JP2005144882A - 記録媒体搬送機構及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録ヘッドの走査領域に記録紙を所定ピッチで搬送するインクジェット記録装置において、記録紙の後端が搬送ローラ対を通過した後、排出ローラと拍車のみによって搬送される際に、搬送精度が悪化するのを防止する。
【解決手段】 記録ヘッド14より記録紙Pの搬送方向上流側には、記録紙Pを挟持搬送する搬送ローラ34とピンチローラ36とを配設する。記録ヘッド14より搬送方向下流側には、記録紙Pを挟持して搬送する排出ローラ38と拍車40とを配設する。拍車40を軸支する支持部材42にはソレノイド44が取り付けられており、制御手段46によってソレノイド44に通電し拍車40の排出ローラ38への押圧力を変化させる。制御手段46は、記録紙Pの後端が搬送ローラ34とピンチローラ36との間を通過した後は、通過前に比べて拍車40の押圧力が強くなるように制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)の印字領域に記録媒体を所定ピッチで搬送する記録媒体搬送機構、及びこの記録媒体搬送機構を用いたインクジェット記録装置に関する。
従来から、記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動するキャリッジに、記録ヘッドを搭載し、記録媒体を所定ピッチで搬送させ、キャリッジの往復移動(記録ヘッドの走査)とを交互に繰り返しながら、その記録ヘッドのノズルからインク滴を吐出して、画像データに基づいた画像を記録媒体に記録(印字)するインクジェット記録装置は知られている。
このインクジェット記録装置には、図7に示すように、記録ヘッド100の走査領域に記録媒体Pが送り出されるプラテン102が設けられている。記録ヘッド100の走査領域より搬送方向上流側には、記録媒体Pを挟持搬送する搬送ローラ110とピンチローラ112とが配設されている。また、記録ヘッド100の走査領域より搬送方向下流側には、記録媒体Pを挟持搬送する排出ローラ114と拍車116とが配設されている。
このプラテン102の上面には、記録媒体Pの搬送方向に沿って複数のリブ104が設けられており、リブ104の間には、搬送方向に沿って複数の吸引孔106が形成されている。この吸引孔106の背面側にはチャンバー107が設けられており、吸引ファン108で負圧とされる。チャンバー107を負圧とすることで吸引孔106から空気を吸引し、リブ104上を搬送される記録媒体Pを吸引して記録ヘッド100と記録媒体Pとの距離を一定に保持する。
このようなインクジェット記録装置では、搬送ローラ110とピンチローラ112、及び排出ローラ114と拍車116の協調により記録媒体Pを所定ピッチでプラテン102上を搬送させる。そして、記録ヘッド100を走査することによって、プラテン102上の記録媒体Pに所定のバンド巾で印字を行う。さらに記録媒体Pを所定のピッチで搬送し、記録ヘッド100の走査により所定のバンド巾で印字することを繰り返し行い、記録媒体Pのほぼ全面に画像を形成する(例えば、特許文献1参照)。
また、厚みの異なる記録媒体など、複数種類の記録媒体Pに対応するため、例えば拍車116を排出ローラ114へ押圧する押圧力は、厚手の記録媒体Pを挟持搬送し得る押圧力以上で、かつ普通の記録媒体に押圧跡が残らない押圧力以下に設定されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−347710号公報 特開平3−3855号公報
近年では、部品精度の向上により、搬送ローラ110の外径誤差は±10μm、排出ローラ114の外径誤差は±30μm程度となっている。これは、搬送ローラ110は金属で作製できるが、金属製の拍車116に押圧される排出ローラ114は表面を弾性体で形成しているからである。このような構成では、拍車116の押圧力を厚手の記録媒体Pを搬送し得る程度に設定すると、記録媒体Pの搬送精度が悪化してしまう。この理由は、搬送ローラ110とピンチローラ112、及び排出ローラ114と拍車116とで協調して記録媒体Pを搬送する際に、搬送ローラ110よりも部品精度が悪い排出ローラ114の部品精度の影響を強く受けてしまうからである。
また、本発明者らは、排出ローラ114への拍車116の押圧力に関して評価を行った結果、押圧力が高くなるほど搬送精度は悪化することを確認している。これは、押圧力が高くなるほど、排出ローラ114の部品精度の影響が出やすいためと考えられる。したがって、プラテン102上で記録媒体Pを搬送するときには、拍車116の押圧力を低く設定した方が良いことになる。
しかし、記録媒体Pの後端が搬送ローラ110とピンチローラ112との間を通過した後、すなわち排出ローラ114と拍車116のみで記録媒体Pを搬送する際には、拍車116の押圧力が低いと、搬送抵抗(例えばプラテン102での吸着力等)が搬送力よりも大きくなっていまい、搬送精度が悪化してしまう。記録媒体Pの搬送精度が変動すると、記録媒体Pの後端側で画質不良が生じるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、搬送ローラとピンチローラとの間を記録媒体の後端が通過した後(排出ローラと拍車のみで記録媒体を搬送するとき)でも、記録媒体の搬送精度が低下するのを防止することができる記録媒体搬送機構及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インク滴を吐出する記録ヘッドの印字領域に、記録媒体を所定ピッチで搬送する記録媒体搬送機構であって、前記印字領域より搬送方向上流側に配置され、前記記録媒体を挟持して搬送する搬送ローラ対と、前記印字領域より搬送方向下流側に配置され、回転駆動される排出ローラと、回転自在に軸支されると共に前記排出ローラへ押圧され、前記排出ローラとの間で前記記録媒体を挟持する拍車と、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過する前と後とで、前記拍車の押圧力を変化させる押圧力可変手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1の発明では、記録媒体が搬送ローラ対と排出ローラ及び拍車とにまたがって搬送されているときには、押圧力可変手段により拍車の押圧力を低く設定することで、排出ローラから受ける影響を小さくして搬送精度が悪化するのを防止する。また、記録媒体の後端が搬送ローラ対を通過する前と後とで、拍車の押圧力を変化させることができるので、記録媒体の後端が搬送ローラ対を通過した後には、記録媒体の搬送力が搬送抵抗よりも小さくならないように、拍車の押圧力を強くすることが可能となる。このため、記録媒体の搬送状態に応じて拍車の押圧力を変化させることで、記録媒体の搬送精度を良好に保つことができ、画質不良を防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記押圧力可変手段は、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後では、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過する前より前記拍車の押圧力を強くすることを特徴としている。
請求項2の発明では、記録媒体が搬送ローラ対と排出ローラ及び拍車とにまたがって搬送されているときには、拍車の押圧力を低く設定することで、搬送精度が悪化するのを防止できる。一方、記録媒体の後端が搬送ローラ対を通過した後には、拍車の押圧力を強く設定することで、記録媒体の搬送力を高め、搬送力よりも搬送抵抗が大きくなるのを防止できる。このため、記録媒体の搬送精度を良好に保つことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記押圧力可変手段は、前記記録媒体の紙詰まり除去時には、前記拍車の押圧力が低くなるように設定されていることを特徴としている。
請求項3の発明では、記録媒体の紙詰まり除去時には、押圧力可変手段によって拍車の押圧力を低くすることができるので、紙詰まりが発生したときに印字領域付近から記録媒体を容易に除去することが可能となる。
請求項4に記載の発明に係るインクジェット記録装置は、請求項1乃至請求項3に記載の記録媒体搬送機構を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明に係るインクジェット記録装置では、請求項1乃至請求項3に記載の記録媒体搬送機構を備えているので、記録媒体の後端が搬送ローラ対を通過する前では、拍車の押圧力を低く設定することで、搬送精度が悪化するのを防止できる。また、記録媒体の後端が搬送ローラ対を通過した後では、拍車の押圧力を強く設定することで、記録媒体の搬送力を搬送抵抗より大きくすることが可能となる。このため、記録媒体の搬送位置により搬送精度が悪化するのを防止して高画質な画像を得ることができる。
本発明に係る記録媒体搬送機構及びインクジェット記録装置によれば、記録媒体の後端が搬送ローラ対を通過した後、排出ローラと拍車のみによって記録媒体を搬送する際に、排出ローラの部品精度の影響により搬送精度が悪化するのを防止することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、最初にインクジェット記録装置10の概要を説明し、次に、本発明に係る要部について説明をする。なお、記録媒体は記録紙Pとして説明をする。また、図1及び図4において、記録紙Pのインクジェット記録装置10における搬送方向と直交する方向を主走査方向として矢印Mで表し、記録紙Pの搬送方向を副走査方向として矢印Sで表す。
図4で示すように、インクジェット記録装置10は、記録ヘッド14を搭載したキャリッジ12を備えている。このキャリッジ12の記録紙Pの搬送方向上流側(以下、単に「上流側」という)には、主走査方向にシャフト16が架設されている。また、キャリッジ12には、主走査方向に走行するタイミングベルト18の一部が固定されている。これにより、キャリッジ12はシャフト16上を主走査方向に往復移動可能に支持される構成となっている。
また、インクジェット記録装置10には、画像印刷前の記録紙Pを束にして入れておく給紙トレイ20が設けられており、その給紙トレイ20の上方には、記録ヘッド14によって画像が印刷された記録紙Pが排出される排紙トレイ22が設けられている。給紙トレイ20から図示しない給紙手段により記録紙Pが1枚ずつ給紙され、記録ヘッド14に対向する副走査方向へ所定のピッチで搬送(間欠送り)する記録紙搬送装置30へ送られる。
また、このインクジェット記録装置10には、印刷時において、各種設定を行うコントロールパネル24が設けられている。図4に示すように、インクジェット記録装置10のキャリッジ12には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色の記録ヘッド14が交換可能に搭載されている。各色の記録ヘッド14は、記録ヘッド14の下部に設けられたノズル(図示せず)がプラテン32と対向するようにキャリッジ12上に搭載されている。図1〜図3に示すように、プラテン32は、記録ヘッド14のノズル(図示せず)からインク滴が吐出され画像が形成される記録紙Pを平坦に保持する。
図1及び図2に示すように、記録紙搬送装置30には、プラテン32より記録紙Pの搬送方向上流側に、回転可能に軸支された搬送ローラ34が設けられている。搬送ローラ34と対向する位置には、複数のピンチローラ36が所定の間隔をおいて軸支されており、搬送ローラ34に従動して回転する。この搬送ローラ34とピンチローラ36の回転により、記録紙Pを挟持してプラテン32上へ搬送する。この搬送ローラ34は、金属製のシャフトの表面にセラミックをコーティングしたものである。
また、プラテン32より記録紙Pの搬送方向下流側には、回転可能に軸支されたシャフト37に一定の間隔で排出ローラ38が取り付けられている。排出ローラ38と対向する位置には、支持部材42に回転可能に軸支された複数の拍車40が設けられている。複数の拍車40は、排出ローラ38を押圧するように支持されており、排出ローラ38に従動して回転する。この排出ローラ38と拍車40の回転により、画像が形成された記録紙Pを排出する。この排出ローラ38は、金属製のシャフト37の表面にEPDMゴム等の弾性体層を形成したものである。また、拍車40は金属製であり、歯の先端部が記録紙Pと接触することにより、印字後の乾ききってないインクが拍車40に転写して、さらに記録紙Pに再転写されることに起因する画質の低下もない。
図1及び図2に示すように、搬送ローラ34と排出ローラ38とは、1つのモータ50によって駆動力が伝達される。より詳細に説明すると、搬送ローラ34のシャフト35の軸方向端部には出力ギア52が取り付けられ、この出力ギア52にはギア56が噛み合わされている。ギア56と同軸上にはプーリー58が設けられている。このプーリー58はモータ50の回転軸に直結されている。また、排出ローラ38のシャフト37の軸方向端部には出力ギア54が取り付けられ、この出力ギア54には伝達ギア60が噛み合わされている。伝達ギア60と同軸上にはプーリー62が設けられ、プーリー62とプーリー58との間にベルト64が架渡されている。
これにより、モータ50から搬送ローラ34へは、ギア56を介して出力ギア52を回転させることで駆動力が伝達される。モータ50から排出ローラ38へは、ベルト64を介して伝達ギア60を回転させ、さらに出力ギア54を回転させることで駆動力が伝達される。
排出ローラ38の周速は、ギア比、プーリー比により搬送ローラ34の周速よりも約0.3%増速しており、記録紙Pは排出ローラ38側に引っ張られた状態となっている。これにより、記録ヘッド14の印字領域での記録紙Pの浮き、弛みが防止される。
図3に示すように、チャンネル状の支持部材42には、両端部に2つの開孔47が形成されており、本体フレーム43に設けられた2つのガイドポール48に可動自在に挿通されている。支持部材42の下面には、ソレノイド44のプランシャーが固定されており、制御手段46からの信号に基づきプランシャーを伸縮させることで支持部材42を昇降させ、排出ローラ38への拍車40の押圧力を可変できるようになっている。制御手段46は記録紙Pの搬送を制御するとともに、記録紙Pの後端が搬送ローラ34とピンチローラ36との間を通過するときに、ソレノイド44に通電させ拍車40の押圧力を変化させる。本実施形態では、記録紙Pの通過前にはA4記録紙の拍車40と排出ローラ38間での引き抜き力が200gFに設定され、記録紙Pの通過後にはA4記録紙の拍車40と排出ローラ38間での引き抜き力が400gF〜500gFに設定されている。
また、図1及び図2に示すように、プラテン32の上面には、記録紙Pの搬送方向に沿ってリブ70が並列して所定の間隔で配設されている。また、プラテン32の上面には、リブ70の間を記録紙Pの搬送方向と直交する方向に仕切り板76が形成されている。リブ70と仕切り板76とで囲まれた部分には、空気を吸引する吸引孔72が設けられている。また、プラテン32の下側には、吸引孔72と連通する吸引ダクト74が設けられ、吸引ダクト74には吸引ダクト74内を負圧にする吸引ファン(図示せず)が設けられている。吸引ファン(図示せず)を回転させることで吸引孔72から空気が吸引され、記録紙Pをリブ70上に吸着するようになっている。
以上のようなインクジェット記録装置10において、次に、本発明の作用を説明する。
記録紙Pは、記録ヘッド14の上流側と下流側で、搬送ローラ34とピンチローラ36、及び排出ローラ38と拍車40とに挟持された状態で副走査方向に所定のピッチで搬送される。図2に示すように、記録ヘッド14の走査領域では、吸引孔72から空気を吸引することで記録紙Pがリブ70上に吸着され、記録ヘッド14と記録紙Pとの距離がほぼ一定に保たれる。そして、記録ヘッド14がシャフト16上を主走査方向に移動しながら、記録紙Pに対してノズル(図示せず)からインク滴を吐出することにより、所定のバンド巾で画像が印刷される。
主走査方向への記録ヘッド14の1回の移動が終了すると、記録紙Pは、搬送ローラ34とピンチローラ36、及び排出ローラ38と拍車40との回転によって副走査方向に所定のピッチで搬送され、再び記録ヘッド14が主走査方向(前述とは反対方向)に移動しながら、所定のバンド巾で画像が印刷される。このような動作を複数回繰り返すことによって、記録紙Pのほぼ全面に画像データに基づく画像が記録される。
図2に示すように、記録紙Pが搬送ローラ34とピンチローラ36、及び排出ローラ38と拍車40とにまたがって搬送されている際には、排出ローラ38の周速が搬送ローラ34の周速よりも大きいため、記録紙Pが排出ローラ38に引っ張られた状態となっている。これにより、リブ70上での記録紙Pの浮き、弛みが防止される。この状態では、拍車40の排出ローラ38への押圧力は低く(A4記録紙の引き抜き力が200gF)設定されている。これにより、記録紙Pの搬送が排出ローラ38の部品精度の影響を受けにくくなり、搬送精度が悪化するのが防止される。
一方、記録紙Pの後端が搬送ローラ34とピンチローラ36との間を通過した直後には、制御手段46からの信号に基づきソレノイド44に通電し、支持部材42を下降させることで、排出ローラ38への拍車40の押圧力を強くする。このとき、A4記録紙の引き抜き力は400gF〜500gFとなっており、記録紙Pが排出ローラ38と拍車40のみにより搬送されるときには、記録紙Pの搬送力が大きくなる。このため、記録紙Pの搬送力が搬送抵抗より小さくなることがなく、搬送精度が悪化するのが防止される。これにより、記録紙Pの搬送精度を良好に保つことができ、高画質の画像を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態を図5及び図6に基づいて詳細に説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図5に示すように、複数の拍車40を回転可能に軸支する支持部材42の両端部には、カム86が支持部材42に当接するように設けられている。カム86をモータ84によって回転させることで、支持部材42を昇降させ、拍車40の排出ローラ38への押圧力を変化させる。また、モータ84の回転は制御手段80によって制御される。本実施形態では、第1実施形態と同様に、記録紙Pの後端が搬送ローラ34とピンチローラ36との間を通過する前より、通過した後が拍車40の押圧力が強くなるように設定されており、押圧力の設定値も第1実施形態と同様となっている。なお、図示しないばねにより拍車40を排出ローラ38に押圧させる構成である。
また、インクジェット記録装置内で記録紙Pの紙詰まりが発生したときには、制御手段80によりモータ84を回転させ、カム86を回転させることで、拍車40の押圧力が低くなるように設定されている。
このようなインクジェット記録装置では、記録紙Pの後端が搬送ローラ34とピンチローラ36との間を通過するときには、制御手段46によりカム86を回転させ、支持部材42を下降させることで、排出ローラ38への拍車40の押圧力を強くする。つまり、記録紙Pが排出ローラ38と拍車40のみにより搬送されるときには、記録紙Pの搬送力を大きくすることができる。このため、記録紙Pの搬送力が搬送抵抗より小さくなることが防止され、搬送精度が悪化するのが防止される。これにより、記録紙Pの搬送精度を良好に保つことができ、高画質の画像を得ることができる。
また、記録紙Pの紙詰まりが発生したときには、制御手段46によりカム86を回転させ、支持部材42を上昇させることで、排出ローラ38への拍車40の押圧力が弱くなる。これにより、排出ローラ38と拍車40との間に挟まれた記録紙Pを容易に除去することができる。
なお、第1及び第2実施形態では、拍車40の排出ローラ38への押圧力を可変させる手段として、ソレノイドやカムを用いたが、これに限定されるものではない。また、拍車40の押圧力の設定値は、上記実施形態に限定されるものではなく、記録媒体の後端が排出ローラと拍車との間を通過した後の搬送精度の悪化を防止できる値であれば、適宜に設定することができる。
以上のような本実施形態のインクジェット記録装置10は、記録紙P上へ画像(文字を含む)を記録するものであったが、これに限定されるものではない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりする等、工業用的に用いられる液滴噴射装置全般に含まれる。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の記録紙搬送装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の記録紙搬送装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の記録紙搬送装置を示す部分構成図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置を示す一部破断概略斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録装置の記録紙搬送装置を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録装置の記録紙搬送装置を示す部分構成図である。 従来のインクジェット記録装置の記録紙搬送装置を示す断面図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
12 キャリッジ
14 記録ヘッド
30 記録紙搬送装置
32 プラテン
34 搬送ローラ
36 ピンチローラ
38 排出ローラ
40 拍車
42 支持部材
43 本体フレーム
44 ソレノイド
46 制御手段
50 モータ
70 リブ
80 制御手段
84 モータ
86 カム

Claims (4)

  1. インク滴を吐出する記録ヘッドの印字領域に、記録媒体を所定ピッチで搬送する記録媒体搬送機構であって、
    前記印字領域より搬送方向上流側に配置され、前記記録媒体を挟持して搬送する搬送ローラ対と、
    前記印字領域より搬送方向下流側に配置され、回転駆動される排出ローラと、
    回転自在に軸支されると共に前記排出ローラへ押圧され、前記排出ローラとの間で前記記録媒体を挟持する拍車と、
    前記記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過する前と後とで、前記拍車の押圧力を変化させる押圧力可変手段と、
    を備えることを特徴とする記録媒体搬送機構。
  2. 前記押圧力可変手段は、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後では、前記記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過する前より前記拍車の押圧力を強くすることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送機構。
  3. 前記押圧力可変手段は、前記記録媒体の紙詰まり除去時には、前記拍車の押圧力が低くなるように設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録媒体搬送機構。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の記録媒体搬送機構を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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