JPH09280331A - ダイナモ付セルモータを備えた動力伝達装置 - Google Patents

ダイナモ付セルモータを備えた動力伝達装置

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JPH09280331A
JPH09280331A JP8963796A JP8963796A JPH09280331A JP H09280331 A JPH09280331 A JP H09280331A JP 8963796 A JP8963796 A JP 8963796A JP 8963796 A JP8963796 A JP 8963796A JP H09280331 A JPH09280331 A JP H09280331A
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dynamo
cell motor
rotating shaft
rotation
rotating
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JP8963796A
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Inventor
Hirobumi Miyata
博文 宮田
Shinichiro Nishikawa
真一郎 西川
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0876Control or adjustment of actuators
    • F16H2007/0885Control or adjustment of actuators the tension being a function of engine running condition

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナモ付セルモータ1及びエンジン3間の
動力伝達を伝動ベルト5を介して行い、その伝動ベルト
5のエンジン始動時に緩み側となるスパン5aにテンシ
ョナ6により所定の張力を付与させようとする際に、緩
み側スパン5aにテンショナ6のばね力以上の張力を、
しかもそのスパンの張力低下に速やかに追従させて付与
できるようにする。 【解決手段】 ダイナモ付セルモータ1のステータ側部
分12を軸受14により回転軸1bの軸心回りに回動可
能に保持させ、エンジン始動時に回転軸1bを回転させ
たときに逆方向に回転しようとするステータ側部分12
の反力を連結ベルト13を介してテンショナ6の回動部
材8に伝達し、テンションプーリ9が伝動ベルト5の緩
み側スパン5aを押圧する方向に回動部材8を強制的に
回動させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンのクラ
ンク軸とダイナモ付セルモータの回転軸との間に伝動ベ
ルトが巻き掛けられてなる動力伝達装置に関し、特にエ
ンジン始動時にダイナモ付セルモータの回転軸の回転力
を伝動ベルトを介してエンジンのクランク軸に効率よく
伝達させる対策に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の動力伝達装置は、エンジンの始
動時にはダイナモ付セルモータにセルモータとして機能
させることで、その回転軸の回転力を伝動ベルトを介し
てエンジンのクランク軸に伝達させる一方、エンジンの
始動後にはダイナモとして機能させることで、クランク
軸の回転力を伝動ベルトを介してダイナモ付セルモータ
の回転軸に伝達させるようにしたものであって、例え
ば、ゴルフ場のカート等に既に使用されている。具体的
には、上記エンジンのクランク軸に回転一体に設けられ
たクランクプーリと、上記ダイナモ付セルモータの回転
軸に回転一体に設けられたプーリとの間に伝動ベルトが
巻き掛けられており、エンジン始動時には、ダイナモ付
セルモータの回転軸の回転力で伝動ベルトを走行させる
ことで、その回転力をエンジンのクランク軸に伝達させ
るようになされている。
【0003】ところで、上記ダイナモ付セルモータが、
エンジンを始動させるためにセルモータとして機能する
ときには、比較的大きな起動トルクを瞬時に発生する。
すると、伝動ベルトの張側となるスパンの張力は急激に
増大し、一方、緩み側となるスパンの張力が大幅に減少
することから、ダイナモ付セルモータのプーリから伝動
ベルトへの動力伝達が不十分になり、エンジンのクラン
ク軸に十分な回転力を伝達することが困難になる。そこ
で、上記動力伝達装置には、伝動ベルトの緩み側スパン
を押圧して所定の張力を付与できるようにするために、
テンショナが配置されている。
【0004】上記テンショナは、例えば特公昭62−2
182号公報等で知られているように、固定体に固定さ
れる固定部材と、この固定部材により回動可能に支持さ
れていて、伝動ベルトを押圧可能なテンションプーリが
設けられた回動部材とを有していて、これら固定部材及
び回動部材間には、固定部材に対し回動部材をテンショ
ンプーリが伝動ベルトを押圧する方向に回動付勢する捩
りコイルばねと、この捩りコイルばねの付勢方向と逆の
方向への回動部材の回動をダンピングするダンピング部
材とがそれぞれ介装されている。そして、伝動ベルトの
張力変動に応じて回動部材が回動することで伝動ベルト
の張力を自動的に調整し、また、伝動ベルトの張力が急
激に増大したときには、回動部材の回動をダンピングし
て伝動ベルトのばたつきを抑えることができるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の動力伝達装置では、上記のようなテンショナのみに
よっては、エンジン始動時における伝動ベルトの緩み側
スパンに十分な張力を付与することは困難であるという
問題がある。尚、テンショナがベルトに付与できる張力
の大きさは、捩りコイルばねのばね力で定まっているこ
とから、大きな張力を付与できるようにするには、その
分だけ大きな捩りコイルばねを用いるようにすればよい
とも考えられるが、テンショナ自体の大きさにエンジン
ルームにおける設置スペース上の制約があるために、そ
のような対策の実施は難しい。
【0006】また、仮に十分なばね力を発揮させるよう
にすることができたとしても、別の問題がある。それ
は、テンショナが作動するのは、伝動ベルトの張力が低
下してからであるので、その間、テンショナの作動遅れ
が生じることとなる。したがって、ダイナモ付セルモー
タを備えた動力伝達装置においては、ダイナモ付セルモ
ータの起動時の立上りの速さに十分に追従させられない
虞れがある。
【0007】この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたも
のであり、その主な目的は、ダイナモ付セルモータ及び
エンジン間の動力伝達を伝動ベルトを介して行い、その
伝動ベルトのエンジン始動時に緩み側となるスパンにテ
ンショナにより所定の張力を付与させようとする際に、
上記緩み側スパンにテンショナのばね力以上の張力をそ
のスパンの張力減少に速やかに追従させて付与できるよ
うにすることで、ダイナモ付セルモータの回転軸の回転
力を伝動ベルトに十分に伝達できるようにし、もって、
ダイナモ付セルモータによるエンジンの始動を、より確
実なものとすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、エンジン始動時にダイナモ付セル
モータが回転軸を回転させるときに、その回転軸の回転
方向と逆の方向に回動しようとする反力が生じることに
着目し、この反力により、テンショナプーリが伝動ベル
トを押圧する方向にテンショナの回動部材を強制的に回
動させるようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、回転軸
を有していて、所定の電圧が印加されることで上記回転
軸を回転させる一方、上記回転軸が回転駆動されること
で発電するダイナモ付セルモータと、このダイナモ付セ
ルモータの回転軸に回転一体に設けられた第1のプーリ
と、エンジンのクランク軸に回転一体に設けられた第2
のプーリと、これら第1及び第2のプーリ間に巻き掛け
られていて、エンジン始動時には上記回転軸の回転力を
クランク軸に伝達する一方、エンジン始動後には上記ク
ランク軸の回転力を回転軸に伝達する伝動ベルトと、固
定体に固定された固定部材、この固定部材により回動可
能に支持されていて、上記伝動ベルトを押圧可能なテン
ションプーリが設けられた回動部材、及びこれら固定部
材及び回動部材間に介装されていて、固定部材に対し回
動部材をテンションプーリが伝動ベルトを押圧する方向
に回動付勢する付勢手段を有し、エンジン始動時に伝動
ベルトの緩み側となるスパンを押圧して張力を付与する
テンショナとを備えた動力伝達装置が前提である。
【0010】そして、上記ダイナモ付セルモータに設け
られていて、そのダイナモ付セルモータが回転軸を回転
させたときの反力により該回転軸の回転方向と逆の方向
に回動する一方、上記回転軸が回転駆動されたときに該
回転軸と同じ回転方向への回動が規制されるように構成
された反動部と、上記ダイナモ付セルモータの反動部及
び上記テンショナの回動部材を互いに連結していて、ダ
イナモ付セルモータが回転軸を回転させたときの反動部
の反力により上記テンショナの回動部材をテンションプ
ーリが伝動ベルトの緩み側スパンを押圧する方向に回動
させる連結部材とを備えるようにする。
【0011】上記の構成において、エンジンの始動時に
は、ダイナモ付セルモータはセルモータとして機能し、
所定の電圧が印加されることで回転軸を所定方向に回転
させる。このとき、上記ダイナモ付セルモータが回転軸
を回転させる際の反力により、ダイナモ付セルモータの
反動部は、上記回転軸の回転方向とは逆の方向に回動し
ようとする。この反動部の回動は、連結部材を介してテ
ンショナの回動部材に伝達され、この回動部材を、テン
ションプーリが上記伝動ベルトの緩み側スパンを押圧す
る方向に強制的に回動させる。これにより、テンショナ
のばね力に、ダイナモ付セルモータの反動部の反力が加
わった力でテンションプーリは伝動ベルトの緩み側スパ
ンを押圧する。また、上記反動部が回転軸の回転方向と
逆に方向に回動することで、その分だけ回転軸の回転速
度の立上りが緩やかになり、このことで、回転軸の回転
による伝動ベルトの急激な張力変化自体が緩和される。
尚、最終的には、上記反動部の回動は、該反動部にテン
ショナ及び連結部材を介して伝達されるベルト反力によ
り規制されることになるので、その反動部の回動が回転
軸の回転力を阻害することはない。よって、伝動ベルト
の緩み側スパンの張力の急激でかつ大幅な減少が防止さ
れ、上記ダイナモ付セルモータの回転軸の回転力は、伝
動ベルトに適正に伝達されるようになる。
【0012】一方、上記エンジンの始動後には、ダイナ
モ付セルモータの回転軸がエンジンのクランク軸の回転
力により回転駆動されることで、上記ダイナモ付セルモ
ータはダイナモとして機能する。このとき、上記反動部
は、回転軸と同じ方向への回動が規制されているので、
上記回転力の少なくとも一部が反動部の回動に消費され
ることは防止される。よって、ダイナモ付セルモータの
ダイナモとしての機能は十分に発揮される。
【0013】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、ダイナモ付セルモータのステータ側部分は、
回転軸の軸心回りに回動可能に保持される一方、上記ダ
イナモ付セルモータが回転軸を回転させたときに該回転
軸と同じ回転方向への回動が規制されるように設けられ
ているものとする。そして、反動部は、上記ダイナモ付
セルモータのステータ側部分により構成されているもの
とする。
【0014】上記の構成において、エンジン始動時にダ
イナモ付セルモータが回転軸を回転させたとき、その反
力はダイナモ付セルモータの反動部であるステータ側部
分に作用し、そのステータ側部分を回転軸の回転方向と
逆の方向に回動させようとする。このとき、ダイナモ付
セルモータは、回転軸の軸心回りに回動可能に保持され
ているので、上記ステータ側部分は、回転軸の場合とは
逆の方向に上記反力により回動する。一方、エンジン始
動後に上記回転軸がエンジンのクランク軸の回転力によ
り回転駆動されるときには、上記ステータ側部分の回転
軸と同じ方向への回動は規制されている。よって、上記
請求項1の発明での作用は具体的にかつ適正に営まれ
る。
【0015】請求項3の発明では、上記請求項2の発明
において、ダイナモ付セルモータのステータ側部分及び
テンショナの回動部材を互いに連結していて、上記ダイ
ナモ付セルモータの回転軸が回転駆動されたときに上記
ステータ側部分が該回転軸と同じ方向に回動するのを上
記テンショナの付勢手段の付勢力により規制する規制部
材を備えるようにする。そして、上記ステータ側部分
は、上記ダイナモ付セルモータの回転軸と同じ回転方向
への回動を上記規制部材により規制されているものとす
る。
【0016】上記の構成において、エンジンの始動後に
ダイナモ付セルモータがダイナモとして作動するとき
に、そのステータ側部分が回転軸の回転方向と同じ方向
に回動しようとすると、その回動が規制部材を介してテ
ンションの回動部材に伝達され、この回動部材を付勢手
段の付勢方向に回動させようとする。この回動部材の回
動は、伝動ベルトの張側となったスパンを押圧して付勢
手段の付勢力を補助する一方、その際のベルト反力によ
り規制を受けるようになり、このことで、上記ステータ
側部分の回転軸の回転方向と同じ方向への回動は規制さ
れることになる。よって、ダイナモ付セルモータの回転
軸が回転駆動されたときに、ステータ側部分が回転軸と
同じ方向に回動するのを規制する作用が具体的にかつ適
正に営まれ、その上、エンジンの始動後に張側となった
伝動ベルトのスパンに適正な張力を付与する際に、上記
ステータ側部分の回動力により付勢手段の付勢力が補助
される。
【0017】請求項4の発明では、上記請求項1の発明
において、ダイナモ付セルモータのステータ側部分は、
上記請求項2の場合とは異なり、固定体に固定されてい
るものとする。また、上記ダイナモ付セルモータは、該
ダイナモ付セルモータのロータに回転一体に連結された
第1の回転軸を有するものとする。そして、回転軸は、
上記第1の回転軸に差動歯車部を介して一体回転可能に
連結された第2の回転軸とされているものとする。その
上で、上記差動歯車部は、上記第1の回転軸に回転一体
に設けられた第1サンギヤと、上記第2の回転軸に回転
一体に設けられていて、上記第1サンギヤと同軸上に配
置された第2サンギヤと、各々、上記第1及び第2サン
ギヤの各々に常に噛合する複数のプラネットギヤを自転
可能にかつ第1サンギヤの軸心回りに公転可能に保持し
てなるプラネットキャリアとを有するものとし、反動部
は、上記プラネットキャリアにより構成されているもの
とする。
【0018】上記の構成において、エンジン始動時にダ
イナモ付セルモータが第1回転軸を回転させると、その
回転力は、第1サンギヤからプラネットキャリアを介し
て第2サンギヤに伝達され、この第2サンギヤは第1サ
ンギヤと同じ方向に回転する。このとき、上記プラネッ
トキャリアは、各プラネットギヤを第1サンギヤの回転
方向と逆の方向に回転(自転)させつつ、自身も第1サ
ンギヤの回転方向と逆の方向に回転(公転)しようとす
るので、反動部として作用することになる。
【0019】一方、エンジン始動後に、ダイナモ付セル
モータの第2回転軸が回転駆動されると、その回転力
は、第2サンギヤからプラネットキャリアに伝達され
る。このとき、プラネットキャリアは、第2サンギヤの
回転方向と逆の方向に回転しようとしてその回転動作が
連結部材により規制されている状態であって、第2サン
ギヤと同じ方向に回転することないので、上記回転力の
少なくとも一部がプラネッチキャリアの回転に消費され
るという事態は生じない。
【0020】よって、この発明においても、上記請求項
2の発明の場合と同じ効果が得られる他、ダイナモ付セ
ルモータのステータ側部分を固定体に固定させているの
で、このステータ側部分を回転軸の軸心回りに回動可能
に保持させるようにした場合に生じる不具合は招かな
い。さらに、エンジンの始動後にダイナモ付セルモータ
がダイナモとして機能するときに、反動部としてのプラ
ネットキャリアは、第2回転軸と同じ方向へは回転しな
いので、換言すると、第2回転軸と同じ方向への回動を
自己規制していることになるので、上記請求項3の発明
の場合のような別部材としての規制部材は不要となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。 (実施形態1)図1は、この発明の実施形態1に係る動
力伝達装置のレイアウトを示す。この動力伝達装置は、
自動車のエンジンルーム内に配置されており、回転軸1
bを有していて、所定の電圧が印加されることで上記回
転軸1bを同図に矢印で示す所定の方向に回転させる一
方、その回転軸1bが同所定方向に回転駆動されること
で発電するダイナモ付セルモータ1を備えている。
【0022】上記動力伝達装置は、上記ダイナモ付セル
モータ1の回転軸1bに回転一体に設けられた第1のプ
ーリ2と、エンジン(図示せず)のクランク軸3aに回
転一体に設けられた第2のプーリ4と、これら第1及び
第2プーリ2,4間に走行可能に巻き掛けられていて、
エンジン始動時には上記回転軸1bの回転力をクランク
軸2aに伝達する一方、エンジン始動後には上記クラン
ク軸2aの回転力を回転軸1bに伝達する伝動ベルトと
してのVリブドベルト5と、エンジン始動時にベルト5
の緩み側となるスパン5aをベルト外側から押圧して張
力を付与するテンショナ6とを備えている。尚、図1の
29は、エンジン3の補器の1つであるウォータポンプ
の回転軸に回転一体に連結されたプーリである。
【0023】上記テンショナ6は、固定体としてのエン
ジンブロックに固定された固定部材7と、この固定部材
7により回動可能に支持されていて、上記ベルト5を押
圧可能なテンションプーリ9が設けられた回動部材8
と、これら固定部材7及び回動部材8間に介装されてい
て、固定部材7に対し回動部材8をテンションプーリ9
がベルト5を押圧する方向(図1の反時計回り方向)に
回動付勢する付勢手段としての捩りコイルばね10(図
3及び図4参照)とを有する。
【0024】上記テンショナ6についての詳しい説明
を、図3及び図4を参照しながら加えておく。上記固定
部材7は、図4に示すように、フロント側(同図の左
側)が開口された有底円筒状のリヤカップ部7aと、こ
のリヤカップ部7aの底部中央からフロント側に向かっ
て延びるように設けられた軸部31とを有し、取付部3
2においてエンジンブロック等の固定体に固定されてい
る。また、上記リヤカップ部7aの周壁部には、この周
壁部を半径方向に貫通するリヤ側係止孔33が形成され
ている。
【0025】上記回動部材8は、開口部が上記リヤカッ
プ部7aの開口部と対向するフロントカップ部8aと、
このフロントカップ部8aの底部中央からリヤ側(図4
の右側)に向かって延びるように設けられ、かつ固定部
材7の軸部31にその先端側から円筒状のダンピング部
材であるインサートベアリング34を介して外嵌合され
たボス部35と、上記フロントカップ部8aの外周に半
径方向外方(図3及び図4の上方)に向けて突設された
アーム部36とを有する。このアーム部36には、上記
テンションプーリ8がボス部35の軸心と平行な軸心で
回転可能に支持されている。この回動部材8は、ボス部
35において固定部材7の軸部31に回動可能に支持さ
れており、その軸部31の先端において合成樹脂製のス
ラストワッシャ37及び金属製のフロントプレート38
を介して図示しない抜止め手段により抜止めがなされて
いる。また、上記フロントカップ部8aの周壁部には、
この周壁部を半径方向に貫通するフロント側係止孔39
が形成されている。
【0026】上記捩りコイルばね10は、固定部材7の
リヤカップ部7aと回動部材8のフロントカップ部8a
との間に形成された空間に軸心方向に圧縮された状態で
配置されている。この捩りコイルばね10は、本体が左
巻きであり、リヤ側及びフロント側の各端部10a,1
0bが何れも本体から半径方向外方に向けて突出する形
状とされている。そして、捩りコイルばね10は、本体
が縮径されるとともに、上記リヤ側端部10aが固定部
材7のリヤカップ部7aの周壁部におけるリヤ側係止孔
33に、またフロント側端部10bが回動部材8のフロ
ントカップ部8aの周壁部におけるフロント側係止孔3
9にそれぞれ半径方向に貫通して係止された状態で配置
されており、これらのことで、固定部材7に対し回動部
材8を図3の反時計回り方向に回動付勢するようになさ
れている。
【0027】上記インサートベアリング34の内外周面
は共にフロント側が僅かながら小径となる断面テーパ状
に形成されており、これに応じて、軸部31の外周面及
びボス部35の内周面も共に同様の断面テーパ状をなし
ている。また、インサートベアリング34は図外の回止
め手段により固定部材7の軸部31の側に回止めされて
いる。そして、回動部材8のボス部35は、捩りコイル
ばね10のばね力によりその内周面が上記インサートベ
アリング34の外周面に押し付けられており、このこと
で、固定部材7に対する回動部材8の回動をその回動方
向に応じてダンピングするようになされている。つま
り、回動部材8が図3の時計回り方向に回動されたとき
には捩りコイルばね10は、その本体が縮径することと
相俟って大きな力で上記ボス部35をインサートベアリ
ング34に押し付ける。したがって、このときには、回
動部材8の回動は大きな力でダンピングされる。一方、
回動部材8が図3の反時計回り方向に回動されたときに
は、捩りコイルばね10は、その本体が拡径することと
相俟って上記ボス部35に対する押付力は小さくなる。
したがって、このときには、回動部材8の回動は殆ど又
は小さな力でしかダンピングされない。
【0028】さらに、上記捩りコイルばね10の本体リ
ヤ側部分とボス部35との間には、ダンピング部材とし
ての円筒状のスプリングサポート40が介装されてい
る。このスプリングサポート40の内周面はボス部35
の外周面に摺接可能とされている。さらに、スプリング
サポート40のリヤ側開口縁には、リヤカップ部7aの
底部内面に接する外向きフランジ40aが形成されてい
る。そして、この外向きフランジ40aが捩りコイルば
ね10の軸心方向のばね力でリヤカップ部7aの底部に
押し付けられることにより、スプリングサポート40は
固定部材7の側に固定されている。また、この固定状態
においてフロントカップ部8aが図3の時計回り方向に
回動したとき、捩りコイルばね10の本体が縮径するこ
とで、スプリングサポート40は締め付けられてその内
周面がボス部35の外周面に圧接するようになり、この
ことでも、回動部材8の回動に対するダンピング力が発
生するようになっている。
【0029】これらにより、上記テンショナ6では、イ
ンサートベアリング34と回動部材8のボス部35の内
周面との間、及びスプリングサポート40の内周面とボ
ス部35の外周面との間で、それぞれベルト反力と捩り
コイルばね10のばね力とが合わさって回動部材8の回
動に対するダンピング力が生じるようになっている。す
なわち、上記ベルト5の張力が減少すると、ベルト反力
の減少によりダンピング力が小さくなる。すると、回動
部材8が回動し易くなってテンションプーリ9のベルト
5に対する追随性が高くなり、このことで、ベルト5の
張力低下を比較的速やかに防止する。一方、ベルト5の
張力が急激に増大したときには、ベルト力の増大により
上記ダンピング力も大きくなり、このことで、テンショ
ンプーリ9に大きい抵抗力を付与してベルト5のばたつ
きを防止できるようになっている。
【0030】そして、この実施形態では、図1及び図2
に示すように、上記ダイナモ付セルモータ1に設けられ
ていて、このダイナモ付セルモータ1が回転軸1bを回
転させたときの反力により該回転軸1bの回転方向と逆
の方向(図1の反時計回り方向)に回動する反動部とし
てのステータ側部分12と、このステータ側部分12と
上記テンショナ6の回動部材8とを互いに連結してい
て、エンジン始動時のステータ側部分12の反力により
上記回動部材8をテンションプーリ9がベルト5の緩み
側スパン5aを押圧する方向(図1の反時計回り方向)
に回動させる連結部材としての連結ベルト13とを備え
ている。
【0031】具体的には、上記ダイナモ付セルモータ1
は、このダイナモ付セルモータ1のステータ側部分12
に一体に設けられかつダイナモ付セルモータ1の回転軸
1bが相対回転可能に嵌挿された筒部12aを有する。
そして、この筒部12aにおいて軸受14により回動可
能に保持されていることで、上記ダイナモ付セルモータ
1のステータ側部分12を回転軸1bの軸心回りに回動
可能に保持するようになされている。尚、図示は省略し
たが、ダイナモ付セルモータ1には変速歯車部が内蔵さ
れていて、この変速歯車部を介して上記回転軸1bはダ
イナモ付セルモータのロータ側に回転一体に連結されて
いる。
【0032】上記連結ベルト13は、可撓性を有する有
端のベルトであって、その一端は、ダイナモ付セルモー
タ1の筒部12aの先端に回動一体に固定されたベルト
固定リング15に図1の反時計回り方向に巻き掛けられ
た状態でボルト16により止着されている一方、他端
は、テンショナ6の回動部材8のフロントカップ部8a
の側周壁に同図の時計回り方向に巻き掛けられた状態で
ボルト17により止着されている。
【0033】また、上記ダイナモ付セルモータ1のステ
ータ側部分12及びテンショナ6の回動部材8は、図1
に示すように、規制部材としての規制ベルト18によっ
て互いに連結されている。この規制ベルト18は、上記
連結ベルト13の場合と同じく、可撓性を有する有端の
ベルトであって、その一端は、上記ベルト固定リング1
5に連結ベルト13の場合とは逆に同図の時計回り方向
に巻き掛けられた状態でボルト19により止着されてい
る。尚、他端は、テンショナ6の回動部材8のフロント
カップ部8aの側周壁に、連結ベルト13の場合と同じ
く同図の時計回り方向に巻き掛けられた状態で連結ベル
ト13の他端と共に上記ボルト17で止着されている。
そして、この規制ベルト18により、上記ステータ側部
分12の回転軸1bの回転方向と同じ方向への回動を捩
りコイルばね10のばね力により規制するようになって
いる。
【0034】以上のように構成された動力伝達装置の作
動を、図5〜図8に基づいて説明する。エンジンの始動
時には、ダイナモ付セルモータ1はセルモータとして機
能し、所定の電圧が印加されることで、図5の時計回り
方向に回転軸1bを回転させる。この回転軸1bの回転
力は、第1プーリ2、ベルト5、第2プーリ4を経由し
てエンジン3のクランク軸3aに伝達され、このクラン
ク軸3aを回転駆動する。すると、ベルト5の第1プー
リ2に導入される張側のスパン5bの張力は急激に増大
し、一方、図6に誇張して示すように、ベルト5の第1
プーリ2から導出される緩み側のスパン5aの張力は急
激にかつ大幅に減少する。これに対し、テンショナ6で
は、回動部材8が捩りコイルばね10のばね力により、
図7に仮想線で示す位置から実線で示す位置に回動し、
テンションプーリ9によりベルト5を押圧して張力を付
与しようとするが、急激でありかつ大幅である張力の減
少には、上記テンショナ6の捩りコイルばね10のばね
力のみによっては十分に追従することは困難である。こ
のために、そのままでは第1プーリ2の回転力はベルト
5に十分には伝達されなくなる。
【0035】このとき、上記ダイナモ付セルモータ1が
回転軸1bを回転させる際の反力により、図8に示すよ
うに、ダイナモ付セルモータ1のステータ側部分12は
上記回転軸1bの回転方向とは逆の方向(同図の反時計
回り方向)に回動する。このステータ側部分12の回動
は、連結ベルト13に加わる張力に応じてテンショナ6
の回動部材8に伝達され、この回動部材8を、テンショ
ンプーリ9が上記ベルト5の緩み側スパン5aを押圧す
る方向(同図の反時計回り方向)に強制的に回動させ
る。これにより、テンショナ6のばね力に、ダイナモ付
セルモータ1のステータ側部分12の反力が加わった大
きな力で、テンションプーリ9はベルト5の緩み側スパ
ン5aを押圧する。また、上記ステータ側部分12が回
転軸1bの回転方向と逆の方向に回動することで、その
分だけ回転軸1bの回転速度の立上りが緩やかになり、
回転軸1bの回転によるベルト5の急激な張力変化自体
が緩和される。よって、ベルト5の緩み側スパン5aの
急激でかつ大幅な張力の低下が防止され、このことで、
第1プーリ2の回転力はベルト5に適正に伝達されるよ
うになる。尚、上記連結ベルト13がテンショナ6の回
動部材8を回動させるとき、規制ベルト18は撓むこと
になるので、この規制ベルト18が連結ベルト13の作
動を阻害することはない。そして、エンジン始動後に
は、上記緩み側スパン5aは張側に切り換わるので、テ
ンショナ6は図8に実線で示す状態から仮想線で示す状
態に変わる。
【0036】さらに、上記エンジンの始動後に、ダイナ
モ付セルモータ1がダイナモとして機能するときには、
エンジンのクランク軸3aの回転力が、第2プーリ4、
ベルト5、第1プーリ2及び回転軸1bを順に経由して
ダイナモ付セルモータ1のロータに伝達される。その際
に、ダイナモ付セルモータ1のステータ側部分12が上
記回転軸1bの回転方向と同じ方向(図5〜図8の時計
回り方向)に回動すると、つまり共回りすると、ダイナ
モ付セルモータ1はダイナモとしての機能が十分に発揮
されないことになる。
【0037】このとき、ステータ側部分12の上記回動
は規制ベルト18により規制されているので、ダイナモ
付セルモータ1は、エンジンのクランク軸3aの回転力
により適正に回転駆動されることとなる。また、上記規
制ベルト18が、テンショナ6の回動部材8をテンショ
ンプーリ9がベルト5の張側となったスパン5aを押圧
する方向に回動付勢しつつステータ側部分12の回動を
規制するので、このステータ側部分12の回動を利用し
て、上記テンショナ6の捩りコイルばね10のばね力を
補助することができ、よって、捩りコイルばね10自体
のばね力を予め大きく設定しておかなくても、上記張側
スパン5aに適正な張力を付与することができる。尚、
上記規制ベルト18がステータ側部分12の回動を規制
するとき、連結ベルト13は撓むことになるので、この
連結ベルト13が規制ベルト18の作動を阻害すること
はない。
【0038】したがって、この実施形態1によれば、ダ
イナモ付セルモータを備えたエンジンの動力伝達装置に
おいて、ダイナモ付セルモータ1及びエンジン間の動力
伝達をVリブドベルト5を介して行い、そのベルト5の
エンジン始動時に緩み側となるスパン5aにテンショナ
6により所定の張力を付与させようとする際に、上記ダ
イナモ付セルモータ1のステータ側部分12とテンショ
ナ6の回動部材8とを連結ベルト13で互いに連結する
ことで、上記ダイナモ付セルモータ1が回転軸1bを回
転させるときに生じる反力を利用して、テンションプー
リ9がベルト5の緩み側スパン5aを押圧する方向にテ
ンショナ6の回動部材8を強制的に、しかも回転軸1b
の回転のタイミングに合わせて回動させることができる
ようにしたので、上記緩み側スパン5aにテンショナ6
の捩りコイルばね10のばね力以上の力を、しかもその
スパン5aの張力減少に速やかに追従させて付与するこ
とができ、よって、第1プーリ2の回転力を適正にベル
ト5に伝達させてダイナモ付セルモータ1によるエンジ
ンの始動を円滑にかつ確実に行うことができる。
【0039】また、上記ステータ側部分12と回動部材
8とを規制ベルト18で互いに連結し、ステータ側部分
12が回転軸1bと同じ方向に回動するのをテンショナ
6の捩りコイルばね10のばね力で規制するようにした
ので、エンジンの始動後にダイナモ付セルモータ1がダ
イナモとして機能するときには、ステータ側部分12が
回転軸1と共回りするのを防止してダイナモ付セルモー
タ1を適正に回転駆動させることができる。
【0040】尚、上記実施形態1では、規制ベルトの他
端をテンショナ6の回動部材8に止着するようにしてい
るが、テンショナ6の捩りコイルばね10がエンジン始
動後にベルト張側スパン5aに十分な張力を付与できる
場合には、固定体に止着してもよい。
【0041】また、上記実施形態1では、連結部材及び
規制部材として、共に可撓性を有するベルトを用い、各
々に作用する張力に応じて作動させるようにしている
が、例えばロッド状の剛体を用いて構成するようにして
もよい。その場合には、レンケツブザイと規制部材とで
はステータ側部分に対する作用の方向が逆であることか
ら、1本のロッドにより両部材を構成するようにしても
よい。特に、規制部材については、エンジン始動後にお
けるステータ側部分12の回転軸1bと同じ方向への回
動を規制できるものであれば、その形状や機構等は公知
の技術に基づいて任意に設計することができる。
【0042】また、上記実施形態1では、伝動ベルトと
してVリブドベルトを用いているが、伝動ベルトとして
は特に限定されるものではない。
【0043】さらに、上記実施形態1では、テンショナ
6にベルト5をベルト外側から押圧させるようにしてい
るが、ベルト内側から押圧させるようにしてもよい。
【0044】(実施形態2)図9〜図11は、この発明
の実施形態2に係る動力伝達装置を示している。尚、同
各図において、上記実施形態1の場合と同じ部分には同
じ符号を付して示しており、その説明については省略す
る。
【0045】この実施形態では、ダイナモ付セルモータ
1のステータ側部分12は、実施形態1の場合とは異な
り、固定体としてのエンジンブロックに固定されてい
る。そして、上記ダイナモ付セルモータ1は、そのロー
タに回転一体に連結された第1の回転軸1aを有してお
り、この第1回転軸1aに差動歯車部21を介して、実
施形態1の回転軸1bに相当する第2の回転軸が一体回
転可能に連結されている。具体的には、この第2回転軸
1bは、図11に示すように、第1プーリ2のボス部を
第1回転軸1aの外周側を覆うようにダイナモ付セルモ
ータ1の側に向かって円筒状に延設した延設部により構
成されている。
【0046】上記差動歯車部21は、第1回転軸1aに
回転一体に設けられた大径の外歯車からなる第1サンギ
ヤ22と、第2回転軸1bに回転一体に設けられてい
て、上記第1サンギヤ22と同軸上に配置された小径の
外歯車からなる第2サンギヤ23と、これら第1及び第
2サンギヤ22,23にそれぞれ常に噛合している複数
個(例えば3個)のプラネットギヤ24,24,…を回
転可能に保持しかつ第1サンギヤ22と同軸上に配置さ
れていて、第1及び第2サンギヤ22,23の一方が回
転したときに該回転方向(図9の時計回り方向)とは逆
の方向(同図の反時計回り方向)に回転しつつ第1及び
第2サンギヤ22,23の他方を上記回転方向(同図の
時計回り方向)に回転させる反動部としてのプラネット
キャリア25とを有する。
【0047】上記プラネットキャリア25の各プラネッ
トギヤ24は、第1サンギヤ22に常に噛合している小
径の第1ピニオン24aと、この第1ピニオン24aに
回転一体に設けられていて、第2サンギヤ23に常に噛
合している大径の第2ピニオン24bとからなってい
る。つまり、この差動歯車部21は、ダイナモ付セルモ
ータ1がセルモータとして機能するときには、第1回転
軸1aの回転速度を増速して第2回転軸1bを回転させ
ることで、プラネットキャリア25を第2回転軸1bの
回転方向と逆の方向に回転させ易くする一方、ダイナモ
付セルモータ1がダイナモとして機能するときには、第
2回転軸1bの回転速度を減速して第1回転軸1aを回
転させることで、プラネットキャリア25の第2回転軸
1bの回転方向と逆の方向への回転を生じ難くさせるよ
うになされっている。
【0048】また、上記プラネットキャリア25とテン
ショナ6の回動部材8とは、実施形態1の場合と同じく
連結部材としての連結ベルト13により互いに連結され
ている。具体的には、連結ベルト13の一端は、プラネ
ットキャリア25の外周面に図9の反時計回り方向に巻
き掛けられた状態でボルト26で止着されており、一
方、他端は、回動部材8のフロントカップ部8aの側周
壁に同図の時計回り方向に巻き掛けられた状態でボルト
17により止着されている。
【0049】以上の構成において、エンジン3の始動時
にダイナモ付セルモータ1が第1回転軸1aを、図9の
時計回り方向に回転させると、その回転力は、第1サン
ギヤ22を介してプラネットギヤ24の第1ピニオン2
4aに伝達される。そして、各プラネットギヤ24は第
1サンギヤ22の回転方向と逆の方向に自転してその回
転力を第2ピニオン24bを介して第2サンギヤ23に
伝達し、この第2サンギヤ23を各プラネットギヤ24
の回転方向と逆の方向に、つまり第1サンギヤ22の場
合と同じ方向に回転させようとする。
【0050】このとき、第2サンギヤ23には、第2回
転軸1b、第1プーリ2及び伝動ベルト5を介してエン
ジン3のクランク軸3aの回転負荷が加わっているの
で、第2サンギヤ23の回転は抑制された状態にある。
すると、第2サンギヤ23に伝達されない回転力が各プ
ラネットギヤ24に作用し、各プラネットギヤ24を第
2サンギヤ23の回転方向と逆の方向に公転させる。つ
まり、プラネットキャリア25を、第2サンギヤ23の
場合とは逆の方向(図9の反時計回り方向)に回転さ
せ、このことで、上記実施形態1の場合と同様に、連結
ベルト13を介してテンショナ6の回動部材8をテンシ
ョンプーリ9がベルト5の緩み側スパン5aを押圧する
方向に強制的に回動させる。
【0051】一方、上記エンジン3の始動後には、ダイ
ナモ付セルモータ1の第2回転軸1bが図9の時計回り
方向に回転駆動され、その回転力は、第2サンギヤ23
からプラネットキャリア25に伝達される。このとき、
このプラネットキャリア25は、上記エンジン始動時の
場合と同様に第2サンギヤ23の回転方向と逆の方向に
回転しようとするものの、その回転動作が連結ベルト1
3により規制されている状態であって第2サンギヤ23
と同じ方向には回転しないので、上記回転力の少なくと
も一部がプラネットキャリア25の回転に消費されると
いう事態は生じない。
【0052】したがって、この実施形態2によっても、
上記実施形態1の場合と同じ効果を得ることができる
他、ダイナモ付セルモータ1のステータ側部分12を固
定しておくことができるので、実施形態1の場合のよう
にステータ側部分12が回動可能に保持されていること
に起因する不具合は生じない。例えば、実施形態1で用
いた規制ベルト18がなくても反動部としてのプラネッ
トキャリア25の回転軸1bと同じ方向への回動が生じ
ない。また、上記規制ベルト18が省略できることで、
動力伝達装置のレイアウトを簡単化できるというメリッ
トを有する。
【0053】尚、上記実施形態2では、第1及び第2サ
ンギヤ22,23にそれぞれ外歯車を用いるようにして
いるが、それぞれ内歯車(リングギヤ)を用いるように
してもよい。
【0054】また、上記実施形態2では、ダイナモ付セ
ルモータ1がダイナモとして機能するときにも、プラネ
ットキャリア25を第2回転軸1bの回転方向と逆の方
向に回転するようにしているが、その回転を規制する手
段を別に設けるようにする場合には、その差動歯車部の
機構は上記のものに限定される必要はなく、例えば外歯
車からなるサンギヤを第1回転軸に、またプラネットキ
ャリアを第2回転軸にそれぞれ回転一体に連結し、上記
プラネットキャリアの各プラネットギヤに噛合するリン
グギヤで反動部を構成するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ダイナモ付セルモータ及びエンジン間の動力伝
達を伝動ベルトを介して行い、その伝動ベルトのエンジ
ン始動時に緩み側となるスパンにテンショナにより所定
の張力を付与するようにした動力伝達装置において、上
記ダイナモ付セルモータに、その回転軸を回転させたと
きの反力により該回転軸の回転方向と逆の方向に回動す
る一方、上記回転軸が回転駆動されたときに該回転軸と
同じ回転方向への回動が規制されるように構成された反
動部を設け、この反動部と上記テンショナの回動部材と
を連結部材で互いに連結し、エンジン始動時にダイナモ
付セルモータが回転軸を回転させるときの反動部の反力
により上記テンショナの回動部材をテンションプーリが
伝動ベルトの緩み側スパンを押圧する方向に強制的に回
動させるようにしたので、エンジン始動時には、上記テ
ンショナの付勢手段の付勢力以上の力で、しかもダイナ
モ付セルモータの回転軸が回転するタイミングに合わせ
てテンションションプーリを伝動ベルトの緩み側スパン
に押し付けることができ、よって、第1プーリの回転力
を伝動ベルトに適正に伝達させることができ、その分だ
けダイナモ付セルモータによるエンジンの始動を円滑に
かつ確実に行うことができるようになる一方、エンジン
始動後には、上記反動部は回転軸と共回りしないので、
ダイナモとしての機能を十分に発揮させることができ
る。
【0056】請求項2の発明によれば、上記ダイナモ付
セルモータのステータ側部分を、回転軸の軸心回りに回
動可能に保持させる一方、上記ダイナモ付セルモータが
回転軸を回転させたときに該回転軸と同じ回転方向への
回動が規制されるようにし、このステータ側部分により
反動部を構成するようにしたので、上記請求項1の発明
による効果を具体的にかつ適正に得ることができる。
【0057】請求項3の発明によれば、規制部材により
ダイナモ付セルモータのステータ側部分及びテンショナ
の回動部材を互いに連結し、この規制部材がステータ側
部分に伝達するテンショナの付勢手段の付勢力によって
上記ステータ側部分の回転軸と同じ方向への回動を規制
するようにしたので、上記請求項2の発明による効果を
具体的にかつ適正に得ることができる一方、エンジン始
動後には、張側に切り換わるベルトスパンに所定の張力
を付与する上でテンショナの付勢手段の付勢力を補助す
ることができる。
【0058】請求項4の発明によれば、上記ダイナモ付
セルモータのステータ側部分を、固定体に固定し、ダイ
ナモ付セルモータのロータに回転一体に連結された第1
回転軸と、上記回転軸としての第2回転軸とを差動歯車
部を介して一体回転可能に連結することとし、その差動
歯車部を、第1回転軸に回転一体に設けられた第1サン
ギヤと、第2回転軸に回転一体に設けられた第2サンギ
ヤと、これら第1及び第2サンギヤにそれぞれ常に噛合
する複数のプラネットギヤを自転可能にかつ第1サンギ
ヤの軸心回りに公転可能に保持してなるプラネットキャ
リアとを有するものとした上で、上記反動部を、プラネ
ットキャリアにより構成するようにしたので、この発明
によっても、請求項1の発明による効果を具体的に得る
ことができる他、ダイナモ付セルモータのステータ側部
分を固定体に固定させているので、上記請求項2の発明
の場合のようにダイナモ付セルモータのステータ側部分
が回転軸の軸心回りに回動可能の保持されていることに
よる不具合は生じないとともに、上記請求項3の発明の
規制部材のような別の規制手段が不要であり、動力伝達
装置のレイアウトを簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係る動力伝達装置のレ
イアウトを示す正面図である。
【図2】動力伝達装置の要部を拡大して示す右側面図で
ある。
【図3】テンショナを拡大して示す正面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】エンジン始動前の初期ベルトセット状態及びエ
ンジン始動後の通常ベルト走行状態を示す正面図であ
る。
【図6】ダイナモ付セルモータがセルモータとして起動
するときの状態を誇張して示す図5相当図である。
【図7】テンショナが捩りコイルばねのばね力でベルト
を押圧する状態を誇張して示す図5相当図である。
【図8】ダイナモ付セルモータのステータ側部分が反力
により回動してテンショナの回動部材を強制的に回動さ
せる状態を誇張して示す図5相当図である。
【図9】この発明の実施形態2に係る動力伝達装置の全
体構成を示す正面図である。
【図10】動力伝達装置の要部を拡大して示す右側面図
である。
【図11】ダイナモ付セルモータの要部を拡大して示す
右側面図である。
【符号の説明】
1 ダイナモ付セルモータ 1a 第1回転軸 1b 第2回転軸(回転軸) 2 第1プーリ 3 エンジン 3a クランク軸 4 第2プーリ 5 Vリブドベルト(伝動ベルト) 5a 緩み側スパン 6 テンショナ 7 固定部材 8 回動部材 9 テンションプーリ 10 捩りコイルばね(付勢手段) 12 ステータ側部分(反動部) 12a 筒部 13 連結ベルト(連結部材) 14 軸受 18 規制ベルト(規制部材) 21 差動歯車部 22 第1サンギャ 23 第2サンギヤ 24 プラネットギヤ 25 プラネットキャリア(反動部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を有し、所定の電圧が印加される
    ことで上記回転軸を所定方向に回転させる一方、上記回
    転軸が同所定方向に回転駆動されることで発電するダイ
    ナモ付セルモータと、 上記ダイナモ付セルモータの回転軸に回転一体に設けら
    れた第1のプーリと、 エンジンのクランク軸に回転一体に設けられた第2のプ
    ーリと、 上記第1及び第2プーリ間に巻き掛けられ、エンジン始
    動時には上記回転軸の回転力をクランク軸に伝達する一
    方、エンジン始動後には上記クランク軸の回転力を回転
    軸に伝達する伝動ベルトと、 固定体に固定された固定部材と、該固定部材により回動
    可能に支持され、上記伝動ベルトを押圧可能なテンショ
    ンプーリが設けられた回動部材と、上記固定部材及び回
    動部材間に介装され、固定部材に対し回動部材をテンシ
    ョンプーリが伝動ベルトを押圧する方向に回動付勢する
    付勢手段とを有し、エンジン始動時に伝動ベルトの緩み
    側となるスパンを押圧して張力を付与するテンショナと
    を備えた動力伝達装置において、 上記ダイナモ付セルモータに設けられ、該ダイナモ付セ
    ルモータが回転軸を回転させたときの反力により該回転
    軸の回転方向と逆の方向に回動する一方、上記回転軸が
    回転駆動されたときに該回転軸と同じ回転方向への回動
    が規制されるように構成された反動部と、 上記ダイナモ付セルモータの反動部及び上記テンショナ
    の回動部材を互いに連結し、上記反動部が回転軸の回転
    方向と逆の方向に回動したときに上記テンショナの回動
    部材をテンションプーリが伝動ベルトの緩み側スパンを
    押圧する方向に回動させる連結部材とを備えていること
    を特徴とするダイナモ付セルモータを備えた動力伝達装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動力伝達装置において、 ダイナモ付セルモータのステータ側部分は、回転軸の軸
    心回りに回動可能に保持される一方、上記ダイナモ付セ
    ルモータが回転軸を回転させたときに該回転軸と同じ回
    転方向への回動が規制されるように設けられ、 反動部は、上記ダイナモ付セルモータのステータ側部分
    により構成されていることを特徴とするダイナモ付セル
    モータを備えた動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の動力伝達装置において、 ダイナモ付セルモータのステータ側部分及びテンショナ
    の回動部材を互いに連結し、上記ダイナモ付セルモータ
    の回転軸が回転駆動されたときに上記ステータ側部分が
    該回転軸と同じ方向に回動するのを上記テンショナの付
    勢手段の付勢力により規制する規制部材を備え、 上記ステータ側部分は、上記ダイナモ付セルモータの回
    転軸と同じ回転方向への回動を上記規制部材により規制
    されていることを特徴とするダイナモ付セルモータを備
    えた動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の動力伝達装置において、 ダイナモ付セルモータのステータ側部分は、固定体に固
    定され、 上記ダイナモ付セルモータは、該ダイナモ付セルモータ
    のロータに回転一体に連結された第1の回転軸を有し、 回転軸は、上記第1の回転軸に差動歯車部を介して一体
    回転可能に連結された第2の回転軸であり、 上記差動歯車部は、上記第1の回転軸に回転一体に設け
    られた第1サンギヤと、上記第2の回転軸に回転一体に
    設けられ、上記第1サンギヤと同軸上に配置された第2
    サンギヤと、各々、上記第1及び第2サンギヤの各々に
    常に噛合する複数のプラネットギヤを自転可能にかつ第
    1サンギヤの軸心回りに公転可能に保持してなるプラネ
    ットキャリアとを有し、 反動部は、上記プラネットキャリアにより構成されてい
    ることを特徴とするダイナモ付セルモータを備えた動力
    伝達装置。
JP8963796A 1996-04-11 1996-04-11 ダイナモ付セルモータを備えた動力伝達装置 Withdrawn JPH09280331A (ja)

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