JPH0930073A - 記録媒体および印刷装置 - Google Patents

記録媒体および印刷装置

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JPH0930073A
JPH0930073A JP7183770A JP18377095A JPH0930073A JP H0930073 A JPH0930073 A JP H0930073A JP 7183770 A JP7183770 A JP 7183770A JP 18377095 A JP18377095 A JP 18377095A JP H0930073 A JPH0930073 A JP H0930073A
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JP
Japan
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printing
medium
paper
mark
ink
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JP7183770A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Murakoso
純一 村社
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 印刷結果を損なわずに記録媒体を自動的に判
別し、記録媒体に応じた最適な印字品質および画像品質
を得る記録媒体および印刷装置。 【解決手段】 記録媒体は高解像度印刷や低解像度用印
刷などの印刷用途を含む用紙情報を、バーコードにして
紫外線インク等で実際に印刷する領域外にマーキングす
る。印刷装置はこのマークを検知する機能を有し、検知
した媒体情報に応じて、濃度および解像度を可変に制御
するように構成し、あらかじめ装置内にスイッチを設け
設定された条件に基づいて、設定された印刷条件と検知
した用紙種類が合致した場合に印刷処理を行う、用紙が
裏面であると検知した場合は用紙排出処理を行う、およ
び所望の用紙でないことを検知した場合は印刷処理を行
わず、警告表示を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に適用す
る記録媒体および印刷装置に関わり、特にインクジェッ
ト式プリンタに適用すると効果的なものである。
【0002】
【従来の技術】カラーインクジェットプリンタでは、発
色性、解像度、インクの滲み等を改善するために、基材
表面にインク受容層を設けた、いわゆるコート紙が記録
媒体として用いられる。コート紙は通常、印刷装置毎に
最適化されたものが使用されている。これらの印刷装置
では、記録媒体の性質に応じて最適な印刷ができるよう
に濃度等をコントロールできるようにしているのが一般
的である。
【0003】最近の印刷装置では、インクドットサイズ
を制御して解像度を変化させたり、階調を制御したりす
る、いわゆるマルチドットプリンタや階調制御インクジ
ェットプリンタが出現してきている。このような印刷装
置では、解像度や出力画像に応じて異なるコート紙を専
用紙として提供してきている。一方、専用紙ではないが
OHP用フィルムについては、フィルム基材そのものが
透明であるという特性を利用して、普通紙やコート紙と
識別する方法が考案されている。また印刷結果を見る場
合OHP用フィルムは透過光によるが、普通紙やコート
紙は反射光によるので、OHP用フィルムについては定
着性、色の濃度特性などについて印刷時の制御を普通紙
やコート紙とは大きく変える必要があり、印刷装置がO
HP用フィルムであると判別したら自動的に制御を変え
る方法が考案されている。
【0004】OHP用フィルムに印刷する場合には、イ
ンクジェット記録装置が自動的に記録媒体を判別し、そ
の種類に応じてインク液滴の吐出量を自動的に制御する
技術(例えば特公 平4−48627 インクジェット
記録装置)や、記録媒体の種類を識別し、記録媒体の種
類に応じて記録媒体と記録手段との間隔を変え、記録媒
体に与える熱量を変える技術(例えば特開平5−104
70 記録装置)が知られている。
【0005】記録媒体の種類を識別する方法としては、
上記2例のようにOHP用フィルムと普通紙での光の透
過量の差により識別する技術や、OHP用フィルムと普
通紙での光の乱反射の特性により識別する技術(例えば
特開平2−56375 媒体検知装置)が知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録媒体および
印刷装置では、記録媒体の種類や物性により印刷結果す
なわち印字品質や画像品質が異なり、所望の印刷結果を
得るためには印刷のたびに記録媒体を選択し、印刷装置
の印刷条件を設定しなおすという問題があった。また記
録媒体として一般的にはコート紙よりも安価なコピー紙
や再生紙が多く利用されるため、印刷装置の給紙ユニッ
トには普通紙が積載されている。通常、印刷装置では積
載された一番上から給紙して印刷するため、普通のユー
ザは必要なコート紙を積載された普通紙の上に重ねてセ
ットしてしまう。すると後になってどの解像度のコート
紙が何枚セットされていて普通紙との境目がどこなのか
判らなくなり、高価なコート紙を無駄に消費してしまう
という問題があった。
【0007】本発明はこのような点にかんがみて、印刷
結果を損なわずに記録媒体を自動的に判別し、記録媒体
の性質に応じた最適な印字品質および画像品質を得る記
録媒体および印刷装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された記録媒体および印刷装置によって解決され
る。本発明の記録媒体は、記録媒体の種類や物性などの
各種媒体の性質を表すマーク、例えばコート紙等に設け
られた判別用の透明のマークを、印字面または非印字面
に有する。このマークは表と裏の両面にコーティングを
施したコート紙にも適用できる。
【0009】マークは印刷結果を妨げない程度であれば
透明でなくてもよい。人間の目に見えない場合でも紫外
線等のある特定波長の入射光線に対しては可視または不
可視の反射光を発するインクで書かれたマークである。
この判別マークにはコート紙の種類をもっと増やした
り、種類の他に例えば用紙サイズ等の情報を含めるのも
良い。
【0010】本発明による印刷装置にはユーザが設定で
きるスイッチを設けてあり、印刷の前にあらかじめ動作
モードを設定し、所望の記録媒体でないと識別した場合
はユーザに警告を発すること、あるいは用紙の排出処理
をすることができる。このスイッチに別の動作モードを
設定することにより、記録媒体の種類に応じて自動的に
その媒体に最適な条件で印刷することもできる。この動
作モードでは識別した媒体情報に応じた制御を印刷装置
が自動的に選択する。
【0011】
【実施の形態】本発明記録媒体および印刷装置の実施例
を図面を参照しつつ説明する。図8は本発明を適用する
インクジェットプリンタの概要を示す斜視図である。図
8において印字部1は印字ヘッド26a、26b、およ
びインクタンク2a、2b、2c、2dから成りキャリ
ッジ3に搭載されており着脱可能である。
【0012】キャリッジ3は、ガイドシャフト4に嵌合
しており14のタイミングベルトにより装置左右にある
9、10のプーリP1、P2に連結している。プーリP
1は28のモータM1に連結している。キャリッジ3は
プラテン5の上方に配置され、28のモータM1の正逆
回転によりタイミングベルト14によってプラテン5に
平行に矢印A、B方向に移動する。
【0013】印字ヘッド26a、26bはプラテン5に
所定の間隙を介して対向し、それぞれインクタンク2
a、2b、2c、2dに対応したノズルブロック毎に配
列した図示していないが複数のノズルを先端に備えてい
る。印字ヘッド26aにはインクタンク2aが連結し、
印字ヘッド26bにはインクタンク2b、2c、2dが
連結している。それぞれのインクタンクには、例えばイ
ンクタンク2aには黒インク、2b、2c、2dには異
なる色のインク、イエロー、マゼンダ、シアンが充填さ
れている。
【0014】印字ヘッド26a、26bには、1個のノ
ズルを有する圧力室と圧力室の1面に接触する圧電素子
で構成されるインク噴射機構をノズルの数だけ設けてあ
る。圧電素子に選択的に電圧を印加して、その電歪によ
り振動板を振動させてインクタンク2a、2b、2c、
2dから圧力室に供給された黒インクやインクを、粒子
としてノズルから噴射して用紙7に印刷する。
【0015】用紙7は所望サイズのカット紙で、カット
シートフィーダ(自動給紙装置)のホッパ部15に収容
され、印字指令で図示していない駆動源により回転する
繰り出しローラによって繰り出される。28のモータM
1の下方位置が、キャッリッジ3のホームポジション
で、キャリッジ3に搭載された印字ヘッド26a、26
bの右下方にヘッド復旧ユニット16が設けられてい
る。ヘッド復旧ユニット16は装置に電源が投入された
時、あるいはオペレータが必要により図示していない操
作ボタンで指示した時に、印字ヘッド26a、26bの
ノズルのインクを吸引して、ヘッドノズルの清掃を行
う。
【0016】印字部1の前段すなわちプラテン5の手前
に、送りローラ6および排出ローラ8が配置され、これ
らは図示していない回転伝導機構を介して、29のモー
タM2に連結されている。用紙7は、29のモータM2
の駆動で送りローラ6の回転によって、矢印C方向に行
送りされる。印刷が終了すると排出ローラ8の回転によ
って排出される。送りローラ6と排出ローラ8は同周速
度で回転動作する。
【0017】以上のような構成を有するのでキャリッジ
3が移動しながら印刷データに基づいて印字ヘッド26
a、26bのノズルからインクを噴射することにより用
紙7にドットマトリックスが形成されカラー印刷が行わ
れる。本発明印刷装置では記録媒体としてコート紙を適
用する。その平面図を図1に示す。コート紙100には
用紙情報を示す媒体情報マーク11、12が透明のイン
クで印刷されている。マーク11、12は、図示のよう
にコート紙100の四隅のうちの対角四隅に各々形成さ
れており、印刷の際に該コート紙100が印刷部に至る
前に、該コート紙100の先端側に位置するマーク1
1、12が、検知部で検知されるようになっている。マ
ーク11、12は人間の目には見えないが紫外線を照射
すると蛍光となる性質を持つ紫外線インクである。
【0018】このマーク11、12は後で述べるよう
に、印刷装置に付随するマークセンサによって読み取ら
れる。本実施例のマークには透明のインクを使用した
が、マークは印刷結果を妨げない程度であれば透明でな
くてもよい。この場合はセンサを変える必要がある。本
実施例のマークは、コート紙の実際には印刷をしない余
白部分に印刷してあること、および透明もしくは目立た
ないマークを用いるので、その媒体に最適な解像度やイ
ンク量あるいは印字幅で印刷ができ印刷結果を損なうこ
とがない。
【0019】図1のx−x平面の断面図を図4に示す。
コート紙100は、その基材100aが主にパルプ等で
構成される。基材100aの上には印刷層100bが形
成されており、印刷装置によって形成されたインク液滴
の印刷イメージがこの層に印刷される。この印刷層10
0bの一部に用紙情報を示すマーキング層100cが形
成されている。
【0020】本実施例では表面のみがコーティングされ
ていて、表面は印刷層100bにマークし裏面は基材1
00aにマークしている。勿論両面共コーティングして
ある用紙にもマークすることは可能である。本実施例の
マークは2本の太線によって構成されている。マーク1
1、12は、この有無の組み合わせで以下の情報を印刷
装置に与える。
【0021】
【表1】 更に多くの媒体情報を与えたい場合はマークの本数を増
やせばよい。更に多くの媒体種類、例えばOHP用フィ
ルムや用紙サイズなどの情報を与えることができる。バ
ーコードを用いると更に詳細な情報を得る。図2は、本
発明を適用する印刷装置の制御回路のブロック図であ
る。印刷情報は、ホストコンピュータ21からインタフ
ェース22を介して、制御部23に入力する。制御部
は、I/Oポート24、25を介して印刷情報に基づい
て各デバイスを駆動する。I/Oポート24を介して印
字ヘッド26を駆動し、I/Oポート25からモータド
ライバ27を介して28、29のモータM1とM2を駆
動する。
【0022】記録媒体を識別するセンサユニット31、
32からの識別情報はI/Oポート25を介して制御部
23に入力される。同様に透過センサ33も記録媒体を
識別し、I/Oポート25を介して制御部23に入力さ
れる。透過センサ33はOHP用フィルムのような透明
媒体か普通紙あるいはコート紙のような不透明媒体かの
判別を行う。
【0023】34はユーザに警告表示を行うためのラン
プであり、ユーザがホストコンピュータ21で指定した
媒体とセンサユニット31、32で識別した媒体情報と
一致しない場合に表示する。スイッチ35は、あらかじ
め設定した印刷条件に最適な記録媒体が供給されてくる
まで排出を繰り返したり、警告を発したりするモード
か、あるいは供給された用紙に最適な印刷条件を自動的
に選択するモードかの二つの動作モードを決定する。
【0024】後者のように、印刷装置が識別した媒体情
報に応じた最適の制御を印刷装置が自動的に選択する動
作モードを以下の説明ではプリンタモードと呼び、前者
のように、オペレータが、印刷前にあらかじめ設定した
印刷条件で印刷するモードをオペレータモードと呼ぶこ
とにする。本発明実施例では後で説明するが、高解像度
印刷か、低解像度印刷か、普通紙印刷か3種類の制御の
内の一つを自動的に選択できる。オペレータモードで
は、制御選択と記録媒体が一致した場合に所望の印刷が
できる。説明の便宜上、制御の種類を解像度についての
3種類としたが、実際の印刷装置では制御の種類は解像
度についても他のファクターについても記録媒体の性質
に応じてもっと増やすことができる。
【0025】本発明実施例では、解像度によってインク
噴射量を調整することによりドット径を変化させ、記録
媒体に最適な印刷結果を得るような制御を行っている。
そのため制御部23を36のCPU、37のRAM、3
8のROMなどで構成し、普通紙用、低解像度コート紙
用、高解像度コート紙用に適した装置駆動条件をROM
38内にあらかじめプログラムしている。
【0026】またROM38内には、OHP用透明フィ
ルムについての制御条件もプログラムされており、CP
U36により透過センサ33の状態を自動判別し、OH
P用フィルムであれば、インク量や印刷速度を変える制
御を選択できるようにしている。本発明実施例における
高解像度用コート紙に印刷する場合は、普通紙上に印刷
するドット径より小さくすると共に28のスペース駆動
用のモータM1と29の紙送り用のモータM2を減速し
てドット密度をあげる。
【0027】同様に低解像度用コート紙に印刷する場合
も、その解像度に適したドット径およびモータ回転速度
になるように制御する。普通紙に印刷する場合は上記コ
ート紙よりもインクのにじみが多いから、同じ解像度の
コート紙に印刷する場合よりもドット径を小さくする。
インク噴射量は印字ヘッド26の圧電素子に印加する電
圧パルスの波形やタイミングによって制御する。
【0028】図5は、本発明印刷装置において記録媒体
の種類に応じて印刷の制御を変えることを説明するため
の図である。ここでは記録媒体として高解像度コート
紙、低解像度コート紙、普通紙の3種類を例にとる。制
御項目としてインク噴射量とモータ速度を例にとる。モ
ータは印字ヘッドの移動のためと紙送りのための2種類
を備える。
【0029】インクジェットの1ドット当たりの噴射量
は、高解像度になるほど小さくしてドット径を小さくし
て密度を上げる。また解像度を同じにした場合、コート
紙と普通紙では普通紙の方がインクのにじみが大きいの
で、1ドット当たりの噴射量は普通紙の方を小さくす
る。印字ヘッドの移動と紙送りのために使う二つのモー
タの回転速度は、高解像度になるほど減速してドット密
度を上げる。印刷結果は図5の通りである。ここでDと
dはドット径を示し、D>dである。
【0030】図6は、インクジェットの構造を説明する
ための図である。61は圧電素子、62は圧力板、63
は板厚が変化するクッション板、64は隔壁、65はノ
ズル板、66はノズル、67はインク、68はインク液
滴を示す。圧電素子61に電圧を印加することにより、
圧力板62が押されクッション板63の板厚が変化す
る。その結果、隔壁64内のインク67が液滴68とな
ってノズル66から噴射される。
【0031】図7には、上記のインクジェットプリンタ
を上から見た場合の構成図を示す。図7の31a、32
aは、本発明コート紙100の紫外線インクによるマー
ク11、12を照射するための紫外線発光ユニット、3
1b、32bはマークからの反射光を読み取るためのセ
ンサである。発光ユニットとセンサを合わせてセンサユ
ニットとする。コート紙100を通紙した場合のマーク
11とセンサユニット31の位置と、マーク12とセン
サユニット32の位置が対応している。
【0032】以上のように、センサユニット31、32
からの記録媒体の識別情報が制御部23に読み込まれる
と、高解像度用コート紙、低解像度用コート紙、普通紙
のいずれかの制御が選択されて印刷が行われる。本発明
実施例では3種類の制御がされているが、さらに制御の
種類を増やして多種類の媒体に最適な印刷ができる印刷
装置も当然考えられる。
【0033】図3には本発明実施例の処理の流れをフロ
ーチャートで示す。ステップ100で印刷指令が発行さ
れると、透過センサ33の状態を検知した結果により、
用紙モードかOHPモードかに応じた処理を開始する。
ここで用紙モードとは普通紙やコート紙などの紙を扱う
モードを意味し、OHPモードとはOHP用の透明フィ
ルムを扱うモードを意味する。
【0034】用紙モードであってあらかじめ設定された
動作モードがオペレータモードであれば、ステップ10
1でセンサユニット31の判別を行う。これがONであ
るとステップ102でセンサユニット32の判別を行
う。これがONであるとマーク11、12が共にある場
合なのでコート紙が裏面であることを示す。このままで
は印刷ができないので、ステップ103でコート紙が裏
面であることの表示を行い、ステップ104でコート紙
の排出処理を行う。
【0035】ステップ102でセンサユニット32がO
FFであると、コート紙が低解像度用であることを示
す。この場合、ステップ105でユーザが選択している
紙が低解像度用であるかの照合を行い、一致していれば
ステップ106に進み低解像度用の印刷を行う。一致し
ていなければステップ107で警告の表示を行う。ステ
ップ101でセンサユニット31がOFFであると、ス
テップ108でセンサユニット32の判別を行う。これ
がONであると、ステップ109でユーザが選択してい
る紙が高解像度用であるかの照合を行い、一致していれ
ばステップ110に進み高解像度用の印刷を行う。一致
していなければステップ107に進む。
【0036】ステップ108でセンサユニット32がO
FFであると普通紙であることを示すから、ステップ1
11でユーザが普通紙を選択しているか照合を行い、一
致していれば普通紙用の印刷を行う。一致していなけれ
ばステップ107に進む。印刷指令が発行されたときに
用紙モードであって、動作モードがプリンタモードに設
定されていると、ステップ201でセンサユニット31
の判別を行う。これがONであると、ステップ202で
センサユニット32の判別を行う。これがONであると
マーク11、12が共にある場合なのでコート紙が裏面
であることを示す。
【0037】プリンタモードで裏面と識別した場合、本
実施例では新たに制御を選択しないで、その時の制御状
態を維持して印字処理を行う。従ってステップ203で
は何の動作もされずステップ204で印字処理を行う。
ステップ202でセンサユニット32がOFFである
と、前述の通りコート紙が低解像度用であることを示
す。この場合ステップ205で低解像度用の制御を選択
し、ステップ206に進み低解像度用の印刷を行う。
【0038】ステップ201でセンサユニット31がO
FFであると、ステップ207でセンサユニット32の
判別を行う。これがONであると、ステップ208で高
解像度用の制御を選択し、ステップ206に進み高解像
度用の印刷を行う。ステップ207でセンサユニット3
2がOFFであると、記録媒体が普通紙であることを示
すから、ステップ210で普通紙用制御を選択し、ステ
ップ211に進み普通紙用の印刷を行う。
【0039】印刷指令が発行されたときに透過センサ3
3の状態を検知した結果、記録媒体がOHP用透明フィ
ルムであると識別された場合は、ステップ300でOH
P用媒体の制御を選択し、ステップ301に進みOHP
用媒体の印刷を行う。本発明実施例の印刷装置では、上
記の通りオペレータモードではユーザが指定していない
用紙を判別した場合は、警告表示や用紙の排出処理を行
うことができるが、もう一つの動作モードであるプリン
タモードでは、警告表示や用紙排出処理を行うことな
く、供給した用紙情報を判断してその用紙に最適な印刷
結果を得るために自動的に制御を行うことができる。
【0040】尚、本実施例では専用紙が使用されること
の多いインクジェットプリンタを例にしたが、これに限
定されるものではなく様々な記録媒体を一つの自動給紙
機構で給紙する他の印刷装置に適用できることは言うま
でもない。また本実施例では透明のインクとして紫外線
インクを例にしたが、センサを変えれば他の透明不可視
のインクを使用できることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ユーザにこれから印刷に使用する記録媒体の種
類を知らせることができ、記録媒体に応じて自動的に最
適な条件で印刷することができるという著しい効果を得
る。さらに、記録媒体情報を判別するためのマークに透
明のインクを使用しているため印刷結果の品質を損ねる
ことがないという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例のコート紙の平面図である。
【図2】 本発明実施例のプリンタの制御回路のブロッ
ク図である。
【図3】 本発明実施例の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図4】 本発明実施例のコート紙の断面図である。
【図5】 本発明印刷装置で記録媒体に応じて制御を変
えることを説明するための説明図である。
【図6】 本発明の実施例インクジェットの構造を示す
図である。
【図7】 本発明の実施例インクジェットプリンタの構
成を示す上面図である。
【図8】 インクジェットプリンタの概要を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 印字部 2a、2b、2c、2d インクタンク 3 キャリッジ 4 ガイドシャフト 5 プラテン 6 送りローラ 7 印字用紙 8 排出ローラ 9、10 プーリP1、プーリP2 11、12 マーク 14 タイミングベルト 15 ホッパ 16 ヘッド復旧ユニット 21 ホストコンピュータ 22 インタフェース 23 制御部 24、25 I/Oポート 26、26a、26b 印字ヘッド 27 モータドライバ 28、29 モータM1、モータM2 31、32 センサユニット 31a、32a 紫外線発光ユニット 31b、32b センサ 33 透過センサ 34 ランプ 35 スイッチ 36 CPU 37 RAM 38 ROM 61 圧電素子 62 圧力板 63 クッション板 64 隔壁 65 ノズル板 66 ノズル 67 インク 68 インク液滴 100 コート紙 100a、100b、100c 基材、印刷層、マーキ
ング層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置の検知部によって検知され、且
    つ該検知結果に基づいて該印刷装置の印刷条件を設定せ
    しめるための、媒体の性質を表す媒体情報マークが、媒
    体の一部分に形成されていることを特徴とする印刷装置
    用記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の媒体情報マークが、バ
    ーコードであることを特徴とする印刷装置用記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の媒体情報マークが、紫
    外線インク等の不可視マークであることを特徴とする印
    刷装置用記録媒体。
  4. 【請求項4】 印刷装置の印刷濃度や解像度等の印刷条
    件を設定せしめるための、媒体の性質を表す媒体情報マ
    ークを検知する機能を有し、検知した媒体情報マークに
    よって指定される媒体の性質に応じた印刷条件に設定さ
    れることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の印刷装置において、あ
    らかじめ印刷装置内に設定された印刷条件と、検知した
    媒体情報マークによる印刷条件とが合致した場合に印刷
    処理を行い、合致しない場合は印刷処理を行わないこと
    を特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の印刷装置において、前
    記媒体情報マークは媒体の裏面に形成された裏面マーク
    を含んでおり、前記検知部が該裏面マークを検知した場
    合は、用紙排出処理を行うことを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の印刷装置において、あ
    らかじめ印刷装置内に設定された印刷条件で印刷処理を
    行うか、検知した媒体情報マークによって指定される媒
    体の性質に応じた印刷条件で印刷処理を行うかを選択す
    る選択手段を設けていることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の印刷装置において、前
    記選択手段により、検知した前記媒体情報マークによっ
    て指定される媒体の性質に応じた印刷条件で印刷処理を
    行う方を選択した場合であっても、前記媒体情報マーク
    は媒体の裏面に形成された裏面マークを含んでおり、前
    記検知部が該裏面マークを検知した場合は、あらかじめ
    印刷装置内に設定された印刷条件に基づいて印刷を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
JP7183770A 1995-07-20 1995-07-20 記録媒体および印刷装置 Pending JPH0930073A (ja)

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JP7183770A JPH0930073A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 記録媒体および印刷装置

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