくする必要があり、物品受け材の設
置スペースが大きくなる。
物品排出位置Bの直下には、第7図及び第8図に示すよ
うに2つの物品受け部材14,14からそれぞれ排出さ
れる各物品群Y,Yを包装機T側に通じるコンベア71
上に落下させる前に一時的に仮受けするとともに該物品
群Yの各製品ログX,X・・を順次時間差をもって落下
させるための物品仮受け装置6,6が設置されている。
この各物品仮受け装置6,6は、各物品群Y,Yの落下
位置の直下近傍位置に設けた物品案内通路60となる物
品受け口部材61と、該物品受け口部材61の底部開口
62を各製品ログX,X・・の長さ範囲づつ分割して開
閉し得る複数個(物品受け部材14から排出される1単
位の個数の製品ログ数と同数)の分割開閉装置(第1な
いし第8開閉装置)63A〜63Hと、該各開閉装置6
3A〜63Hを順次個別に操作せしめる制御装置(コン
トローラ)10とを有している。第1ないし第8の各開
閉装置63A〜63Hは、それぞれ1個の製品ログXを
支持し得る面積をもつシャッター板(実用新案登録請求
の範囲中のシャッター部材となる)65A〜65Hをそ
れぞれエアシリンダ64A〜64Hによって物品受け口
部材61の底部開口62に出没させることによって該底
部開口62をそれぞれ1個の製品ログXの長さ範囲づつ
分割して個別に開閉できるようにしている。又、第1な
いし第8の各開閉装置63A〜63Hは、コントローラ
10からの信号により物品受け口部材61の下方に張設
されたコンベア71の走行方向下手側(第8図において
矢印L側)に位置するものから、微少時間差(例えば0.
4〜0.5秒差)をもって順次シャッター板を開放動作せし
めるようにしている。即ち、この実施例では、第8図に
示すように各開閉装置63A〜63Hの各エアシリンダ
64A〜64Hにそれぞれ伸縮動作切換用の電磁弁66
A〜66Hを設け、該各電磁弁66A〜66Hを、コン
トローラ10からの信号でコンベア71の走行方向下手
側に位置するエアシリンダ64A側から順次微少時間差
をもって縮小動作せしめるように作動する如くコントロ
ールしている。尚、左右2つの物品仮受け装置6,6
は、それぞれの開閉装置が相互に同時に作動するように
なっている。尚、第7図及び第8図において符号67は
シャッター板(65A〜65H)を水平姿勢のまま進退
動作させるためのガイドローラである。
この物品仮受け装置6,6は次のような作用がある。即
ち、上記物品排出装置4のエアシリンダ41が伸縮作動
せしめられると、物品排出位置Bにある2つの物品受け
部材14,14に保持されていた各物品群Y,Yがそれ
ぞれ物品仮受け装置6,6の物品受け口部材61,61
内に投入され、そのとき物品群Yの各製品ログX,X・
・はそれぞれ開閉装置63A〜63Hの各シャッター板
65A〜65H上に載置されるようになり、該物品群Y
が各シャッター板65A〜65H上に載置された後に、
コントローラ10からの信号により物品仮受け装置6,
6の各開閉装置63A〜63Hがコンベア71の走行方
向下手側(矢印L側)に位置する開閉装置63A側から
順に微少時間差をもってシャッター板を開放動作してい
く。このようにコンベア71上に矢印L側に位置する開
閉装置63A側のシャッター板65Aから順に開放され
ていくと、物品受け口部材61内に仮保持されている物
品群Yのうち、矢印L側に位置する製品ログXから順次
コンベア71上に落下していき、そのコンベア上に落下
した製品ログXが次の開閉装置が開放動作するまでの時
間差分だけコンベア71上に乗って走行方向下手側へ搬
送されることとなり、次の製品ログXがコンベア71上
に落下したときには先行の製品ログXが第8図において
距離Hだけ下手側に移動されており、順次同様に後続の
製品ログXがコンベア71上に落下するときには先に落
下した製品ログXが距離Hだけ移動しているので、各製
品ログX,X・・がコンベア71上で相互に重合するこ
とがなくなる。尚、この物品仮受け装置6を設けない場
合には、物品受け部材14から排出される物品群Yの各
製品ログX,X・・が一列に連続した状態で同時に又は
相互に時間差をもって直接コンベア71上に落下し、そ
のとき例えばコンベア走行方向上手側に位置する物品が
それよりコンベア走行方向下手側に位置する物品より早
く落下したり、あるいは落下した製品ログXがコンベア
上でバウンドしたりすると、隣接する製品ログX,Xの
一部が相互に重合することがある。そのように製品ログ
X,Xが重合したまま包装機T側に搬送されると、該包
装機Tにおいて袋詰め不能となって袋詰め作業が中断す
るというトラブルが発生するが、上記した本願実施例の
如く、物品仮受け装置6を設けることによりこのような
トラブルを未然に解消できる。
物品仮受け装置6,6部分からコンベア71上に落下し
た各製品ログX,X・・は、順次包装機T側に搬送され
てそこで所定個数づつ袋詰めされて最終製品となる。
この製品ログ貯留装置Sは、連続製造ラインを構成する
ログ切断機Rと包装機Tの間に設置されるが、ログ切断
機Rと包装機Tとがそれぞれ正常運転されているとき
(ログ切断機の製品ログ製造スピードと包装機の製品ロ
グ袋詰め処理スピードとが同じ)には、ログ切断機R側
から製品ログ貯留装置Sに受け入れる製品ログ数と製品
ログ貯留装置Sから包装機T側に排出する製品ログ数は
同数となるように、物品受入側駆動装置11の駆動速度
(物品受入側無端チエンの走行速度)と物品排出側駆動
装置12の駆動速度(物品排出側無端チエンの走行速
度)を相互に等速度に設定する。尚、物品排出側におい
ては2つの物品受け部材14,14から同時に物品群を
排出させるようにしているので、物品排出側の無端チエ
ン13が2ピッチ走行するたびに物品排出装置4が1回
作動させるようにすればよい。ところで、長時間運転し
ていると、ログ切断機Rと包装機Tのうちのいずれか一
方の運転を中断させなければならない場合があるが、例
えば刃物取換えなどのためにログ切断機Rの運転を中断
した場合には、物品排出側駆動装置12を駆動させたま
まで物品受入側駆動装置11の駆動が中断される(尚、
物品受入側駆動装置11は製品ログXの供給がストップ
すれば自動的に作動しなくなる)。すると貯留装置S側
には新しく製品ログの受入れはないものの、受け部材循
環装置1内にストックされていた製品ログX,X・・を
そのまま通常通り排出させることによって包装機Tの運
転を停止させることなく連続して運転することができ
る。そしてログ切断機Rの修繕後に該ログ切断機Rの運
転が再開されると物品受入側駆動装置11も駆動が再開
され、受け部材循環装置1内に物品群Yが受入れられ
る。尚、物品群Yの受入れが再開された頭初は、受け部
材循環装置1内にストックされている物品群Yが減少し
ており、該受け部材循環装置1内に所定の標準数の物品
群Yが貯留されるまでは物品受入れ量を物品排出量より
多くするとよい。(例えばログ切断機Rのログ切断スピ
ードを一時的に速くして製品ログ貯留装置側への製品ロ
グ供給量を増大させる)。逆に包装機Tの運転が中断し
たときには、物品排出側駆動装置12の駆動を停止さ
せ、受け部材循環装置1内の余剰貯留部分が充満するま
ではログ切断機Rを連続運転させることができる。尚、
包装機Tの運転が中断されると受け部材循環装置1内へ
の物品受入れ量が増大するが、包装機の運転再開頭初に
該包装機の袋詰めスピードを通常スピードより速めれば
受け部材循環装置1内の物品ストック量を適正水準に戻
すことができる。
このように、ログ切断機Rと包装機Tの間に製品ログ貯
留装置Sを介設すると、ログ切断機R又は包装機Tのい
ずれか一方の運転が中断した場合でも、製品ログ貯留装
置S部分で物品の出し入れが調節できるので、他方の機
械をそのまま連続運転させることができ、製造効率が良
好となる。
(考案の効果) 本考案の物品貯留装置は、物品排出位置Bの直下に設け
た物品仮受け装置6の各シャッター部材65A〜65H
を、その下方に設置されているコンベア71の走行方向
下手側に位置するものから、順次時間差をもって開放動
作せしめ得る如くしているので、制御装置10からシャ
ッター部材開放操作信号が発せられると各シャッター部
材65A〜65H上に仮保持されている各物品X,X・
・は、コンベア71の走行方向下手側に位置するものか
ら順次時間差をもってコンベア71上に落下するように
なり、第2番目以降に落下する各物品は先に落下した物
品が所定距離だけコンベア走行方向下手側に移動せしめ
られた後に順次コンベア71上に落下するため、物品排
出位置Bからコンベア71上に排出される各物品X,X
・・が相互に上下に重合することがなくなる。このよう
に、本考案によれば、物品受け部材14から複数個の物
品X,X・・を同時にコンベア71上に排出するように
したものであっても、物品受け部材14から排出された
各物品X,X・・がコンベア71上で相互に重合するこ
とがなくなり、物品X,Xが重合状態で包装機T側に搬
送されることによるトラブル(包装機T側において袋詰
め不能となる)を未然に解消できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる物品貯留装置を備えた
袋詰めロールペーパー製造用の全体製造ラインの概示
図、第2図は第1図の製造ライン中に使用されている本
考案実施例の物品貯留装置の正面図、第3図は第2図の
左側面図、第4図は第2図及び第3図の物品貯留装置に
使用されている物品投入装置部分の斜視図、第5図は第
4図のV−V断面図、第6図は第2図及び第3図の物品
貯留装置に使用されている物品排出装置部分の平面図、
第7図は第2図及び第3図の物品貯留装置に使用されて
いる物品仮受け装置部分の正面図(第6図のVII−VII矢
視図)、第8図は第7図のVIII−VIII矢視図、第9図は
従来の袋詰めロールペーパー製造用の全体製造ラインの
概示図、第10図は第9図に使用されている長尺ログ貯
留装置の側面図である。 1……受け部材循環装置 2……物品供給装置 3……物品投入装置 4……物品排出装置 5……長さ調節機構 6……物品仮受け装置 9……枠組 10……制御装置(コントローラ) 11……物品受入側駆動装置 12……物品排出側駆動装置 13……無端チエン 14……物品受け部材 21……コンベア 22……通路開閉装置 23……ストッパー部材 24……第1開閉部材 25……第2開閉部材 31……ガード兼押し出し部材 32……ガード部材 33……回転駆動装置 41……エアシリンダ 42……衝合部材 60……物品案内通路 A……物品投入位置 B……物品排出位置 C……物品貯留部 D……物品空部 R……ログ切断機 S……製品ログ貯留装置 T……包装機 X……製品ログ Y……物品群

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に所定間隔をもって配置された一
    対の無端チエン(13,13)間に複数個の物品(X,
    X・・)を一列に並べた状態で保持できる長さをもつ物
    品受け部材(14,14・・)を無端チエン長さ方向に
    所定等間隔をもって多数個介設し、前記無端チエン(1
    3,13)を物品受入側駆動装置(11)及び物品排出
    側駆動装置(12)により駆動して前記各物品受け部材
    (14,14・・)を、物品製造機(R)から連続して
    供給される所定個数の物品(X,X・・)を1単位とす
    る物品群(Y)を該物品受け部材(14)内に投入する
    物品投入位置(A)と該物品受け部材(14)内に保持
    されている物品群(Y)を物品受け部材(14)から排
    出する物品排出位置(B)との間で循環せしめ、さらに
    前記無端チエン(13,13)における物品投入位置
    (A)から無端チエン走行方向下手側を巡って物品排出
    位置(B)に至る長さ範囲を物品貯留部(C)とし且つ
    該無端チエン(13,13)における物品排出位置
    (B)から無端チエン走行方向下手側を巡って物品投入
    位置(A)に至る長さ範囲を物品空部(D)としてしか
    も前記物品貯留部(C)と前記物品空部(D)との長さ
    を長さ調節機構(5)によって相対変化可能なる如くす
    る一方、物品供給装置(2)によって前記物品投入位置
    (A)まで供給された物品群(Y)を物品投入装置
    (3)によって順次空の物品受け部材(14,14・
    ・)内に投入して、前記物品貯留部(C)に位置する各
    物品受け部材(14,14・・)内にそれぞれ物品群
    (Y,Y・・)を保持させ、又該各物品受け部材(1
    4,14・・)内に保持された物品群(Y)を物品排出
    位置(B)において物品排出装置(4)により包装機
    (T)側へ通じるコンベア(71)上に順次排出し得る
    ようにした物品貯留装置であって、前記物品排出位置
    (B)の直下に、前記物品受け部材(14)から排出さ
    れる物品群(Y)を前記コンベア(71)の走行方向と
    平行状態で該コンベア(71)上に案内するための物品
    案内通路(60)と、該物品案内通路(60)を1個の
    物品(X)の長さ範囲づつ分割して個別に開閉する複数
    個のシャッター部材(65A〜65H)と該各シャッタ
    ー部材(65A〜65H)を個別に操作する複数個の操
    作装置(64A〜64H)を有し該シャッター部材(6
    5A〜65H)の閉塞時に前記物品受け部材(14)か
    ら排出された1単位の数の物品(X,X・・)をそれぞ
    れ各シャッター部材(65A〜65H)で支持し且つシ
    ャッター部材(65A〜65H)の開放時に該シャッタ
    ー部材上で支持されていた物品(X)を前記コンベア
    (71)上に落下せしめ得る如くした複数個の開閉装置
    (63A〜63H)と、該各開閉装置(63A〜63
    H)を前記コンベア(71)の走行方向下手側に位置す
    るものから時間差をもって順次開放せしめる如くした制
    御装置(10)とを備えた物品仮受け装置(6)を設置
    していることを特徴とする物品貯留装置。
JP15014888U 1988-11-16 1988-11-16 物品貯留装置 Expired - Lifetime JPH066094Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15014888U JPH066094Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16 物品貯留装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15014888U JPH066094Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16 物品貯留装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0269607U JPH0269607U (ja) 1990-05-28
JPH066094Y2 true JPH066094Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31423028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15014888U Expired - Lifetime JPH066094Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16 物品貯留装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066094Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507357A (ja) * 2011-02-03 2014-03-27 フアビオ・ペリニ・ソシエタ・ペル・アチオーニ ペーパーロール又は他の細長い製品用アキュムレータ及びその構成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507357A (ja) * 2011-02-03 2014-03-27 フアビオ・ペリニ・ソシエタ・ペル・アチオーニ ペーパーロール又は他の細長い製品用アキュムレータ及びその構成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0269607U (ja) 1990-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU671243B2 (en) Device and method for palletizing unstable articles
US5026249A (en) Apparatus for stacking corrugated sheet material
JPH0448692B2 (ja)
US3954190A (en) Palletizer
US6371278B1 (en) Patty loader and method
EP0524606B1 (en) Device utilizing fluid for effecting nested alignment of articles having a circular cross-section
JPS6359674B2 (ja)
JPH066094Y2 (ja) 物品貯留装置
EP0623512A2 (en) Methods of and apparatus for stacking articles
JPH0738244Y2 (ja) 物品貯留装置
JPH066093Y2 (ja) 物品貯留装置
JP3626984B2 (ja) 多段積み装置及び長尺物品の多段積み方法
JP4424875B2 (ja) 物品の整列搬送装置
JP2009057088A (ja) 餃子のトレー詰めのための起立姿勢保持装置
JP7114419B2 (ja) 箱詰めシステム
JPH0213379Y2 (ja)
US3633733A (en) Article-handling apparatus
JPH02270728A (ja) 製品を順送りに階段状にグルーピングする方法と、その方法を実施するための装置
JPS6144779B2 (ja)
JPH0629063B2 (ja) 果実のパック詰め装置
JPH0680113A (ja) 人参の自動整列、箱詰装置
JPH09301305A (ja) 箱詰め装置
JPH09272626A (ja) 包装袋の空トレイへの自動供給配列装置
JPH0891322A (ja) 集約包装物品製造方法及び集約包装物品製造ライン
JPH0891321A (ja) 個別物品の分配装置