JPH09289679A - 移動無線端末 - Google Patents

移動無線端末

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JPH09289679A
JPH09289679A JP8102856A JP10285696A JPH09289679A JP H09289679 A JPH09289679 A JP H09289679A JP 8102856 A JP8102856 A JP 8102856A JP 10285696 A JP10285696 A JP 10285696A JP H09289679 A JPH09289679 A JP H09289679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線が切断された時点での切断状況に応じて
回線の再接続動作の試行時間間隔を設定することで、電
池の消耗が少なく、しかも回線の回復を迅速に行うこと
ができるような移動無線端末を提供する。 【解決手段】 受信信号の強度を定期的に平均化処理す
るRSSI平均化処理部5と、平均化処理された受信信
号強度の時間的な変化である微分値を算出するRSSI
微分処理部6と、端末全体を制御する制御部4とを有す
る。制御部4は、回線が切断された時点で、受信信号強
度の微分値の絶対値が所定値以上のときには、回線再接
続の試行時間間隔が短くなるように、また、上記受信信
号強度の微分値の絶対値が所定値よりも小さいときに
は、回線再接続の試行時間間隔が長くなるように試行時
間間隔を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー電話等の
移動通信システムにおける移動無線端末に関し、特に、
回線が切断された場合の再接続を自動的に行う機能を有
する移動無線端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、セルラー電話等の移動通信シ
ステムでは、複数の無線基地局から構成される通信可能
なサービス圏内を移動無線端末が移動して通信を行うよ
うになっている。このような移動通信システムでは、無
線チャンネルの受信信号強度が低下するなどして、通信
回線の接続状況が悪化した場合、回線が切断される。こ
のように回線接続途中に、回線が切断された場合、回線
を再接続するために、自動的に再接続動作が行われる。
【0003】一般的に、回線接続途中で回線が切断さ
れ、自動的に回線の再接続を試行する場合、回線を速や
かに回復させるために、再接続動作の試行時間間隔は短
く設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に再接続動作の試行時間間隔が短く設定されている場
合、移動無線端末が、無線基地局のサービス圏外に移動
して回線が切断された場合のように、回線の接続される
見込みの低い状況では、無駄な再接続動作の試行回数が
多くなり、急速に移動無線端末の電池を消耗するという
問題が生じる。
【0005】一方、再接続動作の試行時間間隔が長く設
定されている場合、前記のような電池の消耗を低減する
ことができるが、移動無線端末が基地局のサービス圏内
にあるにも関わらず、トンネルやビルの影に入る等して
一時的に回線が切断された場合、即ち回線の接続される
見込みの高い状況では、回線の回復までの再接続動作の
試行回数が少なくて済むが、一回の再接続の試行時間間
隔が長いので、回線の回復に時間がかかるという問題が
生じる。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、回線が切断された状況を
推定し、切断状況に応じて回線の再接続動作の試行時間
間隔を設定することで、電池の消耗が少なく、しかも回
線の回復を迅速に行うことができるような移動無線端末
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の移動無線端末
は、上記の課題を解決するために、無線基地局と無線移
動通信を行い、通信回線が切断された時に回線の再接続
を所定の試行時間間隔で行う移動無線端末において、上
記回線の再接続の試行時間間隔を、回線の切断直前の受
信信号強度に応じて設定することを特徴としている。
【0008】上記の構成によれば、例えば回線の切断直
前の受信信号強度が所定値以上であれば、無線基地局の
サービス圏内で一時的に切断されたと判断し、再接続の
試行時間間隔を所定値よりも短くすることで、回線の回
復見込みの高い状況での回線回復を迅速に行うことがで
きる。また、回線直前の受信強度が所定値よりも小さけ
れば、移動無線端末が無線基地局のサービス圏外に移動
して回線が切断されたと判断し、再接続の試行時間間隔
を所定値以上に長くすることで、回線の回復見込みの低
い状況での再接続動作を繰り返すことによる電池の消耗
を少なくすることができる。
【0009】請求項2の移動無線端末は、上記の課題を
解決するために、無線基地局と無線移動通信を行い、通
信回線が切断された時に回線の再接続を所定の試行時間
間隔で行う移動無線端末において、上記無線基地局との
間で信号を送受信する無線部と、無線部で受信した信号
の強度を定期的に平均化処理する信号強度平均化処理部
と、平均化処理された受信信号強度の時間的な変化率を
示す微分値を算出する信号強度微分処理部と、回線が切
断された時点で、上記受信信号強度の微分値の絶対値が
所定値以上のときには、回線再接続の試行時間間隔が短
くなるように、また、上記受信信号強度の微分値の絶対
値が所定値よりも小さいときには、回線再接続の試行時
間間隔が長くなるように試行時間間隔を制御する制御部
とを備えていることを特徴としている。
【0010】上記の構成によれば、回線が切断された時
点で、制御部によって、回線切断直前の信号強度微分処
理部の微分値に基づいて回線の切断状況が推定すること
ができ、この推定状況に応じて回線の再接続の試行時間
間隔を調整し、電池の消耗の低減を図りつつ、回線の回
復を迅速に行うことができる。
【0011】即ち、受信信号強度の微分値が正数あるい
は絶対値が所定値よりも小さいときには、受信信号強度
がゆるやかに変化していたことを示しており、サービス
圏外への移動が推測されるので、再接続の試行時間間隔
を長く設定することによって電池の消耗の低減を図るこ
とができる。また、受信信号強度の微分値が、負数ある
いは絶対値が所定値以上のときには、受信信号強度が急
速に変化したことを示しており、サービス圏内でトンネ
ルの通過等の一時的なシャドーイングである可能性が高
いと推測されるので、回線再接続の試行時間間隔を短く
設定することによってシャドーイングの解消後の速やか
な回線の回復を図ることができる。
【0012】請求項3の移動無線端末は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、制御部は、
回線の再接続の試行時間間隔を、上記受信信号強度の微
分値の大きさに反比例するように制御することを特徴と
している。
【0013】上記の構成によれば、請求項2の作用に加
えて、回線の切断直前の回線切断状況を推定する微分値
に対応した試行時間間隔で回線の再接続動作を行うこと
ができるので、回線の回復が回線の切断時の状況に応じ
て適切に行われる。よって、回線の回復の見込みの低い
状況での無駄な回線の再接続動作を低減することで、移
動無線端末の電池の消耗を低減させると共に、回線の回
復の見込みの高い状況での回線の回復を迅速に行うこと
ができる。
【0014】請求項4の移動無線端末は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、制御部は、
回線切断時点の平均化処理された受信信号強度の平均値
が上記無線部における受信感度値よりも小さければ、回
線の再接続の試行時間間隔を、予め設定された回線再接
続のための試行時間間隔の最大値に設定することを特徴
としている。
【0015】上記の構成によれば、請求項2の作用に加
えて、無線基地局のサービス圏の周縁部のような受信信
号強度が不安定な場合には、回線の再接続動作の試行時
間間隔を設定値の最大にすることで、不安定な受信信号
強度の状態での断続的な回線の切断に伴う不要な回線の
再接続動作の回数を低減することができるので、移動無
線端末の電池の消耗を低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0017】本実施の形態にかかる移動無線システム
は、無線回線のサービス圏を形成する複数の無線基地局
と、これら無線基地局と無線移動通信を行う移動無線端
末とからなる。
【0018】上記移動無線端末は、図1に示すように、
図示しない無線基地局との間で電波の送受信を行う無線
部1、送受信信号に対して所定の処理を行うデータ処理
部2、マイクロホン(送話部)およびイヤースピーカ
(受話部)を含む音声処理部3、移動無線端末全体の制
御を行う制御部4、受信信号強度(以下、RSSIと称
する)を平均化処理するRSSI平均化処理部5、平均
化されたRSSIを微分処理するRSSI微分処理部6
からなっている。
【0019】データ処理部2では、移動無線端末の作動
中、無線部1を介して入力される無線基地局からの信号
を音声データと制御データとに分離し、音声データを音
声処理部3に出力する一方、制御データを制御部4に出
力するようになっている。一方、音声処理部3からの音
声データを無線基地局に送信する場合には、音声データ
と制御部4からの制御データとを統合して、無線部1を
介して無線基地局に出力するようになっている。
【0020】音声処理部3では、イヤースピーカから入
力された音声データを受信音声として再生する一方、マ
イクロホンから入力された音声を音声データに変換し、
データ処理部2に出力するようになっている。
【0021】RSSI平均化処理部5では、一定時間毎
(例えば20msec毎)に無線部1の受信信号強度デ
ータを取込み平均化処理を行い、過去N個の平均化され
たRSSIN サンプルデータ(但し、Nは1以上の整
数)を保持するようになっている。そして、平均化処理
されたRSSIN サンプルデータを、制御部4およびR
SSI微分処理部6に出力するようになっている。
【0022】RSSI微分処理部6では、RSSI平均
化処理部5のN個のサンプルデータから時間毎の変化率
を計算して、RSSIの微分値を算出するようになって
いる。例えば、最新のN番目のサンプルに対するRSS
Iの微分値RSSIdifNN は、RSSIN-1 −RSSI
N で求めることができる。そして、算出された微分値R
SSIdif を、RSSI微分処理部6内で記憶すると共
に、制御部4に出力するようになっている。
【0023】制御部4は、データ処理部2からの制御デ
ータに基づいて回線制御を行うと共に、RSSI平均化
処理部5からの平均化されたRSSIN サンプルデータ
およびRSSI微分処理部6からの微分値RSSIdif
に基づいて、回線が切断されたときの再接続動作の制御
を行うようになっている。即ち、制御部4は、回線接続
途中で回線が切断されたときに、自動的に回線の再接続
動作を試行する機能を有している。
【0024】つまり、制御部4は、何らかの要因でRS
SIレベルが低下し、通信回線の接続を維持できなくな
った場合、通信回線の切断処理を行うと共に、RSSI
微分処理部6内に記憶されている回線切断直前のRSS
I微分値を参照し、このRSSI微分値から回線の切断
時の状況を推定し、このRSSI微分値から推定される
回線の切断時の状況から再接続の試行時間間隔を設定
し、再接続動作を行うようになっている。
【0025】一般に、回線接続途中で回線が切断される
理由として考えられるのは、移動無線端末が無線基地局
により形成されているサービス圏内の外に移動した場
合、サービス圏内であっても移動無線端末がシャドーイ
ングとなる場所、即ち移動無線端末がトンネルを通過し
たり、ビルの影に移動したりして移動無線端末が一時的
に電波の届かない場所に移動した場合とがある。
【0026】したがって、回線が切断されたとき、移動
無線端末がサービス圏外に移動した場合、回線の回復の
見込みが低く、再接続動作を試行しても無駄な場合が多
い。一方、移動無線端末がサービス圏内でシャドーイン
グとなる場所に移動した場合、回線の回復の見込みが高
く、再接続動作を試行すればすぐに回線が回復する場合
が多い。よって、移動無線端末による回線の再接続動作
による試行時間は、回線の切断された状況に基づいて設
定すれば良いことが分かる。
【0027】ここで、回線の切断時の状況を推定し、こ
の推定した状況に基づいて回線の再接続動作を試行する
移動無線端末の制御部4における制御について以下に説
明する。
【0028】回線の切断が発生した時点のRSSIの微
分値を前述のRSSIdifNN とすると、RSSIdifNN
が負の値のときは、RSSIが低下して回線が切断され
たことを示し、更に負の値が大きければ、切断直前に急
激にRSSIレベルが低下したことを示し、回線切断は
一時的なシャドーイングによって回線の切断が起こった
と推定される。
【0029】一方、上記RSSIdifNN の絶対値が比較
的小さく、更にRSSI平均化処理部5におけるRSS
Iサンプルデータの値が所定値よりも小さい場合には、
RSSIが徐々に低下していることを示し、移動無線端
末が無線基地局のサービス圏外に移動したことにより回
線の切断が起こったと推定される。
【0030】それ故、制御部4は、回線の切断がシャド
ーイングによる場合、回線の回復が直ぐに行われるもの
と判断し、回線の再接続の試行時間間隔を比較的短く設
定するようになっている。これにより、回線が切断され
たとき、短い試行時間間隔で回線の再接続動作を行うこ
とで、迅速に回線の回復を行うことができる。
【0031】また、制御部4は、回線の切断が移動無線
端末が無線基地局のサービス圏外への移動による場合、
回線の回復が見込み難いと判断し、回線の再接続の試行
時間間隔を比較的長く設定するようになっている。これ
により、回線が切断されたとき、長い試行時間間隔で回
線の再接続動作を行うことで、無駄な回線接続動作を低
減することができるので、移動無線端末の電池の消耗を
低減することができる。
【0032】尚、上記RSSI平均化処理部5での受信
信号強度のサンプリング間隔は、上記20msec毎に
限定するものではなく、数10msec間隔であれば良
い。また、RSSIの平均化を行う回数は、特に限定す
るものではないが、数回が望ましい。
【0033】また、回線の再接続の試行時間間隔は、回
線の回復が早くなると見込まれる場合には回線の回復を
早くし得る値、回線の回復が遅くなると見込まれる場合
には電池の消耗を低減させる値に設定すれば良く、限定
するものではない。
【0034】例えば、試行時間間隔の設定方法として
は、RSSI微分処理部6の回線切断直前の微分値であ
るRSSIdifNN の大きさに反比例した大きさで試行時
間間隔を設定する方法が考えられる。この場合、回線の
切断直前の回線切断状況を推定する微分値RSSIdifN
N に対応した試行時間間隔で回線の再接続動作を行うこ
とができるので、回線の回復が回線の切断時の状況に応
じて適切に行われる。よって、回線の回復の見込みの低
い状況での無駄な回線の再接続動作を低減することで、
移動無線端末の電池の消耗を低減させると共に、回線の
回復の見込みの高い状況での回線の回復を迅速に行うこ
とができる。
【0035】上記の試行時間間隔の設定の他に、予め異
なるレベルの複数のスレショルドレベルと、これら各ス
レショルドレベルに対応した時間間隔とを記憶してお
き、RSSI微分処理部6の回線切断直前の微分値であ
るRSSIdifNN と、上記の各スレショルドレベルとを
比較し、その差の絶対値が所定値以内となるスレショル
ドレベルに対応した時間間隔を回線の再接続動作の試行
時間間隔とする方法がある。
【0036】また、回線切断時のRSSIの平均レベル
が、移動無線端末の無線部1における受信感度に相当す
る値(スレショルドレベル)よりも低い場合には、RS
SI微分処理部6による微分値に基づいた試行時間間隔
を採用せず、移動無線端末が設定し得る最大の時間間隔
を試行時間間隔として設定する方法もある。この場合、
無線基地局のサービス圏の周縁部のような受信信号強度
が不安定な場合には、回線の再接続動作の試行時間間隔
を設定値の最大にすることで、不安定な受信信号強度の
状態での断続的な回線の切断に伴う不要な回線の再接続
動作の回数を低減することができるので、移動無線端末
の電池の消耗を低減させることができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明の移動無線端末は、以上
のように、無線基地局と通信を行い、回線が切断された
時に回線の再接続を所定の試行時間間隔で行う移動無線
端末において、上記回線の再接続の試行時間間隔を、回
線の切断直前の受信信号強度に応じて調整する構成であ
る。
【0038】それゆえ、例えば回線の切断直前の受信信
号強度が所定値以上であれば、無線基地局のサービス圏
内で一時的に切断されたと判断し、再接続の試行時間間
隔を所定値よりも短くすることで、回線の回復見込みの
高い状況での回線回復を迅速に行うことができる。ま
た、回線直前の受信強度が所定値よりも小さければ、移
動無線端末が無線基地局のサービス圏外に移動して回線
が切断されたと判断し、再接続の試行時間間隔を所定値
以上に長くすることで、回線の回復見込みの低い状況で
の再接続動作を繰り返すことによる電池の消耗を少なく
することができるという効果を奏する。
【0039】請求項2の発明の移動無線端末は、以上の
ように、無線基地局と通信を行い、回線が切断されたと
きに回線の再接続を所定の試行時間間隔で行う移動無線
端末において、通信に伴う信号を送受信する無線部と、
無線部で受信した信号の強度を定期的に平均化処理する
信号強度平均化処理部と、平均化処理された受信信号強
度の時間的な変化である微分値を算出する信号強度微分
処理部と、回線が切断された時点で、受信信号強度の微
分値が、負数あるいは絶対値が所定値以上のときには、
回線再接続の試行時間間隔が短くなるように、また、上
記受信強度の微分値が、正数あるいは絶対値が所定値よ
りも小さいときには、回線再接続の試行時間間隔が長く
なるように試行時間間隔を制御する制御部とを備えてい
る構成である。
【0040】それゆえ、回線が切断された時点で、制御
部によって、回線切断直前の信号強度微分処理部の微分
値に基づいて回線の切断状況が推定することができ、こ
の推定状況に応じて回線の再接続の試行時間間隔を調整
し、電池の消耗の低減を図りつつ、回線の回復を迅速に
行うことができるという効果を奏する。
【0041】請求項3の発明の移動無線端末は、以上の
ように、請求項2の構成に加え、制御部が、回線の再接
続の試行時間間隔を、上記受信信号強度の微分値の大き
さに反比例するように制御する構成である。
【0042】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、回線の切断直前の回線切断状況を推定する微分値
に対応した試行時間間隔で回線の再接続動作を行うこと
ができるので、回線の回復が回線の切断時の状況に応じ
て適切に行われる。
【0043】よって、回線の回復の見込みの低い状況で
の無駄な回線の再接続動作を低減することで、移動無線
端末の電池の消耗を低減させると共に、回線の回復の見
込みの高い状況での回線の回復を迅速に行うことができ
るという効果を奏する。
【0044】請求項4の発明の移動無線端末は、以上の
ように、請求項2の構成に加え、制御部は、回線切断時
点の平均化処理された受信信号強度の平均値が上記無線
部における受信感度値よりも小さければ、回線の再接続
の試行時間間隔を、予め設定された回線再接続のための
試行時間間隔の最大値に設定する構成である。
【0045】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、無線基地局のサービス圏の周縁部のような受信信
号強度が不安定な場合には、回線の再接続動作の試行時
間間隔を設定値の最大にすることで、不安定な受信信号
強度の状態での断続的な回線の切断に伴う不要な回線の
再接続動作の回数を低減することができるので、移動無
線端末の電池の消耗を低減させることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る移動無線端末の概
略ブロック図である。
【符号の説明】
1 無線部 4 制御部 5 RSSI平均化処理部(受信信号強度平均化処理
部) 6 RSSI微分処理部(受信信号強度微分処理部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線基地局と無線移動通信を行い、通信回
    線が切断された時に回線の再接続を所定の試行時間間隔
    で行う移動無線端末において、 上記回線の再接続の試行時間間隔を、回線の切断直前の
    受信信号強度に応じて設定することを特徴とする移動無
    線端末。
  2. 【請求項2】無線基地局と無線移動通信を行い、通信回
    線が切断された時に回線の再接続を所定の試行時間間隔
    で行う移動無線端末において、 上記無線基地局との間で信号を送受信する無線部と、 無線部で受信した信号の強度を定期的に平均化処理する
    信号強度平均化処理部と、 平均化処理された受信信号強度の時間的な変化率を示す
    微分値を算出する信号強度微分処理部と、 回線が切断された時点で、上記受信信号強度の微分値の
    絶対値が所定値以上のときには、回線再接続の試行時間
    間隔が短くなるように、また、上記受信信号強度の微分
    値の絶対値が所定値よりも小さいときには、回線再接続
    の試行時間間隔が長くなるように試行時間間隔を制御す
    る制御部とを備えていることを特徴とする移動無線端
    末。
  3. 【請求項3】上記制御部は、回線の再接続の試行時間間
    隔を、上記受信信号強度の微分値の大きさに反比例する
    ように制御することを特徴とする請求項2記載の移動無
    線端末。
  4. 【請求項4】上記制御部は、回線切断時点の平均化処理
    された受信信号強度の平均値が上記無線部における受信
    感度値よりも小さければ、回線の再接続の試行時間間隔
    を、予め設定された回線再接続のための試行時間間隔の
    最大値に設定することを特徴とする請求項2記載の移動
    無線端末。
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