JP2003240299A - レンジフードファン - Google Patents

レンジフードファン

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JP2003240299A JP2002033144A JP2002033144A JP2003240299A JP 2003240299 A JP2003240299 A JP 2003240299A JP 2002033144 A JP2002033144 A JP 2002033144A JP 2002033144 A JP2002033144 A JP 2002033144A JP 2003240299 A JP2003240299 A JP 2003240299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理器具が電磁誘導加熱式クッキングヒ
ーターであっても、上昇気流の捕集効率を向上すること
ができるレンジフードファンを提供する。 【解決手段】 整流板12を収容するフード体11の左
右側板112及び天板111と、その整流板12の間に
隙間Sを確保し、同整流板S背後にその隙間Sから上昇
気流Fを吸引して排気する排気装置3を設置し、前記整
流板12を、上昇気流Fが衝突する部位を含んで形成さ
れた下方へのガイド面121と、そのガイド面121に
連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状
面122とを有する形状に形成すると共に、前記カバー
7に、生成される渦流Qの接線方向に向けて下方から斜
め上向きに渦勢力増強用の制御流Eを噴出する制御流噴
出部5を設け、制御流噴出部5から噴出する制御流Eの
室内空気の取り入れ部28を前記上昇気流Fが臨まない
部分に設けた構成にして、上昇気流Fの上昇を阻害せず
且つ上昇気流を吸い込みことなく所要勢力の渦流Qを安
定的に生成して高い捕集効率を達成し排気装置3の機能
で屋外に排気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスコンロ、電気
コンロ及び電磁誘導加熱式クッキングヒーター(IHヒ
ータ)用としても好適なレンジフードファンに関するも
のである。
【0002】
【技術背景】従来、レンジフードファンは、平型、ブー
ツ型等と呼称される様々な形態が存在するが、一般的に
フィルタ背後に排気装置を、フィルタ前方とフード体と
の間に上昇気流の捕集空間を各々備え、その捕集空間で
上昇気流の室内への洩気を阻止しながら、そのフィルタ
で上昇気流に含まれる油脂分を除去し、排気装置で屋外
に排気するシステムになっている。また、フィルタの前
方にフード体の天板、左右側板との間に隙間を隔てて整
流板と呼称される面板を配置し、その隙間から整流板で
案内される上昇気流を、風速を高めて排気装置で吸引す
る構成にして、フード体外への上昇気流の洩気を防止す
るタイプのレンジフードファンも存在する。ところで、
一般的に加熱調理器具として普及しているのは、都市ガ
ス、LPガス等を燃料とするガスコンロや、電気コンロ
であるが、今日では、電磁誘導加熱式クッキングヒータ
ー(IHヒータ)のニーズが高まってきており、その電
磁誘導加熱式クッキングヒーター用のレンジフードファ
ンの提供も急務とされている。
【0003】また、ガスコンロは、調理する鍋等からの
湯気と共に二酸化炭素や場合によっては一酸化炭素等の
有害物質を含む燃焼ガスからなる比較的強い上昇気流を
発生させる。電気コンロは、ガスコンロほど強いもので
はないものの調理時に強い上昇気流を発生させる。一
方、電磁誘導加熱式クッキングヒーターは、調理時に弱
い上昇気流(湯気を含む調理臭)を発生させるに止ま
る。
【0004】そのため、特に前記電磁誘導加熱式クッキ
ングヒーターでは、従来のレンジフードファンを使用し
ても、上昇気流が弱いため、調理時に発生するその上昇
気流を効果的に捕集して排気するには不十分なものであ
り、上昇気流(湯気を含む調理臭)が捕集されずに四方
に拡散させてキッチンの天井等を汚してしまう問題の
他、上昇気流の温度が低いことから、湯気がフード体や
内部の構成部材に付着して、調理容器や調理中の料理を
汚す問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、加熱調
理器具が電磁誘導加熱式クッキングヒーターであって
も、上昇気流の捕集効率を向上することができるレンジ
フードファンを新規に提供することである。他の目的と
する処は、前記上昇気流の捕集効率を向上させるために
噴出される室内空気の取り入れ部からの取り入れエアー
に上昇気流が吸気されず、同上昇気流の上昇を阻害する
ことのないレンジフードファンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に講じた技術的手段は、フード体と、フード体内におい
て加熱調理器具上方に設けられ上昇気流を下向きに案内
してコアンダ効果で渦流を生成する渦流生成体と、前記
フード体のフィルタ背後またはフード体外に設けられ前
記渦流生成体で生成された渦流を吸引して排気する排気
装置と、前記渦流生成体の下方に設けられ生成される渦
流に向けて噴出して前記渦流の勢力を増強させる制御流
噴出部とを備え、前記制御流噴出部から噴出するその制
御流の室内空気の取り入れ部を前記上昇気流が臨まない
部分に設けていることを特徴とするレンジフードファン
である(請求項1)。その具体的な構成としては、加熱
調理器具上方にフード体の左右側板との間及び天板との
間に隙間を確保して設けられた整流板で前記渦流生成体
を構成し、該整流板は上昇気流が衝突する部位を含んで
形成された下方へのガイド面と、そのガイド面に連続し
て前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面とを
有する形状に形成する(請求項3)、更に具体的には側
面視略直角三角形状を呈するフード体の前方開放部の下
部をカバーで閉塞し、その上部にフード体の少なくとも
左右側板との間に隙間を介して整流板を配置すると共に
該整流板の背後にフィルタを設置し、そのフィルタの背
後またはフード体外に排気装置を備え、該整流板を、上
昇気流が衝突する部位を含んで形成された下方へのガイ
ド面と、そのガイド面に連続して前方に向けて円弧状に
湾曲形成されたカール状面とを有する形状に形成し、前
記カバーに、生成される渦流の接線方向に設けて下方か
ら斜め上向きに渦流勢力増強用の制御流を噴出する制御
流噴出部を設ける(請求項5)。等の構成がその一例と
して挙げられる。また、制御流噴出部への室内空気の取
り入れ部は上昇気流が臨まない両側板、天板に設けるの
が好ましく、両サイドにウォールキャビネットが隣設さ
れるキッチンの場合には天板に設けるものである。加熱
調理器具としては、ガスコンロ、電気コンロ、電磁誘導
加熱式クッキングヒーター(IHヒーター)等を包含す
るものである。
【0007】以上の手段によれば、渦流生成体に突き当
たる上昇気流を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を
発生させる。このコアンダ効果は、壁面に沿って流れる
上昇気流がその壁面に沿ってガイドされる際、負圧作用
を生み出し、それによって渦流を発生させる流体現象で
ある。より具体的な請求項3、5にあっては、下向きに
案内するガイド面でガイドされる上昇気流をそのガイド
面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成したカール
状面で円弧状へと案内する際のその負圧作用で渦流を発
生させ、その渦流を排気装置で吸引して排気する。この
生成される渦流に向けて下方の制御流噴出部から制御流
を噴出して所要勢力の渦流を安定生成して上昇気流の捕
集効率を向上させる。従って、電磁誘導加熱式クッキン
グヒーター(IHヒーター)を加熱調理器具とするもの
であっても、その弱い上昇気流をフード体外に拡散させ
ることなく素早く引き寄せて捕集して排気し、捕集効率
を向上させることができる。また、制御流噴出部への空
気の取り入れ方式が接続ダクトを介する屋外取り入れ方
式であれば、上昇気流を吸気することはないが、配管工
事を面倒にするばかりでなく、工事コストを高騰させ、
しかも制御された室内温度を狂わせてしまう。そこで、
本発明では室内循環方式としている。単純に室内空気の
取り入れ部を設けただけでは、上昇気流を吸気して捕集
効率を低下させる。そのため、前記制御流噴出部から噴
出する制御流の室内空気の取り入れ部を前記上昇気流が
臨まない部分に設けて、上昇気流が制御流用のエアーと
して取り入れられないようにして、上昇気流の上昇勢力
を妨げることないようにしている。
【0008】また、前記取り入れ部と制御流噴出部とを
途中に冷却部を有する路で連絡していると室内空気を利
用して排気装置の駆動源を冷却する上で有効なものであ
る(請求項2)。
【0009】そして、上昇気流とは逆側であるカール状
面の下方からそのカール状面で生成される渦流の接線方
向に向けて渦勢力増強用の制御流を噴出する噴出部を設
けた構成にすると、所要勢力の渦流を安定生成して上昇
気流の捕集効率を向上させる上で非常に有効なものとな
る(請求項6)。
【0010】また、制御流噴出部は整流板の下方におけ
るフード体の幅方向中央に設けられた照明を挟んで左右
に配設され、両制御流噴出部の照明側部分を上方に延長
した際交差するように正面視上向き傾斜状に設けて渦流
生成体で生成される渦流を渦流生成体の幅方向全長に亘
り均一に発生させる構成にしている場合も有効なもので
ある(請求項4)。
【0011】レンジフードファンでは、調理具合等を見
るために照明が幅方向の中央部位に装設されている。フ
ード体の中央部位に配設する場合、フード体の天板側に
設けると整流板と同天板との間に確保されている隙間を
その照明が塞ぎ、排気上好結果を期待できない。そのた
め、本発明では整流板の下方におけるフード体の幅方向
中央に照明を装設し、その照明を挟んで左右に制御流噴
出部を配設している。その結果、制御流の単なる正面視
上向きな噴出では照明真上域部分での渦流の安定生成を
出来なくする。そのため、照明真上域にも制御流が作用
するように請求項4の構成を採用して、渦流生成体の幅
方向全長に亘って均一に制御流を作用させて所要勢力の
渦流を同渦流生成体の全幅で安定生成できるようにして
いる。
【0012】そして、側面視略直角三角形状を呈するフ
ード体の前方開放部の下部をカバーで閉塞し、その上部
にフード体の少なくとも左右側板との間に隙間を介して
整流板を配置すると共に該整流板の背後にフィルタを設
置し、そのフィルタの背後またはフード体外に排気装置
を備え、該整流板を、上昇気流が衝突する部位を含んで
形成された下方へのガイド面と、そのガイド面に連続し
て前方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面とを
有する形状に形成し、前記カバーに、生成される渦流の
接線方向に設けて下方から斜め上向きに渦流勢力増強用
の制御流を噴出する制御流噴出部を設け、前記制御流噴
出部から噴出する制御流用の室内空気の取り入れ部を前
記上昇気流が臨まない部分に設けた構成のレンジフード
ファンにすると更に有効なものとなる(請求項5)。
【0013】このレンジフードファンにあっては、上昇
気流から離間し且つ渦流に接近する位置から、上昇気流
を吸気することなく室内空気からなる渦勢力増強用の制
御流をその渦流に作用させて、上昇気流の上昇に影響を
与えずに所要勢力の渦流を安定的に生成して上昇気流を
効果的引き寄せ、排気装置の機能で屋外に排気する。
【0014】また、フードに取り外し可能に設けられた
廃棄用液体容器をその貯液位を視覚で認識できるように
構成し、前記廃棄用液体容器内にフードに設けた下方照
明器具からの光の一部を取り入れるようにする方法を採
用しても良いものである。廃棄用液体容器とは、油脂分
(オイル)を受水するオイルトレイや付着する結露水を
受水する結露水トレイである。更に、廃棄用液体容器内
を視覚で認識できるように構成するとは、廃棄用液体容
器を透光性材料で形成すること。廃棄用液体容器に透明
な窓部を設けることを包含するものである。
【0015】以上の手段によれば、照明器具からの光の
一部がオイルトレイ(廃棄用液体容器)や結露水トレイ
(廃棄用液体容器)に投光されて、そのトレイ内を明る
く照らし、貯液位を室内からハッキリと確認させて、レ
ンジフードファンに設けた照明器具からの光の一部を有
効利用しながら廃棄を促し、オーバーフローによる汚
染、火災を未然に防止することができる。
【0016】また、その方法を実施する装置は、フード
に取り外し可能に設けられ貯液位が視覚で認識できるよ
うに構成された廃棄用液体容器と、フードに設けた下方
照明器具と、その下方照明器具からの光の一部を廃棄用
液体容器内に取り入れる取入手段とを有する構成。詳細
には、取入手段を、下方照明器具の収容部に形成されて
いる光洩れ部と、廃棄用液体容器を取り出し可能とする
容器引き出し部と、前記光洩れ部とその容器引き出し部
内とに亘って設けられ廃棄用液体容器内に光を案内する
光案内部とを備えた構成にしている。
【0017】また、その廃棄用液体容器については、フ
ードに引き出し式に設け、該容器引き出し部への収容状
態でフード内に付着して流下する廃棄用液(油脂分、結
露水)を前記廃棄用液体容器で受水可能に構成し、前記
廃棄用液体容器と、前記容器引き出し部とを同廃棄用液
体容器をプッシュする度に容器引き出し部への同廃棄用
液体容器の収容状態での保持と同部からの室内への押出
とを交互に繰り返すマグネットキャッチ手段で連係させ
た構成を採用しても良いものである。前記マグネットキ
ャッチ手段としては、商品名 ワンプッシュキャッチが
その一例として挙げられる。
【0018】以上の手段によれば、引き出し式の廃棄用
液体容器のフロント部をタッチ式に押動する簡単なプッ
シュ操作で廃棄用液体容器の収容状態での保持(固定)
と同廃棄用液体容器の容器引き出し部からの室内への押
出が行え、廃棄用液体容器の脱着操作が非常に簡単で、
高所であっても非常に安全であるし、廃棄用液体容器を
引き出し式、即ち抽斗式にしているから、フロント部を
容器引き出し部の開設した面とほぼ同面状に位置させる
ことができ、フロント部を開設した面の拭き掃除時に邪
魔になることもなく清掃性も向上できる。
【0019】しかも、前記整流板の取付手段として、整
流板、フードの何れか一方の複数箇所に、圧縮弾機で付
勢され軸部先端に拡大頭部を有する可動突起を設ける一
方、他方に、前記軸部に交差状に係止する被係止体を設
け、該被係止体は、前記可動突起の拡大頭部を圧縮弾機
に抗して押動する外向傾斜部を先部に外側に向けて形成
すると共に前記拡大頭部よりも大形な空間部と、それに
連通して形成された軸部の受け部とを有し、前記拡大頭
部は先細状に形成され、前記先部で可動突起の拡大頭部
を押動するように被係止体を差し入れてその軸部を受け
部に係止する構成を採用しても良いものである。
【0020】この手段にあっては、フィルタの上流側か
ら整流板をフード体側に向けて押し付けるだけで、被係
止体の先部が可動突起の拡大頭部を押動して被係止体の
軸受け部にその軸部を引っ掛ける。そして、拡大頭部を
その大形な空間部に位置させた状態で拡大頭部を圧縮弾
機が縮むように指で押動した状態で整流板を移動させる
ことによって先細状とする拡大頭部自らのガイド作用で
整流板をフード体から外すことができる。従って、整流
板をフード体側に押し付けるだけで同整流板を係止し、
圧縮弾機が縮むように拡大頭部を人為的に押動した状態
で整流板を移動させることで、整流板の係止及びその係
止解除が行え、作業が頗る簡単である。また、整流板と
その整流板が対応するフードとの関係において一半部側
に可動突起、被係止体を少なくとも2対配備し、同整流
板の他半部側を引っ掛け部でフードに抜差し可能に係止
する構成を採用しても良いものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明レンジフードファン
の一実施の形態を説明すると、図1〜図15は、電磁誘
導加熱式クッキングヒーター(IHヒータ)を加熱調理
器具とするレンジフードファンの実施の形態を示してい
る。
【0022】レンジフードファンAは、図2等に示すよ
うに、フード体11、フィルタ211の支持板21、支
持板21下位レベルに横設された結露水案内板31等か
らなるフード1と、そのフード1内に設けた渦流生成体
2と、フィルタ211の背後空間に設置した排気装置3
と、前記渦流生成体2の下方に配置された照明4と、照
明4を挟んで左右に配置され生成された渦勢力を増強さ
せる制御流噴出部5、5と、両制御流噴出部5、5間に
配置された廃棄用液体容器6とを備えた構成になってい
る。
【0023】フード体11は、図1〜図3等に示すよう
に天板111、左右側板112、背板113からなる側
面視略直角三角形状に形成され、前方を開放させてあ
る。
【0024】渦流生成体2は、本実施の形態では整流板
(後述では符号12を付して説明する)と呼称される面
板であり、図1〜図3に示すようにフード体11におけ
る前方開放部の下部を着脱可能な湾曲状カバー7で閉塞
することによって残されたその上部部分に配設されてい
る。
【0025】また、この整流板12は、同図2に示すよ
うにフード体11内に収容状に配設されており、湯気を
含む調理臭(上昇気流)Fが丁度衝突する部位を含んで
全幅に亘って形成された下方へのガイド面121と、そ
のガイド面121の下位に同ガイド面121に連続して
前方に向けて全幅に亘り円弧状に湾曲形成されたカール
状面122とからなっている。このカール状面122
は、詳細には最も背板113側寄りの中途部よりも最下
端を前方に位置させた円弧状にしてある。
【0026】そして、この整流板12は、図2に示すよ
うにフード体11内の一段奥張った位置に設けられた支
持板21に上半部(一半部)側を、また下半部(他半
部)側を結露水案内板31に各々係脱可能に支持させて
ある。
【0027】前記結露水案内板31は、同図2に示すよ
うに奥行き方向中途部を最下端とする扁平なVの字状を
呈し、左右端をフード体11の左右側板112、112
に支持させて排気装置3の下スペースを横断するように
横設してなり、後端を後述する冷却部18の下端開放部
に支持させ、その最下端部位である尖頭部に結露水の落
下孔311を散在状に開孔させてある(図8、図9、図
11、図12参照)。
【0028】前記支持板21は、同図2に示すように凹
窪状を呈し、フード体11の天板111前縁に下向きに
折曲形成された操作部用の取付面111aと、結露水案
内板31における整流板12よりも若干後方の前半部部
分とに亘って設けられており、整流板12背後の底部分
にフィルタ211を係脱可能に備えている。また、この
支持板21の左右縁は、フード体11の左右側板11
2、112内面に当接状となっている。
【0029】前記整流板12は、同図2、図3に示すよ
うに、上縁と前記支持板21の上側片部212との間及
び左右縁とフード体11の左右側板112、112との
間に吸引用の隙間Sが形成されるようにフィルタ211
の前方に収容状に配設され、取付手段9を介して支持板
21に係脱可能に支持させてある。
【0030】前記支持板21と結露水案内板31とで区
画された背後空間には、同図2に示すように排気ダクト
Dに接続して屋外に排気するシロッコファンからなる排
気装置3が収容され、その結露水案内板31の下位空間
には、図3〜図5に示すように湾曲状カバー7に臨んで
小型なシロッコファンからなる送風機10、10が照明
4を挟んで左右に配設され、その送風機10、10に連
絡する制御流噴出部5、5を、両送風機10、10間に
配設した照明4真上の廃棄用液体容器(結露水トレイ)
6を挟んでその両サイドの湾曲状カバー7部分に長さ方
向ほぼ全長に亘って設けている。
【0031】また、調理時に発生して上昇する上昇気流
Fが臨まない部分、本実施の形態ではフード体11の天
板111部分後端部分には、図2、図5に示すように前
記室内空気の取り入れ部28を開孔し、その取り入れ部
28と前記制御流噴出部5、5とを途中に排気装置3の
駆動源13を冷却する冷却部18を有する路8で連絡さ
せてある。
【0032】前記路8は、フード体11の背板113を
一構成部材として上端、下端双方を開放するエアーチャ
ンバー38と、そのエアーチャンバー38の下端開放部
に連通する前記結露水案内板下空間48とからなり、そ
の結露水案内板下空間48に前記の通り送風機10、1
0を配設すると共に、そのエアーチャンバー38内に駆
動源(モータ)13の後半部を配置して冷却部18とし
前記背後空間に排気装置3を設置し、フード体11の天
板111に開孔されている取り入れ部28から吸気され
る室内空気が排気装置3の駆動源(モータ)13を冷却
しながら結露水案内板下空間48を経由して2つの送風
機10、10で吸気される経路を経て制御流噴出部5、
5から室内に向けて噴出されるようになっている(図2
〜図5参照)。
【0033】前記制御流噴出部5、5は、前記する2つ
の送風機10、10の吐出口に各々個別に接続されたボ
ックス状流路15,15と、前記湾曲状カバー7に開孔
された噴出孔17…とからなっている。
【0034】前記ボックス状流路15、15各々は、図
5に示すように幅方向中央の照明4を挟む両脇の空間部
よりも若干幅狭な内部中空とする横長体からなるボック
ス体であり、図2に示すように中央部に長さ方向全長に
亘って邪魔板151を横設し、該ボックス体15の出口
に噴出ノズル152を幅方向全長に亘って突出状に連設
して、その噴出ノズル152の出口に臨む湾曲状カバー
7部分の平段面27に列状に間隔をおいて開孔されてい
る噴出孔17群から、後述される渦流Qの接線方向に向
けて下方から斜め上向きに制御流Eを噴出するようにな
っている。前記湾曲状カバー7は、図2に示すように前
記平段面27から直ぐ上位の部分に渦流Qの接線方向に
向く直線状傾斜面37で形成してある。
【0035】また、そのボックス状流路15の噴出ノズ
ル152は、照明側部分(詳細に一半部部分)を上方に
延長した際交差するように正面視上向き傾斜状に設けて
あり、図6、図7に示すようにその照明側部分内に、そ
の全高に亘る長さを有する波形材152aを正面視上向
き傾斜状をもって内設して、照明4前方を上昇する上昇
気流Fをも良好に整流板12に中央部に確実に案内して
渦流Qを同整流板12の幅方向全長に亘り均一に発生さ
せるようにしてある。
【0036】照明4は、前記する結露水案内板下空間4
8において左右一対の送風機10、10間に収容状に配
設され図8、図11、図12に示すように複数枚の反射
板24からなる収容部14内に照明器具4aを着脱可能
に収容すると共に湾曲状カバー7に開口した収容部14
の開放部を照射パネル34で係脱可能に被蓋して、下照
明するようになっている。また、その照明4の真上に
は、図8、図11、図12に示すように前記湾曲状カバ
ー7に引き出し口26を開口し、その引き出し口26を
前端に有して前記結露水案内板下空間48に確保された
容器引き出し部16にレール状の容器支持部36を設け
て、その容器支持部36で廃棄用液体容器6である結露
水トレイを容器引き出し部16に出し入れ可能に支承し
ている。
【0037】この廃棄用液体容器6は、湾曲状カバー7
に略同面状に沿うそのフロント部46に透明な窓部56
を設けると共に、当該廃棄用液体容器6のフロント部4
6をプッシュする度に容器引き出し部16への同廃棄用
液体容器6の収容状態での保持と同部からの室内への押
出とを交互に繰り返すマグネットキャッチ手段Cを介し
て容器引き出し部16に収容されている。そして、この
廃棄用液体容器6は、整流板12、フィルタ211を支
持する支持板21に付着して流下する結露水を結露水案
内板31で集水して、その結露水案内板31の落下孔3
11から落下するその結露水を受水する。
【0038】また、前記照明4には、図12に示すよう
に前記収容部14の上側反射板24に光洩れ部241と
して孔を開孔し、その孔から洩れる光を容器引き出し部
16に収容状態になっている廃棄用液体容器6内に光案
内部44を介して案内するように構成してある。
【0039】光案内部44は、本実施の形態では平行す
る一枚〜複数枚の反射板で構成されており、照明器具4
aの収容部14に形成されている光洩れ部241と、廃
棄用液体容器6を抽斗式に出し入れ可能とする容器引き
出し部16と、この光案内部44とで取入手段を構成し
て、光洩れ部241である孔から洩れる光を結露水トレ
イである廃棄用液体容器6内に案内し、同容器6内を明
るくして窓部56から貯液位をハッキリと確認できるよ
うにする(図12参照)。
【0040】整流板12の取付手段9は、図13〜図1
5に示すように前記支持板3の上半部(一半部に相当)
複数箇所に可動突起19を設けると共に、整流板12の
裏面に可動突起19を交差状に係止する被係止体29を
設け、整流板12の下半部(他半部に相当)を引っ掛け
部39で結露水案内板31に係脱可能に係止した実施の
形態について説明する。
【0041】可動突起19は、整流板12の一半部、詳
細には整流板12の上側コーナーに対応して設けられて
いる。この可動突起19は、支持板21に設けた支持脚
に圧縮弾機bを収容したバネ収容部191を取付け、圧
縮弾機bで、先細状の拡大頭部192aを備えた軸部1
92を支持した構成になっている。本実施の形態では、
拡大頭部192aを円錐形状としているが、円錐台形状
等、所謂先細状であればいかなる形状のものでも自由な
ものである。一方、被係止体29は、前記可動突起19
の拡大頭部192aに対応して整流板12の裏面に設け
られており、その拡大頭部192aを圧縮弾機bの弾撥
力に抗して押動する外向傾斜部291をその先部に形成
すると共に、中央部に拡大頭部よりも大形な空間部29
2を設け、その空間部292の上位側に同空間部292
と連通して軸部192の受け部293を形成させて、空
間部292と受け部293とで所謂ダルマ孔を形成して
いる。
【0042】また、引っ掛け部39は、整流板12の下
縁から突設された引っ掛け片部391を係脱可能に係止
する係止孔392からなり、該係止孔392は結露水案
内板31に開孔されている。
【0043】そして、引っ掛け片部391を係止孔39
2に引っ掛けながら、左右2対の被係止体29、可動突
起19を対応させた図14(イ)(ロ)の状態から被係
止体29先部の外向傾斜部291で可動突起19の拡大
頭部192aを圧縮弾機bの弾発力に抗して縮むように
整流板12をフード1の前方側から差し入れて同被係止
体29の空間部292に拡大頭部192aを位置させた
状態で、整流板12を下方に引き下ろして軸部192を
受け部293に係止して同整流板12を支持板21と平
行状に取着する(図14(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ))。
そして、整流板12を引き上げて若干空間部292に拡
大頭部192aを位置させてから拡大頭部192aを圧
縮弾機bが縮むように指でプッシュした状態で整流板1
2を手前側に引っ張ることによって拡大頭部192aの
先細状の形状性で係止を解き、引っ掛け片部391を係
止孔392から抜き取ることによって、例えばフィルタ
211を清掃する時等に整流板12を取り外すことがで
きる(図15)。
【0044】本実施の形態では図示しないが、前記支持
板21の両半部(一半部、下半部に相当)複数箇所に可
動突起19もしくは被係止体29を設けて、その可動突
起19に対する被係止体29の係脱可能な係止構成で整
流板12の取付手段9を構成することも自由なものであ
る。この場合の可動突起19、被係止体29のレイアウ
トは、支持板21に整流板12の上下両コーナーに対応
して前記可動突起19を設ける一方、整流板12にその
可動突起19と対応して被係止体29を設けることがそ
の一例として提案できる。
【0045】本実施の形態では、前記カール状面の曲率
をφ90mmとしてある。
【0046】以上のように構成されたレンジフードファ
ンは、調理に伴って発生する湯気を含む調理臭(湯気を
含む上昇気流)Fを、整流板12のガイド面121に衝
突させて下向きに案内し、そのガイド面121に連続し
て前方に向けて円弧状に湾曲形成したカール状面122
で更に案内する際に負圧作用を生み出し、それによって
渦流Qを生成する(図1〜図4参照)。その渦流Qに、
上昇気流Fの上昇勢力を妨げることなくフード体11の
天板111から取り入れた室内空気を渦勢力増強用の制
御流Eとして、2個の制御流噴出部5、5から直線状傾
斜面37をガイド面として渦流Qの接線方向に向けて下
方から斜め上向きに湾曲状カバー7の直線状傾斜面37
に沿って噴出し、それによって上昇気流Fを素早く取り
込む所要勢力の渦流Qをより安定して発生させることが
できるようになる(図2〜図4参照)。そして、制御流
噴出部5、5を整流板12の下方におけるフード体11
の幅方向中央に設けられた照明4を避けて両サイドに設
けなければならない制約下であっても、その制御流噴出
部5、5の照明4側部分を上方に延長した際、交差する
ように正面視上向き傾斜状に設けているため(図6、図
7参照)、制御流Eを整流板12の幅方向全長に亘って
下方から噴出させて、渦流Qを同整流板12の幅方向全
長に亘り均一に発生させて、上昇気流Fの捕集効率及び
排気効率を向上することができる(図4参照)。この渦
流Qをフード体11の左右側板112、112と整流板
12との間に確保された左右の隙間S、Sから分担して
フィルタ211を経て排気装置3で吸引し、屋外に排気
する(図2、図4参照)。これによって、フード体11
外に拡散することなく上昇気流Fを高効率に捕集して排
気することができる。尚、前記ガイド面121に衝突し
た際に、下向きに案内されない上昇気流も存在するが、
前記支持板21の上側片部211と整流板12の上縁と
の間の隙間Sから吸引される。
【0047】
【実施例】全幅750mm、奥行き630mm、全高4
50mmのフード体11に前記のように上昇気流Fが丁
度衝突する部分を含んで形成した緩傾斜状のガイド面1
21の下位に連続してφ90mmのカール状面122を
前向き円弧状に湾曲形成し、また前記支持板21の上側
片211部と整流板12上縁との隙間Sからの吸引風速
を2〜3m/sec、フード体11の左右側板112、1
12と整流板12左右縁との隙間Sからの吸引風速を
0.5〜2m/secに各々設定し、直線状傾斜面37を
38度の傾斜角度(仰角)をもって制御流噴出部5、5
各々から風速2〜3m/secで制御流を噴出した。
【0048】これによると、目視ではあるが、立ち昇る
湯気を含む調理臭(上昇気流)Fは室内空気の取り入れ
部28に吸引されることなく、また噴出される制御流E
で妨害を受けることもなく、整流板12の全幅に亘って
生成された渦流Qに引き寄せられ巻き込まれてフード体
11から洩気することなく捕集して排気されるものであ
った。
【0049】尚、前記制御流噴出部5、5からの制御流
Eの風速や、各隙間S…からの吸引風速、直線状傾斜面
37の角度(向き)、制御流噴出部5、5における照明
側部分の正面視角度等は、それらの相互の相関関係やフ
ード体の大きさ等の諸条件をもって設定されるが、制御
流噴出部5、5の傾斜角度(仰角)が小さくなることに
反比例して制御流Eの風速を大きくする必要はある。し
かしながら、その制御流Eの風速は、制御流噴出部5、
5からの噴出圧で上昇気流の上昇が妨げることなく所要
勢力の渦流Qを安定生成する所要風速を実験で求めるこ
と言うまでもないものである。
【0050】言うまでもないが、本発明のレンジフード
ファンは、ガスコンロ、電気コンロ等の加熱調理器具に
等しく使用可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上のように、フード体と、フ
ード体内において加熱調理器具上方に設けられ上昇気流
を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を生成する渦流
生成体と、前記フード体のフィルタ背後またはフード体
外に設けられ前記渦流生成体で生成された渦流を吸引し
て排気する排気装置と、前記渦流生成体の下方に設けら
れ生成される前記渦流の勢力を増強させる制御流噴出部
とを備え、前記制御流噴出部から噴出する制御流の室内
空気の取り入れ部を前記上昇気流が臨まない部分に設け
ているため、電磁誘導加熱式クッキングヒーターを加熱
調理器具として使用するものであっても、制御流で勢力
を増強させることによって渦流を安定して発生させてそ
の渦流の巻き込み作用で極めて弱い上昇気流(湯気を含
む調理臭)であっても素早く引き寄せフード体外に拡散
することなく捕集して排気し、高い捕集効率を約束する
ことができる。しかも、室内循環タイプであっても渦勢
力を増強する制御流の室内空気の取り入れ部を上昇気流
が臨まない部分、例えばフード体の側板、天板等に設け
て上昇気流を吸気しないようにしているため、綺麗な室
内空気を取り入れて制御流として供給できる。その上、
生成される渦流で上昇気流が加速されて排気されるもの
であるから、渦流生成体は勿論のこと、背後のフィルタ
等への接触時間も短くなり、電磁誘導加熱式クッキング
ヒーター特有の水蒸気の付着を可及的に防止し、調理中
に滴下して調理容器や調理中の料理を汚すことも抑制で
きる。
【0052】また、前記取り入れ部と制御流噴出部とを
途中に排気装置の駆動源を冷却する冷却部を有する路で
連絡していると、排気装置の駆動源の加熱による耐久性
の低下防止策を専用手段で対処する必要がなくなり、駆
動源の加熱を防止するに際し、構造的に簡素化し、廉価
で提供することが可能になる。
【0053】そして、加熱調理器具上方にフード体の左
右側板との間及び天板との間に隙間を確保して設けられ
た整流板で渦流生成体を構成し、その整流板で上昇気流
を下向きに案内してコアンダ効果で渦流を生成する形状
に形成している請求項3にあっては、整流板を有効に利
用して渦流を安定生成することが可能となり、構造的に
複雑になってコストが高騰することも無くなる。
【0054】その上、請求項6のように渦勢力増強用の
制御流を生成された渦流の接線方向に向けて下方から噴
出する制御流噴出部を有するレンジフードファンにあっ
ては、その渦流をより安定して発生させると共に渦勢力
を増強でき、更なる上昇気流の捕集効率の向上が図ら
れ、弱い上昇気流を発生させる電磁誘導加熱式クッキン
グヒーターを加熱調理器具とする場合に最適なものであ
る。
【0055】また、請求項4のように、整流板の下方に
おけるフード体の幅方向中央に設けられた照明を挟んで
左右に制御流噴出部を配設し、両制御流噴出部の照明側
部分を上方に延長した際交差するように正面視上向き傾
斜状に設けた場合には、照明を設けたにも関わらず、渦
流生成体の幅方向全長に亘って均一に制御流を作用させ
て所要勢力の渦流を安定生成して、渦勢力を更に増強
し、高い捕集効率を確約することができる。
【0056】その上、請求項5記載のように側面視略直
角三角形状を呈するフード体の前方開放部の下部をカバ
ーで閉塞し、その上部にフード体の少なくとも左右側板
との間に隙間を介して整流板を配置すると共に該整流板
の背後にフィルタを設置し、そのフィルタの背後または
フード体外に排気装置を備え、該整流板を、上昇気流が
衝突する部位を含んで形成された下方へのガイド面と、
そのガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成
されたカール状面とを有する形状に形成し、前記カバー
に、生成される渦流の接線方向に設けて下方から斜め上
向きに渦流勢力増強用の制御流を噴出する制御流噴出部
を設け、前記制御流噴出部から噴出する制御流用の室内
空気の取り入れ部を前記上昇気流が臨まない部分に設け
たレンジフードファンにあっては、上昇気流から離間し
且つ渦流に接近する位置から上昇気流の上昇を妨げない
渦勢力増強用の制御流を噴出して、その上昇気流を巻き
込む安定した勢力の渦流を常時生成して捕集効率を大幅
に向上させる上に、上昇気流の吸込のない綺麗な室内空
気を制御流を噴出することによって、フード体内を無闇
に汚したりする虞れも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のレンジフードファンの使用状態
の概略を示す側面図で一部切欠して示す。
【図2】レンジフードファンの拡大側面図で一部切欠し
て示す。
【図3】同レンジフードファンの斜め下方からの斜視
図。
【図4】上昇気流、生成される渦流、制御流の関係を示
すレンジフードファンの正面図。
【図5】図2の(5)−(5)線断面図。
【図6】送風機に接続されるボックス状流路の拡大斜視
図。
【図7】図6の(7)−(7)線断面図。
【図8】廃棄用液体容器、照明部分の側面図で拡大し、
断面して示す。
【図9】図8の(9)−(9)線拡大断面図。
【図10】廃棄用液体容器を外した状態を示す側面図で
拡大し、断面して示す。
【図11】廃棄用液体容器の斜視図。
【図12】照明の光を一部取り入れて廃棄用液体容器内
を照らしている状態を示す側面図で拡大し、断面して示
す。
【図13】整流板をフードに係止した状態を示す拡大側
面図で一部省略して示す。
【図14】可動突起と、被係止体との関係を示す拡大図
で、(イ)は、被係止体を、可動突起に係止する前の状
態を示す正面図で被係止体を断面して示す。(ロ)は、
同側面図。(ハ)は、被係止体の外向傾斜部が可動突起
の拡大頭部を押動する状態を示す正面図で被係止体を断
面して示す。(ニ)は、同拡大頭部を押動しつつ被係止
体が移動する状態を正面図で、被係止体を断面して示
す。(ホ)は、拡大頭部が空間部から突出する状態を示
す正面図で、被係止体を断面して示す。(へ)は、受け
部に軸部を係止する状態を示す側面図。
【図15】拡大頭部を、圧縮弾機を縮めるように人為的
に押動して可動突起に対する被係止体の係止を解除する
状態を示す拡大正面図で、一部切欠する。
【符号の説明】
A:レンジフードファン 1:フード 11:フード体 211:フィル
タ 3:排気装置 2:渦流生成
体 112:フード体の左右側板 S:隙間 121:ガイド面 122:カー
ル状面 5:制御流噴出部 7:カバー
(湾曲状カバー) F:上昇気流 E:制御流 Q:渦流 28:取り入れ
部 18:冷却部 8:路 4:照明 6:廃棄用液
体容器 12:整流板 4a:照明器
具 C:マグネットキャッチ手段 293:受け部 39:引っ掛け部 14:収容部 241:光洩れ部 44:光案
内部 19:可動突起 192a:拡大頭
部 29:被係止体 b:圧縮弾
機 192:軸部 292:空間
部 291:外向傾斜部 16:容器
引き出し部 46:フロント部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード体と、フード体内において加熱調
    理器具上方に設けられ上昇気流を下向きに案内してコア
    ンダ効果で渦流を生成する渦流生成体と、前記フード体
    のフィルタ背後またはフード体外に設けられ前記渦流生
    成体で生成された渦流を吸引して排気する排気装置と、
    前記渦流生成体の下方に設けられ生成される渦流に向け
    て噴出して前記渦流の勢力を増強させる制御流噴出部と
    を備え、前記制御流噴出部から噴出するその制御流の室
    内空気の取り入れ部を前記上昇気流が臨まない部分に設
    けていることを特徴とするレンジフードファン。
  2. 【請求項2】 前記取り入れ部と制御流噴出部とを途中
    に排気装置の駆動源を冷却する冷却部を有する路で連絡
    していることを特徴とする請求項1記載のレンジフード
    ファン。
  3. 【請求項3】 加熱調理器具上方にフード体の左右側板
    との間及び天板との間に隙間を確保して設けられた整流
    板で前記渦流生成体を構成し、該整流板は上昇気流が衝
    突する部位を含んで形成された下方へのガイド面と、そ
    のガイド面に連続して前方に向けて円弧状に湾曲形成さ
    れたカール状面とを有することを特徴とする請求項1記
    載のレンジフードファン。
  4. 【請求項4】 前記制御流噴出部は整流板の下方におけ
    るフード体の幅方向中央に設けられた照明を挟んで左右
    に配設され、両制御流噴出部の照明側部分を上方に延長
    した際交差するように正面視上向き傾斜状に設けて渦流
    生成体で生成される渦流を渦流生成体の幅方向全長に亘
    り均一に発生させるようにしていることを特徴とする請
    求項3記載のレンジフードファン。
  5. 【請求項5】 側面視略直角三角形状を呈するフード体
    の前方開放部の下部をカバーで閉塞し、その上部にフー
    ド体の少なくとも左右側板との間に隙間を介して整流板
    を配置すると共に該整流板の背後にフィルタを設置し、
    そのフィルタの背後またはフード体外に排気装置を備
    え、該整流板を、上昇気流が衝突する部位を含んで形成
    された下方へのガイド面と、そのガイド面に連続して前
    方に向けて円弧状に湾曲形成されたカール状面とを有す
    る形状に形成し、前記カバーに、生成される渦流の接線
    方向に設けて下方から斜め上向きに渦流勢力増強用の制
    御流を噴出する制御流噴出部を設け、前記制御流噴出部
    から噴出する制御流用の室内空気の取り入れ部を前記上
    昇気流が臨まない部分に設けていることを特徴とするレ
    ンジフードファン。
  6. 【請求項6】 前記制御流が生成される渦流の接線方向
    に向けて下方から噴出することを特徴とする請求項1〜
    5いずれか1項記載のレンジフードファン。
  7. 【請求項7】 前記加熱調理器具が電磁誘導加熱式クッ
    キングヒーターであることを特徴とする請求項1〜6い
    ずれか1項記載のレンジードファン。
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