JPH09281654A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JPH09281654A
JPH09281654A JP9687296A JP9687296A JPH09281654A JP H09281654 A JPH09281654 A JP H09281654A JP 9687296 A JP9687296 A JP 9687296A JP 9687296 A JP9687296 A JP 9687296A JP H09281654 A JPH09281654 A JP H09281654A
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JP
Japan
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lens
unit
film
waterproof
capacitor
Prior art date
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JP9687296A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Yokoo
広和 横尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水等の電解質溶液の浸入によるストロボユ
ニットでの感電を防止する。 【解決手段】 ストロボユニットのメインコンデンサ4
8において、絶縁性のあるスリーブ59で覆われていな
い金属ケース48aの端面部分を防水性を有する絶縁材
60でコーティングし、前カバー19と後カバー20と
の間の合わせ目から浸入した海水等の電解質溶液が金属
ケース48aに達しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくは、ストロボユニットを
内蔵したレンズ付きフイルムユニットの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構を備え、予め未露光の写
真フイルムとパトローネとが装填された状態で販売され
るレンズ付きフイルムユニットの中には、ストロボ機能
を備えたものがある。このようなレンズ付きフイルムユ
ニットは、撮影レンズやシャッタ機構等が一体化された
露光ユニットと、ストロボユニットと、これら露光ユニ
ット及びストロボユニットが組み付けられるとともに、
写真フイルム及びパトローネが装填される本体基部と、
この本体基部の前面及び背面を覆う前カバー及び後カバ
ーとから構成されている。
【0003】上記ストロボユニットは、放電管を含むス
トロボ発光部と、これを発光させるためのストロボ回路
が形成された回路基板とからなり、レンズ付きフイルム
ユニットの前面に設けられた充電操作ボタンの押圧によ
り、電源電池から供給された直流電流を交流に変換し、
この交流電流を300V前後まで昇圧して再び直流に変
換し、充電用のメインコンデンサに印加する。そして、
シャッタレリーズ時のトリガの発生によって、メインコ
ンデンサに充電された電流で放電管を発光させている。
【0004】メインコンデンサとしては、円柱形状のア
ルミ電解コンデンサが用いられている。このアルミ電界
コンデンサは、外装にアルミニウム製の金属ケースが用
いられており、この金属ケースは内部の電解流と導通し
ているため、マイナス側端子とほぼ同電位となる。ま
た、ストロボユニットは、コストダウンのために回路構
成が簡略化されており、メインコンデンサのプラス側端
子には電源電池のマイナス極側がつなげられている。そ
のため、メインコンデンサの金属ケースと、電源電池の
マイナス極に接触する金属接片とに同時に触れると、3
00V前後の電圧で感電してしまうことがあった。
【0005】このような感電の危険を防止するために、
レンズ付きフイルムユニットの外装面には、不用意にレ
ンズ付きフイルムユニットの分解をしないように注意を
促す記載が施されており、また、金属ケースの外側が塩
化ビニール製のスリーブで覆われて絶縁されているアル
ミ電解コンデンサが用いられている。なお、量産上の理
由により、アルミ電解コンデンサの円柱形状の両端面
は、スリーブで覆われていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のレン
ズ付きフイルムユニットは小型化が進んでいるため、前
カバーと後カバーとの合わせ目と、内蔵されている部品
との間の隙間が非常に狭くなっている。そのため、前カ
バーと後カバーとの合わせ目から海水等の電解質溶液が
染み込むと、毛細管現象によってメインコンデンサや、
電源電池のマイナス極にまで海水が達してしまうことが
ある。メインコンデンサの金属ケースが全てスリーブに
よって覆われて絶縁されていれば何ら問題はないが、量
産上の理由により、アルミ電解コンデンサの円柱形状の
両端面は、スリーブで覆われていないため、金属ケース
にまで海水が達することがあり、このような状態でメイ
ンコンデンサまで達している海水と、電源電池まで達し
ている海水とに同時に触れると、およそ300Vの電圧
によって感電してしまうことがあった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、海水等の電解質溶液の浸入によるストロボユニッ
トでの感電を防止したレンズ付きフイルムユニットを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、
コンデンサの金属ケースがスリーブから外部に露呈され
ている部分に、防水,絶縁処理を施したものである。
【0009】また、請求項2,3,4記載のレンズ付き
フイルムユニットは、防水,絶縁処理として、防水性を
有する絶縁材のコーティング、または防水性,絶縁性を
有する粘着テープの貼着、あるいは防水性,絶縁性を有
する材質で成形されたキャップのそれぞれを用いたもの
である。
【0010】更に、請求項5記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、金属ケースの外側が防水性を有する絶縁材
で全て覆われたコンデンサをストロボユニットに用いた
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付した図面に従って、本
発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの一形態に
ついて説明する。図2は、Advanced Phot
o System(APS)対応のレンズ付きフイルム
ユニット2の外観を示すものであり、このレンズ付きフ
イルムユニット2は、予めフイルムカートリッジが装填
され、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、
このユニット本体3を部分的に覆う外装紙4とから構成
されている。
【0012】ユニット本体3の上面にはシャッタボタン
6,カウンタ窓7が、前面にはファインダ8,撮影レン
ズ9,ストロボ充電操作ボタン10,ストロボ発光部1
1等が設けられている。また、背面側からは1コマの撮
影毎に回動操作される巻上げノブ12が露呈されてい
る。外装紙4は、裏面に接着剤が塗布されてユニット本
体3の中央部分に巻かれるように貼付され、撮影レンズ
9やファインダ8,カウンタ窓7等を外部に露出させる
開口が形成されている。
【0013】図3に示すように、ユニット本体3は、フ
イルムカートリッジ14が装填される本体基部16と、
この本体基部16の前面に組み付けられる露光ユニット
17及びストロボユニット18と、本体基部16の前面
側及び背面側を覆うように組み付けられる前カバー19
及び後カバー20とから構成されており、これらは爪係
合によって組み立てられる。
【0014】フイルムカートリッジ14は、プラスチッ
ク製のカートリッジ本体22と、このカートリッジ本体
22内に収納される写真フイルム23とから構成されて
いる。カートリッジ本体22内には、写真フイルム23
の一端が係止されるスプール25が回転自在に組み込ま
れており、更に特開平6−266053号公報で知られ
るようなフイルム送出し機構が内蔵されている。また、
写真フイルム23がカートリッジ本体22内に出入りす
るフイルム出入り口(図示せず)には、外部から回動さ
れることによりフイルム出入り口を開閉する棒状の遮光
蓋26が、従来のテレンプに代わって組み込まれてい
る。
【0015】APS対応の写真フイルム23は、一方の
側縁に沿ってサイズの異なった大小2個のパーフォレー
ション28,29が2種類の間隔で交互に配列されてい
る。パーフォレーション28,29は、各コマ30のフ
イルム給送方向の先頭側と後部側とを設定するもので、
レンズ付きフイルムユニット2では撮影毎に写真フイル
ム23をカートリッジ本体22内に巻き込んでいくこと
から、大パーフォレーション28がフイルム給送方向の
先頭側を、小パーフォレーション29が後部側を示して
いる。各パーフォレーション28,29は、コマ30の
数に対応する数だけ設けられている。
【0016】本体基部16の中央部には、前面側に組み
付けられた露光ユニット17から写真フイルム23まで
の間の撮影光路を遮光する遮光筒34が設けられてい
る。この遮光筒34の背面側には、写真フイルム23へ
の露光範囲を規定するアパーチャーが形成されており、
このアパーチャーに対面するように、後カバー20には
フイルム支持面20aが形成されている。遮光筒34の
前面側には、撮影レンズ9を透過した被写体光をアパー
チャーに導くための開口38が形成されている。また、
遮光筒34の上方には、露光ユニット17に組み込まれ
たスプロケットを写真フイルム22に向けて露呈させる
ための開口34aが形成されている。
【0017】遮光筒34を挟む両側には、製造段階でカ
ートリッジ本体22と写真フイルム23がロール状に巻
かれたフイルムロール35とがそれぞれ収納される、カ
ートリッジ室36とフイルムロール室37とが一体に形
成されている。
【0018】カートリッジ室36及びフイルムロール室
37は、本体基部16の背面側に後カバー20が組み付
けられ、後カバー20に一体に形成されたカートリッジ
室用の底蓋39と、フイルムロール室用の底蓋40とが
閉じられることにより適正な遮光能が得られる。なお、
底蓋39,40は、後カバー20に対して屈曲自在な薄
肉部を介して連結されており、底蓋39は使用後のレン
ズ付きフイルムユニット2からフイルムカートリッジ1
4を取り出す際に開放される。
【0019】カートリッジ室36の上部には、巻上げノ
ブ12が回転自在に組み付けられている。この巻上げノ
ブ12は、外周にギヤが形成されており、下面に形成さ
れた駆動軸がカートリッジ本体22のスプール25に係
合される。そして、1コマの撮影ごとに図中反時計方向
に回転操作されることにより、スプール25で写真フイ
ルム22を巻き上げる。また、巻上げノブ12は、カー
トリッジ室36の上面に形成された逆止爪42がギヤに
噛合されることにより、逆方向への回転が阻止されてい
る。
【0020】また、図示しないが、カートリッジ室36
の上面及び側面には、カートリッジ室36からフイルム
カートリッジ14を取り出す際に、底蓋39の開放に連
動して遮光蓋26を閉じる遮光蓋閉鎖機構が組み込まれ
ている。
【0021】露光ユニット17は、従来の135サイズ
の写真フイルムを用いていたレンズ付きフイルムユニッ
トと同様に、シャッタチャージ機構,フイルム巻止め機
構,カウンタ送り機構,シャッタ駆動機構及びシャッタ
羽根,撮影レンズ9等を含む他、ファインダ8を構成す
る対物レンズと接眼レンズとがユニット化されている。
また、露光ユニット17には、遮光筒17の上部の開口
34aを通して写真フイルム23のパーフォレーション
28,29に噛合し、写真フイルム23の移送により従
動回転するスプロケットが設けられている。このスプロ
ケットは、前述したシャッタチャージ機構,フイルム巻
止め機構,カウンタ送り機構の駆動源となる。
【0022】ストロボユニット18は、ストロボ回路が
設けられた回路基板44と、これに組み付けられたスト
ロボ発光部11とから構成されている。ストロボ発光部
11は、図1に示すように、ストロボ発光を行う放電管
45と、この放電管45から放射された光を被写体に向
けて反射するリフレクタ46と、放電管45からの光を
拡散する拡散板11aと、これらを保持した状態で回路
基板44に取付けられる保持部材11bとから構成され
ており、前カバー19の上部に形成された発光部用開口
19aから外部に露呈される。
【0023】回路基板44には、ストロボ回路を構成す
るメインコンデンサ48等からなる各種電気部品と、ス
トロボ充電スイッチ49及びシンクロスイッチ50とが
設けられている。ストロボ充電スイッチ49は、前カバ
ー19の前面に形成されたストロボ充電操作ボタン10
の背面側に配置される金属接片であり、ストロボ充電操
作ボタン10の押圧によって回路基板44の銅箔部分に
接触し、ストロボ回路を閉じてストロボ充電を行わせ
る。シンクロスイッチ50は、金属製の二つのスイッチ
接片からなり、露光ユニット17に組み込まれたシャッ
タ羽根の揺動によって押圧されると、二つのスイッチ接
片が接触してストロボ発光が行われる。
【0024】また、回路基板44の下部には、電源電池
52のプラス極52bとマイナス極52aとをストロボ
回路に接続するプラス側金属接片53と、マイナス側金
属接片54とが取り付けられている。この電源電池52
は、プラス側金属接片53とマイナス側金属接片54と
に保持された状態で、本体基部16の遮光筒34の下方
に配置され、後カバー20に設けられた底蓋39,40
と、底板41とによって底面側が保護される。なお、電
源電池52のマイナス極52aは、底蓋39と底板41
とが連なる位置の上方に配置されるため、海水等が浸入
した際に到達する可能性がある。
【0025】回路基板44に形成されているストロボ回
路には、図4に示すように、ストロボ充電スイッチ49
のオンによって、電源電池52の電流を交流に変換して
から300V前後まで昇圧し、再度直流に変換してメイ
ンコンデンサ48に印加する昇圧回路56と、シンクロ
スイッチ50のオンによってトリガ信号を発生し、スト
ロボ発光を行わせるトリガ回路57とが設けられてい
る。
【0026】メインコンデンサ48には、図1に示すよ
うに、円柱形状のアルミ電解コンデンサが用いられてお
り、蓄電用のアルミ箔が内部に収められたアルミニウム
製の金属ケース48aと、この金属ケース48aの一端
面から突出され、ゴムの封口材で封止された端子48b
と、金属ケース48aの外側を覆う塩化ビニール製のス
リーブ59とから構成されている。なお、メインコンデ
ンサ48の端子48bが無い側の端面は、スリーブ59
によって覆われていないが、防水性を有する絶縁材60
によってコーティングされており、金属ケース48aが
外部に露呈されないようになっている。
【0027】上記メインコンデンサ48は、回路基板4
4の背面側に組み付けられて、フイルムロール室37の
上部に長手方向を横向きにして配置される。メインコン
デンサ48の端子48bが無い側の端面は、前カバー1
9と後カバー20との側壁19b,20bの合わせ目に
対面される。
【0028】前記絶縁材60としては、コーティング剤
(ゴム系,フッ素樹脂系,黒染等)や、接着剤(UV硬
化樹脂,ホットメルト,熱硬化樹脂,ボンド等)等を用
いることができる。また、絶縁材60のコーティング方
法としては、刷毛塗り,印刷(シルク,タンポ),ディ
スペンサによる定量液出し等の塗布や、スプレー噴霧、
ディップ等を用いることができる。
【0029】なお、非溶剤系の絶縁材をディスペンサで
塗布する場合には、粘度が高いためそのままでは金属ケ
ース48aの露呈部分を完全に覆うことは難しいので、
液出し後に液面をならして金属ケース48aの露呈部分
を完全に覆うか、絶縁材及びメインコンデンサ48を温
めて粘度を下げてから行う必要がある。また、溶剤系の
絶縁材を用いた場合には、硬化までに時間がかかるので
塗布後に加熱による強制乾燥等を行うとよい。
【0030】更に、スプレー噴霧は一括処理できる利点
があるが、絶縁材の粘度が低いことが必要であり、また
必要部分のみに処理を行うために、メインコンデンサ4
8をマスキングする必要もある。また、ディップの場合
には、一定量の絶縁材を付着させることが難しく、更に
硬化までに液垂れするので、硬化時のメインコンデンサ
48の姿勢に注意が必要となる。更に、メインコンデン
サ48の端面と、前カバー19及び後カバー20の側壁
との間の隙間は狭いため、メインコンデンサ48が収ま
るように絶縁材60の塗布量を加減する必要がある。
【0031】以上のような構成のレンズ付きフイルムユ
ニット2を海辺等で使用し、例えば海水に濡れた手で取
り扱うと、前カバー19と後カバー20との合わせ目等
から海水が入り込んでしまうことがある。このレンズ付
きフイルムユニット2は、小型化のために、前カバー1
9と後カバー20との合わせ目と、内蔵されている部品
との間の隙間が非常に狭くなっているため、合わせ目か
ら浸入した海水は毛細管現象によって、電源電池52や
メインコンデンサ48まで到達してしまうことがある。
しかしながら、メインコンデンサ48の端面は絶縁材6
0によってコーティングされ、金属ケース48aが外部
に露呈されていないので、電源電池52に到達している
海水と、メインコンデンサ48まで到達している海水と
に同時に触れても感電することはない。
【0032】なお、上記実施形態では、メインコンデン
サ48の金属ケース48aがスリーブ59から露呈され
ている部分に、塗布やスプレー噴霧、ディップによって
防水性を有する絶縁材60をコーティングしたが、例え
ば図5に示すように、防水性と絶縁性とを有する粘着テ
ープ63を貼着して、金属ケース48aを覆い隠しても
よい。なお、粘着テープ63の粘着剤は、経時変化によ
って水が浸入してしまうことがあるので、長期間の使用
には向いていない。
【0033】また、図6に示すように、防水,絶縁性を
有する材料で成形されたキャップ65をメインコンデン
サ48の一端部に被せて、金属ケース48aを覆い隠し
てもよい。なお、レンズ付きフイルムユニット2の組み
立て時にキャップ65がメインコンデンサ48から外れ
てしまうことがあり、更に、キャップ65とメインコン
デンサ48との隙間から水が浸入する可能性もあるの
で、キャップ65は接着剤等でメインコンデンサ48に
接着しておくとよい。
【0034】更に、図7に示すように、ストロボユニッ
ト18に使用するメインコンデンサ67として、スリー
ブで覆われていないアルミ電解コンデンサを採用し、そ
の金属ケース67aの外側に防水性を有する絶縁材68
をディップ等の方法で付着させてコーティングすること
もできる。これによれば、スリーブの分だけメインコン
デンサのコストダウンを行うことができ、更に、上述の
各実施形態よりも確実な防水,絶縁性を備えることがで
きる。
【0035】なお、ディップ等によりメインコンデンサ
67をコーティングすると、絶縁材68が液垂れし、そ
の状態で硬化すると突起68aが発生してしまう。この
突起68aが、後カバー20の内壁に対面する位置や、
保持部材11bに対面する位置にあると、レンズ付きフ
イルムユニット2の組み立てに支障をきたすので、この
ような場合には、図8に示すように、金属ケース67a
のラジアル方向で、レンズ付きフイルムユニット2への
組み込み時に他の部品と干渉しない位置に突起68aが
形成されるように、絶縁材硬化時のメインコンデンサ6
7の保管姿勢を工夫する。以上で説明した各防水,絶縁
処理は、作業工数やコスト等の兼ね合いに合わせて適宜
選択することができる。
【0036】なお、上記各実施形態では、APS対応の
レンズ付きフイルムユニットを例に説明したが、本発明
は、135サイズの写真フイルムパトローネを装填する
レンズ付きフイルムユニットや、カメラ等にも用いるこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットは、コンデンサの金属ケースがスリ
ーブから外部に露呈されている部分に、防水,絶縁処理
を施したので、海水等の電解質溶液を介したコンデンサ
の金属ケースと電源電池との偶発的な接続による感電を
防止することができる。
【0038】また、防水,絶縁処理としては、防水性を
有する絶縁材のコーティング,粘着テープの貼着,キャ
ップを被せる等、作業効率やコスト等に合わせて適宜選
択することができる。
【0039】また、スリーブ無しのコンデンサの金属ケ
ースの外側を防水性を有する絶縁材で全て覆ってストロ
ボユニットに用いるようにしたので、コンデンサのコス
トダウンとともに、より確実な防水性,絶縁性が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット本体のストロボ発光部部分の要部断面
図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ストロボ回路の構成を示す概略図である。
【図5】別の実施形態の防水,絶縁処理が施されたメイ
ンコンデンサの要部断面図である。
【図6】更に別の実施形態の防水,絶縁処理が施された
メインコンデンサの要部断面図である。
【図7】更にまた別の実施形態の防水,絶縁処理が施さ
れたメインコンデンサの外観斜視図である。
【図8】図7に示すメインコンデンサを組み込んだユニ
ット本体のストロボ発光部部分の要部断面図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 18 ストロボユニット 19 前カバー 20 後カバー 44 回路基板 48 メインコンデンサ 48a 金属ケース 59 スリーブ 60,68 絶縁材 63 粘着テープ 65 キャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未露光の写真フイルムとパトローネとが
    予め装填され、撮影レンズやシャッタ機構等の簡単な撮
    影機構と、金属ケースの外側が絶縁性のスリーブで部分
    的に覆われたコンデンサが取り付けられているストロボ
    ユニットとが組み込まれたレンズ付きフイルムユニット
    において、 前記コンデンサの金属ケースがスリーブから外部に露呈
    されている部分に、防水,絶縁処理を施したことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記防水,絶縁処理は、防水性を有する
    絶縁材を金属ケースのスリーブから露呈されている部分
    にコーティングを施したものであることを特徴とする請
    求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記防水,絶縁処理は、防水性,絶縁性
    を有する粘着テープを金属ケースのスリーブから露呈さ
    れている部分に貼着したものであることを特徴とする請
    求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記防水,絶縁処理は、防水性,絶縁性
    を有する材質で成形されたキャップを、金属ケースが露
    呈されているコンデンサの一端部に被せたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 未露光の写真フイルムとパトローネとが
    予め装填され、撮影レンズやシャッタ機構等の簡単な撮
    影機構と、金属ケースの外側が防水性を有する絶縁材で
    全て覆われたコンデンサが取り付けられたストロボユニ
    ットとが組み込まれていることを特徴とするレンズ付き
    フイルムユニット。
JP9687296A 1996-04-18 1996-04-18 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH09281654A (ja)

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