JPH09261132A - データ伝送システムの冗長切替方式 - Google Patents

データ伝送システムの冗長切替方式

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JPH09261132A
JPH09261132A JP6400096A JP6400096A JPH09261132A JP H09261132 A JPH09261132 A JP H09261132A JP 6400096 A JP6400096 A JP 6400096A JP 6400096 A JP6400096 A JP 6400096A JP H09261132 A JPH09261132 A JP H09261132A
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reception
switching
signal
station
switch
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JP6400096A
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Tatsu Takahashi
達 高橋
Hirofumi Araki
洋文 荒木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 先端受信障害信号(FERF)を使用して冗
長監視及びその切替制御を行う。 【解決手段】 現用と予備の送信信号を切り替えるスイ
ッチ部SWと、伝送路からの受信信号を現用と予備に分
配する分配部Hと、スイッチ切替制御部SWCとを備え
る一対の伝送路切替装置20,40を伝送路の中間に対
向して設け、端局装置10は対向局30からのFERF
信号の検出により自局側の冗長切替を行う。この場合
に、対向局は現用/予備の一方で受信異常を検出した場
合は、障害/´と考えられ、自局の側でのみ冗長切
替を行う。また対向局は現用/予備の双方で受信異常を
検出した場合は、障害/と考えられ、端局装置にF
ERFを送出する。また対向局はFERF送出後の所定
時間を経過する前に受信異常が解消された場合は、障害
と考えられ、自局の冗長切替を行わない。また対向局
は所定時間を経過しても受信異常が解消されない場合
は、障害と考えられ、警報を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送システム
の冗長切替方式に関し、更に詳しくは主信号の送受信に
つき夫々に現用系及び予備系の冗長構成を備える一対の
端局装置が対向してデータ伝送を行うデータ伝送システ
ムの冗長切替方式に関する。今日、この種のデータ伝送
システムでは、ITU−Tの規格に従い、伝送路の二重
化冗長構成(ライン・プロテクション)を採っている。
しかし、例えば海底ケーブルを有するようなデータ伝送
システムでは、コストの問題からケーブルの二重化冗長
構成を採ることは極めて困難である。そこで、このよう
なデータ伝送システムに適した冗長切替方式の提供が望
まれる。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のデータ伝送システムの冗長
切替方式を説明する図である。A局において、10は端
局装置(データ伝送装置)、11は主信号の多重分離
部、12は現用系の送信部(TX−W)、13は同受信
部(RX−W)、14は予備系の送信部(TX−P)、
15は同受信部(RX−P)、16はラインの監視制御
部である。
【0003】またB局において、30は端局装置(デー
タ伝送装置)、31は主信号の多重分離部、32は現用
系の受信部(RX−W)、33は同送信部(TX−
W)、34は予備系の受信部(RX−P)、35は同送
信部(TX−P)、36はラインの監視制御部である。
一般に、現用系と予備系とでは同一の主信号がやり取り
されており、各端局装置10,30は通常は現用系の主
信号を現用側かつ予備系の主信号を予備側として信号処
理を行うが、現用系で障害が発生した場合は、現用系の
主信号を予備側かつ予備系の主信号を現用側として信号
処理を行う。
【0004】従来は、図示の如く伝送部及び伝送路を二
重化すると共に、各端局装置10,30は予備側回線で
回線切替情報の交換を行うことにより円滑な冗長切替制
御を行っていた。以下、具体的に説明する。例えば、現
用系の伝送路で障害が発生すると、B局では受信部3
2が受信異常ALM−Wを検出し、監視制御部36に通
知する。
【0005】監視制御部36は、受信異常ALM−Wの
通知を受けると、B局の受信ルートを受信部34の側に
切り替えると共に、B局の送信ルートを送信部35の側
に切り替え、その主信号中のK1,K2バイトに受信障
害検出信号FERF−Wを挿入してA局に返送する。A
局において、監視制御部16は受信した主信号中のK
1,K2バイトを常時監視しており、受信障害検出信号
FERF−Wを検出すると、A局の受信ルートを受信部
15の側に切り替えると共に、A局の送信ルートを送信
部14の側に切り替え、その主信号中のK1/K2バイ
トに切替完了信号を挿入してB局へ送出する。
【0006】こうして、現用系から予備系への同期化切
替制御が行われる。予備系から現用系への同期化切替制
御も同様である。なお、A局及びB局は対称に構成され
ているので、上記の障害が上り回線で発生したとする
と、逆の下り回線で障害´が生じた場合でも同様の方
法で処理される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来のデー
タ伝送システムでは、伝送路を二重化することで現用側
伝送路に障害が生じても、予備側伝送路を使用してデー
タ伝送システムの冗長切替制御を円滑に行っていた。し
かし、例えば海底伝送システムのように伝送路(ケーブ
ル)を二重化できないシステムでは、従来のような冗長
切替方式をそのまま適用できない。
【0008】また、上記従来方式では、例えば送信部1
2の障害も、伝送路上の障害も、受信部32の側では
同様に見えてしまい、障害発生箇所の切り分けが困難と
言う問題もあった。本発明の目的は、伝送路の一部を二
重化できないデータ伝送システムであっても、先端受信
障害信号(FERF)を使用した簡単な通信制御でシス
テムの能率良い冗長監視及びその切替制御を行えるデー
タ伝送システムの冗長切替方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
データ伝送システムの冗長切替方式は、主信号の送受信
につき夫々に現用系W及び予備系Pの冗長構成を備える
一対の端局装置10,30が対向してデータ伝送を行う
データ伝送システムの冗長切替方式において、現用系W
と予備系Pの送信信号を切り替えて単一の伝送路に出力
するスイッチ部21(41)と、他の単一の伝送路から
の受信信号を現用系Wと予備系Pの受信信号に分配する
分配部22(42)と、端局装置10(30)からのス
イッチ制御信号に基づき前記スイッチ部21(41)の
切替制御を行うスイッチ切替制御部23(43)とを備
える一対の伝送路切替装置20,40を伝送路の中間に
対向して設け、端局装置10(30)は、現用系W及び
予備系Pの各受信信号を監視すると共に、対向局からの
先端受信障害信号FERFを検出した場合は、自局の現
用系Wと予備系Pの切替制御を行うと共に、前記スイッ
チ制御信号を出力するものである。
【0010】図1(A)において、例えば現用系Wの伝
送路で障害が発生すると、該障害の影響はスイッチ
部21,伝送路,分配部42を介して端局装置30の側
に至る。端局装置30は受信異常ALMを検出したこと
により従来と同様にして対向局10に先端受信障害信号
FERFを送信する。該先端受信障害信号FERFはス
イッチ部41,伝送路,分配部22を介して端局装置1
0に受信される。
【0011】端局装置10は、現用系W及び予備系Pの
各受信信号を監視すると共に、対向局30からの先端受
信障害信号FERFを検出した場合は、自局の現用系W
と予備系Pの切替制御を行うと共に、スイッチ制御信号
を出力する。これにより、スイッチ部21も現用系Wか
ら予備系Pに切り替えられ、以後の端局装置30には正
常な主信号が伝送される。こうして、現用及び予備の同
期化切替制御が円滑に行われる。なお、現用(予備系
P)の伝送路で障害´が発生した場合は上記の逆であ
る。
【0012】従って、伝送路の一部を二重化できないデ
ータ伝送システムであっても、従来と同様の先端受信障
害信号FERFを使用した簡単な通信制御によりシステ
ムの能率良い冗長監視及びその切替制御を行える。また
上記の課題は例えば図1(B)の構成により解決され
る。即ち、本発明(2)のデータ伝送システムの冗長切
替方式は、主信号の送受信につき夫々に現用系W及び予
備系Pの冗長構成を備える複数の端局装置101 ,10
2 ,301 ,302 が対向してデータ伝送を行うデータ
伝送システムの冗長切替方式において、各端局装置10
1 ,102 (301 ,302 )の現用系Wと予備系Pの
各送信信号を夫々に多重する一対の多重部24,26
(44,46)と、多重後の各送信信号を切り替えて単
一の伝送路に送出するスイッチ部21(41)と、他の
単一の伝送路からの受信信号を現用系Wと予備系Pの受
信信号に分配する分配部22(42)と、分配後の各受
信信号を夫々に分離して各端局装置101 ,102(3
1 ,302 )の現用系Wと予備系Pの各受信ラインに
出力する一対の分離部25,27(45,47)と、各
端局装置101 ,102 (301 ,302 )からのスイ
ッチ制御信号1,2の論理和出力に基づき前記スイッチ
部21(41)の切替制御を行うスイッチ切替制御部2
3(43)とを備える一対の伝送路切替装置20,40
を伝送路の中間に対向して設け、各端局装置101 ,1
2 (301 ,302 )は、現用系W及び予備系Pの各
受信信号を監視すると共に、対向局からの先端受信障害
信号FERFを検出した場合は、自局の現用系Wと予備
系Pの切替制御を行うと共に、前記スイッチ制御信号
1,2を出力するものである。
【0013】図1(B)において、スイッチ部21(4
1)の前段には一対の多重部24,26(44,46)
が、また分配部22(42)の後段には一対の分離部2
5,27(45,47)が夫々設けられており、これら
は現用及び予備の主信号を単純に例えば時分割で多重/
分離する。従って、複数の端局装置101 ,102 (3
1 ,302 )を光ファイバ等による高速の伝送路に効
率良く収容できる。
【0014】ところで、このようなデータ伝送システム
では、多重後のどのラインで障害が生じてもシステム全
体について現用と予備とを一斉に切り替える必要があ
る。本発明(2)によれば、各端局装置101 ,102
(301 ,302 )は、現用系W及び予備系Pの各受信
信号を監視すると共に、対向局からの先端受信障害信号
FERFを検出した場合は、各自局の現用系Wと予備系
Pの切替制御を行うと共に、前記スイッチ制御信号1,
2を出力する。一方、スイッチ切替制御部23(43)
は、各端局装置101 ,102 (301 ,302 )から
のスイッチ制御信号1,2の論理和出力に基づきスイッ
チ部21(41)の切替制御を行う。従って、多重後の
どのラインで障害が生じても、システム全体について現
用と予備とが一斉に切り替えられる。
【0015】好ましくは、本発明(3)においては、上
記本発明(1)又は(2)において、端局装置30(1
0)は、現用系W及び予備系Pの各受信状態を監視する
と共に、その何れか一方について受信異常ALMを検出
した場合は、自局の現用系Wと予備系Pの切替制御を行
うと共に、スイッチ制御信号を出力する。図1(A)に
おいて、例えば現用系Wの伝送路で障害が発生した場
合は、端局装置30は現用系Wの受信信号についてのみ
受信異常ALMを検出することになる。係る場合には、
端局装置10に先端受信障害信号FERFを送信するま
でも無く、これを端局装置30の側で単独に処理できれ
ば能率が良い。
【0016】そこで、端局装置30は、現用系W及び予
備系Pの各受信状態を監視すると共に、例えば現用系W
の受信状態についてのみ受信異常ALMを検出した場合
は、自局の現用系Wと予備系Pの切替制御を行うと共
に、自局側のスイッチ切替制御部43にスイッチ制御信
号を出力する。図1(B)についても同様である。
【0017】従って、障害発生箇所の切り分けが能率良
く行え、迅速に保守できる。また端局装置30の側の切
り替えのみで冗長切替制御を能率良く行える。また好ま
しくは、本発明(4)においては、上記本発明(1)又
は(2)において、端局装置30(10)は、現用系W
及び予備系Pの各受信状態を監視すると共に、その双方
について受信異常ALMを検出した場合は、対向局に先
端受信障害信号FERFを送出する。
【0018】図1(A)において、例えば現用系Wの伝
送路で障害又はが発生した場合は、端局装置30は
現用系W及び予備系Pの各受信信号について夫々に受信
異常ALMを検出することになる。そこで、この場合の
端局装置30は、現用系W及び予備系Pの各受信状態を
監視すると共に、その双方について受信異常ALMを検
出した場合は、対向局10に先端受信障害信号FERF
を送出する。
【0019】即ち、端局装置30の側で処理できない障
害を能率良く検出すると共に、処理できない障害の場合
のみ、対向局10に対して切替制御を促す。図1(B)
についても同様である。従って、障害発生箇所の切り分
けが能率良く行え、迅速に保守できる。また各端局装置
における冗長切替制御の発生頻度が減少し、その処理負
担が大幅に軽減される。
【0020】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(4)において、端局装置30(10)
は、先端受信障害信号FERF送出後の所定時間を計測
すると共に、該所定時間を経過する前に受信異常ALM
の検出が解消された場合は、自局の現用系と予備系の切
替制御及びスイッチ制御信号の出力を行わない。図1
(A)において、端局装置10は端局装置30からの先
端受信障害信号FERFの受信後、所定時間以内に現用
と予備の切替制御を完了する。従って、例えば現用系W
の伝送路で障害が発生した場合は、端局装置30にお
ける受信異常ALMの検出は所定時間以内に解消される
ことになる。
【0021】係る場合には、端局装置30の側の現用/
予備を切り替える必要はないので、自局の現用系と予備
系の切替制御及びスイッチ切替制御部43へのスイッチ
制御信号の出力を行わない。図1(B)についても同様
である。従って、障害発生箇所の切り分けが能率良く行
え、迅速に保守できる。また各端局装置における冗長切
替制御の発生頻度が減少し、その処理負担が大幅に軽減
される。
【0022】また好ましくは、本発明(6)において
は、上記本発明(4)において、端局装置30(10)
は、先端受信障害信号FERF送出後の所定時間を計測
すると共に、該所定時間を経過するまでに受信異常AL
Mの検出が解消されない場合は、システムに伝送路障害
の警報を発生する。図1(A)において、例えば現用系
Wの伝送路で障害が発生したような場合は、端局装置
30における受信異常ALMの検出は所定時間を経過し
ても解消されない。係る場合には、このままでは復旧の
見込みがないので、システムに伝送路障害の警報を発生
する。
【0023】図1(B)についても同様である。従っ
て、障害発生箇所の切り分けが能率良く行え、迅速に保
守できる。また好ましくは、本発明(7)においては、
上記本発明(2)において、スイッチ切替制御部23
(43)は、スイッチ部21(41)の切替制御を行っ
て後の所定時間の間はスイッチ部21(41)の切替制
御を行わない。
【0024】図1(B)において、例えば多重部24と
スイッチ部21との間で障害が発生したような場合は、
上記本発明(2)に従い端局装置101 ,102 の側で
冗長切替制御を行えば端局装置301 ,302 の側の各
受信異常ALMは直に解消される。しかし、誤りを含む
主信号は分離部45,47で分離されるため、各端局装
置301 ,302 ではこれらを一定の時差を伴って受信
する。このため、端局装置301 の先端受信障害信号F
ERF1で一旦冗長切替されたシステムが、端局装置3
2 の先端受信障害信号FERF2で再度冗長切替され
る恐れがある。多数の端局装置10,30を収容する伝
送システムではその可能性が増す。
【0025】本発明(7)によれば、スイッチ切替制御
部23(43)に所定の不感期間を設けることで冗長切
替のバタツキを有効に回避できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は第1の実施の形態によるデータ伝送システムの構成
を示す図で、図において10はA局側の端局装置(デー
タ伝送装置)、11は主信号の多重分離を行う多重分離
部、12は現用系の送信部(TX−W)、13は同受信
部(RX−W)、14は予備系の送信部(TX−P)、
15は同受信部(RX−P)、16はラインの監視制御
部、20はA局側の伝送路切替装置、21は伝送路の切
替スイッチ部(SW)、22は伝送路の信号分配部
(H)、23はスイッチ切替制御部(SWC)、30は
B局側の端局装置(データ伝送装置)、31は主信号の
多重分離を行う多重分離部、32は現用系の受信部(R
X−W)、33は同送信部(TX−W)、34は予備系
の受信部(RX−P)、35は同送信部(TX−P)、
36はラインの監視制御部、40はB局側の伝送路切替
装置、41は伝送路の切替スイッチ部(SW)、42は
伝送路の信号分配部(H)、43はスイッチ切替制御部
(SWC)である。
【0027】伝送路はメタリック線又は光ファイバで構
成され、陸上又は海底に敷設される。なお、伝送路切替
装置20はA局内に設けられていても良いし、A局から
離れた場所に設けられていても良い。伝送路切替装置4
0についても同様である。信号分配部42は伝送路から
受信した主信号を複製し、現用系及び予備系に同一の主
信号を分配する。このため、信号分配部42の手前で何
らかの障害が発生した場合は、その影響はB局の現用系
及び予備系に及ぶ。一方、障害が信号分配部42の後ろ
側で発生した場合は、その影響はB局の現用系又は予備
系のみに及ぶ。信号分配部22についても同様である。
【0028】受信部32は受信信号の異常状態(断等)
を検出して受信異常検出信号ALM−W=1を出力す
る。また受信部32は受信信号中の先端受信障害信号F
ERFを検出して該信号検出の旨の信号FERF=1を
出力する。受信部34,13,15についても同様であ
る。監視制御部16,36は、例えば不図示のCPU及
びその処理プログラムを記憶したメモリから構成されて
おり、夫々は図3の冗長切替制御を実行する。なお、監
視制御部16,36はハードウエアで構成しても良い。
【0029】図3は第1の実施の形態による冗長切替方
式の動作を説明する図で、監視制御部16,36におけ
る夫々の処理フローを示している。B局において、ステ
ップS11では受信異常ALM=1の発生を監視する。
ALM=1が検出されると、ステップS12では(AL
M−W=1)*(ALM−P=1)か否かを判別する。
即ち、現用系及び予備系の双方で受信異常ALM=1が
検出されたか否かを判別する。
【0030】現用及び予備の双方で受信異常ALMが検
出された場合は、図2の信号分配部42以前の障害と考
えられる。フローはステップS13に進み、主信号中の
X1/X2バイトに先端受信障害信号FERFを挿入し
てA局に送信する。この送信は、B局側の障害ではない
ので、好ましくはそのまま現用側(現用系又は予備系)
で行う。このFERF信号は伝送路を介して伝送され、
A局に至る。
【0031】A局において、監視制御部16はステップ
S1で主信号中のFERF信号を監視している。そし
て、FERF信号を検出すると、ステップS2で自局の
現用と予備とを所定のタイミング(例えば送信フレーム
の切れ目)で切り替える。同時に伝送路切替装置20に
スイッチ制御信号を送り、切替スイッチ部21の接続を
予備側(現用系又は予備系)に切り替える。
【0032】B局の処理に戻り、監視制御部36は上記
ステップS13でFERF信号の送出後、ステップS1
4では所定時間のタイマをスタートさせ、ステップS1
5では再度受信異常ALM=1か否かを判別する。即
ち、受信異常ALM=1の解消を待つ。受信異常ALM
=1の場合はステップS16でタイマがタイムアウトし
たか否かを判別し、タイムアウトでない場合はステップ
S15に戻る。
【0033】図2において、例えば障害又は´(又
は送信部12/14等)が発生した場合は、上記A局に
おける現用と予備との切り替えにより、B局における受
信異常ALM=1は所定の時間内に解消される筈であ
る。図3に戻り、この場合は、ステップS16でタイマ
がタイムアウトする前にステップS15で受信異常AL
M=1の状態が解消される。以後はこの状態でデータ伝
送が継続される。
【0034】また図2において、例えば障害が伝送路上
ので発生したような場合は、上記A局における現用と
予備との切り替えにも関わらず、B局における受信異常
ALM=1の状態は解消されない。図3に戻り、この場
合はステップS16でタイマがタイムアウトすることと
なり、これにより監視制御部36は警報情報を生成し、
監視センタに通知する。
【0035】また、上記ステップS12の判別を満足し
ない場合は、図2の信号分配部42より後ろ側の障害と
考えられる。この場合のフローはステップS17に進
み、B局における現用と予備とを所定のタイミング(例
えば送信又は受信フレームの切れ目)に切り替える。同
時に伝送路切替装置40にスイッチ制御信号を送り、切
替スイッチ部41の接続を予備側(現用系又は予備系)
に切り替える。
【0036】図2において、例えば障害が又は´
(又は受信部32/34等)で発生した場合は、上記B
局における現用と予備との切り替えにより、B局におけ
る受信異常ALM=1の状態は直に解消される。以後は
この状態でデータ伝送が継続される。なお、上記のA局
側及びB局側は対称に構成されているので、上記の障害
が上り回線で発生したとすると、下り回線で障害が発生
した場合でも同様の方法で処理される。
【0037】このように、本第1の実施の形態によれば
伝送路の一部に冗長構成(ライン・プロテクション)を
採れない伝送システムでも、従来と同様のFERF信号
を使用してデータ伝送システムの効率良い冗長切替制御
が行える。従って、既存の構成に付加、変更を加える部
分が少ない。更に、簡単な論理処理で障害発生箇所の切
り分けが行え、迅速に保守を行える。
【0038】図4は第2の実施の形態によるデータ伝送
システムの構成を示す図で、図において101 〜10n
は夫々図2の端局装置10と同等の端局装置(データ伝
送装置)、24は現用系の多重部(MUX−W)、26
は予備系の多重部(MUX−P)、25は現用系の分離
部(DMUX−W)、27は予備系の分離部(DMUX
−P)、301 〜30n は夫々図2の端局装置30と同
等の端局装置(データ伝送装置)、44は現用系の多重
部(MUX−W)、46は予備系の多重部(MUX−
P)、45は現用系の分離部(DMUX−W)、47は
予備系の分離部(DMUX−P)である。
【0039】各多重部は各端局装置からの主信号を単純
に時分割多重し、これを切替えスイッチ部に出力する。
また各分離部は各分配部からの主信号を単純に時分割分
離し、これらを各端局装置に出力する。従って、簡単な
構成により複数の端局装置101 〜10n (301 〜3
n )を光ファイバ等による高速の伝送路に効率良く収
容できる。
【0040】また、スイッチ切替制御部23,43は各
端局装置からのスイッチ制御信号1〜nの論理和出力に
基づき対応する切替スイッチ部の現用/予備の切替制御
を行う。従って、このようなデータ伝送システムでは、
多重後のどのラインで障害が生じてもシステム全体につ
いて現用と予備とを一斉に切り替えられる。この場合
に、各スイッチ切替制御部23,43は、切替制御の不
感期間(タイマ制御)を備えており、あるタイミングに
切替スイッチ部の切替制御を行うと、その後所定時間の
間はスイッチ切替信号の有無に関わらず、切替スイッチ
部の切替制御を行わない。
【0041】従って、主信号の多重/分離に伴う遅延差
により、各端局装置301 〜30nの側からの各FER
F信号が時間差をもって送られ、これにより各端局装置
10 1 〜10n の側で切替スイッチ部21の切替制御を
何度も行ってしまうと言う不都合を有効に回避できる。
なお、この場合の所定時間はデータ伝送システムの構成
(多重数等)に応じて適宜に設定される。
【0042】他の各部の構成及びその動作に関しては上
記第1の実施の形態で述べたものと同様で良い。従っ
て、上記第1の実施の形態による場合と同様に、障害発
生箇所の切り分け、及び障害発生箇所に対応した冗長切
替制御が円滑に行われる。ところで、図4において、多
重前の例えば端局装置101 と多重部24との間の現用
送信ラインで障害が生じたような場合は、対向の端局装
置301 のみが受信異常ALMを検出することになる。
これに対して、端局装置301 は先端受信障害信号FE
RFを送信するが、これは多重/分離されて最終的に対
向の端局装置101 のみに検出される。これにより端局
装置101 は自局の現用予備の切替えを行い、スイッチ
制御信号1を出力するが、このままでは他の端局装置1
2〜10n との同期化切替えを行えない。
【0043】かかるケースに対しては、例えばスイッチ
切替制御部23の論理和出力を各端局装置101 〜10
n に帰還する。これにより各端局装置101 〜10n
の同期化切替えが行える。端局装置301 〜30n 側に
付いても同様である。なお、上記各実施の形態では本発
明に係る特徴部分を全て備える場合のデータ伝送システ
ムについて述べたが、任意の特徴部分を組み合わせてデ
ータ伝送システムを構成しても良い。
【0044】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構
成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えるこ
とは言うまでも無い。
【0045】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、伝送路
の一部を二重化できないデータ伝送システムであって
も、先端受信障害信号(FERF)を使用した簡単な通
信制御でシステムの能率良い冗長監視及びその切替制御
を行え、海底伝送システム等の信頼性向上に寄与すると
ころが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は第1の実施の形態によるデータ伝送シス
テムの構成を示す図である。
【図3】図3は第1の実施の形態による冗長切替方式の
動作を説明する図である。
【図4】図4は第2の実施の形態によるデータ伝送シス
テムの構成を示す図である。
【図5】図5は従来のデータ伝送システムの冗長切替方
式を説明する図である。
【符号の説明】
10,30 端局装置 11,31 多重分離部 12,14,33,35 送信部 13,15,32,34 受信部 16,36 監視制御部 20,40 伝送路切替装置 21,41 切替スイッチ部 22,42 信号分配部 23,43 スイッチ切替制御部 24,26,44,46 多重部 25,27,45,47 分離部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主信号の送受信につき夫々に現用系及び
    予備系の冗長構成を備える一対の端局装置が対向してデ
    ータ伝送を行うデータ伝送システムの冗長切替方式にお
    いて、 現用系と予備系の送信信号を切り替えて単一の伝送路に
    出力するスイッチ部と、他の単一の伝送路からの受信信
    号を現用系と予備系の受信信号に分配する分配部と、端
    局装置からのスイッチ制御信号に基づき前記スイッチ部
    の切替制御を行うスイッチ切替制御部とを備える一対の
    伝送路切替装置を伝送路の中間に対向して設け、 端局装置は、現用系及び予備系の各受信信号を監視する
    と共に、対向局からの先端受信障害信号を検出した場合
    は、自局の現用系と予備系の切替制御を行うと共に、前
    記スイッチ制御信号を出力することを特徴とするデータ
    伝送システムの冗長切替方式。
  2. 【請求項2】 主信号の送受信につき夫々に現用系及び
    予備系の冗長構成を備える複数の端局装置が対向してデ
    ータ伝送を行うデータ伝送システムの冗長切替方式にお
    いて、 各端局装置の現用系と予備系の各送信信号を夫々に多重
    する一対の多重部と、 多重後の各送信信号を切り替えて単一の伝送路に送出す
    るスイッチ部と、他の単一の伝送路からの受信信号を現
    用系と予備系の受信信号に分配する分配部と、分配後の
    各受信信号を夫々に分離して各端局装置の現用系と予備
    系の各受信ラインに出力する一対の分離部と、各端局装
    置からのスイッチ制御信号の論理和出力に基づき前記ス
    イッチ部の切替制御を行うスイッチ切替制御部とを備え
    る一対の伝送路切替装置を伝送路の中間に対向して設
    け、 各端局装置は、現用系及び予備系の各受信信号を監視す
    ると共に、対向局からの先端受信障害信号を検出した場
    合は、自局の現用系と予備系の切替制御を行うと共に、
    前記スイッチ制御信号を出力することを特徴とするデー
    タ伝送システムの冗長切替方式。
  3. 【請求項3】 端局装置は、現用系及び予備系の各受信
    状態を監視すると共に、その何れか一方について受信異
    常を検出した場合は、自局の現用系と予備系の切替制御
    を行うと共に、スイッチ制御信号を出力することを特徴
    とする請求項1又は2のデータ伝送システムの冗長切替
    方式。
  4. 【請求項4】 端局装置は、現用系及び予備系の各受信
    状態を監視すると共に、その双方について受信異常を検
    出した場合は、対向局に先端受信障害信号を送出するこ
    とを特徴とする請求項1又は2のデータ伝送システムの
    冗長切替方式。
  5. 【請求項5】 端局装置は、先端受信障害信号送出後の
    所定時間を計測すると共に、該所定時間を経過する前に
    受信異常の検出が解消された場合は、自局の現用系と予
    備系の切替制御及びスイッチ制御信号の出力を行わない
    ことを特徴とする請求項4のデータ伝送システムの冗長
    切替方式。
  6. 【請求項6】 端局装置は、先端受信障害信号送出後の
    所定時間を計測すると共に、該所定時間を経過するまで
    に受信異常の検出が解消されない場合は、システムに伝
    送路障害の警報を発生することを特徴とする請求項4の
    データ伝送システムの冗長切替方式。
  7. 【請求項7】 スイッチ切替制御部は、スイッチ部の切
    替制御を行って後の所定時間の間はスイッチ部の切替制
    御を行わないことを特徴とする請求項2のデータ伝送シ
    ステムの冗長切替方式。
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