JPH09266207A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09266207A
JPH09266207A JP8075793A JP7579396A JPH09266207A JP H09266207 A JPH09266207 A JP H09266207A JP 8075793 A JP8075793 A JP 8075793A JP 7579396 A JP7579396 A JP 7579396A JP H09266207 A JPH09266207 A JP H09266207A
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oxide film
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semiconductor device
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低比誘電率で、かつ多層配線構造に最適な平
坦性を持つ層間絶縁膜が得られる半導体装置およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 下層配線22表面を含む全面を覆う酸化
シリコン膜23を形成した後、フッ素含有酸化シリコン
膜24を、下層配線22間の凹部部分が下層配線22上
の酸化シリコン膜23より低くなるように高密度プラズ
マCVD法により形成する。次に、酸化シリコン膜を、
下層配線22間の凹部部分が下層配線22上の酸化シリ
コン膜23より高くなるように形成した後、フッ素含有
酸化シリコン膜24の研磨速度が酸化シリコン膜の研磨
速度より大きくなる条件を用いて下層配線22上の酸化
シリコン膜とフッ素含有酸化シリコン膜24をCMP法
により研磨、除去し、表面を平坦化する。最後に、酸化
シリコン膜25を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特にアルミニウム等の金属配線上
の層間絶縁膜として用いるのに好適な層間絶縁膜の構造
およびその形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化に伴い、半導体装置
の構成には多層配線の採用が必須になってきている。多
層配線を有する半導体装置の層間絶縁膜としては、以前
から酸化シリコン系の絶縁膜が用いられている。ところ
で、半導体装置が高密度になるに従い、配線間の寄生容
量による信号伝達の遅延が半導体装置の高速動作の妨げ
になってきている。従来用いられている二酸化シリコン
膜では、比誘電率は低くても3.9であり、さらなる低
比誘電率化が望まれている。
【0003】また、層間絶縁膜表面に大きな段差がある
場合、上層配線形成時のフォトリソグラフィー工程にお
いて、フォーカスマージンの不足からレジストパターン
が形成できないという問題、または、レジストパターン
が形成できたとしても、大きな段差に起因する段差部で
の上層配線の断線および配線材料のエッチング残り等の
問題、が発生する。このため、層間絶縁膜の表面は滑ら
かであることが要求される。半導体装置が高密度になる
に従い、微細な配線を形成する目的でフォトリソグラフ
ィー工程において高開口数の露光装置が使われるように
なると、フォーカスマージンの減少が特に問題となるた
め、チップサイズでの平坦化が望まれている。
【0004】よって、高集積でかつ多層配線構造を持つ
半導体装置にとって、その層間絶縁膜に求められる要因
は、配線間をできるだけ低比誘電率の膜で埋め込むこと
ができ、かつその表面がチップサイズで平坦である、と
いう点である。
【0005】近年、比誘電率を下げる試みとして、酸化
シリコン系の膜にフッ素を添加するという方法が注目を
集めている。例えば、フッ素含有酸化シリコン膜の製法
の一つが、1993年の国際固体素子コンファレンスの
アブストラクト161頁〜163頁に掲載されている。
装置として従来の平行平板型プラズマ化学気相成長(Ch
emical Vapor Deposition,以下、CVDと記す)装置を
用い、材料としてテトラエチルオルソシリケート(Tetr
a Ethyl Ortho Silicate, 以下、TEOSと記す)とC
26 、酸素(O2)を用いている。この論文の中では、
26量の増加に従って比誘電率は3.7近くまで減少
することが述べられている。また、装置としては同じで
あるが、フッ素の添加剤としてガス種を変えて成膜して
いる製法が、1994年のSEMIテクノロジーシンポ
ジウム講演会予行集179頁〜185頁に掲載されてい
る。ガス種としては、NF3 、CF4、C26 の3種類
について検討している。この論文の中では、C26を用
いることで比誘電率は3.4まで減少することが述べら
れている。一般に、フッ素添加量の増加とともに比誘電
率は低下する。
【0006】さらに、近年、チップサイズで層間絶縁膜
の表面を平坦化する方法として、化学的機械研磨(Chem
ical Mechanical Polishing 、以下、CMPと記す)法
が注目を集めている。例えば、特開平6−283485
号公報には、フッ素含有シリコン酸化膜にCMP法を適
用した半導体装置の製造方法(以下、第1の従来例とい
う)が開示されている。以下にその製造方法を工程順に
説明する。
【0007】まず、図11(a)に示すように、シリコ
ン基板1の表面上に、酸化シリコン膜等の絶縁膜2を介
してパターニングしたアルミニウム等からなる下層配線
3を形成する。その後、図11(b)に示すように、こ
れら下層配線3および絶縁膜2上に、NF3 を添加した
TEOSガスを用いたプラズマCVD法によりフッ素を
含有する酸化シリコン膜4を成膜する。ついで、図11
(c)に示すように、このフッ素含有酸化シリコン膜4
上にフッ素を含有しない酸化シリコン膜5を成膜する。
この際、このフッ素を含有しない酸化シリコン膜5は下
層配線3の高さよりも高く堆積させる。
【0008】その後、図11(d)に示すように、CM
P法を用いてフッ素を含有しない酸化シリコン膜5をフ
ッ素含有酸化シリコン膜4の表面が露出するまで研磨す
る。この際、フッ素含有酸化シリコン膜4の研磨速度は
フッ素を含有しない酸化シリコン膜5の研磨速度に比べ
て遅いため、フッ素含有酸化シリコン膜4がCMPのス
トッパーの役目を果たす。すなわち、フッ素含有酸化シ
リコン膜4が研磨され始めると、相対的には研磨速度が
停止したような状態になる。この時、研磨を終了する
と、CMPによってフッ素含有酸化シリコン膜4の表面
と高さがほぼ揃った酸化シリコン膜5が得られる。
【0009】次に、図12(e)に示すように、フォト
リソグラフィー技術とウェットエッチング、ドライエッ
チング技術を用いてヴィアホール6を形成する。最後
に、図12(f)に示すように、スパッタ技術、フォト
リソグラフィー技術、ドライエッチング技術を用いてア
ルミニウム等からなる上層配線7を形成する。
【0010】また、ストッパーを用いたCMP法に関し
て、特開平6−326065号公報には、硬いポリッシ
ング物質と軟らかいポリッシング物質とを交互に重ねた
層を形成し、両者のポリッシング速度の差を利用して、
平坦性を向上させる方法(以下、第2の従来例という)
が開示されている。以下にその製造方法を工程順に説明
する。
【0011】まず、図13(a)に示すように、シリコ
ン基板9の表面上に絶縁膜10を介してアルミニウム等
からなる下層配線11を形成する。その後、図13
(b)に示すように、下層配線11と絶縁膜10の表面
を覆う層間絶縁膜12を形成し、その上に交互に硬いポ
リッシング物質13a、軟らかいポリッシング物質1
4、硬いポリッシング物質13bを形成する。この下側
の硬いポリッシング物質13aがオーバー・ポリッシン
グを防ぐための埋設ポリッシュ・ストップ層として機能
し、平坦性を高めるのである。
【0012】そして、図13(c)に示すように、CM
P法により下層配線11上の高い部分の硬いポリッシン
グ物質13bとその下の軟らかいポリッシング物質14
をポリッシングして除去すると、下側の硬いポリッシン
グ物質13aが露出する。この時点で、低いエリア上の
上側の硬いポリッシング物質13bと高いエリア上の下
側の硬いポリッシング物質13aが平坦な表面を形成す
る。最後に、図13(d)に示すように、ポリッシング
またはウェットエッチングによりCMP後に残存してい
た硬いポリッシング物質13bを除去する。最終的に、
低いエリア上の軟らかいポリッシング物質14と高いエ
リア上の硬いポリッシング物質13aが平坦な表面を形
成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1、第2の従来例のそれぞれには以下のような問題点が
あった。第1の問題点は、第1の従来例において、図1
2(f)に示すように、高濃度にフッ素を含有する酸化
シリコン膜を使用した場合、上層配線7が直接そのフッ
素含有酸化シリコン膜4に接している部分で腐食を起こ
し、ボイド16が形成されることである。特に、ヴィア
ホール6部分でアルミニウム等の上層配線7がフッ素含
有酸化シリコン膜4に接した場合、腐食のために配線が
薄い部分で断線してしまう、という欠点がある。その理
由は、フッ素がシリコンに直接結合している場合、その
Si−F結合自身は安定であるが、結合が不十分な場
合、空気中の水分により容易に加水分解を起こし、フッ
化水素(HF)を形成するためである。特に、膜の密度
が低く、ポーラスな場合、加水分解による堆積膨張が容
易に起こり、フッ化水素が容易に形成されてしまう。
【0014】第2の問題点は、第1の従来例において、
CMP法における研磨速度が、フッ素含有酸化シリコン
膜の方がフッ素を含有しない酸化シリコン膜に比べて遅
いことである。その理由は、通常用いられるCMP法の
スラリーは、研磨剤粒子としてのシリカ(SiO2
と、分散媒としての水酸化カリウム(KOH)を添加し
た水溶液から成り立っている。そして、pH11以上の
アルカリ性の溶液を用いることで研磨した酸化シリコン
膜の粒子を溶液中に溶解させて除去する。よって、フッ
素含有酸化シリコン膜を研磨した場合、研磨中に膜中か
らのフッ素が遊離し、溶液のpH値を下げるために、研
磨速度が減少するのである。
【0015】第3の問題点は、第1の従来例において、
図11(b)に示すように、ボイド17が形成されるこ
とである。その理由は、フッ素の添加によりTEOSの
酸化反応が促進され、かつ、平行平板型のプラズマCV
D装置を用いることで、圧力が1Torr以上と高いため
に、気相での反応が主となってフッ素含有酸化シリコン
膜4の形状が悪化するためである。
【0016】第4の問題点は、第1の従来例において、
比誘電率を下げるためにフッ素添加用の材料ガスの量を
増加しようとすると、図11(b)に示すように、絶縁
膜2の表面に穴18が形成されることである。その理由
は、CF4やC26 を用いた場合、これらのガスは元来
SiO2 のエッチングガスであり、酸素O2 が存在する
ことでさらにエッチング速度が増加する。よって、比誘
電率を下げようとTEOSに対するCF4やC26 の量
を増加させると、フッ素含有酸化シリコン膜4が堆積す
る前に下地の絶縁膜2がエッチングされてしまうのであ
る。
【0017】第5の問題点は、第2の従来例において、
もし仮に硬いポリッシング物質または軟らかいポリッシ
ング物質のいずれかにフッ素含有酸化シリコン膜を用い
た場合、上層配線およびヴィアホールでアルミニウム等
の配線が腐食してしまうことである。その理由は、アル
ミニウム等の配線がフッ素含有酸化シリコン膜に直接接
してしまうためであり、腐食の原因は第1の問題点と同
様である。また、層間絶縁膜にフッ素含有酸化シリコン
膜を適用しても同じ理由から腐食が発生する。
【0018】第6の問題点は、第2の従来例において、
配線間が微細になると充分な高速性を得ることができな
いことである。その理由は、低比誘電率の膜を層間絶縁
膜または硬いポリッシング物質または軟らかいポリッシ
ング物質のいずれかに適用したところで、体積的に少な
いために低比誘電率の膜を使用する効果がほとんど上が
らないためである。
【0019】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、金属配線上の層間絶縁膜に関し
て、特に、高速動作の半導体装置用の低比誘電率でかつ
多層配線構造に最適なチップサイズでの平坦性を持つ層
間絶縁膜が得られる半導体装置およびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の半導体装置は、半導体基板の主表
面上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上に設けられた下層
配線と、絶縁膜上および下層配線上に設けられた第1の
酸化シリコン膜と、第1の酸化シリコン膜上でかつ下層
配線間の凹部にのみ設けられフッ素を含有した第2の酸
化シリコン膜と、第1の酸化シリコン膜上およびフッ素
含有の第2の酸化シリコン膜上に設けられた第3の酸化
シリコン膜、を有することを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の第2の半導体装置は、上記
第1の半導体装置において、第1の酸化シリコン膜が窒
素を含有していることを特徴とするものである。
【0022】本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に絶縁膜を介して複数の下層配線を形成す
る工程と、下層配線表面および絶縁膜表面を覆う第1の
酸化シリコン膜をプラズマCVD法により形成する工程
と、第1の酸化シリコン膜表面を覆い、かつ、下層配線
間の凹部に形成される部分の高さが下層配線上の第1の
酸化シリコン膜の高さより低くなるように、フッ素を含
有した第2の酸化シリコン膜をプラズマCVD法により
形成する工程と、フッ素含有の第2の酸化シリコン膜表
面を覆い、かつ、下層配線間の凹部に形成される部分の
高さが下層配線上の第1の酸化シリコン膜の高さより高
くなるように、第3の酸化シリコン膜をプラズマCVD
法により形成する工程と、フッ素含有の第2の酸化シリ
コン膜の研磨速度が第1の酸化シリコン膜の研磨速度お
よび第3の酸化シリコン膜の研磨速度より大きい条件を
用いて、下層配線上の第3の酸化シリコン膜およびフッ
素含有の第2の酸化シリコン膜をCMP法により研磨し
て除去し、表面を平坦化する工程と、第1の酸化シリコ
ン膜表面およびフッ素含有の第2の酸化シリコン膜表面
および第3の酸化シリコン膜表面を覆う第4の酸化シリ
コン膜をプラズマCVD法により形成する工程、を有す
ることを特徴とするものである。
【0023】また、本発明の第2の半導体装置の製造方
法は、上記第1の半導体装置の製造方法において、第3
の酸化シリコン膜を形成するためのプラズマCVD法を
行う際に、前記半導体基板に高周波電圧を印加すること
を特徴とするものである。
【0024】また、本発明の第3の半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を介して複数の下層配線を
形成する工程と、下層配線表面および絶縁膜表面を覆う
第1の酸化シリコン膜をプラズマCVD法により形成す
る工程と、第1の酸化シリコン膜表面を覆い、かつ、下
層配線間の凹部に形成される部分の高さが下層配線上の
第1の酸化シリコン膜の高さより高くなるように、フッ
素を含有した第2の酸化シリコン膜をプラズマCVD法
により形成する工程と、フッ素含有の第2の酸化シリコ
ン膜の研磨速度が第1の酸化シリコン膜の研磨速度より
大きい条件を用いて、下層配線上のフッ素含有の第2の
酸化シリコン膜をCMP法により研磨して除去し、表面
を平坦化する工程と、第1の酸化シリコン膜表面および
フッ素含有の第2の酸化シリコン膜表面を覆う第4の酸
化シリコン膜をプラズマCVD法により形成する工程を
有することを特徴とするものである。
【0025】また、本発明の第4の半導体装置の製造方
法は、上記第1〜第3の半導体装置の製造方法におい
て、フッ素含有の第2の酸化シリコン膜を形成する際の
プラズマCVD法として、四フッ化シランとシランと酸
素とアルゴンを原料とするプラズマCVD法を用いるこ
とを特徴とするものである。
【0026】また、本発明の第5の半導体装置の製造方
法は、上記第1〜第3の半導体装置の製造方法におい
て、フッ素含有の第2の酸化シリコン膜を形成する際の
プラズマCVD法として、四フッ化シランと酸素と水素
とアルゴンを原料とするプラズマCVD法を用いること
を特徴とするものである。
【0027】また、本発明の第6の半導体装置の製造方
法は、上記第1〜第3の半導体装置の製造方法におい
て、フッ素含有の第2の酸化シリコン膜を形成する際
に、プラズマCVD法に代えて、バイアス・スパッタリ
ング法を用いることを特徴とするものである。
【0028】ここで、本発明の作用について本願発明者
の行った実験に基づいて説明する。まず、20重量%の
シリカを純水に分散させたスラリー原液を用意する。こ
の原液は何も加えない状態でpH6の弱酸性である。こ
のスラリー原液に酢酸アンモニウム(CH3COON
4)を0.1〜0.3mol/l 添加し、さらに、pHを
7(中性)あるいは9(アルカリ性)に調整するために
アンモニア(NH4OH)を添加する。これらのスラリ
ーを用いて、TEOSとO2 を原料としたプラズマCV
D法により形成した酸化シリコン膜のCMPを行う。
【0029】図9はこれらのポリッシング・レートを酢
酸アンモニウム添加量に対してプロットしたものであ
る。縦軸は、酢酸アンモニウムを添加せず、かつpH9
の時のポリッシング・レートで規格化している。図9よ
り、酢酸アンモニウムを添加しない場合、pH6(酸
性)ではほとんど研磨されず、スラリーを中性、アルカ
リ性に変化させると研磨され始める。ところが、少量の
酢酸アンモニウムを添加するだけでpH6(酸性)の領
域でも研磨が始まる。
【0030】これは次のような原理による。通常、アル
カリ性の場合、スラリー中のシリカ粒子表面には、OH
(−)基が選択吸着し、粒子表面は負に帯電している。
この負の粒子の回りを溶液中の正の電荷がゆるく取り囲
み、電気二重層を形作り、媒質の中に分散してコロイド
状となっている。シリカ粒子が集合して沈降しないの
は、疎水コロイド特有の、電気二重層同士の反発力(静
電気的な斥力)が粒子間のファン・デル・ワールス引力
より大きいからである。ここで、酢酸アンモニウム等の
電解質を少量加えると、電気二重層の厚さが減少するた
め、粒子間のファン・デル・ワールス引力が電気二重層
同士の反発力よりも大きくなり、シリカ粒子が凝集す
る。
【0031】以上の原理より、酢酸アンモニウム添加無
しあるいはpH9(アルカリ性)の場合、シリカ粒子表
面近傍の電気二重層が厚いため、シリカ粒子の凝集が抑
制される。その結果、削り取られた酸化シリコン粒子も
コロイド状となってスラリー中に溶け込む。一方、pH
6(酸性)からpH7(中性)のスラリーに酢酸アンモ
ニウムを添加した場合、電気二重層が薄くなり、シリカ
粒子の凝集が促進される。すなわち、シリカ粒子の凝集
で2次粒子が大きくなり、酸化膜に対する機械的研磨作
用が増大したため、ポリッシング・レートが増加したの
である。研磨時に削り取られた酸化シリコン粒子は凝集
してしまい、スラリー中に溶け込みにくくなり、パーテ
ィクルの発生が懸念される。しかしながら、凝集した酸
化シリコン粒子は粒子径が大きくなり、研磨後のブラシ
洗浄でパーティクルは充分除去できることを確認してい
る。
【0032】図10は、pH7とpH9に調整したスラ
リーを用いた場合の、フッ素含有酸化シリコン膜のポリ
ッシング・レートのフッ素含有量依存性を示す図であ
る。pH9で酢酸アンモニウムが添加されていない場
合、フッ素含有量の増加に従ってポリッシング・レート
が減少することがわかる。それに対して、pH7で酢酸
アンモニウムが添加されている場合、フッ素含有量の増
加に従ってポリッシング・レートが増加する。この理由
は、研磨時にフッ素含有酸化シリコン膜からフッ素がス
ラリー中に溶け出し、酸性化したためにシリカ粒子の凝
集が促進され、機械的研磨作用が増大し、ポリッシング
・レートが増加したものと考えられる。
【0033】以上の結果より、CMPに用いるスラリー
を適切に調整することによりフッ素含有酸化シリコン膜
とフッ素を含有しない酸化シリコン膜との間で充分な選
択比が得られるために、フッ素を含有しない酸化シリコ
ン膜をストッパーとしてフッ素含有酸化シリコン膜を研
磨することができる。
【0034】ところで、フッ素含有酸化シリコン膜の形
成方法としては、バイアスCVD法とバイアススパッタ
リング法がある。
【0035】バイアスCVD法に関しては、まず、プラ
ズマ源として、電子サイクロトロン共鳴励起プラズマま
たはヘリコン波型励起プラズマ、誘導結合型励起プラズ
マ等の高密度プラズマ源を用いることで、原料ガスを充
分に分解し、反応を促進させている。さらに、基板に高
周波電圧を印加することで、膜の密度を高め、強固なS
i−F結合を形成すると同時に微細な配線間を埋め込む
ことができる。そして、膜の密度が高いために空気中に
放置しても吸湿することがなく、配線の腐食等が生じる
ことがない。また、配線間隔0.25μmでアスペクト
比2.5のスペースを埋め込むことができる点を確認し
ている。
【0036】最後に、フッ素用の添加ガスとして四フッ
化シラン(SiF4 )を用いることで、CF4やC26
等を用いた時に生じる下地絶縁膜のエッチングを抑える
ことができる。また、シラン(SiH4)または水素
(H2)を添加することで、成膜中に結合の不充分なフ
ッ素をフッ化水素(HF)の形で取り去り、強固なSi
−F結合のみからなるフッ素含有酸化シリコン膜を形成
することができる。ただし、SiH4 を添加した場合、
SiH4 流量の増加とともに膜中のフッ素量は減少す
る。
【0037】一方、バイアススパッタリング法に関して
は、スパッタ材料自身に安定したフッ素含有酸化シリコ
ン膜を用いるために、配線の腐食等が生じることがな
い。埋込性に関しても、配線間隔0.25μmでアスペ
クト比2.5のスペースを埋め込むことができるのを確
認している。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1、図5、図6を参照して説明する。図1は、本実
施の形態の半導体装置のうち、特に層間絶縁膜部分を示
す断面図である。この図に示すように、シリコン基板2
0上にシリコン酸化膜(SiO2)等の絶縁膜21が形
成され、さらに絶縁膜21上には複数の下層配線22、
22、…が形成されている。そして、これら下層配線2
2の表面および下層配線22のない領域の絶縁膜21表
面を覆うように、第1の層間絶縁膜としての酸化シリコ
ン膜23が形成されている。
【0039】また、下層配線22間の凹部を埋め込むよ
うに、第2の層間絶縁膜としてのフッ素含有酸化シリコ
ン膜24が酸化シリコン膜23上に形成されている。こ
こで、第1の層間絶縁膜である酸化シリコン膜23は、
フッ素含有酸化シリコン膜24による下層配線22の腐
食を防ぐとともに、CMP時のストッパーとして機能す
るものである。また、第2の層間絶縁膜であるフッ素含
有酸化シリコン膜24は、層間絶縁膜全体の比誘電率を
低下させるための膜として用いている。
【0040】そして、下層配線22上の酸化シリコン膜
23およびフッ素含有酸化シリコン膜24を覆うよう
に、第3の層間絶縁膜としての酸化シリコン膜25が形
成されている。この酸化シリコン膜25の表面はチップ
単位で平坦化されている。
【0041】次に、上記構成の半導体装置の製造方法に
ついて説明する。図5および図6は、本実施の形態の半
導体装置の製造方法を工程順を追って示すプロセスフロ
ー図である。まず、図5(a)に示すように、シリコン
基板20の表面にシリコン酸化膜等の絶縁膜21を形成
した後、この絶縁膜21上にスパッタ法を用いてチタン
膜26、窒化チタン膜27、アルミニウム−シリコン−
銅合金膜28、反射防止膜としての窒化チタン膜29を
それぞれ0.06μm、0.1μm、0.7μm、0.
05μm程度の膜厚で形成する。その後、フォトリソグ
ラフィー技術を用いてフォトレジストによるラインパタ
ーン(図示せず)を形成し、さらに、ドライエッチング
技術を用いて窒化チタン膜29、アルミニウム−シリコ
ン−銅合金膜28、窒化チタン膜27、チタン膜26を
ラインパターンに従って順次エッチングする。これによ
り、下層配線22が完成する。
【0042】次に、図5(b)に示すように、絶縁膜2
1上および下層配線22上にTEOSとO2 を原料とし
たプラズマCVD法により酸化シリコン膜23を約0.
15μm堆積する。この際、酸化シリコン膜23の堆積
条件としては、例えば平行平板型プラズマCVD装置を
用い、250kHzと13.56MHzの2つの高周波電圧を
印加してプラズマを発生させ、基板温度を約350℃、
圧力を約1.8Torr、とする。
【0043】そして、図5(c)に示すように、酸化シ
リコン膜23上にプラズマCVD法を用いてフッ素含有
酸化シリコン膜24を約0.75μm堆積する。この
際、フッ素含有酸化シリコン膜24の堆積条件として
は、SiF4 とSiH4 とO2 とArを原料とする電子
サイクロトロン共鳴励起プラズマを用いたプラズマCV
D法により、シリコン基板20に13.56MHz の高周
波電圧を印加してプラズマを発生させる。また、マイク
ロ波パワーを2.8kW、高周波パワーを1.0kW、圧力
を1mTorr 、SiF4 とSiH4 の総流量に占めるSi
4 の流量比(SiF4/(SiF4+SiH4 ))を約
0.6、とする。さらに、約80℃の冷媒で基板を冷却
することにより膜成長時の基板温度を約400℃以下に
保持する。この条件でフッ素含有酸化シリコン膜24を
堆積した場合、膜中には約10atomic%のフッ素が含有
され、単層の比誘電率としては約3.5にまで減少す
る。この段階で、下層配線22間の凹部に形成されるフ
ッ素含有酸化シリコン膜24の上面は下層配線22上の
酸化シリコン膜23の上面よりも低い状態となる。
【0044】さらに、図5(d)に示すように、SiH
4 とO2 とArを原料とする電子サイクロトロン共鳴励
起プラズマを用いたプラズマCVD法によって、フッ素
含有酸化シリコン膜24上に酸化シリコン膜30を約
0.8μmの膜厚で堆積する。堆積条件としては、マイ
クロ波パワーを2.8kW、高周波パワーを0.5kW、圧
力を約1mTorr 、とする。この方法を用いた場合、フッ
素含有酸化シリコン膜24の上面のみに酸化シリコン膜
30が堆積した形状となり、下層配線22間の領域に形
成される酸化シリコン膜30の上面は下層配線22上の
酸化シリコン膜23の上面よりも高い状態となる。
【0045】その後、図6(e)に示すように、CMP
法を用いて下層配線22上の酸化シリコン膜30とフッ
素含有酸化シリコン膜24を研磨して完全に除去し、下
層配線22間の部分に上面が研磨された酸化シリコン膜
30とフッ素含有酸化シリコン膜24を残す。この際、
下層配線22上の酸化シリコン膜23と下層配線22間
の酸化シリコン膜30はCMPのストッパーとして機能
する。また、CMPに用いるスラリーとしては、シリカ
を純水に分散させ、酢酸アンモニウム (CH3COON
4)を添加し、さらにアンモニア(NH4OH)を添加
することでpHを7(中性)に調整したものを用いる。
【0046】次に、図6(f)に示すように、TEOS
とO2 を原料とするプラズマCVD法により酸化シリコ
ン膜25を全面に約0.8μm堆積する。ついで、窒素
雰囲気下で400℃前後の熱処理を10分から1時間程
度行うことによって層間絶縁膜全体を緻密で安定な状態
とする。なお、図1においては、CMP後に下層配線2
2の無い領域に残った酸化シリコン膜30とその上に新
たに堆積した酸化シリコン膜25を同一の層として示し
ている。
【0047】そして、図6(g)に示すように、フォト
リソグラフィー技術およびドライエチング技術を用いて
下層配線22上にヴィアホール31を形成する。最後
に、図6(h)に示すように、スパッタ法を用いて全面
にチタン膜32および窒化チタン膜33を形成した後、
CVD法によりタングステン膜を堆積し、ついで、全面
エッチバックを行うことによりヴィアホール31内にの
みタングステン膜34を埋め込んだ状態とする。次に、
スパッタ法を用いてアルミニウム−シリコン−銅合金膜
35、窒化チタン膜36を形成した後、フォトリソグラ
フィー技術およびドライエッチング技術を用いて上層配
線37を形成することにより、本実施の形態の半導体装
置における2層配線構造が完成する。
【0048】本実施の形態においては、図6(h)に示
すように、ヴィアホール31の部分も含めて、フッ素含
有酸化シリコン膜24がアルミニウム等からなる配線2
2、37に直接接することがないため、配線に腐食が起
こりボイドが形成される心配がない。また、フッ素含有
酸化シリコン膜24の形成方法として、シリコン基板2
0に高周波電圧を印加する高密度プラズマCVD法を用
いたため、フッ素含有酸化シリコン膜24の密度が高
く、空気中に放置したとしても吸湿がなく、膜質も安定
している。また、膜中にフッ素を含有させるための反応
ガスとして、SiF4 を用いたため、SiO2 のエッチ
ングガスであるCF4やC26 を用いた従来の場合に問
題となっていた下地絶縁膜21のエッチングが起こるこ
とがない。さらに、反応ガスにSiH4 やH2 を添加す
ることで、膜成長時に生じる余分なフッ素をHFの形で
除去することができる。
【0049】また、CMPを行う際にスラリーに酢酸ア
ンモニウムを添加し、さらにアンモニアにより溶液を中
性としたことによって、機械的な研磨効果が増大し、フ
ッ素含有酸化シリコン膜24の研磨速度を酸化シリコン
膜23、30のそれより大きくすることができるため、
充分な選択比を確保することができる。その結果、酸化
シリコン膜23、30をCMPのストッパーとして機能
させることができ、平坦な層間絶縁膜を形成することが
できる。そして、下地の酸化シリコン膜23の膜厚を約
0.15μm、フッ素含有酸化シリコン膜24の膜厚を
約0.75μmとしたため、上層、下層配線37、22
間の層間絶縁膜中に占めるフッ素含有酸化シリコン膜2
4の体積比が大きくなり、層間絶縁膜全体としての比誘
電率を下げて配線遅延を低減することができる。
【0050】なお、本実施の形態の製造方法のうち、図
5(d)に示した酸化シリコン膜30の形成工程を以下
のように変更することもできる。図7(d)に示すよう
に、下層配線22間を酸化シリコン膜23とフッ素含有
酸化シリコン膜24で埋め込んだ後、TEOSとO2
原料としたプラズマCVD法を用いて酸化シリコン膜3
8を約1.0μm堆積する。その堆積条件としては、例
えば平行平板型プラズマCVD装置を用い、250kHz
と13.56MHzの2つの高周波電圧を印加してプラズ
マを発生させ、基板温度を約350℃、圧力を約1.8
Torr、とする。この方法を用いた場合、電子サイクロト
ロン共鳴励起プラズマを用いた場合と異なり、フッ素含
有酸化シリコン膜24の上面のみならず、側面にも一様
に酸化シリコン膜38が堆積した形状となる。
【0051】また、本実施の形態では、図5(c)、
(d)に示すフッ素含有酸化シリコン膜24および酸化
シリコン膜30を電子サイクロトロン共鳴励起プラズマ
を用いて形成したが、その他、ヘリコン波型励起プラズ
マまたは誘導結合型励起プラズマ等の高密度プラズマ源
を用いてもこれらの膜を同様に形成できることは勿論で
ある。さらに、基板に高周波電圧を印加する高密度プラ
ズマCVD法に代えて、バイアス・スパッタリング法を
用いても同様な膜形状および膜特性を得ることができ
る。
【0052】以下、本発明の第2の実施の形態を図2お
よび図8を参照して説明する。図2は、本実施の形態の
半導体装置のうち、特に層間絶縁膜部分を示す断面図で
ある。なお、図1と共通の構成要素については同一の符
号を付す。この図に示すように、シリコン基板20上に
絶縁膜21が形成され、さらに絶縁膜21上には下層配
線22が形成されている。そして、下層配線22の上面
と側面および下層配線22のない領域の絶縁膜21表面
を覆うように、第1の層間絶縁膜としての酸化シリコン
膜23が形成されている。
【0053】また、下層配線22間の凹部を埋め込むよ
うに、第2の層間絶縁膜としてのフッ素含有酸化シリコ
ン膜40が酸化シリコン膜23上に形成されている。こ
こで、第1の層間絶縁膜である酸化シリコン膜23は、
フッ素含有酸化シリコン膜40による下層配線22の腐
食を防ぐとともに、CMPのストッパーとして機能する
ものである。また、第2の層間絶縁膜であるフッ素含有
酸化シリコン膜40は低比誘電率膜として用いている。
【0054】そして、下層配線22上の酸化シリコン膜
23およびフッ素含有酸化シリコン膜40を覆うよう
に、第3の層間絶縁膜としての酸化シリコン膜41が形
成されている。この酸化シリコン膜41の表面は、上層
配線が断線を生じることなく形成できる程度に平坦化さ
れている。
【0055】次に、上記構成の半導体装置の製造方法に
ついて説明する。なお、本実施の形態の製造方法は、第
1の実施の形態の半導体装置の製造工程のうち、図5
(a)、(b)に示す酸化シリコン膜23の形成工程ま
では共通であるため、その工程までの説明は省略する。
【0056】図8(c)に示すように、酸化シリコン膜
23上にフッ素含有酸化シリコン膜40を約1.2μm
堆積する。このフッ素含有酸化シリコン膜40は、シリ
コン基板20に13.56MHz の高周波電圧を印加し、
SiF4 とO2 とH2 とArを原料とする電子サイクロ
トロン共鳴励起プラズマを用いたプラズマCVD法によ
って堆積する。また、マイクロ波パワーを2.8kW、高
周波パワーを1.0kW、圧力を約1mTorr 、SiF4
量を50sccm、O2 流量を100sccm、H2 流量を約2
0sccm、とする。さらに、約80℃の冷媒で基板を冷却
することによって膜成長時の基板温度を約400℃以下
に保持する。この条件でフッ素含有酸化シリコン膜40
を堆積した場合、膜中には約8atomic%のフッ素が含有
され、単層の比誘電率としては約3.6にまで減少す
る。この段階で、第1の実施の形態とは逆に、下層配線
22が無い領域のフッ素含有酸化シリコン膜40の上面
は下層配線22上の酸化シリコン膜23の上面よりも高
い状態となる。
【0057】次に、図8(d)に示すように、CMP法
を用いて下層配線22上のフッ素含有酸化シリコン膜4
0を研磨して完全に除去し、下層配線22間に上面が研
磨されたフッ素含有酸化シリコン膜40を残す。この
際、下層配線22上の酸化シリコン膜23がCMPのス
トッパーとして機能する。また、CMPに用いるスラリ
ーとしては、シリカを純水に分散させ、酢酸アンモニウ
ム(CH3COONH4)を添加し、さらにアンモニア
(NH4OH )を添加することでpHを7(中性)に調
整したものを用いる。
【0058】そして、図8(e)に示すように、全面に
TEOSとO2 を原料としたプラズマCVD法を用いて
酸化シリコン膜41を約0.8μm堆積する。この後
は、第1の実施の形態と同様の工程(図6(g)、
(h)参照)を経ることで、本実施の形態の2層配線構
造が完成する。
【0059】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。そして、図8
(c)に示すフッ素含有酸化シリコン膜40形成時の電
子サイクロトロン共鳴励起プラズマに代えて、ヘリコン
波型励起プラズマまたは誘導結合型励起プラズマ等の高
密度プラズマ源を用いることができる。さらに、基板に
高周波電圧を印加する高密度プラズマCVD法に代え
て、バイアス・スパッタリング法を用いてもよい。
【0060】以下、本発明の第3および第4の実施の形
態を図3および図4を参照して説明する。図3は第3の
実施の形態の半導体装置、図4は第4の実施の形態の半
導体装置をそれぞれ示す断面図である。これらの半導体
装置は、第3の実施の形態の半導体装置が第1の実施の
形態の半導体装置における酸化シリコン膜23の代わり
に窒素含有酸化シリコン膜43を用いた例、第4の実施
の形態の半導体装置が第2の実施の形態の半導体装置に
おける酸化シリコン膜23の代わりに窒素含有酸化シリ
コン膜43を用いた例、である。そして、それ以外の構
成要素は全く同一である。したがって、図3および図4
において、図1および図2の共通の構成要素については
同一の符号を付し、説明を省略する。
【0061】これらの半導体装置を製造する際には、第
1、第2の実施の形態の半導体装置の製造プロセスにお
ける酸化シリコン膜形成工程に代えて、例えばTEOS
と亜酸化窒素(N2O )を原料としたプラズマCVD法
を用いることによって窒素含有酸化シリコン膜43を形
成することができる。
【0062】これらの半導体装置においては、CMPの
ストッパーとして窒素含有酸化シリコン膜43を用いた
ことによって、酸化シリコン膜23を用いた第1、第2
の実施の形態の場合に比べて、CMP時のフッ素含有酸
化シリコン膜24、40との選択比をより向上させるこ
とができる。また、2周波を用いたプラズマCVD法に
よって酸化シリコン膜23の場合と同様の形状を持つ窒
素含有酸化シリコン膜43を形成することができる。と
ころが、膜中窒素量を増加させた場合、選択比がさらに
向上する一方、窒素含有酸化シリコン膜43の比誘電率
が増加するため、フッ素含有酸化シリコン膜24、40
の使用による比誘電率の低減効果を相殺してしまう結果
となる。そのため、窒素の添加量に関しては、CMP時
の選択比と比誘電率の兼ね合いを考慮して決定する必要
があるが、どちらかと言えば添加量をなるべく抑えるべ
きである。
【0063】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば配線自体の構造、または各膜の膜厚、各工程の製造
条件等の具体的な数値に関しては、上記実施の形態に限
らず種々の設計変更が可能である。
【0064】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
半導体装置およびその製造方法によれば、フッ素含有の
第2の酸化シリコン膜がアルミニウム等からなる下層配
線に直接接することがないため、配線に腐食が起こりボ
イドが形成される心配がない。また、フッ素含有の第2
の酸化シリコン膜の形成方法として半導体基板に高周波
電圧を印加する高密度プラズマCVD法を用いた場合、
フッ素含有酸化シリコン膜の密度が高く、空気中に放置
したとしても吸湿がなく、膜質も安定する。また、膜中
にフッ素を含有させるための反応ガスとしてSiF4
用いた場合、CF4やC26を用いた従来の場合に問題
となっていた下地絶縁膜のエッチングが起こることがな
い。さらに、反応ガスにSiH4 やH2 を添加した場
合、膜成長時に生じる余分なフッ素をHFの形で除去す
ることができる。
【0065】また、CMPを行う際にスラリーに電解質
塩を添加し、溶液を中性から酸性とすることで、機械的
な研磨効果が増大し、フッ素含有酸化シリコン膜の研磨
速度を酸化シリコン膜のそれより大きくすることができ
るため、充分な選択比を確保することができる。その結
果、酸化シリコン膜をCMPのストッパーとして機能さ
せることができ、平坦な層間絶縁膜を形成することがで
きる。そして、下地の酸化シリコン膜の膜厚をフッ素含
有酸化シリコン膜の膜厚に対して充分に薄くすることで
上層、下層配線間の層間絶縁膜中に占めるフッ素含有酸
化シリコン膜の体積比を大きくすることができ、層間絶
縁膜全体としての比誘電率を下げて配線遅延を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である半導体装置を
示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である半導体装置を
示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態である半導体装置を
示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態である半導体装置を
示す断面図である。
【図5】上記第1の実施の形態の半導体装置の製造方法
を工程順を追って示すプロセスフロー図である。
【図6】同、プロセスフロー図の続きである。
【図7】同、半導体装置の製造方法の一部の工程を変え
た例を示す図である。
【図8】上記第2の実施の形態の半導体装置の製造方法
を工程順を追って示すプロセスフロー図である。
【図9】CMPのポリッシングレートに対するスラリー
のpH値および酢酸アンモニウム添加の影響を示す図で
ある。
【図10】CMPのポリッシングレートに対するフッ素
含有酸化シリコン膜中のフッ素濃度およびスラリーのp
H値の影響を示す図である。
【図11】第1の従来例の半導体装置の製造方法を工程
順を追って示すプロセスフロー図である。
【図12】同、プロセスフロー図の続きである。
【図13】第2の従来例の半導体装置の製造方法を工程
順を追って示すプロセスフロー図である。
【符号の説明】
1,9,20 シリコン基板 2,10,21 絶縁膜 3,11,22 下層配線 4,24,40 フッ素含有酸化シリコン膜 5,23,25,30,38,41 酸化シリコン膜 6,31 ヴィアホール 7,37 上層配線 12 層間絶縁膜 13a,13b 硬いポリッシング物質 14 軟らかいポリッシング物質 16,17 ボイド 18 穴 26,32 チタン膜 27,29,33,36 窒化チタン膜 28,35 アルミニウム−シリコン−銅合金膜 34 タングステン膜 43 窒素含有酸化シリコン膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面上に設けられた絶縁
    膜と、 該絶縁膜上に設けられた下層配線と、 前記下層配線上および前記絶縁膜上に設けられた第1の
    酸化シリコン膜と、 該第1の酸化シリコン膜上でかつ前記下層配線間の凹部
    にのみ設けられフッ素を含有した第2の酸化シリコン膜
    と、 前記第1の酸化シリコン膜上および前記フッ素含有の第
    2の酸化シリコン膜上に設けられた第3の酸化シリコン
    膜、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記第1の酸化シリコン膜が、窒素を含有していること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に絶縁膜を介して複数の下
    層配線を形成する工程と、 前記下層配線表面および前記絶縁膜表面を覆う第1の酸
    化シリコン膜をプラズマ化学気相成長法により形成する
    工程と、 前記第1の酸化シリコン膜表面を覆い、かつ、前記下層
    配線間の凹部に形成される部分の高さが前記下層配線上
    の第1の酸化シリコン膜の高さより低くなるように、フ
    ッ素を含有した第2の酸化シリコン膜をプラズマ化学気
    相成長法により形成する工程と、 前記フッ素含有の第2の酸化シリコン膜表面を覆い、か
    つ、前記下層配線間の凹部に形成される部分の高さが前
    記下層配線上の第1の酸化シリコン膜の高さより高くな
    るように、第3の酸化シリコン膜をプラズマ化学気相成
    長法により形成する工程と、 前記フッ素含有の第2の酸化シリコン膜の研磨速度が前
    記第1の酸化シリコン膜の研磨速度および前記第3の酸
    化シリコン膜の研磨速度より大きい条件を用いて、前記
    下層配線上の前記第3の酸化シリコン膜および前記フッ
    素含有の第2の酸化シリコン膜を化学機械研磨法により
    研磨して除去し、表面を平坦化する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜表面および前記フッ素含有の
    第2の酸化シリコン膜表面および前記第3の酸化シリコ
    ン膜表面を覆う第4の酸化シリコン膜をプラズマ化学気
    相成長法により形成する工程、を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記第3の酸化シリコン膜を形成するためのプラズマ化
    学気相成長法を行う際に、前記半導体基板に高周波電圧
    を印加することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に絶縁膜を介して複数の下
    層配線を形成する工程と、 前記下層配線表面および前記絶縁膜表面を覆う第1の酸
    化シリコン膜をプラズマ化学気相成長法により形成する
    工程と、 前記第1の酸化シリコン膜表面を覆い、かつ、前記下層
    配線間の凹部に形成される部分の高さが前記下層配線上
    の第1の酸化シリコン膜の高さより高くなるように、フ
    ッ素を含有した第2の酸化シリコン膜をプラズマ化学気
    相成長法により形成する工程と、 前記フッ素含有の第2の酸化シリコン膜の研磨速度が前
    記第1の酸化シリコン膜の研磨速度より大きい条件を用
    いて、前記下層配線上の前記フッ素含有の第2の酸化シ
    リコン膜を化学機械研磨法により研磨して除去し、表面
    を平坦化する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜表面および前記フッ素含有の
    第2の酸化シリコン膜表面を覆う第4の酸化シリコン膜
    をプラズマ化学気相成長法により形成する工程を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法において、 前記フッ素含有の第2の酸化シリコン膜を形成する際の
    プラズマ化学気相成長法として、四フッ化シランとシラ
    ンと酸素とアルゴンを原料とするプラズマ化学気相成長
    法を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし5のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法において、 前記フッ素含有の第2の酸化シリコン膜を形成する際の
    プラズマ化学気相成長法として、四フッ化シランと酸素
    と水素とアルゴンを原料とするプラズマ化学気相成長法
    を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし5のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法において、 前記フッ素含有の第2の酸化シリコン膜を形成する際
    に、プラズマ化学気相成長法に代えて、バイアス・スパ
    ッタリング法を用いることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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