JPH09272317A - バンプストッパ装置 - Google Patents
バンプストッパ装置Info
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- JPH09272317A JPH09272317A JP8826096A JP8826096A JPH09272317A JP H09272317 A JPH09272317 A JP H09272317A JP 8826096 A JP8826096 A JP 8826096A JP 8826096 A JP8826096 A JP 8826096A JP H09272317 A JPH09272317 A JP H09272317A
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- Japan
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- flange
- bump stopper
- vertical
- peripheral wall
- bent part
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/12—Wound spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/14—Plastic spring, e.g. rubber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/14—Plastic spring, e.g. rubber
- B60G2202/143—Plastic spring, e.g. rubber subjected to compression
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/45—Stops limiting travel
- B60G2204/4502—Stops limiting travel using resilient buffer
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプリングシートにおけるフランジの変形を
確実に防止してバンプストッパに加わる荷重を常に有効
に車体側に伝達させる。 【解決手段】 筒状の縦周壁２８の一端側の周縁からそ
の内側にフランジ２９が延びたスプリングシート２０
と、このスプリングシート２０の前記フランジ２９に取
り付けられた弾性体からなるバンプストッパ２５とを備
えるバンプストッパ装置において、前記フランジ２９の
前記縦周壁２８と隣接する周縁部に、断面ほぼＵ字形を
なす縦溝状の屈曲部３０をフランジ２９の周方向に沿っ
て環状に形成し、この環状の屈曲部３０の内側の領域に
バンプストッパ２５を取り付ける。
確実に防止してバンプストッパに加わる荷重を常に有効
に車体側に伝達させる。 【解決手段】 筒状の縦周壁２８の一端側の周縁からそ
の内側にフランジ２９が延びたスプリングシート２０
と、このスプリングシート２０の前記フランジ２９に取
り付けられた弾性体からなるバンプストッパ２５とを備
えるバンプストッパ装置において、前記フランジ２９の
前記縦周壁２８と隣接する周縁部に、断面ほぼＵ字形を
なす縦溝状の屈曲部３０をフランジ２９の周方向に沿っ
て環状に形成し、この環状の屈曲部３０の内側の領域に
バンプストッパ２５を取り付ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の走行時に
おいて、車軸が上下方向に一定以上衝撃的に大きく変動
したときにその変動の衝撃荷重を吸収するバンプストッ
パ装置に関する。
おいて、車軸が上下方向に一定以上衝撃的に大きく変動
したときにその変動の衝撃荷重を吸収するバンプストッ
パ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車のサスペンション部分に
は、懸架ばねが一定以上圧縮されて車軸が上方に大きく
衝撃的に変動したときに、その突上げ荷重を受け止めて
吸収するバンプストッパ装置が組み込まれている。
は、懸架ばねが一定以上圧縮されて車軸が上方に大きく
衝撃的に変動したときに、その突上げ荷重を受け止めて
吸収するバンプストッパ装置が組み込まれている。
【０００３】このバンプストッパ装置の従来の構造を図
７に示してあり、１が車体側の部材に取り付けられたス
プリングシート、２がサスペンション側の部材に設けら
れたスプリング受けで、前記スプリングシート１とスプ
リング受け２との間に懸架コイルばね３が装着されてい
る。
７に示してあり、１が車体側の部材に取り付けられたス
プリングシート、２がサスペンション側の部材に設けら
れたスプリング受けで、前記スプリングシート１とスプ
リング受け２との間に懸架コイルばね３が装着されてい
る。
【０００４】そして、懸架コイルばね３の一端側の端部
とスプリングシート１との間、および懸架コイルばね３
の他端側の端部とスプリング受け２の間にそれぞれサイ
レンサシート４，５が介装されている。
とスプリングシート１との間、および懸架コイルばね３
の他端側の端部とスプリング受け２の間にそれぞれサイ
レンサシート４，５が介装されている。
【０００５】スプリングシート１は円筒状の縦周壁６を
有し、この縦周壁６の下端の周縁にその内側に向って水
平に延びるフランジ７が一体に形成され、このフランジ
７の下面にバンプストッパブラケット８が取り付けられ
ている。
有し、この縦周壁６の下端の周縁にその内側に向って水
平に延びるフランジ７が一体に形成され、このフランジ
７の下面にバンプストッパブラケット８が取り付けられ
ている。
【０００６】バンプストッパブラケット８は、円形の逆
皿形状をなし、その平面部９が前記フランジ７の下面
に、その周方向の均等的な複数箇所においてスポット溶
接され、このスポット溶接でバンプストッパブラケット
８がフランジ７に固定されている。そして前記平面部９
の中央には円形の挿入口１０が形成され、この挿入口１
０がフランジ７の内周の開口１１の内側に配置してい
る。
皿形状をなし、その平面部９が前記フランジ７の下面
に、その周方向の均等的な複数箇所においてスポット溶
接され、このスポット溶接でバンプストッパブラケット
８がフランジ７に固定されている。そして前記平面部９
の中央には円形の挿入口１０が形成され、この挿入口１
０がフランジ７の内周の開口１１の内側に配置してい
る。
【０００７】１２はゴム等の弾性体で形成されたバンプ
ストッパで、このバンプストッパ１２は上端部に取付突
起１３を一体に有し、この取付突起１３が前記バンプス
トッパブラケット８の挿入口１０内にその下方から圧入
され、この圧入によりバンプストッパ１２がバンプスト
ッパブラケット８に取り付けられている。
ストッパで、このバンプストッパ１２は上端部に取付突
起１３を一体に有し、この取付突起１３が前記バンプス
トッパブラケット８の挿入口１０内にその下方から圧入
され、この圧入によりバンプストッパ１２がバンプスト
ッパブラケット８に取り付けられている。
【０００８】バンプストッパ１２の上部の外径はバンプ
ストッパブラケット８の内径とほぼ同寸法で、このバン
プストッパ１２の上部がバンプストッパブラケット８の
内面に密着するように嵌合されている。
ストッパブラケット８の内径とほぼ同寸法で、このバン
プストッパ１２の上部がバンプストッパブラケット８の
内面に密着するように嵌合されている。
【０００９】この状態において、例えば自動車の悪路走
行時の衝撃で、懸架コイルばね３が大きく圧縮されたと
きに、スプリング受け２がバンプストッパ１２に当接
し、この当接でバンプストッパ１２が弾性的に変形して
その衝撃が吸収されるようになっている。
行時の衝撃で、懸架コイルばね３が大きく圧縮されたと
きに、スプリング受け２がバンプストッパ１２に当接
し、この当接でバンプストッパ１２が弾性的に変形して
その衝撃が吸収されるようになっている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】車体側のバンプストッ
パ１２にサスペンション側のスプリング受け２が当接し
たときには、バンプストッパ１２に上向きの大きな突上
げ荷重が作用し、この突上げ荷重の力がスプリングシー
ト１の円筒状の縦周壁６から車体に伝達される。
パ１２にサスペンション側のスプリング受け２が当接し
たときには、バンプストッパ１２に上向きの大きな突上
げ荷重が作用し、この突上げ荷重の力がスプリングシー
ト１の円筒状の縦周壁６から車体に伝達される。
【００１１】この際、バンプストッパブラケット８は円
環状の縦周壁を有する強固な形状に形成されているか
ら、その形状を維持したまま上方に押される。ところ
が、スプリングシート１のフランジ７は、縦周壁６の下
端の周縁から単にその内側に水平に延びた状態にあり、
このためバンプストッパブラケット８に加わる押し上げ
力でフランジ７が図７に鎖線で示すように上向きに変形
し、この変形でフランジ７とバンプストッパブラケット
８との溶接接合部が剥離し、バンプストッパ１２の突上
げ荷重を車体に有効に伝達させることが困難となってし
まうことがある。
環状の縦周壁を有する強固な形状に形成されているか
ら、その形状を維持したまま上方に押される。ところ
が、スプリングシート１のフランジ７は、縦周壁６の下
端の周縁から単にその内側に水平に延びた状態にあり、
このためバンプストッパブラケット８に加わる押し上げ
力でフランジ７が図７に鎖線で示すように上向きに変形
し、この変形でフランジ７とバンプストッパブラケット
８との溶接接合部が剥離し、バンプストッパ１２の突上
げ荷重を車体に有効に伝達させることが困難となってし
まうことがある。
【００１２】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、スプリングシートに
おけるフランジの変形を確実に防止してバンプストッパ
に加わる荷重を常に有効に車体側に伝達させることが可
能なバンプストッパ装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、スプリングシートに
おけるフランジの変形を確実に防止してバンプストッパ
に加わる荷重を常に有効に車体側に伝達させることが可
能なバンプストッパ装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、車体の下面に取着される円環状のば
ね受け部内周側から下方に延びるように設けられる筒状
の縦周壁を有し、この縦周壁から内側に向って延びるよ
うにフランジが設けられたスプリングシートと、このス
プリングシートの前記フランジに取り付けられたバンプ
ストッパとを備えるバンプストッパ装置において、前記
フランジと、前記縦周壁との間に断面がほぼＵ字形をな
す縦溝状の屈曲部を環状に形成し、この環状の屈曲部の
内側領域にバンプストッパを配設するようにしたもので
ある。そして、好ましくは、前記縦溝状の屈曲部が、前
記フランジと前記スプリングシートの前記縦周壁とが一
体に形成されるように構成する。
を達成するために、車体の下面に取着される円環状のば
ね受け部内周側から下方に延びるように設けられる筒状
の縦周壁を有し、この縦周壁から内側に向って延びるよ
うにフランジが設けられたスプリングシートと、このス
プリングシートの前記フランジに取り付けられたバンプ
ストッパとを備えるバンプストッパ装置において、前記
フランジと、前記縦周壁との間に断面がほぼＵ字形をな
す縦溝状の屈曲部を環状に形成し、この環状の屈曲部の
内側領域にバンプストッパを配設するようにしたもので
ある。そして、好ましくは、前記縦溝状の屈曲部が、前
記フランジと前記スプリングシートの前記縦周壁とが一
体に形成されるように構成する。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図１ないし図６を参照して説明する。図１には本発明
の第１の実施形態に係るバンプストッパ装置の全体の構
造を、図２には図１中のＡ−Ａ線に沿うバンプストッパ
装置の要部の断面図を、図３にはその要部の斜視図を示
してある。
て図１ないし図６を参照して説明する。図１には本発明
の第１の実施形態に係るバンプストッパ装置の全体の構
造を、図２には図１中のＡ−Ａ線に沿うバンプストッパ
装置の要部の断面図を、図３にはその要部の斜視図を示
してある。
【００１５】図に示す符号２０は金属板で形成されたス
プリングシート、２１は金属板で形成されたスプリング
受けであり、スプリングシート２０は車体側の部材、例
えば車体のリヤフロアサイドメンバ２２にスポット溶接
により接合固着され、スプリング受け２１はサスペンシ
ョン側の部材、例えばサスペンションアーム２３にスポ
ット溶接により接合固着されている。
プリングシート、２１は金属板で形成されたスプリング
受けであり、スプリングシート２０は車体側の部材、例
えば車体のリヤフロアサイドメンバ２２にスポット溶接
により接合固着され、スプリング受け２１はサスペンシ
ョン側の部材、例えばサスペンションアーム２３にスポ
ット溶接により接合固着されている。
【００１６】スプリングシート２０は、リヤフロアサイ
ドメンバ２２の下面に取着された円環状のばね受け部２
０ａを有し、このばね受け部２０ａとスプリング受け２
１との間に懸架コイルばね２４が装着され、この懸架コ
イルばね２４の一端側の端部とスプリングシート２０と
の間、および懸架コイルばね２４の他端側の端部とスプ
リング受け２１の間にそれぞれサイレンサシート２６，
２７が介装されている。
ドメンバ２２の下面に取着された円環状のばね受け部２
０ａを有し、このばね受け部２０ａとスプリング受け２
１との間に懸架コイルばね２４が装着され、この懸架コ
イルばね２４の一端側の端部とスプリングシート２０と
の間、および懸架コイルばね２４の他端側の端部とスプ
リング受け２１の間にそれぞれサイレンサシート２６，
２７が介装されている。
【００１７】スプリングシート２０は、ばね受け部２０
ａの内周側からその下方に一体に延びる円筒状の縦周壁
２８を有し、この縦周壁２８の下端の周縁にその内側に
向って延びるフランジ２９が一体に形成され、このフラ
ンジ２９の基部、すなわち縦周壁２８と隣接する周縁部
に、断面がほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３０がフラ
ンジ２９の周方向に沿って環状に連続して一体に形成さ
れている。そして縦溝状の屈曲部３０の底部に均等的に
複数の排水孔３１が形成されている。
ａの内周側からその下方に一体に延びる円筒状の縦周壁
２８を有し、この縦周壁２８の下端の周縁にその内側に
向って延びるフランジ２９が一体に形成され、このフラ
ンジ２９の基部、すなわち縦周壁２８と隣接する周縁部
に、断面がほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３０がフラ
ンジ２９の周方向に沿って環状に連続して一体に形成さ
れている。そして縦溝状の屈曲部３０の底部に均等的に
複数の排水孔３１が形成されている。
【００１８】前記フランジ２９の内周の開口はバンプス
トッパ挿入口３２であり、またフランジ２９の下面側で
かつ前記屈曲部３０で囲まれた領域がバンプストッパ嵌
合部３３となっている。
トッパ挿入口３２であり、またフランジ２９の下面側で
かつ前記屈曲部３０で囲まれた領域がバンプストッパ嵌
合部３３となっている。
【００１９】２５はゴム等の弾性体からなるバンプスト
ッパ２５で、このバンプストッパ２５の上端部には取付
突起３４が一体に形成され、この取付突起３４が前記フ
ランジ２９の下方側から挿入口３２内に圧入され、この
圧入によりバンプストッパ２５がフランジ２９に取り付
けられている。そしてこのバンプストッパ２５の上部が
前記嵌合部３３内に密着するように嵌合されている。
ッパ２５で、このバンプストッパ２５の上端部には取付
突起３４が一体に形成され、この取付突起３４が前記フ
ランジ２９の下方側から挿入口３２内に圧入され、この
圧入によりバンプストッパ２５がフランジ２９に取り付
けられている。そしてこのバンプストッパ２５の上部が
前記嵌合部３３内に密着するように嵌合されている。
【００２０】この状態において、自動車の例えば悪路走
行時の衝撃で、懸架コイルばね２４が大きく圧縮された
ときに、スプリング受け２１がバンプストッパ２５に当
接し、この当接でバンプストッパ２５が弾性的に変形し
てその衝撃が吸収される。
行時の衝撃で、懸架コイルばね２４が大きく圧縮された
ときに、スプリング受け２１がバンプストッパ２５に当
接し、この当接でバンプストッパ２５が弾性的に変形し
てその衝撃が吸収される。
【００２１】バンプストッパ２５にスプリング受け２１
が当接したときには、バンプストッパ２５に上向きの突
上げ荷重が作用し、この荷重がフランジ２９に伝わる。
ここで、フランジ２９の基部の周縁には、断面ほぼＵ字
形をなす縦溝状の屈曲部３０がその周方向に沿って環状
に形成されており、このためバンプストッパ２５からフ
ランジ２９に作用する上向きの荷重が、断面ほぼＵ字形
の縦溝状の屈曲部３０に入力されて該部でしごきによる
抗力を発揮し、その屈面部の外周側に設けられている円
筒状の縦周壁２８に伝達され、同縦周壁２８の壁面を介
して車体のリアフロアサイドメンバ２２に入力されるた
め、フランジ２９の上方への変形が確実に防止され、し
たがってバンプストッパ２５に加わった突上げ荷重がフ
ランジ２９から円筒状の縦周壁２８を介して車体側に有
効に伝わり、バンプストッパ２５による衝撃の吸収が確
実に達成される。
が当接したときには、バンプストッパ２５に上向きの突
上げ荷重が作用し、この荷重がフランジ２９に伝わる。
ここで、フランジ２９の基部の周縁には、断面ほぼＵ字
形をなす縦溝状の屈曲部３０がその周方向に沿って環状
に形成されており、このためバンプストッパ２５からフ
ランジ２９に作用する上向きの荷重が、断面ほぼＵ字形
の縦溝状の屈曲部３０に入力されて該部でしごきによる
抗力を発揮し、その屈面部の外周側に設けられている円
筒状の縦周壁２８に伝達され、同縦周壁２８の壁面を介
して車体のリアフロアサイドメンバ２２に入力されるた
め、フランジ２９の上方への変形が確実に防止され、し
たがってバンプストッパ２５に加わった突上げ荷重がフ
ランジ２９から円筒状の縦周壁２８を介して車体側に有
効に伝わり、バンプストッパ２５による衝撃の吸収が確
実に達成される。
【００２２】また、この実施形態におけるスプリングシ
ート２０の全体は金属板により一体に形成されているか
ら、プレス加工等によりその成形を容易にかつ精度よく
行なえ、さらにこのスプリングシート２０が一体成形品
であるから、内部への水の浸透を防止でき、たとえ内部
に水が浸透したとしても、屈曲部３０の底部に排水孔３
１が形成されているからその内部に浸透した水を前記排
水孔３１を通して排出することができる。
ート２０の全体は金属板により一体に形成されているか
ら、プレス加工等によりその成形を容易にかつ精度よく
行なえ、さらにこのスプリングシート２０が一体成形品
であるから、内部への水の浸透を防止でき、たとえ内部
に水が浸透したとしても、屈曲部３０の底部に排水孔３
１が形成されているからその内部に浸透した水を前記排
水孔３１を通して排出することができる。
【００２３】従来のバンプストッパ装置においては、図
７に示すように、バンプストッパブラケット８の下端側
周縁からその外方側に水平に延びるフランジ片８ａが一
体に形成されており、このためスプリングシート１にサ
イレンサシート４を装着する際に、そのサイレンサシー
ト４が前記フランジ片８ａに接触してその装着の作業が
しにくくなったり、その接触でサイレンサシート４を傷
付けてしまう恐れがある。
７に示すように、バンプストッパブラケット８の下端側
周縁からその外方側に水平に延びるフランジ片８ａが一
体に形成されており、このためスプリングシート１にサ
イレンサシート４を装着する際に、そのサイレンサシー
ト４が前記フランジ片８ａに接触してその装着の作業が
しにくくなったり、その接触でサイレンサシート４を傷
付けてしまう恐れがある。
【００２４】ところが、本発明の実施形態においては、
スプリングシート２０の下部に従来のような外向きに突
出するフランジ片が配置していないから、スプリングシ
ート２０にサイレンサシート２６を装着する際の作業を
容易に能率よく行なえ、またサイレンサシート２６を傷
付けるような恐れもない。
スプリングシート２０の下部に従来のような外向きに突
出するフランジ片が配置していないから、スプリングシ
ート２０にサイレンサシート２６を装着する際の作業を
容易に能率よく行なえ、またサイレンサシート２６を傷
付けるような恐れもない。
【００２５】図４には本発明の第２の実施形態を示して
あり、この実施形態においては、スプリングシート２０
の主体２０ａと、屈曲部３０を有するフランジ２９とが
別個に成形され、この別個に成形されたフランジ２９が
スプリングシート２０の主体２０ａに一体的に接合され
ている。
あり、この実施形態においては、スプリングシート２０
の主体２０ａと、屈曲部３０を有するフランジ２９とが
別個に成形され、この別個に成形されたフランジ２９が
スプリングシート２０の主体２０ａに一体的に接合され
ている。
【００２６】すなわち、スプリングシート２０の主体２
０ａは、円筒状の縦周壁２８と、この縦周壁２８の下端
の周縁からその内側に一体に延びた底板２８ａとからな
る。またフランジ２９は、水平部２９ａと、この水平部
２９ａの外周の周縁にその周方向に沿って環状に一体に
形成された断面がほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３０
とからなる。
０ａは、円筒状の縦周壁２８と、この縦周壁２８の下端
の周縁からその内側に一体に延びた底板２８ａとからな
る。またフランジ２９は、水平部２９ａと、この水平部
２９ａの外周の周縁にその周方向に沿って環状に一体に
形成された断面がほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３０
とからなる。
【００２７】そしてフランジ２９の水平部２９ａが主体
２０ａの底板２８ａの下面にスポット溶接により固着さ
れ、かつ屈曲部３０の外周上端部が主体２０ａの縦周壁
２８の下端部にアーク溶接により固着されている。
２０ａの底板２８ａの下面にスポット溶接により固着さ
れ、かつ屈曲部３０の外周上端部が主体２０ａの縦周壁
２８の下端部にアーク溶接により固着されている。
【００２８】フランジ２９の内周の開口はバンプストッ
パ挿入口３２であり、この挿入口３２は、底板２８ａの
中央の開口２８ｂ内に配置し、バンプストッパ２５の上
端部の取付突起３４がフランジ２９の下方側から挿入口
３２内に圧入され、この圧入によりバンプストッパ２５
がフランジ２９に取り付けられている。そしてこのバン
プストッパ２５の上部が屈曲部３０の内側の嵌合部３３
内に密着するように嵌合されている。
パ挿入口３２であり、この挿入口３２は、底板２８ａの
中央の開口２８ｂ内に配置し、バンプストッパ２５の上
端部の取付突起３４がフランジ２９の下方側から挿入口
３２内に圧入され、この圧入によりバンプストッパ２５
がフランジ２９に取り付けられている。そしてこのバン
プストッパ２５の上部が屈曲部３０の内側の嵌合部３３
内に密着するように嵌合されている。
【００２９】このような構成においても、バンプストッ
パ２５にスプリング受け２１が当接してバンプストッパ
２５に上向きの突上げ荷重が作用したときに、スプリン
グシート２０の縦周壁２８に接合したフランジ２９の基
部の周縁に断面ほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３０が
その周方向に沿って環状に形成されているから、バンプ
ストッパ２５からフランジ２９に上向きの荷重が加わっ
ても、フランジ２９がその荷重に充分に耐えて上方向へ
の変形が防止され、したがってバンプストッパ２５に加
わった突上げ荷重がフランジ２９から円筒状の縦周壁２
８を介して車体側に有効に伝わり、バンプストッパ２５
による衝撃の吸収が確実に達成される。
パ２５にスプリング受け２１が当接してバンプストッパ
２５に上向きの突上げ荷重が作用したときに、スプリン
グシート２０の縦周壁２８に接合したフランジ２９の基
部の周縁に断面ほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３０が
その周方向に沿って環状に形成されているから、バンプ
ストッパ２５からフランジ２９に上向きの荷重が加わっ
ても、フランジ２９がその荷重に充分に耐えて上方向へ
の変形が防止され、したがってバンプストッパ２５に加
わった突上げ荷重がフランジ２９から円筒状の縦周壁２
８を介して車体側に有効に伝わり、バンプストッパ２５
による衝撃の吸収が確実に達成される。
【００３０】なお、主体２０ａに対するフランジ２９の
接合構造としては、図５に示すように、屈曲部３０の外
周側の上端縁を主体２０ａの縦周壁２８の下部外周に重
ね合わせ、その重ね合わせ部分をスポット溶接により固
着するようにしてもよい。
接合構造としては、図５に示すように、屈曲部３０の外
周側の上端縁を主体２０ａの縦周壁２８の下部外周に重
ね合わせ、その重ね合わせ部分をスポット溶接により固
着するようにしてもよい。
【００３１】図６には、本発明の第３の実施形態を示し
てあり、この実施形態においては、スプリングシート２
０の主体２０ａと、屈曲部３０を有するフランジ２９と
が別個に成形され、この別個に成形されたフランジ２９
がスプリングシート２０の主体２０ａに一体的に接合さ
れている。
てあり、この実施形態においては、スプリングシート２
０の主体２０ａと、屈曲部３０を有するフランジ２９と
が別個に成形され、この別個に成形されたフランジ２９
がスプリングシート２０の主体２０ａに一体的に接合さ
れている。
【００３２】すなわち、スプリングシート２０の主体２
０ａは、円筒状の縦周壁２８と、この縦周壁２８の下端
の周縁からその内側に一体に延びた底板２８ａとからな
る。またフランジ２９は、水平部２９ａと、この水平部
２９ａの外周の周縁からその下側に折り返されて水平部
２９ａの下面に接合した断面ほぼＵ字形をなす縦溝状の
屈曲部３０と、この屈曲部３０の内側縁部からその内方
に水平に延びて水平部２９ａの下面に接合した内板２９
ｂとで一体に形成されている。
０ａは、円筒状の縦周壁２８と、この縦周壁２８の下端
の周縁からその内側に一体に延びた底板２８ａとからな
る。またフランジ２９は、水平部２９ａと、この水平部
２９ａの外周の周縁からその下側に折り返されて水平部
２９ａの下面に接合した断面ほぼＵ字形をなす縦溝状の
屈曲部３０と、この屈曲部３０の内側縁部からその内方
に水平に延びて水平部２９ａの下面に接合した内板２９
ｂとで一体に形成されている。
【００３３】そしてフランジ２９の水平部２９ａが主体
２０ａの底板２８ａにスポット溶接により固着されてい
る。フランジ２９の内周の開口はバンプストッパ挿入口
３２であり、この挿入口３２内にバンプストッパ２５の
上端部の取付突起３４がフランジ２９の下方側から圧入
され、この圧入によりバンプストッパ２５がフランジ２
９に取り付けられている。そしてこのバンプストッパ２
５の上部が屈曲部３０の内側の嵌合部３３内に密着する
ように嵌合されている。
２０ａの底板２８ａにスポット溶接により固着されてい
る。フランジ２９の内周の開口はバンプストッパ挿入口
３２であり、この挿入口３２内にバンプストッパ２５の
上端部の取付突起３４がフランジ２９の下方側から圧入
され、この圧入によりバンプストッパ２５がフランジ２
９に取り付けられている。そしてこのバンプストッパ２
５の上部が屈曲部３０の内側の嵌合部３３内に密着する
ように嵌合されている。
【００３４】このような構成においても、バンプストッ
パ２５に上向きの突上げ荷重が作用したときに、スプリ
ングシート２０の縦周壁２８に接合したフランジ２９の
基部の周縁部に断面ほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３
０がその周方向に沿って環状に形成されているから、バ
ンプストッパ２５からフランジ２９に上向きの荷重が加
わっても、フランジ２９がその荷重に充分に耐えて上方
向への変形が防止され、したがってバンプストッパ２５
に加わった荷重がフランジ２９から円筒状の縦周壁２８
を介して車体側に有効に伝わり、バンプストッパ２５に
よる衝撃の吸収が確実に達成される。
パ２５に上向きの突上げ荷重が作用したときに、スプリ
ングシート２０の縦周壁２８に接合したフランジ２９の
基部の周縁部に断面ほぼＵ字形をなす縦溝状の屈曲部３
０がその周方向に沿って環状に形成されているから、バ
ンプストッパ２５からフランジ２９に上向きの荷重が加
わっても、フランジ２９がその荷重に充分に耐えて上方
向への変形が防止され、したがってバンプストッパ２５
に加わった荷重がフランジ２９から円筒状の縦周壁２８
を介して車体側に有効に伝わり、バンプストッパ２５に
よる衝撃の吸収が確実に達成される。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
プリングシートのフランジの基部の周縁部に、断面ほぼ
Ｕ字形をなす縦溝状の屈曲部をその周方向に沿って環状
に形成したから、バンプストッパからフランジに衝撃的
な荷重が加わったときに、そのフランジの変形を確実に
防止して荷重を常に有効に車体側に伝達させてその衝撃
を吸収することができる。
プリングシートのフランジの基部の周縁部に、断面ほぼ
Ｕ字形をなす縦溝状の屈曲部をその周方向に沿って環状
に形成したから、バンプストッパからフランジに衝撃的
な荷重が加わったときに、そのフランジの変形を確実に
防止して荷重を常に有効に車体側に伝達させてその衝撃
を吸収することができる。
【図１】本発明の第１の実施形態に係るバンプストッパ
装置の全体の断面図。
装置の全体の断面図。
【図２】図１中のＡ−Ａ線に沿うバンプストッパ装置の
要部の断面図。
要部の断面図。
【図３】その要部の斜視図。
【図４】本発明の第２の実施形態に係るバンプストッパ
装置の要部の断面図。
装置の要部の断面図。
【図５】その要部の変形例を示す断面図。
【図６】本発明の第３の実施形態に係るバンプストッパ
装置の要部の断面図。
装置の要部の断面図。
【図７】従来のバンプストッパ装置を示す断面図。
２０…スプリングシート ２５…バンプストッパ ２８…縦周壁 ２９…フランジ ３０…屈曲部
フロントページの続き (72)発明者 安田 誠 岡山県総社市中央２−７−26−305
Claims (2)
- 【請求項１】車体の下面に取着される円環状のばね受け
部内周側から下方に延びるように設けられる筒状の縦周
壁を有し、この縦周壁から内側に向って延びるようにフ
ランジが設けられたスプリングシートと、このスプリン
グシートの前記フランジに取り付けられたバンプストッ
パとを備えるバンプストッパ装置において、 前記フランジと、前記縦周壁との間に断面がほぼＵ字形
をなす縦溝状の屈曲部を環状に形成し、この環状の屈曲
部の内側領域にバンプストッパを配設するようにしたこ
とを特徴とするバンプストッパ装置。 - 【請求項２】前記縦溝状の屈曲部が、前記フランジと前
記スプリングシートの前記縦周壁とが一体に形成される
ように構成したことを特徴とする請求項１に記載のバン
プストッパ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8826096A JPH09272317A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | バンプストッパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8826096A JPH09272317A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | バンプストッパ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09272317A true JPH09272317A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13937918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8826096A Pending JPH09272317A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | バンプストッパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09272317A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1233205A3 (de) * | 2001-02-15 | 2003-12-03 | Benteler Automobiltechnik GmbH & Co. KG | Federungsanordnung |
| AT500146A1 (de) * | 2003-07-21 | 2005-11-15 | Man Nutzfahrzeuge Oesterreich | Gefederte aufhängung einer starrachse in einem fahrzeug |
| JP2008207649A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Tokai Rubber Ind Ltd | バウンドストッパ及びバウンドストッパ組付体並びに車体に対するバウンドストッパの取付構造 |
| US7530587B2 (en) | 2004-09-06 | 2009-05-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle suspension system |
| WO2016143488A1 (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-15 | 株式会社ブリヂストン | 車両用ストッパ |
| DE102017203610B4 (de) * | 2017-03-06 | 2020-09-10 | Engineering Center Steyr Gmbh & Co. Kg | Endanschlagpuffer sowie Nutzfahrzeug mit Endanschlagpuffer |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8826096A patent/JPH09272317A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1233205A3 (de) * | 2001-02-15 | 2003-12-03 | Benteler Automobiltechnik GmbH & Co. KG | Federungsanordnung |
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| JP2008207649A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Tokai Rubber Ind Ltd | バウンドストッパ及びバウンドストッパ組付体並びに車体に対するバウンドストッパの取付構造 |
| US7793922B2 (en) | 2007-02-26 | 2010-09-14 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Bound stopper, bound stopper assembly, and bound stopper mounting structure for vehicle body |
| WO2016143488A1 (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-15 | 株式会社ブリヂストン | 車両用ストッパ |
| JP2016168912A (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | 株式会社ブリヂストン | 車両用ストッパ |
| CN107405974A (zh) * | 2015-03-12 | 2017-11-28 | 株式会社普利司通 | 车辆用止动件 |
| US10471792B2 (en) | 2015-03-12 | 2019-11-12 | Bridgestone Corporation | Stopper for vehicle |
| DE102017203610B4 (de) * | 2017-03-06 | 2020-09-10 | Engineering Center Steyr Gmbh & Co. Kg | Endanschlagpuffer sowie Nutzfahrzeug mit Endanschlagpuffer |
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990727 |