JPH09284479A - ディジタル複写装置 - Google Patents

ディジタル複写装置

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JPH09284479A
JPH09284479A JP8118352A JP11835296A JPH09284479A JP H09284479 A JPH09284479 A JP H09284479A JP 8118352 A JP8118352 A JP 8118352A JP 11835296 A JP11835296 A JP 11835296A JP H09284479 A JPH09284479 A JP H09284479A
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unit
image
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magnification
copying apparatus
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JP8118352A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Toshiki Yamamura
俊己 山村
Tomonori Tanaka
智憲 田中
Anki You
安麒 葉
Tomoyuki Yoshida
知行 吉田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向の倍率補正値の算出が自動的に行
えるディジタル複写装置を提供する。 【解決手段】 図5に示すように、シェーディング補正
用の白基準板90の直後に太さ0.3mmの直線が2本
副走査方向に向けて平行に引かれてる。1stスキャン
時のマーク間距離と2ndスキャン時のメモリ上でのマ
ーク間距離の比が、プリンタとスキャナによる倍率誤差
を掛け合わせたものとなる。この値を基に倍率調整が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主走査方向の倍率
の補正係数を自動的に求めることができるディジタル複
写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】従来、図面読み取り装置で図形を読み取る
場合、図面の汚れや歪みに起因して抽出する図形の角度
値が誤差やバラツキを含という問題があった。そこで、
特開平3−41581号記載の発明では、図形を定義す
る角度値の存在範囲において該角度値が任意の値を得る
ことを禁止し、この存在範囲内にある複数の角度値から
代表角度値のみを得ることを許可するこにより、角度デ
ータ抽出時に発生する角度値の誤差やバラツキを補正し
ている。一方、主走査方向の倍率補正を行う場合は、ま
ず、長さのわかっている物を読み取り、複写してその長
さを測り、操作部からパラメータを設定して、再びこの
作業を繰り返すことで、調整を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような倍率補正
によると、作業に工数がかかり調整者に負担となってい
た。また、倍率補正の精度にも問題があった。そこで、
主走査方向の倍率の補正値の算出が自動的に行えるディ
ジタル複写装置を提供することが本発明の第1の目的で
ある。倍率補正を行うとモアレの出方など画質に影響が
でる場合があるが、コピー単体機のときに倍率倍率調整
によって画質が変化しないディジタル複写装置を提供す
ることが本発明の第2の目的である。画像読取装置と画
像書込装置を別々に用いるアプリケーションを用いるモ
ードのとき、スキャナ単体でもプリンタ単体でも別々に
倍率補正ができるディジタル複写装置を提供することが
本発明の第3の目的である。
【0005】使用するアプリケーションの種類に応じて
最適な倍率補正方法を選択できるディジタル複写装置を
提供することが本発明の第4の目的である。さらに、基
準となる長さを読み込むときに先鋭かつ雑音を避けて読
み込み、マーク間の検出精度を高めたディジタル複写装
置を提供することが本発明の第5の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ディジタル複写装置が、載置された原稿を走査して
読み取る画像読取手段と、この画像読取手段が読み取っ
た画像データを記憶する記憶手段と、前記画像読取手段
が読み取った画像データを変倍する変倍手段と、前記記
憶手段に記憶された画像データを印刷する印刷手段と、
前記画像読取手段がシェーディング補正用の白色基準板
の直後の2本のマークを読み取り、この読み取った画像
データを前記記憶手段に記憶した際に、この2本のマー
クの距離を計測する計測手段と、を具備し、前記記憶手
段に記憶された画像データを、前記印刷手段で印刷した
ものを再度前記読取手段で読み取り、この読み取った画
像データを前記記憶手段に記憶した際に、この2本のマ
ークの距離を前記計測手段で計測し、先に計測した値と
再度計測した値から倍率調整の補正係数を求めることに
より前記第1の目的を達成する。請求項2記載の発明で
は、請求項1記載のディジタル複写装置において、コピ
ー単体機のように、画像読取手段と、印刷手段を同時使
用するモードの場合、前記補正係数に基づく倍率調整を
前記印刷手段の側で行うことにより前記第2の目的を達
成する。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
ディジタル複写装置において、スキャナ、プリンタ、フ
ァクシミリのように、画像読取手段と、印刷手段を別々
に使用するモードの場合、前記補正係数に基づく倍率調
整を前記画像読取手段と前記印刷手段の双方で行うこと
により前記第3の目的を達成する。請求項4記載の発明
では、請求項1記載のディジタル複写装置において、接
続されるアプリケーションと操作部から設定され使用さ
れるアプリケーションの種類に応じて前記補正係数に基
づく倍率調整を前記画像読取手段と前記印刷手段の一
方、または双方から行うかを選択する選択手段をさらに
具備したことにより前記第4の目的を達成する。請求項
5記載の発明では、請求項1記載のディジタル複写装置
において、シェーディング補正用の白基準板の直後の2
本の主走査方向の正確な距離がわかっているマークを前
記読取手段で読み取る際、主走査方向だけを強調する1
次元のMTFフィルタを用いることにより前記第5の目
的を達成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の好
適な実施の態様を図1ないし図8を参照して詳細に説明
する。図1は、本実施の形態に係るA2サイズ紙まで複
写可能な2色(赤/黒)のディジタル複写装置の概略図
である。まず、ディジタル複写装置の本体の上部には自
動原稿搬送装置(ADF)1が搭載された原稿読取装置
2が配設されている。この原稿読取装置2の下部の複写
機本体内にはドラム状の感光体3を中心とする電子写真
方式の画像形成装置100が設けられている。
【0009】前記原稿読取装置2は、直接コンタクトガ
ラス4上にセットされた原稿、若しくはADF1によっ
て、コンタクトガラス4上に搬送セットされた原稿を露
光ランプ5で露光走査し、その反射光をミラー・レンズ
光学系6によりCCDラインセンサ等の固体撮像素子7
に結像させることにより、電気信号として読み取るもの
である。即ち、操作部54のテンキーを操作してコピー
枚数等の複写データを入力した後、コピーボタンを押下
するとコンタクトガラス4上にセットされた原稿(AD
F1上に原稿が積載された場合には、1ずつコンタクト
ガラス4上に搬入される)に対して、露光走査に基づき
読み取り動作を開始する。
【0010】この時、固体撮像素子7は、フィルタ(図
示せず)により色分解された原稿像を、各々の色に対応
する電気信号に変換する。このように原稿読取装置2で
読み取られた各々の画像情報は画像処理部(IPU6
4)で必要な画像処理を受けた後、後述する画像形成装
置100の露光装置に出力され、画像が形成される。画
像形成装置100において、感光体3の周りには、帯電
手段となる帯電チャージ8と、偏向走査型露光手段とな
る第1の露光装置9と、黒色トナーを用いた第1の現像
手段となる現像装置10と、ライン型露光手段となる第
2の露光装置11と、赤色トナーを用いた第2の現像手
段となる現像装置12と、転写チャージャ13と、クリ
ーニング装置14が順に配置されている。即ち、第1の
露光装置9と第2の露光装置11とは感光体3の外周面
における異なる位置で潜像形成するよう配設されてお
り、前記原稿読取装置2側で読み取られた黒/赤色の画
像情報の内、赤色用の画像情報は一旦メモリに格納され
た後、黒色用の画像情報より少し遅れたタイミングで第
2の露光装置11に出力されるようにタイミング調整さ
れている。
【0011】帯電チャージ8による一様帯電後に、第1
の露光装置9によって感光体3上に形成された静電潜像
は、第1の現像装置10により黒色トナーで顕像化され
る。また、第2の露光装置11によって、感光体3上に
形成された静電潜像は、第2の現像装置12により赤色
トナーで顕像化される。そして、給紙トレイ15等から
給紙コロ16で給紙された転写紙17は、レジストロー
ラ18において一旦停止された後、感光体3上のトナー
像先端と合致するようにタイミングをとってレジストロ
ーラ18により転写チャージャ13によりなる転写部に
搬送される。なお、転写部では、搬送ベルト19による
定着装置20側に搬送され、定着処理を受けた後、適
宜、排紙又は再搬送給紙される。このようにして、黒/
赤2色の画像が形成される。
【0012】次に、図2に本発明の実施の形態で用いた
2色(黒/赤)のディジタル複写装置の電気的なシステ
ム構造図を示し、その動作について詳述する。スキャナ
制御部50は、CPU(中央処理装置)およびロジック
で構成され、システム制御部52と通信を行い、原稿読
取装置2の各センサから状態を検知し、そのステータス
情報を送信する。また、受信したコマンド情報とビデオ
処理部62からのビデオデータに基づき、画像形成装置
100の各プロセス部や、紙搬送部の動作制御を行い、
転写紙17への画像形成処理を行う。
【0013】ここで、画像形成装置100の黒書込部9
6での主走査倍率変換方式を図4に示す。この回路は、
一般にPLL回路として知られているように発振器7
2、位相比較器73、ローパスフィルタ73aと増幅器
74、VCO75と順次接続してVCO75の出力側と
位相比較器73との間にプログラマブル分周器76を接
続することにより構成されている。
【0014】このような構成において、発振器72の発
振周波数f0、プログラマブル分周器76の分周比を1
/Nとすると、取り出せるCLKの周波数はNf0とな
る。従って、プログラマブル分周器76の分周比を1/
(N+1)とした時、即ちプログラマブル分周器76に
与えるデータをN+1とした時、取り出せるCLKの周
波数は、(N+1)f0 −Nf0の分だけ変化すること
になる。このようにして、プログラマブル分周器76に
与えるデータを変えることによってLDの書き込みの周
波数をf0のステップ毎に変えて主走査方向の倍率を変
更することができる。
【0015】操作部54は、CPU、キースイッチ、L
CD表示部およびロッジクで構成され、システム制御部
52と通信を行い、オペレータによるキー入力を検知し
そのステータス情報を送信する。また、受信したコマン
ド情報に従い、機械の状態等の各種情報をLCD表示部
に表示する。プリンタI/F処理部58は、CPUおよ
びロッジクで構成され、システム制御部52と外部ホス
ト56と間のコマンドI/F処理を行う。また、外部ホ
スト56にビデオデータの受渡し処理を行い、ビデオ処
理部62から外部ホスト56にビデオデータを転送した
り、外部ホスト56から送られてくるビデオデータをビ
デオ処理部62に転送する。このことにより、このディ
ジタル複写装置は、スキャナやプリンタとしても機能す
ることができる。
【0016】画像メモリ部60は、CPU、ロッジクお
よび画像メモリで構成され、システム制御部52と通信
を行い、画像メモリ部60の状態を知らせるためのステ
ータス情報を送信するとともに、コマンドを受信しその
情報に従い受信するデータの蓄積や、画像合成等の各種
加工処理、処理したデータのビデオ処理部62への送信
処理を行う。
【0017】図3には、IPU(イメージプロセッシン
グユニット)64の構成が示してある。このIPU64
は、ビデオ処理部62とシステム制御部52により構成
されている。ビデオ処理部62はロジックで構成され、
システム制御部52によるパラメータ設定に基づき、C
CDより転送されてくるビデオデータに対し、A/D変
換、シェーディング補正、色分離処理、さらに変倍処
理、ディザ処理、ディザ処理等の画像処理を行い、画像
同期信号と共に画像形成装置100の書込部へ送信す
る。システム制御部52は、CPUおよびロジックで構
成され、スキャナ制御部50、プロッタ制御部66、操
作部54、プリンタI/F処理部58、画像メモリ部6
0およびビデオ処理部62と通信し、各処理部のステー
タスの管理、パラメータの設定、プロセス実行等を行
い、本ディジタル複写装置全体を司る制御部である。
【0018】次に、本実施の形態で用いた2色(黒/
赤)のディジタル複写装置のIPU64のビデオ処理部
62の動作について詳述する。前述の原稿読取装置2
は、スタート信号により原稿を走査し、原稿の画像情報
をR(赤)G(緑)B(青)のフィルタ30R、30
G、30Bを通して、それぞれの色に対応する電気信号
に変換し読み取れる3つのCCDイメージセンサ31を
備えている。これらのCCDイメージセンサ31の出力
は同期信号と共にIPU64のビデオ処理部62に転送
される。
【0019】ビデオ処理部62は、各CCDイメージセ
ンサ31より送られくる電気信号(ビデオデータ)を、
R、G、Bの各色毎に設けられた3つのA/D変換器3
2に入力する。これらA/D変換器32の出力側は、シ
ェーデング補正回路33とバッファメモリ34に順次接
続されている。そして、CCDイメージセンサ31で読
み取られた画像情報をA/D変換器32によりディジタ
ルの画像データに変換し、シェーデング補正回路33で
シェーディング補正を行った後、一旦バッファメモリ3
4に記憶する。このバッファメモリ34により、各色の
画像データの同期ズレが補正され、次段の輝度・色生成
回路に出力される。本実施の形態では、3つのCCDイ
メージセンサ31にて走査するため、色間に8ラインの
同期ズレが発生する。
【0020】輝度・色生成回路35は、前段より送られ
てくるR、G、Bのディジタル画像データより、注目画
素に対する8bitの輝度信号と、その注目画素が赤色
であるか否かの色判別信号を生成し、同期信号と共に次
段の変倍処理回路36に送出する。この変倍処理回路3
6は、前段より送られてくる輝度信号と色判別信号に対
し主走査方向の拡大、縮小処理を行う。読み取りレンズ
の絞り(集束率)およびCCD読み取り画素数は固定で
あるため、本実施の形態では、主走査方向が400dp
iになる。よって、本処理回路では、ラインメモリ(図
示せず)を用いて、補間処理を行いながら、間引き処理
や2度読み出しすることで、主走査方向変倍処理を行
う。この変倍方法は、0.5%単位で25%から400
%をカバーしている。
【0021】一方、副走査方向の変倍処理は、原稿読取
装置2で倍率に対応する走査速度で原稿を走査すること
により行う。機械変倍処理された輝度信号と色判別信号
は、次段のパス制御回路1(37)に出力される。パス
制御回路1(37)は、システム制御部52により設定
されたパラメータに従って、変倍処理回路36より送ら
れてくる輝度信号と色判別信号を画像メモリ部60や画
像処理回路38へ送信する。また、画像メモリ部60か
ら送られてくる輝度信号と色判別信号の画像処理回路3
8への送信をし、変倍処理回路36と画像メモリ部60
から送られてする輝度信号と色判別信号を合成した信号
を生成し、これも画像処理回路38へ送信する。
【0022】画像処理回路38は、前段より送られてく
る輝度信号と色判別信号に対してγ補正処理、MTF補
正処理、色分離処理、平滑化処理、ディザ処理、誤差拡
散処理等の画像処理を行い、黒画像データと赤画像デー
タを生成し、同期信号と共に次段のパス制御回路2(3
9)へ送信する。印字制御回路40は、ROM(リード
・オンリ・メモリ)を具備し、その中に「マル秘印字パ
ターン」「管理ナンバーパターン」等の情報をコード化
して記憶しており、システム制御部52によるパラメー
タ設定に従って、ROMの情報をパス制御回路2(3
9)へ送信する。
【0023】パス制御回路2(39)は、システム制御
部52により設定されたパラメータに従って、画像処理
回路38とプリンタ制御部より送られてくる画像データ
の合成した画像データを生成し、画像処理回路38とプ
リンタ制御部より送られてくる画像データおよび上記画
像データの選択処理を行う。さらに、上記選択画像デー
タに対して印字制御部40より送られてくる印字データ
をも合成する等の処理を行う。これらの処理された黒画
像データは、次段の画像形成装置100の黒書込部96
に同期信号と共に出力される。また、赤画像データは、
バッファメモリ41を介して、画像形成装置100の赤
書き込み部98に同期信号と共に出力する。バッファメ
モリ41は、赤画像データ一旦記憶し、感光体3の外周
面における黒書き込みの露光位置と赤書き込みの露光位
置の間隔だけずらす働きをする。
【0024】次に第1の実施の形態について説明する。
この画像形成装置100は、図5に示すように、シェー
ディング補正用の白基準板90の直後に太さ0.3mm
の直線が2本副走査方向に向けて平行に引かれてる。操
作部54より倍率自動調整モードが設定されて、1st
スキャンのスタートSWが押下されると、スキャナのキ
ャッリジが動きだす。シェーディングデータの読み取り
が完了し、シェーディングデータのサンプルが終了する
と、図5の2本のマーク(マークA、マークB)の読み
取りが開始する。2本の太線のデータは予め読まれたシ
ェーディングデータによによってシェーディング補正を
施されて、フィルタ部64で通常の文字モードで用いる
MFT補正処理が行われて、多値データとして画像メモ
リブロックに格納される。画像メモリブロックは予め決
められていたしきい値でデータの二値化が行われる。二
値化されたあとのデータは副走査方向に1ラインにカッ
トされて図6のようになる。ここで、A−A′とB−
B′との距離をそれぞれ求める。これを平均化したもの
をマークAとマークBの距離とする。同時にこのマーク
の印刷をプリンタ部で行う。
【0025】図7にこの長さの変化を具体的に示してあ
る。例えば、原稿面上のマーク長がLorgであるとする。
スキャナ部分の倍率誤差によってメモリ上ではそれがLm
em1となり、さらに、それをプリントアウトするとプリ
ンタ側での誤差でLpr になる。このときスキャナの倍率
誤差αsは、Lmem1 /Lpr で表される。さらに、このプ
リントアウトしたマークのコピーを再びスキャナに読み
込ませるために操作部54より2ndスキャンの指示を
する。この2ndスキャンでは、通常の読み取りシーケ
ンスと同様にシェーディング補正を行った後、プリント
アウトされた2本のマーク(図5マークA、マークB)
を読み取る。読み取られたデータは、1stスキャンの
時と同じくメモリに蓄えられてマーク間の距離Lemem2の
計測が行われる。ここでスキャナ誤差αs′は、Lemem2
/Lpr で表される。
【0026】このように、1stスキャンの時のメモリ
上でのマーク間距離と2ndスキャン時のメモリ上での
マーク間距離の比がプリンタとスキャナによる倍率誤差
を掛け合わせたものとなる。この第1の実施の形態で
は、自動計測によって求めた倍率誤差を操作部54に表
示する。工場の組み立てライン上であれば、この値によ
って製品の製品の良否を判別することに用いることが出
来る。このモードを操作するのがユーザーやサービスマ
ンの場合、この数値を元に主走査方向の変倍率を補正す
るような設定を操作部54から行うことで、常に正しい
倍率を保証することができる。
【0027】次に、第2の実施の形態ついて説明する。
全体の動作は、第1の実施の形態とほぼ同様である。ま
ず、1stスキャンの動作によって、原稿画面上の2本
のマークを読み取り、その距離を求め、同時にプリント
アウトする。プリントアウトされたものを原稿画面上に
載置し、2ndスキャンを行い、同じように2本のマー
ク間の距離を求める。この二つの値によって、倍率の補
正値が決められる。もしこの装置がコピー単体機(FA
Xやプリンタ等の外部オプションを持たない装置)の場
合、この値は、システム制御部52によってプロッタ部
での主走査変換部の送られて倍率誤差αpの逆数で補正
した設定値をセットされる。
【0028】このように倍率補正が次の通常コピー動作
から行われる。コピー単体動作の場合は、スキャナの入
口とプリンタ部の出口でさえ倍率が保証されていればよ
いので、プリンタ側だけで倍率補正を行うのがよい。そ
れは、プリンタ部での倍率補正はPLLによる精度の高
い方式なので、正確な倍率補正が可能である(0.1%
以下の分解能)こと、およびスキャナ側で倍率補正を行
うと補間演算が入るので画質が変化するのに対し、倍率
補正を行ったことで画質が変わることがないためであ
る。
【0029】続いて、第3の実施の形態について説明す
る。まず、操作部54より倍率自動調整モードが設定さ
れて、1stスキャンのスタートSWが押下されると、
スキャナのキャリッジが始動する。そして、シェーディ
ング板の読み取りが完了し、シェーディングデータのサ
ンプルが終了すると、図5に示す2本のマークの読み取
りが始まる。2本の太線のデータは予め読まれたシェー
ディングデータによってシェーディング補正を施されて
多値データとし画像メモリブロックに格納される。画像
メモリブロックでは、予め決められたしきい値でデータ
の二値化が行われる。二値化されたあとのデータは副走
査方向に1ラインにカットされて図6のようになる。こ
こで、ここで、A−A′とB−B′の距離をそれぞれ求
める。これを平均化したものをマークAとマークBの距
離とする。元のマークの距離は予め分かっているので、
もとの長さと計測した長さの比がスキャナ部の倍率誤差
αsとなる。
【0030】操作部54により設定された倍率設定値を
上記倍率誤差によって補正した値がシステム制御部52
によってスキャナ部の主走査変倍部に送られて倍率補正
が行われる。この状態で再度マークのスキャン及びプリ
ントアウトが行われる。スキャナ部での倍率は、この装
置仕様である分解能0.5%の制度で補正されているの
で、プリント出力上の倍率の誤差は、スキャナ部での補
正誤差とプリンタ部での倍率誤差を合わせたものとな
る。さらに、このプリントアウトしたマークのコピーを
再びスキャナに読み込ませるために、操作部54より2
ndスキャンの指示をする。この2ndスキャンでは、
通常の読み取りシーケンスと同様に、シェーディング補
正を行った後、プリントアウトされた2本のマークを読
み取る。読み取られたデータは1stスキャンの時と同
じくメモリに蓄えられてマーク間の距離の計測が行われ
る。もとの長さと計測した長さの比がプリンタ部の倍率
誤差αpとなる。この二つの値によって倍率の補正値が
決められる。
【0031】もしこの装置がFAXやプリンタなどの外
部オプションを作動させるモードの場合、この値は、シ
ステム制御部52によってプロッタ部での主走査倍率変
換部に送られて倍率補正が、次の動作から行われる。こ
の状態ではスキャナ側でスキャナの倍率誤差補正が、プ
リンタ側でのプリンタの倍率誤差補正が行われる。その
ため、スキャナ単体モードでもプリンタ単体モードでも
スキャナとプリンタを同時に使用するコピーモードでも
倍率の補正が行われる。
【0032】次に第4の実施の形態について説明する。
この実施の形態は、外部I/FにFAX、スキャナ、プ
リンタなどのオプションが装備された複合機が対象とな
っている。まず、操作部54より倍率自動調整モードが
設定されて、1stスキャンのスタートSWが押下され
ると、スキャナのキャリッジが動きだす。シェーディン
グ板の読み取りが完了し、シェーディングデータのサン
プルが終了すると、図5に示す2本のマークの読み取り
が開始される。この2本の太線のデータは、予め読まれ
たシェーディングデータによってシェーディング補正を
施されて多値データとして画像メモリブロックに格納さ
れる。
【0033】画像メモリブロックでは予め決められたし
きい値でデータの二値化が行われる。二値化されたあと
のデータは、副走査方向に1ラインにカットされて図6
のようになる。ここで、A−A′とB−B′の距離をそ
れぞれ求める。これを平均化したものをマークAおよび
マークBの距離とする。元のマークの距離は予め分かっ
ているので、もとの長さと計測した長さの比がスキャナ
部の倍率誤差αsとなる。同時にこのマークの印刷をプ
リンタ部で行う。さらに、このプリントアウトしたマー
クのコピーを再びスキャナに読み込ませるために、操作
部54より2ndスキャンの指示をする。2ndスキャ
ンでは通常の読み取りシーケンスと同様にシェーディン
グ補正を行った後、プリントアウトされた2本のマーク
を読み取る。読み取られたデータは、1stスキャンの
時と同じくメモリに蓄えられてマークの間の距離の計測
が行われる。
【0034】ここで、図7のように、1stスキャン時
のメモリ上でのマーク間距離と2ndスキャン時のメモ
リ上でマーク間距離の比がプリンタとスキャンによる倍
率誤差を掛け合わせたものとなる。これがシステム制御
部52によって計算される。プリンタ部とスキャナ部に
よる倍率誤差αsαpからスキャナ部の倍率誤差αsを
割ることで、プリンタ部の倍率誤差αpを求める。この
装置は、操作部54よりFAX、スキャナ、プリンタ、
などのオプションとコピーモードを選択できるようにな
っている。また、FAXオプションの受信要求を本体側
が受け取った時やプリンタオプションが外部ホスト58
から出力要求を受けとった場合には、自動的にモードが
切り替わるようになっている。
【0035】この装置で、コピーモードの時は、プリン
タ部の主走査倍率補正部に前記倍率補正誤差αpの逆数
で補正した設定値をセットする。一方、FAX、スキャ
ナ、プリンタなどのオプションのモードの時は、スキャ
ナの主走査変倍部に前記倍率誤差αsの逆数で補正した
変倍率をセットする。プリンタ部の主走査倍率補正部に
前記倍率誤差αpの逆数で補正した設定値をセットす
る。このように各モードに応じて倍率補正の方法を選択
することで、誤差が少なく、且つ画像にもっとも影響の
ない画像を自動的に得ることができる。
【0036】第5の実施の形態について説明する。前記
した第1の実施の形態では、マーク読み取り時のMTF
補正フィルタとして文字モードに2次元MFTフィルタ
が用いられているが、この装置は、図8ように、フィル
タ部94において、通常の2次元の空間フィルタと主走
査方向1次元のフィルタをCPUのコマンドで選択する
ことができる。通常のコピーモード(文字モード)やF
AX、スキャナのモードでは、2DのMFTフィルタが
選択されて、画像の強調が行われるが、副作用として細
かいゴミの画像なども強調してしまい、正確な長さの計
測には、不具合があった。
【0037】そこで、この第5の実施の形態では、メモ
リ上でマークの距離を検出するモードのときだけは、主
走査方向にでだけ強調を行うフィルタを用いて、画像の
先鋭化を行う。この場合、マークのエッジが主走査方向
を横切る方向にあたるため、主走査方向の強調だけで、
マークの読み取り画像の先鋭化が行える。強調するの
は、主走査方向だけであるので、2次元的に強調するよ
りゴミなどを強調してしまうことが少ない。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、主走査方向の
倍率の補正係数を自動的に求めることができる。請求項
2記載の発明では、印刷手段の側の倍率調整を行うの
で、補正後も画質が変化することがない。請求項3記載
の発明では、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ単体で
も倍率が保証される自動調整を行うことができる。請求
項4記載の発明では、使用するアプリケーションによっ
て、倍率調整を行う場所を変更する。そのため、コピー
モードでは正しい倍率で画像劣化のない画像が得られ
る。請求項5記載の発明では、マークを読み取るとき、
主走査方向にだけMTF補正を行っているので、雑音の
発生を抑えつつ、シャープなマークを得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るディジタル複写装
置の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るディジタル複写装
置の全体構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るディジタル複写装
置のビデオ処理部ブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るディジタル複写装
置のLD駆動クロック発生回路である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るディジタル複写装
置の上面の図である。
【図6】2本のマーク間の距離計測法である。
【図7】倍率補正値算出法を示す図である。
【図8】フィルタ部のブロック図である。
【符号の説明】
1 自動原稿搬送装置(ADF) 2 原稿読取装置 3 感光体 4 コンタクトガラス 5 露光ランプ 6 ミラーレンズ光学系 7 固体撮像素子 8 帯電チャージャ 9 第1の露光装置 10 第1の現像装置 11 第2の露光装置 12 第2の現像装置 50 スキャナ制御部 52 システム制御部 54 操作部 60 画像メモリ部 62 ビデオ処理部 64 IPU 90 白基準板 92 スケール 96 黒書込部 98 赤書込部 100 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葉 安麒 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉田 知行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置された原稿を走査して読み取る画像
    読取手段と、 この画像読取手段が読み取った画像データを記憶する記
    憶手段と、 前記画像読取手段が読み取った画像データを変倍する変
    倍手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを印刷する印刷手
    段と、 前記画像読取手段がシェーディング補正用の白色基準板
    の直後の2本のマークを読み取り、この読み取った画像
    データを前記記憶手段に記憶した際に、この2本のマー
    クの距離を計測する計測手段と、を具備し、 前記記憶手段に記憶された画像データを、前記印刷手段
    で印刷したものを再度前記読取手段で読み取り、この読
    み取った画像データを前記記憶手段に記憶した際に、こ
    の2本のマークの距離を前記計測手段で計測し、先に計
    測した値と再度計測した値から倍率調整の補正係数を求
    めることを特徴としたディジタル複写装置。
  2. 【請求項2】 コピー単体機のように、画像読取手段
    と、印刷手段を同時使用するモードの場合、前記補正係
    数に基づく倍率調整を前記印刷手段の側で行うことを特
    徴とする請求項1記載のディジタル複写装置。
  3. 【請求項3】 スキャナ、プリンタ、ファクシミリのよ
    うに、画像読取手段と、印刷手段を別々に使用するモー
    ドの場合、前記補正係数に基づく倍率調整を前記画像読
    取手段と前記印刷手段の双方で行うことを特徴とする請
    求項1記載のディジタル複写装置。
  4. 【請求項4】 接続されるアプリケーションと操作部か
    ら設定され使用されるアプリケーションの種類に応じて
    前記補正係数に基づく倍率調整を前記画像読取手段と前
    記印刷手段の一方、または双方から行うかを選択する選
    択手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載
    のディジタル複写装置。
  5. 【請求項5】 シェーディング補正用の白基準板の直後
    の2本の主走査方向の正確な距離がわかっているマーク
    を前記読取手段で読み取る際、主走査方向だけを強調す
    る1次元のMTFフィルタを用いることを特徴とした請
    求項1記載のディジタル複写装置。
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