JP2000289234A - 画像形成方法およびその装置 - Google Patents

画像形成方法およびその装置

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JP2000289234A
JP2000289234A JP10454399A JP10454399A JP2000289234A JP 2000289234 A JP2000289234 A JP 2000289234A JP 10454399 A JP10454399 A JP 10454399A JP 10454399 A JP10454399 A JP 10454399A JP 2000289234 A JP2000289234 A JP 2000289234A
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Takeshi Sakurai
健史 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント媒体を搬送するための動力伝達系を
構成する回転体に偏心や組み立て誤差などがあると、色
ずれなどの画像品位の低下を招来する。 【解決手段】 駆動回転することによりプリント媒体を
搬送するための駆動スプロケット22と、液体を吐出す
る吐出口が形成された複数のインクジェットヘッド13
B,13C,13M,13Yをプリント用紙15の搬送
方向に所定間隔Sで保持するためのヘッド取り付け部と
を具え、駆動スプロケット22を駆動回転してプリント
用紙15を搬送する一方、インクジェットヘッドの吐出
口からプリント用紙15に液体を吐出することによって
画像を形成する画像形成装置において、駆動スプロケッ
ト22の一回転当たりのプリント用紙15の搬送距離
と、隣接するインクジェットヘッド13B,13C,1
3M,13Yの間隔Sとが同じになるように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の液体吐出ヘ
ッドからプリント媒体に液体を吐出して画像を形成する
ための画像形成方法およびその装置に関し、特にフルラ
インタイプのインクジェットプリンタに応用して好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクや、このインクのプリント性を調
整するための処理液などの液体をインクジェットヘッド
の吐出口から吐出し、紙や樹脂フィルム、あるいは布帛
や金属などのプリント媒体に所望の画像を形成するイン
クジェットプリンタは、プリントヘッドがこのようなプ
リント媒体に対して非接触であるため、静粛性に優れ、
プリント速度が速く、高密度プリントが可能であってカ
ラー化が容易であり、装置全体を小型化できるなどの利
点を挙げることができる。
【0003】このようなインクジェットプリンタの一つ
として、プリント媒体の画像形成領域の全幅に亙って吐
出口を配列した長尺のいわゆるフルラインタイプのイン
クジェットヘッドを用いたものが知られている。このフ
ルラインタイプのインクジェットプリンタの概略構造を
図5に示す。このインクジェットプリンタは、給紙トレ
イ1上に積載された枚葉紙などのプリント媒体2を一枚
ずつ繰り出して搬送ベルト3上に移載し、この搬送ベル
ト3から排紙トレイ4に排出する過程で、搬送ベルト3
の直上に配置された複数のインクジェットヘッド5、例
えば黒色,シアン色,マゼンタ色,黄色のインクをそれ
ぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド5によって所
望の画像が形成されるようになっている。これらインク
ジェットヘッド5は、通常、光学的濃度の高いインクか
ら順に吐出されるように、黒色用,シアン色用,マゼン
タ色用,黄色用のインクジェットヘッド5の順に配列し
ており、このため、各インクジェットヘッド5に対する
プリント媒体2の位置合わせを正確に行わないと、色ず
れなどの画質品位の低下が発生する。
【0004】このため、従来は搬送ベルト3上でプリン
ト媒体2を搬送するのにステッピングモータ6を使用
し、このステッピングモータ6の駆動周波数と各インク
ジェットヘッド5の相対位置とに基づき、プリント媒体
2に対する各インクジェットヘッド5からのインクの吐
出タイミングを割り出し、このステッピングモータ6に
同期させて各インクジェットヘッド5の駆動を行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来のイ
ンクジェットプリンタにおいては、ステッピングモータ
6と搬送ベルト3との間に設けられる動力伝達系を構成
する部品、特に駆動プーリ7などの回転体の偏心や組み
立て誤差などにより、搬送ベルト3の移動速度が常に一
定とはならずに周期的に微妙に変化し、プリント媒体2
に対してプリント媒体2の搬送方向下流側に位置するイ
ンクジェットヘッド5からのインクの吐出タイミングが
ずれてしまうことがあった。この結果、プリント媒体2
に対して予めプリントされるべき位置に正確にインクを
吐出させることができず、プリント媒体2の搬送方向に
沿ってインクの吐出位置がずれてしまい、色ずれなどの
画像品位の低下を招来している。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、プリント媒体を搬送す
るための回転体に回転むらが発生する場合でも、プリン
ト媒体の搬送方向に配列する液体吐出ヘッドからの液体
の吐出タイミングを正確に制御し得る画像形成方法およ
びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態は、
プリント媒体搬送用の回転体を駆動してプリント媒体を
搬送する一方、このプリント媒体の搬送方向に所定間隔
で配列する複数の液体吐出ヘッドの各吐出口から液体を
吐出して当該プリント媒体に画像を形成する画像形成方
法であって、前記液体吐出ヘッドの吐出口からの液体の
吐出タイミングを前記回転体の1回転を基準として制御
するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】本発明によると、回転体が1回転する間に
その周速度の変化が生じたとしても、回転体の1回転に
よるプリント媒体の搬送量には変化が生じないので、回
転体の1回転を基準として液体吐出ヘッドの吐出口から
の液体の吐出タイミングを制御することにより、プリン
ト媒体に対して予めプリントされるべき位置に正確にイ
ンクが吐出されることとなる。
【0009】本発明の第2の形態は、駆動回転すること
によりプリント媒体を搬送するための回転体と、液体を
吐出する吐出口が形成された複数の液体吐出ヘッドを前
記プリント媒体の搬送方向に所定間隔で保持するための
ヘッド取り付け部とを具え、前記回転体を駆動回転して
前記プリント媒体を搬送する一方、前記液体吐出ヘッド
の吐出口からプリント媒体に液体を吐出することによっ
て画像を形成する画像形成装置において、前記回転体の
一回転当たりの前記プリント媒体の搬送距離と、隣接す
る前記液体吐出ヘッドの間隔とが同じになるように設定
したことを特徴とするものである。
【0010】本発明によると、回転体が1回転する間に
その周速度の変化が生じたとしても、回転体の1回転に
よるプリント媒体の搬送量には変化が生じないので、回
転体の1回転当たりのプリント媒体の搬送距離と、隣接
する液体吐出ヘッドの間隔とを同じに設定することによ
り、プリント媒体に対して予めプリントされるべき位置
に正確にインクが吐出されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1および第2の形態に
おいて、複数の液体吐出ヘッドは、それぞれ異なる色相
のインクを吐出するものであってよい。
【0012】また、液体は、インクおよび/またはプリ
ント媒体に吐出されるこのインクのプリント性を調整す
る処理液であってよい。
【0013】液体吐出ヘッドは、その吐出口がプリント
媒体のプリント領域の全幅に亙って配列するものであっ
てもよい。
【0014】本発明の第2の形態による画像形成装置に
おいて、液体吐出ヘッドは、吐出口から液滴を吐出する
ための吐出エネルギー発生部を有するものであってよ
く、この場合、吐出エネルギー発生部は、液体に膜沸勝
を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換素子を
有するものであってよい。
【0015】
【実施例】本発明による画像形成方法を実現し得る画像
形成装置をフルラインタイプのインクジェットプリンタ
に応用した実施例について、図1〜図4を参照しながら
詳細に説明するが、本発明はこのような実施例に限ら
ず、これらをさらに組み合わせたり、同様な課題を内包
する他の分野の技術にも応用することができる。
【0016】本実施例の概略構造を図1に示し、そのII
−II矢視断面構造を図2に示す。すなわち、本実施例に
おけるインクジェットプリンタは、給紙装置11と、用
紙搬送装置12と、複数(図示例では4つ)のインクジ
ェットヘッド13B,13C,13M,13Yと、スタ
ッカ14とを具えている。
【0017】プリント媒体であるプリント用紙15をこ
のインクジェットプリンタに供給するための前記給紙装
置11は、プリント用紙15が積載される給紙トレイ1
6,この給紙トレイ16上に積載されたプリント用紙1
5を繰り出すピックアップローラ17,このピックアッ
プローラ17の回転に伴い、給紙トレイ16上に積載さ
れたプリント用紙15が上から順に一枚ずつ繰り出され
るようにする分離ガイド18,プリント用紙15の側端
縁がその搬送方向と平行となるように、プリント用紙1
5の傾き、すなわち斜行を矯正する斜行矯正部材19,
ピックアップローラ17によって繰り出されたプリント
用紙15を用紙搬送装置12へと導く一対の搬出ローラ
20などを有する。
【0018】プリント用紙15をこのインクジェットプ
リンタの出口まで導く用紙搬送装置12は、用紙を搬送
するための複数本(図示例では3本)の搬送用歯付きベ
ルト(以下、これを歯付きベルトと略称する)21と、
これら歯付きベルト21が巻き掛けられる駆動スプロケ
ット22および従動スプロケット23と、本発明におけ
る回転体としての駆動スプロケット22を介して歯付き
ベルト21を駆動するための搬送用モータ24と、従動
スプロケット23とでプリント用紙15を歯付きベルト
21上に導く押さえローラ25と、歯付きベルト21上
に送り込まれるプリント用紙15の先端位置を検知する
紙センサ26と、歯付きベルト21上のプリント用紙1
5をこのインクジェットプリンタの出口に導くための一
対の排紙ローラ27などとを有する。また、搬送用モー
タ24は、ステッピングモータを採用しており、その駆
動パルス量に応じた歯付きベルト21の移動量を制御で
きるようになっている。
【0019】図示しない吐出口からインク滴を吐出して
プリント用紙15に画像を形成するためのインクジェッ
トヘッド13B,13C,13M,13Yは、歯付きベ
ルト21の直上に吐出口が下向きとなるように駆動スプ
ロケット22のピッチ円径に対応した所定間隔Sで配置
され、上流側から順に黒色インク用,シアン色インク
用,マゼンタ色インク用,黄色インク用となっている。
また、これらインクジェットヘッド13B,13C,1
3M,13Yの間隔Sは、駆動スプロケット22のピッ
チ円半径をr,円周率をπで表すと、2πr、つまり駆
動スプロケット22の一回転に対応した歯付きベルト2
1の移動量に合致している。
【0020】上述したインクジェットヘッド13B,1
3C,13M,13Yから吐出されるインク滴により画
像を形成したプリント用紙15が排出されるスタッカ1
4は、画像が形成されたプリント用紙15を積載される
排紙トレイ28,これら排紙ローラ28から送り出され
たプリント用紙15を排紙トレイ28ヘと導く一対の送
り出しローラ29を有する。
【0021】従って、給紙装置11より用紙搬送装置1
2に導かれたプリント用紙15は、搬送用モータ22に
より駆動される歯付きベルト21上に導かれる。プリン
ト用紙15が、インクジェットへッド13B,13C,
13M,13Yの直下を順に通遇する際、各吐出口から
吐出されたインク滴により画像形成が行われる。このよ
うにして画像が形成された後、プリント用紙15は搬送
用モータ22と同期して駆動される排紙ローラ27によ
り排紙トレイ28上に導かれる。この場合、プリント用
紙15上に形成される画像を模式的に表す図3に示すよ
うに、駆動スプロケット22の1回転によるプリント用
紙15の移動量と、隣接するインクジェットへッド13
B,13C,13M,13Yの間隔Sとが一致している
ため、駆動スプロケット22の偏心などに起因する回転
むらが発生している場合でも、プリント用紙15に対す
る各インクジェットへッド13B,13C,13M,1
3Yによるインク滴の吐出位置を正確に合致させること
ができ、色ずれのない良好な品質の画像を形成すること
が可能である。
【0022】なお、図3中におけるB,C,M,Yは、
それぞれ黒色インク,シアン色インク,マゼンタ色イン
ク,黄色インクの吐出領域を示しており、これらがプリ
ント用紙の搬送方向(図3中、左方向)と直交する方向
に対して正確に一直線状に並んでいることが理解されよ
う。
【0023】上述した実施例では、歯付きベルト21を
用いてプリント用紙15を搬送するようにしたが、歯付
きベルト21に変えて多数のローラをプリント用紙15
の搬送方向に沿って配列することで同様な機能を持たせ
ることも可能である。
【0024】このような用紙搬送装置の他の実施例の概
略構造を図4に示すが、先に説明した実施例と同一機能
の部材にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明
は省略するものとする。すわなち、フレーム30に対し
て所定間隔でそれぞれ回転自在に取り付けられた複数
(図示例では5つ)のローラ軸31には、プリント用紙
を搬送するための搬送ローラ32が一体的に設けられて
おり、これらローラ軸31の一端には、同一ピッチ円径
の駆動ギヤ33がそれぞれ取り付けられている。隣接す
る駆動ギヤ33は、フレーム30に対して回転自在に取
り付けられたアイドルギヤ34を介して噛み合わされて
おり、これら駆動ギヤ33およびアイドルギヤ34のピ
ッチ円径はすべて等しく設定されている。プリント用紙
の搬送方向下流端側に位置するローラ軸31には、先の
実施例と同一機能の搬送用モータ22が取り付けられて
おり、この搬送用モータ22によりすべての搬送ローラ
32が同期回転するようになっている。
【0025】インクジェットヘッドは、上述した駆動ギ
ヤ33およびアイドルギヤ34のピッチ円径に対応した
間隔、つまり駆動ギヤ33およびアイドルギヤ34のピ
ッチ円半径をr,円周率をπで表すと、2πrの間隔で
配置されることは、先の実施例と同じである。
【0026】従って、本実施例においても駆動ギヤ33
の1回転によるプリント用紙の移動量と、隣接するイン
クジェットへッドの間隔とが一致しているため、駆動ギ
ヤ33の偏心などに起因する回転むらが発生している場
合でも、プリント用紙に対する各インクジェットへッド
によるインク滴の吐出位置を正確に合致させることがで
き、色ずれのない良好な品質の画像を形成することが可
能である。
【0027】なお、本発明は、液体の吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生す
る手段(例えば、電気熱変換体やレーザ光など)を具
え、この熱エネルギーにより液体の状態変化を生起させ
るインクジェット方式の液体吐出ヘッドを用いた画像形
成装置において優れた効果をもたらすものである。かか
る方式によれば、プリントの高密度化および高精細化が
達成できるからである。
【0028】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書や、同第474
0796号明細書に開示されている基本的な原理を用い
て行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマ
ンド型およびコンティニュアス型の何れにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体が保持
されているシートや流路に対応して配置される電気熱変
換体に、プリント情報に対応した核沸騰を越える急速な
温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加する
ことにより熱エネルギを発生させ、液体吐出ヘッドの熱
作用面に膜沸騰を生じさせ、結果的にこの駆動信号に一
対一で対応した液体内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長および収縮により、吐出口を介して
液体を吐出させ、少なくとも1つの液滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書や、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れたプリントを行うこ
とができる。
【0029】また、液体吐出ヘッドの構成としては、上
述の各明細書に開示されているような吐出口と液路と電
気熱変換体との組合せ構成(電気熱変換体が液路に沿っ
て配置された直線状液流路または電気熱変換体が液路を
挟んで吐出口と正対する直角液流路)の他に、熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書や、米国特許第44596
00号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものであ
る。加えて、複数の電気熱変換体に対し、共通するスリ
ットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開
昭59−123670号公報や、熱エネルギの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示した特開
昭59−138461号公報に基いた構成としても、本
発明の効果は有効である。すなわち、液体吐出ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によればプリ
ントを確実に効率良く行うことができるようになるから
である。
【0030】本発明の画像形成装置の構成として、液体
吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にするための回
復手段や、予備的な補助手段などを付加することは本発
明の効果を一層安定できるので、好ましいものである。
これらを具体的に挙げれば、液体吐出ヘッドに対するキ
ャッピング手段や、クリーニング手段,加圧あるいは吸
引手段,電気熱変換体やこれとは別の加熱素子あるいは
これらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段、
プリントとは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0031】また、搭載される液体吐出ヘッドの種類や
個数についても、同一色相のインクであっても、光学的
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設ける
ものであってもよい。すなわち、例えば画像形成装置の
プリントモードとしては黒色などの主流色のみのプリン
トモードだけではなく、液体吐出ヘッドを一体的に構成
するか、複数個の組み合わせによるか何れでもよいが、
異なる色の複色カラーまたは混色によるフルカラーの各
プリントモードの少なくとも一つを備えた装置にも本発
明は極めて有効である。この場合、プリント媒体の種類
やプリントモードに応じてインクのプリント性を調整す
るための処理液(プリント性向上液)を専用あるいは共
通の液体吐出ヘッドからプリント媒体に吐出することも
有効である。
【0032】さらに、以上説明した本発明の実施例にお
いては、室温やそれ以下で固化し、室温で軟化もしくは
液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット
方式では液体自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温
度調整を行って液体の粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用プリント信
号付与時に液状をなすものを用いてもよい。加えて、熱
エネルギによる昇温を、固形状態から液体状態への状態
変化のエネルギとして使用させることで積極的に防止す
るため、または液体の蒸発を防止するため、放置状態で
固化し加熱によって液化するものを用いてもよい。何れ
にしても熱エネルギのプリント信号に応じた付与によっ
て液化し、液体が吐出されるものや、プリント媒体に到
達する時点ではすでに固化し始めるものなどのような、
熱エネルギの付与によって初めて液化する性質のものを
使用する場合も本発明は適用可能である。このような場
合の液体は、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としてもよい。本発明においては、上述した各液体に
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0033】なお、本発明にかかる画像形成装置の形態
としては、コンピュータなどの情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、リーダなどと組合せた
複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装
置や捺染装置の形態を採るものなどであっても良く、プ
リント媒体としては、シート状あるいは長尺の紙や布
帛、あるいは板状をなす木材や石材,樹脂,ガラス,金
属などの他に、3次元立体構造物などを挙げることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、液体吐出ヘッドの吐出
口からの液体の吐出タイミングをプリント媒体搬送用の
回転体の1回転を基準として制御するようにしたので、
偏心などに起因する回転体の回転むらがあったとして
も、回転体の1回転によるプリント媒体の搬送量には変
化が生じず、プリント媒体に対して予めプリントされる
べき位置に正確にインクを吐出することができ、色ずれ
の発生を根本的に阻止して良好な品質の画像を形成する
ことができる。
【0035】同様に、回転体の一回転当たりの前記プリ
ント媒体の搬送距離と、隣接する液体吐出ヘッドの間隔
とが同じになるように設定したので、偏心などに起因す
る回転体の回転むらがあったとしても、回転体の1回転
によるプリント媒体の搬送量には変化が生じず、プリン
ト媒体に対して予めプリントされるべき位置に正確にイ
ンクを吐出することができ、色ずれの発生を根本的に阻
止して良好な品質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置をインクジェットプ
リンタに応用した一実施例の概略構造を表す機構概念図
である。
【図2】図1に示した実施例のII−II矢視図である。
【図3】図1に示した実施例によるプリントの過程を順
に示す模式図である。
【図4】本発明の他の実施例の図2に対応した平面図で
ある。
【図5】従来のインクジェットプリンタの概略構造を表
す機構概念図である。
【符号の説明】
11 給紙装置 12 用紙搬送装置 13B,13C,13M,13Y インクジェットヘッ
ド 14 スタッカ 15 プリント用紙 16 給紙トレイ 17 ピックアップローラ 18 分離ガイド 19 斜行矯正部材 20 搬出ローラ 21 搬送用歯付きベルト 22 駆動スプロケット 23 従動スプロケット 24 搬送用モータ 25 押さえローラ 26 紙センサ 27 排紙ローラ 28 排紙トレイ 29 送り出しローラ 30 フレーム 31 ローラ軸 32 搬送ローラ 33 駆動ギヤ 34 アイドルギヤ S インクジェットヘッドの間隔 B 黒色インクの吐出領域 C シアン色インクの吐出領域 M マゼンタ色インクの吐出領域 Y 黄色インクの吐出領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント媒体搬送用の回転体を駆動して
    プリント媒体を搬送する一方、このプリント媒体の搬送
    方向に所定間隔で配列する複数の液体吐出ヘッドの各吐
    出口から液体を吐出して当該プリント媒体に画像を形成
    する画像形成方法であって、 前記液体吐出ヘッドの吐出口からの液体の吐出タイミン
    グを前記回転体の1回転を基準として制御するようにし
    たことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 複数の前記液体吐出ヘッドは、それぞれ
    異なる色相のインクを吐出するものであることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 液体は、インクおよび/またはプリント
    媒体に吐出されるこのインクのプリント性を調整する処
    理液であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    方法。
  4. 【請求項4】 前記液体吐出ヘッドは、その吐出口が前
    記プリント媒体のプリント領域の全幅に亙って配列する
    ものであることを特徴とする請求項1から請求項3の何
    れかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 駆動回転することによりプリント媒体を
    搬送するための回転体と、液体を吐出する吐出口が形成
    された複数の液体吐出ヘッドを前記プリント媒体の搬送
    方向に所定間隔で保持するためのヘッド取り付け部とを
    具え、前記回転体を駆動回転して前記プリント媒体を搬
    送する一方、前記液体吐出ヘッドの吐出口からプリント
    媒体に液体を吐出することによって画像を形成する画像
    形成装置において、 前記回転体の一回転当たりの前記プリント媒体の搬送距
    離と、隣接する前記液体吐出ヘッドの間隔とが同じにな
    るように設定したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数の前記液体吐出ヘッドは、それぞれ
    異なる色相のインクを吐出するものであることを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 液体は、インクおよび/またはプリント
    媒体に吐出されるこのインクのプリント性を調整する処
    理液であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記液体吐出ヘッドは、その吐出口が前
    記プリント媒体のプリント領域の全幅に亙って配列する
    ものであることを特徴とする請求項5から請求項7の何
    れかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記液体吐出ヘッドは、前記吐出口から
    液滴を吐出するための吐出エネルギー発生部を有するこ
    とを特徴とする請求項5から請求項8の何れかに記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記吐出エネルギー発生部は、液体に
    膜沸勝を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換
    素子を有することを特徴とする請求項9に記載の画像形
    成装置。
JP10454399A 1999-04-12 1999-04-12 画像形成方法およびその装置 Withdrawn JP2000289234A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7500664B2 (en) 2005-03-04 2009-03-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2011230334A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Seiko Epson Corp 流体噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7500664B2 (en) 2005-03-04 2009-03-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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