JPH09300561A - 積層材およびそれを使用した包装用容器 - Google Patents

積層材およびそれを使用した包装用容器

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JPH09300561A
JPH09300561A JP14486396A JP14486396A JPH09300561A JP H09300561 A JPH09300561 A JP H09300561A JP 14486396 A JP14486396 A JP 14486396A JP 14486396 A JP14486396 A JP 14486396A JP H09300561 A JPH09300561 A JP H09300561A
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resin
packaging
film
resin layer
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JP14486396A
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Hisashi Sakamoto
寿 坂元
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐薬品性等に優れ、種々の内容物に
対する充填包装適正を有し、特に、アルカリ性成分を含
む液状内容物に対し充填包装適正を有し、その保存性が
良好な包装用積層材およびそれを使用した包装用容器を
提供することを目的とするものである。 【解決手段】 内層として熱接着性樹脂層を含み、外層
として基材フィルム層を含む積層材において、上記の内
層と外層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂によ
る樹脂層を含む包装用積層材、あるいは、内層として熱
接着性樹脂層を含み、中間層としてバリア−性フィルム
層を含み、外層として基材フィルム層を含む積層材にお
いて、該内層と中間層との間に、結晶性芳香族ポリアミ
ド系樹脂による樹脂層を含む包装用積層材を製造し、更
に、その包装用積層材を使用して製袋ないし製函して包
装用容器に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層材およびそれ
を使用した包装用容器に関し、更に詳しくは、耐熱性、
耐薬品性に優れた包装用積層材およびそれを使用した包
装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、包装用積層材およびそれを使用し
た包装用容器としては、種々のものが開発され、提案さ
れているが、例えば、液体包装用紙容器を例にとれば、
下記のような構成からなる包装用積層材およびそれらを
使用して製袋ないし製函してなる包装用容器が知られて
いる。 (1).ポリエチレン系樹脂層/紙層/ポリエチレン系
樹脂層/アルミニウム箔層/ポリエステル系樹脂層/ポ
リエチレン系樹脂層からなる積層材。 (2).ポリエチレン系樹脂層/紙層/ポリエチレン系
樹脂層/アルミニウム箔層/延伸ポリアミド系樹脂層/
ポリエチレン系樹脂層からなる積層材。 (3).ポリエチレン系樹脂層/紙層/ポリエチレン系
樹脂層/無機酸化物の蒸着膜を有するポリエステル系樹
脂層/ポリエチレン系樹脂層からなる積層材。 (4).ポリエチレン系樹脂層/紙層/ポリエチレン系
樹脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物層/
ポリエチレン系樹脂層からなる積層材。 (5).ポリエチレン系樹脂層/紙層/ポリエチレン系
樹脂層/延伸ポリアミド系樹脂層/ポリエチレン系樹脂
層からなる積層材。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成からなる包装用積層材およびそれらを使用し
て製袋ないし製函してなる包装用容器においては、包装
用積層材あるいは包装用容器として、ある条件は充足す
るが、他の条件は不十分である等の問題点があり、未
だ、十分に満足し得るものが、提案されていないという
のが実状である。例えば、上記の(1)にかかる包装用
積層材およびそれを使用した包装用容器においては、食
品等の内容物に対して良好な耐性を有し、長期間保存し
ても容器の物性等の低下は認められないが、しかし、耐
熱層としてのポリエステル系樹脂層を構成するポリエス
テル系樹脂が、耐薬品性に劣り、特に、アルカリ性物質
によりエステル結合が加水分解され易く、従って、アル
カリ性成分を含有する内容物の充填包装に対しては使用
することができないという問題点がある。次に、上記の
(2)にかかる包装用積層材およびそれを使用した包装
用容器においては、延伸ポリアミド系樹脂層を積層する
ことから、耐熱性、耐薬品性等は、上記の(1)にかか
る包装用積層材に比較して著しく向上するが、しかし、
包装用容器を成形するときに、過剰の熱を必要とし、こ
れにより、成形時に熱ピンホ−ルが発生し易く、この結
果、アルカリ性成分を含有する内容物を充填包装する
と、そのアルカリ性成分が熱ピンホ−ルを経てアルミニ
ウム層まで達し、該アルミニウム層を構成するアルミニ
ウムを腐食あるいは溶解するという問題点があるもので
ある。更に、上記の(2)にかかる包装用積層材および
それを使用した包装用容器においては、延伸ポリアミド
系樹脂層が、例えば、エタノ−ルアミン等の有機系アミ
ン化合物の透過性が比較的に高いことから、そのような
化学薬品を充填包装すると、上記のようにピンホ−ルが
なくても時間の経過に伴い内容物が透過し、アルミニウ
ム箔を構成するアルミニウムを腐食、溶解する等の問題
点がある。次にまた、上記の(3)にかかる包装用積層
材およびそれを使用した包装用容器においては、耐アル
カリ性のないアルミニウム箔層を有していないものの、
無機酸化物の蒸着膜を有するポリエステル系樹脂層を構
成するポリエステル系樹脂が、耐熱性、耐薬品性等にお
いて不足しているので、アルカリ性内容物の充填包装に
適さないという問題点がある。更に、上記の(4)およ
び(5)にかかる包装用積層材およびそれを使用した包
装用容器においては、そのエチレン−酢酸ビニル共重合
体のケン化物層、あるいは延伸ポリアミド系樹脂層の耐
熱性が不足しており、また、例えば、アンモニアガス等
のアミン系ガスに対するガスバリア−性も不足してお
り、長期間の保存性におとるという問題点がある。そこ
で、本発明は、耐熱性、耐薬品性等に優れ、種々の内容
物に対する充填包装適正を有し、特に、アルカリ性成分
を含む液状内容物に対し充填包装適正を有し、その保存
性が良好な包装用積層材およびそれを使用した包装用容
器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究した結果、結晶性芳香族
ポリアミド系樹脂が、強度、弾性率が高く、耐熱性、耐
薬品性等に優れ、更に低吸水性、低透湿性、ガスバリア
−性等を有することに着目し、それが有する特性を利用
すべく、内層として熱接着性樹脂層を含み、外層として
基材フィルム層を含む積層材において、上記の内層と外
層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂
層を含む包装用積層材、あるいは、内層として熱接着性
樹脂層を含み、中間層としてバリア−性フィルム層を含
み、外層として基材フィルム層を含む積層材において、
該内層と中間層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹
脂による樹脂層を含む包装用積層材を製造し、更に、そ
の包装用積層材を使用して製袋ないし製函して包装用容
器を製造し、該包装用容器内に、アルカリ性成分を含む
液状内容物を充填包装したところ、その保存性が良好な
包装体製品を製造し得ることを見出して本発明を完成し
たものである。
【0005】すなわち、本発明は、内層として熱接着性
樹脂層を含み、外層として基材フィルム層を含む積層材
において、上記の内層と外層との間に、結晶性芳香族ポ
リアミド系樹脂による樹脂層を含むことを特徴とする包
装用積層材、およびそれを使用して製袋ないし製函した
包装用容器に関するものである。
【0006】また、本発明は、内層として熱接着性樹脂
層を含み、中間層としてバリア−性フィルム層を含み、
外層として基材フィルム層を含む積層材において、該内
層と中間層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂に
よる樹脂層を含むことを特徴とする包装用積層材、およ
びそれを使用して製袋ないし製函した包装用容器に関す
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、上記の本発明において、本発明
にかかる包装用積層材、およびそれを使用して製袋ない
し製函した包装用容器を例示し図面を用いて説明する
と、図1および図2は、本発明にかかる包装用積層材の
構成を示す断面図である。本発明にかかる包装用積層材
Aは、図1に示すように、内層として熱接着性樹脂層1
を含み、外層として基材フィルム層2を含む積層材にお
いて、上記の内層と外層との間に、結晶性芳香族ポリア
ミド系樹脂による樹脂層3を含む構成からなるものであ
る。あるいは、本発明にかかる包装用積層材A′は、図
2に示すように、内層として熱接着性樹脂層1を含み、
中間層としてバリア−性フィルム層4を含み、外層とし
て基材フィルム層2を含む積層材において、該内層と中
間層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹
脂層3を含む構成からなるものである。
【0008】上記のような本発明にかかる包装用積層材
A、A′において、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂によ
る樹脂層3としては、図3および図4のその断面図で示
すように、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層
3の片面に、脂肪族ポリアミド系樹脂による樹脂層31
を積層させた2層の構成からなるポリアミド系樹脂層B
(図3)、または結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による
樹脂層3の両面に、脂肪族ポリアミド系樹脂による樹脂
層31、31を積層させた3層の構成からなるポリアミ
ド系樹脂層B′(図4)からなるものでもよい。
【0009】而して、本発明において、上記のような本
発明にかかる包装用積層材を使用して製袋ないし製函し
た本発明にかかる包装用容器について説明すると、例え
ば、上記の図1に示す本発明にかかる包装用積層材Aを
使用する例で例示すると、図5、図6および図7は、本
発明にかかる包装用積層材を使用して製袋ないし製函し
た本発明にかかる包装用容器の二三例を示す斜視図であ
る。本発明にかかる包装用容器としては、図5に示すよ
うに、上記の包装用積層材Aを、その熱接着性樹脂層
1、1の面が対向するように折り重ね、しかる後その外
周周辺の端部の三方5、5、5をヒ−トシ−ルした構成
からなる三方シ−ル型の包装用容器C、あるいは、図6
に示すように、上記の包装用積層材Aを2枚用意し、そ
の熱接着性樹脂層1、1の面を対向させて重ね合わせ、
しかる後その外周周辺の端部の四方6、6、6、6をヒ
−トシ−ルした構成からなる四方シ−ル型の包装用容器
D、更に図7に示すように、上記の包装用積層材Aを使
用し、まず、底部を形成し、しかる後頭部を形成してな
る屋根型の包装用容器E等を挙げることができる。な
お、本発明においては、上記の図1に示す本発明にかか
る包装用積層材Aに代えて、上記の図2に示す本発明に
かかる包装用積層材A′を使用して、同様に、本発明に
かかる各種の包装用容器を製造することができる。ま
た、本発明は、上記に図示した例示のものに限定される
ものでないことは言うまでもないことである。
【0010】次に、本発明において、上記のような本発
明にかかる包装用積層材および包装用容器を構成する材
料について説明すると、かかる材料としては、種々のも
のを使用することができる。まず、本発明において、結
晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層を構成する結
晶性芳香族ポリアミド系樹脂としては、例えば、メタキ
シレンジアミン、パラキシレンジアミン等の芳香族ジア
ミンと、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等
のジカルボン酸もしくはその誘導体との重縮合反応で得
られる芳香族結晶性ポリアミド系樹脂を使用することが
できる。具体的には、例えば、ナイロンMXD6(三菱
瓦斯化学株式会社製、商品名)を使用することができ
る。而して、本発明においては、上記のような芳香族結
晶性ポリアミド系樹脂を使用して、例えば、押し出し成
形、射出成形、カレンダ−加工、共押し出し成形、共射
出成形等の成形方法を利用してフィルムないしシ−ト状
に成形して、該結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹
脂層を形成することができる。あるいは、本発明につい
ては、上記のような芳香族結晶性ポリアミド系樹脂を主
成分とする樹脂組成物を塗布ないし印刷して該樹脂組成
物による塗布ないし印刷膜を形成して、該結晶性芳香族
ポリアミド系樹脂による樹脂層を形成することができ
る。なお、本発明において、上記のような成形方法によ
って製造する結晶性芳香族ポリアミド系樹脂によるフィ
ルムないしシ−ト状物を、通常の方法でそのフィルムな
いしシ−ト状物の製造時、あるいは製造後に、縦横の二
軸方向に延伸して、その二軸延伸処理されているフィル
ムを製造することができる。上記において、結晶性芳香
族ポリアミド系樹脂による樹脂層の厚さとしては、例え
ば、10〜200μm位、好ましくは、15〜100μ
m位が望ましい。
【0011】次に、上記の本発明において、上記のよう
な結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層の片面ま
たは両面に積層する脂肪族ポリアミド系樹脂による樹脂
層を構成する脂肪族ポリアミド系樹脂としては、例え
ば、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、
ドデカメチレンジアミン、2、2、4−または2、4、
4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、1、3−また
は1、4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス
(p−アミノシクロヘキシルメタン)等の脂肪族、脂環
式等のジアミン類と、アジピン酸、スベリン酸、セバシ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸等のジカルボン酸もしくはその誘導体との重
縮合反応で得られる脂肪族ポリアミド、ε−アミノカプ
ロン酸、11−アミノウンデカン酸等の縮合によって得
られるポリアミド樹脂、ε−カプロラクタム、ω−ラウ
ロラクタム等のラクタム化合物から得られるポリアミド
樹脂、あるいはそれらの混合物等を使用することができ
る。具体的には、例えば、ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン9、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6
/66、ナイロン66/610等の脂肪族ポリアミド系
樹脂を使用することができる。
【0012】而して、本発明において、上記のような脂
肪族ポリアミド系樹脂による樹脂層を、上記の結晶性芳
香族ポリアミド系樹脂による樹脂層の片面または両面に
積層する方法としては、例えば、脂肪族ポリアミド系樹
脂を使用して、押し出し成形、射出成形、カレンダ−加
工等によって、該脂肪族ポリアミド系樹脂のフィルムな
いしシ−トを製造し、該フィルムないしシ−トを結晶性
芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層の片面または両面
に積層する方法、或いは、結晶性芳香族ポリアミド系樹
脂と脂肪族ポリアミド系樹脂とを使用し、これらを共押
し出し成形、共射出成形等の成形方法を利用して共押し
フィルムないしシ−トを成形して、該結晶性芳香族ポリ
アミド系樹脂による樹脂層の片面または両面に形成する
方法等によって行なうことができる。あるいは、本発明
については、上記のような脂肪族ポリアミド系樹脂を主
成分とする樹脂組成物を、結晶性芳香族ポリアミド系樹
脂による樹脂層の片面または両面に塗布ないし印刷して
該樹脂組成物による塗布ないし印刷膜を形成して、該結
晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層を形成するこ
とができる。なお、本発明において、上記のような成形
方法によって製造する脂肪族ポリアミド系樹脂による単
体のフィルムないしシ−ト、或いは共押しフィルムない
しシ−ト状物を、通常の方法でそのフィルムないしシ−
ト状物の製造時、あるいは製造後に、縦横の二軸方向に
延伸して、その二軸延伸処理されているフィルムを製造
することができる。上記において、脂肪族ポリアミド系
樹脂による樹脂層の厚さとしては、例えば、10〜20
0μm位、好ましくは、15〜100μm位が望まし
い。
【0013】更に、本発明において、内層としての熱接
着性樹脂層を構成する材料としては、熱によって溶融し
相互に融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プ
ロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテ
ンポリマ−、酸変性ポリオレフィン樹脂、その他等の樹
脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。そ
のフィルムの厚さとしては、5μmないし300μm
位、好ましくは、10μmないし100μm位が望まし
い。
【0014】次にまた、本発明において、外層としての
基材フィルム層を構成する材料としては、包装用容器を
構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化
学的、その他等において優れた性質を有する樹脂のフィ
ルムないしシ−トを使用することができ、具体的には、
例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
アラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカ−ボネ
−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、そ
の他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−ト、セロハン
等のフィルム、合成紙、薄葉紙、板紙、加工紙等の紙基
材、或いは上記のような材料を任意に組み合わせて積層
した積層材、その他等を使用することができる。而し
て、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延
伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸し
た延伸フィルム等のいずれのものでも使用することがで
きる。そのフィルムの厚さとしては、5μmないし30
0μm位、好ましくは、10μmないし200μm位が
望ましい。また、紙基材としては、例えば、坪量70な
いし500g/cm2 位のものを使用することができ
る。
【0015】次に、本発明において、中間層としてのバ
リア−性フィルム層を構成する材料としては、かかる材
料としては、太陽光等の光を遮光する性質、あるいは水
蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する材料を使
用することができ、これは、単体の基材でもよく、ある
いは二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等であ
ってもよい。具体的には、例えば、遮光性とバリア−性
を有するアルミニュウム箔またはその蒸着膜を有する樹
脂のフィルム、バリア−性を有する酸化珪素、酸化アル
ミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィ
ルム、水蒸気、水等のバリア−性を有する低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、
ガスバリア−性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色
剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム
化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムな
いしシ−ト等を使用することができる。これらの材料
は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することが
できる。上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、
任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更に
は、10μmないし100μm位が望ましい。更に、上
記において、アルミニュウム箔としては、5μmないし
30μm位の厚さのもの、また、アルミニュウムまたは
無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ100Åないし20
00Å位のものを使用することができる。また、上記の
蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポ
リエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフ
ィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ
−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニ
ルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
【0016】次に、本発明において、上記のような材料
の他に、例えば、耐薬品性、耐溶剤性、耐衛生性、その
他等の性質を充足するその他の材料を任意に使用するこ
とができ、具体的には、上記に挙げたそれ以外の材料、
等を使用することができる。
【0017】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して積層材を製造する方法について説明す
ると、かかる方法としては、通常の包装材料をラミネ−
トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドラ
イラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション
法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形
法、共押し出しラミネ−ション法、その他等で行うこと
ができる。而して、本発明においては、上記の積層を行
う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理
等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例え
ば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイ
ミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−
コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリ
ル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル
系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の
公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することがで
きる。
【0018】次に、本発明において、上記のような積層
材を使用して製袋ないし製函する方法について説明する
と、例えば、包装用容器がプラスチックフィルム等から
なる軟包装袋体の場合、上記のような方法で製造した積
層材を使用し、その内層の熱接着性樹脂層の面を対向さ
せて、それを折り重ねるか、或いはその二枚を重ね合わ
せ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設
けて袋体を構成することができる。而して、その製袋方
法としては、上記の積層材を、その内層の面を対向させ
て折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更に
その外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ
−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル
型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−
ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他等のヒ−ト
シ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種
々の形態の包装用容器を製造することができる。その
他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等
も可能である。上記において、ヒ−トシ−ルの方法とし
ては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルト
シ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−
ル等の公知の方法で行うことができる。
【0019】次にまた、包装用容器として、紙基材を含
む液体充填用紙容器の場合、例えば、積層材として、紙
基材を積層した積層材を製造し、これから所望の紙容器
を製造するブランク板を製造し、しかる後該ブランク板
を使用して底部、頭部等を製函して、例えば、ブリック
トップタイプ、あるいはゲ−ベルトップタイプの液体用
紙容器等を製造することができる。
【0020】本発明において、上記のようにして製造し
た包装用容器は、種々の飲食品、接着剤、粘着剤等の化
学品、化粧品、医薬品、ケミカルカイロ等の雑貨品、そ
の他等の物品の充填包装に使用されるものである。特
に、本発明においては、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂
による樹脂層を含むことから、容器成形に熱ピンホ−ル
が発生しない高度な耐熱性を有すると共に非常に高いガ
スバリア−性を有し、更に耐化学薬品性を有することか
ら、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無
機アルカリ類、エタノ−ルアミン、プロパノ−ルアミ
ン、モルホリン等の浸透性の高い有機アミン類等に対す
る耐性とバリア−性、並びにアンモニアガス等のアルカ
リ性ガス等に対するガスバリア−性等を有し、それら、
あるいはそれらを含む化学品、医薬品等のの充填包装用
容器として使用することができるものである。
【0021】
【実施例】上記の本発明について実施例を挙げて更に具
体的に説明する。 実施例1 坪量320g/m2 の耐酸紙の両面に低密度ポリエチレ
ンを押し出しラミネ−ション法により押し出して厚さ2
0μmの樹脂層を形成し、積層基材の支持体を作成し
た。次に、厚さ50μmの低密度ポリエチレンフィルム
と、中間層がナイロンMXD6(三菱瓦斯化学株式会社
製、商品名)で両外層が6ナイロンから構成される厚さ
15μmの6ナイロン/ナイロンMXD6/6ナイロン
の構成からなる二軸延伸共押しポリアミドフィルム(三
菱化学株式会社製、商品名 ス−パ−ニ−ル)をドライ
ラミネ−ション法で積層した。更に、上記の積層体フィ
ルムの二軸延伸共押しポリアミドフィルム面と、厚さ9
μmのアルミニウム箔をドライラミネ−ション法で積層
した。上記において、上記のドライラミネ−ション法に
おいては、2液硬化型ウレタン系接着剤を使用し、塗布
量を5g(dry)/m2 とした。しかる後、上記の積
層体のアルミニウム箔面と、上記の支持体とを溶融押し
出し厚さ20μmの低密度ポリエチレンで押し出しラミ
ネ−ションを行い、下記の層構成からなる液体紙容器用
積層材を作成した。20μm・低密度ポリエチレン層/
坪量320g/m2 ・耐酸紙/20μm・低密度ポリエ
チレン層/20μm・低密度ポリエチレン層/9μm・
アルミニウム箔/接着剤層/15μm・二軸延伸共押し
ポリアミドフィルム/接着剤層/50μmの低密度ポリ
エチレンフィルム次に、上記で製造した液体紙容器用積
層材を使用し、これを打ち抜き処理したブランクシ−ト
をガスフレ−ムシ−ル機でサイドシ−ルしてスリ−ブ体
を成形し、しかる後充填機に装着して底部を熱融着シ−
ル後、頂部から900mlの市販車用液体洗剤を充填
し、次いで熱融着によりゲ−ベルトップ型の液体紙容器
を製造した。
【0022】実施例2 上記の実施例1において、厚さ9μmのアルミニウム箔
の代わりに、酸化ケイ素蒸着層を有する厚さ12μmの
二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用
し、その蒸着層面と、上記の二軸延伸共押しポリアミド
フィルム面とをドライラミネ−ション法により積層し
て、下記の層構成からなる液体紙容器用積層材を作成し
た。20μm・低密度ポリエチレン層/坪量320g/
2 ・耐酸紙/20μm・低密度ポリエチレン層/20
μm・低密度ポリエチレン層/酸化ケイ素蒸着層・12
μm・二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/
接着剤層/15μm・二軸延伸共押しポリアミドフィル
ム/接着剤層/50μmの低密度ポリエチレンフィルム 次に、上記で製造した液体紙容器用積層材を使用し、上
記の実施例1と同様に、これを打ち抜き処理したブラン
クシ−トをガスフレ−ムシ−ル機でサイドシ−ルしてス
リ−ブ体を成形し、しかる後充填機に装着して底部を熱
融着シ−ル後、頂部から900mlの市販車用液体洗剤
を充填し、次いで熱融着によりゲ−ベルトップ型の液体
紙容器を製造した。
【0023】比較例1 上記の実施例1において、中間層がナイロンMXD6
(三菱瓦斯化学株式会社製、商品名)で両外層が6ナイ
ロンから構成される厚さ15μmの6ナイロン/ナイロ
ンMXD6/6ナイロンの構成からなる二軸延伸共押し
ポリアミドフィルム(三菱化学株式会社製、商品名 ス
−パ−ニ−ル)の代わりに、厚さ12μmの二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、それ以外
は上記の実施例1と同様にして、下記の層構成からなる
液体紙容器用積層材を作成した。20μm・低密度ポリ
エチレン層/坪量320g/m2 ・耐酸紙/20μm・
低密度ポリエチレン層/20μm・低密度ポリエチレン
層/9μm・アルミニウム箔/接着剤層/12μm・二
軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層
/50μmの低密度ポリエチレンフィルム
【0024】比較例2 上記の実施例1において、中間層がナイロンMXD6
(三菱瓦斯化学株式会社製、商品名)で両外層が6ナイ
ロンから構成される厚さ15μmの6ナイロン/ナイロ
ンMXD6/6ナイロンの構成からなる二軸延伸共押し
ポリアミドフィルム(三菱化学株式会社製、商品名 ス
−パ−ニ−ル)の代わりに、厚さ15μmの二軸延伸6
ナイロンフィルムを使用し、それ以外は上記の実施例1
と同様にして、下記の層構成からなる液体紙容器用積層
材を作成した。20μm・低密度ポリエチレン層/坪量
320g/m2 ・耐酸紙/20μm・低密度ポリエチレ
ン層/20μm・低密度ポリエチレン層/9μm・アル
ミニウム箔/接着剤層/15μm・二軸延伸6ナイロン
フィルム/接着剤層/50μmの低密度ポリエチレンフ
ィルム
【0025】比較例3 上記の実施例2において、中間層がナイロンMXD6
(三菱瓦斯化学株式会社製、商品名)で両外層が6ナイ
ロンから構成される厚さ15μmの6ナイロン/ナイロ
ンMXD6/6ナイロンの構成からなる二軸延伸共押し
ポリアミドフィルム(三菱化学株式会社製、商品名 ス
−パ−ニ−ル)の代わりに、厚さ15μmの二軸延伸6
ナイロンフィルムを使用し、それ以外は上記の実施例1
と同様にして、下記の層構成からなる液体紙容器用積層
材を作成した。20μm・低密度ポリエチレン層/坪量
320g/m2 ・耐酸紙/20μm・低密度ポリエチレ
ン層/20μm・低密度ポリエチレン層/酸化ケイ素蒸
着層・12μm・二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルム/接着剤層/15μm・二軸延伸6ナイロンフ
ィルム/接着剤層/50μmの低密度ポリエチレンフィ
ルム
【0026】実験例 上記の実施例1、2および比較例1、2、3で作成した
各液体紙容器用積層材を使用し、これを打ち抜き機を用
いて罫線加工したブランクシ−トを作成し、更にフレ−
ム処理機を用いてサイドシ−ルしてスリ−ブを作成し
た。しかる後上記で作成したスリ−ブ充填機に装着し、
底部を熱風処理により熱融着し、次いで、口部から市販
車用液体洗剤(pH13.5、無機アルカリ、有機系ア
ミン含有)を900ml充填し、次いで、熱風処理して
熱融着して、1000ml容のゲ−ベルトップ型の液体
紙容器を製造した。上記で製造した液体紙容器を40
℃、相対湿度90%RHの恒温倉庫に3ヵ月間保存し、
該容器からの内容物の漏れを観察すると共に下記の内容
の容器物性を測定した。容器物性は、(1)落下試験
と、(2)接着強度試験を評価した。 (1)落下試験:コンクリ−ト床面に高さ1mから2回
連続落下 (2)接着強度試験: 実施例1:アルミニウム箔と二軸延伸共押しポリアミド
フィルムとの間の接着強度 実施例2:酸化ケイ素蒸着層を有する二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルムと二軸延伸共押しポリアミ
ドフィルムとの間のの接着強度 比較例1:アルミニウム箔と二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルムとの間の接着強度 比較例2:アルミニウム箔と二軸延伸6ナイロンフィル
ムとの間の接着強度 比較例3:酸化ケイ素蒸着層を有する二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルムと二軸延伸6ナイロンフィ
ルムとの間のの接着強度 上記の接着強度試験は、定速伸長型引張試験機を用い
て、幅15mmの試験片を300mm/分の引張速度で
試験した。
【0027】上記の実験例の試験結果について、外観液
漏れ評価試験は、下記の表1、落下試験は、下記の表
2、および接着強度試験は、下記の表3にそれぞれ示し
た。表1に示したように、外観液漏れ評価試験において
は、実施例1、2のものは、外観検査では液漏れは全く
確認されなかった。他方、比較例1、2、3のものは、
保存期間の3ヵ月以内に全ての容器から液漏れが確認さ
れた。次に、表2に示したように、落下試験において
は、全ての容器は、初期においては2回連続落下しても
容器から液漏れは発生しなかったが、比較例1、2のも
のは、2ヵ月後、比較例3のものは、3ヵ月後に落下試
験で液漏れが発生した。他方、実施例1、2のものは、
3ヵ月後でも初期と同様に十分な落下耐性を有してい
た。更に、表3に示したように、接着強度試験において
は、実施例1、2のものは、3ヵ月後でも、顕著な接着
強度の低下は、認められなかった。他方、比較例1、
2、3のものは、接着強度の有意な低下、あるいはデラ
ミ現象が確認された。
【0028】
【表1】 1/10は、10個の容器の中で1個に液漏れが発生し
たこと示す。
【0029】
【表2】 表2中のnは、サンプル品番号を示す。
【0030】
【表3】 容器の層間接着強度の単位は、gf/15mmである。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂が、強度、弾性率が
高く、耐熱性、耐薬品性等に優れ、更に低吸水性、低透
湿性、ガスバリア−性等を有することに着目し、それが
有する特性を利用すべく、内層として熱接着性樹脂層を
含み、外層として基材フィルム層を含む積層材におい
て、上記の内層と外層との間に、結晶性芳香族ポリアミ
ド系樹脂による樹脂層を含む包装用積層材、あるいは、
内層として熱接着性樹脂層を含み、中間層としてバリア
−性フィルム層を含み、外層として基材フィルム層を含
む積層材において、該内層と中間層との間に、結晶性芳
香族ポリアミド系樹脂による樹脂層を含む包装用積層材
を製造し、更に、その包装用積層材を使用して製袋ない
し製函して包装用容器を製造し、該包装用容器内に、ア
ルカリ性成分を含む液状内容物を充填包装したところ、
その保存性が良好な包装体製品を製造し得ることができ
るというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる包装用積層材の構成を示す断面
図である。
【図2】本発明にかかる包装用積層材の構成を示す断面
図である。
【図3】結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層の
片面に、脂肪族ポリアミド系樹脂による樹脂層を積層さ
せた2層の構成からなるポリアミド系樹脂層の構成を示
す断面図である。
【図4】結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層の
両面に、脂肪族ポリアミド系樹脂による樹脂層を積層さ
せた3層の構成からなるポリアミド系樹脂層の構成を示
す断面図である。
【図5】本発明にかかる包装用積層材を使用して製袋な
いし製函した本発明にかかる包装用容器の一例を示す斜
視図である。
【図6】本発明にかかる包装用積層材を使用して製袋な
いし製函した本発明にかかる包装用容器の一例を示す斜
視図である。
【図7】本発明にかかる包装用積層材を使用して製袋な
いし製函した本発明にかかる包装用容器の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 熱接着性樹脂層 2 基材フィルム層 3 結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層 31 脂肪族ポリアミド系樹脂による樹脂層 4 バリア−性フィルム層 5 外周周辺の端部の三方 6 外周周辺の端部の四方 A 包装用積層材 A′ 包装用積層材 B 2層の構成からなるポリアミド系樹脂層 B′ 3層の構成からなるポリアミド系樹脂層 C 三方シ−ル型の包装用容器 D 四方シ−ル型の包装用容器 E 屋根型の包装用容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 B32B 27/32 D B65D 1/09 B65D 5/00 5/00 1/00 B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層として熱接着性樹脂層を含み、外層
    として基材フィルム層を含む積層材において、上記の内
    層と外層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂によ
    る樹脂層を含むことを特徴とする包装用積層材。
  2. 【請求項2】 内層として熱接着性樹脂層を含み、中間
    層としてバリア−性フィルム層を含み、外層として基材
    フィルム層を含む積層材において、該内層と中間層との
    間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂層を含
    むことを特徴とする包装用積層材。
  3. 【請求項3】 結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹
    脂層が、二軸延伸処理されているフィルムからなること
    を特徴とする上記の請求項1または2に記載する包装用
    積層材。
  4. 【請求項4】 結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹
    脂層が、その片面または両面に脂肪族ポリアミド系樹脂
    による樹脂層を積層させた2層ないし3層のポリアミド
    系樹脂層からなることを特徴とする上記の請求項1、2
    または3に記載する包装用積層材。
  5. 【請求項5】 2層ないし3層のポリアミド系樹脂層
    が、共押し出しフィルムの積層体からなることを特徴と
    する上記の請求項4に記載する包装用積層材。
  6. 【請求項6】 共押し出しフィルムの積層体が、二軸延
    伸処理されているフィルムからなることを特徴とする上
    記の請求項5に記載する包装用積層材。
  7. 【請求項7】 外層としての基材フィルム層が、樹脂の
    フィルム、紙またはそれらの積層体を主材とすることを
    特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5または6に
    記載する包装用積層材。
  8. 【請求項8】 内層としての熱接着性樹脂層が、ポリオ
    レフィン系樹脂を主材とすることを特徴とする上記の請
    求項1、2、3、4、5、6または7に記載する包装用
    積層材。
  9. 【請求項9】 中間層としてのバリア−性フィルム層
    が、アルムニウムまたは無機酸化物を主材とすることを
    特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5、6、7ま
    たは8に記載する包装用積層材。
  10. 【請求項10】 内層として熱接着性樹脂層を含み、外
    層として基材フィルム層を含む積層材において、上記の
    内層と外層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂に
    よる樹脂層を含む包装用積層材を製袋ないし製函してな
    ることを特徴とる包装用容器。
  11. 【請求項11】 内層として熱接着性樹脂層を含み、中
    間層としてバアリ−性フィルム層を含み、外層として基
    材フィルム層を含む積層材において、上記の内層と中間
    層との間に、結晶性芳香族ポリアミド系樹脂による樹脂
    層を含む包装用積層材を製袋ないし製函してなることを
    特徴とる包装用容器。
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