JPH09256963A - オイルポンプロータ - Google Patents

オイルポンプロータ

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JPH09256963A
JPH09256963A JP699397A JP699397A JPH09256963A JP H09256963 A JPH09256963 A JP H09256963A JP 699397 A JP699397 A JP 699397A JP 699397 A JP699397 A JP 699397A JP H09256963 A JPH09256963 A JP H09256963A
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rotor
teeth
oil pump
inner rotor
outer teeth
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Katsuaki Hosono
克明 細野
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/082Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
    • F04C2/084Toothed wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーロータの外歯がアウターロータの内
歯を押す力について、インナーロータの半径方向に作用
して歯面間のすべりを生むすべり成分を減少させ、イン
ナーロータの接線方向に作用してアウターロータを回転
させる回転成分を増大させることが課題とされていた。 【解決手段】 インナーロータの歯先円直径をD(m
m)、インナーロータとアウターロータとの偏心量をe
(mm)としたときに下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿ってインナー
ロータ10の外歯11が形成されたオイルポンプロータ
を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インナーロータと
アウターロータとが噛み合って回転するとき、両ロータ
の歯面間に形成されるセルの容積変化によって流体を吸
入、吐出するオイルポンプロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオイルポンプは、n(nは自然
数)枚の外歯が形成されたインナーロータと、この外歯
に噛み合うn+1枚の内歯が形成されたアウターロータ
と、流体が吸入される吸入ポートおよび流体が吐出され
る吐出ポートが形成されたケーシングとを備えており、
インナーロータを回転させることによって外歯が内歯に
噛み合ってアウターロータを回転させ、両ロータ間に形
成される複数のセルの容積変化によって流体を吸入、吐
出するようになっている。
【0003】セルは、その回転方向前側と後側で、イン
ナーロータの外歯とアウターロータの内歯とがそれぞれ
接触することによって個別に仕切られ、かつ両側面をケ
ーシングによって仕切られており、これによって独立し
た流体搬送室を構成している。そして、各セルは外歯と
内歯との噛み合いの過程の途中において容積が最小とな
った後、吸入ポートに沿って移動するときに容積を拡大
させて流体を吸入し、容積が最大となった後、吐出ポー
トに沿って移動するときに容積を減少させて流体を吐出
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なオイルポンプロータを備えるオイルポンプにおいて
は、インナーロータの外歯がアウターロータの内歯を押
す力が、インナーロータの接線方向に作用してアウター
ロータを回転させる回転成分と、インナーロータの半径
方向に作用して歯面間のすべりを生むすべり成分とに分
解されるが、機械損失を生むすべり成分を減少させて回
転成分を増大させることが課題とされていた。また、イ
ンナーロータおよびアウターロータの各端面とケーシン
グとの間、アウターロータの外周とケーシングとの間が
常に摺接しており、さらに各セルの前後においてインナ
ーロータの外歯とアウターロータの内歯とが常に摺接し
ている。これは、流体を搬送するセルの液密性を保つた
めに重要な条件であるが、この半面、各摺接部分に生じ
る抵抗が大きいとオイルポンプの機械損失を著しく増加
させることになるので、各摺接部分に生じる抵抗を小さ
くすることが課題とされていた。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、オイルポンプとしての耐久性、信頼性を確保し
つつ、機械効率を向上させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明のオイルポンプロータにおいて
は、インナーロータの外歯を、インナーロータの歯先円
直径をD(mm)、インナーロータとアウターロータと
の偏心量をe(mm)としたときに下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成す
る。インナーロータの外歯がアウターロータの内歯を押
す力は、インナーロータの接線方向に作用してアウター
ロータを回転させる回転成分と、インナーロータの半径
方向に作用して両ロータの歯面間のすべりを生むすべり
成分とに分解されるが、本発明のオイルポンプロータに
おいては外歯と内歯との噛み合い角が適度な範囲に設定
されることにより、外歯の歯先両側にインナーロータの
回転方向外方に突出するエッジ部の形成が抑えられつつ
十分な回転成分が確保される。
【0007】ここで、インナーロータの外歯を、下記式 e・n/(π・D)<0.135 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成する
と、外歯と内歯との噛み合い角が大きくなり、外歯が内
歯を押す力の回転成分が減少する半面すべり成分は増大
し、アウターロータを回転させるためにより大きな力が
必要となる。
【0008】インナーロータの外歯を、下記式 e・n/(π・D)>0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成する
と、外歯と内歯との噛み合い角が小さくなり、外歯が内
歯を押す力のすべり成分が減少して回転成分が増大し、
小さな力でもアウターロータを回転させることができる
ようになる。しかしながら、その半面外歯の歯先両側に
インナーロータの回転方向外方に突出して歯面の摩耗の
原因となるエッジ部が形成されるようになる。
【0009】さらに上記の条件に加えて、インナーロー
タの外歯を、創成円の半径をR(mm)としたときに下
記式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成する
とともに、アウターロータの形状をインナーロータの形
状に従って決定し、インナーロータの外歯の形状と同様
に、トロコイド曲線上に中心を位置させた創成円群の描
く包絡線に沿って形成する。これにより、アウターロー
タの内歯端面の面積が、内歯が欠損しやすくならない程
度に小さくなり、アウターロータ全体としての摺動面積
が小さくなる。
【0010】また、このオイルポンプロータには、イン
ナーロータの外歯の回転方向前側にアウターロータの内
歯と接触をもたない逃げ部を設けることにより、セルが
吸入ポートに沿って移動してその容積が増大する過程に
おいてインナーロータとアウターロータとが接触しない
ようになる。さらに、インナーロータの外歯の回転方向
後側にもアウターロータの内歯と接触をもたない逃げ部
を設けることにより、セルが吸入ポートに沿って移動し
その容積が増大する過程およびセルが吐出ポートに沿っ
て移動し容積が減少する過程においてもインナーロータ
とアウターロータとが接触しないようになり、インナー
ロータの外歯がアウターロータの内歯と噛み合う過程、
および容積最大となったセルが吸入ポート側から吐出ポ
ート側へ移動する過程においてのみ、インナーロータと
アウターロータとが接触する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るオイルポンプロータ
の第1の実施形態を図に示して説明する。図1に示すオ
イルポンプロータは、n(nは自然数、本実施形態にお
いてはn=10)枚の外歯が形成されたインナーロータ
10と、各外歯と噛み合うn+1枚の内歯が形成された
アウターロータ20とを備えており、これらインナーロ
ータ10とアウターロータ20とがケーシング30の内
部に収納されている。
【0012】インナーロータ10は、図示しない回転軸
に取り付けられて軸心O1を中心として回転可能に支持
されており、アウターロータ20は、軸心O2をインナ
ーロータ10の軸心O1に対して偏心(偏心量:e)さ
せて配置され、軸心O2を中心としてケーシング30内
において周方向に回転可能に支持されている。
【0013】インナーロータ10の外歯11は、インナ
ーロータ10の各外歯11の歯先を結ぶ歯先円Pの直径
をD(mm)としたときに下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ており、アウターロータ20の形状はこのインナーロー
タ10の形状によって決定されている。(図1はe・n
/(π・D)=0.143のとき)
【0014】インナーロータ10、アウターロータ20
の歯面間には、両ロータ10、20の回転方向に沿って
セルCが複数形成されている。各セルCは、両ロータ1
0、20の回転方向前側と後側で、インナーロータ10
の外歯11とアウターロータ20の内歯21とがそれぞ
れ接触することによって個別に仕切られ、かつ両側面を
ケーシング30によって仕切られており、これによって
独立した流体搬送室を構成している。そして、セルCは
両ロータ10、20の回転に伴って回転移動し、1回転
を1周期として容積の増大、減少を繰り返すようになっ
ている。
【0015】ケーシング30には、両ロータ10、20
の歯面間に形成されるセルCのうち、容積が増大過程に
あるセルCに沿って円弧状の吸入ポート31が形成され
ているとともに、容積が減少過程にあるセルCに沿って
円弧状の吐出ポート32が形成されている。
【0016】セルCは、外歯11と内歯21との噛み合
いの過程の途中において容積が最小となった後、吸入ポ
ート31に沿って移動するときに容積を拡大させて流体
を吸入し、容積が最大となった後、吐出ポート32に沿
って移動するときに容積を減少させて流体を吐出するよ
うになっている。
【0017】ところで、上記のように構成されたオイル
ポンプロータにおいては、インナーロータ10が固定さ
れた回転軸が回転することによってインナーロータ10
が駆動され、外歯11との噛み合いによって内歯21が
押されてアウターロータ20が従動されるようになって
いる。そこで、インナーロータ10の軸心O1から距離
lに位置する外歯11と内歯21との噛み合い点K
0(噛み合い角:α0)について考えると、外歯11が内
歯21を押す力Fは、噛み合い面Iに垂直な方向に向け
て作用している。
【0018】この力Fは、インナーロータ10の接線方
向に作用してアウターロータ20を回転させる回転成分
01と、インナーロータ10の半径方向に作用して歯面
間のすべりを生むすべり成分F02とに分解され、これら
は次のように表される。 F01=F・cosα002=F・sinα0
【0019】このことをふまえたうえで、下記式 e・n/(π・D)<0.135 の範囲において創成されたトロコイド曲線上に中心を位
置させた創成円群の描く包絡線に沿ってインナーロータ
10の外歯11が形成されたオイルポンプロータを図2
に示す。このオイルポンプロータにおいては、インナー
ロータ10の軸心O1から距離lに位置する外歯11と
内歯21との噛み合い点K1における噛み合い角α1が、
噛み合い点K0における噛み合い角α0よりも大きくな
り、外歯11が内歯21を押す力Fは、アウターロータ
20を回転させる回転成分F11と、歯面間のすべりを生
むすべり成分F12とに分解され、次のように表される。 F11=F・cosα112=F・sinα1 (図2は、e・n/(π・D)=0.1136のとき)
【0020】このとき、α1>α0であることから、回転
成分どうしを比較すると、 F11(=F・cosα1)<F01(=F・cosα0) となり、すべり成分どうしを比較すると、 F12(=F・sinα1)>F02(=F・sinα0) となる。これは、噛み合い角が大きくなるにつれて回転
成分が減少する半面、すべり成分は増大することを示し
ている。したがって、回転成分F11は回転成分F01より
も小さくなり、回転成分F01と同等の大きさの回転成分
11を得るためには外歯11が内歯21を押す力を大き
くする必要がある。
【0021】また、下記式 e・n/(π・D)>0.145 の範囲において創成されたトロコイド曲線上に中心を位
置させた創成円群の描く包絡線に沿ってインナーロータ
10の外歯11が形成されたオイルポンプロータを図3
に示す。このオイルポンプロータにおいては、インナー
ロータ10の軸心O1から距離lに位置する外歯11と
内歯21との噛み合い点K2における噛み合い角α2が、
噛み合い点K0における噛み合い角α0よりも小さくな
り、外歯11が内歯21を押す力Fは、アウターロータ
20を回転させる回転成分F21と、歯面間のすべりを生
むすべり成分F22とに分解され、次のように表される。 F21=F・cosα222=F・sinα2 (図3は、e・n/(π・D)=0.15のとき)
【0022】このとき、α2<α0であることから、回転
成分どうしを比較すると、 F21(=F・cosα2)>F01(=F・cosα0) となり、すべり成分どうしを比較すると、 F22(=F・sinα2)<F02(=F・sinα0) となる。これは、噛み合い角が小さくなるにつれて回転
成分が増大し、すべり成分が減少することを示してい
る。したがって、回転成分F21は回転成分F01よりも大
きくなり、より大きな力でアウターロータ20を回転さ
せることができる。言い換えれば、外歯11が内歯21
を押す力が小さくても回転成分F01と同等の大きさの回
転成分F21を得ることができる。
【0023】しかしながら、インナーロータ10の外歯
11の形状に注目すると、噛み合い角α2が小さくなる
半面、外歯11の歯先両側Aの部分にインナーロータ1
0の回転方向外方に突出するエッジ部が形成されるよう
になる。このエッジ部が形成されたインナーロータ10
がアウターロータ20と組み合わされて回転すると、突
出したエッジ部周辺の面圧が増してエッジ部の摩耗が激
しくなり、外歯11の耐久性が低下してしまう。
【0024】e・n/(π・D)の値を任意に選択した
場合、その値を採用して外歯11が形成されたインナー
ロータ10を備えるオイルポンプの機械効率を図4に示
す。まず、 e・n/(π・D)<0.135 の範囲では、e・n/(π・D)の値を小さくとるほど
オイルポンプの機械効率が低下することがわかる。 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 の範囲では、e・n/(π・D)の値を大きくとるほど
オイルポンプの機械効率が向上することがわかる。しか
しながら、 e・n/(π・D)>0.145 の範囲では、図3に示す外歯11の歯先両側Aの部分に
エッジ部が形成されるようになり、このエッジ部の摩耗
が激しくなって外歯11の耐久性が低下する。
【0025】図4のグラフ上の各点に対応するオイルポ
ンプに用いられるオイルポンプロータを図5に示す。グ
ラフ上のI、IIの各点に対応するオイルポンプに用い
られるオイルポンプロータはそれぞれ、図5(I)、図
5(II)に示すものである。なお、グラフ上のII
I、IV、Vの各点に対応するオイルポンプに用いられ
るオイルポンプロータはそれぞれ、図1、図2、図3に
示したものである。
【0026】これらのことから、図1に示したオイルポ
ンプロータは、インナーロータ10の外歯11が下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
て外歯11と内歯21との噛み合い角が適度な範囲に設
定されており、外歯11の歯先におけるエッジ部の形成
が抑えられて外歯11の耐久性が確保されながらも、機
械損失を生むすべり成分が少なく十分な回転成分が確保
され、アウターロータ20を回転させる力Fを外歯11
から内歯21に効果的に伝えることができる。
【0027】本発明に係るオイルポンプロータの第2の
実施形態を図に示して説明する。なお、既に説明した構
成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図
6に示すオイルポンプロータは、インナーロータ10の
外歯11が前記第1の実施形態に示した式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たしており、さらに図7に示すように、創成円Qの
半径をR(mm)としたときに、下記式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線t上に
中心を位置させた創成円群の描く包絡線hに沿って形成
されており、アウターロータ20の形状はこのインナー
ロータ10の形状によって決定されている。
【0028】ところで、上記のように構成されたオイル
ポンプロータについて、両ロータ10、20の端面とケ
ーシング30との間に生じる摺動抵抗に抗して両ロータ
10、20を回転させたときの摩擦トルクTは、摺動面
積をS、回転中心から摺動部分までの距離をl、両ロー
タ10、20とケーシング30との間に働く単位面積あ
たりの摩擦力をMとすると、下記式 T=M・S・l で算出される。この式から、摩擦トルクTを小さくする
ための手段として、回転中心から遠くに位置する摺動部
分、すなわちアウターロータ20端面のケーシング30
との摺動面積を小さくすることが挙げられる。
【0029】このことをふまえたうえで、下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 かつn・R/(π・D)>0.25の範囲において創成
されたトロコイド曲線上に中心を位置させた創成円群の
描く包絡線に沿って外歯11が形成されたインナーロー
タ10を備えるオイルポンプロータを図8に示す。この
オイルポンプロータにおいては、外歯11の端面Si
面積に対して内歯21の端面Soの面積が大きくなるた
めにアウターロータ20の摺動面積も大きくなり、結果
的に摩擦トルクTが増大してしまう。(図8は、n・R
/(π・D)=0.36のとき)
【0030】また、下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 かつn・R/(π・D)<0.15の範囲において創成
されたトロコイド曲線上に中心を位置させた創成円群の
描く包絡線に沿って外歯11が形成されたインナーロー
タ10を備えるオイルポンプロータを図9に示す。この
オイルポンプロータにおいては、外歯11の端面Si
面積に対して内歯21の端面Soの面積が小さくなるた
めにアウターロータ20の摺動面積も小さくなり、結果
的に摩擦トルクTは減少する。しかしながら、アウター
ロータ20の回転方向に沿う内歯21の幅Wが狭くなる
ために、外歯11との噛み合いによって内歯21が欠け
やすくなる等、内歯21の耐久性が低下してしまう。
(図9は、n・R/(π・D)=0.145のとき)
【0031】n・R/(π・D)の値を任意に選択した
場合、その値を採用して外歯11が形成されたインナー
ロータ10を備えるオイルポンプの機械効率を図10に
示す。まず、 n・R/(π・D)>0.25 の範囲では、n・R/(π・D)の値を大きくとるほど
オイルポンプの機械効率が低下することがわかる。 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 の範囲では、n・R/(π・D)の値を小さくとるほど
オイルポンプの機械効率が向上することがわかる。 n・R/(π・D)<0.15 の範囲では、オイルポンプの機械効率は大きく向上せ
ず、n・R/(π・D)の値を小さくとるほど、図9に
示したようにアウターロータ20の回転方向に沿う内歯
21の幅Wが狭くなり内歯21が欠損しやすくなる。
【0032】図10のグラフ上の各点に対応するオイル
ポンプに用いられるオイルポンプロータを図11に示
す。グラフ上のI、II、IIIの各点に対応するオイ
ルポンプに用いられるオイルポンプロータはそれぞれ、
図11(I)、図11(II)、図11(III)に示
すものである。なお、グラフ上のIV、V、VIの各点
に対応するオイルポンプに用いられるオイルポンプロー
タはそれぞれ、図6、図8、図9に示したものである。
【0033】これらのことから、図6に示したオイルポ
ンプロータは、インナーロータ10の外歯11が下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 かつ0.15≦n・R/(π・D)≦0.25を満たす
範囲において創成されたトロコイド曲線上に中心を位置
させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され、このイ
ンナーロータ10の形状によってアウターロータ20の
形状が決定され、アウターロータ20の内歯21が欠損
しやすくならない程度にその端面Soの面積が小さくな
っており、アウターロータ20全体の摺動面積が小さく
なって駆動トルクTが減少するので、前記第1の実施形
態において述べた効果に加えて、内歯21の耐久性が確
保されながらもアウターロータ20とケーシング30と
の間に生じる摺動抵抗による機械損失の低減が図られ
る。したがって、オイルポンプとしての耐久性、信頼性
を確保しつつ、機械効率を向上させることができる。
【0034】本発明に係るオイルポンプロータの第3の
実施形態を図に示して説明する。なお、既に説明した構
成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。こ
のオイルポンプロータは、前記第1の実施形態に示した
オイルポンプロータを構成するインナーロータ10につ
いて、その外歯11の回転方向前側と後側とに、アウタ
ーロータ20の内歯21と接触をもたない逃げ部40が
形成されたものである。
【0035】インナーロータ10の外歯11とアウター
ロータ20の内歯21との噛み合いの状態を図12に示
す。インナーロータ10の外歯11の歯先が内歯21の
歯溝に噛み合ってアウターロータ20を回転させると
き、外歯11が内歯21を押す力の向きを示す線を作用
線といい、図中にlで示す。外歯11と内歯21との噛
み合いは、この作用線lに沿って行なわれる。噛み合い
を開始する交点Ks、および噛み合いを終える交点Ke
形成する外歯11の歯面上の点は常に一定であり、これ
らの点を外歯11の噛み合い始点ks、終点keとみな
す。ひとつの外歯11について見れば、噛み合い始点k
sは回転方向後側に形成され、噛み合い終点keは回転方
向前側に形成される。
【0036】次に、セルCの容積が最大となるときのイ
ンナーロータ10の外歯11とアウターロータ20の内
歯21との接触の状態を図13に示す。セルCの容積が
最大となるのは、外歯11間の歯溝と内歯21間の歯溝
とが正対したときである。このとき、セルCmaxの前方
に位置する外歯11の歯先と内歯21の歯先とが接点P
1にて接するとともに、セルCmaxの後方に位置する外歯
11の歯先とが接点P2にて接する。セルCの容積が最
大となる接点P1、P2を形成する外歯11の歯面上の点
は常に一定であり、これら点を外歯11の前接触点
1、後接触点p2とみなす。ひとつの外歯11について
見れば、前接触点p1は回転方向後側に形成され、後接
触点p2は回転方向前側に形成される。
【0037】逃げ部40は、ひとつの外歯11について
回転方向前側に位置する噛み合い終点keと後接触点p2
との間の歯面、および回転方向後側に位置する噛み合い
始点ksと前接触点p1との間の歯面を切除した状態に形
成されており、この間の外歯11の歯面は内歯21との
接触を一切もたないようになっている。
【0038】上記のように構成されたオイルポンプロー
タについて、セルCの1サイクルにおける容積の増減と
インナーロータ10の外歯11とアウターロータ20の
内歯21との接触の状態とを以下に示す。
【0039】まず、外歯11と内歯21との噛み合いの
過程では、従来と同様に外歯11が内歯21に噛み合っ
てアウターロータ20を回転させている。
【0040】外歯11と内歯21との噛み合いを終え、
吸入ポート31に沿ってセルCの容積が増大する過程に
移ると、従来アウターロータの内歯と接触していたイン
ナーロータ10の外歯11の回転方向前側に逃げ部40
が設けられているために、セルCの前後において外歯1
1と内歯21とが接触しなくなる。
【0041】セルCの前方が吸入ポート31を通過する
と、まずセルCの前方に位置する外歯11の歯先と内歯
21の歯先とが接する。続いてセルCの後方が吸入ポー
ト31を通過すると、セルCの後方に位置する外歯11
の歯先と内歯21の歯先とが接し、吸入ポート31と吐
出ポート32との間で容積最大のセルCmaxが形成され
る。セルCの後方に位置する外歯11の歯先と内歯21
の歯先との接触は、この接触点が吐出ポート31に差し
掛かるまで保たれる。
【0042】吐出ポート31に沿ってセルCの容積が減
少する過程に移ると、アウターロータ20の内歯21と
接触していたインナーロータ10の外歯11の回転方向
後側に逃げ部40が設けられているために外歯11と内
歯21とが接触しなくなる。
【0043】ところで、セルCの容積が吸入ポート31
に沿って増大する過程、およびセルCの容積が吐出ポー
ト32に沿って減少する過程においては、隣り合うセル
Cどうしが、逃げ部40が設けられることによって連通
状態となるが、両過程において各セルCは吸入ポート3
1、もしくは吐出ポート32に沿って位置するためもと
もと連通状態であるので、このことがオイルポンプの搬
送効率を低下させる原因となるものではない。
【0044】この結果、外歯11と内歯21との噛み合
いの過程と、セルCの容積が最大となって吸入ポート3
1側から吐出ポート32側に移動する過程においてのみ
外歯11と内歯21とが接触し、セルCの容積が吸入ポ
ート31に沿って増大する過程と、セルCの容積が吐出
ポート32に沿って減少する過程においては外歯11と
内歯21とが接触せず、インナーロータ10とアウター
ロータ20との摺接箇所が減るので、歯面間に生じる摺
動抵抗が小さくなる。
【0045】これらのことから、このオイルポンプロー
タによれば、前記第1の実施形態に示したオイルポンプ
ロータによって得られる効果に加えて、次のような効果
が得られる。すなわち、インナーロータ10とアウター
ロータ20との摺接箇所が減り、歯面間に生じる摺動抵
抗が小さくなるので、オイルポンプを駆動するために必
要な駆動トルクを低減させてオイルポンプとしての機械
効率を向上させることができる。
【0046】さらに、外歯11の回転方向後側に逃げ部
40を設けることにより、実際のオイルポンプ使用下に
おいてオイルポンプが振動することによって発生するイ
ンナーロータ10の外歯11とアウターロータ20の内
歯21との干渉を防止して機械損失を低減することがで
きる。
【0047】なお、本実施形態においては外歯11の回
転方向前側と後側とにそれぞれ逃げ部40を設けてイン
ナーロータ10を構成したが、外歯11の回転方向前側
にのみ逃げ部40を設けたものであっても構わない。
【0048】本発明に係るオイルポンプロータの第4の
実施形態を図に示して説明する。なお、既に説明した構
成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図
14に示すオイルポンプロータは、インナーロータ10
の外歯11が前記第2の実施形態に示した式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 かつ0.135≦e・n/(π・D)≦0.145を満
たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中心を
位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され、さ
らに各外歯11の回転方向前側および後側に前記逃げ部
40が形成されたものである。
【0049】このオイルポンプロータは、前記第1、第
2、第3の実施形態に示した各オイルポンプロータの特
徴をすべて兼ね備えており、以下の効果を奏する。 アウターロータ20の内歯21の耐久性を確保しなが
らも、アウターロータ20の端面とケーシング30との
間に生じる摺動抵抗による機械損失を低減することがで
きる。 インナーロータ10の外歯11の耐久性を確保しなが
らも、十分な回転成分を確保しかつすべり成分としての
機械損失を低減することができる。 インナーロータ10の外歯11とアウターロータ20
の内歯21との歯面間に生じる摺動抵抗による機械損失
を低減することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオイルポ
ンプロータは、インナーロータの外歯が、インナーロー
タの歯先円直径をD(mm)、インナーロータとアウタ
ーロータとの偏心量をe(mm)としたときに下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成さ
れ、外歯と内歯との噛み合い角が適度な範囲に設定され
ており、外歯の歯先におけるエッジ部の形成が抑えられ
て外歯の耐久性が確保されながらも、機械損失を生むす
べり成分が少なく十分な回転成分が確保され、アウター
ロータを回転させる力が外歯から内歯に効果的に伝えら
れる。したがって、オイルポンプとしての耐久性、信頼
性を確保しつつ、機械効率を向上させることができる。
【0051】また、インナーロータの外歯が、インナー
ロータの創成円半径をR(mm)としたときに下記式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成さ
れ、このインナーロータの形状によってアウターロータ
の形状が決定され、アウターロータの内歯が欠損しやす
くならない程度にその端面の面積が小さくなっており、
結果としてアウターロータ全体の摺動面積が小さくなっ
て駆動トルクが減少するので、内歯の耐久性が確保され
ながらもアウターロータとケーシングとの間に生じる摺
動抵抗による機械損失の低減が図られる。したがって、
オイルポンプとしての耐久性、信頼性を確保しつつ、機
械効率をさらに向上させることができる。
【0052】さらに本発明のオイルポンプロータは、イ
ンナーロータの外歯の回転方向前側、もしくはそれに加
えて回転方向後側に逃げ部が設けられていることから、
外歯と内歯との噛み合いの過程と、セルの容積が最大と
なって吸入ポート側から吐出ポート側に移動する過程に
おいてのみ外歯と内歯とが接触し、セルの容積が吸入ポ
ートに沿って増大する過程と、セルの容積が吐出ポート
に沿って減少する過程においては外歯と内歯とが接触せ
ず、インナーロータとアウターロータとの摺接箇所が減
り、歯面間に生じる摺動抵抗が小さくなるので、オイル
ポンプを駆動するために必要な駆動トルクを低減させて
オイルポンプとしての機械効率を向上させることができ
る。加えて、外歯の回転方向後側に逃げ部を設けること
により、実際のオイルポンプ使用下においてオイルポン
プが振動することによって発生する外歯と内歯との干渉
を防止して機械損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオイルポンプロータの第1の実
施形態を示す図であって、インナーロータの外歯が、下
記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ているオイルポンプロータを示す平面図である。
【図2】 図1に示されたオイルポンプロータと対比さ
れる図であって、インナーロータの外歯が、下記式 e・n/(π・D)<0.135 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ているオイルポンプロータを示す平面図である。
【図3】 図1に示されたオイルポンプロータと対比さ
れる図であって、インナーロータの外歯が、下記式 e・n/(π・D)>0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ているオイルポンプロータを示す平面図である。
【図4】 e・n/(π・D)の値を任意に選択した場
合、その値を採用して外歯が形成されたインナーロータ
を備えるオイルポンプの機械効率を示すグラフである。
【図5】 図4に示された各点に対応するオイルポンプ
に用いられるオイルポンプロータを示す平面図である。
【図6】 本発明に係るオイルポンプロータの第2の実
施形態を示す図であって、インナーロータの外歯が、下
記式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ているオイルポンプロータを示す平面図である。
【図7】 図6に示されたインナーロータを創成する要
領を示す平面図である。
【図8】 図6に示されたオイルポンプロータと対比さ
れる図であって、インナーロータの外歯が、下記式 n・R/(π・D)>0.25 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ているオイルポンプロータを示す平面図である。
【図9】 図6に示されたオイルポンプロータと対比さ
れる図であって、インナーロータの外歯が、下記式 n・R/(π・D)<0.15 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
ているオイルポンプロータを示す平面図である。
【図10】 n・R/(π・D)の値を任意に選択した
場合、その値を採用して外歯が形成されたインナーロー
タを備えるオイルポンプの機械効率を示すグラフであ
る。
【図11】 図10に示された各点に対応するオイルポ
ンプに用いられるオイルポンプロータを示す平面図であ
る。
【図12】 本発明に係るオイルポンプロータの第3の
実施形態を示す図であって、インナーロータの外歯とア
ウターロータの内歯との噛み合いの状態を示す要部平面
図である。
【図13】 同じく、セルの容積が最大となるときのイ
ンナーロータの外歯とアウターロータの内歯との接触の
状態を示す要部平面図である。
【図14】 本発明に係るオイルポンプロータの第4の
実施形態を示す図であって、インナーロータの外歯が、
下記式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 かつ0.135≦e・n/(π・D)≦0.145を満
たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中心を
位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され、か
つ各外歯の回転方向前側と後側とに逃げ部が形成されて
いるオイルポンプロータを示す平面図である。
【符号の説明】
10 インナーロータ 11 外歯 20 アウターロータ 21 内歯 30 ケーシング 31 吸入ポート 32 吐出ポート e 偏心量 P 歯先円 D 歯先円直径

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n(nは自然数)枚の外歯が形成された
    インナーロータと、該外歯と噛み合うn+1枚の内歯が
    形成されたアウターロータと、流体が吸入される吸入ポ
    ートおよび流体が吐出される吐出ポートが形成されたケ
    ーシングとを備え、両ロータが噛み合って回転すると
    き、両ロータの歯面間に形成されるセルの容積変化によ
    り流体を吸入、吐出することによって流体を搬送するオ
    イルポンプに用いられるオイルポンプロータにおいて、 インナーロータの外歯が、インナーロータの歯先円直径
    をD(mm)とし、インナーロータとアウターロータと
    の偏心量をe(mm)としたときに下記式 0.135≦e・n/(π・D)≦0.145 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
    心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
    ていることを特徴とするオイルポンプロータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたオイルポンプロー
    タにおいて、 前記インナーロータの外歯が、創成円半径をR(mm)
    としたときに下記式 0.15≦n・R/(π・D)≦0.25 を満たす範囲において創成されたトロコイド曲線上に中
    心を位置させた創成円群の描く包絡線に沿って形成され
    ていることを特徴とするオイルポンプロータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載されたオイルポ
    ンプロータにおいて、 前記インナーロータの外歯の回転方向前側に、前記アウ
    ターロータの内歯と接触をもたない逃げ部が設けられて
    いることを特徴とするオイルポンプロータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたオイルポンプロー
    タにおいて、 前記インナーロータの外歯の回転方向後側に、前記逃げ
    部が設けられていることを特徴とするオイルポンプロー
    タ。
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