JP3658396B2 - 画像記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚の原稿の画像を1つのシート上に記録する画像記録装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、同一サイズの複数枚の原稿の画像を画像メモリ上にレイアウトし、1枚のシート上にプリントするデジタル複写機が知られている。
しかしながら上記の複写機では、原稿サイズが異なる複数枚の原稿を画像メモリ上にレイアウトし、プリントすることは不可能であった。
また、原稿には、図51(1)に示すような縦方向の原稿と、(2)に示すような横方向の原稿があり、これらの原稿画像を1枚のシート上にプリントする場合と同様のレイアウトで(2)をプリントすると原稿の配置の順に不具合が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
よって本発明は、上述の問題を解決した画像記録装置及びその制御方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、原稿サイズの異なる複数枚の原稿を画像メモリ上に自動的にレイアウトできるよう構成した画像記録装置及びその制御方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的および特徴は以下の明細書および図面から明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、原稿から読み込んだ画像情報を格納する画像メモリを有する画像記録装置において、前記画像メモリに複数枚の一連の原稿の画像情報を格納する際、前記画像情報を、出力用紙のサイズに応じたメモリ領域に変倍して格納させるメモリ制御手段を具備し、前記メモリ制御手段は、前記一連の原稿が第1のサイズの原稿と前記第1サイズよりも大きい第2のサイズの原稿を有す原稿の場合に、前記原稿毎に変倍率を制御すると共に、前記第2サイズの原稿の画像情報を前記第1のサイズに応じた原稿サイズに分割してレイアウトする原稿混載モードを実行するか否かを制御する。
【0005】
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、さらに加えて、前記原稿を縮小または拡大する変倍手段を有し、前記原稿から読み込んだ画像情報を前記画像メモリに格納する際、原稿を縮小または拡大する。
【0006】
請求項3に係る本発明は、請求項2に記載の画像記録装置において、前記変倍手段は前記原稿から読み込んだ画像情報を画像メモリに格納する際、各原稿を各原稿ごとに決定した変倍率で変倍して格納させる。
【0007】
請求項4に係る本発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、さらに加えて、前記原稿から読み込んだ画像情報を前記画像メモリに格納する際、画像を回転させて格納する回転手段を具備する。
【0008】
請求項5に係る本発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、さらに加えて、前記画像メモリに格納された画像情報を出力する際、画像を回転させて出力する回転手段を具備する。
【0009】
請求項6に係る本発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、さらに加えて、ユーザーが前記出力用紙を選択する出力用紙選択手段を具備する。
【0010】
請求項7に係る本発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記原稿は原稿台上に載置され、光学撮像素子により画像情報が読み込まれる。
【0011】
請求項8に係る本発明は、複数頁分の一連の原稿画像を入力し、入力した原稿画像をシート上に記録する記録手段を有し、1枚のシートの同一面上に複数の原稿画像を配列記録することが可能な画像記録装置であって、前記記録手段によるシートに対する画像の記録処理に先立ち、前記複数の原稿画像を配列記録すべきシートのサイズに応じた変倍処理を、前記1枚のシートの同一面上に配列記録すべき前記複数の画像の各画像毎に行う変倍手段と、1枚のシートの同一面上に、縦向きで使用される種類の原稿の画像及び、横向きで使用される種類の原稿の画像とを含む複数の原稿画像を配列記録させることに応じて、縦向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率と、横向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率を夫々決定し、夫々の変倍率で夫々変倍処理された縦向きで使用される種類の原稿の画像及び横向きで使用される種類の原稿の画像を前記1枚のシートの同一面上に配列記録させるよう制御すると共に、前記一枚のシートの同一面上において前記縦向きで使用される種類の原稿及び前記横向きで使用される種類の原稿のうちの一方の種類の原稿の画像を他方の種類の原稿サイズに応じたサイズに分割する為のレイアウト処理を実行するか否かを制御する制御手段と、を有する。
【0012】
請求項9に係る本発明は、複数頁分の一連の原稿画像を入力し、入力した原稿画像をシート上に記録する記録手段を有し、1枚のシートの同一面上に複数の原稿画像を配列記録することが可能な画像記録装置の制御方法であって、前記記録手段によるシートに対する画像の記録処理に先立ち、前記複数の原稿画像を配列記録すべきシートのサイズに応じた変倍処理を、前記1枚のシートの同一面上に配列記録すべき前記複数の画像の各画像毎に行うステップと、1枚のシートの同一面上に、縦向きで使用される種類の原稿の画像及び、横向きで使用される種類の原稿の画像とを含む複数の原稿画像を配列記録させることに応じて、縦向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率と、横向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率を夫々決定し、夫々の変倍率で夫々変倍処理された縦向きで使用される種類の原稿の画像及び横向きで使用される種類の原稿の画像を前記1枚のシートの同一面上に配列記録させるよう制御すると共に、前記一枚のシートの同一面上において前記縦向きで使用される種類の原稿及び前記横向きで使用される種類の原稿のうちの一方の種類の原稿の画像を他方の種類の原稿サイズに応じたサイズに分割する為のレイアウト処理を実行するか否かを制御するステップと、を有する。
【0013】
請求項10に係る本発明は、原稿から読み込んだ画像情報を格納する画像メモリを有する画像記録装置の制御方法であって、前記画像メモリに複数枚の一連の原稿の画像情報を格納する際、前記画像情報を、出力用紙のサイズに応じたメモリ領域に変倍して格納させるメモリ制御ステップを具備し、前記メモリ制御ステップは、前記一連の原稿が第1のサイズの原稿と前記第1サイズよりも大きい第2のサイズの原稿を有す原稿の場合に、前記原稿毎に変倍率を制御すると共に、前記第2サイズの原稿の画像情報を前記第1のサイズに応じた原稿サイズに分割してレイアウトする原稿混載モードを実行するか否かを制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1
図1および図2は、本発明の実施の形態に係る画像複写装置の概略内部構成の一例を示す図である。同図に示す画像複写装置の主要構成として、その上部にデジタルカラー画像を読み取るデジタルカラー画像読取装置(以下、「カラーリーダ」と称する)1、下部にデジタルカラー画像を印刷出力するデジタルカラー画像プリント装置(以下、「カラープリンタ」と称する)2、そして、画像記憶装置3を有する。
【0015】
本装置のカラーリーダ1は、後述する色分解手段と、CCD等で構成される光電変換素子とにより読取り原稿のカラー画像情報を色別に読み取り、電気的なデジタル画像信号に変換する装置である。また、カラープリンタ2は、出力すべきデジタル画像信号に応じてカラー画像を色別に制限し、記録媒体のシート材、すなわち、被記録紙にデジタル的なドット形態にて複数回、転写して記録する電子写真方式のレーザービームカラープリンタである。
【0016】
画像記憶装置3は、カラーリーダ1にて読み取られたデジタル画像情報を記憶する装置である。
【0017】
以下、各部毎に、その詳細を説明する。
<カラーリーダ1の説明>
まず、カラーリーダ1の構成を説明する。
【0018】
図1のカラーリーダ1において、999は原稿、4は原稿を載置するプラテンガラス、5はハロゲン露光ランプ10により露光走査された原稿からの反射光像を集光し、等倍型フルカラーセンサ6に画像入力するためのロッドアレイレンズである。ロッドアレイレンズ5、等倍型フルカラーセンサ6、センサ出力信号の増幅回路7、そして、ハロゲン露光ランプ10が一体となって原稿走査ユニット11を構成し、原稿999を矢印(図中、A1)方向に露光走査する。
【0019】
原稿999の読み取るべき画像情報は、原稿走査ユニット11を露光走査することにより、1ライン毎に順次読み取られる。読み取られた色分解画像信号は、増幅回路7により所定電圧に増幅された後、信号線501によりビデオ処理ユニット12に入力され、ここで信号処理される。なお、信号線501は信号の忠実な伝送を保証するために、同軸ケーブルにて構成される。
【0020】
信号線502は、等倍型フルカラーセンサ6の駆動パルスを供給する信号線であり、必要な駆動パルスはビデオ処理ユニット12内で全て生成される。8,9は、画像信号の白レベル補正、黒レベル補正のための白色板、および黒色板であり、ハロゲン露光ランプ10で照射することにより、それぞれ所定の濃度の信号レベルを得ることができ、ビデオ信号の白レベル補正、黒レベル補正に使われる。
【0021】
12は後述するビデオ処理ユニットであり、13は、マイクロコンピュータを有する、本実施の形態に係る装置を構成するカラーリーダ1全体の制御を司るコントロールユニットである。このコントロールユニット13は、バス508を介して操作パネル20における表示、キー入力の制御、およびビデオ処理ユニット12の制御などを行なう。また、コントロールユニット13は、ポジションセンサS1,S2により、信号線509,510を介して原稿走査ユニット11の位置を検出する。
【0022】
信号線503を介して、ステッピングモータ14を制御するための制御信号がステッピングモータ駆動回路15に送られ、ステッピングモータ駆動回路15は、ステッピングモータ14をパルス駆動するためのパルス信号を信号線506を介して出力する。ステッピングモータ14の回転駆動は、プーリ17に伝達され、さらに、ワイヤー18によって原稿走査ユニット11に伝達されて、原稿999を走査する。また、信号線504を介して、露光ランプドライバ21によりハロゲン露光ランプ10のON/OFF制御、光制御が行なわれ、信号線505を介して、デジタイザ16、および表示部の制御など、カラーリーダ部1の全ての制御を行なっている。
【0023】
20は、カラーリーダ部1の操作パネルであり、タッチパネルを兼用した液晶表示パネル、および各種の指示を与えるためのキーを含む。また、原稿露光走査時に、上述した原稿走査ユニット11によって読み取られたカラー画像信号は、増幅回路7、信号線501を介してビデオ処理ユニット12に入力される。
【0024】
次に、上述した原稿走査ユニット11、ビデオ処理ユニット12の詳細について説明する。
【0025】
図3は、本実施の形態に係る画像複写装置の原稿走査ユニット、およびビデオ処理ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図において、71は、基本パルスを発振する水晶発振器(O.S.C)を示し、70は、O.S.C71から出力される基本パルス、および水平同期信号に基づいて、後述するCCDドライバ41とサンプルホールド回路(S/H)43に所定のパルスを出力するパルスジェネレータを示している。41は、等倍型フルカラーセンサ6を駆動するCCDドライバであって、パルスジェネレータ70からのパルスに基づいて駆動する。そして、コントロールユニット13において、その内部のCPU22は、制御プログラムを格納しているROM23のプログラムを、ワークエリアとして使用するRAM24上で実行する。また、25は、外部とのデータの入出力を行なうI/Oポートである。
【0026】
ビデオ処理ユニット12に入力されたカラー画像信号は、サンプルホールド回路(S/H)43により、G(グリーン),B(ブルー),R(レッド)の3色に分離される。分離された各カラー画像信号は、A/D変換器44でアナログ/デジタル変換されてデジタル・カラー画像信号となる。
【0027】
本実施の形態では、原稿走査ユニット11内の等倍型フルカラーセンサ6は、図3にても示されるように、5領域に分解した千鳥状に構成されている。この等倍型フルカラーセンサ6とズレ補正回路45とを用いて、先行走査している2,4チャネルと、残りの1,3,5チャネルの読取り位置ずれを補正している。そして、ズレ補正回路45からの位置ずれ補正済みの信号は、黒補正/白補正回路46に入力され、前述の白色板8、黒色板9からの反射光に応じた信号を利用して、等倍型フルカラーセンサ6の暗時ムラやハロゲン露光ランプ10の光量ムラ、センサの感度バラツキなどが補正される。等倍型フルカラーセンサ6の入力光量に比例したカラー画像データはビデオインターフェース201に入力され、このビデオインターフェース201は、画像記憶装置3と接続される。
【0028】
図4および図5は、ビデオインターフェース201の機能を説明する図である。すなわち、
(1)黒補正/白補正回路46からの信号559を画像記憶装置3に出力する機能(図4)
(2)画像記憶装置3からの信号559を色変換回路47に出力する機能(図5)
(3)画像記憶装置3とカラーリーダ1との間の制御ライン207(HSYNC,VSYNC,画像イネーブルENなどのライン)、およびCPUとの通信ライン561の接続。特に、CPU通信ライン561はコントロールユニット13内の通信コントローラ162に接続され、各種コマンド、および領域情報のやりとりを行なう。
【0029】
以上の3つの機能の選択は、CPU制御ライン508によって、図4、および図5に示すように切り換わる。
【0030】
このように、ビデオインターフェース201は3つの機能を有し、その信号ライン205,207は双方向の伝送が可能となっている。かかる構成により、双方向伝送が可能となり、信号ライン数の削減、ケーブルの細線化ができるとともに、装置を安価にすることができる。
【0031】
また、図3において、黒補正/白補正回路46からの画像信号559は、色変換回路47に入力されるが、この色変換回路47の働きについては、後述する。
【0032】
色変換回路47からの出力信号563は、人間の目の比視感度特性に合わせるための処理を行なう対数変換回路(以下、「LOG」と称す)48に入力される。ここでは、白=00H,黒=FFH(Hは、16進数を示す)となるべく変換される。また、各B,G,Rに対して出力されるデータは、出力画像の濃度値に対応しており、B(ブルー),G(グリーン),R(レッド)の各信号に対して、それぞれイエロー,マゼンタ,シアンのトナー量に対応するので、以後のカラー画像データは、Y,M,Cに対応づける。
【0033】
なお、色変換回路47は、入力されるカラー画像データR,G,Bより特定の色を検出して他の色に置き換える回路である。例えば、原稿の中の赤色の部分を青色や他の任意の色に変換する機能を実現するものである。
【0034】
LOG48からの画像データは、信号線564を介して色補正回路49に入力され、原稿画像からの各色成分の画像データ、すなわち、イエロー成分、マゼンタ成分、シアン成分に対して、色補正回路49にて、下記のごとく色補正を行なう。
【0035】
図6(a),(b)および図7(a),(b)は、本実施の形態に係る装置における色補正方法を説明するための図である。
【0036】
カラー読取りセンサに一画素ごとに配置された色分解フィルタの分光特性は、図6(a),(b)において斜線部にて示すような不要透過領域を有している。一方、例えば、転写紙に転写される色トナー(Y,M,C)も、図7(a),(b)のような不要吸収成分を有することはよく知られている。なお、図6(a),(b)、および図7(a),(b)では、それぞれB,GとY,Mについてのみ示されている。
【0037】
そこで、各色成分画像データYi,Mi,Ciに対し、
【0038】
【数1】
Figure 0003658396
【0039】
なる各色の一次式を算出し、色補正を行なうマスキング補正がよく知られている。さらに、Yi,Mi,Ciにより、Min(Yi,Mi,Ci)(Yi,Mi,Ciの内の最小値)を算出し、これをスミ(黒)として、後に黒トナーを加える(スミ入れ)操作と、加えた黒成分に応じて各色材の加える量を減じる下色除去(UCR)操作がよく行なわれる。
【0040】
次に、原稿上の黒い文字や細線の黒表現、および黒文字、黒細線のエッジ部の色にじみを改善する黒文字処理回路69について説明する。
【0041】
図8は、本実施の形態に係る画像複写装置における、Y,M,C,Bkの入出力特性を示す図である。
【0042】
図3に示す黒補正/白補正回路46によって、黒レベル、白レベル補正されたR,G,B(レッド,グリーン,ブルー)の各色信号559R,559G,559Bは、LOG48、色補正回路49にてマスキング・下色除去を受けた後、プリンタに出力すべき色信号が選択され、選択された色信号が信号線565に出力される。これと並行して、信号R,G,Bより原稿の無彩色部分で、かつ、エッジ部分、すなわち、黒文字、黒細線である部分を検出するために、輝度信号Y,色差信号I,Qを算出する。
【0043】
これらY,I,Q信号により、黒のエッジ部に対し黒トナー量を増加し、また、その部分に対するY,M,Cのトナー量を減らすことにより、黒部をより黒く表現する。そして、黒文字処理回路69からの信号589はAND回路90に入力される。このAND回路90は、入力信号589を、次段の濃度変換回路116に伝達するかどうかのスイッチの働きをする。なお、AND回路90は、領域発生回路72により制御される。
【0044】
濃度変換回路116(図3)は、図8の特性図に示すように色ごとに濃度や階調が変えられるようになっており、例えば、LUT(ルックアップテーブル)などで構成される。濃度変換回路116からの出力信号610は変倍回路117に入力され、変倍回路117は1ライン分のメモリを持ち、メモリへの書き込み周波数と読み出し周波数とをそれぞれ変えることにより、変倍を行なう。これにより、主走査方向の変倍が行なわれるが、副走査方向の変倍は、原稿走査ユニット11のスキャンスピードを変倍率に応じて変えることにより行なう。
【0045】
変倍回路117からの出力信号611は、次段の繰り返し回路118に入力される。この回路は、図9に示すように、FIFOにて構成される。
【0046】
図9は、繰り返し回路118の詳細構成を示すブロック図であり、また、図10は、繰り返し回路118の出力例を示す図である。
【0047】
図9において、609はHSYNC信号であり、ラインごとに1回のL0 パルスがライン同期信号として入力され、FIFO内部のWR(ライト)ポインタ(不図示)を初期化する。また、611は入力画像データ、612は出力画像データであり、リピート信号616は、FIFOのRD(リード)ポインタを初期化する信号である。すなわち、毎ラインで同一に形成されたリピート信号616をFIFOに与えることにより、図10に示すような同一画像の繰り返しを行なわせることができる。
【0048】
ビデオ処理ユニット12で処理された画像情報は、プリンタインターフェース56を介してカラープリンタ2に出力される。
<カラープリンタ2の説明>
次に、カラープリンタ2の構成を説明する。
【0049】
図2に示すカラープリンタ2の構成において、711はレーザスキャナであり、カラーリーダ1(図1)からの画像信号を光信号に変換するレーザ出力部、発光されたレーザを反射するポリゴンミラー712、ポリゴンミラー712を回転させるモータ(不図示)、およびf/θレンズ(結像レンズ)713などを有する。714は、図中、一点鎖線で示されるスキャナ711よりのレーザ光の光路を変更する反射ミラー、そして、715は感光ドラムである。
【0050】
レーザ出力部711から出射されたレーザ光はポリゴンミラー712で反射され、f/θレンズ713、および反射ミラー714により感光ドラム715の面上を線状に走査(ラスタースキャン)し、原稿画像に対応した潜像を形成する。
【0051】
また、717は一次帯電器、718は全面露光ランプ、723は転写されなかった残留トナーを回収するクリーナ部、724は転写前帯電器であり、これらの部材は感光ドラム715の周囲に配設されている。726は、レーザ露光によって感光ドラム715の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユニットであり、731Y(イエロー用),731M(マゼンタ用),731C(シアン用),731Bk(ブラック用)は、感光ドラム715と接して直接現像を行なう現像スリーブ、730Y,730M,730C,730Bkは予備トナーを保持しておくトナーホッパー、732は現像剤の移送を行なうスクリューである。これらのスリーブ731Y〜731Bk,トナーホッパー730Y〜730Bk、およびスクリュー732により現像器ユニット726が構成され、これらの部材は現像器ユニット726の回転軸Pの周囲に配設されている。
【0052】
例えば、イエローのトナー像を形成するときは、現像器ユニット726は、図2に示す位置でイエロートナー現像を行なう。また、マゼンタのトナー像を形成するときは、モータ530によって現像器ユニット726を図の軸Pを中心に回転させ、マゼンタ現像器内の現像スリーブ731Mを感光ドラム715に接する位置に配設させる。シアン,ブラックの現像についても、同様に、現像器ユニット726を図の軸Pを中心に回転させて行なう。
【0053】
716は、感光ドラム715上に形成されたトナー像を用紙791に転写する転写ドラムであり、719は転写ドラム716の移動位置を検出するためのアクチュエータ板、720は、このアクチュエータ板719と近接することにより転写ドラム716がホームポジションに移動したことを検出するポジションセンサ、725は転写ドラムクリーナ、727は紙押えローラ、728は除電器、729は転写帯電器であり、これらは、転写ローラ716の周囲に配設されている。
【0054】
一方、735,736は用紙(紙葉体)791を収拾する給紙カセット、737,738は、カセット735,736から用紙を給紙する給紙ローラ、739,740,741は給紙、および搬送のタイミングをとるタイミングローラである。これらを経由して給紙搬送された用紙は、紙ガイド749に導かれ、その先端を、後述のグリッパに担持されながら転写ドラム716に巻き付けて像形成過程に移行する。
【0055】
また、550はドラム回転モータであり、感光ドラム715と転写ドラム716を同期回転させる。750は、像形成過程が終了後、用紙を転写ドラム716から取りはずす剥離爪、742は、取りはずされた用紙を搬送する搬送ベルト、743は、搬送ベルト742で搬送されてきた用紙を定着する画像定着部である。この画像定着部743において、モータ取り付け部748に取り付けられたモータ747の回転力は、伝達ギヤ746を介して一対の熱圧力ローラ744,745に伝達され、これら熱圧力ローラ744,745間を搬送される用紙上の像を定着する。
【0056】
定着された用紙は、片面コピー時は、そのまま排紙ローラ754により機外に排出される。また、両面コピー時には、用紙が排紙センサ753を通過後、排紙フラッパー751が、図中の点線にて示す状態となり、排紙ローラ754の回転が逆転して両面パス752に用紙が搬送され、タイミングローラ739,740,741へ搬送されて、再び転写ドラムに担持されることで像形成を行なう。
【0057】
そこで、以上の構成をとるカラープリンタ2におけるプリントアウト処理を説明する。
【0058】
図11は、本実施の形態に係る画像複写装置におけるプリント時のタイミングチャートである。同図において、ITOP(551)は、画像送り方向(副走査方向)の同期信号であり、1画面の送出しに1回、すなわち、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)の画像の送出しに、各々1回、計4回発生する。これは、カラープリンタ2の転写ドラム716上に巻き付けられた転写紙の紙先端が、感光ドラム715との接点にてトナー画像の転写を受け付ける際、原稿の先端部の画像と位置とが合致すべく、転写ドラム716、感光ドラム715の回転と同期しており、不図示のケーブルを介してビデオ処理ユニット12に送られる。
【0059】
具体的には、最初のITOPにて、レーザ光より感光ドラム715上にイエロー成分のY潜像が形成され、これが現像ユニット731Yにより現像される。次に、転写ドラム715上の用紙に転写が行なわれ、イエロープリント処理が行われる。そして、現像ユニット726が、図2の軸Pを中心に回動する。
【0060】
次にITOP551にて、レーザ光により感光ドラム715上にマゼンタ成分のM潜像が形成され、上記と同様の動作でマゼンタプリント処理が行なわれる。この動作を、続くITOP551に対応してC,Bkについても同様に行なうことで、シアンプリント処理、およびブラックプリント処理が行なわれる。
【0061】
このようにして像形成過程が終了すると、次に、剥離爪750により用紙の剥離が行なわれ、画像定着部743で定着されることで一連のカラー画像のプリントが終了する。
<画像記憶装置の説明>
本実施の形態に係る画像複写装置を構成するカラーリーダ1から画像記憶装置3への記憶方法と、画像記憶装置3から画像情報を読み出し、処理した後、カラープリンタ2により画像形成を行なう動作について詳細に説明する。
【0062】
最初に、カラーリーダ1からの画像記憶動作について説明する。
【0063】
図12は、本実施の形態における画像記憶時のタイミングチャートであり、図13は、本実施の形態に係る画像複写装置のCPU22における読み取り動作を説明するフローチャートである。
【0064】
カラーリーダ1による読み取り領域の設定は、図1に示す原稿走査ユニット11により、原稿999をプリスキャンすることにより行なわれる。つまり、図13において、原稿走査ユニット11により原稿999が走査され(ステップS1)、原稿の大きさがコントロールユニット13内のCPU22によって検知される(ステップS2)。
【0065】
原稿の大きさ、すなわち、読み取り領域の情報は、図1の通信ライン501を介してビデオインターフェース201に送られる。ビデオインターフェース201に入力された読み取り領域情報は、信号ライン207を介して画像記憶装置3へ送られる(ステップS3)。
【0066】
カラーリーダ1は、図12のタイミングチャートに示すVCLK信号,ITOP,EN信号などを、信号ライン207にて、画像データ205とともに画像記憶装置3へ出力する。また、図4に、ビデオインターフェース201でのデータの流れを示す。
【0067】
図12に示すように、操作部20のスタートボタンを押すことにより、ステッピングモータ14が駆動されて原稿走査ユニット11が走査を開始し(ステップS4)、走査が原稿先端に達したとき、ITOP信号が論理“1”となって、原稿走査ユニット11がプリスキャンによって指定した領域に達し、この領域を走査中、EN信号が論理“0”となる。このため、EN信号が論理“0”の間の読み取りカラー画像情報(DATA205)が取り込まれる。
【0068】
図12に示すように、カラーリーダ1からの画像データ転送は、図4に示すようにビデオインターフェース201を制御することにより、ITOP,EN信号の制御信号、およびVCLKを信号207′としてビデオインターフェース201から出力し、これらの信号207′に同期して、Rデータ205R,Gデータ205G,Bデータ205Bがリアルタイムで画像記憶装置3へ送られる(ステップS5)。
【0069】
次に、これら画像データと制御信号による画像記憶装置3での具体的な記憶動作を詳しく説明する。
【0070】
図14は、本実施の形態に係る画像複写装置の画像記憶装置3の構成を示す詳細回路図である。同図において、1001はコネクタ、1002はセレクタ、1003はメモリ、1004,1005,1008はインバータ、1006,1007は13ビットカウンタ、1009,1010,1011,1012はトライステートバッファ、1013は通信制御部である。1017は、画像記憶装置3全体の制御を行なうCPUであり、1014は、CPU1017が動作するための各種プログラムを格納したROMを示し、1015は、CPU1017がROM1014の各種プログラムを実行するときに使用するワークエリアとしてのRAMを示し、1016は出力ポートである。
【0071】
2001R,2001G,2001B,2007R,2007G,2007B,2019R,2019G,2019B,2012〜2017は、それぞれ信号線を示し、また、2002はITOP信号,2003はEN信号、2004はビデオクロック(VCLK)、2005は通信信号(COM)、2006はセレクト信号、2008はITOP信号、2009はEN信号、2010は制御信号、2018はアドレス信号,データ,制御信号を伝送するバスラインを示している。
【0072】
次に、上記構成の動作について説明する。
【0073】
コネクタ1001は、図3に示すカラーリーダ1内のビデオインターフェース201とケーブルを介して接続されている。Rデータ205R,Gデータ205G,Bデータ205Bは、それぞれコネクタ1001を介して信号線2001R,2001G,2001Bに入力される。また、制御信号、および通信信号である信号207も、同様に、コネクタ1001を介して信号線2002〜2005に入力される。
【0074】
信号線2001R,2001G,2001Bを通る画像信号(以下、「2001R′」,[2001G′」,「2001B′」と称す)は、セレクタ1002に入力される。画像記憶時には、セレクタ1002はセレクト信号2006により、図のA側に設定され、入力された画像信号2001R′,2001G′,2001B′(これらをまとめて「画像情報2001」と称す)は、信号線2007R,2007G,2007Bを通ってメモリ1003に入力される。
【0075】
ITOP信号2002はインバータ1004で反転され、ITOP信号2008としてカウンタ1006のクリア端子に入力される。また、EN信号2003はインバータ1005で反転され、EN信号2009としてカウンタ1006のクロック入力端子、およびカウンタ1007のクリア端子に入力される。さらに、VCLK2004は、カウンタ1007のクロック入力端子に入力される。
【0076】
次に、メモリ1003への記憶方法を、原稿がA4サイズのときを例として詳しく説明する。
【0077】
図15は、本実施の形態に係る画像複写装置を構成するカラーリーダ1のプラテンガラス4上に、A4サイズの原稿999が載置された例で、プラテンガラス4の下から見た図を示す。また、同図には、ビデオ処理ユニット12からの制御信号も書き加えてある。
【0078】
本実施の形態に係る原稿走査ユニット11は、原稿999を16dot/mmで読み込み、それをデジタル情報に変換して画像記憶装置3に送り込む。
【0079】
図15において、「M」にて示される基準マークに合わせて原稿999をセットした場合、方向性においては、原稿の水平(H)方向は、図示のように0番地から4752番地に対応し、垂直(V)方向は0番地から3360番地に対応する。上述の制御信号207′(EN,VCLK,ITOP)は、図15に示したようなタイミングで発生し、画像記憶装置3に送られる。
【0080】
また、図16は、本実施の形態におけるビデオ処理ユニット12からの制御信号207′と画像信号205とにそれぞれ対応する画像記憶装置3内の信号のタイミングチャートである。
【0081】
ITOP信号2008が論理“0”のときカウンタ1006はクリアされ、カウンタ出力2013は全て論理“0”となっている。このとき、EN信号2009は“0”となっており、カウンタ1007はクリアされて、信号線2012に出力されるカウンタ出力は全て“0”となる。また、ITOP信号が“0”から“1”へ変化すると、原稿の有効画像情報2001が出力されるとともに、EN信号2009が“0”から“1”に変化する。また、コネクタ1001からVCLK2004が、常時出力される。
【0082】
EN信号2009が“1”になると、カウンタ1007はクリアが解除され、VCLK2004に同期してカウントアップした値が信号線2012に出力される。EN信号2009は、信号レベルが“0”から“1”へと変化してから、VCLK2004が4752個に相当する時間が経過すると、再び“0”へと変化する。カウンタ1007の出力は、上記のEN信号2009の制御により、0〜4752までの値をとる。
【0083】
図15において、「M」にて示される基準マークに合わせて原稿999をセットした場合、方向性においては、原稿の水平(H)方向は、図示のように0番地から4752番地に対応し、垂直(V)方向は0番地から3360番地に対応する。上述の制御信号207′(EN,VCLK,ITOP)は、図15に示したようなタイミングで発生し、画像記憶装置3に送られる。
【0084】
また、図16は、本実施の形態におけるビデオ処理ユニット12からの制御信号207′と画像信号205とにそれぞれ対応する画像記憶装置3内の信号のタイミングチャートである。
【0085】
ITOP信号2008が論理“0”のときカウンタ1006はクリアされ、カウンタ出力2013は全て論理“0”となっている。このとき、FN信号2009は“0”となっており、カウンタ1007はクリアされて、信号線2012に出力されるカウンタ出力は全て“0”となる。また、ITOP信号が“0”から“1”へ変化すると、原稿の有効画像情報2001が出力されるとともに、EN信号2009が“0”から“1”に変化する。また、コネクタ1001からVCLK2004が、常時出力される。
【0086】
EN信号2009が“1”になると、カウンタ1007はクリアが解除され、VCLK2004に同期してカウントアップした値が信号線2012に出力される。EN信号2009は、信号レベルが“0”から“1”へと変化してから、VCLK2004が4752個に相当する時間が経過すると、再び“0”へと変化する。カウント1007の出力は、上記のEN信号2009の制御により、0〜4752までの値をとる。
【0087】
カウンタ1006は、上述のようにITOP信号2008によりクリアされた後、EN信号2009が“0”から“1”へと変化するたびに1つカウントアップする。すなわち、カウンタ1007は、H方向の番地を出力し、カウンタ1006はV方向の番地(行)を出力する。このカウンタ1007の出力は、信号線2012を介してトライステートバッファ1010と1011とに入力される。また、カウンタ1006の出力は、信号線2013を介してトライステートバッファ1009と1012とに入力される。
【0088】
メモリ1003に画像情報を信号線2007R,G,Bを介して入力される場合には、出力ポート1016からの制御信号2010により、トライステートバッファ1009と1010とが有効となるように制御される。すなわち、カウンタ1007の出力は、信号線2012、トライステートバッファ1010を介し、さらに、信号線2014を通ってメモリ1003のA0〜A12に入力される。また、カウンタ1006の出力は、信号線2013、トライステートバッファ1009を介し、さらに、信号線2016を通ってメモリ1003のA13〜A25に入力される。つまり、メモリ1003は、A0〜A25までの26ビットのアドレスを有し、A0〜A12,A13〜A25は、各々別のカウンタ1006,1007からの出力によって制御されている。
【0089】
図17は、本実施の形態におけるメモリ1003のアドレス空間を示す。
【0090】
図14に示すように、カウンタ1006,1007の出力は、各々13ビットを有し、これらがメモリ1003のアドレスA0〜A12,A13〜A25に入力されていることから、H方向は0番地から8191番地まで、V方向は0行から8191行までのアドレス空間に相当する。そして、図17に示すメモリ空間に、図16に示すタイミングにて画像情報2001を入力した場合、その専有領域は、図17において斜線部分にて示される。
【0091】
なお、ここでは、図15の原稿999のアドレスに対応して、メモリ1003上に画像情報2001が記憶される、つまり、A4サイズの画像情報をメモリ1003上に記憶したが、出力用紙と原稿の方向性が同一の場合、画像情報をメモリ1003に記憶せず、カラーリーダ1から直接カラープリンタ2へ出力することも可能である。
【0092】
次に、画像記憶装置3のメモリ1003からの画像情報の読み出し処理について説明する。
【0093】
図18は、本実施の形態に係る画像複写装置のCPU1017による画像読み出し動作を説明するフローチャートである。同図のステップS6では、カラープリンタ2の給紙カセット735,736にセットされている紙の種類を検知する。なお、ここでは、それぞれのカセットには、A4R,A3用紙が収納されているものとする。
【0094】
そこで、上段の給紙カセット735に収納されているA4R用紙に画像形成する処理を説明する。(カラープリンタ2の画像形成の記録密度も、カラーリーダ1と同様に16dot/mmである)
図19は、本実施の形態において、メモリ1003に記憶されている画像情報をA4R用紙に出力する場合の出力例を示す図である。同図に示すように、A4Rの記録用紙に出力する場合、メモリ1003に記憶されている画像情報を90°回転して読み出す。
【0095】
以下、この90°回転を行なう読み出し方法を説明する。
【0096】
まず、90°回転に先だち、カラーリーダ1のビデオインターフェース201は、図5のように設定され、画像情報は、画像記憶装置3からビデオ処理ユニット12に向かって伝達される。また、画像記憶装置3のCPU1017は、出力ポート1016を制御することによって、セレクタ1002をB側に設定し、また、トライステートバッファ1009〜1012の内、トライステートバッファ1011,1012を有効とし、トライステートバッファ1009,1010をハイインピーダンス状態とする(図18のステップS7)。
【0097】
カラーリーダ部1内のコントロールユニット13は、ケーブル511を介してカラープリンタ2の給紙カセット735内にセットされている用紙の種類情報を得る。本実施の形態では、上段にA4R用紙がセットされており、この情報からカラーリーダ1内のビデオ処理ユニットは、画像形成時、図19に示すEN信号、VCLK,ITOP信号を出力する。
【0098】
ITOP信号は、A4R用紙が給紙され、転写ドラムに、この用紙を巻き付けて用紙先端を検知すると出力される。また、EN信号は、レーザ出力部711(図2参照)から出射したレーザ光を検知することによって、A4R用紙の横幅サイズ分のみ論理“0”となる。
【0099】
VCLKは、レーザの1画素に相当する周波数を連続的に出力する。また、記憶密度は16dot/mmであるから、レーザスキャン方向におけるVCLK数は、210[mm]×16[dot/mm]=3360dot となり、EN信号も3360クロック入力される間は、論理“0”となる。また、ビデオ処理ユニット12から出力され、画像記憶装置3に入力される制御信号は、カウンタ1006,1007に入力される。EN信号は、カウンタ1006のクロック入力端子、およびカウンタ1007のクリア端子に入力される。そして、VCLK信号は、カウンタ1007のクロック入力端子に入力され、ITOP信号は、カウンタ1006のクリア端子に入力される。
【0100】
図20は、本実施の形態に係る画像複写装置における制御信号のタイミングチャートである。同図に示すEN信号2009が論理“0”のとき、カウンタ1007はクリアされ、信号線2012に出力されるカウンタ出力は全て論理“0”となる。また、ITOP信号2008が論理“0”のとき、カウンタ1006はクリアされ、信号線2013に出力されるカウンタ出力は全て論理“0”となる。
【0101】
カウンタ1007は、EN信号2009が論理“1”となった後、VCLK2004が入力されると、1つずつカウントアップした出力が信号線2012に出力される。そして、信号線2012に出力されたカウンタ出力は、有効となっているトライステートバッファ1011を介してメモリ1003のアドレス端子A13〜A25に入力される。カウンタ1006は、ITOP信号2008が論理“1”となった後、EN信号2009が入力されると、1つずつカウントアップした出力が信号線2016に入力される。そして、カウンタ1006の出力は、有効となっているトライステートバッファ1012を介してメモリ1003の端子A0〜A13に入力される。
【0102】
このように、メモリの端子A0〜A12にはカウンタ1006の出力信号が、また、メモリのA13〜A25にはカウンタ1007の出力信号が入力されるということは、上述した画像記憶時におけるカウンタ1006,1007の出力が入れ換わっていることを示す。
【0103】
図17に示す画像情報の読み出しにおいて、カウンタの出力が入れ換わっていることから、最初に図17のV方向の情報を読み、1ライン読み出す毎にH方向のカウンタ1006の出力がカウントアップし、次のV方向1ラインを読み出す処理が実施される。
【0104】
この処理の様子を図20に示す。同図において、メモリ出力、すなわち、信号線2019R,G,Bに出力された出力信号は、H方向の0番地において、V方向の0行〜3360行までのデータを読み出し、次に、H方向の1番地におけるV方向の0行〜3360行までを読み出すことによって得られるデータである。そして、この処理を4752番地まで繰り返すことにより、A4サイズの原稿であった画像処理を90°回転してA4R形式にてメモリ1003から読み出すことができる。
【0105】
また、図21に示すように、メモリ出力、すなわち、信号線2019R,G,Bに出力された信号は、H方向の4752番地において、V方向の逆の3350行〜0行の方向のデータを読み出し、次に、H方向の4751番地における、V方向の逆の3360行〜0行までを読み出すことにより得られるデータである。そして、この操作を0番地まで繰り返すことにより、A4サイズの原稿であった画像情報を、前述の図20の方向とは逆に90°回転し、A4R形式でメモリ1003から読み出すこともできる。
【0106】
さらに、A4原稿の画像情報をA4サイズの用紙に逆に180°回転して出力する場合には、図22に示すように、書き込み時と逆になるように画像を読み出すようにすることで、180°回転した画像にすることができる。すなわち、信号線2019R,G,Bに出力される信号は、V方向の3360行においてH方向の4752番地〜0番地のデータを読み出し、次に、V方向の3359行における4752番地〜0番地のデータを読み出す。そして、この操作をV方向の0行まで繰り返し行なうことにより、180°回転した画像を読み出すこともできる(図18のステップS8)。
【0107】
メモリ1003からの画像情報は、信号線2019R,2019G,2019Bを介し、セレクタ1002を通ってコネクタ1001に出力される。そして、この情報は、図3に示すカラーリーダ部1内のビデオインターフェース201に伝送される。ビデオインターフェース201に入力された画像情報は、色変換回路47,LOG48,色補正回路49,黒文字処理回路69,濃度変換回路116,変倍回路117,繰り返し回路118などで処理が行なわれた後、プリンタインターフェース56を介して出力され、カラープリンタ2にて画像形成が行なわれる。
【0108】
カラーリーダ部1より送られてきた画像情報は、カラープリンタ2内のPWM回路778(図2参照)に入力される。このPWM回路778は、多値の画像情報をパルス幅変調により2値化し、2値化された画像情報は、レーザ出力部711に送られる。レーザ出力部711から出射したレーザ光はポリゴンミラー712で反射され、f/θレンズ713、及び反射ミラー714により感光ドラム715の面を線状に走査して、メモリ1003に対応した潜像を形成する(図18のステップS10)。
【0109】
なお、ステップS10以降の処理については、上述のカラープリンタ2での処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0110】
以上で説明した画像回転は、メモリ1003から読み出す際に行う方法であったが、メモリ1003へ書き込む際に画像回転を行う方法も同様のアドレス指定の方式で行うことができる。そして、メモリ1003へ書き込む際にデータの間引きや補間をすることによって縮小や拡大をすることができる。従って、画像記憶装置3内で画像の縮小、回転処理を行って、それらの縮小、回転された画像を合成することができる。
<原稿サイズの異なる複数枚原稿の縮小レイアウトについて>
図23および図24は、本実施の形態に係る画像複写装置におけるコントロールユニット13内のCPU22での、自動レイアウト時の動作を示すフローチャートである。同図は、操作部20により自動縮小レイアウトのコピーモード設定後のフローである。本実施の形態では、1枚目の原稿サイズA4、2枚目の原稿サイズA4、3枚目の原稿サイズA3の計3枚の原稿を、出力用紙A4サイズ1枚の出力用紙に縮小しプリントアウト(縮小レイアウト)を行う動作例を説明する。
【0111】
まず操作部20から出力用紙サイズA4をセットする(ステップS2101)。次に、図示しない原稿給紙装置はセットされた原稿の枚数3枚をカウントし(S2102)、カラーリーダ1は原稿給紙装置に給紙された原稿のエッジを読み取り、原稿の大きさがコントロールユニット13内のCPU22によって検出される。1枚目から3枚目の原稿サイズでそれぞれA4,A4,A3と検出された原稿サイズは、それぞれの原稿の順番に対応づけてRAM24に記憶される(S2103)。この原稿サイズの検出をセットされた全ての原稿に対して行う。また、それらの原稿は再び原稿セット位置に戻される。
【0112】
また原稿サイズ情報は、図1に示す通信ライン501を介してビデオインターフェース201にも送られる。ここでは、上述した図13のステップS3での処理のように、原稿サイズの情報は読み取り領域として出力される。
【0113】
続いて、ステップS2104でコントロールユニット13内のCPU22によって、RAM24に記憶された原稿枚数及び原稿サイズより1枚の用紙上に記録する複数の原稿画像のレイアウトを決定する。決定されたレイアウトはRAM24に記憶される。
【0114】
なお、これらの原稿サイズ、原稿枚数は操作部20から入力されてもよい。
【0115】
以下、レイアウトを決定する際のフローについて説明する。
【0116】
図31は、レイアウトを決定する際のフローチャートであり、図23のS2102,S2103で検知した原稿枚数,サイズを図31のステップS5102で原稿サイズごとの原稿枚数に整理する。具体的には、A4サイズをX枚,A3サイズをY枚とする。
【0117】
ステップS5103では、原稿枚数補正を行う。具体的には、A3原稿を2分割するか否かをユーザーが選択する。
【0118】
図32〜図35は、実際のレイアウト図である。ここで図32は、A3原稿を2分割するレイアウトを選択した際の4in1コピーで、具体的にはブックコピーなどのようにA4原稿2枚を一枚のA3用紙にまとめてある原稿などの場合に選択する。それとは別に、A3原稿を分割しない場合には、図33のような4inlレイアウトとなる。
【0119】
また、このステップS5103では、上述した分割を選択した際の枚数補正を行う。具体的には、A3原稿をA4×2枚原稿とするために、A4原稿枚数補正をA4…2Y+X枚というように補正する。また分割しない場合には、原稿枚数補正は行わない。ステップS5104では、何枚の原稿を1枚原稿に縮小レイアウトするかを選択する。本実施の形態では、4inlを選択した例について説明している。
【0120】
ステップS5105では、例えば4inlの場合、A3原稿が2枚目か、あるいは、3枚目なのかによってレイアウトを変更するため、ユーザーがA3分割可か否か選択する。
【0121】
分割可とした際には、ステップS5106の縮小レイアウト原稿混載モード1となり、その実際のレイアウト図を図34に示す。
【0122】
図34は、A3原稿を2分割し、A3原稿の右側と左側を1枚のA4原稿としてレイアウトした図である。図35は、A3分割不可とした際にA3原稿が上下に分かれないようレイアウトしたものである。
【0123】
次に、原稿給紙装置にセットされた原稿を給紙し、1枚目の原稿をプラテン4上にセットする(S2105)。次に、画像メモリ1003上に1枚目の原稿を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス2346番地、V方向のスタートプリセットアドレスを0番地をセットする(S2106)。
【0124】
次に、縮小倍率50%をセットし(S1207)、回転方向0°をセットし(S2108)、原稿をスキャンして画像メモリ1003に1枚目の原稿を格納する(S2109)。
【0125】
続いて、原稿給紙装置により2枚目の原稿をプラテン上にセットする(S2110)。次に、画像メモリ1003上に2枚目の原稿を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス2365番地、V方向のスタートプリセットアドレスを1653番地をセットする(S2111)。
【0126】
次に、縮小倍率50%をセットし(S2112)、回転方向0°をセットし(S2113)、原稿をスキャンして画像メモリ1003に2枚目の原稿を格納する(S2114)。
【0127】
続いて、原稿給紙装置により3枚目の原稿をプラテン4上にセットする(S2115)。次に、画像メモリ1003上に3枚目の原稿を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス0番地、V方向のスタートプリセットアドレスを0番地をセットする(S2116)。次に、縮小倍率50%をセットし(S2127)、回転方向0°をセットし(S2118)、原稿をスキャンして画像メモリに3枚目の原稿を格納する(S2119)。
【0128】
ステップS2120では、画像メモリ1003に格納された3枚の原稿画像をプリンタ2によってA4サイズの出力用紙にプリントアウトし、コピーを終了する(S2121)。
【0129】
図25は、本実施の形態により3枚の原稿を1枚の出力用紙にプリントアウト(縮小レイアウト)した図である。
実施の形態2
次に、第2の実施の形態として、自動回転縮小レイアウトについて説明する。
【0130】
なお、本実施の形態に係る画像複写装置の構造及び制御回路などの構成も、上記実施の形態に係る画像複写装置と同様であるため、ここでは、それらの説明を省略する。
【0131】
図26は、本実施の形態に係る画像複写装置におけるコントロールユニット13内のCPU22での、自動レイアウト時の動作を示すフローチャートである。同図は、操作部20により自動回転縮小レイアウトのコピーモード設定後のフローである。
【0132】
本実施の形態では、1枚目の原稿サイズA3、2枚目の原稿サイズA4の計2枚の原稿を出力用紙A3サイズの1枚の出力用紙に縮小し、プリントアウト(縮小レイアウト)を行う動作例について説明する。
【0133】
まず操作部20により出力用紙サイズA3をセットする(ステップS3101)。次に、図示しない原稿給紙装置にセットされた原稿の枚数2枚をカウントし(S3102)、原稿の大きさがコントロールユニット13内のCPU22によって検出される。
【0134】
1枚目の原稿サイズがA3、2枚目の原稿サイズがA3と検出された原稿サイズは、RAM24に記憶される(S3103)。また原稿サイズ情報は、図1に示す通信ライン501を介してビデオインターフェース201にも送られる。ここでは、上述した図13のステップのステップS3での処理のように、原稿サイズの情報は読み取り領域として出力される。
【0135】
続いて、ステップS3104でコントロールユニット13内のCPU22によって、RAM24に記憶された原稿枚数及び原稿サイズよりレイアウトを決定する。決定されたレイアウトはRAM24に記憶される。
【0136】
レイアウトは予め複数パターン決められており、図36〜図38に、その中のいくつかのレイアウト例を示す。
【0137】
図36は、A3原稿2枚をA3用紙1枚にレイアウトする際の例である。図37はA4原稿8枚をA4用紙1枚にレイアウトする際の例、図38はA4原稿9枚をA4用紙1枚にレイアウトする際の例である。
【0138】
さて次に、原稿給紙装置にセットされた原稿を給紙し、1枚目の原稿をプラテン4上にセットする(S3105)。
【0139】
次に、画像メモリ1003上に1枚目の原稿を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス4693番地、V方向のスタートプリセットアドレスを0番地をセットする(S3106)。次に、縮小倍率70%をセットし(S3107)、回転方向90°をセットし(S3108)、原稿をスキャンして画像メモリ1003に1枚目の原稿を格納する(S3109)。
【0140】
続いて、原稿給紙装置により2枚目の原稿をプラテン4上にセットする(S3110)。次に、画像メモリ1003上に2枚目の原稿を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス4693番地、V方向のスタートプリセットアドレスを3307番地をセットする(S3111)。次に、縮小倍率70%をセットし(S3112)、回転方向90°をセットし(S3113)、原稿をスキャンして画像メモリ1003に2枚目の原稿を格納する(S3114)。
【0141】
最後に、ステップS3130で画像メモリ1003に格納された2枚の原稿をA3サイズの出力用紙にプリントアウトし、コピーを終了する(S3115)。
【0142】
図27は、本実施の形態により2枚の原稿を1枚の出力用紙にプリントアウト(縮小レイアウト)した図である。
実施の形態3
次に、第3の実施の形態として、マーカーによる領域指定によるレイアウトについて説明する。
【0143】
なお、本実施の形態に係る画像複写装置の構造及び制御回路などの構成も、上記実施の形態に係る画像複写装置と同様であり、また領域指定手段のマーカー処理については、既存技術であるため、それらの説明は省略する。
【0144】
図28〜30は、本実施の形態に係る画像複写装置におけるコントロールユニット13内のCPU22での、マーカーによる領域指定によるレイアウトの動作を示すフローチャートである。同図は、操作部20によりCPU22での、マーカーによる領域指定によるレイアウトの動作を示すフローである。
【0145】
本実施の形態では、4枚目の原稿のそれぞれマーカーによって領域指定された領域内の画像のみ画像メモリ1003に格納する(トリミング)レイアウトの動作例を説明する。
【0146】
まず、操作部20から出力用紙サイズA4をセットする(ステップS4101)。セットされた出力用紙サイズをRAM24に記憶する(ステップS4102)。
【0147】
次に、操作部20により入力原稿枚数4枚をセットする(ステップS4103)。セットされた入力原稿枚数をRAM24に記憶する(ステップS4104)。
【0148】
続いて、ステップS4105でコントロールユニット13内のCPU22によって、RAM24に記憶された原稿枚数および原稿サイズよりレイアウトを決定する。決定されたレイアウトはRAM24に記憶される。次に、マーカー領域指定された1枚目の原稿をプラテン4上にセットする(ステップS4106)。もちろん、予め1枚目の原稿をプラテン4上にセットしておいてもよい。
【0149】
次に、プラテン4上の1枚目の原稿をスキャンし(S4107)、マーカーにより指示された領域内の画像情報は、図1に示す通信ライン501を介してビデオインターフェース201にも送られる。ここでは、上述した図13のステップのステップS3での処理のように、マーカーに指定された領域情報は読み取り領域として出力される。
【0150】
次に、画像メモリ1003上に1枚目の原稿を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス2346番地、V方向のスタートプリセットアドレス0番地をセットする(S4108)。次に、縮小倍率50%をセットし(S4109)、回転方向0°をセットし(S4110)、原稿をスキャンして画像メモリに1枚目の原稿を格納する(S4111)。
【0151】
続いて、不図示の原稿給紙装置により2枚目の原稿をプラテン4上にセットする(S4112)。次に、画像メモリ1003上に2枚目の原稿画像を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス2365番地、V方向のスタートプリセットアドレスを1653番地をセットする(S4113)。次に、縮小倍率50%をセットし(S4114)、回転方向0°をセットし(S4115)、原稿をスキャンして画像メモリ1003に2枚目の原稿画像を格納する(S4116)。
【0152】
続いて、原稿給紙装置により3枚目の原稿をプラテン上にセットする(S4117)。次に、画像メモリ1003上に3枚目の原稿画像を格納するための座標アドレスセットする。具体的には、H方向のスタートプリセットアドレス0番地、V方向のスタートプリセットアドレス0番地をセットする(S4118)。次に、縮小倍率50%をセットし(S4119)、回転方向0°をセットし(S4120)、原稿をスキャンして画像メモリ1003に3枚目の原稿画像を格納する(S4121)。
【0153】
最後に、ステップS4122で画像メモリ1003に格納された3枚の原稿をA4サイズの出力用紙にプリントアウトし、コピーを終了する(S4123)。
【0154】
図25は、本実施の形態により3枚の原稿を1枚の出力用紙にプリントアウト(縮小レイアウト)した図である。
【0155】
このように、原稿サイズが異なる複数枚の原稿を出力用紙サイズに応じた画像メモリ上にレイアウトし、プリントアウトすることが可能となる。
【0156】
なお、図39に示すように、変倍回路117で縮小した画像を画像記憶装置3へ送り、回転、合成して、前述と同様な出力を得るようにすることもできる。
実施の形態4
図40は実施の形態4を示す画像形成装置の構成を説明するための概略断面図である。
【0157】
図において、原稿給送装置3001上にフェースアップで積載された原稿は、最終頁から1枚づつ順次、原稿台ガラス面3002上に搬送される。原稿が搬送されると、スキャナ3003のランプが点灯し、スキャナユニット3004が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー3005から3007を介してレンズ3008を通過してイメージセンサ部3009に入力される。イメージセンサ部3009に入力された画像は、後述する図41に示すCPU回路部3027により制御される信号により処理され、直接露光制御部3010に入力され、あるいは一旦図示しない画像メモリに記憶されて、再び読み出された後、露光制御部3010に入力される。そして、露光制御部3010で光信号に変換され、画像信号に従って変調されて、感光体3011を照射する。この照射によって感光体3011上に作られた潜像は現像器3012で現像される。上記現像タイミングに合わせて、非転写紙積載部3014あるいは3015より、転写紙が搬送され、転写部3016にて上記現像されたトナー像が転写される。そして、転写されたトナー像は、定着部3017にて転写紙に定着された後、排紙部3018より装置外部に排出される。
【0158】
図41は図40に示した画像形成装置の制御構成を説明するためのブロック図である。図において画像読み取り部3021は、原稿画像の反射光を入力する光学系、光学系からの反射光をアナログ信号に変換するCCDおよびCCDから受け取ったアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータなどから構成され、原稿画像を読み取り、画像処理部3022に送出する。
【0159】
画像処理部3022はシェーディング補正回路、光色濃度変換回路、および、ユーザの指示に基づいて画像の変倍、移動、装飾などの編集を行う画像編集回路などから構成され、画像読み取り部3021より入力された画像を補正しおよび編集し、画像データセレクタ3023を通り画像記録部3024あるいは画像記憶用の画像メモリ部3025に送られる。
【0160】
画像データセレクタ3023は、画像処理部3022より入力されたデータを画像記録部3024へ送るパスと、画像メモリ3025へ送るパスと、画像メモリ3025から読み出されたデータを画像記録部3024に送るパスをCPU回路部の指示により切り換える切り換え回路部と、画像処理部3022から送られた画像データと画像メモリから読み出される画像データを合成する合成回路部などから構成されている。
【0161】
画像記録部3024は、画像データセレクタ部3023より送られた画像データの濃度信号に基づいて記録紙に画像を転写する。
【0162】
画像メモリ部3025は、画像データセレクタ部3023より送られた画像データをCPU回路部の指示により、画像メモリの指定位置に、後述する方法で記憶、および、読み出しを行い画像の回転処理、画像をメモリ上で合成する合成処理等を行っている。
【0163】
CPU回路部3027は本装置全体を制御するもので、制御プログラム、エラー処理プログラム等を記憶するROMと各種のプログラムのワークエリア等のために使用されるRAMと、各種タイマー制御部などから構成される。
【0164】
操作部3026は、画像処理部3022に対する画像編集内容、コピー枚数などの画像形成動作を指示する各種キー群と、操作時の内容を表示する表示部などを有している。
【0165】
図42は、本実施の形態の画像形成装置の操作部の詳細を示したものである。図示のように、この操作面には、各種のキーと、液晶表示装置等からなるドットマトリックスで構成される表示部3138とが配置されている。
【0166】
液晶表示部3138は装置の状態、コピー枚数、倍率、選択用紙および各種操作画面を表示し、コントロールキー3131〜3135等により操作される。
【0167】
また、スタートキー3103は、コピーを開始させるキーであり、復帰キー3102は設定モードを標準状態に復帰させるためのキーである。またキー群3105はコピー枚数、ズーム変倍等を入力する0から9までのテンキーとその入力をクリアするクリアキーである。濃度キー3107は濃度をアップダウンするキーであり、これにより調整される濃度は表示部3141に表示される。キー3137は自動濃度調整機能をON/OFFするキーとその表示部であり、キー3106は給紙段およびオート用紙選択機能を選択するキーで、この選択状態は液晶表示部3138に表示される。
【0168】
キー3108、キー3110は、それぞれ、等倍、定形縮小/拡大を指定するキーである。また、キー3118と表示部3117はオート倍率モードを設定するためのキーとその表示部である。またこの設定状況は液晶表示部3138にも表示される。
【0169】
縮小レイアウトキー3120は、複数枚の原稿を1枚に合成して出力させるためのコピーモードを設定させるキーで、設定手順は液晶表示部3138および表示部3119に表示される。
【0170】
図43は、画像メモリ部3025における画像データの記憶方法および読み出し方法について示し、図にしたがって説明する。この実施の形態での画像サイズは、(1)に示すように、A4サイズ分のメモリで、右上角に(0,0)アドレスを有し、4662×3298ビットの記憶容量を有する。まず、(2),(3)を参照して原稿画像を画像メモリ3025に記憶する方法を説明する。
【0171】
(2)では原稿ガラス面3002上に置かれたA4原稿を画像メモリ3025に記憶する場合の例を示したものである。(2a)のように原稿の短辺が手前に置かれた原稿の読み取りは、図に示す実線の矢印方向の読み取りが点線の矢印方向へ順次行われることによりなされる。まず、1ライン目が読み込まれると、(2b)に示すように(0,0)アドレスをスタート位置にし、CPU3027内のX方向のカウンタをアップ、CPU3027内のY方向のカウンタをアップに指定して、まず1ライン目が読み込まれると、Y方向のカウンタがアップされ、(0,4662)アドレスまで順に書き込まれる。次に2ライン目が読み込まれると、X方向のカウンタがアップされ(1,0)アドレスから(1,4662)アドレスまで順次書き込まれる。このように原稿からの読み込み、メモリ3025への書き込みを繰り返し(3298,4662)アドレスまで書き込まれる。
【0172】
また、(3)では原稿ガラス面3002上に横向きに置かれたA4原稿を画像メモリ3025に記憶する場合の例を示したものである。(3a)のように原稿の長辺が手前に置かれた原稿野読み取りは、図に示す実線の矢印方向の読み取りが点線の矢印方向へ順次行われることによりなされる。まず、1ライン目が読み込まれると、メモリには(3b)に示すように(3298,0)アドレスをスタート位置にし、X方向のカウンタをダウン、Y方向のカウンタをアップに指定して、まず1ライン目が読み込まれると、X方向のカウンタがダウンされ、(0,0)アドレスの方向の順に書き込まれ、次に2ライン目が読み込まれると、Y方向のカウンタがアップされ(3297,1)アドレスから(0,1)アドレスまで順次書き込まれる。このように順次読み込み、書き込みを繰り返し(0,4662)アドレスまで書き込まれる。
【0173】
(2),(3)の方法でメモリに書き込まれた画像データを読み出す処理を(4),(5)を参照して説明する。
【0174】
(4)では図のように記憶されたデータは、まず1ライン目は(3297,0)アドレスをスタート位置にし、CPU3027内のX方向のカウンタをダウン、CPU3027内のY方向のカウンタをアップに指定して、(0,0)のX方向にXカウンタを順にダウンしながら読み出す。次にYカウンタをアップさせ、2ライン目の読み出しが行われ(3297,1)アドレスから、(0,1)方向に読み出し、順次このように読み出すことにより、(4b)のように画像を出力することができる。
【0175】
また、(5)では図のように記憶されたデータは、まず1ライン目は(0,0)アドレスをスタート位置にし、X方向のカウンタをアップ、Y方向のカウンタをアップに指定して、(0,4662)方向にYカウンタをアップさせながら順に読み出し、次にXカウンタをアップさせ、(1,0)アドレスから(1,4662)まで読み出す。順次このように読み出すことにより、(5b)のように画像を出力することができる。
【0176】
したがって、(2a)に示すA4縦の原稿を(2)の方法で画像メモリ3025に記憶し、(4)の方法で画像メモリ3025から読み出しを行うと画像を回転することができ、(5)の方法で画像メモリ3025から読み出しを行うと画像を回転せずに読み出すことができる。また、(3a)に示すA4横の原稿を(3)の方法で画像メモリ3025に記憶し、(4)の方法で画像メモリ3025から読み出しを行うと画像を回転せずに読み出すことができ、(5)の方法で画像メモリ3025から読み出しを行うと画像を回転することができる。
【0177】
縮小レイアウトモードを設定する処理を図44に従って説明する。縮小レイアウトキー3120が押されると、液晶表示部3138に図44(1)に示す原稿サイズ入力画面が表示される。コントロールキー3131〜3135によりカーソルを所望の原稿サイズの表示のところへ移動させ、OKキー3131により確定させる。設定終了後、液晶表示部3138に図44(2)に示すレイアウトの種類の設定、原稿の枚数の設定を行う画面を表示する。コントロールキー3131〜3135とOKキー3131により所望のレイアウトを設定し、原稿の枚数を設定する。続いて、設定終了後、液晶表示部3138に図44(3)に示す出力用紙の設定を行う画面を表示する。コントロールキー3131〜3135により所望の出力用紙を設定する。以上の設定はCPU回路部3027の制御で行われ、CPU回路部3027内のRAMに設定される。
【0178】
次に、縮小レイアウトの時コピー処理について図45を用いて説明する。S6701では原稿の枚数Nを確定する。操作部3026から原稿枚数が設定されると、設定されている原稿枚数を変数Nに代入する。また原稿枚数をオートで判定するモードが設定されている場合には、原稿給送装置1により原稿を空送りして原稿枚数をカウントし、カウントした結果を変数Nに代入する。また、原稿給送装置1にセンサを設け、原稿を空送りしたときにセンサにより原稿のサイズおよび向きを検出するようにしてもよい。
【0179】
S6702では前述した設定処理に基づいて、所定のデータの設定を行う。ここでは、縮小レイアウトのレイアウト枚数(L)、用紙の横方向の長さを(Px)、用紙の縦方向の長さ(Py)、PxとPyより用紙の長手方向のサイズ(Plong)、用紙の短手方向の長さ(Pshort)、原稿の横方向の長さ(Ox)、原稿の縦方向の長さ(Oy)をそれぞれ代入する。
【0180】
次にS6703では、変倍率(Mx,My)の設定を図46を用いて説明する。
【0181】
S6801では、まず、オート変倍モードが設定されているかの判断を行う。オート変倍モードの場合はS6802に進み、オート変倍モードでない場合はS6811に進む。S6811では操作部3026で設定されている横方向の倍率と縦方向の倍率をそれぞれMxとMyに入力し、この処理を終了する。
【0182】
S6802では、縮小レイアウトのレイアウトが2レイアウトか判断し、2レイアウトの場合はS6803に進み、2レイアウトでない場合はS6806で4レイアウトか判断し4レイアウトの場合はS6807に進む。
【0183】
S6803では、原稿のサイズ縦横の長さOxとOyを比較し、Oxが長い場合、すなわち、横長の原稿の場合(図49の(2))S6805で、横方向の倍率Mxと縦方向の倍率Myはそれぞれ、次式で計算される。
【0184】
Mx=(100×Pshort)/Ox
My=(100×Plong)/(2×Oy)
また、原稿のサイズ縦横の長さOxとOyを比較し、Oyが長い場合、すなわち、縦長の原稿の場合(図49の(1))S6804で、横方向の倍率Mxと縦方向の倍率Myはそれぞれ、次式で計算される。
【0185】
Mx=(100×Plong)/(2×Ox)
My=(100×Pshort)/Oy
横方向の倍率Mx、縦方向の倍率Myの計算後、S6810に進み、MxとMyを比較し、小さい方の倍率を選択し、終了する。
【0186】
S6807では、原稿のサイズ縦横の長さOxとOyを比較し、Oxが長い場合、すなわち、横長の原稿の場合(図49の(4))S6809で、横方向の倍率Mxと縦方向の倍率Myはそれぞれ、次式で計算される。
【0187】
Mx=(100×Plong)/(2×Ox)
My=(100×Pshort)/(2×Oy)
また、原稿のサイス縦横の長さOxとOyを比較し、Oyが長い場合、すなわち、縦長の原稿の場合(図49の(3))S6808で、横方向の倍率Mxと縦方向の倍率Myはそれぞれ、次式で計算される。
【0188】
Mx=(100×Pshort)/(2×Ox)
My=(100×Plong)/(2×Oy)
横方向の倍率Mx、縦方向の倍率Myを計算後、S6810に進み、MxとMyを比較し、小さい方の倍率を選択し終了する。終了後、S6704の処理に戻る。
【0189】
S6704ではレイアウト数Lと変数Nから原稿の配置位置nを計算する。変数Nをレイアウト数Lで割った余りが0のとき、つまりN%L=0のとき、n=Lとし、N%L≠0のとき、n=N%Lとする。図50に示したような原稿の配置位置になる。ここで%は商の余りを求める演算子である。
【0190】
S6705,S6706では、レイアウト数Lを比較し、L=2、すなわち2レイアウトの場合、Aに進み、また、L=4、すなわち4レイアウトの場合、Bに進む。
【0191】
2レイアウトの場合の処理、すなわちルーチンAについて、図47を参照して説明する。
【0192】
S6901では、原稿のサイズ縦横の長さOxとOyを比較し、Oxが長い場合、すなわち、図49(2)の左図のように横長の原稿の場合、S6906の処理に進む。また、Oyが長い場合、すなわち図49(1)の左図のように縦長原稿の場合、S6902の処理へ進む。
【0193】
S6902では、画像メモリ3025へ書き込む際にアドレス指定するためのXカウンタをアップカウント、Yカウンタをダウンカウントするように指定する。
【0194】
S6903では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=1の時、S6904で図49(1)のn=1の“A”の画像の書き込み開始位置を式Sx=0,Sy=1/2 Plongに従い指定する。また、n=2の時にはS6905で図49(1)のn=2の“B”の画像の書き込み開始位置を式((Sx=0,Sy=Plong)に従い指定する。そして、S6707へ進む。
【0195】
S6906では、Xカウンタをアップカウント、Yカウンタをアップカウントするように指定する。
【0196】
S6907では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=1の時、S6908で図49(2)のn=1の“A”の画像の書き込み開始位置を式Sx=0,Sy=0に従い指定する。また、n=2の時にはS6909で図49(2)のn=2の“B”の画像の書き込み開始位置を式Sx=0,Sy=1/2 Plongに従い指定する。そしてS6707に進む。
【0197】
4レイアウトの場合の処理、すなわちルーチンBについて、図48を用いて説明する。
【0198】
S6001では、原稿のサイズ縦横の長さOxとOyを比較し、Oxが長い場合、すなわち、図49(4)の左図のように横長の原稿の場合、S6010の処理に進む。また、Oyが長い場合、すなわち図49(3)の左図のように縦長原稿の場合、S6002の処理へ進む。
【0199】
S6002では、原稿メモリ3025へ書き込む際にアドレス指定するためのXカウンタをアップカウント、Yカウンタをアップカウントするように指定する。
【0200】
S6003では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=1の時、S6004で図49(3)のn=1の“A”の画像の書き込み開始位置を式Sx=0,Sy=0に従い指定し、S6707へ進む。またn=1でない時、S6005に進む。
【0201】
S6005では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=2の時、S6006で図49(3)のn=2の“B”の画像の書き込み開始位置を式Sx=1/2 Pshort,Sy=0に従い指定し、S6707へ進む。またn=2でない時、S6007に進む。
【0202】
S6007では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=3の時、S6006で図49(3)のn=3の“C”の画像の書き込み開始位置を式Sx=0,Sy=1/2 Plongに従い指定し、S6707へ進む。またn=3でない時、S6009に進む。
【0203】
S6009では、図49(3)のn=4の“D”の画像の書き込み開始位置を式Sx=1/2 Pshort,Sy=1/2 Plongに従い指定し、S6707へ進む。
【0204】
S6010では、Xカウンタをアップカウント、Yカウンタをダウンカウントするように指定する。
【0205】
S6011では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=1の時、S6012で図49(4)のn=1の“A”の画像の書き込み開始位置を式Sx=Pshort,Sy=0に従い指定し、S6707へ進む。またn=1でない時、S6013に進む。
【0206】
S6013では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=2の時、S6014で図49(4)のn=2の“B”の画像の書き込み開始位置を式Sx=Pshort,Sy=1/2 Plongに従い指定し、S6707へ進む。またn=2でない時、S6015に進む。
【0207】
S6015では、S6704で求めた原稿配置位置nにより、配置位置を判断し、n=3の時、S6016で図49(4)のn=3の“C”の画像の書き込み開始位置を式Sx=1/2 Pshort,Sy=0に従い指定し、S6707へ進む。またn=3でない時、S6017に進む。
【0208】
S6017では、図49(4)のn=4の“D”の画像の書き込み開始位置を式Sx=1/2 Pshort,Sy=1/2 Plongに従い指定し、S6707へ進む。
【0209】
S6707では原稿自動給送装置1上に置かれた原稿を1枚原稿台ガラス3002面上に給紙する。続いてS6708では、操作部3026で指定された内容、および、前述した処理で設定された変倍率、画像メモリ3025の書き込み開始アドレスなどの設定に従って原稿画像読み込みが行われ、画像メモリ部3025に記憶される。
【0210】
S6709では、原稿の変数Nと原稿配置位置nをそれぞれ式n=n−1,N=N−1に従って計算する。続いてS6710では原稿配置位置nがn=0か判断し、0でない場合にはS6705〜S6709の前述した処理を繰り返す。またn=0の場合には、S6711に進み画像メモリ3025に記憶された画像のプリントを行う。画像メモリ3025に記憶されている画像を出力用紙の向きに応じて、図43の(4),(5)のように画像を回転または回転せずに読み出し、露光、現像を行い、転写紙上に転写、定着を行う。続いてS6712では操作部3026で指定された、プリント部数が終了したか判断し、終了していない場合には、S6711のプリント動作を繰り返し行う。また、プリント部数が終了した場合には、S6713で原稿の変数NがN=0か判断し、0でない場合には前述したS6704〜S6712の処理を繰り返し行い、0の場合、すなわちすべての原稿のコピーを終えた場合には処理を終了する。
【0211】
図50は上述した処理によってプリントされた結果を示す図である。
【0212】
【発明の効果】
以上説明したとおり請求項1〜7、10に係る本発明によれば、原稿サイズが異なる複数の原稿を1枚のシートの同一面上にレイアウトさせることが出来ると共に、複数の原稿の中に、あるサイズの原稿と、それよりも大きい別のサイズの原稿が含まれている場合に、サイズの大きい原稿の画像をサイズの小さい原稿のサイズにあわせて分割したレイアウトを行うか否かを制御することができる。
さらに、請求項8、9に係る発明によれば、原稿サイズが異なる複数の原稿を1枚のシートの同一面上にレイアウトさせることが出来ると共に、複数の原稿の中に、縦向きで使用される種類の原稿と横向きで使用される種類の原稿が含まれている場合に、何れか一方の種類の原稿の画像を他方の種類の原稿サイズに応じたサイズに分割したレイアウトを行うか否かを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像複写装置の概略内部構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像複写装置の概略内部構成の一例を示す図である。
【図3】本実施の形態に係る画像複写装置の原稿走査ユニット、ビデオ処理ユニットの内部構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係るビデオインターフェースの機能を説明する図である。
【図5】本実施の形態に係るビデオインターフェースの機能を説明する図である。
【図6】本実施の形態に係る装置における色補正方法を説明するための図である。
【図7】本実施の形態に係る装置における色補正方法を説明するための図である。
【図8】本実施の形態に係る画像複写装置におけるY,M,C,Bkの入出力特性を示す図である。
【図9】本実施の形態に係る繰り返し回路の詳細構成を示すブロック図である。
【図10】本実施の形態に係る繰り返し回路の出力例を示す図である。
【図11】本実施の形態に係る画像複写装置におけるプリント時のタイミングチャートである。
【図12】本実施の形態における画像記憶時のタイミングチャートである。
【図13】本実施の形態に係る画像複写装置のCPU22における読み取り動作を説明するフローチャートである。
【図14】本実施の形態に係る画像複写装置の画像記憶装置3の構成を示す詳細回路図である。
【図15】本実施の形態に係る画像複写装置を構成するプラテンガラス上に、A4サイズの原稿が載置された例を示す図である。
【図16】本実施の形態におけるビデオ処理ユニット12からの制御信号と画像信号とに対応する信号のタイミングチャートである。
【図17】本実施の形態におけるメモリ1003のアドレス空間を示す図である。
【図18】本実施の形態に係る画像複写装置のCPU1017による画像読み出し動作を説明するフローチャートである。
【図19】本実施の形態において、メモリ1003に記憶されている画像情報をA4R用紙に出力する場合の出力例を示す図である。
【図20】本実施の形態に係る画像複写装置における制御信号のタイミングチャートである。
【図21】本実施の形態に係る画像複写装置における制御信号のタイミングチャートである。
【図22】本実施の形態に係る画像複写装置における制御信号のタイミングチャートである。
【図23】本発明の一実施の形態に係る画像複写装置におけるコントロールユニット内のCPUでの、原稿サイズの異なる複数枚原稿の縮小レイアウト動作を示すフローチャートである。
【図24】本発明の一実施の形態に係る画像複写装置におけるコントロールユニット内のCPUでの、原稿サイズの異なる複数枚原稿の縮小レイアウト動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明の一実施の形態において、3枚の原稿を1枚の出力用紙にプリントアウト(縮小レイアウト)した図である。
【図26】その他の実施の形態に係る画像複写装置におけるコントロールユニット内のCPUでの、原稿サイズの異なる複数枚原稿の縮小レイアウト動作を示すフローチャートである。
【図27】その他の本実施の形態において、2枚の原稿を1枚の出力用紙にプリントアウト(縮小レイアウト)した図である。
【図28】本発明のその他の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図29】本発明のその他の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図30】本発明のその他の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図31】縮小レイアウトの手順を示したフローチャートである。
【図32】縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図33】縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図34】縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図35】縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図36】自動回転縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図37】自動回転縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図38】自動回転縮小レイアウトの具体例を示した図である。
【図39】複写装置のブロック図である。
【図40】画像形成装置の全体図である。
【図41】リーダ部1及びプリンタ部2のブロック図である。
【図42】リーダ部1の操作パネルのブロック図である。
【図43】画像の回転方法を説明するための図である。
【図44】縮小レイアウトモードの設定画面のフローチャートである。
【図45】縮小レイアウトモード設定時のコピーのフローチャートである。
【図46】縮小レイアウトモード設定時の変倍率の設定のフローチャートである。
【図47】2in1縮小レイアウトモード設定時のメモリ書き込み位置設定のフローチャートである。
【図48】4in1縮小レイアウトモード設定時のメモリ書き込み位置設定のフローチャートである。
【図49】縮小レイアウト時のメモリへの書き込み方法を説明するための図である。
【図50】縮小レイアウト時の原稿配置位置を説明するための図である。
【図51】従来の例を示す図である。
【符号の説明】
1 カラーリーダ
2 カラープリンタ
3 画像記憶装置
4 プラテンガラス
5 ロッドアレイレンズ
6 等倍フルカラーセンサ
7 増幅回路
8 白色板
9 黒色板
10 ハロゲン露光ランプ
11 原稿走査ユニット
12 ビデオ処理ユニット
13 コントロールユニット
14 ステッピングモータ
15 ステッピングモータ駆動回路
16 デジタイザ
20 操作部
21 露光ランプドライバ
22,1017 CPU
23,1014 ROM
24,1015 RAM
25 I/Oポート
41 CCDドライバ
43 S/H
44 A/D
45 ズレ補正回路
46 黒補正/白補正回路
47 色変換回路
48 LOG
49 色補正回路
56 プリンタインターフェース
59 黒文字処理回路
70 パルスジェネレータ
71 O.S.C
72 領域発生回路
116 濃度変換回路
117 変倍回路
118 繰り返し回路
162 通信コントローラ
201 ビデオインターフェース
711 スキャナ
712 ポリゴンミラー
713 f/θレンズ
714 反射ミラー
715 感光ドラム
717 一次帯電器
718 全面露光ランプ
719 アクチュエータ板
720 ポジションセンサ
723 クリーナ部
724 転写前帯電器
725 転写ドラムクリーナ
726 現像器ユニット
727 紙押えローラ
729 転写帯電器
730Y,730M,730C,730Bk トナーホッパー
731Y,731M,731C,731Bk 現像スリーブ
732 スクリュー
735,736 カセット
739,740,741 タイミングローラ
742 搬送ベルト
743 画像定着部
744,745 熱圧力ローラ
746 伝達ギヤ
747 モータ
748 モータ取り付け部
749 紙ガイド
750 剥離爪
999 原稿
1001 コネクタ
1002 セレクタ
1003 メモリ
1004,1005,1008 インバータ
1006,1007 13ビットカウンタ
1009,1010,1011,1012 トライステートバッファ
1013 通信制御部
1016 出力ポート
2001R,2001G,2001B,2007R,2007G,2007B,2019R,2019G,2019B,2012〜2017 信号線
2018 バスライン

Claims (10)

  1. 原稿から読み込んだ画像情報を格納する画像メモリを有する画像記録装置において、
    前記画像メモリに複数枚の一連の原稿の画像情報を格納する際、前記画像情報を、出力用紙のサイズに応じたメモリ領域に変倍して格納させるメモリ制御手段を具備し、
    前記メモリ制御手段は、前記一連の原稿が第1のサイズの原稿と前記第1サイズよりも大きい第2のサイズの原稿を有す原稿の場合に、前記原稿毎に変倍率を制御すると共に、前記第2サイズの原稿の画像情報を前記第1のサイズに応じた原稿サイズに分割してレイアウトする原稿混載モードを実行するか否かを制御することを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    さらに加えて、前記原稿を縮小または拡大する変倍手段を有し、前記原稿から読み込んだ画像情報を前記画像メモリに格納する際、原稿を縮小または拡大することを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記変倍手段は前記原稿から読み込んだ画像情報を画像メモリに格納する際、各原稿を各原稿ごとに決定した変倍率で変倍して格納させることを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    さらに加えて、前記原稿から読み込んだ画像情報を前記画像メモリに格納する際、画像を回転させて格納する回転手段を具備したことを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    さらに加えて、前記画像メモリに格納された画像情報を出力する際、画像を回転させて出力する回転手段を具備したことを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    さらに加えて、ユーザーが前記出力用紙を選択する出力用紙選択手段を具備したことを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    前記原稿は原稿台上に載置され、光学撮像素子により画像情報が読み込まれることを特徴とする画像記録装置。
  8. 複数頁分の一連の原稿画像を入力し、入力した原稿画像をシート上に記録する記録手段を有し、1枚のシートの同一面上に複数の原稿画像を配列記録することが可能な画像記録装置であって、
    前記記録手段によるシートに対する画像の記録処理に先立ち、前記複数の原稿画像を配列記録すべきシートのサイズに応じた変倍処理を、前記1枚のシートの同一面上に配列記録すべき前記複数の画像の各画像毎に行う変倍手段と、
    1枚のシートの同一面上に、縦向きで使用される種類の原稿の画像及び、横向きで使用される種類の原稿の画像とを含む複数の原稿画像を配列記録させることに応じて、縦向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率と、横向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率を夫々決定し、夫々の変倍率で夫々変倍処理された縦向きで使用される種類の原稿の画像及び横向きで使用される種類の原稿の画像を前記1枚のシートの同一面上に配列記録させるよう制御すると共に、前記一枚のシートの同一面上において前記縦向きで使用される種類の原稿及び前記横向きで使用される種類の原稿のうちの一方の種類の原稿の画像を他方の種類の原稿サイズに応じたサイズに分割する為のレイアウト処理を実行するか否かを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像記録装置。
  9. 複数頁分の一連の原稿画像を入力し、入力した原稿画像をシート上に記録する記録手段を有し、1枚のシートの同一面上に複数の原稿画像を配列記録することが可能な画像記録装置の制御方法であって、
    前記記録手段によるシートに対する画像の記録処理に先立ち、前記複数の原稿画像を配列記録すべきシートのサイズに応じた変倍処理を、前記1枚のシートの同一面上に配列記録すべき前記複数の画像の各画像毎に行うステップと、
    1枚のシートの同一面上に、縦向きで使用される種類の原稿の画像及び、横向きで使用される種類の原稿の画像とを含む複数の原稿画像を配列記録させることに応じて、縦向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率と、横向きで使用される種類の原稿の画像の変倍率を夫々決定し、夫々の変倍率で夫々変倍処理された縦向きで使用される種類の原稿の画像及び横向きで使用される種類の原稿の画像を前記1枚のシートの同一面上に配列記録させるよう制御すると共に、前記一枚のシートの同一面上において前記縦向きで使用される種類の原稿及び前記横向きで使用される種類の原稿のうちの一方の種類の原稿の画像を他方の種類の原稿サイズに応じたサイズに分割する為のレイアウト処理を実行するか否かを制御するステップと、
    を有することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  10. 原稿から読み込んだ画像情報を格納する画像メモリを有する画像記録装置の制御方法であって、
    前記画像メモリに複数枚の一連の原稿の画像情報を格納する際、前記画像情報を、出力用紙のサイズに応じたメモリ領域に変倍して格納させるメモリ制御ステップを具備し、
    前記メモリ制御ステップは、前記一連の原稿が第1のサイズの原稿と前記第1サイズよりも大きい第2のサイズの原稿を有す原稿の場合に、前記原稿毎に変倍率を制御すると共に、前記第2サイズの原稿の画像情報を前記第1のサイズに応じた原稿サイズに分割してレイアウトする原稿混載モードを実行するか否かを制御することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
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