JPH08151069A - 包装体 - Google Patents
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- JPH08151069A JPH08151069A JP31933094A JP31933094A JPH08151069A JP H08151069 A JPH08151069 A JP H08151069A JP 31933094 A JP31933094 A JP 31933094A JP 31933094 A JP31933094 A JP 31933094A JP H08151069 A JPH08151069 A JP H08151069A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非吸着性、保香性に優れるとともに、熱シー
ル時のヒートシール性にも優れた包装体を提供する。 【構成】 熱シール時に強接着性を有する表面フィルム
（Ｉ）１と耐熱性、非吸着性および保香性に優れた内面
フィルム（Ｉ）２とを積層した積層フィルム（Ｉ）３の
二組を重ね合わせるとともに、内面フィルム（II）６お
よび表面フィルム（II）５を積層した積層フィルム（I
I）４の二組を積層フィルム（Ｉ）３の長手方向の両端
を外側から被覆するよう包み込んで、積層フィルム
（Ｉ）３の四つの端部を熱シールする。
ル時のヒートシール性にも優れた包装体を提供する。 【構成】 熱シール時に強接着性を有する表面フィルム
（Ｉ）１と耐熱性、非吸着性および保香性に優れた内面
フィルム（Ｉ）２とを積層した積層フィルム（Ｉ）３の
二組を重ね合わせるとともに、内面フィルム（II）６お
よび表面フィルム（II）５を積層した積層フィルム（I
I）４の二組を積層フィルム（Ｉ）３の長手方向の両端
を外側から被覆するよう包み込んで、積層フィルム
（Ｉ）３の四つの端部を熱シールする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は包装体に関する。さらに
詳しくは、各種食品や飲料の包装、またはバッグインボ
ックス内袋として特に有効な包装体に関する。
詳しくは、各種食品や飲料の包装、またはバッグインボ
ックス内袋として特に有効な包装体に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種包装、特に、食品や飲料の包袋、ま
たはバッグインボックス内袋の材料として、ポリオレフ
ィン系樹脂やポリエステル系樹脂が用いられていきた。
例えば、飽和ポリエステル樹脂層と二軸延伸飽和ポリ
エステル樹脂フィルム層とを接着剤層を介して貼着され
た積層樹脂層を包装材用基材に積層して積層樹脂層が内
周面層となるような容器や包装袋（特開昭６４−１８６
３４号公報）、ポリエステル樹脂とアリレート樹脂と
のポリマーアロイを少なくとも内面層として有する非吸
着性包装材料（特開平３−９６３４４号公報）、および
ヒートシール層が共重合ポリエステルを主成分とする
重合体組成物で構成された多層包装材料（特開平３−３
２８３７号公報）が開示されている。
たはバッグインボックス内袋の材料として、ポリオレフ
ィン系樹脂やポリエステル系樹脂が用いられていきた。
例えば、飽和ポリエステル樹脂層と二軸延伸飽和ポリ
エステル樹脂フィルム層とを接着剤層を介して貼着され
た積層樹脂層を包装材用基材に積層して積層樹脂層が内
周面層となるような容器や包装袋（特開昭６４−１８６
３４号公報）、ポリエステル樹脂とアリレート樹脂と
のポリマーアロイを少なくとも内面層として有する非吸
着性包装材料（特開平３−９６３４４号公報）、および
ヒートシール層が共重合ポリエステルを主成分とする
重合体組成物で構成された多層包装材料（特開平３−３
２８３７号公報）が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、に開示され
た容器や包装袋は、改良点として、内填物に変味や異臭
が発生することなく、最内層の線状飽和ポリエステル樹
脂層の硬く、脆弱であることの性質が二軸延伸飽和ポリ
エステル層によって補償されているものの、構成が複雑
で高価なものとならざるを得ないものであるとともに、
その内層がポリエステル樹脂のため熱シール性において
必ずしも満足のいくものではなかった。また、および
に開示された包装材料は、非吸着性や保香性には改善
が認められるものの、いずれも特別なポリマーアロイや
重合体組成物を用いるため高価なものとならざるを得な
いとともに、溶融粘度が低く、熱シール時に十分なシー
ラント厚みを得ることができないため、シール強度の面
で必ずしも十分なものであるとはいえなかった。本発明
は、上述の問題に鑑みなされたものであり、非吸着性、
保香性に優れるとともに、熱シール時のヒートシール性
にも優れた包装体を提供することを目的とする。
た容器や包装袋は、改良点として、内填物に変味や異臭
が発生することなく、最内層の線状飽和ポリエステル樹
脂層の硬く、脆弱であることの性質が二軸延伸飽和ポリ
エステル層によって補償されているものの、構成が複雑
で高価なものとならざるを得ないものであるとともに、
その内層がポリエステル樹脂のため熱シール性において
必ずしも満足のいくものではなかった。また、および
に開示された包装材料は、非吸着性や保香性には改善
が認められるものの、いずれも特別なポリマーアロイや
重合体組成物を用いるため高価なものとならざるを得な
いとともに、溶融粘度が低く、熱シール時に十分なシー
ラント厚みを得ることができないため、シール強度の面
で必ずしも十分なものであるとはいえなかった。本発明
は、上述の問題に鑑みなされたものであり、非吸着性、
保香性に優れるとともに、熱シール時のヒートシール性
にも優れた包装体を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、熱シール時に強接着性を有するポ
リマーフィルム（表面フィルム（Ｉ））上に、それより
も幅が狭い、耐熱性、非吸着性および保香性に優れたポ
リマーフィルム（内面フィルム（Ｉ））を表面フィルム
（Ｉ）の両端がはみ出すようにして積層した積層フィル
ム（Ｉ）の二組を、それぞれの内面フィルム（Ｉ）が対
向するように重ね合わせるとともに、表面フィルム
（Ｉ）および内面フィルム（Ｉ）と、それぞれ同様の物
性を有する内面フィルム（II）および表面フィルム（I
I）を積層した、積層フィルム（Ｉ）と同じ幅を有する
積層フィルム（II）二組を内面フィルム（II）が内側と
なるように積層フィルム（Ｉ）の長手方向の両端を外側
から被覆するように包み込み、二組の積層フィルム
（Ｉ）の四つの端部を二組の積層フィルム（II）ととも
に熱シールしてなることを特徴とする包装体が提供され
る。
め、本発明によれば、熱シール時に強接着性を有するポ
リマーフィルム（表面フィルム（Ｉ））上に、それより
も幅が狭い、耐熱性、非吸着性および保香性に優れたポ
リマーフィルム（内面フィルム（Ｉ））を表面フィルム
（Ｉ）の両端がはみ出すようにして積層した積層フィル
ム（Ｉ）の二組を、それぞれの内面フィルム（Ｉ）が対
向するように重ね合わせるとともに、表面フィルム
（Ｉ）および内面フィルム（Ｉ）と、それぞれ同様の物
性を有する内面フィルム（II）および表面フィルム（I
I）を積層した、積層フィルム（Ｉ）と同じ幅を有する
積層フィルム（II）二組を内面フィルム（II）が内側と
なるように積層フィルム（Ｉ）の長手方向の両端を外側
から被覆するように包み込み、二組の積層フィルム
（Ｉ）の四つの端部を二組の積層フィルム（II）ととも
に熱シールしてなることを特徴とする包装体が提供され
る。
【０００５】また、その好ましい態様として、前記表面
フィルム（Ｉ）および内面フィルム（II）が、線状−低
密度ポリエチレン（Ｌ−ＬＤＰＥ），高密度ポリエチレ
ン（ＨＤＰＥ），低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ），エ
チレンビニルアセテート（ＥＶＡ），無延伸ポリプロピ
レン（ＣＰＰ）、およびこれらの共重合体または変性体
よりなる群から選ばれるポリマーフィルムであることを
特徴とする包装体が提供される。
フィルム（Ｉ）および内面フィルム（II）が、線状−低
密度ポリエチレン（Ｌ−ＬＤＰＥ），高密度ポリエチレ
ン（ＨＤＰＥ），低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ），エ
チレンビニルアセテート（ＥＶＡ），無延伸ポリプロピ
レン（ＣＰＰ）、およびこれらの共重合体または変性体
よりなる群から選ばれるポリマーフィルムであることを
特徴とする包装体が提供される。
【０００６】また、前記内面フィルム（Ｉ）および表面
フィルム（II）が、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ），ポリカーボネート（ＰＣ），金属，およびＳｉＯ
x よりなる群から選ばれるフィルムまたはコート層であ
ることを特徴とする包装体が提供される。
フィルム（II）が、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ），ポリカーボネート（ＰＣ），金属，およびＳｉＯ
x よりなる群から選ばれるフィルムまたはコート層であ
ることを特徴とする包装体が提供される。
【０００７】さらに、前記積層フィルム（Ｉ）の一部に
貫通孔が設けられ、かつ、その貫通孔に注入キャップが
取り付けられていることを特徴とする記載の包装体が提
供される。
貫通孔が設けられ、かつ、その貫通孔に注入キャップが
取り付けられていることを特徴とする記載の包装体が提
供される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき、図面に沿っ
て具体的に説明する。図１は、本発明の包装体を形成す
る過程を示す説明図で、（ａ）は、表面フィルム（Ｉ）
と内面フィルム（Ｉ）との積層フィルム（Ｉ）を示す正
面図であり、（ｂ）はその平面図であり、（ｃ）はさら
に積層フィルム（II）を積層フィルム（Ｉ）の長手方向
の両端部に包み込んだヒートシール前の状態を示す斜視
図である。図２は、図１（ｂ）に示すヒートシール前の
包装体の、Ａ−Ａ線およびＢ−Ｂ線の断面図をそれぞれ
示し、（ａ）はＡ−Ａ線、（ｂ）はＢ−Ｂ線のそれぞれ
の断面図である。図３は、図２に示す状態からヒートシ
ールを行った後の状態を示す断面図であり、（ａ）はＡ
−Ａ線、（ｂ）はＢ−Ｂ線のそれぞれの断面図を示す。
図４は、本発明の包装体に注入キャップを取り付けた状
態を示す説明図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）はそのＣ−
Ｃ線断面図である。
て具体的に説明する。図１は、本発明の包装体を形成す
る過程を示す説明図で、（ａ）は、表面フィルム（Ｉ）
と内面フィルム（Ｉ）との積層フィルム（Ｉ）を示す正
面図であり、（ｂ）はその平面図であり、（ｃ）はさら
に積層フィルム（II）を積層フィルム（Ｉ）の長手方向
の両端部に包み込んだヒートシール前の状態を示す斜視
図である。図２は、図１（ｂ）に示すヒートシール前の
包装体の、Ａ−Ａ線およびＢ−Ｂ線の断面図をそれぞれ
示し、（ａ）はＡ−Ａ線、（ｂ）はＢ−Ｂ線のそれぞれ
の断面図である。図３は、図２に示す状態からヒートシ
ールを行った後の状態を示す断面図であり、（ａ）はＡ
−Ａ線、（ｂ）はＢ−Ｂ線のそれぞれの断面図を示す。
図４は、本発明の包装体に注入キャップを取り付けた状
態を示す説明図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）はそのＣ−
Ｃ線断面図である。
【０００９】図１（ａ）および（ｂ）に示すように、本
願の包装体においては、熱シール時に強接着性を有する
ポリマーフィルム（表面フィルム（Ｉ））１上に、それ
よりも幅が狭い、吸着防止性および保香性に優れたポリ
マーフィルム（内面フィルム（Ｉ））２を、表面フィル
ム（Ｉ）１の両端がはみ出すように積層して、まず積層
フィルム（Ｉ）を形成する。表面フィルム（Ｉ）と内面
フィルム（Ｉ）とは、単に重ね合わせるだけでも、中間
に接着層を介して接着してもよい。
願の包装体においては、熱シール時に強接着性を有する
ポリマーフィルム（表面フィルム（Ｉ））１上に、それ
よりも幅が狭い、吸着防止性および保香性に優れたポリ
マーフィルム（内面フィルム（Ｉ））２を、表面フィル
ム（Ｉ）１の両端がはみ出すように積層して、まず積層
フィルム（Ｉ）を形成する。表面フィルム（Ｉ）と内面
フィルム（Ｉ）とは、単に重ね合わせるだけでも、中間
に接着層を介して接着してもよい。
【００１０】ここで用いる表面フィルム（Ｉ）として
は、熱シール時に熱融着性を有するポリマーフィルムで
あれば、特に制限はなく、たとえば線状−低密度ポリエ
チレン（Ｌ−ＬＤＰＥ），高密度ポリエチレン（ＨＤＰ
Ｅ），低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ），エチレンビニ
ルアセテート（ＥＶＡ），無延伸ポリプロピレン（ＣＰ
Ｐ））のフィルムまたはコート層を挙げることができ
る。
は、熱シール時に熱融着性を有するポリマーフィルムで
あれば、特に制限はなく、たとえば線状−低密度ポリエ
チレン（Ｌ−ＬＤＰＥ），高密度ポリエチレン（ＨＤＰ
Ｅ），低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ），エチレンビニ
ルアセテート（ＥＶＡ），無延伸ポリプロピレン（ＣＰ
Ｐ））のフィルムまたはコート層を挙げることができ
る。
【００１１】また、内面フィルム（Ｉ）としては、耐熱
性、非吸着性、および保香性に優れたフィルムであれ
ば、特に制限はなく、たとえばポリエチレンテレフタレ
ート（ＰＥＴ），ポリカーボネート（ＰＣ），金属，Ｓ
ｉＯx のフィルムまたはコート層を挙げることができ
る。
性、非吸着性、および保香性に優れたフィルムであれ
ば、特に制限はなく、たとえばポリエチレンテレフタレ
ート（ＰＥＴ），ポリカーボネート（ＰＣ），金属，Ｓ
ｉＯx のフィルムまたはコート層を挙げることができ
る。
【００１２】また、表面フィルム（Ｉ）１のはみ出した
両端の幅については通常のサイドシール時に支障のない
幅であれば特に制限はない。
両端の幅については通常のサイドシール時に支障のない
幅であれば特に制限はない。
【００１３】次に、図１（Ｃ）に示すように、二組の積
層フィルム（Ｉ）３をそれぞれの内面フィルム（Ｉ）２
が対向するように重ね合わせるとともに、積層フィルム
（II）４の二組を、内面フィルム（II）が内側となるよ
うにして積層フィルム（Ｉ）３の長手方向の両端を外側
から被覆するように包み込む。
層フィルム（Ｉ）３をそれぞれの内面フィルム（Ｉ）２
が対向するように重ね合わせるとともに、積層フィルム
（II）４の二組を、内面フィルム（II）が内側となるよ
うにして積層フィルム（Ｉ）３の長手方向の両端を外側
から被覆するように包み込む。
【００１４】積層フィルム（II）は、表面フィルム
（Ｉ）および内面フィルム（Ｉ）とそれぞれ同様の物性
を有する内面フィルム（II）および表面フィルム（II）
を積層している。この積層も単に積層しただけでも、中
間に接着剤を介して貼着してもどちらでもよい。また、
この積層フィルム（II）４の幅は、通常、積層フィルム
（Ｉ）３の幅とほぼ同一とする。
（Ｉ）および内面フィルム（Ｉ）とそれぞれ同様の物性
を有する内面フィルム（II）および表面フィルム（II）
を積層している。この積層も単に積層しただけでも、中
間に接着剤を介して貼着してもどちらでもよい。また、
この積層フィルム（II）４の幅は、通常、積層フィルム
（Ｉ）３の幅とほぼ同一とする。
【００１５】ここで、表面フィルム（II）および内面フ
ィルム（II）としては、内面フィルム（Ｉ）および表面
フィルム（Ｉ）とそれぞれ同様の物性を有するものであ
れば特に制限はなく、具体的には前述のポリマーフィル
ムを挙げることができる。なお、表面フィルム（Ｉ）１
と内面フィルム（II）６、および内面フィルム（Ｉ）２
と表面フィルム（II）５は、それぞれ互いに同様の物性
を有していればよく、必ずしも互いに同一の材質を用い
る必要はない。
ィルム（II）としては、内面フィルム（Ｉ）および表面
フィルム（Ｉ）とそれぞれ同様の物性を有するものであ
れば特に制限はなく、具体的には前述のポリマーフィル
ムを挙げることができる。なお、表面フィルム（Ｉ）１
と内面フィルム（II）６、および内面フィルム（Ｉ）２
と表面フィルム（II）５は、それぞれ互いに同様の物性
を有していればよく、必ずしも互いに同一の材質を用い
る必要はない。
【００１６】次に、図２（ａ）および（ｂ）に示すよう
に、二組の積層フィルム（Ｉ）３の四つの端部を二組の
積層フィルム（II）４とともに熱シールする。
に、二組の積層フィルム（Ｉ）３の四つの端部を二組の
積層フィルム（II）４とともに熱シールする。
【００１７】ここで、熱シールに用いるシーラー７とし
ては特に制限はなく、たとえば一般のヒートシール，超
音波シール，インパルスシール，高周波シールを挙げる
ことができる。
ては特に制限はなく、たとえば一般のヒートシール，超
音波シール，インパルスシール，高周波シールを挙げる
ことができる。
【００１８】図２（ａ）に示すように、シーラー７によ
って、長手方向の両端部は、積層フィルム（Ｉ）３の二
枚の表面フィルム（Ｉ）１と、積層フィルム（II）４の
内面フィルム（II）６とが、また図１（ｂ）に示すよう
に、幅方向の両端部は、積層フィルム（Ｉ）３の二枚の
表面フィルム（Ｉ）１同士が、それぞれ強固に熱シール
され、包装体１０を得ることができる。
って、長手方向の両端部は、積層フィルム（Ｉ）３の二
枚の表面フィルム（Ｉ）１と、積層フィルム（II）４の
内面フィルム（II）６とが、また図１（ｂ）に示すよう
に、幅方向の両端部は、積層フィルム（Ｉ）３の二枚の
表面フィルム（Ｉ）１同士が、それぞれ強固に熱シール
され、包装体１０を得ることができる。
【００１９】一方、内面フィルム（Ｉ）２の相互間は、
耐熱性に優れた素材であるため熱シールされることはな
い。従って、本発明の包装体１０においては、内容物と
直接接触する内層面が、非吸着性および保香性を有する
内面フィルム（Ｉ）２で構成され、ミネラルや香気成分
の吸着を防止しうるとともに、内容物の香りを保持する
ことができる。
耐熱性に優れた素材であるため熱シールされることはな
い。従って、本発明の包装体１０においては、内容物と
直接接触する内層面が、非吸着性および保香性を有する
内面フィルム（Ｉ）２で構成され、ミネラルや香気成分
の吸着を防止しうるとともに、内容物の香りを保持する
ことができる。
【００２０】本発明の包装体１０の内容物の装填につい
ては、特に制限はないが、例えば、図４に示すように、
一方の積層フィルム（Ｉ）３に貫通孔９を設け、そこに
注入口を有する注入キャップ８を取り付けることを挙げ
ることができる。この注入キャップ８と貫通項９との固
定はホットメルト等の接着剤、螺合、または、注入キャ
ップを表面フィルム（Ｉ）１と同材質として熱シールす
ること等を挙げることができる。また、貫通孔９を設け
ずに積層フィルム（Ｉ）３を突き破るように注入キャッ
プ８を取り付けてもよい。注入キャップ８を用いない場
合は、たとえば一方の積層フィルム（II）４の部分だけ
熱シールを行なわずに残し、内容物の充填後、その部分
の熱シールを行うことを挙げることがができる。
ては、特に制限はないが、例えば、図４に示すように、
一方の積層フィルム（Ｉ）３に貫通孔９を設け、そこに
注入口を有する注入キャップ８を取り付けることを挙げ
ることができる。この注入キャップ８と貫通項９との固
定はホットメルト等の接着剤、螺合、または、注入キャ
ップを表面フィルム（Ｉ）１と同材質として熱シールす
ること等を挙げることができる。また、貫通孔９を設け
ずに積層フィルム（Ｉ）３を突き破るように注入キャッ
プ８を取り付けてもよい。注入キャップ８を用いない場
合は、たとえば一方の積層フィルム（II）４の部分だけ
熱シールを行なわずに残し、内容物の充填後、その部分
の熱シールを行うことを挙げることがができる。
【００２１】本発明の他の実施例として、内容物の関係
上ガスバリアー性を必要とする場合、内面フィルム
（Ｉ）として、その内面に金属またはＳｉＯx を積層し
たものを用いることができる。また表面フィルム（Ｉ）
として、二枚の表面フィルム（Ｉ）の間に、金属，Ｓｉ
Ｏx ，ＥＶＯＨ，ＰＶＯＨ，ＰＶＤＣからなるフィルム
またはコート層を介在させたものであってもよい。
上ガスバリアー性を必要とする場合、内面フィルム
（Ｉ）として、その内面に金属またはＳｉＯx を積層し
たものを用いることができる。また表面フィルム（Ｉ）
として、二枚の表面フィルム（Ｉ）の間に、金属，Ｓｉ
Ｏx ，ＥＶＯＨ，ＰＶＯＨ，ＰＶＤＣからなるフィルム
またはコート層を介在させたものであってもよい。
【００２２】さらに、内面フィルム（Ｉ）と表面フィル
ム（Ｉ）との間に、金属，ＳｉＯx，ＥＶＯＨ，ＰＶＯ
Ｈ，ＰＶＤＣからなるフィルム又はコート層を介在させ
てもよい。
ム（Ｉ）との間に、金属，ＳｉＯx，ＥＶＯＨ，ＰＶＯ
Ｈ，ＰＶＤＣからなるフィルム又はコート層を介在させ
てもよい。
【００２３】また、表面フィルム（Ｉ）自体を、多層と
してもよい。たとえば、表面フィルム（Ｉ）としてＨＤ
ＰＥとＬ−ＬＤＰＥとからなる二層にしたものを用い
て、このＬ−ＬＤＰＥ側に、内面フィルム（Ｉ）、たと
えばＰＥＴとを対向させるようにして重ね合わせて用い
てもよい。こうすることによって、積層フィルムのはみ
出し部分で内面と表面に融点差が生じるため、簡易には
み出し部の熱シールを行うことができる。同様に内面フ
ィルム（Ｉ）も必要に応じて各種ＰＥＴ，ＰＣ，金属，
ＳｉＯx等と多層にしたものを用いてもよい。
してもよい。たとえば、表面フィルム（Ｉ）としてＨＤ
ＰＥとＬ−ＬＤＰＥとからなる二層にしたものを用い
て、このＬ−ＬＤＰＥ側に、内面フィルム（Ｉ）、たと
えばＰＥＴとを対向させるようにして重ね合わせて用い
てもよい。こうすることによって、積層フィルムのはみ
出し部分で内面と表面に融点差が生じるため、簡易には
み出し部の熱シールを行うことができる。同様に内面フ
ィルム（Ｉ）も必要に応じて各種ＰＥＴ，ＰＣ，金属，
ＳｉＯx等と多層にしたものを用いてもよい。
【００２４】さらに、必要に応じて包装基材として、
紙，皮革を適宜積層させてもよい。
紙，皮革を適宜積層させてもよい。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によって、非
吸着性、保香性に優れるとともに、熱シール時のヒート
シール性にも優れた包装体を提供することができる。ま
た、注入口を有する注入キャップを取り付けることによ
って内容物を円滑に充填することができるとともに内容
物の使用後、繰り返しの使用が可能である。
吸着性、保香性に優れるとともに、熱シール時のヒート
シール性にも優れた包装体を提供することができる。ま
た、注入口を有する注入キャップを取り付けることによ
って内容物を円滑に充填することができるとともに内容
物の使用後、繰り返しの使用が可能である。
【図１】本発明の包装体を形成する過程を示す説明図
で、（ａ）は、表面フィルム（Ｉ）と内面フィルム
（Ｉ）との積層フィルム（Ｉ）を示す正面図であり、
（ｂ）はその平面図であり、（ｃ）はさらに積層フィル
ム（II）を積層フィルム（Ｉ）の長手方向の両端部に包
み込んだヒートシール前の状態を示す斜視図である。
で、（ａ）は、表面フィルム（Ｉ）と内面フィルム
（Ｉ）との積層フィルム（Ｉ）を示す正面図であり、
（ｂ）はその平面図であり、（ｃ）はさらに積層フィル
ム（II）を積層フィルム（Ｉ）の長手方向の両端部に包
み込んだヒートシール前の状態を示す斜視図である。
【図２】図１（ｂ）に示すヒートシール前の包装体の、
Ａ−Ａ線およびＢ−Ｂ線の断面図をそれぞれ示し、
（ａ）はＡ−Ａ線、（ｂ）はＢ−Ｂ線のそれぞれの断面
図である。
Ａ−Ａ線およびＢ−Ｂ線の断面図をそれぞれ示し、
（ａ）はＡ−Ａ線、（ｂ）はＢ−Ｂ線のそれぞれの断面
図である。
【図３】図２に示す状態からヒートシールを行った後の
状態を示す断面図であり、（ａ）はＡ−Ａ線、（ｂ）は
Ｂ−Ｂ線のそれぞれの断面図である。
状態を示す断面図であり、（ａ）はＡ−Ａ線、（ｂ）は
Ｂ−Ｂ線のそれぞれの断面図である。
【図４】本発明の包装体に注入キャップを取り付けた状
態を示す説明図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）はそのＣ−
Ｃ線断面図である。
態を示す説明図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）はそのＣ−
Ｃ線断面図である。
１ 表面フィルム（Ｉ） ２ 内面フィルム（Ｉ） ３ 積層フィルム（Ｉ） ４ 積層フィルム（II） ５ 表面フィルム（II） ６ 内面フィルム（II） ７ シーラー ８ 注入キャップ ９ 貫通孔 １０ 包装体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 27/36 9349−4Ｆ １０２ 9349−4Ｆ Ｂ６５Ｄ 77/30 Ａ
Claims (4)
- 【請求項１】 熱シール時に強接着性を有するポリマー
フィルム（表面フィルム（Ｉ））上に、それよりも幅が
狭い、耐熱性、非吸着性および保香性に優れたポリマー
フィルム（内面フィルム（Ｉ））を表面フィルム（Ｉ）
の両端がはみ出すようにして積層した積層フィルム
（Ｉ）の二組を、それぞれの内面フィルム（Ｉ）が対向
するように重ね合わせるとともに、 表面フィルム（Ｉ）および内面フィルム（Ｉ）とそれぞ
れ同様の物性を有する内面フィルム（II）および表面フ
ィルム（II）を積層した、積層フィルム（Ｉ）と同じ幅
を有する積層フィルム（II）二組を、内面フィルム（I
I）が内側となるように積層フィルム（Ｉ）の長手方向
の両端を外側から被覆するように包み込み、二組の積層
フィルム（Ｉ）の四つの端部を二組の積層フィルム（I
I）とともに熱シールしてなることを特徴とする包装
体。 - 【請求項２】 前記表面フィルム（Ｉ）および内面フィ
ルム（II）が、線状−低密度ポリエチレン（Ｌ−ＬＤＰ
Ｅ），高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ），低密度ポリエ
チレン（ＬＤＰＥ），エチレンビニルアセテート（ＥＶ
Ａ），無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）、およびこれら
の共重合体または変性体よりなる群から選ばれるポリマ
ーフィルムまたはコート層であることを特徴とする請求
項１記載の包装体。 - 【請求項３】 前記内面フィルム（Ｉ）および表面フィ
ルム（II）が、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ），ポリカーボネート（ＰＣ），金属，およびＳｉＯ
x よりなる群から選ばれるフィルムまたはコート層であ
ることを特徴とする請求項１または２記載の包装体。 - 【請求項４】 前記積層フィルム（Ｉ）の一部に貫通孔
が設けられ、かつ、その貫通孔に注入キャップが取り付
けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか
１項記載の包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31933094A JP2959981B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 包装体 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-29 JP JP31933094A patent/JP2959981B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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