JPH09262518A - 塗装ガン洗浄装置 - Google Patents

塗装ガン洗浄装置

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JPH09262518A
JPH09262518A JP8077562A JP7756296A JPH09262518A JP H09262518 A JPH09262518 A JP H09262518A JP 8077562 A JP8077562 A JP 8077562A JP 7756296 A JP7756296 A JP 7756296A JP H09262518 A JPH09262518 A JP H09262518A
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JP
Japan
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cleaning
coating gun
air
nozzles
coating
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JP8077562A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
    • B05B15/55Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
    • B05B15/555Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles

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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は塗装ガンのヘッド表面を洗浄した洗
浄液の飛散を防止することを課題とする。 【解決手段】 塗装ガン洗浄装置10は、円筒状のケー
シング11の内部に洗浄室11aが形成されており、洗
浄室11aの内壁には洗浄ノズル12〜14と、空気ノ
ズル15〜17とが交互に配設されている。また、洗浄
室11aの内部には、空気流発生手段としての空気噴射
パイプ19が取り付けられている。この空気噴射パイプ
19の水平方向に延在する水平部19bには、挿入口2
3の下方で横方向の空気流を発生させるための空気噴射
孔が設けられている。そのため、洗浄ノズル12〜14
から噴射された洗浄液及び空気ノズル15〜17から噴
射された空気は、空気噴射パイプ19から噴射された横
方向の空気流により挿入口23から外部に飛散すること
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗装ガン洗浄装置に
係り、特に塗装ガンの先端のヘッド表面に付着した塗料
を洗浄するよう構成した塗装ガン洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば塗装用ロボットによりワーク表面
を塗装する塗装工程では、ワークがコンベヤにより搬送
されると、塗装用ロボットが予め登録された塗装プログ
ラムにしたがって所定の塗装作業を行う。即ち、塗装用
ロボットは、ワークが作業エリアに到着すると、自動的
に塗装作業を開始し、ワークが作業エリアを通過するま
でに所定の塗装作業を終了させる。
【0003】そして、所定の塗装作業が終了すると、塗
装用ロボットは、アームを旋回させて塗装開始位置に戻
す。このように、動作する塗装用ロボットでは、ワーク
によってA色の塗料からB色の塗料に切り替える所謂色
替えを行うことがある。この色替えを行う場合、アーム
先端に設けられた塗装ガンには、前回のA色の塗料が付
着し、塗装ガンに接続された塗料チューブには前回のA
色の塗料が残留しているため、前回の塗料を排出するパ
ージ作業を行った後、塗装ガンの先端のヘッド表面に付
着した前回の塗料を洗浄する必要がある。
【0004】そのため、従来は塗装用ロボットの近傍に
塗装ガン洗浄装置を設け、この洗浄装置内に塗装ガンを
挿入させて前回の塗料をパージした後、塗装ガンのヘッ
ドを洗浄させていた。従来の塗装ガン洗浄装置では、円
筒状のケーシング内で塗装ガンのヘッドを囲むように複
数の洗浄ノズルと複数の空気ノズルとが交互に設けられ
ている。各ノズルは、噴射口をケーシングの下方から上
部中心に向けるように所定角度傾斜させて取り付けられ
ている。
【0005】各洗浄ノズルと各空気ノズルとは、交互に
等間隔となるように設けられており、洗浄ノズルから噴
射された洗浄液(例えばシンナ等)により塗装ガンのヘ
ッド表面を洗浄した後、空気ノズルから圧縮空気を塗装
ガンのヘッド表面に吹き付けて洗浄液を吹き飛ばす。
【0006】そして、塗装用ロボットは、上記のような
洗浄作業が終了すると、塗装ガンを塗装ガン洗浄装置の
ケーシングから引き抜き塗装開始位置に復帰させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
な従来の塗装ガン洗浄装置では、塗装ガンの先端部分に
付着した塗料を効果的に洗浄するため、各ノズルの噴射
口が下方からケーシングの上部中心に向けられているた
め、洗浄ノズルから噴射された洗浄液が塗装ガンの外周
とケーシングの塗装ガン挿入口との隙間から外部に噴き
出して周囲に飛散してしまうという問題があった。
【0008】また、塗装ガンのヘッドを洗浄した後、空
気ノズルから噴射された圧縮空気により塗装ガンのヘッ
ド表面の洗浄液を吹き飛ばす際、霧状となった洗浄液が
塗装ガンの外周とケーシングの塗装ガン挿入口との隙間
から外部に飛散してしまうといった問題もある。
【0009】そのため、従来の装置では、洗浄ノズル及
び空気ノズルに供給する空気圧を弱くしなければなら
ず、その場合、塗装ガンの先端部分に付着した塗料を十
分に洗浄することができなかった。そこで、本発明は上
記問題を解決した塗装ガン洗浄装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、上
部に塗装ガンのヘッドが挿入される洗浄室が形成され、
該洗浄室の底部に液回収部が形成されたケーシングと、
該ケーシングの内部に設けられ、下方から該ヘッドに向
けて洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、を有する塗装ガン
洗浄装置において、前記洗浄ノズルから噴射された洗浄
液を側方に吹き飛ばす空気流を発生させる手段を前記ケ
ーシングの内部に設けたことを特徴とするものである。
【0011】従って、本発明によれば、洗浄ノズルから
噴射された洗浄液を側方に吹き飛ばす空気流を発生させ
ることができるので、洗浄ノズルから噴射された洗浄液
を塗装ガンを洗浄する際にケーシングの上部に設けられ
た挿入口から洗浄液が外部に飛散することを防止でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明になる塗装ガン洗浄装置の
一実施例が塗装用ロボットに装着された状態を示す。
【0013】塗装用ロボット1は、塗装エリア2内に設
置されている。塗装エリア2には、被塗装物としてのワ
ーク3を搬送するコンベヤ4が設けられており、コンベ
ヤ4によりワーク3が一定の速度で供給される。また、
塗装エリア2の背面には、塗料が周囲に飛散することを
防止する壁面5が設けられている。
【0014】塗装用ロボット1は、プレイバック形の多
関節ロボットで、アーム6先端には塗装ガン7が装着さ
れている。塗装用ロボット1は、ワーク3がコンベヤ4
により塗装エリア2に搬送されると、図1中1点鎖線で
示すように塗装ガン7をワーク3に近づけて予めティー
チングされた塗装動作を行いながら塗料をワーク3に吹
き付ける。
【0015】塗装用ロボット1の基台8には、水平方向
に延在するブラケット9が設けられている。このブラケ
ット9は、塗装ガン洗浄装置10を支持している。尚、
本実施例では、塗装ガン洗浄装置10が基台8の側方に
取り付けられているが、これに限らず、塗装エリア2の
床面に塗装ガン洗浄装置10を設置する構成としても良
い。その場合、塗装ガン洗浄装置10は塗装用ロボット
1の塗装動作を妨げな位置を選んで設置しなければなら
ない。
【0016】塗装ガン洗浄装置10は、基台8のブラケ
ット9に装着されているため、塗装用ロボット1はアー
ム6を下方に回動させるだけで塗装ガン7のヘッド7a
を塗装ガン洗浄装置10に挿入して洗浄させることがで
きる。図2は塗装ガン洗浄装置10の側面図、図3は塗
装ガン洗浄装置10の平面図である。
【0017】塗装ガン洗浄装置10は、ケーシング11
の内部に塗装ガン7(二点鎖線で示す)のヘッド7aを
洗浄するための洗浄室11aが形成されている。この洗
浄室11aの内壁には、3個の洗浄ノズル12〜14
と、3個の空気ノズル15〜17とが交互に配設されて
いる。各洗浄ノズル12〜14及び各空気ノズル15〜
17とは、夫々60°間隔となる位置に等間隔で配設さ
れている。
【0018】また、洗浄ノズル12〜14及び空気ノズ
ル15〜17は、洗浄室11aの内壁に固定された板金
製のブラケット18により支持されている。そして、各
洗浄ノズル12〜14及び空気ノズル15〜17は、そ
の噴射方向がケーシング11の上部中央を向くように所
定角度傾斜させて取り付けられている。
【0019】洗浄ノズル12〜14は、ケーシング11
の洗浄室11aに挿入された塗装ガン7の先端のヘッド
7aに向けて洗浄液を噴射する噴射口12a〜14aを
有する。空気ノズル15〜17は、上記洗浄ノズル12
〜14と同様にケーシング11の洗浄室11aに挿入さ
れた塗装ガン7のヘッド7aに空気を噴射する噴射口1
5a〜17aを有する。
【0020】尚、各洗浄ノズル12〜14は、横方向か
らみると、塗料が付着しやすい塗装ガン7の先端部分を
洗浄できるように斜め下方から中心部に向けて取り付け
られている。また、空気ノズル15〜17は、空気の流
速を高めるため噴射口15a〜17aが偏平形状に絞ら
れており、噴射口15a〜17aはほぼ塗装ガン7のヘ
ッド7aに向けて斜め下方から圧縮空気を噴射するよう
に設けられている。
【0021】19は空気流発生手段としての空気噴射パ
イプで、ケーシング11の洗浄室11aの内部に取り付
けられている。図4は空気噴射パイプ19の形状を示す
図である。空気噴射パイプ19は、L字状に曲げられて
おり、洗浄室11aの底部に設けられたバルブユニット
20に連結された垂直管19aと、垂直部19aの上端
から水平方向に曲げられた水平管19bとよりなる。水
平管19bは、ケーシング11の洗浄室11aに挿入さ
れた塗装ガン7の先端のヘッド7aの外周に対向する高
さ位置に支持されている。
【0022】また、洗浄室11aに挿入された塗装ガン
7に対向する水平管19bの外周には、微小な空気噴射
孔19cが所定間隔で穿設されている。そして、水平管
19bの先端部は、絞られて閉塞されている。そのた
め、バルブユニット20から空気噴射パイプ19に圧縮
空気が供給されると、水平管19bに穿設された複数の
空気噴射孔19cから圧縮空気が塗装ガン7のヘッド7
a外周に向けて噴射される。その際、複数の空気噴射孔
19cが塗装ガン7の先端のヘッド7aの外周に対向す
る高さ位置に一列に穿設されているので、ヘッド7a外
周の周辺には横方向の空気流が平面的に発生することに
なる。
【0023】しかも、空気噴射パイプ19の水平管19
bは、後述する挿入ガイド24より下方に位置し、洗浄
ノズル12〜14及び空気ノズル15〜17よりも上方
に位置するように取り付けられている。そのため、空気
噴射孔19cの高さ位置は、洗浄を必要としないヘッド
7a外周に対向する位置となっている。よって、空気噴
射孔19cから噴射された空気流は、挿入ガイド24の
下方で横方向のエアカーテンとして作用するものの、洗
浄ノズル12〜14による洗浄効果を妨げるものではな
い。
【0024】また、空気噴射パイプ19は、上記のよう
に金属パイプをL字状に曲げ加工した後、空気噴射孔1
9cを穿設し、水平管19bの先端を絞り加工すること
により容易に製作できるので、コストが安価に抑えられ
る。図5は空気噴射パイプ19の空気噴射孔19cから
噴射された空気が洗浄室11aに挿入された塗装ガン7
(一点鎖線で示す)の外周に向けて噴射される様子を示
す図である。
【0025】空気噴射パイプ19の垂直部19aに空気
源(図示せず)から圧縮空気が供給されると、各空気噴
射孔19cから圧縮空気が塗装ガン7の外周に吹き付け
られる。よって、洗浄室11aに挿入された塗装ガン7
のヘッド7aに外周には、空気噴射孔19cから噴射さ
れた空気流が塗装ガン7の挿入方向と直交する横方向に
流れる。
【0026】洗浄ノズル12〜14から噴射された洗浄
液及び空気ノズル15〜17から噴射された圧縮空気
が、塗装ガン7のヘッド7aの先端に向けて噴射される
のに対し、空気噴射パイプ19の空気噴射孔19cから
噴射された空気流は、塗装ガン7の外周に向けて噴射さ
れる。そのため、洗浄ノズル12〜14から噴射された
洗浄液及び空気ノズル15〜17から噴射された圧縮空
気は、ヘッド7aより上方で横方向に流れる空気流と衝
突して横方向に吹き飛ばされ、その流れが側方に変更さ
れる。
【0027】ここで、ケーシング11の構成について説
明する。ケーシング11は、洗浄室11aの外周を覆う
ように形成された洗浄液回収部11bを有する。洗浄室
11aの下部は、塗装ガン7のヘッド7aを洗浄した洗
浄液及び塗装ガン7内部をパージした洗浄液を回収する
ため、洗浄液回収部11bに連通されている。また、洗
浄室11aの上部は、洗浄ノズル12〜14から噴射さ
れた洗浄液が外部に噴出することを防止するため、蓋2
2により閉蓋されている。尚、図3では蓋22が外され
た状態で示されている。
【0028】洗浄室11aの上部を閉蓋する蓋22の中
央孔には、環状に形成されたゴム製の挿入ガイド部材2
4が嵌合されている。そして、挿入ガイド部材24の中
央は、塗装ガン7のヘッド7aが挿入される挿入口23
となっている。挿入ガイド部材24は、弾性変形可能な
材質により形成されており、且つ上部から下部へ小径と
なるテーパ部を有するため、塗装ガン7の挿入動作を容
易にすると共に、塗装ガン7の外周との隙間をシールし
て洗浄室11aの内部で噴射された洗浄液が外部に飛散
することを防止している。また、挿入ガイド部材24
は、ゴム製であるため、塗装ガン7の挿入位置が若干ず
れたとしても容易に弾性変形するため、塗装ガン7が洗
浄工程で損傷することが防止される。
【0029】ケーシング11の洗浄液回収部11bは、
洗浄室11aの底部から流出した洗浄液を回収できるよ
うに洗浄室11aの下方にテーパ部25が設けられ、テ
ーパ部25の底部開口には、ドレン管路(図示せず)が
接続され、回収した洗浄液及び塗装ガン7から噴射され
た残留塗料、パージ用シンナが廃液タンク(図示せず)
へ送液される。
【0030】ケーシング11の洗浄室11aの下部内壁
には、上記洗浄ノズル12〜14,空気ノズル15〜1
7に洗浄液,圧縮空気を供給するバルブユニット26が
取り付けられている。バルブユニット26には、各ノズ
ル12〜17と洗浄液用チューブ,空気チューブを介し
て接続された複数の電磁弁(図示せず)が設けられてい
る。各電磁弁は、ロボット制御盤又は塗装工程用制御装
置(共に図示せず)からの指令により、洗浄液供給源,
圧縮空気供給源(図示せず)から供給された洗浄液,圧
縮空気を各ノズルに供給する際に開弁する。
【0031】次に上記構成になる塗装ガン洗浄装置10
の洗浄動作について説明する。塗装用ロボット1は、A
色の塗料からB色の塗料に切り替える所謂色替えを行う
場合、塗装ガン7に接続された塗料チューブには、前回
のA色の塗料が残留し、塗装ガン7のヘッド7aの表面
にはA色の塗料が付着している。
【0032】そのため、塗装用ロボット1は、A色の塗
装が終了すると、図1に示すようにアーム6を下方に回
動させてアーム6先端に装着された塗装ガン7のヘッド
7aを塗装ガン洗浄装置10の挿入口23に挿入する。
即ち、図5に示すように塗装ガン7のヘッド7aは、垂
直状態のまま上方から挿入口23に挿入され、塗料を噴
射する噴射口7bが洗浄室11a内の中央に挿入され
る。
【0033】そして、塗装ガン7は、塗料チューブ内に
残留する前回の塗料を噴射口7bからケーシング11内
に噴射させた後、シンナを噴射口7bから噴射させて内
部に残留する塗料をパージする。このように、噴射口7
bから噴射された塗料及びシンナは、ケーシング11の
洗浄室11aの下方に設けられた洗浄液回収部11bで
回収される。
【0034】次に、洗浄用バルブユニット21の各電磁
弁が順次開弁する。先ず、図6に示すように、洗浄ノズ
ル12〜14より洗浄液(例えばシンナ等)が塗装ガン
7(一点鎖線で示す)のヘッド7aに設けられた噴射口
7b周辺に吹き付けられる。洗浄ノズル12〜14の各
噴射口12a〜14aは、塗装ガン7のヘッド7aの端
部を向くように傾斜して設けられているため、塗装ガン
7の噴射口7bの周辺に付着した塗料が洗浄される。
【0035】このように洗浄ノズル12〜14から洗浄
液が噴射されるのと同時に空気噴射パイプ19の空気噴
射孔19cから塗装ガン7のヘッド7a外周に空気が噴
射される。そのため、塗装ガン洗浄装置10の挿入口2
3の下方には、空気噴射パイプ19の空気噴射孔19c
から噴射された空気流27が発生する。よって、塗装ガ
ン7のヘッド7aの端部に向けて洗浄ノズル12〜14
から噴射された洗浄液は、挿入口23の下方で空気噴射
孔19cから噴射された塗装ガン挿入方向と直交する横
方向の空気流27により側方への流れに変更され挿入口
23と塗装ガン7との隙間から外部に飛散することが防
止される。
【0036】そのため、洗浄ノズル12〜14からの噴
射圧力を強くして洗浄効果を高めても洗浄液が外部に飛
散することを防止でき、塗装ガン7に付着した塗料を十
分に洗浄することができる。上記洗浄ノズル12〜14
から噴射された洗浄液による塗装ガン7のヘッド7aの
洗浄作業が終了すると、図7に示すように、空気ノズル
15〜17の噴射口15a〜17aから圧縮空気が塗装
ガン7(一点鎖線で示す)の噴射口7a周辺に吹き付け
られる。そして、空気ノズル15〜17の噴射口15a
〜17aから噴射された空気により塗装ガン7の噴射口
7a周辺及びヘッド7a表面に付着している洗浄液が吹
き飛ばされ、塗装ガン7の噴射口7a周辺及びヘッド7
a表面が乾燥される。
【0037】このように、空気ノズル15〜17から空
気が噴射されるのと同時に空気噴射パイプ19の空気噴
射孔19cから塗装ガン7のヘッド7a外周に空気が噴
射される。そのため、塗装ガン洗浄装置10の挿入口2
3の下方には、塗装ガン挿入方向と直交する横方向に空
気噴射パイプ19の空気噴射孔19cから噴射された空
気流27が発生しており、空気ノズル15〜17からの
空気が空気流27により側方への流れに変更される。
【0038】よって、空気ノズル15〜17から噴射さ
れた空気に吹き飛ばされた洗浄液が空気噴射孔19cか
ら噴射された空気流27によって挿入口23と塗装ガン
7との隙間から飛散することが防止される。また、塗装
ガン7のヘッド7aの外周が側方から吹き付けられた空
気流27によって乾燥される。
【0039】このようにして塗装ガン7の噴射口7a周
辺及びヘッド7aの表面が洗浄されると、塗装用ロボッ
ト1は、アーム6を上方に回動させて塗装ガン7を挿入
口23から引き抜く。これで、塗装ガン7の洗浄工程が
終了する。そして、塗装用ロボット1は、次のワーク3
が塗装エリア2に到着すると、再び塗装開始する。
【0040】尚、上記実施例では、塗装用ロボットのア
ーム先端に設けられた塗装ガンを洗浄するものとして説
明したが、これに限らず、手動式の塗装ガンあるいはレ
シプロケータに装着される塗装ガンを洗浄するのにも適
用できるのは勿論である。また、上記実施例では、空気
流発生手段として空気噴射パイプ19を使用した構成を
一例として説明したが、これに限らず、例えば圧縮空気
を噴射する空気ノズルを洗浄室11aの上部に設け、空
気ノズルから噴射された空気流により洗浄液が塗装ガン
挿入口から飛散することを防止する構成としても良い。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、洗浄ノズ
ルから噴射された洗浄液を側方に吹き飛ばす空気流を発
生させることができるので、洗浄ノズルから噴射された
洗浄液を塗装ガンを洗浄する際にケーシングの上部に設
けられた挿入口から洗浄液が外部に飛散することを防止
できる。そのため、洗浄ノズルからの噴射圧力を強くし
て洗浄効果を高めても洗浄液が外部に飛散することを防
止でき、塗装ガンに付着した塗料を十分に洗浄すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる塗装ガン洗浄装置の一実施例が適
用された塗装エリアを説明するための側面図である。
【図2】塗装ガン洗浄装置の側面図である。
【図3】塗装ガン洗浄装置の平面図である。
【図4】空気噴射パイプの形状を示す図である。
【図5】空気噴射パイプから噴射された空気が洗浄室に
挿入された塗装ガンの外周に向けて噴射される様子を示
す縦断面図である。
【図6】塗装ガンを洗浄液噴射により洗浄する様子を示
す縦断面図である。
【図7】塗装ガンを乾燥させる様子を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット 2 塗装エリア 3 ワーク 4 コンベヤ 7 塗装ガン 7a ヘッド 10 塗装ガン洗浄装置 11 ケーシング 11a 洗浄室 12〜14 洗浄ノズル 15〜17 空気ノズル 19 空気噴射パイプ 19c 空気噴射孔 20,26 バルブユニット 22 蓋 23 挿入口 24 挿入ガイド部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に塗装ガンのヘッドが挿入される洗
    浄室が形成され、該洗浄室の底部に液回収部が形成され
    たケーシングと、 該ケーシングの内部に設けられ、下方から該ヘッドに向
    けて洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、を有する塗装ガン
    洗浄装置において、 前記洗浄ノズルから噴射された洗浄液を側方に吹き飛ば
    す空気流を発生させる手段を前記ケーシングの内部に設
    けたことを特徴とする塗装ガン洗浄装置。
JP8077562A 1996-03-29 1996-03-29 塗装ガン洗浄装置 Pending JPH09262518A (ja)

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