JPH09263323A - 仕分けコンベア - Google Patents

仕分けコンベア

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Publication number
JPH09263323A
JPH09263323A JP7441296A JP7441296A JPH09263323A JP H09263323 A JPH09263323 A JP H09263323A JP 7441296 A JP7441296 A JP 7441296A JP 7441296 A JP7441296 A JP 7441296A JP H09263323 A JPH09263323 A JP H09263323A
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JP
Japan
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guide
conveyor
pin
endless conveyor
center
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Pending
Application number
JP7441296A
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English (en)
Inventor
Keiichi Shibukawa
恵一 渋川
Kazue Yoda
和衛 依田
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Maruyasu Kikai Co Ltd
Original Assignee
Maruyasu Kikai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕分けコンベアに対し、構造の複雑化を招
くことなく、ガイドピンの案内動作をスムースに行う機
能を具備せしめる。 【解決手段】 無端コンベア1外周面に並設した摺動
体2を摺動自在に支持し、上記無端コンベア1の軌道内
側に、摺動体2のガイドピン9が通過するピンゲート5
と、ガイドレール3とを設け、上記ガイドレール3の直
前に、ピンゲート5を通過したガイドピン9を左右一方
の搬送用ガイドレール3に案内する第1,第2案内体6
a,6bを順に設置し、ガイドピンの中央通過軌道dに
対して進退動自在に支持して成り、上記ピンゲート5を
通過したガイドピン9を第1,第2案内体6a,6bの
進退動により左右一方のガイドレール3a,3b若しく
は中央通過軌道d上ヘ選択的に案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンベア始端部に
搬入された搬送物を搬送しながら、コンベア終端部の中
央及び左右両側に移動して搬送物の仕分けを行う仕分け
コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の仕分けコンベアの中には、コンベ
ア始端部に搬入した搬送物をコンベア終端へ向けて搬送
する途中おいて、コンベアの中央、及び左右両側へ向け
て搬送し、コンベア終端部の中央及び左右両側に接続し
た別々のコンベアに仕分けして移行させるように構成し
たものがある。
【0003】図16にて示すように、従来の仕分けコン
ベア100は、左右一対のチェーン101の間に多数の
シャフト102を架設して回転駆動自在な無端コンベア
103を構成してある。上記無端コンベア103は、各
シャフト102に沿って摺動自在に支持した多数の摺動
体104を、同コンベア103の外周方向へ並列した状
態で設けてある。
【0004】上記各摺動体104の裏面には、それぞれ
1本のガイドピン105を突出してあり、このガイドピ
ン105を無端コンベアの周軌道内側に設けたガイドレ
ール106により左右に振り分けるように構成してある
(図15)。上記ガイドレール106は、図15にて示
すように平面視略V形に形成し、その先端部をコンベア
始端の中央に設けたピンゲート107の下流側に配置し
てある。
【0005】上記ピンゲート107とガイドレール10
6先端部との間には、略ハ形の案内溝108aを形成し
た仕分け体108を回動自在に設置してある。そして、
上記仕分け体108の回動方向を適時タイミングにて切
り替え選択することにより、ピンゲート107を通過し
た摺動体104のガイドピン105を、所定本ずつ中央
通過軌道と左右どちらか一方のガイドレール106a,
106bとに振り分けて案内するように構成してある。
これにより、コンベア始端において中央を通過する摺動
体104は、搬送物を載せた複数枚単位のグループで、
コンベア終端の中央、及び左右両側へ向けて所定枚数ず
つ振り分けられて移動し、動摺動体104上に載置した
搬送物の仕分けを行うように構成してある(図16)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の仕分けコンベアにおいては、仕分け体108の回動方
向を左右及び中央の3方向に切り替えることにより、ピ
ンゲート107を通過したガイドピン105を、中央通
過軌道dと、左右のガイドレール106a,106bと
に切り替えて案内するように構成したものであるから、
仕分け体108の案内溝108a内を通過したガイドピ
ン105が、継ぎ目となるガイドレール106a,10
6bの突端に引っ掛かってしまうことがあり、その結
果、ガイドピン105の案内動作がスムースに行われな
くなる問題があった。
【0007】また、上記問題を解決するために、特公昭
58−39729号の仕分けコンベアにおいては、各摺
動体の裏面にガイドピンを2本ずつ突出させると共に、
左右両ガイドレールの先端部に夫々選別ゲートを進退自
在に軸支し、これら両選別ゲートの間を連結するように
設けたシーソー体を、左右及び中立位置の3段階に傾動
させることにより、上記ガイドピンの一方を中央及び左
右一方のガイドレールへ向けて案内するように構成した
ものを提案している(図示せず)。
【0008】しかし、上記仕分けコンベアにおいても、
各摺動体にガイドピンを2本ずつ設ける必要があると共
に、これら選別ゲートを作動させるために、新たにシー
ソー体を設け、このシーソー体を左右及び中立の3段階
に制御する必要がある等、ガイドピン案内機構の構造と
制御動作の複雑化を招く欠点があった。
【0009】本発明の目的は、上記した如き従来の仕分
けコンベアに対し、ガイドレール先端部におけるガイド
ピンの案内機構の構造と制御動作の複雑化を招くことな
く、ガイドピンの案内動作をスムースに行うことのでき
る機能を具備せしめることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の仕分けコンベアは、搬送路を構成する
無端コンベアを具備し、該無端コンベア外周面の幅方向
へ沿って摺動自在に支持する摺動体を同無端コンベアの
外周方向に所定の間隔を置いて多数並設し、これら摺動
体の裏面定位置に1本のガイドピンを突出させ、上記無
端コンベアの軌道内側の搬送路部位に、上記ガイドピン
が通過するピンゲートと、該ピンゲートを通過したガイ
ドピンをコンベア終端部の中央及び左右両側に振り分け
て移動せしめる搬送路用ガイドレールとを支持すると共
に、同無端コンベアの軌道内側の復帰路部位に、コンベ
ア終端部において左右両側へ移動したガイドピンをコン
ベア始端側のピンゲートへ向けて移動せしめる復帰路用
ガイドレールを支持し、且つ、上記搬送路用ガイドレー
ルの直前に、ピンゲート通過後のガイドピンを左右一方
の搬送用ガイドレールに案内する第1案内体を設置し、
該第1案内体の直下流側にピンゲート通過後のガイドピ
ンを左右他方の搬送路用ガイドレールに案内する第2案
内体を設置し、上記第1,第2両案内体を、ガイドピン
の中央通過軌道に対して、それぞれ適時タイミングにて
進退するように構成したものである。
【0011】上記した手段によれば、以下に記する如き
作用を伴う。無端コンベアの外周方向に沿って所定間隔
をおいて設けた個々の摺動体は、夫々コンベアの幅方向
に沿って摺動自在に支持されている。
【0012】上記各摺動体の裏面には1本のガイドピン
を突出させてある。このガイドピンは、無端コンベアの
回転駆動に伴ってコンベア周軌道内側の搬送路面部位に
設けたピンゲートを通過する。即ち、各摺動体は搬送路
の始端部においてピンゲートの設けられる位置を一列と
なって通過する。
【0013】ピンゲートとガイドレール先端部との間に
は、第1案内体と第2案内体とが順に設けてあり、上記
第1,第2両案内体が共に退動する状態において、ピン
ゲートを通過したガイドピンは、両案内体に触れること
なく中央通過軌道上を直進し、そのままコンベア終端部
の中央位置に至る。即ち、摺動体は直線的に移動してコ
ンベア終端部の中央位置に至る。
【0014】第1案内体がガイドピンの中央通過軌道に
対して進動する時、ピンゲートを通過したガイドピンは
第1案内体に接触して左右一側のガイドレールに案内さ
れ、同ガイドレールに沿って移動しながらコンベア終端
部の一側に至る。即ち摺動体はコンベア終端の一側に移
動する。また、第1案内体が退動し、且つ、第2案内体
がガイドピンの中央通過軌道に対して進動する時、ピン
ゲートを通過したガイドピンは第2案内体に接触して左
右他側のガイドレールまで案内され、同ガイドレールに
沿って移動しながらコンベア終端部の他側に至る。即
ち、摺動体はコンベア終端部の他側に移動する。
【0015】コンベア終端部において両側に移動した各
摺動体のガイドピンは、コンベア終端部にて反転して復
帰路を移動する際に、復帰用ガイドレールに沿ってガイ
ドされ、コンベア始端側のピンゲートへ向けて順次案内
される。
【0016】尚、上記説明中において、中央通過軌道、
及び中央位置という表現にて使用している中央とは、コ
ンベア右側と左側との間の位置という意味であり、コン
ベア幅寸法の中央ということではない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1乃至図4にて示す仕分けコンベ
アは、コンベア始端の略中央に搬入される搬送物を、コ
ンベア終端の左右両側及び中央の3方向へ向けて選択的
に移動せしめることにより搬送物の仕分けを行うもので
あり、略水平な搬送路aを構成する無端コンベア1を、
コンベア本体cにより回転駆動自在に支持することによ
り構成してある。
【0018】コンベア本体cは、間隔をおいて対向させ
た左右両側板c1,c2をフレームc3,c4により連
結して一体的に構成してある。上記左右両側板c1,c
2の始端部間及び終端部間には夫々回転軸8a,8bを
横架して回転自在に軸支し、これら回転軸8a,8bの
両端部に夫々スプロケット7a,7bを取り付け固定し
てある。また、一方の回転軸8bの端部は、ギアボック
ス81に連結し、該ギアボックス81に接続した駆動モ
ータ82により回転駆動するように構成してある。
【0019】無端コンベア1は、回転駆動する搬送面a
を構成するものであり、上記スプロケット7a,7b間
に架設する左右一対の無端チェーン1a,1bを具備
し、これら両無端チェーン1a,1bを構成する各チェ
ーン要素1a’,1b’の間にわたって多数本のシャフ
ト1cを平行に架設することにより、折曲げ自在な無端
の帯状体として構成してある(図8)。各シャフト1c
は、各チェーン要素1a’,1b’の枢軸1d同士のピ
ッチ間隔と同じ間隔をおいて平行に並設し、その両端部
同士を連結する無端チェーン1a,1bの屈曲に伴っ
て、フレキシブルなコンベアと同様に屈曲しながら両ス
プロケット7a,7bの間を回転するように構成してあ
る。
【0020】上記無端コンベア1の各シャフト1cの間
には、摺動体2を嵌装し、シャフト1cに沿ってコンベ
ア幅方向へ摺動するように構成してある。摺動体2は、
上記無端コンベア1の外周面に搬送物を載置する為の載
置面を構成するものであり、無端コンベア1の外周方向
へ小間隔をおいて並列することによりコンベア外周面上
において帯状に構成される(図1)。
【0021】摺動体2は、無端コンベア1 の幅の1/3
程度の長さの合成樹脂製の帯状板であり、裏面に沿って
形成した凸部2’の前後両面に、シャフト1cを嵌入せ
しめる断面略半円弧形のスライド溝2aを凹設してあ
る。また、摺動体2は、図10にて示すように、上記無
端コンベア1の各シャフト1c間に一つ置きのピッチで
嵌装し、個々の摺動体2がシャフト1cの全長にわたっ
てスライドするように支持してある(図3,図4)。上
記各摺動体2裏面における幅方向の中央部には金属製の
ガイドピン9を突出させてある。ガイドピン9は、摺動
体2自体をガイドレール3及び4に沿って誘導せしめる
ものであるが、詳細な機能は後述する。
【0022】上記摺動体2を嵌装した各シャフト1cの
両端部は、図8及び図9にて示すように、チェーン要素
1a’,1b’の枢軸1d部分に締結ブロック11を介
して嵌合接続することにより、左右のチェーン1a,1
bに対して連結してある。締結ブロック11の嵌合孔1
1aには、摺動体2を前後から挟持するシャフト同士1
cの両端部を嵌挿して一体化し、チェーン1a,1b
が、摺動体2と摺動体2の隙間から屈曲するように構成
してある。
【0023】上記無端コンベア1軌道内側における搬送
路aに対応する部位には、各摺動体2のガイドピン9を
案内するピンゲート5と、ガイドレール3を設けてあ
る。ピンゲート5は、無端コンベア1の回転駆動に伴っ
て各摺動体2が順次回転し、復帰路bとなるコンベア下
面から搬送路aの始端に復帰する際において、各摺動体
2のガイドピン9を無端コンベア1の中央に揃えるよう
に案内するものであり、無端コンベア1の軌道内側を横
通するように設けた始端側フレームc4の中央部に取り
付け支持してある。上記ピンゲート5は、スプロケット
7aの円軌道の内側に沿うように略円形に形成した左右
一対の板材を、ガイドピン9が挿入されるガイド間隙5
aを介して対向させた状態で支持して構成し、コンベア
始端側の回転軸8aを干渉しないように貫通せしめてあ
る。
【0024】搬送路a用のガイドレール3は、上記ピン
ゲート5を通過したガイドピン9を、コンベア終端部の
右側及び左側へ向けて案内するものであり、右側ガイド
レール3aと、左側ガイドレール3bとを、コンベア中
央部分に横架したフレームc3上において平面視略V形
に設置することにより構成してある(図1)。
【0025】上記両ガイドレール3a,3bは、断面四
角形の角材により構成し、その一側面に沿って、垂直に
立ち上がるガイド面3a’,3b’を設けてある。ガイ
ドレール3は、コンベア始端へむけたV形の突端部を、
ピンゲート5の下流側に位置させた状態にて、水平面を
構成するフレームc3上に設置してある。
【0026】上記搬送路a用ガイドレール3は、無端コ
ンベア1の軌道内側空間における搬送路a部位、即ち、
無端コンベア1上面の裏面に沿うように支持してあり。
これにより、ピンゲート5を通過したガイドピンが、後
述する第1,第2両案内板6a,6bに案内され、右側
ガイドレール3a若しくは左側ガイドレール3bに沿っ
て移動するように構成してある(図5)。また、上記ガ
イドレール3の突端部は、ピンゲート5を通過したガイ
ドピン9がそのままコンベア終端の中央まで移動する際
に通る中央通過軌道dに沿う部分がガイドピン9と干渉
しないように切り欠いてある。
【0027】上記左右両ガイドレール3a,3bの夫々
の先端部と、ピンゲート5との間には、第1案内板6a
及び第2案内板6bを設けてある(図1,図5)。第1
第2両案内板6a,6bは、ピンゲート5を通過したガ
イドピン9を、左右両ガイドレール3a,3bのガイド
面3a’,3b’の前端部まで案内するものであり、ガ
イドピン9の中央通過軌道dに対して進退自在に支持し
てある。
【0028】図5及び図6にて示すように、第1案内板
6aは、ピンゲート5の直後と右側ガイドレール3aの
ガイド面3a’始端との間を連絡する板状部材であり、
側面視略直角三角形状に形成し、その一側面を案内面6
a’としている。また、第1案内板6aは、終端側の角
部に、コンベア本体cの側板c1からコンベア中央へ向
けて水平に延出する支軸61の先端を接続し、該支軸6
1の回動に伴って先端側が回動するように支持してあ
る。上記した如く支軸61の先端に取り付け支持される
第1案内板6aは、右側ガイドレール3aのガイド面3
a’の先端部に近接する位置に設置し(図6)、さら
に、平面視において、ガイド面3a’を延長する角度で
支持することにより、その先端部がガイドピン9の中央
通過軌道dと交差するように構成してある(図5)。
【0029】第1案内板6aを回動自在に支持する支軸
61は、一端部をフレームc5上に設けた軸受け62に
より回転自在に支持すると共に、他端部をコンベア本体
cの側板c1を貫通させ、駆動源となるロータリーソレ
ノイド63に接続してある。ロータリーソレノイド63
は、支軸61を略20゜の範囲で回動せしめ、これによ
り、上記案内板6aの先端側が上下に移動し、ガイドピ
ン9の中央通過軌道dに対して進動及び退動する(図
6)。尚、案内板6aは、先端側が上方へ回動し、同板
6a斜辺部分がガイドレール3aの上縁と同じレベルに
達して水平になったところで進動状態、また、先端側が
下方へ回動し、ガイドピン9の中央通過軌道dの範囲か
ら外れたところで退動状態となる。
【0030】一方、第2案内板6bは、ピンゲート5及
び第1案内板6aを通過して中央通過軌道d上を移動す
るガイドピン9を、左側ガイドフレーム3bのガイド面
3b’始端まで案内するものであリ、上記第1案内板6
aの直下流側に配置してある。第2案内板6bは、上記
第1案内板6aと全く同様に構成されるが、その形態は
第1案内板6aと左右対称的に構成し、さらに支軸6
1、軸受け62、ロータリーソレノイド63も上記第1
案内板6aとは対称的に配置してある。よって、上記第
2案内板6bを進動せしめると、その先端側がガイドピ
ン9の中央通過軌道dと交差し、該軌道d上を直進して
くるガイドピン9を受けて左側ガイドレール3の始端ま
で斜めに案内する。
【0031】上記した如く、第1,第2両案内板6a,
6bを進退作動させる両ロータリーソレノイド63a,
63bは、夫々制御部(図示せず)に対して電気的に接
続され、所定のタイミングにて適時進退作動するように
構成してある。
【0032】尚、上記案内板の駆動源としてはロータリ
ーソレノイドの他にエアシリンダを使用してもよいが、
応答性においてロータリーソレノイドが優れいてる。ま
た、本実施例においては、第1,第2両案内板6a,6
bを支軸61により回動することにより、同案内板6
a,6bの先端側を中央通過軌道dに対して進退自在に
構成したが、第1,第2両案内板を進退させる作動構造
は、中央通過軌道dに対して確実に進退動し得るもので
あればどのような構造であってもよい。
【0033】上記無端コンベア1の軌道内側における復
帰路bに対応する部位には、復帰用のガイドレール4を
設置してある。復帰路b用のガイドレール4は、搬送路
a上を移動しながらコンベア終端部の左右両側まで移動
した摺動体2が、無端コンベア1終端にて反転して復帰
路bを移動している間に、該摺動体2のガイドピン9を
コンベア中央へ向けて収集せしめるものである。
【0034】上記ガイドレール4は、右側ガイドレール
4aと、左側ガイドレール4bとから成り、これら両ガ
イドレール4a,4bを、コンベア中央部分に横架した
フレームc3の下面に対して平面視略V形に組み合わせ
て設置し、無端コンベア1の軌道内側空間における復帰
路b部位、即ち、無端コンベア1下面の裏面に沿うよう
に支持してある(図3,図4)。左右両ガイドレール4
a,4bは、断面L形のアングル材を用いて構成し、上
記搬送路a側のガイドレール3より幾分大きなV形を形
成し、拡開部コンベア終端側へ向け、ガイドレール3の
下側に重ねる形で設置してある(図1)。
【0035】また、ガイドレール4a,4bのコンベア
始端側端は、前記ピンゲート5のガイド間隙5aの下側
端に接続してある。これにより、上記ガイドレール4
a,4bに沿って収集されるガイドピン9は、ピンゲー
ト5のガイド間隙5a内に入り込み、無端コンベア1の
反転に伴ってガイド間隙5a内に沿って半周し、搬送路
aの始端部中央、即ち、中央通過軌道d上に再び復帰す
る。
【0036】次に、上記した如く構成した仕分けコンベ
アの作動を説明をする。無端コンベア1は、駆動モータ
82の回転駆動により所定の速度にて連続回転し、これ
に伴って各摺動体2より構成される搬送物の載置面が搬
送面aの始端から終端へ向けて一定速度にて移動する。
各摺動体2により構成される載置面は、搬送路a始端の
中央に至った時点で搬送物が載置される、その後、摺動
体2は、コンベア終端部の左右両側及び中央へ向けて所
定枚数ずつ、例えば8枚単位のグループとして振り分け
られて移動する。
【0037】上記摺動体2のグループの仕分け方向を選
択するには、第1,第2両案内板6a,6bの進退作動
の組み合わせを、所定のタイミングにて行う。例えば、
搬送路aの始端にて搬送物を載置した摺動体グループ
を、コンベア終端の右側へ向けて移動させる場合には、
第1案内板6aを所定時間進動させる。これにより、一
定の速度にてピンゲート5を通過したガイドピン9が、
中央通過軌道d上に進動した第1案内板6aの案内面6
a’に順次当接して、右側ガイドレール3aの始端まで
案内され、さらに、同ガイドレール3aに沿って案内さ
れる。上記第1案内板6aによる案内は、所定時間、即
ち所定本数のガイドピン9が通過する間続けられ、時間
経過後、瞬時に退動する。これにより、搬送物を載せた
所定枚数の摺動体2グループが区切られ、そのまま搬送
路aの始端部中央からコンベア終端の右側へ向けて斜め
に移動する。そして、コンベア終端の右側まで搬送され
た搬送物は、仕分けコンベアの右端に接続される次の搬
送コンベアに移行し、所定の場所へ向けて搬送される
(図示せず)。
【0038】また、搬送物を載せた摺動体2グループを
搬送路aの中央からコンベア終端部の左側へ向けて移動
させる場合には、第1案内板6aを退動させた状態で、
第2案内板6bを所定時間進動させる。ピンゲート5及
び第1案内板6aを順次通過したガイドピン9は、進動
した第2案内板6bの案内面6b’に当接し、左側ガイ
ドレール3bの始端まで案内され、次いで、同ガイドレ
ール3aに沿って案内される。上記第2案内板による案
内は所定時間続けられ、時間経過後に退動する。これに
より、搬送物を載せた所定枚数の摺動体2グループが搬
送路a始端の中央からコンベア終端の左側へ向けて斜め
に移動する。
【0039】搬送路aの始端中央にて搬送物を載せた摺
動体2グループを、そのまま直線的に移動させるには、
第1,第2両案内板6a,6bを両方とも所定時間退動
させた状態とする。ピンゲート5を通過したガイドピン
9は、第1,第2両案内板6a,6bをも通過し、中央
通過軌道d上をそのままコンベア終端の中央部まで移動
し、コンベア終端の中央部に接続される次のコンベアに
移行する。
【0040】また、上記したように、コンベア終端部の
右側及び左側まで移動した摺動体2は、反転して復帰路
bに移る。復帰路bを移動する摺動体2のガイドピン9
は、復帰用のガイドレール4a及び4bに沿って案内さ
れながらコンベア中央部へ向けて移動し、コンベア始端
側にてピンゲート5のガイド間隙5aの下側端に入り込
み、同ガイド間隙内を反転して搬送路a始端の中央に復
帰する。尚、搬送物を同じ方向へ続けて送る場合におい
ては、上記した如き第1,第2両案内板6a,6bの進
退作動を、摺動体2複数グループ分連続して行なうこと
になる。
【0041】上記実施例の仕分けコンベアは、図9
(a),(b)及び図10にて示すように、摺動体2を
前後から挟持するシャフト1c同士の両端に締結ブロッ
ク11を嵌装して、無端コンベア1のチェーン1a,1
bが摺動体2同士の間から屈曲するように構成した。し
かし、上記した如く構成した仕分けコンベアにあって
は、コンベア始端及び終端部にて折り返す際に、シャフ
ト1c間に適度なクリアランスを介して挟持される摺動
体2が、上記クリアランス分がたついて騒音を発生する
ことがある。
【0042】しかし、上記した摺動体2のがたつきによ
る騒音は、図11乃至図14にて示す無端コンベアのよ
うに構成することで低減することが可能である。図12
(a)(b)にて示す無端コンベアは、シャフト1c両
端部の軸芯を、チェーン要素1a’,1b’の枢軸1d
の軸芯よりもコンベア軌道内側へ向けて偏芯させてあ
る。また、締結ブロック11を嵌装する位置を、摺動体
2を挟むシャフト1c同士の間ではなく、摺動体2同士
の境界を挟むシャフト1c同士の間としてある(図1
1,図13)。これにより、無端コンベア1のチェーン
1a,1bが、摺動体2を挟持するシャフト1c同士の
間から屈曲するように構成してある(図14)。
【0043】上記したように構成した無端コンベアは、
コンベア始端及び終端の折り返し部分において、チェー
ン1a,1bの円周よりも、各シャフト1cが通過する
円周の方が、軸芯を偏芯させた分小径となるため、摺動
体2を挟持するシャフト1c同士の間隔が若干狭められ
る。その結果、コンベア折り返し部分において、摺動体
2とシャフト1cとの間のクリアランスを適度に吸収す
ることができるようになり、前記したように摺動体2の
がたつきにより生じる騒音を効果的に低減することがで
きる。
【0044】また、上記仕分けコンベアは、駆動伝達機
構中に1方向クラッチを設けて逆転作動を禁止すること
が好ましいが、構造上の理由で1方向クラッチを設ける
ことができない場合には、上記ガイドレール3a,3b
の外側に同様な構造の逆転用ガイドレールを設け、逆転
時において、摺動体を中央に収集して、ガイドピンと各
部品との干渉を回避するとよい(図示せず)。尚、上記
実施例の仕分けコンベアは、コンベアの左右両側と中央
の3方向へ仕分けするように構成したが、上記した案内
板6a,6bと同じ仕分け機構を中央通過軌道dの下流
側に設けることにより、3方向以上の仕分け機能を具備
する仕分けコンベアとして構成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の仕分けコ
ンベアは、ピンゲートを通過したガイドピンを左右一方
の搬送用ガイドレールに案内する第1及び第2案内体を
搬送路用ガイドレールの直前において順に設置し、これ
ら両案内体を、ガイドピンの中央通過軌道に対して、そ
れぞれ適時タイミングにて進退するように構成したもの
である。したがって、仕分け体の回動により案内を行っ
ていた従来の仕分けコンベアのように、案内途中のガイ
ドピンがガイドレールの突端に引っかかってしまうよう
な不具合を解消することができ、ピンゲートを通過した
後のガイドピンを、第1及び第2案内体にて案内しなが
ら左右一方の搬送路用ガイドレールに対してスムースに
移行させることができる。
【0046】また、1本のガイドピンにより行う摺動体
のガイド方向の選択は、第1,第2両案内体のどちらか
一方を進動させるか、若しくは双方を退動させるかをO
N/OFF制御するだけで実行することが可能となり、
従来のように、摺動体に2本ずつのガイドピンを突出さ
せ、選別ゲート作動用のシーソー体を左右両側と中立位
置とに作動させながらガイドピンの案内方向を選択して
いたものと比較すると、構造や制御系を簡素化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した仕分けコンベアを一部切
欠して示す平面図。
【図2】 同仕分けコンベアの側面図。
【図3】 図1におけるIII-III 線断面図。
【図4】 図1におけるIV-IV 線断面図。
【図5】 同仕分けコンベアにおける案内板部分の拡
大平面図。
【図6】 図5に置けるVI-VI 線断面図。
【図7】 復帰路側のガイドレールとピンゲートを一
部切欠して示す拡大平面図。
【図8】 無端コンベアの端部を示す平面図。
【図9】 無端コンベアの端部の締結ブロック部を示
し、(a)は締結ブロックの縦断面図、(b)は(a)
のX-X 線断面図。
【図10】 無端コンベアのシャフトと摺動体とを示
す拡大断面図。
【図11】 シャフトとチェーン枢軸1dとを偏芯さ
せた無端コンベアの部分斜視図。
【図12】 同無端コンベアを示し、(a)は締結ブ
ロック部分を示す縦断面図、(b)は(a)のXII-XII
線断面図。
【図13】 無端コンベアの端部を示す平面図。
【図14】 同無端コンベアのシャフトと摺動体とを
示す拡大断面図。
【図15】 従来の仕分けコンベアにおける仕分け体
部分を示す平面図。
【図16】 従来の仕分けコンベアを示す平面図。
【符号の説明】
a・・・搬送路 b・・・復帰路 d・・・中央通過軌道 1・・・無端コンベア 1a,1b・・・チェーン 1c・・・シャフト 2・・・摺動体 3・・・ガイドレール(搬送路側) 3a・・・右側ガイドレール 3b・・・左側ガイドレール 4・・・ガイドレール(復帰路側) 5・・・ピンゲート 6a,6b・・・案内板 9・・・ガイドピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路を構成する無端コンベアを具備
    し、該無端コンベア外周面の幅方向へ沿って摺動自在に
    支持する摺動体を同無端コンベアの外周方向に所定の間
    隔を置いて多数並設し、これら摺動体の裏面定位置に1
    本のガイドピンを突出させ、上記無端コンベアの軌道内
    側の搬送路部位に、上記ガイドピンが通過するピンゲー
    トと、該ピンゲートを通過したガイドピンをコンベア終
    端部の中央及び左右両側に振り分けて移動せしめる搬送
    路用ガイドレールとを支持すると共に、同無端コンベア
    の軌道内側の復帰路部位に、コンベア終端部において左
    右両側へ移動したガイドピンをコンベア始端側のピンゲ
    ートへ向けて移動せしめる復帰路用ガイドレールを支持
    し、且つ、上記搬送路用ガイドレールの直前に、ピンゲ
    ート通過後のガイドピンを左右一方の搬送用ガイドレー
    ルに案内する第1案内体を設置し、該第1案内体の直下
    流側にピンゲート通過後のガイドピンを左右他方の搬送
    路用ガイドレールに案内する第2案内体を設置し、上記
    第1,第2両案内体を、ガイドピンの中央通過軌道に対
    して、それぞれ適時タイミングにて進退するように構成
    した仕分けコンベア。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024058864A1 (en) * 2022-09-16 2024-03-21 Laitram, L.L.C. Carrier-belt conveyor with diverter switch

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