JPH09273789A - レンジフード - Google Patents

レンジフード

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JPH09273789A
JPH09273789A JP8106163A JP10616396A JPH09273789A JP H09273789 A JPH09273789 A JP H09273789A JP 8106163 A JP8106163 A JP 8106163A JP 10616396 A JP10616396 A JP 10616396A JP H09273789 A JPH09273789 A JP H09273789A
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JP
Japan
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range hood
suction port
air
straightening vane
hood according
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Pending
Application number
JP8106163A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okano
浩史 岡野
Noboru Niihara
登 新原
Makoto Hatakeyama
真 畠山
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低排気風量での汚染空気の高捕集率を実現で
きるレンジフードを提供する。 【解決手段】 下方から上方へ向かって鉛直線に対して
傾斜して配設された整流板と、整流板の上縁のみに沿っ
て延在する狭幅の吸い込み口とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンジフードに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レンジフードにおいて、低排気風
量での汚染空気の高捕集率を実現するために種々の努力
が成されてきた。例えば、実開平3−46139号は、
整流板の周縁に沿って延在する狭幅の吸い込み口を備え
るレンジフードを開示している。上記レンジフードにお
いては、コンロで発生した上昇汚染空気は、整流板の下
面に沿って整流板の周縁へ向かって流れ、整流板の周縁
の全周に沿って延在する狭幅の吸い込み口へ流入する高
速空気流に連行されて吸い込み口からレンジフード内ヘ
吸い込まれ、レンジフード内に配設された排気ファンと
排気ファンに接続された排気ダクトとを経て、室外へ排
出される。上記レンジフードにおいては、上昇汚染空気
が整流板に貼り付いた状態で、整流板に沿って流れる
(コアンダ効果)ことにより汚染空気の拡散が抑制さ
れ、狭幅の吸い込み口へ流入する高速空気流に汚染空気
が連行されることにより、汚染空気の吸い込み口を越え
た吸い込み口外側ヘの拡散が抑制される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平3−46139
号のレンジフードにおいては、吸い込み口が整流板の周
縁の全周に亘って延在するので、吸い込み口の面積が増
大し、吸い込み口へ流入する空気流の速度が低下し、吸
い込み口へ流入する空気流に連行される汚染空気量が減
少し、結局吸い込み口を越えた吸い込み口外側ヘの汚染
空気の拡散を十分に抑制できない。実開平3−4613
9号のレンジフードにおいて、吸い込み口外側ヘの汚染
空気の拡散を十分に抑制するには、排気風量を増大させ
て、吸い込み口へ流入する空気流の速度の低下を抑制す
る必要がある。すなわち、実開平3−46139号のレ
ンジフードにおいては、低排気風量での汚染空気の高捕
集率を実現することは困難である。本発明は、上記問題
に鑑みてなされたものであり、低排気風量での汚染空気
の高捕集率を実現できるレンジフードを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、下方から上方へ向かって鉛直線
に対して傾斜して配設された整流板と、整流板の上縁の
みに沿って延在する狭幅の吸い込み口とを備えることを
特徴とするレンジフードを提供する。本発明において
は、上昇汚染空気は、下方から上方へ向かって鉛直線に
対して傾斜して配設された整流板に沿って上方へ流れ、
整流板の上縁のみに沿って延在する狭幅の吸い込み口へ
流入する高速空気流に連行されて吸い込み口からレンジ
フード内ヘ吸い込まれ、レンジフード内に配設された排
気ファンと排気ファンに接続された排気ダクトとを経
て、室外へ排出される。汚染空気が下方から上方へ向か
って斜めに配設された整流板に貼り付いた状態で整流板
に沿って上方へ流れる(コアンダ効果)ことにより汚染
空気の拡散が抑制される。整流板の上縁のみに沿って狭
幅の吸い込み口が延在するので、整流板の周縁の全周に
亘って狭幅の吸い込み口が延在する場合に比べて、吸い
込み口の面積が小さく、低排気風量時の吸い込み口へ流
入する空気流の速度が大きく、低排気風量時の吸い込み
口へ流入する空気流に連行される汚染空気量が多い。従
って、本発明に係るレンジフードは、低排気風量での汚
染空気の高捕集率を実現できる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、レンジ
フードは、整流板の下面両側に沿って上方へ向かう誘導
空気流を発生させる装置を備える。整流板の下面両側に
沿って上方へ向かう誘導空気流を発生させる装置が配設
されている場合には、整流板に沿って整流板の側方ヘ流
れた汚染空気が、整流板の下面両側に沿って上方へ向か
う誘導空気流に誘導されて上方へ流れ、吸い込み口へ流
入する。この結果、整流板の側縁外方ヘの汚染空気の漏
出が抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0006】本発明の好ましい態様においては、レンジ
フードは、整流板の下面両側に沿って上方へ向かう誘導
空気流を発生させる装置と、整流板の下面中央部に沿っ
て上方へ向かう誘導空気流を発生させる装置とを備え
る。整流板の下面両側に沿って上方へ向かう誘導空気流
を発生させる装置と、整流板の下面中央部に沿って上方
へ向かう誘導空気流を発生させる装置とを備えるレンジ
フードが、2口コンロの上方に設置された場合、中央の
誘導空気流発生装置と何れか一側の誘導空気流発生装置
とを選択的に作動させることにより、2口コンロの何れ
か一方の口が使用される場合に、該口で発生する汚染空
気を効率良くレンジフードの吸い込み口ヘ誘導すること
ができる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、誘導空
気流を発生させる装置は、レンジフードの排気の一部を
整流板の下面ヘ導く装置である。誘導空気流を発生させ
る装置が、レンジフードの排気の一部を整流板の下面ヘ
導く装置である場合、排気の一部を循環させることによ
り、高い汚染空気捕集率を維持しつつ、レンジフードの
実質的な排気風量を減少させることができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、レンジ
フードは、整流板の下面両側に立設され整流板の両側に
沿って延在する案内板を備える。整流板の下面両側に立
設され整流板の両側に沿って延在する案内板が配設され
ている場合には、誘導空気流の整流板の側縁外方ヘの拡
散が抑制され、誘導空気流の誘導力の低下が抑制され、
汚染空気の捕集率が向上する。誘導空気流が無い場合で
も、案内板により汚染空気の整流板側縁外方への漏出が
抑制され、且つ案内板により汚染空気が上方ヘ誘導さ
れ、汚染空気の捕集率が向上する。
【0009】本発明の好ましい態様においては、案内板
は下方から上方へ向かって互いに接近するように配設さ
れている。案内板が下方から上方へ向かって互いに接近
するように配設されている場合には、整流板の下面に沿
って上方ヘ流れる汚染空気が、吸い込み口ヘ向かって集
約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、汚染
空気の捕集率が向上する。
【0010】本発明の好ましい態様においては、レンジ
フードは、吸い込み口の上方から下方へ延在する略コ字
形の水平断面を有するガイド板を備え、ガイド板と整流
板とにより吸い込み口に連通する上に凸の漏斗状の空間
が形成されている。吸い込み口の上方から下方へ延在す
る略コ字形の水平断面を有するガイド板が配設され、ガ
イド板と整流板とにより吸い込み口に連通する上に凸の
漏斗状の空間が形成されている場合には、上に凸の漏斗
状の空間内を上方へ流れる汚染空気が、吸い込み口へ向
かって集約されることにより、汚染空気の拡散が抑制さ
れ、汚染空気の捕集率が向上する。
【0011】本発明の好ましい態様においては、ガイド
板は、下方から上方へ向かって狭幅に形成されている。
ガイド板が下方から上方へ向かって狭幅に形成されてい
る場合には、ガイド板と整流板とによって形成される空
間内を上方ヘ流れる汚染空気が、吸い込み口ヘ向かって
集約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、汚
染空気の捕集率が向上する。
【0012】本発明の好ましい態様においては、レンジ
フードは誘導空気流を発生させる装置又は整流板の両側
下面に立設され整流板の両側に沿って延在する案内板又
は吸い込み口の上方から下方ヘ延在する略コ字形の水平
断面を有するガイト板を備え、整流板は下方から上方へ
向かって狭幅に形成されている。誘導空気流を発生させ
る装置又は整流板の両側下面に立設され整流板の両側に
沿って延在する案内板又は吸い込み口の上方から下方ヘ
延在する略コ字形の水平断面を有するガイト板が配設さ
れ、整流板が下方から上方へ向かって狭幅に形成されて
いる場合には、整流板の下面に沿って上方ヘ流れる汚染
空気が、誘導空気流又は案内板又はガイド板に誘導され
且つ整流板の上縁に沿って延在する吸い込み口ヘ向かっ
て集約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、
汚染空気の捕集率が向上する。
【0013】本発明の好ましい態様においては、吸い込
み口の両側部は、中央部よりも広幅に形成されている。
整流板の下面両側に沿って誘導空気流を上方へ流す場合
には、整流板の下面に沿って上方ヘ流れる空気流の流量
は、整流板の中央部で少なく、両側部で多い。従って、
整流板の上縁に沿って延在する狭幅の吸い込み口を中央
部よりも両側部で幅広に形成し、吸い込み口の形状を、
整流板に沿う空気流の流量分布に合致させることによ
り、整流板に沿う空気流を乱すこと無く吸い込み口ヘ流
入させることができ、ひいては上昇汚染空気を拡散させ
ることなく吸い込み口ヘ流入させることができる。この
結果、汚染空気の捕集率が向上する。
【0014】本発明の好ましい態様においては、整流板
の上縁と下縁とを結ぶ直線は、鉛直線に対して30度乃
至45度の範囲で傾斜している。整流板の上縁と下縁と
を結ぶ直線の鉛直線に対する角度が大きいと、整流板の
側縁外方ヘ汚染空気が漏出し、汚染空気の捕集率が低下
する。整流板の上縁と下縁とを結ぶ直線の鉛直線に対す
る角度が小さいと、レンジフードの必要な奥行き長さを
確保するために整流板の上下方向の延在長さを大きくす
る必要を生じ、レンジとレンジフードの吸い込み口との
間の上下間隔が増大し、汚染空気が拡散し、汚染空気の
捕集率が低下する。また、レンジフードの取付け位置が
高くなり、レンジフードの取付け、保守点検が困難にな
る。整流板の上縁と下縁とを結ぶ直線が、鉛直線に対し
て30度乃至45度の範囲であれば、整流板の側縁外方
ヘの汚染空気の漏出が抑制され、レンジとレンジフード
の吸い込み口との間の上下間隔が適正値に維持されて汚
染空気の拡散が抑制され、汚染空気の捕集率が向上す
る。またレンジフードの取付け、保守点検が容易にな
る。
【0015】本発明の好ましい態様においては、整流板
は、上面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲した水平断面を有す
る。整流板が、上面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲した水平断
面を有する場合には、汚染空気の整流板側縁外方ヘの拡
散が抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0016】本発明の好ましい態様においては、整流板
の上縁と下縁とを結ぶ直線は鉛直線に対して30度乃至
45度の範囲で傾斜し、且つ整流板は下面方向ヘ凸に屈
曲又は湾曲した縦断面を有する。整流板の上縁と下縁と
を結ぶ直線が鉛直線に対して30度乃至45度の範囲で
傾斜し、且つ整流板が下面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲した
縦断面を有する場合には、整流板の側縁外方ヘの汚染空
気の漏出が抑制され、レンジとレンジフードの吸い込み
口との間の上下間隔が適正値に維持されて汚染空気の拡
散が抑制され、且つ、吸い込み口近傍での整流板の鉛直
線に対する角度の減少により、整流板に沿って流れる上
昇汚染空気の流速の漸減が抑制され、汚染空気の拡散が
抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0017】本発明の好ましい態様においては、レンジ
フードは吸い込み口の上方から下方へ延在する略コ字形
の水平断面を有するガイド板を備え、ガイド板と整流板
とにより吸い込み口に連通する上に凸の漏斗状の空間が
形成されており、ガイド板の略コ字形の水平断面の屈曲
部は、面取り加工され又は湾曲形状に加工されている。
吸い込み口の上方から下方へ延在する略コ字形の水平断
面を有するガイド板が配設され、ガイド板と整流板とに
より吸い込み口に連通する上に凸の漏斗状の空間が形成
されている場合には、上方ヘ流れる汚染空気が、上に凸
の漏斗状の空間内を上方へ流れ、吸い込み口へ向かって
集約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、汚
染空気の捕集率が向上する。ガイド板の略コ字形の水平
断面の屈曲部が面取り加工され又は湾曲形状に加工され
ている場合には、ガイド板に沿う水平方向の汚染空気流
が、ガイド板の略コ字形の水平断面の屈曲部で乱されな
い。この結果、汚染空気の拡散が抑制され、汚染空気の
捕集率が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係るレンジ
フードを、図1、2に基づいて説明する。本実施例に係
るレンジフードは、水平に延在する三角柱状の箱型のケ
ーシング1を備えている。ケーシング1の底板1aが、
下方から上方へ向かって鉛直線に対して傾斜して延在す
る整流板2を形成している。鉛直線に対する整流板2の
傾斜角θは30度乃至45度の範囲に設定されている。
ケーシング1の底板1aの上縁、すなわち整流板2の上
縁とケーシング1の頂板1bの前縁との間に、整流板2
の上縁のみに沿って延在する狭幅の吸い込み口3が形成
されている。ケーシング1内に、図示しない排気ファン
が配設されている。排気ファンは図示しない排気ダクト
に接続されている。
【0019】整流板2の下面両側下部に、整流板2の下
面に沿って斜め上向きに差し向けられた誘導空気流吐出
口4、4が配設されている。誘導空気流吐出口4、4内
に図示しないファンが配設されている。
【0020】ケーシング1の頂板1bの前縁から下方へ
延在する前縁板5aと、ケーシング1の両側板1c、1
cから前方へ延在する側縁板5b、5bとにより、略コ
字形の水平断面を有するガイド板5が形成されている。
ガイド板5の下端は、整流板2の上下方向の延在高さの
略中央部まで達している。ガイド板5と整流板2とによ
り吸い込み口3に連通する上に凸の漏斗状の空間100
が形成されている。
【0021】整流板2の下面両側下部に整流板の両側縁
に沿って延在する案内板6、6が立設されている。案内
板6、6の上端は、ガイド板5の側縁板5b、5bの下
縁に接続している。
【0022】上記構成を有する本実施例に係るレンジフ
ードにおいては、コンロで発生した上昇汚染空気は、図
1で太矢印αで示すように、下方から上方へ向かって鉛
直線に対して傾斜した配設された整流板2の下面に沿っ
て上方へ流れ、整流板2の上縁のみに沿って延在する狭
幅の吸い込み口3へ流入する高速空気流に連行されて、
吸い込み口3からレンジフード内ヘ吸い込まれ、レンジ
フード内に配設された図示しない排気ファンと、排気フ
ァンに接続された図示しない排気ダクトとを経て、室外
へ排出される。
【0023】汚染空気が下方から上方へ向かって鉛直線
に対して傾斜して配設された整流板2の下面に貼り付い
た状態で、整流板2の下面に沿って上方へ流れる(コア
ンダ効果)ことにより汚染空気の拡散が抑制される。整
流板2の上縁のみに沿って狭幅の吸い込み口3が延在す
るので、整流板2の周縁の全周に亘って狭幅の吸い込み
口が延在する場合に比べて、吸い込み口3の面積が小さ
く、低排気風量時に吸い込み口3へ流入する空気流の速
度が大きく、低排気風量時に吸い込み口3へ流入する空
気流に連行される汚染空気量が多い。従って、本実施例
に係るレンジフードは、低排気風量下での汚染空気の高
捕集率を実現できる。
【0024】誘導空気流吐出口4、4ヘ取り込まれた室
内空気が、誘導空気流吐出口4、4から吐出し、図1で
白抜き矢印で示すように、整流板2の下面両側に沿って
上方へ向かう誘導空気流を形成する。図1で太矢印βで
示すように、整流板2の下面に沿って整流板2の側方ヘ
流れた汚染空気が、整流板2の下面両側に沿って上方へ
向かう誘導空気流に誘導されて上方へ流れ、吸い込み口
3へ流入する。この結果、整流板2の側縁外方ヘの汚染
空気の漏出が抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0025】整流板2に沿って上方ヘ流れる汚染空気
は、ガイド板5と整流板2とによって形成された上に凸
の漏斗状の空間100内を上方へ流れる。上方へ向かっ
て水平断面積が減少する漏斗状の空間100内を汚染空
気が上方ヘ流れ、吸い込み口3へ向かって汚染空気が集
約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、汚染
空気の捕集率が向上する。
【0026】図1で白抜きの矢印で示す誘導空気流は、
整流板2の下面両側に立設され整流板2の両側に沿って
延在する案内板6、6に沿って上方ヘ流れる。案内板
6、6により、誘導空気流の整流板2の側縁外方ヘの拡
散が抑制され、誘導空気流の誘導力の低下が抑制され、
汚染空気の捕集率が向上する。誘導空気流が無い場合で
も、汚染空気の整流板2の側縁外方への漏出が案内板
6、6により抑制され、且つ案内板6、6により汚染空
気が上方ヘ誘導され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0027】整流板2の鉛直線に対する角度θが大きい
と、整流板2の側縁外方ヘ汚染空気が漏出し、誘導空気
流がある場合でも整流板2の側縁外方ヘの汚染空気の漏
出を十分に阻止できず、汚染空気の捕集率が低下する。
整流板の鉛直線に対する角度θが小さいと、レンジフー
ドの必要な奥行き長さを確保するために整流板2の上下
方向の延在長さを大きくする必要を生じ、コンロ200
とレンジフードの吸い込み口3との間の上下間隔が増大
し、汚染空気が拡散し、汚染空気の捕集率が低下する。
また、レンジフードの取付け位置が高くなり、レンジフ
ードの取付け、保守点検が困難になる。整流板2の鉛直
線に対する角度が30度乃至45度の範囲であれば、整
流板2の側縁外方ヘの汚染空気の漏出が抑制され、コン
ロ200とレンジフードの吸い込み口3との間の上下間
隔が適正値に維持されて汚染空気の拡散が抑制され、汚
染空気の捕集率が向上する。またレンジフードの取付
け、保守点検が容易になる。
【0028】本発明の第2実施例に係るレンジフードを
図3に基づいて説明する。本実施例に係るレンジフード
においては、吸い込み口13の両側部は、中央部よりも
広幅に形成されている。上記を除き、本実施例に係るレ
ンジフードの構造は、第1実施例に係るレンジフードの
構成と同様である。
【0029】図3で白抜き矢印で示すように、整流板1
2の下面両側に沿って誘導空気流が上方へ流れるので、
整流板12の下面に沿って上方ヘ流れる空気流の流量
は、整流板12の中央部で少なく、両側部で多い。吸い
込み口13の幅が全長に亘って一定であると、両側部の
空気流の一部が吸い込み口13へ流入できず図3で一点
鎖線で示すようにガイド板に沿って下方へ逆流し、或い
はガイド板に沿って水平に流れる。この結果、汚染空気
が拡散し、汚染空気の捕集率が低下する。整流板12の
上縁に沿って延在する狭幅の吸い込み口13を中央部よ
りも両側部で幅広に形成し、吸い込み口13の形状を、
整流板12に沿う空気流の流量分布に合致させることに
より、両側部の空気流の逆流、水平流を抑制でき、整流
板12に沿う空気流を乱すこと無く吸い込み口13ヘ流
入させることができ、ひいては上昇汚染空気を拡散させ
ることなく吸い込み口13ヘ流入させることができる。
この結果、汚染空気の捕集率が向上する。
【0030】本発明の第3実施例に係るレンジフードを
図4に基づいて説明する。本実施例に係るレンジフード
においては、整流板22は、上面方向ヘ凸に屈曲又は湾
曲した水平断面を有する。上記を除き、本実施例に係る
レンジフードの構造は、第1実施例に係るレンジフード
の構成と同様である。
【0031】整流板22が上面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲
した水平断面を有する場合には、整流板22の両側部は
中央部よりも下方に存在する。この結果、上昇しようと
する汚染空気の整流板22の側縁外方ヘの拡散が抑制さ
れ、汚染空気の捕集率が向上する。
【0032】本発明の第4実施例に係るレンジフードを
図5に基づいて説明する。本実施例に係るレンジフード
においては、整流板32の上縁と下縁とを結ぶ直線は鉛
直線に対して30度乃至45度の範囲で傾斜し、且つ整
流板32は下面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲した縦断面を有
する。上記を除き、本実施例に係るレンジフードの構造
は、第1実施例に係るレンジフードの構成と同様であ
る。整流板32の上縁と下縁とを結ぶ直線が鉛直線に対
して30度乃至45度の範囲で傾斜しているので、整流
板32の側縁外方ヘの汚染空気の漏出が抑制され、レン
ジフードの下方に置かれたコンロとレンジフードの吸い
込み口33との間の上下間隔が適正値に維持されて汚染
空気の拡散が抑制される。また、整流板32が下面方向
ヘ凸に屈曲又は湾曲した縦断面を有するので、吸い込み
口33近傍での整流板の鉛直線に対する角度は小さな値
になる。すなわち吸い込み口33近傍では整流板32は
立った状態になる。この結果、コンロから上方ヘ離隔
し、汚染空気流の拡散が生じやすい吸い込み口33の近
傍において、整流板32に沿って流れる上昇汚染空気の
流速の漸減が抑制され、汚染空気の拡散が抑制され、汚
染空気の捕集率が向上する。
【0033】本発明の第5実施例に係るレンジフードを
図6に基づいて説明する。本実施例に係るレンジフード
においては、ガイド板45の略コ字形の水平断面の屈曲
部は、面取り加工され又は湾曲形状に加工されている。
上記を除き、本実施例に係るレンジフードの構造は、第
1実施例に係るレンジフードの構成と同様である。前述
のごとく、誘導空気流の存在によって流量が増加した両
側部の空気流の一部が吸い込み口へ流入できず、図6で
一線鎖線で示すようにガイド板45に沿う水平方向の汚
染空気流が発生する場合があるが、ガイド板45の略コ
字形の水平断面の屈曲部が面取り加工され又は湾曲形状
に加工されている場合には、ガイド板45に沿う水平方
向の汚染空気流は、ガイド板45の略コ字形の水平断面
の屈曲部で乱されない。この結果、汚染空気の拡散が抑
制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0034】図7に示すように、本発明の第1実施例に
係るレンジフード(間口600mm、奥行き650m
m、整流板2の鉛直線に対する傾斜角45度、吸い込み
口3の幅100mm、ガイド板5の高さ370mm、案
内板6の高さ100mm)を壁面に取り付けた。ガイド
板5の下縁から800mm下方、壁面から450mm前
方、レンジフードの中心から145mm側方の位置にコ
ンロを設置した。3200Kcal/時のプロパンガス
をコンロで燃焼させ、コンロ上に載置した皿上で、粉砕
した10本の線香を燃やした。整流板2の下面両側に沿
って上方へ流れる誘導空気流の流量、流速をそれぞれ
0.25m3 /分、7m/秒に固定し、レンジフードの
排気風量を種々に変えて、線香の煙の捕集率を目測で計
測した。上記の煙捕集試験で用いた第1実施例に係るレ
ンジフードの整流板2の縦断面を、整流板2の上下方向
の延在長さの略中央より下方の直線部分と、整流板2の
上下方向の延在長さの略中央より上方の直線部分とによ
り構成される、下面方向へ凸の屈曲形状とし、下方の直
線部の鉛直線に対する角度を37度に、上方の直線部の
鉛直線に対する角度を18度とした。改造後のレンジフ
ードを用い、誘導空気流を流さなかった点を除き上記煙
捕集試験と同一の条件の下で線香の煙の捕集率を目測で
計測した。図8に示すように、出願人の製造に係る従来
型の整流板を有するレンジフード(間口600mm、奥
行き650mm、整流板は水平に延在、整流板の周縁の
全周に亘って延在する吸い込み口の幅20〜70mm)
を壁面に取り付けた。整流板から800mm下方、壁面
から450mm前方、レンジフードの中心から145m
m側方の位置にコンロを設置した。3200Kcal/
時のプロパンガスをコンロで燃焼させ、コンロ上に載置
した皿上で、粉砕した10本の線香を燃やした。レンジ
フードの排気風量を種々に変えて、線香の煙の捕集率を
目測で計測した。本発明の第1実施例に係るレンジフー
ドの煙捕集率と排気風量との関係、改造後のレンジフー
ドの煙捕集率と排気風量との関係、従来型のレンジフー
ドの煙捕集率と排気風量との関係を図9に示す。図9か
ら、本発明の第1実施例に係るレンジフードの煙捕集率
は従来型のレンジフードの煙捕集率に比べて、高排気風
量域でも、低排気風量域でも高いことが分かる。また、
改造後のレンジフードの煙捕集率は、低排気風量域で、
本発明の第1実施例に係るレンジフードの煙捕集率に比
べて高いことが分かる。
【0035】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。例えば、第1実施例にお
いて、案内板6は誘導空気流の拡散を抑制し、汚染空気
に対する誘導空気流の誘導力を高めるためのものなの
で、図10のように誘導空気流が整流板2の中央方向へ
斜めに差し向けられている場合には案内板6も整流板2
の中央方向へ斜めに差し向ければ良く、或いは図11に
示すように案内板6を整流板2に対して傾斜して立設し
ても良い。コンロが壁面から離隔して設置されている場
合には、図12に示すようにガイド板の前縁板5aを壁
から離隔する方向へ傾斜させても良く、コンロが壁面に
近接して設置されている場合には、図12で一点鎖線で
示すようにガイド板の前縁板5aを壁へ接近する方向へ
傾斜させても良い。
【0036】誘導空気流吐出口4が配設され、又は案内
板6が配設され、又はガイト板5が配設されている場合
には、図13に示すように、整流板2を上方へ向かって
狭幅になるように形成し、誘導空気流又は案内板6又は
ガイド板5によって誘導された汚染空気を吸い込み口3
ヘ向かって集約して、汚染空気の拡散を更に抑制しても
良い。図13で一点鎖線で示すように、ガイド板5を上
方へ向かって狭幅になるように形成し、案内板6を上方
ヘ向かって互いに接近するように配設し、汚染空気を吸
い込み口3ヘ向かって集約して、汚染空気の拡散を更に
抑制しても良い。
【0037】第1実施例において、整流板2の下面両側
下部に配設した誘導空気流吐出口4、4に加えて、整流
板2の下面中央部下部に更に誘導空気流吐出口4を配設
しても良い。整流板2の下面両側下部に配設された誘導
空気流吐出口4、4に加えて、整流板2の下面中央部下
部に更に誘導空気流吐出口4が配設されたレンジフード
が、2口コンロの上方に設置された場合、中央の誘導空
気流吐出口4と何れか一側の誘導空気流吐出口4とを選
択的に作動させることにより、2口コンロの何れか一方
の口が使用される場合に、該口で発生する汚染空気を効
率良くレンジフードの吸い込み口3ヘ誘導することがで
きる。
【0038】第1実施例において、誘導空気流吐出口
4、4をレンジフードの図示しない排気ダクトに接続し
ても良い。誘導空気流吐出口4、4がレンジフードの図
示しない排気ダクトに接続されている場合、レンジフー
ドの排気の一部を循環させることにより、高い汚染空気
捕集率を維持しつつ、レンジフードの実質的な排気風量
を減少させることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明に係るレンジフードにおいては、
汚染空気が下方から上方へ向かって斜めに配設された整
流板に貼り付いた状態で整流板に沿って上方へ流れる
(コアンダ効果)ことにより汚染空気の拡散が抑制され
る。整流板の上縁のみに沿って狭幅の吸い込み口が延在
するので、整流板の周縁の全周に亘って狭幅の吸い込み
口が延在する場合に比べて、吸い込み口の面積が小さ
く、低排気風量時の吸い込み口へ流入する空気流の速度
が大きく、低排気風量時の吸い込み口へ流入する空気流
に連行される汚染空気量が多い。従って、本発明に係る
レンジフードは、低排気風量での汚染空気の高捕集率を
実現できる。
【0040】整流板の下面両側に沿って上方へ向かう誘
導空気流を発生させる装置が配設されている場合には、
整流板に沿って整流板の側方ヘ流れた汚染空気が、整流
板の下面両側に沿って上方へ向かう誘導空気流に誘導さ
れて上方へ流れ、吸い込み口へ流入する。この結果、整
流板の側縁外方ヘの汚染空気の漏出が抑制され、汚染空
気の捕集率が向上する。
【0041】整流板の下面両側に沿って上方へ向かう誘
導空気流を発生させる装置と、整流板の下面中央部に沿
って上方へ向かう誘導空気流を発生させる装置とを備え
るレンジフードが、2口コンロの上方に設置された場
合、中央の誘導空気流発生装置と何れか一側の誘導空気
流発生装置とを選択的に作動させることにより、2口コ
ンロの何れか一方の口が使用される場合に、該口で発生
する汚染空気を効率良くレンジフードの吸い込み口ヘ誘
導することができる。
【0042】誘導空気流を発生させる装置が、レンジフ
ードの排気の一部を整流板の下面ヘ導く装置である場
合、排気の一部を循環させることにより、高い汚染空気
捕集率を維持しつつ、レンジフードの実質的な排気風量
を減少させることができる。
【0043】整流板の下面両側に立設され整流板の両側
に沿って延在する案内板が配設されている場合には、誘
導空気流の整流板の側縁外方ヘの拡散が抑制され、誘導
空気流の誘導力の低下が抑制され、汚染空気の捕集率が
向上する。誘導空気流が無い場合でも、案内板により汚
染空気の整流板側縁外方への漏出が抑制され、且つ案内
板により汚染空気が上方ヘ誘導され、汚染空気の捕集率
が向上する。
【0044】案内板が下方から上方へ向かって互いに接
近するように配設されている場合には、整流板の下面に
沿って上方ヘ流れる汚染空気が、吸い込み口ヘ向かって
集約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、汚
染空気の捕集率が向上する。
【0045】吸い込み口の上方から下方へ延在する略コ
字形の水平断面を有するガイド板が配設され、ガイド板
と整流板とにより吸い込み口に連通する上に凸の漏斗状
の空間が形成されている場合には、上に凸の漏斗状の空
間内を上方へ流れる汚染空気が、吸い込み口へ向かって
集約されることにより、汚染空気の拡散が抑制され、汚
染空気の捕集率が向上する。
【0046】ガイド板が下方から上方へ向かって狭幅に
形成されている場合には、ガイド板と整流板とによって
形成される空間内を上方ヘ流れる汚染空気が、吸い込み
口ヘ向かって集約されることにより、汚染空気の拡散が
抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0047】誘導空気流を発生させる装置又は整流板の
両側下面に立設され整流板の両側に沿って延在する案内
板又は吸い込み口の上方から下方ヘ延在する略コ字形の
水平断面を有するガイト板が配設され、整流板が下方か
ら上方へ向かって狭幅に形成されている場合には、整流
板の下面に沿って上方ヘ流れる汚染空気が、誘導空気流
又は案内板又はガイド板に誘導され且つ整流板の上縁に
沿って延在する吸い込み口ヘ向かって集約されることに
より、汚染空気の拡散が抑制され、汚染空気の捕集率が
向上する。
【0048】整流板の下面両側に沿って誘導空気流を上
方へ流す場合には、整流板の下面に沿って上方ヘ流れる
空気流の流量は、整流板の中央部で少なく、両側部で多
い。従って、整流板の上縁に沿って延在する狭幅の吸い
込み口を中央部よりも両側部で幅広に形成し、吸い込み
口の形状を、整流板に沿う空気流の流量分布に合致させ
ることにより、整流板に沿う空気流を乱すこと無く吸い
込み口ヘ流入させることができ、ひいては上昇汚染空気
を拡散させることなく吸い込み口ヘ流入させることがで
きる。この結果、汚染空気の捕集率が向上する。
【0049】整流板の上縁と下縁とを結ぶ直線の鉛直線
に対する角度が大きいと、整流板の側縁外方ヘ汚染空気
が漏出し、汚染空気の捕集率が低下する。整流板の上縁
と下縁とを結ぶ直線の鉛直線に対する角度が小さいと、
レンジフードの必要な奥行き長さを確保するために整流
板の上下方向の延在長さを大きくする必要を生じ、レン
ジとレンジフードの吸い込み口との間の上下間隔が増大
し、汚染空気が拡散し、汚染空気の捕集率が低下する。
また、レンジフードの取付け位置が高くなり、レンジフ
ードの取付け、保守点検が困難になる。整流板の上縁と
下縁とを結ぶ直線が、鉛直線に対して30度乃至45度
の範囲であれば、整流板の側縁外方ヘの汚染空気の漏出
が抑制され、レンジとレンジフードの吸い込み口との間
の上下間隔が適正値に維持されて汚染空気の拡散が抑制
され、汚染空気の捕集率が向上する。またレンジフード
の取付け、保守点検が容易になる。
【0050】整流板が、上面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲し
た水平断面を有する場合には、汚染空気の整流板側縁外
方ヘの拡散が抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。
【0051】整流板の上縁と下縁とを結ぶ直線が鉛直線
に対して30度乃至45度の範囲で傾斜し、且つ整流板
が下面方向ヘ凸に屈曲又は湾曲した縦断面を有する場合
には、整流板の側縁外方ヘの汚染空気の漏出が抑制さ
れ、レンジとレンジフードの吸い込み口との間の上下間
隔が適正値に維持されて汚染空気の拡散が抑制され、且
つ、吸い込み口近傍での整流板の鉛直線に対する角度の
減少により、整流板に沿って流れる上昇汚染空気の流速
の漸減が抑制され、汚染空気の拡散が抑制され、汚染空
気の捕集率が向上する。
【0052】吸い込み口の上方から下方へ延在する略コ
字形の水平断面を有するガイド板が配設され、ガイド板
と整流板とにより吸い込み口に連通する上に凸の漏斗状
の空間が形成されている場合には、上方ヘ流れる汚染空
気が、上に凸の漏斗状の空間内を上方へ流れ、吸い込み
口へ向かって集約されることにより、汚染空気の拡散が
抑制され、汚染空気の捕集率が向上する。ガイド板の略
コ字形の水平断面の屈曲部が面取り加工され又は湾曲形
状に加工されている場合には、ガイド板に沿う水平方向
の汚染空気流が、ガイド板の略コ字形の水平断面の屈曲
部で乱されない。この結果、汚染空気の拡散が抑制さ
れ、汚染空気の捕集率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るレンジフードの一部
を透視した斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るレンジフードの側面
図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るレンジフードの一部
を透視した斜視図である。
【図4】(a)は本発明の第3実施例に係るレンジフー
ドの整流板の斜視図である。(b)は(a)の線b−b
に沿った断面図である。
【図5】(a)は本発明の第4実施例に係るレンジフー
ドの整流板の斜視図である。(b)は(a)の線b−b
に沿った断面図である。
【図6】本発明の第5実施例に係るレンジフードの一部
を透視した斜視図である。
【図7】煙捕集試験の装置配置図である。
【図8】煙捕集試験の装置配置図である。
【図9】煙捕集試験により得られた煙捕集率と排気風量
の相関図である。
【図10】本発明の第1実施例に係るレンジフードの変
形例を示すレンジフードの一部を透視した斜視図であ
る。
【図11】本発明の第1実施例に係るレンジフードの変
形例を示すレンジフードの一部を透視した斜視図であ
る。
【図12】本発明の第1実施例に係るレンジフードの変
形例を示すレンジフードの側面図である。
【図13】本発明の第1実施例に係るレンジフードの変
形例を示す、一部の構成部材を取り去ったレンジフード
の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2、12、22、32、42 整流板 3、13、33 吸い込み口 4 誘導空気流吐出口 5 ガイド板 6 案内板 100 漏斗状の空間 200 コンロ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方から上方へ向かって鉛直線に対して
    傾斜して配設された整流板と、整流板の上縁のみに沿っ
    て延在する狭幅の吸い込み口とを備えることを特徴とす
    るレンジフード。
  2. 【請求項2】 整流板の下面両側に沿って上方へ向かう
    誘導空気流を発生させる装置を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のレンジフード。
  3. 【請求項3】 整流板の下面中央部に沿って上方へ向か
    う誘導空気流を発生させる装置を備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のレンジフード。
  4. 【請求項4】 誘導空気流を発生させる装置は、レンジ
    フードの排気の一部を整流板の下面ヘ導く装置であるこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載のレンジフード。
  5. 【請求項5】 整流板の下面両側に立設され整流板の両
    側に沿って延在する案内板を備えることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか1項に記載のレンジフード。
  6. 【請求項6】 案内板は、下方から上方へ向かって互い
    に接近するように配設されていることを特徴とする請求
    項5に記載のレンジフード。
  7. 【請求項7】 吸い込み口の上方から下方へ延在する略
    コ字形の水平断面を有するガイド板を備え、ガイド板と
    整流板とにより吸い込み口に連通する上に凸の漏斗状の
    空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6
    の何れか1項に記載のレンジフード。
  8. 【請求項8】 ガイド板は、下方から上方へ向かって狭
    幅に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の
    レンジフード。
  9. 【請求項9】 整流板は、下方から上方へ向かって狭幅
    に形成されていることを特徴とする請求項2乃至8の何
    れか1項に記載のレンジフード。
  10. 【請求項10】 吸い込み口の両側部は、中央部よりも
    広幅に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9
    の何れか1項に記載のレンジフード。
  11. 【請求項11】 整流板の上縁と下縁とを結ぶ直線は、
    鉛直線に対して30度乃至45度の範囲で傾斜している
    ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載
    のレンジフード。
  12. 【請求項12】 整流板は、上面方向ヘ凸に屈曲又は湾
    曲した水平断面を有することを特徴とする請求項1乃至
    11の何れか1項に記載のレンジフード。
  13. 【請求項13】 整流板は、下面方向ヘ凸に屈曲又は湾
    曲した縦断面を有することを特徴とする請求項11に記
    載のレンジフード。
  14. 【請求項14】 ガイド板の略コ字形の水平断面の屈曲
    部は、面取り加工され又は湾曲形状に加工されているこ
    とを特徴とする請求項7又は8に記載のレンジフード。
JP8106163A 1996-04-03 1996-04-03 レンジフード Pending JPH09273789A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192469A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Daikin Ind Ltd 換気システム
WO2013129786A1 (ko) * 2012-02-29 2013-09-06 Jin Nam Gi 국소 후드 배기 가압장치
KR101486268B1 (ko) * 2013-01-01 2015-01-28 진남기 각종 국소배기 후드 흡인장치

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