JPH09297539A - ストレッチラベル用フィルム - Google Patents
ストレッチラベル用フィルムInfo
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- JPH09297539A JPH09297539A JP13566796A JP13566796A JPH09297539A JP H09297539 A JPH09297539 A JP H09297539A JP 13566796 A JP13566796 A JP 13566796A JP 13566796 A JP13566796 A JP 13566796A JP H09297539 A JPH09297539 A JP H09297539A
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- Japan
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- film
- label
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- stretch
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
ッチラベルにおいて、耐熱性、耐擦傷性、印刷効果に優
れるストレッチラベル用フィルムの供給を課題とする。 【解決手段】 シングルサイト系メタロセン触媒を用い
て重合された密度が0.905〜0.940g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレンからなる厚さが30〜15
0μmのフィルムで、かつ横方向に300mm/分の速
度で変形させ、25%以下のヒステリシス曲線の測定に
より得られる応力0歪みdが7%を超えず、更に永久歪
みeが1.5%を超えないものとする。
Description
のボトルなどの周囲に装着するラベルに係わり、より詳
しくはフィルムの自己伸縮性を利用してラベリングを行
い、該ラベルが、耐熱性、表面に傷が付き難い耐擦傷
性、印刷効果に優れたストレッチラベル用フィルムに属
する。
縮性に優れたフィルムよりなるストレッチラベルは、プ
ラスチック容器やガラス容器に装着したあと、容器の微
妙な変形に応じて密着・追随できるという特徴がある。
そして、従来からストレッチラベル用のフィルムとして
は、酢酸ビニルを3〜10%含むエチレン・酢酸ビニル
共重合体のフィルムが使用されてきた。しかしながら、
エチレン・酢酸ビニル共重合体のフィルムは、引裂き強
度などの機械的強度、熱い溶液を充填された場合ラベル
の伸縮性が失われて、脱落したり、しわを発生するとい
う耐熱性の欠如による問題点や、表面に傷が付き易い耐
擦傷性や耐油性が劣るなどという問題点があった。
ン・酢酸ビニル共重合体のフィルムがもつ欠点である機
械的強度、耐熱性、表面に傷が付き易い耐擦傷性、耐油
性を改善するばかりでなく、印刷効果に優れたストレッ
チラベル用フィルムの提供を課題とするものである。
めに本発明は、シングルサイト系メタロセン触媒を用い
て重合された密度が0.905〜0.940g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレンからなる厚さが30〜15
0μmのフィルムで、かつ横方向に300mm/分の速
度で変形させ、25%以下のヒステリシス曲線(以下、
本明細書においてはS−Sカーブと記載する。)の測定
により得られる応力0歪みが7%を超えず、更に永久歪
みが1.5%を超えないストレッチラベル用フィルムで
ある。また、シングルサイト系メタロセン触媒を用いて
重合された密度が0.880〜0.940g/cm3 の
直鎖状低密度ポリエチレンが55〜98重量%と、ポリ
オレフィン系樹脂が2〜45重量%とから構成され、厚
さが30〜150μmのフィルムよりなり、かつ横方向
に300mm/分の速度で変形させ、25%以下のS−
Sカーブより得られる応力0歪みが7%を超えず、更に
永久歪みが1.5%を超えないストレッチラベル用フィ
ルムである。そして、上記フィルムが、滑剤、アンチブ
ロッキング剤、酸化防止剤、及び/又は帯電防止剤から
選択される1つ以上を含むストレッチラベル用フィルム
である。
ムの表面又は透明フィルムの裏面に絵柄層を設けたポリ
スチレン、ポリ塩化ビニルなどの延伸フィルムによる筒
状のラベルを装着、加熱収縮して密着させるシュリンク
ラベル、絵柄層を設けた紙又はフィルムやアルミニウム
箔と紙とを積層したラベルの紙面に糊付けして添付する
糊貼りラベルや、粘着剤で上記のラベルを貼着する方
法、絵柄層を設けた自己伸縮性に優れたプラスチックフ
ィルムよりなる筒状のラベルを容器に延伸・挿入して密
着するストレッチラベルなどがあった。
チック容器に装着したあとにおいても、容器の微妙な変
形に密着して追随できる可撓性に富むという特徴がある
ばかりでなく、耐水性に優れ、容器とは単に密着(本明
細書においては均一に付いてはいるが、剥離したとき、
容器、ラベルのいずれにも破壊した付着物がなく界面で
剥離できる状態を密着と記載する。)しているだけであ
る。したがって、ポリエチレンテレフタレート(以下、
PETと記載する。)やポリ塩化ビニルなどの飲料水容
器に用いて、回収容器を破砕したあと砕片とラベルとを
比重差により分離ができることや、装着に熱や、格別の
接着剤を必要としないためリサイクル容器のラベルに多
用されている。
3〜10%含むエチレン・酢酸ビニル共重合体合体のフ
ィルムが主として使用されていた。しかしながら、この
エチレン・酢酸ビニル共重合体のフィルムは、引っ張り
強度、引裂き強度などの機械的強度が劣り、熱い液体を
充填したり、充填後の殺菌に熱処理をされたりしたとき
にはラベルの伸縮性が失われて、容器の形状変化に追随
できなくなり脱落したり、しわを発生するという耐熱性
の欠如による問題点や、表面に傷が付き易い耐擦傷性や
耐油性が劣るなどという問題点があった。
縮性を大きくするために酢酸ビニルの含有量を増加する
と、耐熱性が更に低下するばかりでなく、粘着しやすく
なり、フィルムの巻上げなどのハンドリングに支障する
という問題が発生した。これを解決するために、滑剤の
添加量を増やすと、印刷インキの接着が低下したり、印
刷インキをはじいたりして、印刷効果が低下するばかり
でなく、フィルムからストレッチラベルを形成する筒状
に加工するときの接着状態にばらつきを発生することも
あった。
マーである低密度ポリエチレン(以下LDPEと記載す
る。)を使用することもあるが、伸縮性、滑り性、印刷
適性を総合的に解決できるものではなかった。また、フ
ィルムを製造する樹脂が、密度0.905ないし0.9
40g/cm3 でビカット軟化点が80℃以上の直鎖状
低密度ポリエチレンを50重量%以上よりなるストレッ
チラベル用フィルムの技術も開示されている(特開平7
ー234638号公報参照)。しかしながら、直鎖状低
密度ポリエチレンよりなるフィルムは、S−Sカーブに
おける応力0歪みが10%に近いため、伸縮性が十分で
なくラベル挿入後の密着性や耐熱滑り性に劣るという問
題点があった。
ために、シングルサイト系メタロセン触媒を用いて重合
された直鎖状低密度ポリエチレンの密度が、0.905
〜940g/cm3 の厚さが30〜150μmのフィル
ムである。そして、横方向に300mm/分の速度で延
伸・変形させ、図1に示す25%以下のS−Sカーブに
より得られる応力0歪みdが7%を超えず、更に永久歪
みeが1.5%を超えないストレッチラベル用フィルム
である。
は、図1(B)に示すようにストレッチラベル用フィル
ムをその製膜方向Mと直交する方向に巾Hを15mm、
長さLを100mm以上の短冊状試験片Tを裁断し、長
さが100mmの距離でチャックして、横方向(X−Y
方向)に300mm/分の速度で25%延伸し、そし
て、同速度で反転してS−Sカーブを測定して、図1に
示すように25%延伸した応力Sを開放して0にした瞬
間の歪みdを(応力0歪み)とし、また10分後の歪み
を永久歪みeとするものである。
ン触媒を用いて重合された密度が0.880〜0.94
0g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレンを55〜98
重量%と、ポリオレフィン系樹脂が2〜45重量%とか
ら構成され、厚さが30〜150μmのフィルムであ
る。そして、300mm/分の速度で変形させ、25%
以下のS−Sカーブにより得られる応力0歪みdが7%
を超えず、更に永久歪みeが1.5%を超えないストレ
ッチラベル用フィルムである。
シングルサイト系メタロセン触媒を用いて重合された密
度0.880〜0.940g/cm3 の線状低密度ポリ
エチレンを製造するメタロセン触媒は、活性点が均一
(シングルサイト)であるものより作成される。このシ
ングルサイト系メタロセン触媒は、メタロセン系遷移金
属化合物と有機アルミニウム化合物又はホウ素化合物で
あり、無機物に担持されて使用されることもある。
期律表のIVA族から選ばれる遷移金属、すなわちチタニ
ウム、ジルコニウム、ハフニウム、シクロペンタジエニ
ル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置
換インデニル基、テトラヒドロインデニル基、置換テト
ラヒドロインデニル基、フルオニル基、又は置換フルオ
ニル基が1〜2個結合しているか、あるいは、これらの
うち二つの基が共有結合で架橋したものが結合してお
り、他に水素原子、酸素原子、窒素原子、珪素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アセチルアセトナール基、カルボニル基、ルイス塩基を
含む置換基、不飽和炭化水素などの配位子をもつもので
ある。
ミニウム、又は鎖状あるいは環状アルモキサンなどがあ
る。アルキルアルミニウムとしては、トリエチルアルミ
ニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジメチルアルミ
ニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、メチ
ルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロ
リド、ジメチルアルミニウムフルオリド、ジイソブチル
アルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイ
ドライド、エチルアルミニウムセスキクロリドなどがあ
る。
キルアルミニウムと水とを接触させて生成される。例え
ば、重合時にアルキルアルミニウムを加えた後に水を添
加するか、あるいは錯塩の結晶水又は有機・無機化合物
の吸着水とアルキルアルミニウムとを反応して得ること
ができる。
持させる無機物には、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土
などがある。重合方法は、例えば塊状重合、溶液重合、
懸濁重合、気相重合などがある。また、これらの重合
は、バッチ式、連続式のいずれでもよい。重合の温度、
圧力及び時間の条件は、−100〜25℃、1〜50kg
/cm2、0.08〜10時間である。
を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレンは、メル
トフローレートが1.0〜9.05g/10min、密
度が0.905〜0.940g/cm3 が好ましく、密
度が上記の範囲より大きいと伸縮性が不足し、また小さ
いとフィルムが粘着性をもち、巻取りが難しく、ラベル
を容器に挿入・装着するときしわを発生しやすくなる。
しかしながら、密度が、0.905以下でも後述のよう
に他のポリオレフィン系樹脂を2〜45%含ませること
により粘着性を防止することができる。また、MFR
1.0gより小さいと流れ難く製膜ができないという問
題がある。
の場合は、印刷、筒状に接合・断裁するラベル加工を行
うときにしわが入りやすく、150μm以上の場合は、
資源の浪費となるばかりでなく、剛性が強くなり、挿入
・装着作業に支障をもたらすことがある。
ルムに用いるポリエチレンは、シングルサイト系メタロ
セン触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレン
を98〜55%と、他のポリオレフィン系樹脂とを2〜
45%の範囲で混合して製膜することができる。このと
きのシングルサイト系メタロセン触媒を用いて製造した
線状低密度ポリエチレンの密度は、必ずしも0.905
g/cm3 以上である必要はなく、0.880g/cm
3 程度のものでもよく、他のポリオレフィン系樹脂を混
合したものの密度が、0.905〜0.970g/cm
3 ならばよい。そして、厚さが30〜150μmのフィ
ルムで、前述のように300mm/分の速度で変形さ
せ、25%以下のS−Sカーブの測定により得られる応
力0の歪みが7%を超えず、更に永久歪みが1.5%を
超えない数値を示すストレッチラベルとしての伸縮性を
満足するものであるならばその種類を問うものではな
い。
重合された直鎖状低密度ポリエチレンと混合するポリオ
レフィン系樹脂には、LDPE、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチ
レン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマーなど
がある。これらの樹脂を混合することにより、フィルム
密度が0.970g/cm3 を超えると、PETやポリ
塩化ビニルなどの容器にラベルとして密着・使用したあ
とで、容器からラベルを剥離しても、密度差による樹脂
の分離が困難となる。したがって、フィルムの密度を上
記の容器の密度より小さく設定することが好ましい。
グルサイト系メタロセン触媒を用いて重合された直鎖状
低密度ポリエチレンを主体として2層又は3層構成する
こともでき、必要によっては、各層の間に接着性樹脂層
を設けることもできる。上記のシングルサイト系メタロ
セン触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレン
の密度を変えたもの(例えば、中間層を特に密度の小さ
くしたものを主とし、密度の大きいものをより薄層とし
て表面層に使用してもよく、また、エチレン・αオレフ
ィン共重合体よりなる線状ポリエチレン、LDPE、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマーなどとを適宜ブレンドしたものを使用するでき
る。
じて滑性をもたせるために、流動パラフィン、合成パラ
フィン、マイクロクリスタリンワックスなどの脂肪族炭
化水素、直鎖アルコールとステアリン酸とのエステル、
高級脂肪酸アマイドなどの滑剤、アンチブロッキング剤
や非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両イ
オン性界面活性剤などの帯電防止剤及び/又はポリオレ
フィン系樹脂に使用できる金属化合物、エポキシ化合
物、窒素化合物、リン化合物、硫黄化合物、フェノール
化合物などから選択できる1つ以上の安定剤を適宜に選
択して添加することができる。また、無機又は有機顔料
による着色を行うこともできる。
Tダイス、サーキュラダイスによる通常の製膜法で作成
することができる。好ましくは、表面の光沢を冷却ロー
ルの表面形状で自由に選択できるTダイス法である。
コロナ放電処理などの表面に易接着処理を施したのち、
所望に応じてグラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスク
リーン印刷の巻取り又は枚葉印刷により絵柄層を設けら
れる。印刷は、通常絵柄層を透明なフィルムを通して見
られるとともに、ラベルの絵柄層がフィルムで保護され
る、いわゆる裏印刷で行われるのが通常である。易接着
処理を施さない未処理フィルムへの印刷や、表面印刷
(例えば、数量、価格などの追加印刷など)を行うこと
もできる。
オレフィンフィルムの印刷用インキでよく(裏印刷の場
合は光沢を必要としない。)、無機又は有機顔料を着色
料と、伸縮性に富むバインダーとから構成される。バイ
ンダーは、通常のグラビアインキ用の溶剤に溶解できる
ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、環化ゴムな
どから適宜選択される。そして、これらのインキには、
滑性を与えるとともに、ブロッキングを防止するため
の、滑剤や、アンチブロッキング剤を添加することが好
ましい。
リカ、タルク、炭酸カルシウムなどのアンチブロッキン
グ剤の使用は、印刷面を粗面化し、巻取りとしたときに
フィルムの非印刷面にエンボス作用を及ぼし表面光沢を
変化することがあるから留意する必要がある。また、高
級脂肪酸、高級脂肪酸アミド又はシリコーンなどの滑剤
が多いと、印刷インキの接着を阻害したり、インキをは
じいたりして印刷効果を低下するから、その添加量は
0.5%以下にすることが好ましい。
通常、図2(A)、(B)及び(C)に示すように製膜
方向Mを天地にみる方向でフィルム1のコロナ処理面に
裏印刷で絵柄層2を設け、絵柄層2を内面にした状態で
筒状とし非印刷面の端部をコロナ放電処理をして、接着
剤3を塗布してフィルムの表裏で接着して接合部4を設
けて筒状のストレッチラベル5を形成する。また、スト
レッチラベルの円周は、図3に示す装着する容器6の外
周の98〜85%になるようにフィルムの横方向の長さ
(製膜方向Mに直行する方向)に設計する。また、スト
レッチラベルの天地すなわちフィルムの流れ方向はラベ
ルの所望する長さに断裁する。
(A)、(B)、(C)及び(D)に示すように、ラベ
ル装着機で、ストレッチラベルを15〜25%引き延ば
し方向7に引き伸ばし、広げた状態で容器6に挿入した
後、引き伸ばしを除くと収縮して容器6の外面にラベル
5を密着するものである。
が7%を超えたり、永久歪みが1.5%を超える場合
は、フィルムの伸縮回復時間が長くなるため、ラベル装
着後密着の位置がずれたり、部分的に密着強度が弱いた
めに非密着部(気泡、しわ)を生じたりする。
例の組成物に、アンチブロッキング剤として、シリカを
0.2%、滑剤としてステアリン酸アミドを0.05%
加えて図4に示すTダイスで製膜を行った。ダイス11
から、上記の樹脂組成物を230℃で押出し、エアチャ
ンバー12で温度60℃の鏡面冷却ロール13Aに密着
させ、周速度を冷却ロール比107%になるように早く
設定した冷却ロール13B及び13Cにニップロール1
4で製膜方向に7%延伸しながら冷却し、冷却ロール1
3Aと接触しない面にコロナ放電処理を施して、厚さ1
00μmの実施例1〜5及び比較例1〜7のストレッチ
ラベル用フィルム1を作成した。 (以下余白)
法で伸縮適性、耐熱滑り性、表面光沢及び透明性を総合
的に評価した。その結果を表2に示す。 伸縮適性:試料を図1(B)に示すように製膜方向
Mと平行の縦方向の巾Hを15mm、製膜方向にクロス
する横方向に長さLの短冊状試験片Tに断裁したフィル
ムをその製膜方向Mと直交する方向すなわちX−Y方向
に、100mm距離でチャックし、300mm/分の速
度で25%延伸し、延伸を解除してS−Sカーブを測定
して応力0歪みd及び10分間放置後の永久歪みeを測
定した。 耐熱滑り性:図5に示す動摩擦測定器20にプレー
トヒーター21を取り付けて、(JISK7125-198
7 )に基づいて、試料フィルム1の非コロナ処理面の横
方向を測定できるように、直方体状の金属製滑り片22
で40、50又は60℃に加熱したプレート21とを圧
着し、3分後に金属製滑り片22をロードセル25を用
いて動摩擦係数を耐熱滑り性として評価した。 表面光沢:(JIS K7105-1981 )に基づい
て、非コロナ処理面の60°×60°のグロスを測定し
た。 透明性:(JIS K7105-1981 )に基づい
て、ヘーズを測定した。 (以下余白)
密度が0.905〜0.940g/cm3 直鎖状低密度
ポリエチレンは、分子量分布の範囲がせまく、そして、
フィルムの粘着の原因となる低密度成分が少なく、伸縮
性に富むストレッチラベル用フィルムを形成することが
できる。また、シングルサイト触媒を用いて重合された
密度が0.880程度の比較的低密度に構成した直鎖状
低密度ポリエチレンにおいても、他の粘着性が少ないポ
リマーを配合することにより、容易にその粘着性を抑制
する効果を奏する。したがって伸縮性に富む直鎖状低密
度ポリエチレンを主体としてその特性を生かしたストレ
ッチラベルを構成する効果を奏する。
ーブを示す図である。 (B)S−Sカーブを測定する試料の位置を示す図であ
る。
略を示す概念図である。 (A)ストレッチラベル用フィルムである。 (B)フィルムに絵柄層を設けた概念を示す斜視図であ
る。 (C)フィルムを筒状に接合した概念を示す斜視図であ
る。
を示す概念図である。 (A)1枚に断裁したストレッチラベルの斜視図であ
る。 (B)挿入するために引き伸ばしたラベルの状態を示す
概念図である。 (C)容器にラベルを挿入した状態を示す概念図であ
る。 (D)容器にラベルを密着した状態を示す概念図であ
る。
概念図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 シングルサイト系メタロセン触媒を用い
て重合された密度が0.905〜0.940g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレンからなる厚さが30〜15
0μmのフィルムで、かつ横方向に300mm/分の速
度で変形させ、25%以下のヒステリシス曲線の測定に
より得られる応力0歪みが7%を超えず、更に永久歪み
が1.5%を超えないフィルムから形成されたことを特
徴とするストレッチラベル用フィルム。 - 【請求項2】 シングルサイト系メタロセン触媒を用い
て重合された密度が0.880〜0.940g/cm3
の直鎖状低密度ポリエチレンが55〜98重量%と、ポ
リオレフィン系樹脂が2〜45重量%とから構成され、
厚さが30〜150μmのフィルムよりなり、かつ横方
向に300mm/分の速度で変形させ、25%以下のヒ
ステリシス曲線の測定により得られる応力0歪みが7%
を超えず、更に永久歪みが1.5%を超えないフィルム
から形成されたことを特徴とするストレッチラベル用フ
ィルム。 - 【請求項3】 上記フィルムが、滑剤、アンチブロッキ
ング剤、酸化防止剤及び/又は帯電防止剤から選択され
る1つ以上を含むことを特徴とする請求項1又は2記載
のストレッチラベル用フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13566796A JPH09297539A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | ストレッチラベル用フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13566796A JPH09297539A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | ストレッチラベル用フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09297539A true JPH09297539A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15157126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13566796A Pending JPH09297539A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | ストレッチラベル用フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09297539A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000301632A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Fuji Seal Inc | チューブ体及びストレッチラベル |
JP2005023152A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Osaka Insatsu Ink Seizo Kk | 高い滑り性をもつインキ組成物及び該インキ組成物を用いて印刷されてなるシュリンクまたはストレッチラベル |
KR100741743B1 (ko) * | 2000-10-23 | 2007-07-24 | 다마폴리 가부시키가이샤 | 스트레치라벨용 필름 |
JP2014073873A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-24 | Fuji Seal International Inc | ラベル付き容器の製造装置および製造方法 |
WO2015075977A1 (ja) | 2013-11-22 | 2015-05-28 | 株式会社フジシールインターナショナル | ストレッチラベルおよびその製造方法 |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP13566796A patent/JPH09297539A/ja active Pending
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JP2014073873A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-24 | Fuji Seal International Inc | ラベル付き容器の製造装置および製造方法 |
WO2015075977A1 (ja) | 2013-11-22 | 2015-05-28 | 株式会社フジシールインターナショナル | ストレッチラベルおよびその製造方法 |
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