JPH09256969A - オイルポンプ装置 - Google Patents

オイルポンプ装置

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JPH09256969A
JPH09256969A JP16216296A JP16216296A JPH09256969A JP H09256969 A JPH09256969 A JP H09256969A JP 16216296 A JP16216296 A JP 16216296A JP 16216296 A JP16216296 A JP 16216296A JP H09256969 A JPH09256969 A JP H09256969A
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oil
suction
oil pump
discharge port
port
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壽 宮崎
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一郎 木村
Kanetake Aoki
金剛 青木
Sadanori Miura
禎則 三浦
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/102Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes

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  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関側で必要とする油量以上に無駄な稼働
を抑え、駆動馬力を低減して効率的に作動油の送給を行
うオイルポンプ装置を提供する。 【解決手段】ポンプ室10に形成される各空間群のうち
拡大側空間22g〜22i、22kに対応させる吸入ポ
ート31を複数設け、制御弁7によって、オイルポンプ
1の作業状態を、上記複数の吸込ポート31が互いに連
通して拡大側空間22g〜22i、22kに吸込作業を
行わせる第1状態と、複数の吸込ポート31のうちのい
ずれかに供給路5の吐出ポート33からの作動油を圧送
して上記拡大側空間22g〜22i、22kの一部の吸
込作業を不要とする第2状態に切換制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオイルポンプ装置に
関する。本発明は駆動源例えば車両の内燃機関のクラン
クシャフトの回転数の増加に伴い油圧が増大する特性を
もつオイルポンプ装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】オイルポンプ装置においては、ロータの
回転数が増加すると、吐出ポートから吐出される作動油
の吐出量が増加するため、オイルポンプ装置により生じ
る油圧が増大する。ところで従来より、2台のギヤポン
プを一体的に装備したオイルポンプ装置が知られている
(実開昭61−23485号公報)。このものは、油圧
が小さくなりがちな低速回転領域では、2台のギヤポン
プを駆動させて作動油の吐出量を確保し、これにより必
要油圧を確保する。一方、高速回転領域では、吐出量が
増大して油圧の増大が期待できるので、1台のギヤポン
プのみを駆動させ、必要以上の油圧を回避し、仕事効率
を向上させている。
【0003】また従来より図9に示す様にリリーフ弁3
00を装備したオイルポンプ装置も知られている。この
ものでは吸込ポート101及び吐出ポート102を備え
たポンプボディ100と、ポンプボディ100のポンプ
室105に回転自在に配置された多数の歯を備えたロー
タ200と、吐出ポート102からの作動油の油圧に応
答して作動するリリーフ弁300とを有する。
【0004】このものにおいても、前述同様にロータ2
00の回転数が増加すると、吐出ポート102からの作
動油の吐出量が増加するので、オイルポンプ装置により
生じる油圧が増大するものである。そしてロータ200
の回転数が増加して基準圧(P1)以上の油圧が生じた
場合には、吐出ポート102からの作動油の油圧がリリ
ーフ弁300のバネの付勢力に打ち勝つので、リリーフ
弁300が開放作動し、これにより余剰の作動油をリリ
ーフ弁300のリリーフポートから外部に排出する様に
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した実
開昭61−23485公報に係るオイルポンプ装置によ
れば、ギヤポンプを2台必要とするので、小型化の面で
不利であり、車体等の基体に搭載する場合には搭載性の
面で不利である。また図9に示すオイルポンプ装置によ
れば、前述した様に基準圧(P1)以上の油圧が生じた
場合には、吐出ポート102から吐出される作動油の油
圧でリリーフ弁300を開放作動させ、余剰の作動油を
リリーフポートから外部に排出するものである。従っ
て、外部に排出される余剰の作動油についても、基準圧
(P1)以上の大きな油圧が作用しているので、オイル
ポンプ装置は余分の仕事をしていることになり、オイル
ポンプ装置における仕事効率の面で好ましくない。
【0006】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、その課題は、ロータの回転数が増加して必要油
圧が確保された場合において、排出される余剰の作動油
には複数ある吸込ポートの一部へ圧送帰還させる手段を
採用することにより、仕事効率の向上を図り得、これに
よりオイルポンプの駆動馬力の低減に有利であり、更に
小型化の面で有利であり、車体等の基体に搭載する場合
において搭載性の向上を図り得るオイルポンプ装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るオイルポ
ンプ装置は、(a)駆動源によって回転動作するロータ
により容積が変化する複数の空間群が形成されるととも
に、該空間群のうち縮小側空間が吐出ポートに連通し、
拡大側空間が複数の吸込ポートに分かれて連通して、該
吐出ポートから吐出される作動油を被送給部に送給する
オイルポンプと、(b)上記オイルポンプの動作状態
を、上記複数の吸込ポートを互いに連通して上記拡大側
空間に吸込を行わせる第1状態と、上記吐出ポートを上
記複数の吸込ポートの少なくとも一つに連通させ、該連
通された吸込ポートに対応した一部の拡大側空間に上記
吐出ポートからの作動油を圧送する第2状態とに切換可
能な制御弁とを具備したことにある。
【0008】請求項2の発明の要旨は、上記制御弁が、
上記供給路の油圧に基づいて上記切換制御を行い、該油
圧が所定域よりも小さなときには上記第1状態に切換
え、該油圧が所定域よりも大きなときには上記第2状態
に切換えることにある。請求項3の発明の要旨は、上記
供給路の油圧、油温、スロットル開度、機関の回転数の
うち少なくとも一つを検出して取得した制御信号を出力
する制御手段を有し、上記制御弁が、上記制御手段から
の制御信号に基づいて上記切換制御を行うことにある。
【0009】請求項4の発明の要旨は、上記制御弁が、
上記供給路の油圧若しくは上記制御手段の制御信号に基
づいて上記オイルポンプの動作状態を、上記複数の吸込
ポートを互いに連通して上記拡大側空間群に吸込を行わ
せる第1状態と、上記吐出ポートを上記複数の吸込ポー
トの一つに連通させ、該連通された吸込ポートに対応し
た一部の拡大側空間に上記吐出ポートからの作動油を圧
送し吸込動作を残りの拡大側空間だけに行わせる第2状
態と、上記吐出ポートをすべての吸込ポートに連通させ
て上記吐出ポートからの作動油を上記拡大側空間に圧送
する第3状態とに切換るようにしたことにある。
【0010】本発明の被送給部は、送給油路から作動油
が送給される機関の意味であり、ベアリング等の潤滑装
置、内燃機関のシリンダやピストン等の様に油冷される
装置、或いは油圧作動式のアクチュエータ等が挙げられ
る。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明のオイルポンプ装置にお
いて、駆動源の回転数の増加に伴いロータの回転数が増
加し、吐出ポートから作動油の吐出量が増加し、これに
より供給路の油圧が増大する。駆動源の回転数及びロー
タの回転数が小さくて供給路の油圧が所定域(Pm)よ
りも小さなときには、制御弁は第1状態となり、複数の
吸込ポートが一つの吸込ポートとなって拡大側空間に作
動油が吸い込まれる。従ってオイルポンプは、拡大側空
間の全部が吸込し、よって、ロータの回転数が小さくて
も、被送給部に送給される必要油圧は確保される。
【0012】一方、ロータの回転数が増して吐出ポート
からの吐出量が増し、供給路の油圧が所定域よりも大き
くなったときには、制御弁はオイルポンプを第2状態と
し、拡大側空間の一部だけで吸込を行わせる。これによ
りポンプの仕事が低減され、それにもかかわらず被送給
部に送給される必要油圧は確保される。換言すれば、駆
動源及びロータの回転数が増して吐出ポートからの吐出
量が増し、供給路の油圧が所定域よりも大きくなり、供
給路のみで必要油圧が確保される場合には、拡大側空間
の一部だけで吸込をさせ、残りの拡大側空間には余剰の
作動油を圧送することで吸込が行われなくなる。
【0013】とりわけ、請求項4の発明のように、第1
〜第3状態に切換可能とすれば、ロータの低回転数域、
中回転数域、高回転数域とで最適な油量を供給するきめ
細かな制御が可能となる。このように本発明は、余剰の
作動油を吸込ポートの拡大側空間に帰還しているので、
拡大側空間は吸込を行うことなく、作動油がオイルポン
プを循環し、オイルポンプ装置における余分の仕事は低
減または回避され、オイルポンプ装置の駆動馬力を低減
できる。
【0014】また供給路のみで必要油圧が確保された場
合には、余分の仕事を省略でき仕事効率が高まるので、
実開昭61−23485号公報に係る装置とは異なり、
2台一体的に装備せずともよく、オイルポンプ装置の小
型化、ひいては軽量化に有利である。よって車体等の基
体に搭載する際における搭載性の向上に有利である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオイルポンプ装置
の第1実施形態の例を説明する。この例は車両に搭載し
て内燃機関のクランクシャフトにより回転して油圧を発
生させるものである。図1にオイルポンプ装置の概念構
成図を示す。図1に示すオイルポンプ装置に係るオイル
ポンプ1は金属製(例えばアルミ系合金、鉄系合金)の
ポンプボディ1aを備えている。ポンプボディ1aには
凹部1a1が形成されており、該凹部1a1内には多数
個の内歯11を備えたドリブンギヤを構成するアウタロ
ータ3が回転自在に嵌合されている。アウタロータ3内
には、アウターロータ3の軸心に対して所定量偏心した
軸心を有するインナーロータ2が同偏心軸を中心に回転
可能に配設されている。インナーロータ2は駆動源とし
ての内燃機関のクランクシャフトに接続され、クランク
シャフトと共に回転する。なおインナーロータ2の回転
数は一般的には600〜7000rpm程度となるよう
に設計されている。
【0016】インナーロータ2には、多数個の外歯21
を備えたドライブギヤを構成する外歯車部が形成されて
いる。内歯11及び外歯21はトロコイド曲線又はサイ
クロイド曲線で規定されている。インナーロータ2の回
転方向は半時計方向(矢視A1)方向であり、インナー
ロータ2の回転に伴ないインナーロータ2の外歯21が
内歯11に次々と入り込み、アウターロータ3も同方向
に回転する。外歯21と内歯11とにより図1に示す空
間22a〜22kに分割されたポンプ室10が形成され
る。図1に示す空間22aは最も容積が大きなものであ
り、空間22fは最も容積が小さなものである。
【0017】空間22aよりも下流の空間22b〜22
f(縮小側空間)は、次第に容積が縮小するため吐出圧
が生成し、作動油の吐出作用が得られる。また空間22
fよりも上流の空間22g〜22k(拡大側空間)は、
次第に容積が拡大するため吸込圧が生成し、作動油の吸
込作用が得られる。オイルポンプ1のポンプボディ1a
には、上記空間22b〜22fに連通した吐出ポート3
3が形成されている。吐出ポート33は、インナーロー
タ2の回転に伴いポンプ室10からオイルを吐出するポ
ートである。ポンプボディ1aには吸込ポート31が吸
込ポートAと吸込ポートBとに分離して形成されてい
る。吸込ポートAは、空間22g〜22iに連通し、吸
込ポートBは空間22kに連通している。
【0018】本実施形態では、矢印A1に示す回転方向
において、吸込ポートBは吸込ポートAよりも下流に位
置している。また吸込ポートAの開口面積は、吸込ポー
トBの開口面積に比較して大きく設定されている。図1
から理解できる様に、内歯11と外歯21との接触点E
1、E2によって吸込ポートAと吸込ポートBを区分け
している。よって吸込ポートAと吸込ポートBとは、ポ
ンプ室10の周方向において互いに連通しておらず、従
って吸込ポートAと吸込ポートBとは互いに独立した吸
込機能を有する。また、吸込ポートAには、オイルパ
ン、リザーバ、オイルタンク等の油貯蔵部69に延在し
た吸込管路66が連通されている。勿論、この油貯蔵部
69には、被送給部80に送給された作動油の一部が帰
還されるようになっている。
【0019】吐出ポート33に連通した供給路5は、内
燃機関の送給部80に作動油を導出する通路であり、途
中に分岐路6Aと分岐路6Bをもつ。分岐路6Aの先端
はスプール形の制御弁7の制御ポート71に接続され、
分岐路6Bの先端は、同制御弁7の第3中間ポート72
に接続されている。制御弁7は、オイルポンプ1のポン
プボディ1aに形成された弁室78内に軸方向に摺動可
能に配設された弁体77を有し、該弁室78は、制御ポ
ート71に常時連通されるヘッド室75を弁室78内に
形成する第1弁部77aと、弁体77を常時ヘッド室7
5へ向けて付勢する伸縮スプリング79が収容された背
面室79aを弁室78内に形成する第2弁部77bとを
備えている。第1弁部77aと第2弁部77bの間は小
径の軸部で連結されており、これにより両弁部77a、
77b間に弁通路76が形成される。弁室78には、吸
込ポートAに通路62を介して連通した第1中間ポート
73と、吸込ポートBに通路63を介して連通した第2
中間ポート74と、分岐路6Bに連通した第3中間ポー
ト72とが形成されている。第1中間ポート73は、弁
体77がヘッド室75内の油圧により伸縮スプリング7
9に抗して摺動することにより、第1弁部77aによっ
て制御ポート71及び第2中間ポート74とのヘッド室
75及び弁通路76を介した連通を開閉制御されるよう
に、弁室78内に開口しており、第3中間ポート72
は、弁体77の上記摺動により第2弁部77bによって
弁通路76を介した第2中間ポート74との連通を開閉
制御されるように弁室78内に開口している。尚、第2
中間ポート74は、弁通路76に常時開口している。
【0020】従って弁体77の位置によって制御弁7
は、上記オイルポンプ1の動作状態を、第1状態(第
1、第2中間ポート73、74を弁通路76を介して連
通し、吸込ポートA、Bを互いに連通した状態)、第2
状態(第3中間ポート72、第2中間ポート74を弁通
路76を介して連通し、分岐路6Bを吸込ポートBに連
通した状態)及び第3状態(制御ポート71、第1中間
ポート73をへッド室75を介して連通し、分岐路6A
を吸込ポートAに連通した状態)に切換え制御可能に構
成される。第1状態は図1に対応し、第2状態は図2に
対応し、第3状態は図3にそれぞれ対応している。尚、
通路62、63、分岐路6A、6B、吸込管路66の一
部、供給路5の一部は制御弁7と同様にオイルポンプ1
のポンプボディ部1aに形成されている。また、背面室
79aには圧力抜き孔79bが設けられる。
【0021】さて本例のオイルポンプ装置の作動につい
て説明する。クランクシャフトの回転数が零から上昇す
る低回転域では、伸縮スプリング79の力が供給路5の
油圧より勝り、制御弁7は、図1のように各中間ポート
73、74を弁通路76で連通し吸込ポートAと吸込ポ
ートBを互いに連通する。両吸込ポートA、Bが連通す
ることは、空間22g〜22kが吸込することであり、
オイルポンプ1は、油貯蔵部69の作動油を吸込管路6
6を通して空間22g〜22kより吸込み、空間22b
〜22eより吐出ポート33に吐出する。吐出した作動
油は供給路5から内燃機関に送給される。
【0022】このとき図5に示す低回転域(回転数0<
N≦N1)の特性が得られる。図5において、特性α
は、吸込ポートA,B共に吸込が行われる場合の吐出特
性であり、特性βは、吸込ポートA,Bのいずれか一方
の吸込が行われる場合の吐出特性である。低回転域の特
性は、上記特性αに一致したものとなる。このように内
燃機関の回転数が低回転域にあっては、通常の吸込と吐
出が行われ、必要油圧は充分確保される(第1状態)。
【0023】一方、内燃機関の回転数が増加して低回転
域と中回転域の境界値N1(内燃機関の回転数が例えば
1500rpm)を越えた場合には、インナーロータ2
の回転数も増す。この場合には、吐出ポート33からの
作動油の吐出量が増加するので、供給路5の作動油の油
圧も境界値N1に応じて上昇し所定域(Pm)よりも大
きくなる。この油圧により、弁体77が図1において伸
縮スプリング79に抗して図示右方に摺動され、図4に
示すように、中回転域の前半では、制御弁7は、弁体7
7の第1弁部77aが第1中間ポート73の一部を弁通
路76に開口させ、第2弁部77bが第2中間ポート7
4及び第3中間ポート72の一部を弁通路76に開口さ
せる過渡状態に位置される。この過渡状態では、吸込ポ
ートA(空間22g〜22i)で吸込がなされると共
に、吸込ポートB(空間22k)で通路62の一部が開
口することにより絞られた第1中間ポート73、弁通路
76、第2中間ポート74及び通路63を介して吸込が
なされる(吸込ポートBでは、制限された吸込がなされ
る。)。これと同時に、吸込ポートBが、通路63、第
2中間ポート74、弁通路76及びその一部が開口する
ことにより絞られた第3中間ポート72を介して分岐路
6Bと連通し、これにより内燃機関の被送給部80に送
給されるべき作動油の一部が吸込ポートBにて吸込まれ
る(圧送される)。このとき、図5に示す中回転域の前
半(N1<N<N2)の特性が得られる。更に内燃機関
の回転数が増加してN2以上になると、インナーロータ
2の回転数も増し、吐出ポート33からの作動油の吐出
量が増加して供給路5の作動油の油圧も更に上昇する。
この油圧は、図2から理解できるように弁体77を図上
右側に移動し、第2中間ポート74を弁通路76に連通
するが第1中間ポート73を閉塞する。第1中間ポート
73が閉塞されると、油貯蔵部69の作動油を吸い込む
ポンプ動作は、空間22g〜22iで行われる(第2状
態)。
【0024】また、上記中回転域の後半においては、第
3中間ポート72が分岐路6Bと連通し、内燃機関に送
給されるべき作動油の一部が分岐路6B→弁通路76→
通路63を経て吸込ポートBに圧送される。従って、吸
込ポートBに連通した空間22kは吸込を行わず、吐出
圧で作動油が空間22kに圧送され、オイルポンプ1の
行う仕事は吸込ポートAに連通した22g〜22iだけ
で行われる。この時の吐出特性は、図5に示すように、
低回転域の増加特性より吸込ポートBの特性分が減じら
れたものとなり、オイルポンプ1の吸込仕事を減じて内
燃機関に必要な油圧を効率良く得ることができる(中回
転域)。尚、本実施形態では、図5において、中回転域
の前半の特性線が特性βと交差する回転数N2にて上記
した過渡状態から第2状態へ切替わるようにしたが、こ
の切替わる回転数は、例えば第1中間ポート73の位置
を適宜変更することにより、高くしたり、低くしたりす
ることが可能であり、内燃機関の仕様に応じて変更する
ことができる。尚、これらの場合、第2状態に切替わっ
た後、速やかに特性βに沿った吐出特性となる。
【0025】更に内燃機関の回転数が上昇し、中回転域
と高回転域の境界値N3を超えると、供給路5の作動油
の油圧も上昇し、制御弁7の弁体77は更に右側に移動
され分岐路6Aをも吸込ポートAに連通させる。これに
より供給路5からの作動油の油圧により空間22g〜2
2i、22kに作動油が圧送される(第3状態)。即
ち、供給路5に送給された作動油の一部がオイルポンプ
1で循環して、ポンプ仕事を低減している。
【0026】この時の吐出特性は、図5の回転数N3以
上の領域に示すように、その後の回転数の増加に応じて
中回転域と同様の増加特性を呈する。こうして本実施形
態では、供給路の作動油を複数の吸込ポートに回転数
(油圧)に応じて段階的に圧送しているので、内燃機関
側で回転数に応じて必要なだけの作動油を送給しつつオ
イルポンプの駆動馬力低減を行うことができる。特に、
高回転時には内燃機関側での必要な油量だけしか吸込ま
ないため、吸込通路、例えばストレーナ等を大きくした
りする必要がない。また実開昭61−23485号公報
のように2台のギヤポンプを一体的に装備したオイルポ
ンプに対して、1組のロータにて設定できるので、オイ
ルポンプの小型化ひいては軽量化に有利であり、オイル
ポンプの車体等への搭載性が向上する。
【0027】次に図6及び図7に示す第2実施形態によ
って本発明を更に説明する。図6の実施形態において、
低回転域において吸込ポートA、Bを連通させる構成は
第1実施形態と同じであるが、中回転域及び高回転域に
おいて制御弁9を駆動する分岐路6Aからの作動油をそ
のまま吸込ポートBに圧送するようにして、第1実施形
態の分岐路6Bを省略した構成としている。
【0028】すなわち、制御弁9は供給路5から分岐し
てポンプボディ1aに形成された分岐路6Aにヘッド室
95が連通され、弁体97を吐出圧をもつ作動油で伸縮
スプリング99が収嵌された背面室99a側へ押すだけ
の構成となっている。そして、弁室98には、通路62
への開口となる第1中間ポート93と、通路63への開
口となる第2中間ポート94と、分岐路6Aへの開口と
なる制御ポート91とが形成され、更に第2中間ポート
94を実質的に第2弁部97bのストローク方向長さよ
り大きくさせるサイド通路94aが形成される。なお、
背面室99aには圧力抜き孔99bが形成される。ま
た、第1弁部97aは常に背面室99aと第1中間ポー
ト93とを仕切っている。
【0029】上記構成によっても第1実施形態と同様に
図5のような吐出特性を呈する。先ず、弁体97は、低
回転域の油圧では伸縮スプリング99の力が勝り、図1
に示すように第1中間ポート93と第2中間ポート94
とを弁通路96を介して連通させた位置となり(第1状
態)、オイルポンプ1は、吸込ポートA、Bが互いに連
通して共に吸込み動作し、特性αで表される最大のポン
プ仕事を行う。中回転域前半の油圧では、弁体97は、
図7(A)に示すように、第1中間ポート93と第2中
間ポート94とを弁通路96を介して連通させ、かつサ
イド通路94aを介してヘッド室95と通路63とを連
通させた過渡状態の位置となる。この場合、吸込ポート
Aは第1実施形態と同様にその拡大する空間22g〜2
2iで吸込み動作し、吸込ポートBには絞られた第2中
間ポート94より油貯蔵部69における作動油が吸込ま
れると同時に、サイド通路94aを通して供給路5から
の吐出された作動油の一部が分岐路6Aより圧送され
る。この過渡状態も吐出された作動油の一部を吸込む経
路が弁体97を移動させる分岐路6Aよりの直接の作動
油を吸込ポートBに圧送する経路に変っただけで、吐出
特性としては図5の中回転域の前半(N1<N<N2)
の特性と同じになり、吸込ポートBに分岐路6Aよりの
吐出圧を有する作動油が圧送される分、ポンプ仕事は低
減される。次に、中回転域の後半の油圧では、図7
(B)に示すように、弁体97は第1中間ポート93と
第2中間ポート94とを第2弁部97bで仕切る位置に
移動し、分岐路6Aからの吐出圧を有する作動油をサイ
ド通路94aを通して吸込ポートBに圧送する(第2状
態)。この場合も、吐出圧の作動油を送る経路が異なる
だけで図5の中回転域後半(N2<N<N3)の特性と
同じになり、吸込ポートBに分岐路6Aよりの吐出圧の
作動油が圧送される分、ポンプ仕事は低減される。更に
回転数が増加し、高回転域の油圧となると、図7(C)
に示すように、弁体97は第2弁部97bが図中第1中
間ポート93よりも左側となる位置に移動し、分岐路6
Aと通路62、63とをそれぞれ連通した第3状態とな
り、吐出圧の作動油を吸込ポートA、Bに圧送する。こ
れにより吸込ポートA、B共に吐出圧の作動油が圧送さ
れ、図5のN3以上の特性と同じになって、ポンプ仕事
を低減している。
【0030】このように上記第2実施形態によっても中
回転域及び高回転域においてポンプ仕事の低減を図るこ
とができるが、この第2実施形態では、第1実施形態の
分岐路6Bを設ける必要がないためポンプボディ1aが
コンパクトになり、内燃機関への搭載性が良好となる。
ところで上記した各実施形態では1は吸込ポート31を
A,B2個に分離したが、更に分離数を増加してもよ
い。この場合、通路62、63を吸込ポートの増加に対
応して増やし、かつ、制御弁7、97のポート数と弁部
の数も変更すればよい。
【0031】図8は更に第3実施形態を示す。この例で
は制御弁7は周知の比例電磁制御手段90により駆動さ
れる。供給路5の油圧、油温、スロットル開度、内燃機
関の回転数に応じた出力信号を発生する電気制御装置9
1の出力信号により、比例電磁制御手段90は制御され
る。この比例電磁制御手段90、電気制御装置91、制
御弁7以外の基本構成は、上記した図1に示す例と同様
であるため、同様の機能を奏する部位には同一の符号を
付し、説明を省略する。
【0032】この例では、供給路の油圧、油温、スロッ
トル開度、内燃機関の回転数を直接または間接的に検出
し、検出信号に基づいて、図5の特性、特に境界値N
1、N2を制御して中回転域の特性を可変することがで
きる。その他、本発明は車両以外に他の産業機器に使用
するオイルポンプ装置にも適用でき、更にトロコイド式
のオイルポンプに限らず、更にポンプの駆動形態もクラ
ンクシャフト直結駆動式に限らず例えばタイミングベル
トによるプーリ駆動式等でも良い等、適宜選択できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に関し、ロータが低回転
域である状態におけるオイルポンプ装置の構成図であ
る。
【図2】ロータが中回転域(後半)である状態における
オイルポンプ装置の動作説明図である。
【図3】ロータが高回転域である状態におけるオイルポ
ンプ装置の動作説明図である。
【図4】中回転域(前半)である状態における制御弁の
動作説明図である。
【図5】オイルポンプ装置の吐出特性図である。
【図6】本発明の第2実施形態に関し、低回転域である
状態におけるオイルポンプ装置の構成図である。
【図7】上記オイルポンプ装置の中回転域前半(A)、
中回転域後半(B)、高回転域(C)における動作説明
図である。
【図8】本発明の第3実施形態のオイルポンプ装置の構
成図である。
【図9】従来のオイルポンプ装置を概略して示す構成図
である。
【符号の説明】
図中、1はオイルポンプ、1aはポンプボディ、10は
ポンプ室、11は内歯、2はロータ、21は外歯、31
は吸込ポートA、B、33は吐出ポート、5は供給路、
6A、6Bは分岐管、7、9は制御弁であり、各図で同
一ないし同等の要素には共通の符号を付す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 禎則 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源によって回転動作するロータにより
    容積が変化する複数の空間群が形成されるとともに、該
    空間群のうち縮小側空間が吐出ポートに連通し、拡大側
    空間が複数の吸込ポートに分かれて連通して、該吐出ポ
    ートから吐出される作動油を被送給部に送給するオイル
    ポンプと、 上記オイルポンプの動作状態を、上記複数の吸込ポート
    を互いに連通して上記拡大側空間に吸込を行わせる第1
    状態と、上記吐出ポートを上記複数の吸込ポートの少な
    くとも一つに連通させ、該連通された吸込ポートに対応
    した一部の拡大側空間に上記吐出ポートからの作動油を
    圧送する第2状態とに切換可能な制御弁とを具備してい
    ることを特徴とするオイルポンプ装置。
  2. 【請求項2】上記制御弁は、上記吐出ポートの作動油圧
    に基づいて上記切換制御を行い、該作動油圧が所定域よ
    りも小さなときには上記第1状態に切換え、該作動油圧
    が所定域よりも大きなときには上記第2状態に切換える
    ことを特徴とする請求項1記載のオイルポンプ装置。
  3. 【請求項3】上記吐出ポートの作動油圧、油温、スロッ
    トル開度、機関の回転数のうち少なくとも一つを検出し
    て取得した制御信号を出力する制御手段を有し、 上記制御弁は、上記制御手段からの制御信号に基づいて
    上記切換制御を行うことを特徴とする請求項1記載のオ
    イルポンプ装置。
  4. 【請求項4】上記制御弁は、上記吐出ポートの作動油圧
    若しくは上記制御手段の制御信号に基づいて上記オイル
    ポンプの動作状態を、上記複数の吸込ポートを互いに連
    通して上記拡大側空間群に吸込を行わせる第1状態と、
    上記吐出ポートを上記複数の吸込ポートの一つに連通さ
    せ、該連通された吸込ポートに対応した一部の拡大側空
    間に上記吐出ポートからの作動油を圧送し吸込動作を残
    りの拡大側空間だけに行わせる第2状態と、上記吐出ポ
    ートをすべての吸込ポートに連通させて上記吐出ポート
    からの作動油を上記拡大側空間に圧送する第3状態とに
    切換るようにしたことを特徴とする請求項1〜3記載の
    オイルポンプ装置。
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