JPH09295902A - 起泡性エアゾール農薬組成物及び防除方法 - Google Patents
起泡性エアゾール農薬組成物及び防除方法Info
- Publication number
- JPH09295902A JPH09295902A JP8132868A JP13286896A JPH09295902A JP H09295902 A JPH09295902 A JP H09295902A JP 8132868 A JP8132868 A JP 8132868A JP 13286896 A JP13286896 A JP 13286896A JP H09295902 A JPH09295902 A JP H09295902A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用が簡単で有効成分の無駄が少ない農薬組
成物を提供する。 【解決手段】 植物体に対して浸透移行性を有する農薬
活性成分、界面活性剤及び常温で液体状のグリコール類
からなることを特徴とする起泡性エアゾール原液組成物
で、例えば常温で液状のグリコール類が該原液組成物１
００重量部に対して７５〜９８重量部含まれている起泡
性エアゾール原液組成物、及び該エアゾール原液組成物
と液化ガス起泡性エアゾール農薬組成物、並びにその使
用方法。
成物を提供する。 【解決手段】 植物体に対して浸透移行性を有する農薬
活性成分、界面活性剤及び常温で液体状のグリコール類
からなることを特徴とする起泡性エアゾール原液組成物
で、例えば常温で液状のグリコール類が該原液組成物１
００重量部に対して７５〜９８重量部含まれている起泡
性エアゾール原液組成物、及び該エアゾール原液組成物
と液化ガス起泡性エアゾール農薬組成物、並びにその使
用方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は起泡性エアゾール原
液組成物及び起泡性エアゾール農薬組成物並びに病害虫
の防除方法に関するものである。さらに詳しくは、特に
家庭園芸用に使用するのに適する殺虫及び／又は殺菌等
の活性を有する植物体に対して浸透移行性を有する農薬
活性成分と界面活性剤とを常温で液体状のグリコール類
に溶解した起泡性エアゾール原液組成物、及び該原液組
成物と噴射剤をエアゾール容器に充填した起泡性エアゾ
ール農薬組成物、並びに該起泡性エアゾール農薬組成物
を対象植物の茎及び／又は枝に少量噴射塗布することに
より病害虫を防除する方法に関するものである。
液組成物及び起泡性エアゾール農薬組成物並びに病害虫
の防除方法に関するものである。さらに詳しくは、特に
家庭園芸用に使用するのに適する殺虫及び／又は殺菌等
の活性を有する植物体に対して浸透移行性を有する農薬
活性成分と界面活性剤とを常温で液体状のグリコール類
に溶解した起泡性エアゾール原液組成物、及び該原液組
成物と噴射剤をエアゾール容器に充填した起泡性エアゾ
ール農薬組成物、並びに該起泡性エアゾール農薬組成物
を対象植物の茎及び／又は枝に少量噴射塗布することに
より病害虫を防除する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、例えば家庭園芸用農薬の製剤
は、乳剤、水和剤、粒剤、エアゾール剤等の剤型で使用
されており、これらの剤型はいずれも散布剤で、作物及
び防除対象の病害虫や雑草にそのまま、又は水等で希釈
して散布することにより効果を発揮するが、作物や防除
対象の病害虫に到達せず無駄となる薬剤の量も多い。特
に乳剤、水和剤、エアゾール剤等は、散布や噴霧時のロ
スと人畜や有用物への付着が、経済効率上及び環境衛生
上で必ずしも好ましい結果を与えていない。又、飛散ロ
スの少ない粒剤は土壌表面に処理されるために、作物や
雑草に吸収されることなく無駄となる薬剤の量が特に多
い。
は、乳剤、水和剤、粒剤、エアゾール剤等の剤型で使用
されており、これらの剤型はいずれも散布剤で、作物及
び防除対象の病害虫や雑草にそのまま、又は水等で希釈
して散布することにより効果を発揮するが、作物や防除
対象の病害虫に到達せず無駄となる薬剤の量も多い。特
に乳剤、水和剤、エアゾール剤等は、散布や噴霧時のロ
スと人畜や有用物への付着が、経済効率上及び環境衛生
上で必ずしも好ましい結果を与えていない。又、飛散ロ
スの少ない粒剤は土壌表面に処理されるために、作物や
雑草に吸収されることなく無駄となる薬剤の量が特に多
い。
【０００３】これらの家庭園芸農薬製剤に対して、一般
農薬製剤の一種に植物の樹幹に薬剤を直接処理する農薬
塗布剤が知られている。農薬塗布剤は作物や防除対象に
到達せずに無駄になる薬剤の量が少なく、経済効率上及
び環境衛生上望ましい農薬製剤である。従来の農薬塗布
剤は、例えば特開昭６２−４２９０２号公報に記載の、
農薬成分を塗膜形成剤及び充填剤とともに水又は有機溶
剤に混合、分散させたペースト状農薬塗布剤等が知られ
ているが、泡沫状のエアゾール塗布剤は知られていな
い。
農薬製剤の一種に植物の樹幹に薬剤を直接処理する農薬
塗布剤が知られている。農薬塗布剤は作物や防除対象に
到達せずに無駄になる薬剤の量が少なく、経済効率上及
び環境衛生上望ましい農薬製剤である。従来の農薬塗布
剤は、例えば特開昭６２−４２９０２号公報に記載の、
農薬成分を塗膜形成剤及び充填剤とともに水又は有機溶
剤に混合、分散させたペースト状農薬塗布剤等が知られ
ているが、泡沫状のエアゾール塗布剤は知られていな
い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境保護に重点
をおいた薬剤が求められており、特に農薬は環境衛生の
上で極力使用量を減らすことが求められているが、農作
物や花卉類の病害虫防除には依然として農薬散布や噴霧
が主として行われており、その中でも環境衛生の上から
農薬塗布剤が望ましいが、これは果樹等の病害防除に用
いられている程度であり、家庭園芸用として使用する場
合、塗布量の加減が難しく、ヘラや刷毛等を用いてペー
ストを薄く延ばす必要があり、使用上不便な面が多いた
めに家庭園芸用農薬としては実用的でない。本発明はこ
れらの課題を解決した起泡性エアゾール農薬組成物を見
いだしたものであり、特に家庭園芸用として使用する場
合には簡単に使用できるものであり、更には該起泡性エ
アゾール農薬組成物を使用した病害虫の新規な防除方法
を提供するものであるが、本発明は家庭園芸用に限定さ
れるものではなく、農園芸用として使用される実施態様
も包含するものである。
をおいた薬剤が求められており、特に農薬は環境衛生の
上で極力使用量を減らすことが求められているが、農作
物や花卉類の病害虫防除には依然として農薬散布や噴霧
が主として行われており、その中でも環境衛生の上から
農薬塗布剤が望ましいが、これは果樹等の病害防除に用
いられている程度であり、家庭園芸用として使用する場
合、塗布量の加減が難しく、ヘラや刷毛等を用いてペー
ストを薄く延ばす必要があり、使用上不便な面が多いた
めに家庭園芸用農薬としては実用的でない。本発明はこ
れらの課題を解決した起泡性エアゾール農薬組成物を見
いだしたものであり、特に家庭園芸用として使用する場
合には簡単に使用できるものであり、更には該起泡性エ
アゾール農薬組成物を使用した病害虫の新規な防除方法
を提供するものであるが、本発明は家庭園芸用に限定さ
れるものではなく、農園芸用として使用される実施態様
も包含するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は植物体に対して
浸透移行性を有する農薬活性成分、界面活性剤及び常温
で液体状であるグリコール類からなることを特徴とする
起泡性エアゾール原液組成物、及び該起泡性エアゾール
原液組成物と噴射剤からなる起泡性エアゾール農薬組成
物である。
浸透移行性を有する農薬活性成分、界面活性剤及び常温
で液体状であるグリコール類からなることを特徴とする
起泡性エアゾール原液組成物、及び該起泡性エアゾール
原液組成物と噴射剤からなる起泡性エアゾール農薬組成
物である。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明で使用できる農薬活性成分
としては、農作物や花卉類の病害虫に対して防除効果を
有し、且つ茎及び／又は枝に処理することによって植物
体内に浸透移行して効果を発揮する性質を有する常温で
固体又は液体の農薬成分であれば良く、例えば以下に示
す農薬活性成分を例示することができるが、本発明はこ
れらの農薬活性成分に限定されるものではない。
としては、農作物や花卉類の病害虫に対して防除効果を
有し、且つ茎及び／又は枝に処理することによって植物
体内に浸透移行して効果を発揮する性質を有する常温で
固体又は液体の農薬成分であれば良く、例えば以下に示
す農薬活性成分を例示することができるが、本発明はこ
れらの農薬活性成分に限定されるものではない。
【０００７】(1).（Ｅ）−Ｎ1 −〔（６−クロロ−３−
ピリジル）メチル〕−Ｎ2 −シアノ−Ｎ1 −メチルアセ
トアミジン（以下、化合物Ａという）。 (2).１−（６−クロロ−３−ピリジルメチル）−Ｎ−ニ
トロイミダゾリジン−２−イリデンアミン（以下、化合
物Ｂという）。 (3).（Ｅ）−Ｎ−（６−クロロ−３−メチルピリジルメ
チル）−Ｎ−エチル−Ｎ’−メチル−２−ニトロビニリ
デンジアミン（以下、化合物Ｃという）。 (4).Ｓ−（エトキシカルボニルメチル）Ｏ，Ｏ−ジエチ
ルホスホロジチオエート（以下、化合物Ｄという）。 (5).ジメチル（Ｅ）−１−メチル−２−（メチルカルバ
モイル）−ビニルホスフェート（以下、化合物Ｅとい
う）。 (6).メチル（Ｅ）−２−｛２−〔６−（２−シアノフェ
ノキシ）ピリジン−４−イルオキシ〕フェニル｝−３−
メトキシアクリレート（以下、化合物Ｆという）。 (7).（±）−メチル−Ｎ−（２−メトキシアセチル）−
Ｎ−（２，６−キシリル）−ＤＬ−アラニレート（以
下、化合物Ｇという）。 (8).メチル （Ｅ）−メトキシイミノ〔α−（Ｏ−トリ
ルオキシ）Ｏ−トリル〕アセテート（以下、化合物Ｈと
いう）。
ピリジル）メチル〕−Ｎ2 −シアノ−Ｎ1 −メチルアセ
トアミジン（以下、化合物Ａという）。 (2).１−（６−クロロ−３−ピリジルメチル）−Ｎ−ニ
トロイミダゾリジン−２−イリデンアミン（以下、化合
物Ｂという）。 (3).（Ｅ）−Ｎ−（６−クロロ−３−メチルピリジルメ
チル）−Ｎ−エチル−Ｎ’−メチル−２−ニトロビニリ
デンジアミン（以下、化合物Ｃという）。 (4).Ｓ−（エトキシカルボニルメチル）Ｏ，Ｏ−ジエチ
ルホスホロジチオエート（以下、化合物Ｄという）。 (5).ジメチル（Ｅ）−１−メチル−２−（メチルカルバ
モイル）−ビニルホスフェート（以下、化合物Ｅとい
う）。 (6).メチル（Ｅ）−２−｛２−〔６−（２−シアノフェ
ノキシ）ピリジン−４−イルオキシ〕フェニル｝−３−
メトキシアクリレート（以下、化合物Ｆという）。 (7).（±）−メチル−Ｎ−（２−メトキシアセチル）−
Ｎ−（２，６−キシリル）−ＤＬ−アラニレート（以
下、化合物Ｇという）。 (8).メチル （Ｅ）−メトキシイミノ〔α−（Ｏ−トリ
ルオキシ）Ｏ−トリル〕アセテート（以下、化合物Ｈと
いう）。
【０００８】本発明で使用する界面活性剤としては、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンスチレン化フェノール、ソルビタンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリ
マー等の非イオン系界面活性剤及びジオクチルスルホサ
クシネートナトリウム等の陰イオン系界面活性剤を例示
することができる。本発明で使用する常温で液体状のグ
リコール類としては、例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポ
リプロピレングリコール類等を例示することができ、こ
れらのグリコール類は単独で、又は２種以上混合して使
用することができる。
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンスチレン化フェノール、ソルビタンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリ
マー等の非イオン系界面活性剤及びジオクチルスルホサ
クシネートナトリウム等の陰イオン系界面活性剤を例示
することができる。本発明で使用する常温で液体状のグ
リコール類としては、例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポ
リプロピレングリコール類等を例示することができ、こ
れらのグリコール類は単独で、又は２種以上混合して使
用することができる。
【０００９】本発明の起泡性エアゾール原液組成物を製
造するには、農薬活性成分、界面活性剤をグリコール類
に均一に溶解することにより製造することができ、その
配合割合は農薬活性成分０．１〜１０重量部、界面活性
剤１〜５重量部及びグリコール類７５〜９８重量部の範
囲で適宜選択して配合すれば良い。該起泡性エアゾール
原液組成物は必要に応じて増粘剤、シリコーン類、樹
脂、撥水剤等を添加することもできる。次いで本発明の
起泡性エアゾール農薬組成物は、起泡性エアゾール原液
組成物７０％以上と噴射剤３０％以下からなり、起泡性
エアゾール原液組成物をエアゾール容器に充填すること
により製造することができる。噴射剤としては、特に限
定されるものではなく、液化ガス類、例えばフロンガ
ス、プロパン、ブタン、液化石油ガス、ジメチルエーテ
ル（ＤＭＥ）、窒素ガス、炭酸ガス等を使用することが
できる。
造するには、農薬活性成分、界面活性剤をグリコール類
に均一に溶解することにより製造することができ、その
配合割合は農薬活性成分０．１〜１０重量部、界面活性
剤１〜５重量部及びグリコール類７５〜９８重量部の範
囲で適宜選択して配合すれば良い。該起泡性エアゾール
原液組成物は必要に応じて増粘剤、シリコーン類、樹
脂、撥水剤等を添加することもできる。次いで本発明の
起泡性エアゾール農薬組成物は、起泡性エアゾール原液
組成物７０％以上と噴射剤３０％以下からなり、起泡性
エアゾール原液組成物をエアゾール容器に充填すること
により製造することができる。噴射剤としては、特に限
定されるものではなく、液化ガス類、例えばフロンガ
ス、プロパン、ブタン、液化石油ガス、ジメチルエーテ
ル（ＤＭＥ）、窒素ガス、炭酸ガス等を使用することが
できる。
【００１０】本発明の起泡性エアゾール農薬組成物は、
起泡性エアゾール原液組成物を泡沫状に噴出させて塗布
することを特徴とし、エアゾール容器の構造は、従来の
噴霧用エアゾールと同様、耐圧容器とバルブからなり、
ノズルの形状は用途に応じて適宜選択することができ、
例えばノズル内の液通路をらせん状にして噴射量を調節
することができ、１回の噴射量が０．０１〜１．０ｇ程
度の少量に調整できるものなどが良い。本発明の起泡性
エアゾール農薬組成物は対象植物、例えばキュウリ、ナ
ス、トマト、ピーマン、カンキツ、バラ、キク等の茎及
び／又は枝等に噴射して、茎及び／又は枝等に泡沫状に
塗布させ、塗布物から農薬活性成分が植物体に浸透移行
して病害虫を防除するものである。
起泡性エアゾール原液組成物を泡沫状に噴出させて塗布
することを特徴とし、エアゾール容器の構造は、従来の
噴霧用エアゾールと同様、耐圧容器とバルブからなり、
ノズルの形状は用途に応じて適宜選択することができ、
例えばノズル内の液通路をらせん状にして噴射量を調節
することができ、１回の噴射量が０．０１〜１．０ｇ程
度の少量に調整できるものなどが良い。本発明の起泡性
エアゾール農薬組成物は対象植物、例えばキュウリ、ナ
ス、トマト、ピーマン、カンキツ、バラ、キク等の茎及
び／又は枝等に噴射して、茎及び／又は枝等に泡沫状に
塗布させ、塗布物から農薬活性成分が植物体に浸透移行
して病害虫を防除するものである。
【００１１】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例及び試験例を
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例１〜４及び比較例１、２ 第１表記載の組成によりエアゾール原液組成物を調製
し、該エアゾール原液組成物９０重量部に対して液化石
油ガス１０重量部とを加えてエアゾール容器に充填して
エアゾール農薬組成物を製造した。
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例１〜４及び比較例１、２ 第１表記載の組成によりエアゾール原液組成物を調製
し、該エアゾール原液組成物９０重量部に対して液化石
油ガス１０重量部とを加えてエアゾール容器に充填して
エアゾール農薬組成物を製造した。
【００１２】
【表１】
【００１３】第１表中の比較化合物ａ及びｂは植物体に
対して浸透移行性を有しない下記の化合物を使用した。 比較化合物ａ：Ｏ，Ｏ−ジメチル Ｏ−４−ニトロ−ｍ
−トリル ホスホロチオエート。 比較化合物ｂ：テトラクロロイソフタロニトリル。
対して浸透移行性を有しない下記の化合物を使用した。 比較化合物ａ：Ｏ，Ｏ−ジメチル Ｏ−４−ニトロ−ｍ
−トリル ホスホロチオエート。 比較化合物ｂ：テトラクロロイソフタロニトリル。
【００１４】試験例１ キクのアブラムシに対する防
除効果試験 本発明の実施例１〜３及び比較例１の起泡性エアゾール
農薬組成物をキクヒメヒゲアブラムシが寄生したきく
（小菊）の枝部（直径４ｍｍ）に所定薬量を噴射塗布
し、処理前、処理４日後及び６日後に２枝寄生虫数を調
査した。結果を第２表に示す。
除効果試験 本発明の実施例１〜３及び比較例１の起泡性エアゾール
農薬組成物をキクヒメヒゲアブラムシが寄生したきく
（小菊）の枝部（直径４ｍｍ）に所定薬量を噴射塗布
し、処理前、処理４日後及び６日後に２枝寄生虫数を調
査した。結果を第２表に示す。
【００１５】
【表２】
【００１６】試験例２ キュウリうどんこ病に対する防
除効果試験 本発明の実施例４及び比較例２の起泡性エアゾール農薬
組成物をキュウリ（４葉、２．５葉期）の茎部に所定量
を噴霧塗布し、１週間温室内に静置した。薬剤処理の６
日後にキュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)
を接種した。接種１０日後に発病程度を調査し無処理と
比較して防除価を算出した。又、同時にキュウリに対す
る薬害の程度も調査し、下記基準により判定した。
除効果試験 本発明の実施例４及び比較例２の起泡性エアゾール農薬
組成物をキュウリ（４葉、２．５葉期）の茎部に所定量
を噴霧塗布し、１週間温室内に静置した。薬剤処理の６
日後にキュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)
を接種した。接種１０日後に発病程度を調査し無処理と
比較して防除価を算出した。又、同時にキュウリに対す
る薬害の程度も調査し、下記基準により判定した。
【００１７】結果を第３表に示す。
【表３】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年６月１０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例及び試験例を
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例１〜４及び比較例１、２ 第１表記載の組成によりエアゾール原液組成物を調製
し、該エアゾール原液組成物９０重量部に対してジメチ
ルエーテル１０重量部とを加えてエアゾール容器に充填
してエアゾール農薬組成物を製造した。
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例１〜４及び比較例１、２ 第１表記載の組成によりエアゾール原液組成物を調製
し、該エアゾール原液組成物９０重量部に対してジメチ
ルエーテル１０重量部とを加えてエアゾール容器に充填
してエアゾール農薬組成物を製造した。
Claims (9)
- 【請求項１】 植物体に対して浸透移行性を有する農薬
活性成分、界面活性剤及び常温で液体状のグリコール類
からなることを特徴とする起泡性エアゾール原液組成
物。 - 【請求項２】 常温で液体状のグリコール類が、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、ポリエチレングリコール及びポリプロ
ピレングリコールから選択される１種以上のグリコール
である請求項１記載の起泡性エアゾール原液組成物。 - 【請求項３】 常温で液状のグリコール類が起泡性エア
ゾール原液組成物１００重量部に対して７５〜９８重量
部である請求項２記載の起泡性エアゾール原液組成物。 - 【請求項４】 農薬活性成分が殺虫及び／又は殺菌活性
成分である請求項１記載の起泡性エアゾール原液組成
物。 - 【請求項５】 植物体に対して浸透移行性を有する農薬
活性成分、界面活性剤及び常温で液体状のグリコール類
からなる起泡性エアゾール原液組成物及び液化ガスを含
有することを特徴とする起泡性エアゾール農薬組成物。 - 【請求項６】 農薬活性成分が殺虫及び／又は殺菌活性
成分である請求項５記載の起泡性エアゾール農薬組成
物。 - 【請求項７】 起泡性エアゾール原液組成物７０重量部
以上及び液化ガス３０重量部以下からなる請求項５記載
の起泡性エアゾール農薬組成物。 - 【請求項８】 有用作物又は鑑賞用植物を病害虫から保
護するために、請求項５記載の起泡性エアゾール農薬組
成物を、有用作物の茎及び／又は枝に０．０１〜１．０
ｇ噴射塗布することを特徴とする病害虫の防除方法。 - 【請求項９】 有用作物又は鑑賞用植物がキュウリ、ナ
ス、トマト、ピーマン、カンキツ、バラ又はキクである
請求項８記載の病害虫の防除方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8132868A JPH09295902A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 起泡性エアゾール農薬組成物及び防除方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8132868A JPH09295902A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 起泡性エアゾール農薬組成物及び防除方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295902A true JPH09295902A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15091434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8132868A Pending JPH09295902A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 起泡性エアゾール農薬組成物及び防除方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295902A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232709A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Sankyo Agro Kk | 薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物 |
| KR101877035B1 (ko) * | 2016-10-27 | 2018-07-11 | 군산대학교산학협력단 | 살충용 거품제제 사용방법 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5495733A (en) * | 1977-12-10 | 1979-07-28 | Nippon Nohyaku Co Ltd | Aerosol pesticide composition |
| JPH05904A (ja) * | 1990-11-28 | 1993-01-08 | Fumakilla Ltd | フオーム状除草製剤及びその施用方法 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP8132868A patent/JPH09295902A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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