JP2003121909A - ストロボ基板 - Google Patents

ストロボ基板

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JP2003121909A
JP2003121909A JP2001321010A JP2001321010A JP2003121909A JP 2003121909 A JP2003121909 A JP 2003121909A JP 2001321010 A JP2001321010 A JP 2001321010A JP 2001321010 A JP2001321010 A JP 2001321010A JP 2003121909 A JP2003121909 A JP 2003121909A
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JP
Japan
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strobe
wiring pattern
soldered
substrate
resist film
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001321010A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ装置が絶縁破壊で故障することを防
ぐ。 【解決手段】 ストロボの発光用に高圧充電されるコン
デンサなどの回路部品がハンダ付けされたストロボ基板
23上に、防水、絶縁性の保護層42を形成する。保護
層42は、ストロボ充電時に高電圧となる配線パターン
上のレジスト膜及びハンダ付けされた回路部品の端子と
ハンダ付けされた部分一帯を覆い、ストロボ基板23上
に付着したホコリ、油、水がハンダ付けされた回路部品
の端子やハンダ付けされた部分に付着したり、水がレジ
スト膜を浸透して配線パターンにまで達することを防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧領域に絶
縁、防水性の保護層を設けたストロボ基板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】予め未露光の写真フイルムが装填された
1回使用型のレンズ付きフイルムユニットが普及してい
る。レンズ付きフイルムユニットは、カメラに不慣れで
も簡単に写真撮影が楽しめ、コンパクトで低価格である
ことから気軽に持ち運ぶことができる。このようなレン
ズ付きフイルムユニットは、夜間や屋内でも撮影が行え
るようにストロボ装置を内蔵しているものが一般的であ
る。
【0003】ストロボ装置には、配線パターンが形成さ
れた片側一面をレジスト膜によって覆った基板が用いら
れ、この基板上にストロボ用の回路部品が組み付けられ
る。ストロボ基板には、ストロボ用の回路部品の端子が
挿し込まれる孔が複数形成されており、この孔の周辺で
は、レジスト膜を形成していない部分から配線パターン
が露呈されている。ストロボ用回路部品は、配線パター
ンの形成面の裏側から取り付けられると、表側の端子孔
周辺で露呈された配線パターンにハンダ付けされて電気
的に接続され、固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなス
トロボ基板では、ストロボ基板にハンダ付けされた回路
部品の端子及びハンダ付けされた後の***箇所が配線パ
ターンの形成面の表側に露出しており、そこに空気中の
ホコリや油、水が付着すると絶縁破壊が発生しやすくな
る。また、高電圧の加わる部分においては、特に絶縁破
壊が発生し易いためある程度の部品の端子間隔は必要で
あるが、最近の電子部品の超小型化により部品の端子間
隔が十分でなくなってきているため、沿面放電が起こり
やすいという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
ものであり、絶縁破壊によりストロボ装置が故障するこ
とを防止したストロボ基板を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ストロボ回路を構成する回路部品が実装
され、配線パターンとこれを覆うレジスト膜とが設けら
れたストロボ基板において、少なくとも、高電圧の加わ
る配線パターン上のレジスト膜を、絶縁、防水性の保護
層で覆ったことを特徴とするものである。また、この保
護層は、シリコンゴムあるいは硬化性樹脂により形成さ
れており、高電圧の加わる配線パターンと、その周辺の
配線パターン及びハンダ付けされた回路部品の端子とハ
ンダ付けされた部分とを含む領域に形成することで、高
圧領域の絶縁、防水を確実にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明を実施したレンズ付
きフイルムユニットの正面概観斜視図を示す。ユニット
本体の前面には撮影レンズ2、ファインダ3が露呈され
ている。ストロボ充電ツマミ4は、ストロボ撮影を行う
際に操作され、上下にスライド自在に設けられている。
ストロボ充電が完了すると、内部で発光ダイオードが点
灯し、撮影者は充電完了表示窓5を通してこれを確認す
ることができる。充電完了後に、シャッタボタン6を押
すと、シャッタの作動と同時にストロボ発光部7からス
トロボ光が照射される。
【0008】レンズ付きフイルムユニット1の内部に
は、図2に示すカメラ本体部10が収納されている。周
知のように、カメラ本体部10には、シャッタ羽根11
を蹴飛ばすことにより露光を行うシャッタ機構、シャッ
タ羽根11を蹴飛ばすための蹴飛ばし力を発生させるシ
ャッタチャージ機構等が設けられている。
【0009】カメラ本体部10には、写真フイルムを引
き出したパトローネが収納されるパトローネ収納室12
と、引き出した写真フイルムがロール状に収納されるフ
イルムロール収納室13が一体形成されている。巻上げ
ノブ14は、その下端でパトローネのスプールと係合
し、撮影のたびに回動操作されると、露光されたフイル
ムコマをパトローネに向かって移動させる。また、この
回動操作に伴ってシャッタチャージが行われ、次の撮影
準備が行われる。
【0010】シャッタ羽根11の背面には、撮影開口1
5が形成された暗箱が設けられている。この暗箱後部に
は、撮影開口15より入射した被写体光の露光範囲を画
定するアパーチャが形成されており、ここに対面した写
真フイルムが露光される。復帰バネ16は、その一端が
シャッタ羽根11に、他端がカメラ本体部10に係合す
る。シャッタ羽根11は、復帰バネ16により撮影開口
15を覆う閉じ位置に付勢される。シャッタ羽根11の
前面には、レンズホルダ17、撮影レンズ2、レンズ押
さえ18が順に配置される。
【0011】ストロボ基板23の背面側には、各種の回
路部品が取り付けられ、図3に示すストロボ回路を構成
している。各回路部品は、ストロボ基板23の前面側に
形成された配線パターンにハンダ付けされて、電気的な
接続がなされる。基板前面は、回路部品の接続箇所以外
の配線パターンをレジスト膜で覆っており、配線パター
ンが保護されている。
【0012】以下、図3および図4を参照しながらレン
ズ付きフイルムユニット1に内蔵されたストロボ装置に
ついて説明する。ストロボ用の電源となる乾電池24
は、正極側電池接片25と、負極側電池接片26に接続
される。
【0013】発振トランジスタ27と発振トランス28
とで構成されるブロッキング発振回路は、乾電池24か
らの給電を受けて高圧パルスを発生させる昇圧回路であ
り、メインコンデンサ29及びトリガコンデンサ30に
対して300V程度の高圧充電を行う。発振トランス2
8は、一次コイル28a、二次コイル28b、三次コイ
ル28cとから構成されている。
【0014】2つのコンデンサ29、30と発振トラン
ス28の間には、充電電流の逆流を防止する整流ダイオ
ード31が設けられている。メインコンデンサ29とト
リガコンデンサ30にそれぞれ流れる電流の大きさは、
抵抗器32の電気抵抗値により決定される。
【0015】充電スイッチ33は、ストロボ充電ツマミ
4が上方向にスライド操作されるとオン状態となる。充
電スイッチ33がオンされると、前述のブロッキング発
振回路が作動して充電処理が開始される。発光ダイオー
ド36は、抵抗器34及び抵抗器35を介して、乾電池
24に対して、発振トランス28と並列に接続されてい
る。発光ダイオード36は、充電処理が完了に近づくと
点灯し、この光は充電完了表示窓5から確認される。
【0016】充電処理の後、充電スイッチ33をオン状
態にしたままシャッタボタン6を押せば、ストロボ撮影
を行うことができる。また、ストロボ充電ツマミ4を下
方向にスライド操作して、充電スイッチ33をオフにす
れば、ストロボを発光させずに通常撮影を行うことがで
きる。
【0017】ストロボ撮影を行う場合、シャッタボタン
6を押すと、シャッタ羽根11が蹴飛ばされて回動し、
撮影開口15が撮影レンズ2に対面する。これと同時
に、シャッタ羽根11の頭部11aがシンクロスイッチ
37をオンさせる。シンクロスイッチ37がオンする
と、トリガコンデンサ30に蓄えられた電荷が放電さ
れ、その結果、トリガトランス38で高圧のトリガ電圧
が発生する。このトリガ電圧によって、ストロボ発光管
39が励起され、メインコンデンサ29の電荷がストロ
ボ発光管39に放電される。
【0018】メインコンデンサ29からストロボ発光管
39に放電が行われると、ストロボ発光部7からストロ
ボ光が照射される。抵抗器40を挟んで発振トランジス
タ27のベース側とエミッタ側に接続された保護ダイオ
ード41は、メインコンデンサ29の放電時に発生する
放電ノイズから発振トランジスタ27を保護して性能の
劣化や破壊を防止する。
【0019】図4および図5に示すように、ストロボ基
板23には、レジスト膜45の上に厚膜の保護層42が
形成される。保護層42には、例えば、絶縁、防水性の
シリコンゴムを用いることができる。保護層42は、図
3において斜線部で示しているように、発振トランス2
8の高圧端と、トリガコンデンサ30、トリガトランス
38、メインコンデンサ29及びストロボ発光管39と
を結ぶ配線パターンを覆うレジスト膜上に設けられてい
る。すなわち、少なくとも二次コイル28bとトリガコ
ンデンサ30の間、二次コイル28bとトリガトランス
38の間、二次コイル28bとストロボ発光管39の
間、二次コイル28bとメインコンデンサ29の間にお
いては、ストロボ充電処理中に高電圧となるため、防
水、絶縁性を保つ必要がある。また、保護層42は、こ
のように高電圧となる配線パターンに加え、その周辺の
配線パターン上のレジスト膜及びハンダ付けされた回路
部品の端子とハンダ付けされた部分をも覆うように形成
されている。
【0020】ストロボ基板23は、レンズ付きフイルム
ユニット1の前面側に配線パターン47を向けた状態で
内蔵されている。このため、ストロボ充電ツマミ4やス
トロボ発光部7の隙間から容易に空気中のホコリや油、
水が入り込み、ストロボ基板23に付着しやすいが、ス
トロボ基板23には、絶縁、防水性の保護層42が形成
されているため、レジスト膜45上のピンホール46や
レジスト膜45の膜厚が薄い配線パターン47のエッジ
48付近から内部にまで浸入することはない。また、保
護層42は、高圧配線パターン上のレジスト膜と、その
周囲の配線パターン上のレジスト膜及びハンダ付けされ
た回路部品の端子とハンダ付けされた部分とを覆ってい
るので、ストロボ充電により高電圧となる配線パターン
47は、基板に付着した空気中のホコリや油、水から確
実に保護され、端子間の沿面放電も防止される。
【0021】図6に上記保護層42を形成する方法の一
例を示す。ストロボ装置は、その製造の最終段階でスト
ロボ発光部7がストロボ基板23に組み付けられ、ま
た、ストロボ発光管39とストロボ基板23の所要部と
の電気的接続が行われるが、ストロボ発光部7を組み付
ける前に、図6に示す姿勢で、ストロボ基板23をシリ
コンゴムを溶融させた溶液51に部分的に浸す。このと
き、ストロボ発光部7と電気的接続が行われるランド部
分52にはテープ53を貼り付けておく。図6のように
ストロボ基板23を溶液に浸し、ストロボ基板23の高
圧発生部分にシリコンゴムを付着させた後、ストロボ基
板23を引き上げて乾燥処理を行えば上述した保護層4
2が得られる。そして、テープ53を剥がした後、スト
ロボ発光部7の組み付けおよび電気的接続を行えばよ
い。
【0022】なお、ストロボ発光部7だけでなく、乾電
池の正極側電池接片25と負極側電池接片26、充電ス
イッチ33およびシンクロスイッチ37をストロボ基板
23に組み付ける前に、各々の所要部にテープ53を貼
り付けておけば、ストロボ基板23全体を溶液51に浸
してストロボ基板23全体を保護層で覆うことができ、
また、ストロボ基板23を溶液51に浸すときの位置決
めも不要になり、製造工程が簡略化される。そして、保
護層を乾燥させてからテープ53を剥がし、前記各部品
を組み付ければよい。
【0023】以上、図示した実施の形態にしたがって本
発明について説明してきたが、保護層としては、絶縁、
防水性を有するものであれば、シリコンゴム以外のも
の、例えば、紫外線硬化性樹脂や、二液混合硬化性樹脂
(アラルダイトなどのエポキシ系樹脂など)を用いるこ
とができる。また、保護層の形成にあたっても、塗布、
吹きつけなどの手法を利用することができる。さらに、
本発明はレンズ付きフイルムユニットだけでなく、通常
の写真カメラや、インスタントカメラ、デジタルカメラ
などにも広く適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明のストロボ基板に
よれば、ストロボ充電により高電圧の加わる配線パター
ン上のレジスト膜及びハンダ付けされた回路部品の端子
とハンダ付けされた部分一帯を、防水、絶縁性の保護層
で覆ったので、基板に空気中のホコリや油、水が付着し
た場合でも、ストロボ装置の故障や、漏電事故の発生が
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図2】カメラ本体部の分解斜視図である。
【図3】ストロボ装置の回路図である。
【図4】回路部品実装後のストロボ基板を示す正面図で
ある。
【図5】ストロボ基板の断面図である。
【図6】保護層を形成させる方法を示した図である。
【符号の説明】
7 ストロボ発光部 23 ストロボ基板 27 発振トランジスタ 28 発振トランス 29 メインコンデンサ 30 トリガコンデンサ 38 トリガトランス 39 ストロボ発光管 42 保護層 45 レジスト膜 47 配線パターン 49 回路部品の端子 50 ハンダ付けされた部分 51 溶液 53 テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ回路を構成する回路部品が実装
    され、配線パターンとこれを覆うレジスト膜とが設けら
    れたストロボ基板において、 少なくとも、高電圧の加わる配線パターン上のレジスト
    膜を、絶縁、防水性の保護層で覆ったことを特徴とする
    ストロボ基板。
  2. 【請求項2】 前記保護層は、高電圧の加わる配線パタ
    ーンと、その周辺の配線パターンおよびハンダ付けされ
    た回路部品の端子とハンダ付けされた部分とを含む領域
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のス
    トロボ基板。
  3. 【請求項3】 前記保護層は、シリコンゴムあるいは硬
    化性樹脂により形成されていることを特徴とする請求項
    1、および2に記載のストロボ基板。
JP2001321010A 2001-10-18 2001-10-18 ストロボ基板 Pending JP2003121909A (ja)

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