JPH09261235A - 通信処理装置 - Google Patents

通信処理装置

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Publication number
JPH09261235A
JPH09261235A JP8065839A JP6583996A JPH09261235A JP H09261235 A JPH09261235 A JP H09261235A JP 8065839 A JP8065839 A JP 8065839A JP 6583996 A JP6583996 A JP 6583996A JP H09261235 A JPH09261235 A JP H09261235A
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JP
Japan
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communication processing
processing device
mac address
lan
diagnostic
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Pending
Application number
JP8065839A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sakuyama
弘明 作山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH09261235A publication Critical patent/JPH09261235A/ja
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト計算機とLANとを接続する2つの通
信処理装置の一方に障害が発生した場合、その動作を確
実に停止させてLANから切り離し、同一のMACアド
レスを用いて他方の通信処理装置による通信を行うこと
ができる通信処理装置を提供する。 【解決手段】 待機系として起動された通信処理装置1
0bの診断制御部16bは、本番系として起動された通
信処理装置10aに対し、LANを介して診断フレーム
を送出する。診断制御部16aは、診断フレームに応答
して正常または異常を表す診断応答フレームを返送す
る。所定時間内に正常を表す診断応答フレームが受信で
きないとき、MACリセット部17bはMACアドレス
リセットフレームを送出する。MACリセット部17a
はMACアドレスリセットフレームを受けてMAC制御
部14aのアドレステーブルからMACアドレスを消去
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信処理装置に関
し、特に、ホスト計算機を通信網に接続するための通信
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト計算機をローカルエリアネットワ
ーク(LAN)に接続するために、ホスト計算機に2台
の通信処理装置を接続し、これらの通信処理装置をそれ
ぞれLANに接続したLANシステムが、特開平4−3
65238号公報に開示されている。このようなLAN
システムを図5に示す。
【0003】図5のLANシステムでは、ホスト計算機
51が、2つの入出力処理装置(IOP)52a、52
bと、これらIOP52a、52bにそれぞれ接続され
た通信処理装置(FNP)53a、53bとを介してL
ANに接続されている。そして、ホスト計算機51は、
FNP53a、53bのうちの一方(ここでは、FNP
53a)を本番系として稼働させ、他方(ここでは、F
NP53b)を待機系として停止させた状態で、LAN
に接続された端末装置、例えば、エンジニアリングワー
クステーション(EWS)54との通信(データ送受
信)を行う。
【0004】ホスト計算機51は、EWS54との通信
を実行するために、本番系FNP53aへMAC(Medi
a Access Control)アドレスを与える。また、各EWS
54は、通信しようとする装置のMACアドレスを認識
して通信を開始する。EWS54から送信されたフレー
ムが、LANを通して本番系FNP53aに与えられる
と、本番系FNP53aは、フレームに含まれるMAC
アドレスとホスト計算機51から与えられたMACアド
レスとを比較する。そして、比較の結果が一致したなら
ば、本番系FNP53aは、そのフレームを受信し、受
信したことをEWS54に通知するために応答フレーム
を送出する。また、本番系FNP53aは、受信したフ
レームに対し、所定の処理を施して、IOP52aを介
して、ホスト計算機51へ転送する。
【0005】本番系FNP53aに障害が発生すると、
ホスト計算機51は、本番系FNP53aの動作を停止
させ、待機系FNP53bへ、それまで本番系FNP5
3aで使用していたMACアドレスを与え、動作開始を
指示する。待機系FNP53bは、本番系FNP53a
で使用されていたMACアドレスを用いて通信を開始す
る。LAN上の各EWS54は、本番系FNP53aに
障害が発生しても、本番系FNP53aに付与されてい
たMACアドレスと同一のMACアドレスが付与された
待機系FNP53bを認識して通信を継続することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のLANシステム
において、本番系通信処理装置(本番系FNP)のEP
Uがストールしたり、ホスト計算機と本番系FNPとの
間に接続された入出力処理装置(IOP)に障害が発生
した場合、ホスト計算機は、データ転送が途絶えたこと
により、本番系FNPに障害が発生したものと認識す
る。そして、ホスト計算機は、障害が発生した本番系F
NPの動作を停止させるべく、動作停止要求を送出す
る。
【0007】ところが、IOPまたは本番系FNPのE
PUに障害が発生している場合には、ホスト計算機から
の動作停止要求が正しく本番系FNPに通知されない事
態が多々生じる。つまり、本番系FNPを停止させるこ
とができない場合がある。この場合、本番系FNPは、
ホスト計算機からの指示を無視した形で通信(フレーム
制御)を継続する。
【0008】一方、ホスト計算機は、待機系通信処理装
置(待機系FNP)に対して本番系FNPで使用してい
たMACアドレスを付与し、その動作を開始させる。し
たがって、このLAN上には、同一のMACアドレスを
有する二つの通信処理装置が存在することになる。この
ため、ホスト計算機と端末装置との間で通信(データ転
送)を行う場合に、本来停止している筈の本番系FNP
が、この通信に関与し、通信異常を引き起こしてしまう
という問題点がある。
【0009】なお、特開平5−14354号公報や特開
平5−75613号公報には、MACブリッジ装置等に
おいて、MACアドレスの重複を検出する技術が開示さ
れているが、これらの技術は、2つのLANにそれぞれ
同一のMACアドレスが付与された端末が存在すること
を検出するものであって、単一のLAN上に、重複して
MACアドレスが付与された端末装置が存在する場合に
は、そのことを検出することはできない。また、これら
の技術は、MACアドレスが重複して付与された端末装
置の内の一方をLANから切り離すものではない。
【0010】本発明は、ホスト計算機とLANとを2系
統で接続する通信処理装置であって、一方の通信処理装
置に障害が発生した場合に、障害の発生した通信処理装
置の動作を確実に停止させてLANから切り離すことが
でき、障害が発生した通信処理装置に与えられていたM
ACアドレスと同一のMACアドレスを用いて他方の通
信処理装置による通信を確実に行うことができる通信処
理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ホスト
計算機とLANとの間に接続され、前記ホスト計算機か
ら付与されるMACアドレスを用いて、前記ホスト計算
機と前記LANとに接続された端末装置との間の通信を
実現する通信処理装置において、前記LANから診断フ
レームを受信した場合に、各部の動作状態を診断して応
答フレームを作成し、該応答フレームを前記LAN上に
送出する診断制御手段を設けたことを特徴とする通信処
理装置が得られる。
【0012】また、本発明によれば、ホスト計算機とL
ANとの間に接続され、前記ホスト計算機から付与され
るMACアドレスを用いて、前記ホスト計算機と前記L
ANとに接続された端末装置との間の通信を実現する通
信処理装置において、前記LANからMACアドレスリ
セットフレームを受信したとき、前記MACアドレスを
記憶するアドレステーブルの内容を消去するMACリセ
ット制御手段を設けたことを特徴とする通信処理装置が
得られる。
【0013】さらにまた、本発明によれば、ホスト計算
機とLANとの間に接続され、前記ホスト計算機から付
与されるMACアドレスを用いて前記ホスト計算機と前
記LANとに接続された端末装置との間の通信を実現す
る通信処理装置において、前記ホスト計算機から待機系
起動命令と、前記MACアドレスと、該MACアドレス
とは異なる診断用MACアドレスとが与えられたとき、
前記MACアドレスを宛先アドレスとし、前記診断用M
ACアドレスを送信元アドレスとする診断フレームを形
成して、周期的に前記LANに送出する診断制御手段を
設けたことを特徴とする通信処理装置が得られる。
【0014】また、本発明によれば、ホスト計算機とL
ANとの間を同一構成の2つの通信処理装置で接続し、
一方の通信処理装置にMACアドレスを付与して本番系
とするとともに、他方を待機系とし、本番系通信処理装
置に障害が発生した場合に該本番系通信処理装置の動作
を停止させ、待機系通信処理装置に前記MACアドレス
を付与して起動する通信処理装置切り替え方法におい
て、前記本番系通信処理装置への動作停止命令を前記待
機系通信処理装置を用いて前記LANを介して行うよう
にしたことを特徴とする通信処理装置切り替え方法が得
られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1に本発明の通信処理装
置の一実施の形態を示す。ここで従来と同一のものには
同一番号を付してある。
【0016】図1のホスト計算機51は、2台の入出力
装置(IOP)52a、52bと、これらに接続された
2台の通信処理装置10a、10bとにより、LANに
対して2重接続されている。また、LANには、図示し
ない端末装置が接続されている(図5参照)ものとす
る。
【0017】通信処理装置10a、10bは、それぞ
れ、全体の制御を司るEPU11a、11b、プログラ
ムやデータ等を記憶する主記憶部(MEM)12a、1
2b、ホスト計算機51とのデータ転送を制御するホス
ト接続部13a、13b、LAN上の端末装置とのデー
タ転送を制御するMAC制御部14a、14b、送信及
び受信のプロトコル制御を行うプロトコル制御部15
a、15b、診断フレームの送出及び診断応答フレーム
送出を行う診断制御部16a、16b、及びMAC制御
部の動作停止を行うMACリセット制御部17a、17
bとを有している。
【0018】次に、このLANシステムの動作について
説明する。まず、ホスト計算機51は、LANに接続さ
れた端末装置とのデータ転送を実現するために、2つの
通信処理装置10a、10bの内の一方を本番系、他方
を待機系として起動する。例えば、ホスト計算機51
は、通信処理装置10aに対し、IOP52aを介し
て、本番系としての起動開始を指示する。このとき、ホ
スト計算機51は、この通信処理装置10aに対し、L
AN上のデータを受信するための着信用MACアドレス
と、これとは異なる診断用MACアドレスとを送信す
る。また、ホスト計算機51は、他方の通信処理装置1
0bに対し、IOP52bを介して、待機系としての動
作開始を指示する。このとき、ホスト計算機51は、通
信処理装置10bに対して、診断用MACアドレスと、
通信処理装置10aに付与した着信用MACアドレスと
同一のMACアドレス(本番系MACアドレス)を送信
する。ホスト計算機51からの起動指示及びMACアド
レス等は、それぞれIOP52a、52bを介して、通
信処理装置10a、10bに送られ、各ホスト接続部1
3a、13bで受信される。
【0019】以下、各通信処理装置の動作を図2乃至図
4を参照して説明する。始めに、待機系の通信処理装置
10bの動作について図2を参照して説明する。
【0020】まず、通信処理装置10bのEPU11b
は、ステップS201で、待機系としての起動指示を受
け取ると、待機系としての動作を開始する。そして、ス
テップS202で、ホスト計算機51から続けて送られ
てくる本番系MACアドレスと診断用MACアドレスと
を受け取り、MEM12bに一旦格納する。
【0021】次に、EPU11bは、MEM12bに格
納された本番系MACアドレスと診断用MACアドレス
とを、診断制御部16bに与え、通信処理装置10aの
正常性を診断するための診断フレームの送出を指示す
る。診断フレームの送出の指示を受けた診断制御部16
bは、診断用MACアドレスをMAC制御部14bに与
え、MACアドレステーブルに格納させる。これは、こ
の後LAN上に送出される診断フレームに対する応答
(診断応答フレーム)を受信するための準備である。そ
して、診断応答フレームの受信準備が終わると、診断制
御部16bは、ステップS203において、診断フレー
ムを作成し、MAC制御部14bを介してLAN上に送
出する。同時に診断制御部16bは、内蔵するタイマ
(図示せず)を起動する。
【0022】ここで、LANで使用されるフレームは、
図3に示すように、宛先MACアドレス(DA)31、
送信元MACアドレス(SA)32、及びオプション
(OP)33を含んでおり、診断フレームの場合は、宛
先MACアドレス31として本番系MACアドレスを、
送信元MACアドレス32として診断用MACアドレス
を含ませている。
【0023】診断制御部16bは、診断フレームを送出
した後、この診断フレームに対する通信処理装置10a
からの応答を待つ(ステップS204)。診断応答フレ
ームは、後述するように宛先アドレス31として診断用
MACアドレスを含むので、MAC制御部14において
受信することができる。
【0024】MAC制御部14bが、予め定められた時
間が経過するまでに、診断応答フレームを受信した場
合、MAC制御部14bからその診断応答フレームを受
けとった診断制御部16bは、ステップS205で、そ
の診断応答フレームが正常応答を表しているのか、異常
応答を表しているのかを判断する。そして、診断応答フ
レームが、正常応答であれば、ステップS203に戻
り、再び、診断フレームの送出を行う。従って、通信処
理装置10aが正常に動作している場合は、上記の動作
が繰り返されることになる。
【0025】一方、受信した診断応答フレームが異常応
答を表している場合は、診断制御部16bは、その診断
応答フレームを破棄し、診断応答フレームが受信されな
かったものとして動作する。
【0026】タイマに設定された所定時間が経過するま
でに、診断応答フレームが受信されない場合(異状応答
があった場合を含む)は、ステップS206で、タイム
アップとなる。この場合、診断制御部16bは、通信処
理装置10aに障害が発生したと判断して、ステップS
207で、以後の診断フレームの送出動作を停止する。
【0027】次に、診断制御部16bは、通信処理装置
10aのMAC制御部14aの動作を停止させるための
MACアドレスリセットフレームを、MAC制御部14
bを介してLAN上に送出する(ステップS208)。
ここで、MACアドレスリセットフレームは、宛先MA
Cアドレス31として本番系MACアドレスを、送信元
MACアドレス32として診断用MACアドレスを含ん
でいる。
【0028】以上で、診断制御部16bによる通信処理
装置10aに対する診断動作は終了し、通信処理装置1
0bのEPU11bは、ステップS209で、ホスト計
算機51からの本番系としての起動指示を待つ。
【0029】ホスト計算機51は、LAN上の全ての端
末装置とのデータ転送が中断した場合に、IOP52a
または通信処理装置10aに障害が発生したものと認識
する。そして、通信処理装置10bに対して、通信処理
装置10aに付与していたのと同一の着信用MACアド
レスを付与して本番系として動作を開始するよう指示を
出す。指示を受けとった通信処理装置10bは、この
後、以下に説明する通信処理装置10aの動作を、通信
処理装置10aに代わって行う。端末装置から見た場
合、通信処理装置10aに代わって通信処理装置10b
が本番系として動作したとしても、着信用MACアドレ
スに変更はないので、そのままホスト計算機51との通
信を継続することができる。
【0030】次に、通信処理装置10aの動作を図4を
参照して説明する。まず、ステップS401で、ホスト
計算機51から本番系としての起動指示を受けたEPU
11aは、続けて送られてくる着信用MACアドレスと
診断用MACアドレスとを、ステップS402で、ME
M12aに格納する。このあと、EPU11aは、本番
系としての動作を開始するために、MEM12aに格納
された着信用MACアドレスと診断用MACアドレスと
を、MAC制御部14aのMACアドレステーブル(図
示せず)に書き込み、ホスト計算機51とLAN上の端
末装置との間のデータ転送に備える。すなわち、EPU
11aは、本番系としての処理待ち(ステップS40
3、S404、及びS405)状態となる。
【0031】ホスト計算機51からホスト接続部13a
に、端末装置へ伝送しようとするデータが入力されると
(ステップS404)、通信処理装置10aでは、ステ
ップS406において、送信処理が実施される。即ち、
EPU11aは、入力されたデータを一旦MEM12a
に格納し、その後、プロトコル制御部15aにデータを
与え、MAC制御部14aを通して、所定のフレームで
LANへ送出させる。
【0032】一方、MAC制御部14aは、LAN上の
フレームを監視しており、フレームに含まれるDA31
と、MACアドレステーブルに記憶させた着信MACア
ドレスとを比較し、これらが一致した場合にそのフレー
ムを受信する(ステップS405)。そして、MAC制
御部14aは、受信したフレームのフレームチェックを
行う。このとき、MAC制御部14aは、受信したフレ
ームが、診断フレームか否か(ステップS407)、M
ACアドレスリセットフレームか否か(ステップS40
9)の判定も行う。なお、MACアドレステーブルの診
断用MACアドレスとフレームの送信元アドレスとを比
較すれば、通常のフレームか否かの判定を直ちに行うこ
ともできる。
【0033】MAC制御部14aにより受信したフレー
ムが端末装置からの通常のデータ転送によるものである
場合は、ステップS410において、通常の受信動作が
行われる。即ち、フレームに異常がない場合は、正常受
信応答をLAN上に送出して、受信したデータをプロト
コル制御部15aを介してMEM12aに格納する。ま
た、フレームに異常がある場合は、異常受信応答をLA
N上に送出し、受信したデータは破棄する。
【0034】一旦MEM12aに格納されたデータは、
ホスト接続部13a及びIOP52aを介して、ホスト
計算機51へ転送される。
【0035】なお、端末装置は、LANを介して正常受
信応答を受けとると次のデータ処理へと進み、異常受信
応答を受けとるとデータ再送処理を行う。
【0036】MAC制御部14aにより受信したデータ
が、診断フレームであると判定されたときは、フレーム
チェックを行って異常がなければ、診断制御部16aへ
診断フレームの受信を通知する。診断フレームの受信通
知を受けた診断制御部16aは、EPU11a、MEM
12a、ホスト接続部13a、及びプロトコル制御部1
5aから障害情報の採取を行い、異常がなければ正常診
断応答フレームを、異状があれば異状診断応答フレーム
を、ステップS408において、MAC制御部14aか
らLAN上へ送出する。また、フレームチェックで異状
が検出された場合にも、異状診断応答フレームを送出す
る。なお、これらの診断応答フレームは、DA31を診
断用MACアドレス、SA32を着信用MACアドレス
として含む。また、MAC制御部14aに障害が発生し
ている場合には、診断用フレームを受信できないので、
診断応答フレームは送出されることはない。
【0037】この後、通信処理装置10aは、ステップ
S403に戻り、処理待ち状態となる。ここで、この処
理待ち状態は、ステップS408で送出された診断応答
フレームが正常診断応答フレームである場合は、通常の
処理待ち状態であるが、異状診断応答フレームである場
合には、通信処理装置10bからのMACアドレスリセ
ットフレームの受信待ちとみなすことができる。つま
り、診断制御部16aから異状応答フレームが出力され
るまでは、上記の動作が繰り返され、異状応答フレーム
が出力されたときは、以下のように動作する。
【0038】MAC制御部14aが受信したフレーム
が、MACアドレスリセットフレームの場合、フレーム
チェックを行って正常であれば、MAC制御部14a
は、MACアドレスリセットフレームの受信を診断制御
部16aに通知する。フレームチェックの結果、異常で
あれば、DA31を診断用MACアドレス、SA32を
着信MACアドレスとする異常受信応答をLAN上に送
出する。
【0039】診断制御部16aは、MACアドレスリセ
ットフレーム受信の通知を受けると、この通信処理装置
10aをLANから切り離すために、MACリセット制
御部17aに受信動作の停止を指示する。MACリセッ
ト制御部17aは、診断処理部16aからの指示に従っ
て、MAC制御部14aにMACアドレステーブルをリ
セットするよう指示を出す。これにより、MAC制御部
14aは、ステップS411において、MACアドレス
テーブルをリセットし(着信用MACアドレスを消去
し)、受信動作をできなくする。この後、通信処理装置
10aはホストからの起動指示待ち状態になる。
【0040】以上、説明したように、本実施の形態の通
信処理装置では、待機系として起動指示を受けると、本
番系の通信処理装置に対して、周期的に動作状態の診断
を要求し、障害発生時には、本番系通信処理装置にホス
ト計算機から与えられた着信用MACアドレスを消去さ
せるようにしたことで、同一LAN上に同一MACアド
レスを有する2つの装置が存在することを防止できる。
【0041】これにより、通信処理装置に障害が発生し
たとき、ホスト計算機側からその通信処理装置のフレー
ム処理動作を停止させることができない状態であって
も、LANとの通信機能(即ち、MAC制御部の動作)
を確実に停止させられるので、障害が発生した通信処理
装置が、他の通信処理装置を用いた端末装置とのデータ
転送を妨害することはない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ホスト計算機とLAN
とを接続する通信処理装置に、LANから受信した診断
フレームに応答して、各部の動作状態を診断して応答フ
レームを作成し、LANに送出する診断制御部を設けた
ことで、ホスト計算機でなくとも、通信処理装置の動作
状態を知ることができる。
【0043】また、本発明によれば、通信処理装置に、
LANからMACアドレスリセットフレームを受信した
ときホスト計算機から付与されたMACアドレスを消去
するMACアドレスリセット制御手段を設けたことで、
ホスト計算機との間に障害が発生した場合でも、動作を
停止させることができる。
【0044】前記診断フレーム及び前記MACアドレス
リセットフレームのLANへの送出は、ホスト計算機と
LANとの間に接続された2つの通信処理装置のうちの
一方に行わせるようにすることにより、特別な診断装置
や停止制御装置を必要としない。
【0045】さらにまた、本発明によれば、ホスト計算
機とLANとの間に接続された2つの通信処理装置のう
ちの一方に、LANを介して他方の動作状況の問い合わ
せを行わせ、障害が検出されたときにLANを介して一
方から他方に動作停止命令を伝送するようにしたこと
で、障害がホスト計算機との間で生じており、ホスト計
算機からの命令が障害が発生した通信処理装置に伝達で
きない場合であっても、確実に障害の発生した通信処理
装置の動作を停止させることができる。これにより、ホ
スト計算機とLANに接続された端末装置のデータ伝送
を正常に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信処理装置の一実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の通信処理装置が待機系として起動指示を
受けた場合の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】LANで使用されるフレームの一例を示す図で
ある。
【図4】図1の通信処理装置が本番系として起動指示を
受けた場合の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】従来のLANシステムの一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10a,10b 通信処理装置 11a,11b EPU 12a,12b 主記憶部(MEM) 13a,13b ホスト接続部 14a,14b MAC制御部 15a,15b プロトコル制御部 16a,16b 診断制御部 17a,17b MACリセット制御部 51 ホスト計算機 52a,52b 入出力処理装置(IOP) 53a,53b 通信処理装置(FNP) 54 エンジニアリングワークステーション(EW
S)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト計算機とLANとの間に接続さ
    れ、前記ホスト計算機から付与されるMACアドレスを
    用いて、前記ホスト計算機と前記LANとに接続された
    端末装置との間の通信を実現する通信処理装置におい
    て、前記LANから診断フレームを受信した場合に、各
    部の動作状態を診断して応答フレームを作成し、該応答
    フレームを前記LAN上に送出する診断制御手段を設け
    たことを特徴とする通信処理装置。
  2. 【請求項2】 ホスト計算機とLANとの間に接続さ
    れ、前記ホスト計算機から付与されるMACアドレスを
    用いて、前記ホスト計算機と前記LANとに接続された
    端末装置との間の通信を実現する通信処理装置におい
    て、前記LANからMACアドレスリセットフレームを
    受信したとき、前記MACアドレスを記憶するアドレス
    テーブルの内容を消去するMACアドレスリセット制御
    手段を設けたことを特徴とする通信処理装置。
  3. 【請求項3】 ホスト計算機とLANとの間に接続さ
    れ、前記ホスト計算機から付与されるMACアドレスを
    用いて前記ホスト計算機と前記LANとに接続された端
    末装置との間の通信を実現する通信処理装置において、
    前記ホスト計算機から待機系起動命令と、前記MACア
    ドレスと、該MACアドレスとは異なる診断用MACア
    ドレスとが与えられたとき、前記MACアドレスを宛先
    アドレスとし、前記診断用MACアドレスを送信元アド
    レスとする診断フレームを形成して、周期的に前記LA
    Nに送出する診断制御手段を設けたことを特徴とする通
    信処理装置。
  4. 【請求項4】 前記診断フレームが送出されてから、所
    定時間が経過するまでに所定の応答が受信できないとき
    に、所定のMACアドレスリセットフレームを前記LA
    N上に送出するMACリセット制御手段を設けたことを
    特徴とする請求項3の通信処理装置。
  5. 【請求項5】 ホスト計算機とLANとの間を同一構成
    の2つの通信処理装置で接続し、一方の通信処理装置に
    MACアドレスを付与して本番系とするとともに、他方
    を待機系とし、本番系通信処理装置に障害が発生した場
    合に該本番系通信処理装置の動作を停止させ、待機系通
    信処理装置に前記MACアドレスを付与して起動する通
    信処理装置切り替え方法において、前記本番系通信処理
    装置への動作停止命令を前記待機系通信処理装置を用い
    て前記LANを介して行うようにしたことを特徴とする
    通信処理装置切り替え方法。
  6. 【請求項6】 前記待機系通信処理装置に前記MACア
    ドレスとは異なる診断用MACアドレスを付与すること
    により、LANを介した前記本番系通信処理装置と前記
    待機系通信処理装置との通信を可能にして、前記待機系
    通信処理装置が周期的に前記本番系通信処理装置の動作
    状態を問い合わせを行い、所定時間内に正常応答が得ら
    れない場合に前記動作停止命令を送出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項5の通信処理装置切り替え方法。
  7. 【請求項7】 前記動作停止命令が、前記本番系通信処
    理装置に付与されたMACアドレスの消去を指示するこ
    とを特徴とする請求項5または6の通信処理装置切り替
    え方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999037060A1 (fr) * 1998-01-13 1999-07-22 Yokogawa Electric Corporation Systeme de commande de transmission
KR100425560B1 (ko) * 2000-06-20 2004-04-03 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 단말기의 액티브 포트를 쉽게 변경할 수 있는 랜 경로제어 시스템 및 방법
JP2007251817A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fujitsu Ltd リングノード装置及びリングノード冗長方法

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