JPH09262784A - 透明なワークの配列装置および配列方法 - Google Patents

透明なワークの配列装置および配列方法

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JPH09262784A
JPH09262784A JP8099453A JP9945396A JPH09262784A JP H09262784 A JPH09262784 A JP H09262784A JP 8099453 A JP8099453 A JP 8099453A JP 9945396 A JP9945396 A JP 9945396A JP H09262784 A JPH09262784 A JP H09262784A
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Yoshikazu Inumaru
義和 犬丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水晶素板のような透明なワークをマスクトレー
上に正しく配列するための自動配列装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】ワーク40を黒色で艶があるワーク供給ト
レー36上に配し、リングライト35によって斜め方向
から光を照射し、ワーク40のエッジの部分を乱反射さ
せて光らせ、その画像をCCDカメラ30によって取込
むとともに、コンピュータ43によって画像処理し、画
像処理されたデータに基いてロボット11、12によっ
てマスクトレー47上に正しく配列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明なワークの配列
装置および配列方法に係り、とくに透明なワークを所定
の位置に配列する装置および配列方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器に水晶発振器が広く用い
られている。例えば携帯用電話機には水晶発振器が組込
まれており、このような水晶発振器によって所定の周波
数の発振出力を取出すようにしている。
【0003】このような水晶発振器に用いられる水晶の
素板は厚さが20〜数10μmの値であって非常に薄い
透明板から構成されている。このような水晶の素板は一
定の寸法、例えば3×5mmのほぼ長方形の形状に加工
された後に洗浄され、所定の枚数、例えば80枚を単位
として袋詰めし、後工程に供給される。
【0004】後工程において水晶素板の表面であってそ
の両面には金メッキによって電極が形成される。このと
きにエッジの部分には金メッキを施さず、両側の電極が
互いに導通しないようにマスク機能をもったトレー状の
キャリアに整列して収納されるようになっている。この
ような水晶素板のキャリアに対する収納作業を従来は作
業者が目視によって判断しながら人手によって1枚1枚
トレー上に収納するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】水晶の素板は透明板か
ら構成され、しかも寸法が小さいばかりでなく上述の如
く非常に薄いために、目視では見難く、しかもピンセッ
トによって水晶素板を扱う際に素板が欠けたり割れたり
する事故が発生し易く、このために高度な熟練を要して
いた。このことから水晶素板のトレーへの収納作業の自
動化が切望されていた。
【0006】すなわち目視によって水晶素板のワークを
判断し、ピンセットによってトレーへの配列および収納
を行なう作業は、超薄型でしかも透明なワークを扱わな
ければならないために、かなりの熟練を要した。しかも
このように扱い難いワークを割れや欠けがないようにキ
ャリアに挿入しなければならなかった。従って見づらい
ものを扱うために、目が疲労し易く、しかもこのような
作業を反復継続して行なわなければならないために、身
体にとってかなり過酷な作業になっていた。
【0007】このような作業を自動化しようとしても、
対象となるワーク、すなわち水晶素板が非常に薄型であ
るばかりか、透明であるために、画像処理を行なうこと
ができず、このような理由からロボットによる自動配列
作業が妨げられていた。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、透明なワークを自動的に所定の位置に
配列するようにした配列装置および透明なワークを所定
の位置に配列する配列方法を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明なワーク
を所定の位置に配列する装置において、透明なワークに
対して斜めの方向から光を照射する照明手段と、前記照
明手段による照明光の乱反射によって前記ワークの光っ
たエッジの画像を取込む撮像手段と、前記撮像手段によ
って取込まれたワークのエッジの画像を処理する画像処
理手段と、前記ワークを所定の配列位置に移動して配列
する移動手段と、前記移動手段を前記画像処理手段から
の信号に基いて制御する制御手段と、をそれぞれ具備す
る透明なワークの配列装置に関するものである。
【0010】前記照明手段による照明光の照射角度が水
平方向に対して10〜60°の範囲内であってよい。
【0011】前記画像処理されたワークのエッジの画像
の面積が所定の範囲内にあるもののみを所定の位置に配
列するようにしてよい。
【0012】前記透明なワークが水晶発振器を構成する
水晶素板であってよい。
【0013】方法に関する発明は、透明なワークに対し
て斜めの方向から照明光を照射してエッジを光らせ、エ
ッジの部分の反射光によってワークの画像を得るととも
に、該ワークの画像を処理し、画像処理されたデータを
制御手段に供給し、前記データに基いて制御手段によっ
て制御して前記ワークを所定の位置に配列する、ことを
特徴とする透明なワークの配列方法に関するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る透明な水晶素板の自動配列装置を示すものであって、
この装置はステージ10を備えている。ステージ10上
にはその長辺方向に沿ってX軸方向移動ロボット11が
配されており、このロボット11と直交するようにY軸
方向移動ロボット12がX軸方向移動ロボット11上に
取付けられている。X軸方向移動ロボット11およびY
軸方向移動ロボット12はそれぞれ送りねじ13、14
を備えており、しかもこれらの送りねじ13、14の端
部にはモータ15、16が取付けられている。
【0015】Y軸方向移動ロボット12上には移動台2
0が取付けられている。そして移動台20の下面には移
動ユニット21が取付けられている。移動ユニット21
は後述する水晶素板を所定の位置に移動させるためのも
のであって、互いに所定の角度をなす一対のバキューム
ヘッド23、24がV字状に取付けられている。これら
一対のバキュームヘッド23、24は交互に移動される
ようになっており、図2に示す状態においてはバキュー
ムヘッド23が垂直になっており、このヘッド23で水
晶素板を配列するようにしている。これに対してバキュ
ームヘッド24で水晶素板を持上げる場合には、バキュ
ームヘッド23が鎖線で示すように右上方へ旋回するよ
うになっている。
【0016】移動台20の内部にはθ軸用モータ25が
収納されている。このモータ25は移動ユニット21を
その軸線を中心として旋回させるためのものである。ま
た移動台20上にはZ軸用のモータ26が配されてお
り、このモータ26によってZ軸用送りねじ27を介し
て移動台20をY軸方向移動ロボット12に対して上下
動させるようにしている。
【0017】移動台20の先端部には垂直方向に取付け
レール28が取付けられており、この取付けレール28
にブラケット29が取付けられている。そしてブラケッ
ト29の先端側には画像取込み用のCCDカメラ30が
保持されている。CCDカメラ30はその光軸が垂直に
なっており、その下方には接写レンズ31が取付けられ
るようになっている。この接写レンズ31を通して水晶
素板の画像の取込みが行なわれるようになっている。
【0018】さらに上記移動台20には左右一対のアー
ム34を介してリングライト35が保持されるようにな
っている。リングライト35は図2〜図4に示すよう
に、プラスチック板から成るワーク供給トレー36によ
って供給される水晶素板から成るワーク40を斜め方向
から照射し、これによってワーク40の側端のエッジの
部分を乱反射させ、CCDカメラ30による画像の取込
みを可能にするためのものである。
【0019】次にこのような配列装置の制御系について
説明すると、図5に示すように、CCDカメラ30によ
って取込まれた画像は画像処理用コンピュータ43に入
力されるようになっている。そしてこのコンピュータ4
3によってロボットのコントローラを構成する駆動制御
回路44が制御されるようになっている。駆動制御回路
44はX軸方向のモータ15、Y軸方向のモータ16、
Z軸方向のモータ26、およびθ軸方向のモータ25を
それぞれ制御するようにしており、これらのモータの制
御の組合わせになって透明な水晶素板から成るワーク4
0を所定の位置に配列するようにしている。
【0020】水晶素板40は図6に示すようにほぼ長方
形であってそのコーナの部分が円弧状をなす透明板から
構成されており、その長辺側の長さが4.0mmであっ
て、短辺側の長さが3.0mmで、しかもコーナの部分
の曲率半径が1.5mmになっている。またここではそ
の厚さは30〜40μmの値になっている。
【0021】このような水晶素板40は図7に示すマス
クトレー47内に配列されるようになっている。マスク
トレー47は下側から支持板48、下板49、中板5
0、上板51の4層構造をなしている。そして上板51
を除去した状態で、マスクトレー47の中板50の保持
孔53にワーク40が配列されるようになっている。そ
してこの後に上板51を取付けるようにしている。
【0022】このようにマスクトレー47内に水晶素板
40を収納するのは、この水晶素板40の両側にそれぞ
れ電極をメッキ処理によって形成するためである。すな
わち図8に示すように、マスクトレー47内に収納され
た水晶素板40は、支持板48が除去されると、その上
下面がそれぞれ上板51の露出用開口54および下板4
9の露出用開口55を通して露出することになる。従っ
てこのような状態においてメッキ処理を行なうことによ
り、水晶素板40の上下面にそれぞれ図8および図9に
示すように、金メッキ層から成る電極57、58が形成
される。そしてこの後にこれらの金メッキ層57、58
にリード線59、60を接続することになる。
【0023】次にこのような配列装置によって水晶素板
から成るワーク40を配列する動作について説明する。
上述の如くこの装置はステージ10上にワーク供給部3
6と、マスクトレー47とを配列するとともに、X軸方
向移動ロボット11とY軸方向移動ロボット12とを搭
載し、これによってワーク供給トレー36によって供給
される水晶素板40をマスクトレー47上に配列するよ
うになっている。
【0024】ワーク供給トレー36は導電性のプラスチ
ック板から成り、しかもその上面が黒色であって鏡面に
なっている。このようなトレー36上には800〜10
00個のワーク40がバラ状に供給される。なおここで
は2つのワーク供給トレー36がステージ10上に配列
されるようになっており、一方のワーク供給トレー36
が空になったときに他方のワーク供給トレー36に切換
えられるとともに、その間に空になったトレー36が新
しいトレーと交換されるようになっており、これによっ
てロスタイムをなくしている。
【0025】ワーク40が整列した状態で配列されるマ
スクトレー47は1列に5個ずつ、2列で合計10個が
ステージ10上に配置されている。そして個々のトレー
47が図7に示すような構成になっており、1個のトレ
ー47で6×14個の素板40を配列するようにしてい
る。しかもこのようなトレー47上にワーク40を配列
するための吸着手段は一対のバキュームヘッド23、2
4から構成されており、これらを交互に用いるようにし
ており、これによってタクトタイムを最小限にしてい
る。
【0026】ワーク40の配列動作の概略を説明する
と、X軸方向移動ロボット11とY軸方向移動ロボット
12とによって移動台20を移動させ、画像取込み用の
カメラ30を一対のワーク供給トレー36の内の一方の
所定の位置の上部へ移動し、この位置においてトレー3
6上のワーク40の画像を取込む。このときに図4に示
すようにリングライト35によって水晶素板40に対し
て斜め方向から光を照射し、これによって素板40の外
周側のエッジの部分を光らせ、微小な寸法のワーク40
の輪郭を接写レンズ31を通してCCDカメラ30に取
込む。この動作を視野内の全てのワーク40に対して行
なうとともに、そのデータをコンピュータ43に送出す
る。
【0027】コンピュータ43はCCDカメラ30で取
込まれたワーク40に関する画像信号の処理を行なうと
ともに、欠陥のないワーク40をバキュームヘッド2
3、24によってピックアップするように駆動制御回路
44を制御する。これに応じて駆動制御回路44がX軸
方向移動ロボット11とY軸方向移動ロボット12とを
それぞれモータ15、16によって駆動し、搬送すべき
ワーク40の上部にバキュームヘッド23を移動する。
そしてこの後にZ軸用のモータ26を駆動してバキュー
ムヘッド23を下降させ、さらにθ軸用モータ25によ
ってバキュームヘッド23の回転角をワーク40の向き
に応じて補正する。
【0028】所定の位置まで下降されたバキュームヘッ
ド23がワーク40を真空吸着するとともに、この状態
でZ軸モータ26によってバキュームヘッド23を先端
に吸引保持する移動ユニット21を上昇させる。次にバ
キュームヘッド23と24の交換を行ない、X軸方向、
Y軸方向、およびθ軸方向の位置決めを行なって再びバ
キュームヘッド24を下降させて別のワーク40を真空
吸着する。この後にZ軸モータ26によって移動ユニッ
ト21を上昇させる。そしてこの後に再びX軸モータ1
5とY軸モータ16とによってX軸方向移動ロボット1
1とY軸方向移動ロボット12とを作動させるととも
に、Z軸方向の移動をZ軸モータ26によって、またθ
軸方向の回転をθ軸モータ25によって行ない、バキュ
ームヘッド23、24にそれぞれ保持されているワーク
40をマスクトレー47上の中板50の保持孔53に正
しい姿勢で収納する。
【0029】この動作を繰返すことによって、ワーク供
給トレー36によってバラバラの状態で供給された水晶
素板40をマスクトレー47の中板50の保持孔53に
正しく配列することが可能になる。一杯になったならば
ステージ10からマスクトレー47を排出するととも
に、空のトレーにワーク40を配列する動作を繰返す。
【0030】本実施の形態に係る配列装置の大きな特徴
は、リングライト35によってワーク40に対して斜め
方向から光を照射することにより、ワーク40の外形を
画像として取込むことにある。このときのワーク40に
対する光の照射角であって水平方向に対する角度θ(図
4参照)は10〜60°の範囲内であればよい。より好
ましくは20〜45°の範囲内であって、θが約30°
の場合に最も鮮明な画像が得られる。従ってワーク40
のエッジの部分に光が当って乱反射するようにリングラ
イト35を正しい高さに予め調整しておく。
【0031】このようにしてリングライト35の照明に
よって得られた画像がCCDカメラ30によって取込ま
れる。図13がCCDカメラ30によって得られた画像
を示している。
【0032】このような画像をコンピュータ43によっ
てまずグレー処理し、図14に示すような画像に変換す
る。すなわちグレー処理によってワーク40の輪郭部分
をより明確に浮上がらせる。
【0033】この後にコンピュータ43によって白黒の
反転を行ない、図14に示す画像を図15に示す画像に
変換する。このような白黒の反転による変換によってワ
ーク40の輪郭の部分が強調されることになる。
【0034】さらにコンピュータ43はワーク40の輪
郭の内側の部分を白に、他の部分は全部黒に反転させる
ように画像処理する。これによって図16に示すように
ワーク40と対応する部分のみが白い画像に変換され
る。
【0035】この後コンピュータ43は各ワーク40に
対応する画像の面積を求め、一定の面積に達しているも
のだけを抽出する。一定の面積に達していないものは、
欠けたり欠損している可能性があるために除去する。図
18はこのようにして抽出された画像を示すものであ
る。
【0036】すなわち実作業においては、ワーク供給ト
レー36によって水晶素板40がバルク状で供給される
ために、ワーク40が重なったり、欠けたり割れたりし
ている可能性がある。そこで実画でとれたワーク40の
輪郭よりも縮小し、その面積を求め、パラメータ化した
設定値と比較してパスしたものだけを取出してマスクト
レー47上に配列するようにしている。
【0037】図11はこのようなコンピュータ43の画
像処理の動作をフローチャートによって示しており、コ
ンピュータ43は画像を取込んだ後に2値化し、反転を
行なうようにしている。
【0038】この後にそれぞれのワーク40に対応する
画像についてラベリングおよびラベリングカウントを取
得している。そしてそれぞれのラベルの画像の重心を求
め、次いでラベルの画像の面積を求めるようにしてい
る。そしてこの後に面積が最大のラベルを取除くように
しており、これによって背景が除去される。
【0039】この後にそれぞれのラベリングが施された
ワークの画像について、基準面積の0.8倍以上であっ
て基準面積の1.2倍以下のものを選択し、このような
ワークをカウントするとともに、このようなワークと対
応する処理対象ラベル番号を保存する。つぎにこのよう
にして処理を行なうラベル番号がついているワークの画
像の重心位置を保持し、次いでこのようなラベル番号が
ついているワークの画像の慣性主軸を求め、この慣性主
軸を保存する。重心位置の情報に基いてX方向とY方向
の位置が定められ、慣性主軸の情報に基いてθ方向の制
御が行なわれる。このような操作をラベルのカウント数
と等しい回数実行する。
【0040】図12はコンピュータ43による2次処
理、すなわち角度補正と位置補正のための制御のための
フローチャートを示しており、処理対象のラベルの画像
を1個抽出し、保存した最初の2値画像を加算する。こ
れはノイズの除去と穴を塞ぐ処理を行なうためである。
この後に重心位置と慣性主軸に関する情報から長辺のエ
ッジの検出を行なう。そしてエッジ角の計算を行ない、
さらに短辺のエッジの検出によってそのラベルの画像の
X軸方向の長さとY軸方向の長さを計算する。
【0041】ワークのX軸方向の長さ(基準値)とその
ラベルの画像のX軸方向の長さの差が70μm以下の場
合には、さらにワークのY軸方向の長さ(基準値)とそ
のラベルの画像のY軸方向の長さの差が105μm以上
であるかどうかの判断を行なうとともに、差が105μ
m以下の場合にはラベルの内周のチェックを行ない、こ
れによってそのラベルのワーク40に欠損があるかどう
かをチェックする。この後に各ワーク40の中心補正の
計算を行なう。これによって2次処理が行なわれる。
【0042】このように本実施の形態においては、水晶
素板40の寸法が非常に小さいばかりでなく、静電気に
帯電し易く、しかも超軽量であることから、カーボンの
粉末入りの導電性のプラスチック板から成るワーク供給
トレー36を用いるようにし、しかも光の照射による画
像の取込み易さを考慮し、表面が黒色の艶があるものを
用いるようにしている。このような水晶素板40に対し
てリングライト35によって光を照射するとともに、ワ
ーク40のエッジの部分を乱反射させ、安定化した形状
に関する画像を取出すようにしている。ワーク40が少
しでもオーバラップしたものをとると欠けたり割れが発
生するために、画像処理によって実画でとれた外形より
も縮小する処理をコンピュータ43によって行なうよう
にし、重なったワーク40や欠けたワーク40を取出さ
ないようにしている。
【0043】従ってこのような水晶素板40の自動配列
によれば、取扱いが困難な水晶素板40を画像処理によ
って自動化して配列することが可能になり、大幅な省力
化が可能になるとともに、過酷な作業を機械による自動
化に置換えることが可能になる。またワーク40の割れ
や欠けの発生を防ぐことによって、品質の安定化につな
がることになる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、透明なワークに
対して斜めの方向から照明光を照射してエッジを光ら
せ、エッジの部分の反射光によってワークの画像を得る
とともに、該ワークの画像を処理し、画像処理されたデ
ータを制御手段に供給し、このデータに基いて制御手段
によって制御してワークを所定の位置に配列するように
したものである。
【0045】従って透明なワークの配列作業の自動化が
可能になる。また画像処理を行なうことによって重なっ
たワークを取出すことを防止でき、あるいはまた欠けた
ワークを排除することによって、ワークの配列の信頼性
を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配列装置の全体の構成を示す平面図である。
【図2】配列装置の要部の正面図である。
【図3】画像取込み装置を示す要部斜視図である。
【図4】画像の取込み動作を示す要部縦断面図である。
【図5】配列装置の制御系のブロック図である。
【図6】水晶素板から成るワークの平面図である。
【図7】マスクトレーの分解斜視図である。
【図8】マスクトレーに保持された水晶素板の縦断面図
である。
【図9】メッキによって電極が形成された水晶素板の斜
視図である。
【図10】電極にリード線が接続された水晶素板の斜視
図である。
【図11】画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】取込まれた画像の平面図である。
【図14】処理された画像の平面図である。
【図15】処理された画像の平面図である。
【図16】処理された画像の平面図である。。
【図17】取込まれた画像の平面図である。
【図18】処理された画像の平面図である。
【符号の説明】
10‥‥ステージ、11‥‥X軸方向移動ロボット、1
2‥‥Y軸方向移動ロボット、13‥‥送りねじ(X
軸)、14‥‥送りねじ(Y軸)、15‥‥モータ(X
軸)、16‥‥モータ(Y軸)、20‥‥移動台、21
‥‥移動ユニット、23、24‥‥バキュームヘッド、
25‥‥モータ(θ軸)、26‥‥モータ(Z軸)、2
7‥‥送りねじ(Z軸)、28‥‥取付けレール、29
‥‥ブラケット、30‥‥CCDカメラ、31‥‥接写
レンズ(光学系)、34‥‥アーム、35‥‥リングラ
イト、36‥‥プラスチック板(ワーク供給トレー)、
40‥‥ワーク(水晶素板)、43‥‥コンピュータ、
44‥‥駆動制御回路(コントローラ)、47‥‥マス
クトレー、48‥‥支持板、49‥‥下板、50‥‥中
板、51‥‥上板、53‥‥保持孔、54、55‥‥露
出用開口、57、58‥‥金メッキ層(電極)、59、
60‥‥リード線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明なワークを所定の位置に配列する装置
    において、 透明なワークに対して斜めの方向から光を照射する照明
    手段と、 前記照明手段による照明光の乱反射によって前記ワーク
    の光ったエッジの画像を取込む撮像手段と、 前記撮像手段によって取込まれたワークのエッジの画像
    を処理する画像処理手段と、 前記ワークを所定の配列位置に移動して配列する移動手
    段と、 前記移動手段を前記画像処理手段からの信号に基いて制
    御する制御手段と、 をそれぞれ具備する透明なワークの配列装置。
  2. 【請求項2】前記照明手段による照明光の照射角度が水
    平方向に対して10〜60°の範囲内であることを特徴
    とする請求項1に記載の透明なワークの配列装置。
  3. 【請求項3】前記画像処理されたワークのエッジの画像
    の面積が所定の範囲内にあるもののみを所定の位置に配
    列するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の透
    明なワークの配列装置。
  4. 【請求項4】前記透明なワークが水晶発振器を構成する
    水晶素板であることを特徴とする請求項1に記載の透明
    なワークの配列装置。
  5. 【請求項5】透明なワークに対して斜めの方向から照明
    光を照射してエッジを光らせ、 エッジの部分の反射光によってワークの画像を得るとと
    もに、該ワークの画像を処理し、 画像処理されたデータを制御手段に供給し、 前記データに基いて制御手段によって制御して前記ワー
    クを所定の位置に配列する、 ことを特徴とする透明なワークの配列方法。
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