JPH09258574A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09258574A
JPH09258574A JP8093590A JP9359096A JPH09258574A JP H09258574 A JPH09258574 A JP H09258574A JP 8093590 A JP8093590 A JP 8093590A JP 9359096 A JP9359096 A JP 9359096A JP H09258574 A JPH09258574 A JP H09258574A
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JP
Japan
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intermediate transfer
image
image forming
separation
transfer member
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Pending
Application number
JP8093590A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Hirono
龍夫 広野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主電源をONした後又はジャム処理を含む異
常処理を終了した後の画像形成開始時に余分な時間を確
保する必要がなく、画像形成開始から終了までの時間を
短縮することができるカラー複写装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム9上に形成したトナー像を
中間転写ベルト19上に重ね合わせて転写し、中間転写
ベルト19上の重ねトナー像を転写紙上に転写するカラ
ー複写装置において、装置本体の主電源のON時や複写
動作終了時、ジャム処理を含む異常処理からの復帰時
に、中間転写ベルト19をトナー転写時の方向とは逆方
向に一旦回転させるように制御部50で制御する。装置
本体のメインSWをOFFした時、感光体ドラム9と中
間転写ベルト19とを離間させ且つ中間転写ベルト19
と紙転写部24とを離間させた後、装置の主電源が遮断
されるように制御部50で制御しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは像
担持体上に形成したトナー像を中間転写体上に重ね合わ
せて転写し、中間転写体上の重ねトナー像を転写材上に
転写する画像形成装置における動作制御技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、複
数のローラ間にかけ渡された寄り止めガイドを有する中
間転写体としての中間転写ベルトを用い、この中間転写
ベルトを往復動させて像担持体上のトナー像を中間転写
ベルト上に複数回転写して重ねトナー像(例えば、多色
トナー像)を得るものが知られている。
【0003】ところが、上記寄り止めガイドを有する中
間転写ベルトを往復動させて重ねトナー像を得る場合、
1番目(1色目)のトナー像の転写時すなわち中間転写
ベルトの正転時には、寄り止めガイドの作用により中間
転写ベルトは片寄らないが、寄り止めガイドが作用しな
い中間転写ベルトの逆転時には、正転時とは逆方向に中
間転写ベルトが大きく片寄ってしまう。この中間転写ベ
ルトの片寄りは、2番目(2色目)、3番目(3色目)
及び4番目(4色目)のトナー像の転写時においても、
1番目(1色目)よりは程度が良くなるが1番目(1色
目)と同様に、中間転写ベルトの正転時の片寄り量より
も逆転時の片寄り量の方が大きくなり、この片寄りのず
れ量がトータルされてかなり大きくなる。
【0004】そこで、本出願人は、上記中間転写ベルト
の片寄りによるトナー像の重ね合わせ時の画像ずれ(多
色画像形成の場合は色ずれ)を防止するために、中間転
写ベルトの往復動作によるトナー像の重ね合わせ前に、
中間転写ベルトをトナー像転写時の回転方向とは逆方向
に回転させる画像形成装置を提案した(特開平6−33
2286号公報参照)。
【0005】また従来、像担持体上に形成したトナー像
を中間転写体上に重ね合わせて転写し、中間転写体上の
重ねトナー像を転写材上に転写する画像形成装置とし
て、像担持体と中間転写体との間や中間転写体と転写材
へのトナー像転写に用いる転写材用転写部材との間を接
離可能に構成し、通常の画像形成プロセスにおけるトナ
ー像転写時には接触させ、必要に応じて離間させるよう
にした画像形成装置が知られている。例えば、特開平6
−332286号公報及び特開平7−72743号公報
には、往復動(クイックリターン)方式を採用した場合
に、トナー像転写時には像担持体と中間転写体とを接触
させ、中間転写体を逆方向に回転させる高速リターン時
には像担持体と中間転写体とを離間させるものが開示さ
れている。また例えば、特開平5−72840号公報に
は、画像形成プロセスにおける立ち上がり時の像担持体
上のトナーかぶりを中間転写体としての搬送ベルト上に
のせないように、電源ON時に前記搬送ベルトを像担持
体から離間させる画像形成装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記中間転写体として
の中間転写ベルトの往復動作によるトナー像の重ね合わ
せ前に、中間転写ベルトをトナー像転写時の回転方向と
は逆方向に回転させる画像形成装置においては、画像形
成動作の開始時に中間転写体を逆回転させるための余分
な時間を確保しなければならず、その余分な時間分だけ
画像を転写した転写材の出力が遅れてしまうという不具
合があった。
【0007】また、上記像担持体と中間転写体との間や
中間転写体と転写材用転写部材との間を接離可能に構成
した画像形成装置においては、各部材が接触した状態で
装置の主電源が遮断される可能性がある。このように接
触状態で主電源が遮断されると、その後の主電源のON
時に実行するクリーニングなどの各部のイニシャル動作
の際に、必要に応じて像担持体と中間転写体との間の離
間動作等を実行しなければならず、各部のイニシャル動
作を任意のタイミングで行うことができず、イニシャル
動作時の時間効率が良くないという不具合があった。
【0008】また、上記中間転写体としての中間転写ベ
ルトの往復動作によるトナー像の重ね合わせ前に、中間
転写ベルトをトナー像転写時の回転方向とは逆方向に回
転させ、且つ、像担持体と中間転写体との間等を接離可
能に構成した画像形成装置においては、上記逆回転前の
中間転写体の像担持体に対する接離状態によっては正常
な画像形成が行われないおそれがあった。
【0009】また、上記像担持体と中間転写体との間等
を接離可能に構成した画像形成装置においては、中間転
写体へのトナー像の転写動作及び転写材へのトナー像の
転写動作に先立って、中間転写体と像担持体との間及び
中間転写体と転写材用転写部材との間が確実に接触状態
にあることを確認しておかないと、正常な画像形成が行
われないおそれがあった。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、第1の目的は、主電源をONした後又はジャム
処理を含む異常処理を終了した後の画像形成開始時に余
分な時間を確保する必要がなく、画像形成開始から終了
までの時間を短縮することができる画像形成装置を提供
することである。
【0011】また、第2の目的は、主電源をONした直
後の像保持体、中間転写体及び転写材用転写部材に対す
るクリーニング等のイニシャル動作をお互い関連するこ
となくスムーズに実行し、イニシャル動作時の時間効率
の向上を図ることができる画像形成装置を提供すること
である。
【0012】また、第3の目的は、中間転写体の逆回転
前に中間転写体と像担持体との間が離間状態にあること
を確認し、正常な画像形成動作を実行できる画像形成装
置を提供することである。
【0013】また、第4の目的は、中間転写体へのトナ
ー像の転写動作及び転写材へのトナー像の転写動作に先
立って、中間転写体と像担持体との間及び中間転写体と
転写材用転写部材との間が確実に接触状態にあることを
確認し、正常な画像形成動作を実行できる画像形成装置
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、像担持体上にトナー像を形成するトナー像形
成手段と、前記像担持体に対向配置された回動可能な中
間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー像を順次
重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間転写体に
対向配置された回動可能な転写材用転写部材と前記中間
転写体との間に搬送される転写材に前記中間転写体上の
重ねトナー像を一括転写する転写材転写部とを備え、前
記像担持体上のトナー像を前記中間転写体上へ重ね合わ
せて転写する前に、前記中間転写体をトナー像転写時の
方向とは逆方向に一旦回転させる画像形成装置におい
て、請求項1の発明は、装置の主電源のON時に、前記
中間転写体を前記逆方向に一旦回転させるように制御す
る制御手段を設けたことを特徴とするものであり、請求
項2の発明は、ジャム処理を含む異常処理の終了時に、
前記中間転写体をトナー像転写時とは逆方向に一旦回転
させるように制御する制御手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0015】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項3の発明は、像担持体上にトナー像を形成するト
ナー像形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動
可能な中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー
像を順次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間
転写体に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と
前記中間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転
写体上の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部と、
前記像担持体と前記中間転写体とを接離させる第1の接
離手段と、前記中間転写体と前記転写材用転写部材とを
接離させる第2の接離手段とを備えた画像形成装置にお
いて、装置のメインSWをOFFした時、前記像担持体
と前記中間転写体とを離間させ且つ前記中間転写体と前
記転写材用転写部材とを離間させた後、装置の主電源が
遮断されるように制御する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、装置状態を確認する装置状態確認手段と、
前記装置状態確認手段による確認結果に基づいて、前記
離間を実行するか否かを決定するように制御する制御手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、前記装置状態がジャムを含む異常状態の場
合に、前記離間を実行しないで、装置の主電源が遮断さ
れるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0018】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項6の発明は、像担持体上にトナー像を形成するト
ナー像形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動
可能な中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー
像を順次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間
転写体に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と
前記中間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転
写体上の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部と、
前記像担持体と前記中間転写体とを接離させる第1の接
離手段と、前記中間転写体と前記転写材用転写部材とを
接離させる第2の接離手段とを備え、前記像担持体上の
トナー像を前記中間転写体上へ重ね合わせて転写する前
に、前記中間転写体をトナー像転写時の方向とは逆方向
に一旦回転させる画像形成装置において、前記像担持体
と中間転写体との間の接離を検知する接離検知手段と、
前記中間転写体の前記逆方向への回転直前又は回転中
に、前記像担持体と前記中間転写体との間の接離を検知
するように制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0019】請求項7の発明は、請求項6の画像形成装
置において、前記中間転写体の前記逆方向への回転直前
に、前記像担持体と前記中間転写体の接触を検知したと
き、離間させるように制御する制御手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項6の画像形成装
置において、前記中間転写体の前記逆方向への回転中
に、前記像担持体と前記中間転写体との接触を検知した
とき、装置の異常と判定して画像形成動作を中断するよ
うに制御する制御手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0021】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項9の発明は、像担持体上にトナー像を形成するト
ナー像形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動
可能な中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー
像を順次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間
転写体に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と
前記中間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転
写体上の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部と、
前記像担持体と前記中間転写体とを接離させる第1の接
離手段と、前記中間転写体と前記転写材用転写部材とを
接離させる第2の接離手段とを備え、前記像担持体上の
トナー像を前記中間転写体上に転写するときに前記中間
転写体と前記像担持体とを接触させ、且つ前記中間転写
体上のトナー像を前記転写材上に転写するときに前記転
写材を介して前記転写材用転写部材と前記中間転写体と
を接触させる画像形成装置において、前記像担持体と中
間転写体との接離を検知する第1の接離検知手段と、前
記中間転写体と転写材用転写部材との接離を検知する第
2の接離検知手段と、前記中間転写体又は前記転写材へ
トナー像を転写する直前又はその転写動作中に、前記像
担持体と前記中間転写体との接離又は前記中間転写体と
前記転写材用転写部材との接離を検知するように制御す
る制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0022】請求項10の発明は、請求項9の画像形成
装置において、前記中間転写体又は前記転写材へトナー
像を転写する直前に、前記像担持体と前記中間転写体と
の離間又は前記中間転写体と前記転写材用転写部材との
離間を検知したとき、接触させるように制御する制御手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0023】請求項11の発明は、請求項9の画像形成
装置において、前記中間転写体又は前記転写材へのトナ
ー像の転写動作中に、前記像担持体と前記中間転写体と
の離間又は前記中間転写体と前記転写材用転写部材との
離間を検知したとき、転写異常と判定して画像形成動作
を中断するように制御する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。 (以下、余白)
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
を画像形成装置としてのフルカラー複写機(以下「カラ
ー複写機」という。)に適用した実施形態について説明
する。 〔実施形態1〕図1は本実施形態に係るカラー複写機の
概略構成図である。このカラー複写機は、カラー画像読
み取り装置1とカラー画像記録装置2とにより構成され
る。力ラー画像読み取り装置1は、原稿3の画像を照明
ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラーセ
ンサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を青
(B)、緑(G)、赤(R)の色分解光毎に読み取り、
電気的な画像信号に変換する。カラーセンサー7は、B
GR毎の色分解可能なCCD(光電変換素子)で構成さ
れ、BGR3色同時読み取りが可能である。画像読み取
り装置1で得たB,G,R,の色毎の画像信号を、画像
処理部(不図示)で色変換等の処理を行い、カラー画像
記録装置2において頭像化するためのカラー画像デー
タ、具体的には黒(K)、シアン(C)、マゼン夕
(M)、イエロー(Y)の各色の画像データに変換され
る。ここで、K,C,M,Yのカラー画像データは1色
毎、カラー読み取り装置1のスキャナスタート信号に同
期して、カラー画像記録装置2に出力される。この処理
を4回繰り返すことによって4色分順次カラー画像デー
タが、カラー画像記録装置2において順次頭像化され、
重ね合せ画像として、フルカラー画像に形成される。
【0025】露光手段としての書き込み光学ユニット8
は、カラー読み取り装置1からのカラー画像データを光
信号に変換して原稿画像に対応した光書き込みを行い、
像担持体としての感光体ドラム9上に静電潜像を形成す
る。この書き込み光学ユニット8は、レーザ(LD)8
−1とその発光駆動制御部(不図示)、ボリゴンミラー
8−2とその回転用モータ8−3、f−θ レンズ8−
4、反射ミラー8−5等で構成される。
【0026】上記感光体ドラム9は、矢印のごとく反時
計方向に回転する。この感光体ドラム9の周りには、そ
の回転方向に沿って、感光体クリーニングユニツト(ク
リーニング前除電器10−1を含む)10、除電ランプ
11、帯電手段としての帯電器12、光書き込み位置電
位センサー13、現像手段としてのK現像器14、C現
像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度パタ
ーン検知器18、中間転写体としての中間転写ベルト1
9が配置されている。上記光書き込みユニット8、帯電
器12及び現像器14〜17などにより、感光体ドラム
9上にトナー像を形成するトナー像形成手段が構成され
ている。
【0027】図2は、上記各現像器14〜17の概略構
成図である。各色現像器は、感光体ドラム9上の静電潜
像を現像するため、現像ブラシ(現像剤の穂)を形成し
回転(矢印方向)する現像ローラ(14−1、15−
1、16−1、17−1)と、現像剤を汲上げ撹拌する
ために回転する現像パドル(14−2、15−2、16
−2、17−2)、及び現像剤のトナー濃度検知センサ
ー(14−2、15−3、16−3、17−3)等で構
成される。各色現像器毎の現像ローラは現像ローラ駆動
モータ(不図示)で正逆駆動される。現像ローラ駆動モ
ータの回転方向によって、すなわち図2中矢印方向への
回転では各色現像器の現像ローラ上には現像剤の穂がた
った状態、つまり現像可能な状態となり、図2中矢印と
逆方向の回転によって現像ローラ上の現像剤は穂ぎり状
態、つまり現像不能状態となる。
【0028】図3は上記カラー複写機の中間転写部の概
略構成図である。無端ベルト状の中間転写ベルトである
中間転写ベルト19は、第1の転写手段としての上下バ
イアスローラ20−1,2によって感光体ドラム9と接
触し、感光体ドラム9上に形成されたトナー像が転写さ
れる。また、中間転写ベルト19は、中間転写ベルト駆
動手段としての転写ベルト駆動ローラ21により正逆転
駆動される。この中間転写ベルト19、上下バイアスロ
ーラ20−1,2及び駆動ローラ21などにより、中間
転写部が構成されている。中間転写ベルト19上のトナ
ー像は、転写材転写部における転写材用転写部材として
の紙転写バイアスローラ24‐1で転写紙35に転写さ
れる。紙転写後の中間転写ベルト19は、中間転写ベル
トクリーニング装置22にてクリーニングされる。スイ
ーパブラシ23は、感光体ドラム9及び転写紙35との
転写によって発生する中間転写ベルト19上のフィルミ
ング防止のためコーティング剤を塗布する。
【0029】次に、感光体ドラム9と中間転写ベルト1
9との接離動作について説明する。図4(a)に示すよ
うに、中間転写ベルト19を接離させる第1の接離手段
は駆動源(不図示)、転写ベルト接離CL25−1、力
ム軸25−2、偏芯力ム25−3、テンションブラケッ
ト25−4などにより構成されている。駆動源(不図
示)の駆動力は転写ベルト接離CL25−1を介して力
ム軸25−2に伝達される。この力ム軸25−2の偏芯
力ム25−3が、テンションブラケット25−4を動か
すことによって、図4(b)に示すように離間状態にあ
る中間転写ベルト19が、図4(c)に示すように感光
体ドラム9に当接する。このとき、力ム軸25−2と連
動して回転する第1の接離検知手段としてのベルト接離
アクチュエータ25−5および転写ベルト接離検知セン
サ25−6によって、感光体ドラム9と中間転写ベルト
19の接離状態が検知される。
【0030】同様に、中間転写ベルト19と中間転写ク
リーニング装置22及び転写材転写部としての紙転写部
24(紙転写バイアスローラ24‐1)との接離動作を
説明する。図5(a)に示すように、第2の接離手段
は、駆動源(不図示)、紙転写及びクリーニング接離C
L(不図示)、力ム軸24−2,3等により構成されて
いる。駆動源(不図示)の駆動力は紙転写及びクリーニ
ング接離CL(不図示)を介して力ム軸24−2,3に
伝達される。この力ム軸の回転に連動して、図5(a)
に示すように離間状態にある紙転写部24及び中間転写
クリーニング装置22が、図5(c)に示すように中間
転写ベルト19に当接する。このとき、上記力ム軸と運
動して回転する第2の接離検知手段としての接離アクチ
ュエータ24−3および紙転写接離検知センサ24−4
(中間転写クリーニング側は不図示)とによって、接離
状態が検知される。
【0031】次に、画像形成動作を現像動作の順序(カ
ラー画像形成順序)を、K(黒),C(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロ)として説明する。(なお、
画像形成順序は前記順序に限定されるものではない。) 画像形成動作が開始されると、カラー画像読み取り装置
1が所定のタイミングでK画像データの読み取りをスタ
ートし、このK画像データに基づいてレーザ光による光
書き込み・潜像形成が始まる。(以下、K画像データに
よる静電潜像をK潜像と称する。同様にC、M、Yにつ
いても同じである。)。このK潜像の先端部から現像可
能とすべく、K現像器14の現像位置にK潜像の先端が
到達する前に、予め現像ローラ14−1上に現像剤の穂
が立っているため、K潜像をKトナーで現像できる。
【0032】K現像器14によるK渚像の現像が終了
(K潜像後端が現像位置を通過)すると、前記のごとく
現像ローラ14−1を逆転させ、現像不能状態とする。
これは少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端
が到達する前に完了する。
【0033】感光体ドラム9上に形成されたKトナー像
は、感光体ドラム9と等速で駆動される中間転写ベルト
19の表面に転写される。(以下、感光体ドラム9から
中間転写ベルト19へのトナー像転写を「ベルト転写」
という。)。このベルト転写は感光体ドラム9と中間転
写ベルト19が接触状態において、バイアスローラ20
に所定のバイアス電圧を印加することで行う。
【0034】次に、順次行われるC、M、Y画像形成工
程については、感光体ドラム9上での潜像の現像工程及
び中間転写ベルト19上へのベルト転写工程は、前記K
の画像形成過程と同様に進められる。ただし、本画像形
成においては感光体ドラム9上でのY画像データの現像
工程が最終現像工程であるため、Y現像器の現像剤穂切
り動作の実行の必要性はない(実行してもしなくても問
題はない)。
【0035】以上説明した工程によって、中間転写ベル
ト19上にK、C、M、Yトナー像が形成されるが、以
下、これらトナー像が中間転写ベルト19上の同一面に
形成される工程を中間転写ベルト19の動作とともに説
明する。中間転写ベルト19は同一方向に回転すること
によって起こる端部への寄りによる各色トナー像の位置
ずれを防止するために、次の動作をする。まず、感光体
ドラム9上のKトナー像を中間転写ベルト19上にベル
ト転写する際に、中間転写ベルト19と感光体ドラム9
とは離間状態にある。さらに、この状態で中間転写ベル
ト19は、予め通常のベルト転写時とは逆の方向に所定
距離回転した後、停止する。
【0036】次に、感光体ドラム9上のトナー像先端が
所定位置に達すると、起動信号が中間転写ベルト駆動モ
ータ制御部(不図示)へ入力される。この起動信号で停
止中の中間転写ベルト19は、ベルト転写のために通常
のベルト転写方向へ感光体ドラム9と等速度で回転を始
める。また、この時、感光体ドラム9および中間転写ベ
ルト19が離間状態から接触状態になるように、前記接
離動作を開始し、完了する。
【0037】その後、接触状態にある感光体ドラム9上
のトナー像を中間転写ベルト19上へベルト転写する
際、前記のごとくバイアスローラ20に所定のバイアス
電圧が印加される。感光体ドラム9上のトナー像後端ま
でベルト転写が終了すると、バイアスローラ20に印加
されたバイアス電圧がOFFされ、感光体ドラム9およ
び中間転写ベルト19が接触状態から離間状態になるよ
うに、前記接離動作を開始する。
【0038】次に、中間転写ベルト19は感光体ドラム
9と離間状態で、通常のベルト転写方向と逆方向へ所定
距離だけ回転し、停止する。この停止位置は、前記ベル
ト転写する際に停止した位置と全く同じ位置となる。同
様に、Cトナー像を形成した感光体ドラム9が前記と同
じ位置に達すると、前記起動信号が中間転写ベルト駆動
制御に入力され、中間転写ベルト19はCトナー像をベ
ルト転写すべく、通常のベルト転写方向に感光体ドラム
9と等速度で回転を開始する。この時全く同様に感光体
ドラム9および中間転写ベルト19が離間状態から接触
状態になるように、前記接離動作を開始し、完了する。
次に、バイアスローラ20へ印加されたバイアス電圧に
よってCトナー像は中間転写ベルト19上へ感光体ドラ
ム9上からベルト転写される。このため、Cトナー像は
中間転写ベルト19上のKトナー像と同一面上に形成さ
れる。
【0039】以下、同様にMYトナー像も中間転写ベル
ト19上の同一面上にベルト転写される。中間転写ベル
ト上にK,C,M,Yトナー像が形成されると、中間転
写ベルト19は感光体ドラム9と離間状態となり、中間
転写ベルト19上のトナー像先端が紙転写部24から所
定の距離に達すると(実際には感光体ドラム上のトナー
像先端がベルト転写を開始後、所定時間達した後)、前
記紙転写部と中間転写ベルト19との接離動作によっ
て、少なくともベルト転写中の離間状態から接触状態と
なる。この際中間転写クリーニング装置22も中間転写
ベルト19に接触する。
【0040】後述する給紙及び紙搬送手段によって、転
写紙35は中間転写ベルト19上のトナー像先端が紙転
写部24に達した際、同期して紙転写部24に達する。
そして、紙転写バイアスローラ(24−1)に印加され
たバイアス電圧によって、中間転写ベルト19上のトナ
ー像は転写紙35に転写される。(以下、中間転写ベル
ト19から転写紙35へのトナー像の転写を「紙転写」
という。)
【0041】その後、紙転写終了後の中間転写ベルト1
9は中間転写クリーニング装置22によってその表面を
所望の領域だけ清掃される。清掃済みの中間転写ベルト
19は、必要に応じてスイーバブラシ23によってフィ
ルミング防止のためのコーティング剤を塗付される。な
お、転写紙35は、選択給紙部(第1給紙部31、第2
級紙部32、第3級紙部33、手差給紙部34)の給紙
ローラ(31−1、32−1、33−1、34−1)及
びレジストローラ26によって前述のごとく中間転写ベ
ルト19上のトナー像先端が紙転写部24に到達するタ
イミングで給紙搬送される。紙転写後の転写紙35は、
搬送ベルト27によって、定着部28へ搬送され、ここ
で、転写紙35上のトナー像は転写紙35に定着され、
図示しない排紙トレー上に排出される。
【0042】図6は本実施形態のカラー複写機の電装部
のブロック図である。図6において、制御手段としての
制御部50は、カラー画像形成装置2の制御部であり、
制御用CPU50−1、制御用プログラムが格納された
ROM50−2、不揮発動作回路50−4を備えたデー
タを格納するためのRAM50−3、シリアル通信用S
CU50−5、D/A(ディジタル−アナログ変換用素
子)50−6、PWM(パルス制御信号出力用素子)5
0−7、PI0(パラレル入出力用素子)50−8、モ
ータ(その他負荷)ドライバ50−9等で構成され、カ
ラー複写機が所定のシーケンスで動作するように制御す
る。
【0043】図6において、電位センサ13は感光体ド
ラム9の電位を検知する。トナー濃度検知センサ14−
3、15−3、16−3、17−3は各々現像器(1
4、15、16、17)内のトナー濃度を検知する。現
像濃度パターン検知器18は、感光体ドラム9上の現像
像の濃度を検知する。これら各検知器の出力は制御部5
0内CPU50−1のA/D入力端子に入力される。ま
た、現像濃度パターン検知器18が感光体ドラム9の地
肌濃度を検知した時、及び各トナー濃度検知センサ(1
4−3、15−3、16−3、17−3)が各々現像器
(14、15、16、17)内の初期現像剤のトナー濃
度を検知した時、標準検知信号が出力されるようにCP
U50−1はD/A50−6の出力を調整する。
【0044】次に、帯電用電源60は、クリーニング前
除電器10−1、除電ランプ11、及び帯電器12の電
源を兼ねる。現像用電源61は、各現像器(14、1
5、16、17)の現像ローラ(14−1、15−1、
16−1、17−1)のバイアス電源用、及び感光体ク
リーニングユニット10のバイアス電源を兼ねる。転写
用電源62は、ベルト転写及び紙転写において、各々上
下バイアスローラ(20−1、−2)、紙転写バイアス
ローラ24−1用のバイアス電源を兼ねる。各々の電源
は、制御部50からのON信号(PIO出力)、PWM
信号(PWM出力)によって出力が調整されるように動
作する。
【0045】また、現像ローラ駆動モータ(70−1、
71−1、72−1、73−1)は、現像ローラ(14
−1、15−1、16−1、17−1)を正逆駆動する
モータで、各々の駆動制御部(70−2、71‐2、7
2−2、73−2)は制御部50からのON信号、CW
信号を処理し、モータを定速駆動する。現像駆動モータ
74−1は現像パドル(14−2、15−2、16−
2、17−2)を駆動するモータで、現像駆動モータ制
御部74−2は制御部50からのON信号でモータを定
速駆動制御する。感光体ドラム駆動モー夕75−1は感
光体ドラム9を駆動するモータで、感光体ドラム駆動モ
ータ制御部75−2は制御部50からのON信号、CW
信号を処理し、モータを定速駆動する。中間転写ベルト
駆動モータ76−1は中間転写ベルト19を正逆駆動す
るモータで、中間転写ベルト駆動モータ制御部76−2
は制御部50からのシリアル信号を受信して、モータを
正逆可変速で駆動制御する。
【0046】また、制御部50内のPIO50−8の出
力側には図示しない各種ドライバ素子が接続され、各種
クラッチ、ソレノイド等をON/OFF制御する。ま
た、入力側には各種センサーの出力波形整形素子が接続
され、図示しないセンサー状態に対応した信号が入力さ
れる。最後に、CPU50−1は、カラー複写機全体を
制御する制御部(不図示)とシリアル通信で接続され、
カラー画像記録装置2の動作モード及び状態等が送受信
される。
【0047】次に、図7を用いて、中間転写ベルト19
の逆転処理フローを説明する。まずステータス sTB
eltRevJob がSTART(データ0×01)
状態で、図7の中間転写ベルト19の逆転処理が実行さ
れる。なお、前記ステータスは、処理開始と同時にJO
B(データ0×02)になり、処理終了後END(デー
タ0×00)状態になる。上記逆転処理動作は、まず中
間転写ベルト19がフリー状態、つまり感光体ドラム
9、紙転写部24および中間転写クリーニング装置22
(スイーバブラシ23は中間転写クリーニング装置22
と協同で接離する。)と離間した状態で実行される。制
御部50はSCU50−5を通して、逆転動作コマンド
を中間転写ベルト駆動モータ制御部76−2に送信す
る。このため、中間転写ベルト駆動モー夕76−1は逆
転する。次に、制御部50のCPU50−1は所定時間
を計測後、再度停止コマンドを送信するため中間転写ベ
ルト駆動モータ76−1は停止する。このため、中間転
写ベルト19は所定距離だけ逆転した後、停止する。こ
こで、フラグ fTBeltReady がセットされ
る。
【0048】なお、中間転写ベルト19がフリー状態で
ないとき接触状態にあるユニットの離間実行のためのフ
ラグ(例えば、感光体ドラム9に対しては fBelt
RstJob )をセットする。この状態で図7に示す
処理が終了した際、前記ステータス sTBeltRe
vJob がSTOP(データ0×10)状態となる。
次に、図7のフローが実行されるためには、接触してい
たユニットが離間状態になった時で、前記ステータス
sTBeltRevJob が再度 START状態と
なる。
【0049】次に、図8を用いて、中間転写ベルト19
の離間処理起動(フラグ)がセットされた際に実行され
る離間処理フローを説明する。転写ベルト離間動作は、
図示しない転写ベルト接離駆動をONし、同時にの転写
ベルト接離CL25−1を所定時間だけONする。さら
に転写ベルト接離CL25−1のONから所定時間経過
後、駆動源を停止して転写ベルト接離処理(フラグ)を
終了(リセット)にセットする。紙転写及び中間転写ク
リーニング離間処理動作についても同様である。
【0050】次に、図9(a)及び(b)を用いて、複
写レディーチェックフローを説明する。複写(システ
ム)レディは、図9(a)に示すようにプリンタ及びス
キャナの状態がともにレディー状態のときセットされ
る。システムレディーがセット状態のとき複写可能状態
である。次に、プリンタレディーセット/リセット処理
の一例を説明する。図9(b)に示すように転写紙(有
無)、トナー(有無)、ドア(開閉)等のチェック、及
び転写ベルト逆転チェックの結果状態セットされる。
(プリンタレディーのセット時は、転写紙有、トナー
有、ドア閉、転写ベルト逆転処理終了時である。)な
お、各チェックフラグは図示しないフローでセット/リ
セツトする。
【0051】次に、図10を用いて、上記図7の中間転
写ベルト19の逆転処理フロー実行開始のためのステー
タス sTBeltRevJob のSTARTデータ
セツト処理を示す。まず、フラグ fTBeltRea
dy の状態、つまり中間転写ベルト19が逆転終了待
機状態かどうか確認する。セット状態であれば、全処理
フラグをリセツトする。なお、全処理フラグとは図示し
ないフローでセットされる電源ON処理終了フラグ、複
写動作終了フラグ、異常処理復帰フラグである。フラグ
fTBeltReady の状態がリセツト時は、各
フラグをチェックする。ここで、どれか一つでも処理フ
ラグがセットされていれば、前記同様に全処理フラグを
リセットし、ステータス sTBeltRevJob
のSTARTデータをセツトする。処理フラグがすべて
リセツト時は、ステータスに STARTデータはセッ
トされない。
【0052】以上、本実施形態によれば、図10のフロ
ーチャートに示すように、装置本体の主電源のON時や
複写動作終了時、ジャム処理を含む異常処理からの復帰
時に、中間転写ベルト19をトナー転写時の方向とは逆
方向に一旦回転させるように制御部50で制御すること
により、中間転写ベルト19をトナー転写動作直前の待
機状態にしておくことができるので、主電源をONした
後のカラー画像形成開始時に中間転写ベルト19を逆回
転させるという余分な時間を確保する必要がなく、画像
形成開始から終了までの時間を短縮することができる。 (以下、余白)
【0053】〔実施形態2〕次に、本発明の他の実施形
態に係るカラー複写機について説明する。なお、本実施
形態のカラー複写機の全体構成及び動作、並びに電装部
の構成は上記実施形態1と同様であるので、それらの説
明は省略する。図11は、本実施形態のカラー複写機に
おける主電源遮断起動フラグチエック処理のフローチャ
ートである。装置本体のメインSW101がOFFされ
たことを確認した際、図11のフローがコールされる。
まず、装置状態確認手段としての制御部50でシステム
機械状態がチェックされる。このシステム機械状態は不
図示で処理セットされるフラグ群(例えば、ドア開閉フ
ラグ、異常(いわゆるサービスマンコール)発生フラ
グ、ジャムフラグ)のORでセツトされるフラグであ
り、セット状態(ドアが開状態、ジャム有状態、異常発
生状態等)のとき、主電源起動フラグがセットされる。
主電源起動フラグがセットされると図示しないRA10
3のリレーコイルの通電が遮断されるため、図12に示
すRA103の接点が開き、主電源は遮断される。次
に、上記機械状態フラグがリセット状態の時、中間転写
ベルト19のフリー処理実施のための処理ステータスが
チェックされる。処理ステータス(例えば8ビツトデー
タ)は、終了(0×80)、未処理(0×00)、実行
(0×01)、実行中(0×02)等からなるデータが
セツトされる。処理ステータスが終了時は主電源起動フ
ラグがセットされ、同上の処理が実施される。処理ステ
ータスが未処理であれば実行にセットされる。他のデー
タであればこの処理はなにもせずリターンする。
【0054】次に、図13(a),(b)を用いて、処
理ステータスが実行にセットされた際に実施する中間転
写ベルト19のフリー状態への移行処理を示す。図13
(a)において、まず、処理ステータスが実行の時、感
光体ドラムフリーフラグ、紙転写フリーフラグ、中間転
写クリーニングフリーフラグの各フラグをセット後、処
理ステータスは実行中に変更される。図示しない感光体
ドラムフリー処理では、転写ベルト接離駆動をONし、
同時に転写べルト接離CL25−1を所定時間だけON
する。さらに転写ベルト接離CL25−1のONから所
定時間経過後、駆動源を停止し、感光体ドラムフリーフ
ラグをリセット(不図示)する。
【0055】紙転写及び中間転写クリーニングフリー処
理動作についても、図13(b)に示すように上記図1
3(a)と同様であり、、終了後各フラグはリセツトさ
れ前記フリーフラグがすべてリセツトになったとき、実
行中にセットされた処理ステータスは終了にセットされ
る。
【0056】図12は、本実施形態に係るカラー複写機
の主電源の一部を示す回路図である。メインSW101
をON(接点を閉じる)すると、図示しないリレーコイ
ルRA1O2の接点RA1O2−1を通じてAC負荷
(たとえば、定着部28内の定着ヒータ等)、及びDC
負荷(不図示のDC電源ユニット等)部に電源が供給さ
れる。ここで、RA1O2−1の接点は、不図示のリレ
ーコイル102に電源が供給されていないため接点は閉
じている(ノーマルクローズタイプの接点)。図示しな
いDC電源ユニットに電源が供給され、さらにDC負荷
を駆動するためのDC電源が供給される。このため制御
部50のCPU50ー1はリセツト処理後、制御部50
の初期化を実行する。初期化終了後、不図示のRA10
3のリレーコイルに通電するためRA103−1のリレ
ー接点(ノーマルオープンタイブの接点)が閉じる。次
に、RA1O2のリレーコイルに同様に通電するとRA
1O2−1の接点は開く。しかしDC/AC負荷への電
源はRA103−1の接点を通じて供給される。次に、
この状態でRA104のリレーコイルは通電状態であ
り、図示しないRA104−1の接点を介して制御部5
0内のPIO50−8へSWとして入力され、監視され
ている。
【0057】ここで、メインSW1O1をOFF(接点
を開く)すると、RA104−1の接点は反転する(開
→ 閉,閉 → 開)ので、RA104−1の接点を介し
てPIO50−8への入力されるSWの状態が変化し、
制御部50内のCPU50−1はメインSWがOFFさ
れたことを認識できる。このあとCPU50−1は所定
の処理を実行後、図示しないRA103のリレーコイル
の通電を遮断することで画像形成装置の主電源を遮断で
きる。なお、図示しないRA1O2,103のリレーコ
イルへの通電遮断はCPU50−1がPIO50−8を
通じて行う。
【0058】以上、本実施形態によれば、図13のフロ
ーチャートに示すように、装置本体のメインSWをOF
Fした時、感光体ドラム9と中間転写ベルト19とを離
間させ且つ中間転写ベルト19と紙転写部24(紙転写
バイアスローラ24−1)とを離間させた後、装置の主
電源が遮断されるように制御部50で制御することによ
り、主電源が遮断されているときに感光体ドラム9と中
間転写ベルト19との間及び中間転写ベルト19と紙転
写部24との間を離間状態にしておくことができるの
で、次の主電源ON直後の感光体ドラム9、中間転写ベ
ルト19及び紙転写部24(紙転写バイアスローラ24
−1)に対するクリーニング等のイニシャル動作をお互
い関連することなくスムーズに実行し、イニシャル動作
時の時間効率の向上を図ることができる。更に、装置本
体の主電源が遮断されているときに感光体ドラム9と中
間転写ベルト19との間及び中間転写ベルト19と紙転
写部24(紙転写バイアスローラ24−1)との間を離
間状態にしておくことができるので、感光体ドラム9、
中間転写ベルト19及び紙転写部24(紙転写バイアス
ローラ24−1)に不要な圧がかからないようになり、
この不要な圧によって各部材の寿命が短くなったり、画
像品質が低下したりするのを防止できる。
【0059】また、本実施形態によれば、図11のフロ
ーチャートに示すように、制御部50で機械状態を確認
し、その機械状態がリセット状態のとき中間転写ベルト
19のフリー処理実施のための処理ステータスをチェッ
クし、その処理ステータスが未処理(0×00)以外の
実行(0x01)、実行中(0x02)等からなるデー
タであるとき、感光体ドラム9と中間転写ベルト19と
の間及び紙転写部24(紙転写バイアスローラ24−
1)と中間転写ベルト19との間の離間を実行しないよ
うに制御するので、無駄な離間動作を省くことができ
る。
【0060】また、本実施形態によれば、上記装置の機
械状態確認で装置状態が、ジャムを含む異常状態の場合
に、感光体ドラム9と中間転写ベルト19との間及び紙
転写部24(紙転写バイアスローラ24−1)と中間転
写ベルト19との間の離間を実行しないで、主電源が遮
断されるように制御部50で制御することにより、無駄
な離間動作を省くことができるとともに、装置の更なる
ダメージを予防できる。
【0061】〔実施形態3〕次に、本発明の更に他の実
施形態に係るカラー複写機について説明する。なお、本
実施形態のカラー複写機の全体構成及び動作、並びに電
装部の構成は上記実施形態1と同様であるので、それら
の説明は省略する。図14は本実施形態のカラー複写機
で大サイズ画像の重ね画像形成時のスキャナ動作及び中
間転写ベルト動作のタイミングチャートであり、図15
は小サイズ画像の重ね画像形成時のスキャナ動作及び中
間転写ベルト動作のタイミングチャートである。図14
及び図15のそれぞれにおいて、上側のチャートがスキ
ャナ動作を示し、下側のチャートが中間転写ベルトの動
作を示している。図14及び図15において、画像形成
時、中間転写ベルト19はスキャナ動作(スキャナの原
稿を読み取り開始)タイミングを基準に動作する。中間
転写ベルト19は、スキャナ動作タイミングから所定時
間T_TBL経過した後、形成する画像サイズにかかわ
らず、感光体ドラム9のトナー像を中間転写ベルト19
にベルト転写するために、正転動作を開始する。ここ
で、上記所定時間T_TBLは感光体ドラム9上の光書
き込み位置からベルト転写位置までの距離を移動する時
間にほぼ一致する。また、ベルト転写のための中間転写
ベルト19の正転動作時は、当然感光体ドラム9と中間
転写ベルト19は接触状態である。
【0062】なお、上記正転動作時間はそれぞれ形成さ
れる画像サイズのベルト転写時間(サイズによって異な
る)、正転開始後の接触処理時間、正転終了時の非接触
処理時間(サイズに無関係で一定)を加算した時間であ
る。
【0063】次に、ベルト転写終了後、中間転写ベルト
19は感光体ドラム9との接触状態から非接触状態とな
り高速逆転動作を開始し、正転動作したベルト長分だけ
逆転した後、停止する。このため、中間転写ベルト19
上で重ねられる各色トナー像にずれが生じない。
【0064】最終重ねトナー像を中間転写ベルト19上
にベルト転写した後の動作は、形成する画像サイズでそ
れぞれ異なる。これは、重ね画像形成時に、より高画像
品質化を目的としてベルト転写と紙転写動作とを同時に
処理しないための処置である。形成する画像サイズが大
サイズの場合は、ベルト転写終了時に画像先端が紙転写
位置を超えているため、紙転写のために一旦所定距離だ
け高速逆転した後、紙転写のための正転動作を開始す
る。一方、形成する画像サイズが小サイズの場合は、ベ
ルト転写終了時に、中間転写ベルト19上の画像先端は
紙転写位置より手前に位置するため、中間転写ベルト1
9は紙転写のため引き続き正転動作を実行する。
【0065】上記紙転写後の中間転写ベルト19上の残
トナー像をクリーニング処理され、クリーニング終了後
の中間転写ベルト19には再度、重ね画像が形成される
が、その中間転写ベルト上での重ね画像形成のために、
中間転写ベルト19のクリーニングが終了した後、中間
転写ベルト19は次の画像形成に備えて逆転する。
【0066】図16は、重ね画像形成時の各色現像スリ
ーブ動作のタイミングチャートである。図16中の各チ
ャートは、上からスキャナ、K現像スリーブ動作、C現
像スリーブ動作、M現像スリーブ動作及びY現像スリー
ブ動作を示している。図16において、重ね画像形成
時、感光体ドラム9上に形成された各色静電潜像を各色
現像器による現像でトナー像とするため、スキャナ動作
タイミングを基準に各色現像スリーブを所定画像サイズ
長に相当する分だけ正転動作させる。このため、各色現
像器は、現像可能状態となり感光体ドラム9上にトナー
像が形成される。トナー像形成後、各色現像スリーブは
一旦停止し、その後非現像状態にするため、各色現像ス
リーブを逆転動作させる。このため感光体ドラム9上及
び各色現像器での各色トナーによる混色を防止できる。
ここで、基準とするスキャナ動作タイミングから各色現
像スリーブの正転開始タイミングまでの時間は、感光体
ドラム9上の光書き込み位置が各色現像位置に到達する
までの時間に略一致する。また、正転時間は、形成する
画像サイズを現像する時間、現像スリーブ立ち上げ時
間、停止時間等を考慮した時間である。
【0067】なお、各色トナーの混色防止については、
例えば逆転完了(非現像状態)時のK現像スリーブが対
向する感光体ドラム9上の位置を、正転動作開始時のC
(M,Y)現像スリーブが対向する感光体ドラム上の位
置より、感光体ドラム回転方向下流側に位置するため
に、各色現像器での混色が発生しない。
【0068】図17は、実施形態1で示した一般的な検
出手段による判定動作を示すフローチャートである。ま
ず、初期化チェックで初期化未終了時、最終検出データ
である検知結果確認用の「確定データ」、検出結果の中
間バッファである「中間データ」、前記確定データ変更
用の「カウンタ値」、検出センサタイミング用の「タイ
マ値」をそれぞれ初期化する。最後に、「初期化終了フ
ラグ」をセット状態とし、この判定処理を終了する。な
お、「初期化終了フラグ」がセット状態であるため、初
期化処理は次回からは実行されない。次のタイマチェッ
クにおいて、センサ(検知)タイミング用タイマを確認
する。つまり、初期化時点でのシステム用タイマ値がセ
ットされる「タイマ値」と、この時点でのシステム用タ
イマ値とを比較し、所定時間経過していれば、センサ処
理を実行する(検知データセット)。次に、中間結果比
較では、セットされた「検知データ」と「中間データ」
とを比較する。ここで、異なる結果であれば、「中間デ
ータ」に「検知データ」をセットする。次に、力ウンタ
チェックでは、初期化処理で0に初期化した「カウン夕
値」をまず1歩進後、「カウン夕値」が所定回数値以上
であるかを確認する。所定回数値以上であれば、検出結
果として参照する「確定データ」に「中間データ」をセ
ットする。ここで、上記初期化されるデータは制御部5
0内のRAM50−3上のデータであり、またシステム
用タイマ同様にCPU50−1内のタイマである。な
お、この判定処理はメイン制御ループ内のどこで実行さ
れても問題はない。
【0069】次に、図18及び図19を用いて、ベルト
転写及び紙転写検知タイミングを説明する。図18及び
図19はそれぞれ大サイズ画像及び小サイズ画像の重ね
画像形成時におけるタイミングチャートであり、上から
スキャナ動作スタート、中間転写ベルト回転駆動、中間
転写ベルト19の接離駆動及び紙転写部24の接離駆動
のタイミングを示している。上記実施形態1の図4及び
図5で説明したとおり、ベルト転写及び紙転写の接離は
各接離駆動(不図示)を動作状態とした後に、それぞれ
転写ベルト接離検知センサ25−6、紙転写接離検知セ
ンサ24−4で検知した結果で実状態が認識できる。
(このときの判定処理は、前述の図17のとおりであ
る。)
【0070】次に、ベルト転写接離状態を確認するた
め、ベルト転写接離駆動は中間転写ベルト19が正転す
るタイミング(中間転写ベルト駆動モータ76−1が正
転するタイミング)と一致するタイミングで、制御部5
0によって制御される。同様に、紙転写接離状態を確認
するために、紙転写接離駆動は中間転写ベルト19が紙
転写動作をするタイミング(図18、19参照)と一致
するタイミングで、制御部50によって制御される。
【0071】ここで、前述の中間転写ベルト19の正転
動作タイミングT_TBLは、スキャナが原稿読み取り
動作の開始から感光体ドラム9上への書き込み及び現像
後のトナー像先端が中間転写ベルト19上に達する時間
から、ベルト転写接離状態を確認する時間を減算した値
にほぼ一致する値とする。つまり、ベルト転写接離の確
認は、スキャナが原稿読み取り開始後カム軸25−2が
1回転した後に実行する。
【0072】同様に、紙転写接離の確認は、大サイズ画
像形成時では紙転写接離駆動が動作後力ム軸24−2が
1回転した後に実行し、小サイズ画像形成時にはベルト
転写終了後に実行する。
【0073】なお、図19では紙転写接離駆動がベルト
転写接離駆動のタイミング(ベルト転写、紙転写、クリ
ーニング時)と一致しているが、紙転写接離駆動はベル
ト転写終了後動作させるべく制御してもよい。この場合
は、紙転写接離駆動後力ム軸24−2が1回転した時間
後に確認する。次に、ベルト転写及び紙転写の最中にそ
れぞれの接離状態の確認は、ベルト転写及び紙転写開始
後所定時間(または開始直後)に確認する。
【0074】次に、図20(a)及び(b)を用いて、
中間転写ベルト19の逆回転時における中間転写ベルト
19及び紙転写部24(紙転写バイアスローラ24‐
1)の接離制御を説明する。まず、図18又は図19で
説明したベルト転写又は紙転写の検知タイミングで、図
20(a)又は(b)のフローが示す制御部50内のR
OMに格納されているサブプログラムモジュールがコー
ルされる。同様に、図示しないベルト転写駆動及び紙転
写駆動は動作状態である。また、ここでチェックされる
「確定データ」は前述の図17で説明した「確定デー
タ」である。このチェックの後、中間転写ベルト19又
は紙転写バイアスローラ24‐1がそれぞれ接触状態で
あれば、転写ベルト接離CL又は紙転写接離CLをOF
Fする。ここで、各々のCLをOFF状態にすると同時
に、各々のCLをONにするタイマを0クリアする。こ
の各々のONタイマが所定時間に達すると、図示しない
サブプログラムモジュールで各々のCLはONされる。
このために、中間転写ベルト19の逆回転時に、中間転
写ベルト19及び紙転写部24(紙転写バイアスローラ
24‐1)を所望の離間状態にすることが可能となる。
【0075】次に、図21(a)及び(b)を用いて、
中間転写ベルト19の逆回転時における異常処理制御を
説明する。まず、図18又は図19で説明したベルト転
写及び紙転写の検知タイミングで、制御部50内のRO
Mに格納されている図21(a)又は(b)のフローに
示すサブプログラムモジュールがコールされる。同様
に、図示しないベルト転写駆動及び紙転写駆動は動作状
態である。また、ここでチェックされる「確定データ」
は前述の図17で説明した「確定データ」である。上記
「確定データ」がチェックされた結果、中間転写ベルト
19又は紙転写バイアスローラ24‐1がそれぞれ接触
状態であれば、中間転写ベルト19上の重ねトナー像が
こすれて所望の画像が得られなくなり、またクリーニン
グ後であれば、次回の画像形成時に中間転写ベルト19
上に汚れが付着し、同様に所望画像が得られなくなる。
従って、中間転写ベルト19及び紙転写部24(紙転写
バイアスローラ24‐1)がそれぞれ接触状態の時、異
常状態を認識するためベルト転写異常フラグ又は紙転写
異常フラグをセット状態にする。
【0076】制御部50内のROM上に格納されている
メイン制御ループでは、各種異常を同時に監視し、少な
くとも1つの前記同様の異常フラグがセット状態であれ
ば、制御部50はコントロール(ON/OFF)する各
種負荷(ヒータ、モー夕、電源、CL等)を含む負荷を
一旦OFF状態とするべき処理を実行し、さらに不図示
の操作用パネルに異常の発生及び異常内容を表示させる
べき処理を実行する。
【0077】次に、図22(a)及び(b)を用いて、
トナー像転写時における中間転写ベルト19及び紙転写
部24(紙転写バイアスローラ24‐1)の接離制御を
説明する。まず、図18又は図19で説明したベルト転
写及び紙転写の検知タイミングで、図22(a)又は
(b)のフローが示す制御部50内のROMに格納され
ているサブプログラムモジュールがコールされる。同様
に、図示しないベルト転写駆動及び紙転写駆動は動作状
態である。また、ここでチェックされる「確定データ」
は前述の図17で説明した「確定データ」である。この
チェックの後、中間転写ベルト19又は紙転写バイアス
ローラ24‐1がそれぞれ離間状態であれば、転写ベル
ト接離CL又は紙転写接離CLをOFFする。ここで、
各々のCLをOFF状態にすると同時に、各々のCLを
ONにするタイマを0クリアする。この各々のONタイ
マが所定時間に達すると、不図示のモジュールで各々の
CLはONされる。このために、トナー像転写時に中間
転写ベルト19及び紙転写部24(紙転写バイアスロー
ラ24‐1)を所望の離間状態にすることが可能とな
る。
【0078】次に、図23(a)及び(b)を用いて、
トナー像転写時における異常処理を説明する。まず、図
18又は図19で説明したベルト転写及び紙転写の検知
タイミングで、制御部50内のROMに格納されている
図23(a)又は(b)のフローに示すサブプログラム
モジュールがコールされる。同様に、図示しないベルト
転写駆動及び紙転写駆動は動作状態である。また、ここ
でチェックされる「確定データ」は前述の図17で説明
した「確定データ」である。上記「確定データ」がチェ
ックされた結果、中間転写ベルト19又は紙転写バイア
スローラ24‐1がそれぞれ離間状態であれば、つまり
ベルト転写又は紙転写が正常に処理されないために所望
のコピー画像が得られないときは、異常状態を認識する
ためベルト転写異常フラグ又は紙転写異常フラグをセッ
ト状態にする。
【0079】制御部50内のROM上に格納されている
メイン制御ループでは、各種異常を同時に監視し、少な
くとも1つの前記同様の異常フラグがセット状態であれ
ば、制御部50はコントロール(ON/OFF)する各
種負荷(ヒータ、モー夕、電源、CL等)を含む負荷を
一旦OFF状態とするべき処理を実行し、さらに図示し
ない操作用パネルに異常の発生及び異常内容を表示させ
るべき処理を実行する。
【0080】以上、本実施形態によれば、図20(a)
のフローチャートに示すように、中間転写ベルト19の
トナー像転写時とは逆方向への回転直前又は回転中に、
感光体ドラム9と中間転写ベルト19との間の接離を検
知するように制御部50で制御することにより、前記逆
方向への回転前に中間転写ベルト19と感光体ドラム9
との間が離間状態にあることを確認することができる。
そして、前記逆方向への回転直前に、感光体ドラム9と
中間転写ベルト19の接触を検知したとき、両者を離間
させるように制御部50で制御する。これらの制御によ
り、転写位置ずれのない正常な画像形成動作を確実に実
行できるようになるとともに、感光体ドラム9及び中間
転写ベルト19がこすれて発生する傷による画像品質へ
の悪影響を未然に防止できる。 (以下、余白)
【0081】また、本実施形態によれば、図20(b)
のフローチャートに示すように、前記逆方向への回転直
前又は回転中に、紙転写部24(紙転写バイアスローラ
24−1)と中間転写ベルト19との間の接離を検知す
るように制御部50で制御することにより、前記逆方向
への回転前に中間転写ベルト19と紙転写部24(紙転
写バイアスローラ24−1)との間が離間状態にあるこ
とを確認することができる。そして、前記逆方向への回
転直前に、紙転写部24(紙転写バイアスローラ24−
1)と中間転写ベルト19の接触を検知したとき、両者
を離間させるように制御部50で制御する。これらの制
御により、転写位置ずれのない正常な画像形成動作を確
実に実行できるようになるとともに、紙転写バイアスロ
ーラ24−1及び中間転写ベルト19がこすれて発生す
る傷による画像品質への悪影響を未然に防止できる。
【0082】また、本実施形態によれば、図21(a)
のフローチャートに示すように、前記逆方向への回転中
に、感光体ドラム9と中間転写ベルト19との接触を検
知したとき、装置の異常と判定して画像形成動作を中断
するように制御部50で制御することにより、感光体ド
ラム19及び中間転写ベルト19がこすれて発生する傷
による画像品質への悪影響を未然に防止できる。
【0083】また、本実施形態によれば、図21(b)
のフローチャートに示すように、前記逆方向への回転中
に、紙転写部24(紙転写バイアスローラ24−1)と
中間転写ベルト19との接触を検知したとき、装置の異
常と判定して画像形成動作を中断するように制御部50
で制御することにより、紙転写バイアスローラ24−1
及び中間転写ベルト19がこすれて発生する傷による画
像品質への悪影響を未然に防止できる。
【0084】また、本実施形態によれば、図22(a)
及び(b)のフローチャートに示すように、中間転写ベ
ルト19又は転写紙35へトナー像を転写する直前又は
その転写動作中に、感光体ドラム9と中間転写ベルト1
9との接離又は中間転写ベルト19と紙転写部24(紙
転写バイアスローラ24−1)との接離を検知するよう
に制御部50で制御することにより、中間転写ベルト1
9へのトナー像の転写動作及び転写紙35へのトナー像
の転写動作に先立って、中間転写ベルト19と感光体ド
ラム9との間又は中間転写ベルト19と転写紙35を搬
送している紙転写バイアスローラ24−1との間が確実
に接触状態にあることを確認できる。そして、中間転写
ベルト19又は転写紙35へトナー像を転写する直前
に、感光体ドラム9と中間転写ベルト19との離間又は
中間転写ベルト19と紙転写部24(紙転写バイアスロ
ーラ24−1)との離間を検知したとき、両者をそれぞ
れ確実に接触させてトナー像転写を実行させるように制
御手段で制御する。これらの制御により、感光体ドラム
9上の未転写トナー像又は中間転写ベルト19上の未転
写トナー像によるクリーニング過負荷等の異常発生を未
然に防止できる。
【0085】また、本実施形態によれば、中間転写ベル
ト19又は転写紙35へのトナー像の転写動作中に、感
光体ドラム9と中間転写ベルト19との離間又は中間転
写ベルト19と紙転写部24(紙転写バイアスローラ2
4−1)との離間を検知したとき、転写異常と判定して
画像形成動作を中断するように制御部50で制御するこ
とにより、感光体ドラム9上の未転写トナー像又は中間
転写ベルト19上の未転写トナー像によるクリーニング
過負荷等の異常発生を未然に防止するとともに、無駄な
トナー消費を防止できる。
【0086】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装置の主電源
のON時に、中間転写体をトナー転写時の方向とは逆方
向に一旦回転させるように制御手段で制御することによ
り、中間転写体をトナー転写動作直前の待機状態にして
おくことができるので、主電源をONした後の画像形成
開始時に中間転写体を逆回転させるという余分な時間を
確保する必要がなく、画像形成開始から終了までの時間
を短縮することができるという効果がある。
【0087】請求項2の発明によれば、ジャム処理を含
む異常処理の終了時に、中間転写体をトナー像転写時と
は逆方向に一旦回転させるように制御手段で制御するこ
とにより、中間転写体をトナー転写動作直前の待機状態
にしておくことができるので、ジャム処理を含む異常処
理を終了した後の画像形成開始時に中間転写体を逆回転
させるという余分な時間を確保する必要がなく、画像形
成開始から終了までの時間を短縮することができるとい
う効果がある。
【0088】請求項3乃至5の発明によれば、装置のメ
インSWをOFFした時、像担持体と中間転写体とを離
間させ且つ中間転写体と転写材用転写部材とを離間させ
た後、装置の主電源が遮断されるように制御手段で制御
することにより、主電源が遮断されているときに像担持
体と中間転写体との間及び中間転写体と転写材用転写部
材との間を離間状態にしておくことができるので、次の
主電源ON直後の像保持体、中間転写体及び転写材用転
写部材に対するクリーニング等のイニシャル動作をお互
い関連することなくスムーズに実行し、イニシャル動作
時の時間効率の向上を図ることができるという効果があ
る。更に、主電源が遮断されているときに像担持体と中
間転写体との間及び中間転写体と転写材用転写部材との
間を離間状態にしておくことができるので、像担持体、
中間転写体及び転写材用転写部材に不要な圧がかからな
いようになり、この不要な圧によって各部材の寿命が短
くなったり、画像品質が低下したりするのを防止できる
という効果がある。
【0089】特に、請求項4の発明によれば、装置状態
確認手段で装置状態を確認し、この装置状態確認手段に
よる確認結果に基づいて、像担持体と中間転写体との間
及び転写材用転写部材と中間転写体との間の離間を実行
するか否かを決定するように制御するように制御手段で
制御することにより、前記装置状態の確認で前記離間が
必要か否かを判断し、不必要な場合に無駄な離間動作を
省くことができるという効果がある。
【0090】また特に、請求項5の発明によれば、前記
装置状態の確認で装置状態がジャムを含む異常状態の場
合に、像担持体と中間転写体との間及び転写材用転写部
材と中間転写体との間の離間を実行しないで、主電源が
遮断されるように制御手段で制御することにより、無駄
な離間動作を省くことができるとともに、装置の更なる
ダメージを予防できるという効果がある。
【0091】請求項6乃至8の発明によれば、中間転写
体のトナー像転写時とは逆方向への回転直前又は回転中
に、接離検知手段で像担持体と中間転写体との間の接離
を検知するように制御手段で制御することにより、前記
逆方向への回転前に中間転写体と像担持体との間が離間
状態にあることを確認できるので、正常な画像形成動作
を確実に実行できるようになるという効果がある。
【0092】特に、請求項7の発明によれば、中間転写
体のトナー像転写時とは逆方向への回転直前に、像担持
体と中間転写体の接触を検知したとき、離間させるよう
に制御手段で制御することにより、正常な画像形成動作
を確実に実行できるようになるとともに、像担持体及び
中間転写体がこすれて発生する傷による画像品質への悪
影響を未然に防止できるという効果がある。
【0093】また特に、請求項8の発明によれば、中間
転写体のトナー像転写時とは逆方向への回転中に、像担
持体と中間転写体との接触を検知したとき、装置の異常
と判定して画像形成動作を中断するように制御手段で制
御することにより、像担持体及び中間転写体がこすれて
発生する傷による画像品質への悪影響を未然に防止でき
るという効果がある。
【0094】請求項9乃至11の発明によれば、中間転
写体又は転写材へトナー像を転写する直前又はその転写
動作中に、第1又は第2の接離検知手段で像担持体と中
間転写体との接離又は中間転写体と転写材用転写部材と
の接離を検知するように制御手段で制御することによ
り、中間転写体へのトナー像の転写動作及び転写材への
トナー像の転写動作に先立って、中間転写体と像担持体
との間又は中間転写体と転写材を搬送している転写材用
転写部材との間が確実に接触状態にあることを確認し、
正常な画像形成動作を実行できるようになるという効果
がある。
【0095】特に、請求項10の発明によれば、中間転
写体又は転写材へトナー像を転写する直前に、像担持体
と中間転写体との離間又は中間転写体と転写材用転写部
材との離間を検知したとき、確実に接触させてトナー像
転写を実行させるように制御手段で制御することによ
り、像担持体上の未転写トナー像又は中間転写体上の未
転写トナー像によるクリーニング過負荷等の異常発生を
未然に防止できるという効果がある。
【0096】また特に、請求項11の発明によれば、中
間転写体又は転写材へのトナー像の転写動作中に、像担
持体と中間転写体との離間又は中間転写体と転写材用転
写部材との離間を検知したとき、転写異常と判定して画
像形成動作を中断するように制御手段で制御することに
より、像担持体上の未転写トナー像又は中間転写体上の
未転写トナー像によるクリーニング過負荷等の異常発生
を未然に防止するとともに、無駄なトナー消費を防止で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラー複写機の概略構
成を示す正面図。
【図2】同カラー複写機の現像器の概略構成図。
【図3】同カラー複写機の中間転写部及び紙転写部の概
略構成図。
【図4】(a)〜(c)は同中間転写部における中間転
写ベルトの接離手段の説明図。
【図5】(a)〜(c)は同紙転写部(紙転写バイアス
ローラ)の接離手段の説明図。
【図6】同カラー複写機の電装部のブロック図。
【図7】中間転写ベルトの逆回転制御のフローチャー
ト。
【図8】中間転写ベルトの離間動作制御のフローチャー
ト。
【図9】(a)は複写(システム)レディーチェック制
御のフローチャート。(b)はプリンタレディーチェッ
ク制御のフローチャート。
【図10】中間転写ベルトの逆回転制御開始のためのS
TARTデータセツト処理のフローチャート。
【図11】他の実施形態に係るカラー複写機における主
電源遮断起動フラグチエック処理のフローチャート。
【図12】同カラー複写機の主電源の一部を示す回路
図。
【図13】中間転写ベルトのフリー状態への移行処理の
フローチャート。
【図14】更に他の実施形態に係るカラー複写機におけ
る大サイズ画像の重ね画像形成時のスキャナ動作及び中
間転写ベルト動作のタイミングチャート。
【図15】同カラー複写機における小サイズ画像の重ね
画像形成時のスキャナ動作及び中間転写ベルト動作のタ
イミングチャート。
【図16】同カラー複写機における重ね画像形成時の各
色現像スリーブ動作のタイミングチャート。
【図17】同カラー複写機における一般的な検出手段に
よる判定動作を示すフローチャート。
【図18】同カラー複写機における大サイズ画像の重ね
画像形成時のスキャナ動作、中間転写ベルト動作、ベル
ト転写接離駆動及び紙転写接離駆動のタイミングチャー
ト。
【図19】同カラー複写機における小サイズ画像の重ね
画像形成時のスキャナ動作、中間転写ベルト動作、ベル
ト転写接離駆動及び紙転写接離駆動のタイミングチャー
ト。
【図20】(a)及び(b)は中間転写ベルトの逆回転
時における中間転写ベルト及び紙転写部(紙転写バイア
スローラ)の接離制御のフローチャート。
【図21】(a)及び(b)は中間転写ベルトの逆回転
時における異常処理制御のフローチャート。
【図22】(a)及び(b)はトナー像転写時における
中間転写ベルト及び紙転写部(紙転写バイアスローラ)
の接離制御のフローチャート。
【図23】(a)及び(b)はトナー像転写時における
異常処理制御のフローチャート。
【符号の説明】
8 光書き込みユニット 9 感光体ドラム 10 帯電器 14 K現像器 15 C現像器 16 M現像器 17 Y現像器 19 中間転写ベルト 20−1 上バイアスローラ 20−2 下バイアスローラ 21 駆動ローラ 22 中間転写クリーニング装置 23 スイーパブラシ 24 紙転写部 24−1 紙転写バイアスローラ 24−2,3 力ム軸 25−1 転写ベルト接離CL 25−2 力ム軸 25−3 偏芯力ム 25−4 テンションブラケット 25−5 ベルト接離アクチュエータ 25−6 転写ベルト接離検知センサ 35 転写紙 50 制御部 101 メインSW 102〜104 リレー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動可能な
    中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー像を順
    次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間転写体
    に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と前記中
    間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転写体上
    の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部とを備え、
    前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体上へ重ね合
    わせて転写する前に、前記中間転写体をトナー像転写時
    の方向とは逆方向に一旦回転させる画像形成装置におい
    て、 装置の主電源のON時に、前記中間転写体を前記逆方向
    に一旦回転させるように制御する制御手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動可能な
    中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー像を順
    次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間転写体
    に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と前記中
    間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転写体上
    の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部とを備え、
    前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体上へ重ね合
    わせて転写する前に、前記中間転写体をトナー像転写時
    の方向とは逆方向に一旦回転させる画像形成装置におい
    て、 ジャム処理を含む異常処理の終了時に、前記中間転写体
    をトナー像転写時とは逆方向に一旦回転させるように制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動可能な
    中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー像を順
    次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間転写体
    に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と前記中
    間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転写体上
    の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部と、前記像
    担持体と前記中間転写体とを接離させる第1の接離手段
    と、前記中間転写体と前記転写材用転写部材とを接離さ
    せる第2の接離手段とを備えた画像形成装置において、 装置のメインSWをOFFした時、前記像担持体と前記
    中間転写体とを離間させ且つ前記中間転写体と前記転写
    材用転写部材とを離間させた後、装置の主電源が遮断さ
    れるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、 装置状態を確認する装置状態確認手段と、 前記装置状態確認手段による確認結果に基づいて、前記
    離間を実行するか否かを決定するように制御する制御手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4の画像形成装置において、 前記装置状態がジャムを含む異常状態の場合に、前記離
    間を実行しないで、装置の主電源が遮断されるように制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動可能な
    中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー像を順
    次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間転写体
    に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と前記中
    間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転写体上
    の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部と、前記像
    担持体と前記中間転写体とを接離させる第1の接離手段
    と、前記中間転写体と前記転写材用転写部材とを接離さ
    せる第2の接離手段とを備え、前記像担持体上のトナー
    像を前記中間転写体上へ重ね合わせて転写する前に、前
    記中間転写体をトナー像転写時の方向とは逆方向に一旦
    回転させる画像形成装置において、 前記像担持体と中間転写体との間の接離を検知する接離
    検知手段と、 前記中間転写体の前記逆方向への回転直前又は回転中
    に、前記像担持体と前記中間転写体との間の接離を検知
    するように制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6の画像形成装置において、 前記中間転写体の前記逆方向への回転直前に、前記像担
    持体と前記中間転写体の接触を検知したとき、離間させ
    るように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項6の画像形成装置において、 前記中間転写体の前記逆方向への回転中に、前記像担持
    体と前記中間転写体との接触を検知したとき、装置の異
    常と判定して画像形成動作を中断するように制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、前記像担持体に対向配置された回動可能な
    中間転写体に前記像担持体上に形成されたトナー像を順
    次重ね合わせて転写する中間転写部と、前記中間転写体
    に対向配置された回動可能な転写材用転写部材と前記中
    間転写体との間に搬送される転写材に前記中間転写体上
    の重ねトナー像を一括転写する転写材転写部と、前記像
    担持体と前記中間転写体とを接離させる第1の接離手段
    と、前記中間転写体と前記転写材用転写部材とを接離さ
    せる第2の接離手段とを備え、前記像担持体上のトナー
    像を前記中間転写体上に転写するときに前記中間転写体
    と前記像担持体とを接触させ、且つ前記中間転写体上の
    トナー像を前記転写材上に転写するときに前記転写材を
    介して前記転写材用転写部材と前記中間転写体とを接触
    させる画像形成装置において、 前記像担持体と中間転写体との接離を検知する第1の接
    離検知手段と、 前記中間転写体と転写材用転写部材との接離を検知する
    第2の接離検知手段と、 前記中間転写体又は前記転写材へトナー像を転写する直
    前又はその転写動作中に、前記像担持体と前記中間転写
    体との接離又は前記中間転写体と前記転写材用転写部材
    との接離を検知するように制御する制御手段とを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9の画像形成装置において、 前記中間転写体又は前記転写材へトナー像を転写する直
    前に、前記像担持体と前記中間転写体との離間又は前記
    中間転写体と前記転写材用転写部材との離間を検知した
    とき、接触させるように制御する制御手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項9の画像形成装置において、 前記中間転写体又は前記転写材へのトナー像の転写動作
    中に、前記像担持体と前記中間転写体との離間又は前記
    中間転写体と前記転写材用転写部材との離間を検知した
    とき、転写異常と判定して画像形成動作を中断するよう
    に制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
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