JPH09254466A - 記録材搬送装置 - Google Patents

記録材搬送装置

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JPH09254466A
JPH09254466A JP8999096A JP8999096A JPH09254466A JP H09254466 A JPH09254466 A JP H09254466A JP 8999096 A JP8999096 A JP 8999096A JP 8999096 A JP8999096 A JP 8999096A JP H09254466 A JPH09254466 A JP H09254466A
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amount
transport
conveyance
conveying
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JP8999096A
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Haruo Uchida
春男 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の搬送量で高精度の送りを実現し得る記
録材搬送装置及び該記録材搬送装置を備えることにより
高品位の画像を形成し得るインクジェット記録装置を提
供することである。 【解決手段】 ローラ2による記録材12の搬送速度よ
りもローラ4による搬送速度を大きく設定した。所定数
の駆動パルス信号が、ローラ2を、1回の記録に伴い搬
送すべき記録材の搬送量分、回転させるだけのステッピ
ングモータ11の駆動量に対応し、該信号に対応してロ
ーラ4を回転させ、ローラ4のみにより記録材12を搬
送する場合の、ローラ4による搬送量のローラ2による
搬送量に対する増加量が、整数個の駆動パルス信号に対
応して駆動されるローラ4の搬送量に相当する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材搬送装置、
詳しくは、インクジェット記録装置の印字部記録材搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置の印字部
の記録材搬送部には、特開平−207682号に記載さ
れているように記録材搬送ローラの端部に駆動プーリを
固定し、駆動源よりタイミングベルト(歯付きベル
ト)、または、ギアにより駆動プーリに駆動を伝達する
構成が用いられていた。
【0003】従来構成について、図8を用いて説明す
る。記録ヘッド1の上流側には、記録材12を印字領域
に搬送する第一の搬送ローラ2があり、下流側には、記
録材12を装置本体外に排出する第二の搬送ローラ4が
ある。また、加圧ローラ3,5により、それぞれ、圧接
力が与えられている。記録ヘッド1の印字領域には、プ
ラテン板8が設けられ、記録材12はプラテン板8に支
持され搬送される。搬送ローラ2,4の端部には、それ
ぞれ駆動プーリ23,24が圧入等で固定され、駆動モ
ータ11のモータプーリ22との間にタイミングベルト
25,26を張架することにより、搬送ローラ2,4の
駆動が伝達される。また、記録材12が搬送ローラ2を
通過し、搬送ローラ4に侵入する時に、記録材12がた
わんで侵入した場合のループを解消し、印字領域で記録
材12が、搬送ローラ2,4の送り差で記録ヘッド1側
に浮くのを防止するために、搬送ローラ4の搬送スピー
ドが搬送ローラ2よりも微小量早く設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、第一の搬送ローラ2を通過して第二の搬送ロー
ラ4だけで記録材12を搬送する場合には、第二の搬送
ローラ4の搬送量の増加分を補正する必要があり、駆動
モータ11の駆動パルス信号を補正する対策がとられた
が、搬送量の増加分に対して、駆動モータのパルス補正
を行なった搬送量とが一致しない場合があり、最大で駆
動モータの駆動パルス信号(分解能)の1/2の搬送量
のズレが生じ、黒スジや白スジ等の画像品質の劣化を生
ずる欠点があった。
【0005】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、所定の搬送量で高精度の送りを実現し得る記録材
搬送装置及び該記録材搬送装置を備えることにより高品
位の画像を形成し得るインクジェット記録装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本出願に係る第1の発明は、記録材の搬送方向に対し
て記録ヘッドよりも上流側に配置され、該記録材を搬送
する第1の搬送回転体と、前記記録ヘッドの下流側に配
置され、前記記録材を搬送する第2の搬送回転体と、該
第1の搬送回転体及び該第2の搬送回転体を駆動する駆
動手段を有し、前記第1の搬送回転体による前記記録材
の搬送速度よりも前記第2の搬送回転体による搬送速度
が大きい記録材搬送装置において、前記駆動手段の所定
の単位駆動量に1つの電気パルス信号を対応させ、該電
気パルス信号によって前記駆動手段の駆動量の制御を行
い、所定数の電気パルス信号が、前記第1の搬送回転体
を、1回の記録に伴い搬送すべき記録材の搬送量分、回
転させるだけの駆動手段の駆動量に対応し、該信号に対
応して前記第2の搬送回転体を回転させ、該第2の搬送
回転体のみにより記録材を搬送する場合の、該第2の搬
送回転体による搬送量の前記第1の搬送回転体による搬
送量に対する増加量が、整数個の電気パルス信号に対応
して駆動される前記第2搬送回転体の搬送量に相当する
ことを特徴とする。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、前記
駆動手段としてステッピングモータを備え、該ステッピ
ングモータの駆動パルス信号を制御して前記増加量を補
正する記録材搬送装置であって、1回の記録に伴う記録
材の搬送量をX、該搬送量Xのうち第2の搬送回転体で
のみ搬送される記録材の搬送量をY、前記増加量を補正
するための前記ステッピングモータの補正駆動パルス信
号をb、第2の搬送回転体で前記Yを搬送する場合の前
記ステッピングモータの補正駆動パルス信号をcとし、
c(整数)≒Yb/X(整数)としたことを特徴とす
る。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記第1の搬送回転体の上流に記録材の後端を検出
する記録材検知手段を有し、該記録材検知手段により記
録材の後端位置を検出し、前記第2の搬送回転体でのみ
搬送される記録材の搬送量を算出することを特徴とす
る。
【0009】第4の発明は、第1乃至第3の発明におい
て、前記第1の搬送回転体の直径をD1 、前記第2の搬
送回転体の直径をD2 、前記駆動手段から前記第1の搬
送回転体までの駆動系の減速比を1/n1 、前記駆動手
段から前記第2の搬送回転体までの駆動系の減速比を1
/n2 とし、前記増加量をZとし、Z=π(D2 /n2
−D1 /n1 )としたことを特徴とする。
【0010】第5の発明は、第1乃至第4の発明のうち
いずれか一つの発明に係る記録材搬送装置を記録材搬送
部に備えたことを特徴とするインクジェット記録装置で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0012】(第1の実施形態)図1,図2は、本発明
の第1の実施形態を示す図である。図1は記録材搬送部
を示す斜視図、図2は記録材搬送部の側面図である。
【0013】1は複数のノズルにより選択的にインクを
吐出して記録を行う記録ヘッド、16は記録ヘッドにイ
ンクを供給するインクタンクである。記録ヘッド1およ
びインクタンク16は主走査キャリッジ15に搭載され
ている。主走査キャリッジ15はガイドレール17,1
8によって支持され、かつガイドレール17,18に沿
って紙搬送方向に垂直の方向(主走査方向)に往復移動
する。この主走査キャリッジ15は不図示の正逆転制御
モータ等の駆動源から不図示のタイミングベルト等を介
して動力が与えられ印字領域を往復移動制御される。8
は記録ヘッド1のヘッド面に対向させて配設したプラテ
ン板である。
【0014】不図示の給紙手段より搬送された記録材1
2は、紙ガイド20に案内され、第1の搬送回転体とし
ての搬送ローラ2と加圧ローラ3のニップ部に搬送され
搬送ローラ2と加圧ローラ3に挾持され記録ヘッド1と
プラテン板8との間の印字部に搬送される。印字部にお
いて記録材12の搬送(副走査搬送)と、記録ヘッド1
の主走査方向の往復移動制御および記録ヘッド1からの
吐出制御によって、記録材12面に記録情報が印字され
る。記録処理された記録材12は、第2の搬送回転体と
しての搬送ローラ4と加圧ローラ5のニップ部に搬送さ
れ、搬送ローラ4と加圧ローラ5に挾持され排紙トレイ
21に排出収納されていく。加圧ローラ3,5は不図示
の付勢手段により搬送ローラ2,4に加圧力を与えてい
る。
【0015】次に、搬送ローラ2,4の駆動構成につい
て説明する。
【0016】駆動手段としての駆動モータ11にモータ
ギア13が設けられ、アイドラギア9の大歯車の9aに
連結され、小歯車の9bにより減速され、搬送ローラ2
の端部に設けられた駆動ギア6および搬送ローラ4の端
部に設けられた駆動ギア7に連結され、駆動モータ11
の駆動を搬送ローラ2,4に伝達する。駆動モータ11
はステッピングモータで構成されている。
【0017】搬送ローラ2の上流側には、記録材12の
検知手段が設けられ、光学センサ14と記録材検知レバ
ー10により構成されている。記録材検知レバー10は
回動中心10cを回転中心として揺動可能であり、記録
材12が検知レバー10a部にない場合は、検知レバー
10の10b部が光学センサを遮蔽した状態にあり、記
録材12が検知レバー10の10a部を通過した場合に
は検知レバー10は矢印A方向に回転し、10b部の光
学センサ14の遮蔽が解除されることで記録材12の検
知が行なわれる。
【0018】次に搬送ローラ4の搬送ローラ2に対する
増速量(搬送量の増加量)Zについて説明する。モータ
ギア13から駆動ギア6までの減速比を1/n1 、モー
タギアから駆動ギア7までの減速比を1/n2 とし、搬
送ローラ2の外径をD1 、搬送ローラ4の外径をD2
した時、増速量ZがZ=π(D2 /n2 −D1 /n1
の関係を有することにより構成される。つまり、駆動部
の減速比1/n1 ,1/n2 、搬送ローラ2,4の外径
1 ,D2 を調整することで搬送ローラ4が搬送ローラ
2に対して増速される構成が可能となる。次に増速量と
駆動モータ11の増速量の補正パルス信号について図5
を用いて説明する。
【0019】ここで、 ノズルピッチ:P、1回の紙送りに対する使用ノズル
数:N ノズルピッチPに対する駆動モータのパルス信号数:d
(整数) モータ1パルス信号での搬送ローラ2の紙送り量:l1
〔P=l1 d〕 モータ1パルス信号での搬送ローラ2の紙送り量:l2 とすると、 搬送ローラ2の1回の紙送り量:L11 =Nl1
=NP 搬送ローラ4の1回の紙送り量:L22 =Nl2 d となる。
【0020】従って、 搬送ローラ4の1回の紙送りに対する増速量:Z とすると、 Z=Nl1 d−Nl2 d=Nd(l1 −l2 ) となり、 増速量の駆動モータの補正パルス信号:b(整数) とすると、 b=Nd(l1 −l2 )/l2 d =N(l1 −l2 )/l2 …(1) の関係が導かれる。つまり、増速量の補正パルス信号b
の値を、N,l1 ,l2の値を調整し整数にすること
で、増速量の補正を駆動モータのパルス信号を補正する
ことで正確に行うことが出来る。
【0021】また、1回の紙送りのモータのパルス信号
数αは 第1の搬送回転体でのみ搬送される場合:α=Nd 第1,第2の搬送回転体の両方で搬送される場合:α=
Nd 第2の搬送回転体でのみ搬送される場合:α=Nd−b により導かれる。
【0022】搬送ローラ4の搬送力は搬送ローラ2より
も弱く設定されていて、搬送ローラ2,4の両方で搬送
される場合には、紙送り量は搬送ローラ2により決定さ
れる。また、搬送ローラ4は搬送ローラ2に対して増速
されていることから、搬送ローラ2の紙送り精度に影響
を与えない範囲で記録材12を引張りながら搬送され
る。これにより、記録材12が搬送ローラ4にたわんで
侵入した場合のループを解消する。印字部において記録
材12がヘッド1側に浮くのを防止し、印字部での記録
材12の搬送を安定して行なえる。
【0023】次に、搬送ローラ2の1回の紙送りのモー
タのパルス信号数αの設定条件について説明する。ノズ
ルピッチP、1回の紙送りに対する使用ノズル数N、モ
ータ1パルス信号での搬送ローラ2の紙送り量l1 とし
た場合、a(整数)=PN/l1 …(2)の関係が導か
れる。つまり、aの値をP,N,l1 の値を調整し、整
数にすることで、搬送ローラ2の紙送り量が正確に行な
われる。そして前記増速量の駆動モータの補正パルス信
号bの式(1)と搬送ローラ2の1回の紙送りのモータ
のパルス信号数aの式(2)の両方を満たす。P,N,
1 ,l2 を調整することにより、第1の搬送回転体で
のみ搬送される場合、第1,第2の搬送回転体の両方で
搬送される場合、第2の搬送回転体でのみ搬送される場
合の全ての場合において紙送りが正確に行なえる。
【0024】次に、記録材12の検知構成と、駆動モー
タの増速量のパルス信号補正について図2,3,4を用
いて説明する。
【0025】記録材12が記録材検知レバー10の10
a部を通過すると、図2に示すように検知レバー12は
矢印A方向に回転し10b部の光学センサ14の遮蔽が
解除される。さらに記録材12の搬送が行なわれて、記
録材12の後端が検知レバー10の10a部を過ぎると
図3に示すように記録材12が12aの位置から12
a′の位置に移動して、検知レバー10が矢印B方向に
回転し、10bが光学センサ14を再び遮蔽することで
記録材12の後端位置を検出する。これにより搬送ロー
ラ2に対する記録材12の後端12a′の位置を予測す
ることが出来る。次に1回の紙送りの中で、搬送ローラ
2,4の両方で送られる場合と、搬送ローラ4でのみ送
られる場合の両方が混在する場合の増速量の補正につい
て図4を用いて説明する。1回の記録材12の搬送量を
X(12a′から12a″までの移動量)、搬送ローラ
4のみで送られる場合の送り量をY(搬送ローラ2と加
圧ローラ3のニップから12a″までの移動量)、前記
増速量のモータの補正パルス信号をbとすると、搬送ロ
ーラ4で搬送されるモータの補正パルス信号cはc(整
数)≒Yb/X(整数)の関係が導かれる。つまり、
Y,X,bから得られた値でモータの駆動パルス信号を
補正することにより、搬送ローラ2,4の両方で搬送さ
れる場合と、搬送ローラ4でのみ搬送される場合の両方
が混在した場合においても正確な紙送を行うことができ
る。
【0026】(第2の実施形態)第1実施形態において
は、記録ヘッド1の全ノズルを用いた場合の増速量の補
正について述べたが図6に示すようにノズルの一部を用
いた構成でも良い。例えばノズル数をN/2,N/4,
N/8またはNnを前記関係式のNに対応させることで
駆動モータの補正パルス信号を導くことが出来る。ま
た、ノズルは全ノズルを使用し、紙送り量をPN/e
(eは整数)にして、重ね印字を行う場合においてもN
/e(eは整数)を前記関係式のNに対応させることで
駆動モータの補正パルス信号を導くことが出来る。図6
の場合の補正パルス信号bは、例えばNノズル(全ノズ
ル送りの場合)は8パルス信号、N/2ノズル送りの場
合は4パルス信号、N/4ノズル送りの場合は2パルス
信号、N/8ノズル送りの場合は1パルス信号のような
設定が可能であり、全ての場合において、モータの補正
パルス信号を整数値で構成できることから、正確な紙送
りを実現することが出来る。 (第3の実施形態)第1実施形態では、図5に示すよう
に記録材12の搬送方向に1列のノズルが構成されてい
る場合を述べたが、図7に示すように記録材12の搬送
方向に複数列のノズルが構成されている場合にもノズル
数NとノズルピッチPの関係から前記関係式から増速量
の補正値を導くことが可能である。 (第4の実施形態)第1実施形態においては、駆動モー
タ11にステッピングモータを用いる構成について述べ
たが、駆動手段としてDCモータ、超音波モータを用
い、モータの回転量をエンコーダで検出するようにして
も、エンコーダの出力パルス信号にモータの回転量を対
応させて制御すれば同様の構成が可能となる。この場
合、エンコーダの出力パルス信号が前記補正パルス信号
bに対応する。 (第5の実施形態)第1実施形態においては記録材12
の後端位置検知手段として、光学センサと、検知レバー
を用いる構成について述べたが、記録材の後端位置を検
出できるものであれば他の構成を用いても同様の効果が
実現できる。 (第6の実施形態)第1実施形態においては、駆動モー
タ11から搬送ローラ2,4までの駆動にギアによる駆
動伝達の構成を述べたが、タイミングベルトや、平ベル
トを用いた駆動等の他の駆動構成を用いても同様の効果
が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、所定数の電気パルス信号が、第1の搬送回転体を、
1回の記録に伴い搬送すべき記録材の搬送量分、回転さ
せるだけの駆動手段の駆動量に対応し、該信号に対応し
て第2の搬送回転体を回転させ、該第2の搬送回転体の
みにより記録材を搬送する場合の、該第2の搬送回転体
による搬送量の第1の搬送回転体による搬送量に対する
増加量が、整数個の電気パルス信号に対応して駆動され
る第2搬送回転体の搬送量に相当するようにしたので、
第2搬送回転体のみにより搬送する場合に、増加量を電
気パルス信号数の制御によって正確に補正することがで
き、所定の搬送量で高精度の送りを実現することができ
る。
【0028】第2の発明によれば、1回の記録に伴う記
録材の搬送量をX、該搬送量Xのうち第2の搬送回転体
でのみ搬送される記録材の搬送量をY、前記増加量を補
正するための前記ステッピングモータの補正駆動パルス
信号をb、第2の搬送回転体で前記Yを搬送する場合の
前記ステッピングモータの補正駆動パルス信号をcと
し、c(整数)≒Yb/X(整数)としたので、第1,
第2の両方の搬送回転体で搬送される場合と第2の搬送
回転体でのみ搬送される場合が混在した搬送(記録材の
後端が第1の搬送回転体を抜ける瞬間における搬送時)
においても、モータのパルス信号の制御により、所定の
搬送量での高精度の送りが実現することができる。
【0029】第3の発明によれば、第1の搬送回転体の
上流に記録材の後端を検出する記録材検知手段を有し、
該記録材検知手段により記録材の後端位置を検出し、第
2の搬送回転体でのみ搬送される記録材の搬送量を算出
するので、第2の搬送回転でのみ搬送する場合の搬送量
の増加量を正確に補正することができ、所定の搬送量で
の高精度の送りを実現することができる。
【0030】第4の発明によれば、第1の搬送回転体の
直径をD1 、第2の搬送回転体の直径をD2 、駆動手段
から第1の搬送回転体までの駆動系の減速比を1/n
1 、駆動手段から第2の搬送回転体までの駆動系の減速
比を1/n2 とし、増加量をZとし、Z=π(D2 /n
2 −D1 /n1 )としたので、D1 ,D2 ,n1 ,n2
を設定することにより、増加量を設定することができ
る。
【0031】第5の発明によれば、高精度の送りを実現
し得る記録材搬送装置を記録材搬送部に備えたので、高
品位の画像を形成し得るインクジェット記録装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施形態に係る記録材搬送部の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、第1の実施形態に係る記録材搬送部の
概略構成を示す側面図である。
【図3】図3は、第1の実施形態に係る記録材搬送部の
概略構成を示す側面図である。
【図4】図4は、第1の実施形態に係る記録材搬送部の
概略構成を示す側面図である。
【図5】図5は、第1の実施形態に係る記録ヘッドを模
式的に示す図である。
【図6】図6は、第2の実施形態に係る記録ヘッドを模
式的に示す図である。
【図7】図7は、第3の実施形態に係る記録ヘッドを模
式的に示す図である。
【図8】図8は、従来例に係る記録材搬送部を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2,4 搬送ローラ 3,5 加圧ローラ 6,7 駆動ギア 8 プラテン 9 アイドラギア 10 記録材検知レバー 11 駆動モータ 12 記録材 13 モータギア 14 光学センサ 15 主走査キャリッジ 16 インクタンク 17,18 ガイドレール 20 紙ガイド 21 排紙トレイ 19 装置本体 22 モータプーリ 23,24 駆動プーリ 25,26 駆動ベルト(歯付き)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材の搬送方向に対して記録ヘッドよ
    りも上流側に配置され、該記録材を搬送する第1の搬送
    回転体と、 前記記録ヘッドの下流側に配置され、前記記録材を搬送
    する第2の搬送回転体と、 該第1の搬送回転体及び該第2の搬送回転体を駆動する
    駆動手段を有し、 前記第1の搬送回転体による前記記録材の搬送速度より
    も前記第2の搬送回転体による搬送速度が大きい記録材
    搬送装置において、 前記駆動手段の所定の単位駆動量に1つの電気パルス信
    号を対応させ、該電気パルス信号によって前記駆動手段
    の駆動量の制御を行い、 所定数の電気パルス信号が、前記第1の搬送回転体を、
    1回の記録に伴い搬送すべき記録材の搬送量分、回転さ
    せるだけの駆動手段の駆動量に対応し、 該信号に対応して前記第2の搬送回転体を回転させ、該
    第2の搬送回転体のみにより記録材を搬送する場合の、
    該第2の搬送回転体による搬送量の前記第1の搬送回転
    体による搬送量に対する増加量が、整数個の電気パルス
    信号に対応して駆動される前記第2搬送回転体の搬送量
    に相当することを特徴とする記録材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段としてステッピングモータ
    を備え、該ステッピングモータの駆動パルス信号を制御
    して前記増加量を補正する記録材搬送装置であって、 1回の記録に伴う記録材の搬送量をX、該搬送量Xのう
    ち第2の搬送回転体でのみ搬送される記録材の搬送量を
    Y、前記増加量を補正するための前記ステッピングモー
    タの補正駆動パルス信号をb、第2の搬送回転体で前記
    Yを搬送する場合の前記ステッピングモータの補正駆動
    パルス信号をcとし、 c(整数)≒Yb/X(整数)としたことを特徴とする
    請求項1記載の記録材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の搬送回転体の上流に記録材の
    後端を検出する記録材検知手段を有し、該記録材検知手
    段により記録材の後端位置を検出し、前記第2の搬送回
    転体でのみ搬送される記録材の搬送量を算出することを
    特徴とする請求項1又は2記載の記録材搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の搬送回転体の直径をD1 、前
    記第2の搬送回転体の直径をD2 、前記駆動手段から前
    記第1の搬送回転体までの駆動系の減速比を1/n1
    前記駆動手段から前記第2の搬送回転体までの駆動系の
    減速比を1/n2 とし、 前記増加量をZとし、Z=π(D2 /n2 −D1 /n
    1 )としたことを特徴とする請求項1乃至3記載の記録
    材搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    記録材搬送装置を記録材搬送部に備えたことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
JP8999096A 1996-03-21 1996-03-21 記録材搬送装置 Pending JPH09254466A (ja)

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JP8999096A JPH09254466A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 記録材搬送装置

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