JPH09289786A - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JPH09289786A
JPH09289786A JP8101195A JP10119596A JPH09289786A JP H09289786 A JPH09289786 A JP H09289786A JP 8101195 A JP8101195 A JP 8101195A JP 10119596 A JP10119596 A JP 10119596A JP H09289786 A JPH09289786 A JP H09289786A
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JP
Japan
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current
motor
discharge
deviation
command value
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JP8101195A
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English (en)
Inventor
Masami Morita
正実 森田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータが発生した回生電力を抑制するモータ
駆動回路を提供する。 【解決手段】 モータ5から回生電流が出力され、電圧
値Vdcが放電電圧設定値Eを超えると、コンパレータ
12の出力信号が立ち上がり、トランジスタ13がON
して放電抵抗14に放電電流が流れる。この放電電流値
Idは放電電流検出器15によって検出され、偏差検出
点9に加算される。偏差検出点9において放電電流値I
dが電流指令信号に加算されると、加減速指令値が実質
的に加速側に補正されたことと同じになる。そして、P
WM信号発生回路11は、放電電流値Idの分に相当す
る量だけ駆動電流を多く出力するようインバータ回路4
を制御し、この結果、モータ5の自力回転が早くなる。
そして、モータ5の自力回転が速くなると、回生電流が
減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータが発生した
回生電力を抑制するモータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】回生電力に起因する過電圧から回路を保
護するようにしたモータ駆動回路として、例えば、特開
昭61−214781号公報、実開昭61−46896
号公報、実開昭63−191895号公報に示されるも
のがある。以下に、この種の従来装置を図2を用いて説
明する。図2に示すように、従来装置は、交流電源を直
流に変換する整流回路1と、この整流回路1からの出力
電流を平滑化するリアクトル2及びコンデンサ3と、直
流電流を交流電流に変換するインバータ回路4を有して
いる。このインバータ回路4は、そのスイッチング素子
をON/OFFすることにより、モータ5に交流電力を
供給する。
【0003】モータ5の回転数は、回転速度検出器6に
よって検出され、その検出信号Vfは速度フィードバッ
ク値として、偏差検出点7(第1の偏差検出点)に減算
信号として供給される。偏差検出点7には、速度指令値
Vが加算信号として供給され、ここで速度フィードバッ
ク値Vfと速度指令値Vとの偏差が検出される。この偏
差は、アンプ8(電流指令値生成手段)を介して偏差検
出点9(第2の偏差検出点)に加算信号として電流指令
値iが供給される。また、モータ5の駆動電流Ifは、
電流検出器10によって検出され、偏差検出点9に減算
信号として供給される。PWM信号発生回路11は、偏
差検出点9における偏差が少なくなるようにインバータ
回路4のON/OFFを制御し、これにより、モータ5
の回転速度は、その速度指令値Vに一致したものとな
る。
【0004】図示の回路では、回生電力による過電圧か
ら回路の構成部品を保護するために、放電電圧設定値E
が定められており、放電開始の検出には、コンパレータ
12(過電圧検出手段)が用いられている。このコンパ
レータ12は、検出点aの電圧値Vdcが、放電電圧設
定値Eを超えたか否かを判断する。そして、電圧値Vd
cが放電電圧設定値Eを超えたとき(Vdc>Eのと
き)、その出力を立ち上げて、トランジスタ13をON
とする。その結果、放電抵抗14に放電電流が流れ、回
路の過電圧が降下する。放電の結果、電圧値Vdcが放
電電圧設定値Eまで降下すると(Vdc<E)、トラン
ジスタ13がOFFになり、放電抵抗14、トランジス
タ13からなる放電経路が遮断される。
【0005】なお、回生電流が生じる状況は種々ある
が、一例を図3を用いて説明する。図3に示す装置は、
前部と後部の2つのプーリー16a,16bを駆動する
ことによって、ベルト17上の負荷18を移送するベル
トコンベアである。このプーリー16a,16bの駆動
源として、前部と後部に各1機ずつのモータ19a,1
9bが設けられていて、ベルトコンベアは、そのベルト
17上の負荷18を後部(この場合、右側)から前部
(この場合、左側)に移送している。このとき、ベルト
のたわみやベルト上を移動する負荷18の位置によっ
て、前部と後部のプーリー16a,16bの回転速度は
差を生じる。例えば、前部プーリー16aの回転トルク
により、後部プーリー16bがベルト17を介して引っ
張られ、強制回転される状態が生じる。このとき、後部
プーリー16bを駆動しているモータ19bは、その強
制的な力によりモータ自身の回転を上回る高い回転速度
が与えられる。すると、モータ19bは、それ自身の高
速回転により発電機として機能し、回生電力を発生す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来装置(図2参照)は、上記の通り検出電圧値Vdcが
放電電圧設定値Eを超えたとき(Vdc>Eのとき)
に、回生電流をそのまま放電し、これにより、回路の放
電電圧を降下させていたため、大型の放電抵抗やトラン
ジスタを設ける必要があった。さらには、回路自体まで
大きくしなければならない場合も生じていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、大型の放電抵抗やトランジスタを設ける必要が
なく、回路の大型化を防ぐことができるモータ駆動回路
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、請求項1に記載のモー
タ駆動装置は、速度指令値に応じた電力をモータに供給
する駆動回路において、モータの回生電流による過電圧
を検出する過電圧検出手段と、過電圧検出手段により過
電圧が検出されると回生電流を放電する放電経路と、放
電経路を流れる放電電流を検出する放電電流検出手段
と、放電電流検出手段が検出した放電電流に応じてモー
タへの回転速度を上昇させる速度補正手段とを具備する
ことを特徴とする。本発明の請求項2に記載のモータ駆
動装置は、速度指令値に応じた電力をモータに供給する
駆動回路において、モータの速度をフィードバックする
速度フィードバック手段と、速度フィードバック手段に
よるフィードバック値と速度指令値との偏差を検出する
第1の偏差検出点と、第1の偏差検出点の偏差に応じた
電流指令値を生成する電流指令値生成手段と、モータへ
の給電電流をフィードバックする電流フィードバック手
段と、電流フィードバック手段によってフィードバック
された電流値と電流指令値生成手段の電流指令値との偏
差を検出する第2の偏差検出点と、第2の偏差検出点の
偏差に応じて前記モータへの給電電流を制御する給電電
流制御手段とを有し、上記各要素によってサーボループ
が構成されるモータ駆動回路において、モータの回生電
流による過電圧を検出する過電圧検出手段と、過電圧検
出手段により過電圧が検出されると回生電流を放電する
放電回路と、放電経路を流れる放電電流を検出する放電
電流検出手段とを具備し、放電電流検出手段が検出した
放電電流値を第2の偏差検出点において電流指令値に加
算することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施形態を説明する。(1)実施形態 A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態の構成を示す回路図である。
この実施形態は、図2に示す従来装置に対し、この場
合、放電抵抗14に流れる電流を検出する放電電流検出
器15(放電電流検出手段)が付加されたものである。
放電電流検出器15の検出結果である放電電流値Id
は、加算信号として偏差検出点9に供給される。そし
て、この偏差がPWM信号発生回路11に出力される構
成となっている。
【0010】B.実施形態の作用 次いで、図1を用いて、上記実施形態の動作を説明す
る。上述した構成において、モータ5から回生電流が出
力され、電圧値Vdcが放電電圧設定値Eを超えると、
コンパレータ12の出力信号が立ち上がり、トランジス
タ13がONして放電抵抗14に放電電流が流れる。こ
の放電電流値Idは放電電流検出器15によって検出さ
れ、偏差検出点9に加算される。一方、偏差検出点7に
おいては、速度指令値Vと速度フィードバック値Vfと
の偏差が取られている。この場合の偏差はモータ5に対
するリアルタイムの加減速指令値となる。すなわち、偏
差検出点7における偏差は、モータ5の速度を速度指令
値Vに収束させるための加減速指令値と言える。そし
て、モータ5に対しては、電流値によって回転制御を行
うため、上記加減速指令値をアンプ8によって電流指令
値iに変換している。さて、上述のようにして、偏差検
出点9において放電電流値Idが電流指令信号に加算さ
れると、加減速指令値が実質的に加速側に補正されたこ
とと同じになる。そして、PWM信号発生回路11は、
放電電流値Idの分に相当する量だけ駆動電流を多く出
力するようインバータ回路4を制御し、この結果、モー
タ5の自力回転が早くなる。そして、モータ5の自力回
転が速くなると、回生電流が減少する。
【0011】C.実施形態の効果 上記の実施形態のモータ駆動回路によれば、回生電力が
発生したらモータ5への供給電力を一時的に増加し、モ
ータ5の回転速度を高めて回転トルクを大きくすること
により、回生電力を抑制することができる。そして、回
生電力が抑制されたら、モータ5はもとの回転速度指令
値Vによる回転にもどる。このように、発生した回生電
力に応じてモータ5の回転速度制御を行なうことができ
るため、回生電力を抑制しつつ、モータ5の連続運転が
可能となる。また、回生電流発生にともない、放電電流
値Idを速やかに検知し、モータ5の回転速度を高める
ことにより、直ちに回生電流を減少させるため、放電経
路の放電容量を低く抑えることができる。従って、放電
抵抗14やトランジスタ13で構成される放電経路を小
型化できる。
【0012】なお、上述した実施形態においては、電流
指令信号を放電電流に応じて増加させたが、要はモータ
の回転数を上昇させればよいので、電流指令値の補正に
限らず、加減速指令値あるいは速度指令値を補正しても
よい。すなわち、放電電流に応じてモータの回転速度を
上昇させる手段であればよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のモータ駆動回路によれば、放電抵抗14やトラ
ンジスタ13で構成される放電経路からなる回路が小型
化できるため、回路のコストダウン化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成を示す回路図であ
る。
【図2】 従来の回生電力抑制の構成を示す回路図であ
る。
【図3】 ベルトコンベアの側面図である。
【符号の説明】
4…インバータ回路、5…モータ、6…回転速度検出
器、7…第1の偏差検出点、8…アンプ(速度指令値生
成手段)、9…第2の偏差検出点、10…電流検出器、
11…PWM信号発生回路、12…コンパレータ(過電
圧検出手段)、13…トランジスタ、14…放電抵抗、
15…放電電流検出器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度指令値に応じた電力をモータへ供給
    するモータ駆動回路において、 前記モータの回生電流による過電圧を検出する過電圧検
    出手段と、 前記過電圧検出手段により過電圧が検出されると前記回
    生電流を放電する放電経路と、 前記放電経路を流れる放電電流を検出する放電電流検出
    手段と、 前記放電電流検出手段が検出した放電電流に応じて前記
    モータの回転速度を上昇させる速度補正手段とを具備す
    ることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 速度指令値に応じた電力をモータへ供給
    するモータ駆動回路において、 前記モータの速度をフィードバックする速度フィードバ
    ック手段と、 前記速度フィードバック手段によるフィードバック値と
    前記速度指令値との偏差を検出する第1の偏差検出点
    と、 前記第1の偏差検出点の偏差に応じた電流指令値を生成
    する電流指令値生成手段と、 前記モータへの給電電流をフィードバックする電流フィ
    ードバック手段と、 前記電流フィードバック手段によってフィードバックさ
    れた電流値と前記電流指令値生成手段の電流指令値との
    偏差を検出する第2の偏差検出点と、 前記第2の偏差検出点の偏差に応じて前記モータへの給
    電電流を制御する給電電流制御手段とを有し、上記各要
    素によってサーボループが構成されるモータ駆動回路に
    おいて、 前記モータの回生電流による過電圧を検出する過電圧検
    出手段と、 前記過電圧検出手段により過電圧が検出されると前記回
    生電流を放電する放電経路と、 前記放電経路を流れる放電電流を検出する放電電流検出
    手段を具備し、 前記放電電流検出手段が検出した放電電流値を前記第2
    の偏差検出点において前記電流指令値に加算することを
    特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
JP8101195A 1996-04-23 1996-04-23 モータ駆動回路 Pending JPH09289786A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001427A1 (fr) * 2006-06-27 2008-01-03 Mitsubishi Electric Corporation Convertisseur de courant
CN102832868A (zh) * 2012-08-21 2012-12-19 湖北立锐机电有限公司 一种用于伺服驱动器的能耗制动装置及方法
JP2017055468A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 株式会社明電舎 水車加速抑制方法とその装置

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